>>424の続き
飼育小屋の鍵をあけて中に入ると、他の兎の死体の側でモゾモゾと動いている
子兎がいるのがわかった。
「あ、生き残ってるやつもいたんだ」と少しホッとしたが、どうもその兎の様子が
おかしい。
遠目には解らなかったのだが、近付くとどう見ても他の兎の死体の内臓を
食っているようにしか見えない。
俺と従弟が近付くとその子兎は振り返ったわけだが、案の定口の周りが
血で真っ赤、明らかに「今まで食っていた」としか思えない状態で、2人とも
その場に硬直してしまった。
俺達が硬直していると、その子兎は俺達の横をすり抜けそのまま外へ逃げていって
しまい、その後どうなったのかは解らない。
ちなみに、他にも数匹生き残っている兎がいたが、そいつらは巣穴の中へ避難していて
助かったとい雰囲気で、「共食い」したような感じは無かった。
とりあえずその日はこれだけ、あとは親と学校の先生を呼んで殺された兎を埋葬
したんだが、特にそれ以上代わったことは無く、親や先生は「野良猫にやられた
んだろう」ということで片付けてしまった。
その日にこの事件に関係するかしないかよく解らない夢をみたんだが、今日は
午後から講義があって時間が無いので、夜にでも書く事にします。
当時の状況を思い出しながら書いたんだが、なんか予想通りgdgdな文章になってしまったな…