1 :
本当にあった怖い名無し:
2なのか…
3 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/16(日) 22:47:28 ID:cQ0XyIttO
邪気眼なくなった
4にたい
5スロリ
1乙
6 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/17(月) 04:28:31 ID:dxtAA5BHO
1乙
mixiに師匠シリーズコミュなんてあるんだな
なんだか後編がないやつなかったっけか
8 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/17(月) 12:58:15 ID:kG0RxpXIO
田舎・後編は失われてなんかいないだろ
ウニがまだ考えてないだけ
そのほうがかっこいいでしょ^^
>>1乙
漸く更新された中編だけど長文だったなぁ
後編も長そう(´Д`)
音響の話は何かウニが女慣れしすれてて感じ悪かった。
俺モテると勘違いしたブ男がいきがるパターン。
11 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/18(火) 00:02:38 ID:bPxg46pS0
>>10 いやいや、それまで関わってきた女性がオカルト的にとんでもない人ばかりだったから、オカルト女には耐性付いたんだろ
13 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/18(火) 03:08:19 ID:N7YHGSQOO
ウニの独りで冒険編なんだよ
メンヘルSNSてとこにも、うにって人いるんだけど…まさかなあ、別人だよなあ。
あっちのうには日本語も怪しそうだしなあ
15 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/18(火) 06:09:08 ID:k0437aBu0
j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; 師匠シリーズは実話
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;>. そんなふうに考えていた時期が
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f 俺にもありました
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `!
よくみるけどこの人だれ?
やっぱ田舎って高知舞台にしてんのか
高知住んでるけど犬の幽霊も見たこと無いし犬に纏わる怪談も聞いた事無いけどな
高知と言ったら狗神だけど、関係あるのかな
高知と言ったらよさこい祭り!、
師匠?
師匠シリーズって
ある日突然師匠がいなくなって、悲しんで必死に勉強して
20年後位に、実は師匠は自分でした。みたいな最終回だっけ?
あたらしすぎる
師匠シリーズの最終回
師匠が失踪、ウニは失笑。
25 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 17:50:15 ID:R0R24wb70
旧ウニっていつ断筆宣言したの?
26 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 17:56:06 ID:nZraQziS0
旧うにってなんだ?
断筆宣言なんてしてねーぞ。
27 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 18:16:24 ID:R0R24wb70
前スレで盛り上がってたよ。
まあ、新でも旧でもいいから、はやく田舎後編だしてくれって感じだが
28 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 18:16:48 ID:UhVHollXO
実話じゃねーの?!
30 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 18:19:40 ID:R0R24wb70
それはないっしょ
31 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 18:20:50 ID:R0R24wb70
後編は小説の死国と狗神を必死に読んで考えてるんだろうな。
もし、うにがこれ見てたらアドバイス。
高知のさめうらダムの辺りを舞台にしたらいいよ。
あの辺りはダム工事で地図から消えた村や山があるし、
実はかなり田舎なんで近親で作られたであろう村もまだある。
過去の人柱を奉る場所もある。
山に囲まれているから妙な体験をしてる人も多いし、田舎だからか信仰があつい。
でもその神様は同じじゃなく、地区や一族で違う。
正直、ヘドが出そうな土地。
33 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 18:42:22 ID:R0R24wb70
>>32 お〜!雰囲気あるね〜
金田一耕介に活躍して欲しい土地柄だね
もしかして地元民?
>>33 いんや。家族が昔住んでて聞いた。
ネタとしちゃアリかもしれんが、部落民を迫害してたとかリアルに聞くと最悪。
高知の山奥の原住民は人間じゃねーよ。
35 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 19:54:23 ID:7V9y1QA/0
いや、公共性のない昔の村社会なんてどこもそんなもんだよ
37 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/21(金) 23:38:05 ID:GTcqP9XGO
気付いてしまったのだがさようならの次から 一人称が僕から俺に変わっているんだ。
これが key pointだと 思うよ
38 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/22(土) 00:03:51 ID:QBhBGTVz0
>>36 ありがとデス!
