ベランダの手すりに取り付けたBSアンテナの横に、でかい首がいつもいる。
すごく白い顔で、乱れた真っ黒な髪で、目も鼻も口もぽかんと開いた空洞のよう。
都合でゴミ出しは早朝にするんだが、今頃は午前4時なんてまだ真っ暗で
暗闇の中にぽっかり浮き出した白い生首は気持ち悪い。
気持ち悪いのも嫌だが、ゴミだして玄関に向かう俺をじーと見てる。
こっち見んな。テレビ映り悪いぞどっか行け。
825 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/06(木) 23:45:17 ID:WZgsGsMUO
頭の周りにお札やら、線香やら水晶などを置いて、
反応をみたいな。
見えないからライブしてほしい(笑)
>>824 どこで笑うのか。ひたすら気持ち悪いので、
電波妨害を根拠に立ち退きを要求するのはいかがか。
それにしても早起きな霊ですね。健康そうだ。
827 :
1:2008/11/07(金) 00:17:23 ID:SaRS37QRO
状況したてでお金がないから、友達の紹介で安アパートを借りた。
部屋は、幾つか並んでいる内の一番奥の部屋を貸してくれた。
友達も余り詳しくは知らないけど、出るらしい。
越してきて暫くは怪現象にお目にかかることもなく平穏無事に過ごした。
唯一、夜決まった時間に小さく「うっ」て呻く声がだんだん近付いてきて大きくなってくる以外は。
ある日、部屋の模様替えをした。と言っても貧乏だし家具も無いから布団の位置を変えた位だけど。
つづく
828 :
2:2008/11/07(金) 00:30:50 ID:SaRS37QRO
そして、呻き声が聞こえる例の時間になった。
やはり聞こえる…ぅっ…ぅっ…ぅっ…うっ…うっ!
その瞬間、いきなり壁をすり抜けてきたマラソンランナーが私の腹を踏みつけた。「うっ!」
謎は解けた。つまり、あの呻き声は手前から奥の私の部屋までの住人の声なのだ。
踏みつけられた瞬間に出る空気なのだ。
友達に起こった出来事を話す。
「きっとここがマラソンコースで、ゴールが出来ずにさまよってるんだろうね」
次の夜、ランナーが最後に通る私の部屋に紙テープを貼った。
来る!ぅっ…ぅっ…うっ…うっ…キタ−(・∀・)−−!
ランナーが壁から現れ、腰でテープを…切る。
「ごおぉぉーーーる!」
誰だかは判らない声が部屋に響き渡り、歓声の中満足げにランナーは消えた。
残された私たちは理由の判らない涙を流した。
やがてそのアパートから、また別のところに越した。あれからランナーを目撃した人はいないという。
これがモリマンの怪談話@ね。
いいな。後味スッキリだ
その話って筑波大発祥とか聞いたが本当なんだろうか
>>831 不摂生による青白い顔色と乱れた頭髪か!