学生時代の奇妙な思い出。
課題に詰まって真夜中に車でウロウロしてて迷った時のことだけど、
当時ナビなんか積んでない「たぶん奈良県」ってくらいしかわからない。
迷い込んだ先は細い生活路みたいな1本道で片側が土手みたいな盛り上がっててもう片側は民家が並んでる。
この先が行き止まりだったらどうしよう、対向車が来たらいやだなーと思いながらゆっくり走らせていた。
道の先の方でなんか人影や灯が見えてどうやら十字路で曲がれるらしいんど絵ホッとして向ったら
道に白装束(ドリフの幽霊みたいなので頭に三角はなかったと思う)の人が数名立ってて、
ライトに浮かんだ中の一人がどう見ても「木製の小さい家」を抱えてた。
素材は多分白木で一抱えくらいあるサイズの屋根が三角の、まさに家としか言えないもの。
何してるんだろう?と思ったらいきなり全員がくるりとこちらを振り向いて、
睨まれた気がしたのでなんか怖くなってスピードあげて道を曲がってどうにか家に着いたら夜明け。
真夜中に家の模型持って何してたんだろう?と今でも時々思い出す。