後味の悪い話 その98

このエントリーをはてなブックマークに追加
256本当にあった怖い名無し
続き。

ドキドキしながらページをめくった俺の目に飛び込んできたのは、唐突な「あとがき」
あれ?俺今ページ飛ばした?と思い慌てて戻るが、探偵の「よく聞きたまえ、容疑者の名は……」の後はやっぱ「あとがき」

残りのページ数からして、犯人を明かしたところで未解決のまま完かなと予想してたが、
この小説は犯人の名すら明かさずに終わるタイプだった。
そのことを理解した瞬間、生まれて初めて本に向かってこんの野郎おおと突っ込んだ。
だいぶ話に没頭し夢中で読んでただけに、最終的に放り投げられて後味悪かった。