【戦国・前世】ﾐﾉﾑｼ・415・お市総合ﾊﾟｰﾄ3

ﾐﾉﾑｼの語った戦国の話を市に聞いてみると、二割合ってるが八割デマだと教えてくれた。
お市さんは曖昧な回答で逃げたりせずﾐﾉﾑｼについてこう教えてくれたよ。
ここまでわかってるから、お市さんはﾐﾉﾑｼに怒りも敵意も持たなかったんだそうだ。
キツイ物言いしたのはﾐﾉﾑｼ「の先にいるもの」に向けたつもりだそう。

そのいち

・建勲さん曰く「ﾐﾉﾑｼはこのまま自己愛から抜けられなければ自滅する運命を辿る」
・市としては「二割合ってる事実」が気がかりで現状の霊がかり状態が心配
・戦国に関係ある前世自体は殆ど確実という意味で「ﾐﾉﾑｼは本物だが霊がかり状態」
・濃姫は断じて濃姫ではなく、ﾐﾉﾑｼ＝ｽｽﾞﾑｼでもﾐﾉﾑｼ≠ｽｽﾞﾑｼでも「濃姫は偽・ﾐﾉﾑｼは本物の戦国縁者」
・霊がかり状態なのは紛れ無い事実、自身が認められなければ解消できない

そのに

・世界中のどこにも霊（魂）を食える能力者など一人もいない
・巷に言う霊能力・超能力は誰にでも本来は潜在的に備わっている能力
・寿命の取引・霊を食らう能力が人間の潜在能力に備わっていると思ったら大間違い（マンガの見すぎ）
・市曰く「今の自分は単に片割れの魂である建勲の神霊言語変換機的能力があるだけ」

・「食ってるようで実際は食われてる」という事実にﾐﾉﾑｼ自身が気付けばいいが多分無理
・なぜなら霊がかりには「自分は絶対に正しい」という観点を曲げない特徴があるから（表面だけ曲げる事は多い）
・ﾐﾉﾑｼが基本的に自分の言動を振り返ったり自覚できないのはそのせい

そのさん

・「食われてる＝憑依」それだけ霊を寄せ集めれば100人中99人の人を騙すことも簡単
・「寄せ集めの霊達の記憶の断片を繋ぎ合せる」これがﾐﾉﾑｼの詳細な歴史話のカラクリ
・「詳細な記憶」でも415の夢は憑依によるものではなく、415の夢話とﾐﾉﾑｼの話では天地雲泥の差
・だがﾐﾉﾑｼ自身にはこの自覚が全く無く「自分は本当の事しか言っていない」という意識＝「自分は絶対に正しい」

・ﾐﾉﾑｼ自身に悪気は全く無く根は非常に素直な性質＝だから餌食にされた
・ﾐﾉﾑｼが嘘をついているのではなく「ﾐﾉﾑｼを食った多数の霊がﾐﾉﾑｼを利用して悪戯している」
・このままﾐﾉﾑｼが「自分が絶対に正しい」を捨てられなければﾐﾉﾑｼは結果的に食われた霊達の道連れとなる
・おなじ「本当の事しか言っていない」でも「自分が正しい」を捨てているかいないかで全く違うものになる

・自分は世界の一部・世界は自分の元・これを履き違えて「自分が正しい」と思っては間違える
・「自分が正しい」から抜けて世界を見れば世界の真実が見えてくる
・殆ど霊能力が無い市にはこれ以上のﾐﾉﾑｼ霊がかり解決方法の提示は不能
・ﾐﾉﾑｼは本気で自分の行動が全部正しいと思っているので不用意に叩いてはいけない

お市さんは静かな感じで全然怒ってなかったよ。心配してそうだった。
意地はらないで歩み寄るのも大事なんじゃないかな？＞ﾐﾉﾑｼ