埼玉県幽霊地帯情報9

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870本当にあった怖い名無し
昭和29年2月5日午前8時頃、埼玉県比企郡小川町で登校仲間の少年がいつもどおりに
雑貨商・須田常司さん(当時34歳)宅の長女を誘いに寄った。ところが、何度名前を呼んでも
長女は玄関から出てこない。不審に思った少年が家に上がると部屋で長女らが惨殺され倒れているのを発見した。
通報で警察が駆けつけ現場検証が始まった。この殺人事件で亡くなったのは主の常司さん、妻のふじさん(当時30歳)、
常司さんの祖父・元さん(当時79歳)、母・とくさん(当時58歳)、長女(当時10歳)、次女(当時7歳)、
長男(当時2歳)、次男(0歳)の8人。死因は斧で頭部を割られたり、つるはしで腹部を打ちつかれたりして殺されていた。
剖検の結果、殺害は5日の午前2時であることが推定された。
現場は、タンスや押入が荒らされてないことから恨み目的の犯行と断定。警察は近所の聞き込み捜査を開始した。
近所の聞き込みで事件後、常司さんの実弟が姿を消していた事が分かった。弟(当時28歳)は日頃から言動がおかしく
近所の人をいきなり理由もなく怒ったり包丁を持って追いかけまわしたりしていた。
県警は近隣の警察署にも応援を要請し弟の行方を追ったところ、9日の午前5時30分頃、四津山神社裏の山で首を吊った
状態で発見された。このため、県警は容疑者死去の状態で捜査を終えた。
今では現場となった白鳥神社近くの住居は取壊し更地にされ野原状態になっている。