原爆にまつわる怖い話27

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275本当にあった怖い名無し
新潟は、
県庁職員が東京で耳にした
「空襲の無かった都市は新型爆弾に狙われている」
とする噂話を確信した新潟県知事の判断で
8月10日に知事・市長・警防団長・軍当局者等による会議を招集。
夜半に内務省の反対を押し切って新潟市民の疎開を決定。
8月11日朝ラジオ放送等で郊外2里以上の退避を勧告。
12日には9割の市民は疎開した。
(新潟開港百年史より)
既に原爆目標リストから外れていたとはいえ、
察知力と決断力、行動力が凄いです。

長崎は、
広島の新型爆弾の惨状を聞いた永野知事が
警察の部課長や署長を官舎に集め、
同じ爆弾が長崎に落とされる恐れもあるとして、
あすにも会議を開いて対策を検討しようと指示した。
運命の日。避難命令が一番いいと考えた永野知事は会議を招集。
しかし、空襲警報が出て警察幹部は長崎市立山の県防空本部(大型防空壕)を動けない。
ならばと知事が同本部へ駆けつけ、会議を始めた途端、壕内の電気が消え真っ暗になった。
(長崎原爆戦災誌より)

運命とは残酷なものです。