>>902 宮家の血を引くとか、わかんどおりとか、女子に貴種性をもたせるのは、
当然ヒラ貴族より皇統の血を引く方が尊いからだよ。
でも、尊いからといって、皇統を「継げる」わけではない。
あなたのいう源氏物語。
右大臣家の大姫・弘徽殿女御は、誰よりも早く入内し、一宮(東宮・後の朱雀帝)を
あげたにも関わらず、十数年もあとに入内した先帝の女宮(藤壺)が立后した。
どっちが尊いかっていったら、そりゃ皇統に近いほうが尊い。(威勢とは別)
でも、光源氏は桐壺帝と桐壺更衣の子で、親王宣下をせずに源氏に降りた。
生涯の好敵手・頭中将は、桐壺帝の妹(先々帝と后・たぶん同腹)である大宮と
左大臣の長男。源氏より年上。同じ臣下ではあるが、年下の源氏より官位も
おおむね低い。そんでもって、頭中に皇位継承権があるなんてキチガイは
誰もいない。
源氏物語、狭衣物語。実は臣籍降下した1代源氏の息子が、皇位を継いだ(冷泉・狭衣)と
いう物語はあるが、藤氏はじめ男系が臣下の子が皇統にという物語は今の世に
残らない。ありえないこと、あってはいけないことだからだよ。