本当にあった体験談

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6本当にあった怖い名無し
そんななか、一人だけ「特別」な存在がいるのに気が付きました。
本当に私にうりふたつな人がいるのです。その他大勢の失敗作クローンとは、明らかに違います。
「アッ、あなた、僕にそっくり!!」
まるで鏡を見ているかのようです。
もしかして生き別れの双子??とさえ思いました。
「マジでそっくりだ!すごい!あなたクローン!?」
立ち振る舞いまで私と同一のその人は、苦笑いして言いました。
「ハハハ、違うよ。おまえがクローンなんだよ。俺が本人なんだよ」

なんと私の方が複製だというのです。

話を聞けば、本人と私は赤ちゃんのときにすりかえられ、本人は家族を知らず孤児院で育ったそうです。
かわりに私が本人の実家で育ったようなのです。
私は本人が気の毒になりまして
「おまえの両親いるんだよ。うちにいるよ。おまえ実家に行って親に会ってこいよ。おまえのへそのおもあるよ。」
とすすめてやりました。
孤児院育ちの本人は「俺の親っているのか・・・」と驚いていました。