いま、サイトに行って見てきたよ。
じゃあ、間違いなく別人か・・・・・
まぁ、別人が書いた創作でも、「師匠」面白いからいいけど
しかし、由加山皆殺しの家の話、読みたかったなぁ
『さようなら』以前の『猫イイ!』『次は多分』『影』も一人称は「俺」だね。
まあそのへんはまだシリーズ化されてない頃の話だから適当に書いてたのかもしれんが
基本的に一人称で書かれてる、という事自体が叙述トリックになってて、
一人称の「俺/僕」が話によってウニだったり師匠だったりしてたら面白いかもとは思う。
「ウニと師匠の話」と「師匠と"師匠の師匠"の話」が入り混じって師匠シリーズになってるみたいな。
40 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/22(土) 07:30:35 ID:QBhBGTVz0
>>32 そういえば、コトリバコの舞台も高知だったよね。
42 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/22(土) 07:38:42 ID:QBhBGTVz0
>>37 俺、僕の書き方で別人が書いたと思ってんのか?
始めから読み直したほうがいいよ!
>>39 新たな仮説ktkr
さすがにそれは整合性がないけど、そんなんも面白いなぁ
>>42島根だな
師匠シリーズで腐女子思考な人ってどこに生息してるの?
八百板
47 :
竜針:2007/09/23(日) 01:10:20 ID:m+u3ddU7O
>>43 「俺」は ウニ自身
「僕」は 主人公自身
を指してるんだろ。
そこを指摘してやれば良かったのに。
48 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/23(日) 09:01:43 ID:FZRyimoy0
田舎編での本当の黒幕は寝たきりに近いおじいちゃん
おじいちゃん=狗神使い
46ですが、八百板どこにあるかわからなかった…orz
死ねよ腐女子
>>50 18禁板だが
腐女子な話題するなよここで
どうやったら師匠シリーズでそっちの思考…無理あるだろ…と思ったから聞いてみました。
因みに自分女ですが彼女達の思考は理解できないタイプの人間で、そっち側ではありません。
不快に思う人が沢山らっしゃるようで、申し訳ありませんでした。今後気をつけます。
間違いました。
→不快に思う人が沢山いるのに申し訳ありませんでした。
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い 女 ホ ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ、,:::::::::::::::::::::::::
ま 子 モ 〉∧i i゙i .|l, 、ヽ斗l' ヽ::::::::::::::
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ん ん 嫌 >! (℃}`ヽ ヽ!"´´ ヽ l,:::::::::::
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57 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/23(日) 20:42:30 ID:fLA1NnKfO
京介を亀甲縛り
話題がないのは中身がないから・・・・
59 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/25(火) 12:32:21 ID:VRXE71xbO
よく分からんが京介ってスバヲタなのか?
60 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 16:58:37 ID:nZ0PVYBk0
あげage
61 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 17:11:50 ID:aD5/FpMJO
>>54 わざわざヤオ板まで行って理解できないことを理解しようとすること無いだろ
さっさと巣に帰れ腐女子
62 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/26(水) 17:54:17 ID:878FgBJp0
366 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2007/09/24(月) 03:01:29 ID:J/ysRQgCO
何かここ平和…
本スレ疲れちゃった…
ぐったり。
367 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2007/09/24(月) 08:45:52 ID:6VtYqMF70
本スレ…ってかオカ板のはアンチもすんでるからね、今や罵りあいになっとるし
「鋏」にて、初めてウニ単独行動して、ひしひしと師匠の存在の大きさを感じるところが好き。
"だけど、怖いものなんてなかった"とかありがちだけど禿萌える!
師匠もウニのこと大好きだろうに、ほぼ口に出さないのが良いよなぁ
でもヤヴァイときは助けたり、一緒に居たいときは連れまわすとかもうヤバスww
信者共は寝てるのか?リアルタイムで投下されてるのに、この静けさは何?
あ、またも洒落コワで投下されてふて寝?これでもう諦めがついたろ。
>>63 正直、このアンチとの罵りあいと、ついには801板の話題まで引っ張り出すこの状態で
ほとんどの住人は逃げたと思う
残ったのは罵りあいがしたい人と、荒らしとアンチのみなイマゲ
だから、こんなスレは立てるべきじゃない、とずっと言い続けてきたのに。
面白けりゃ何でもいいじゃん。
リアルタイムで読もうがまとめて読もうが一緒。どこで読んでも同じ。
それにこの前の投下は夏休みだったから夏厨が湧いたんだよ。
まあ湧いた厨も二学期始まってごっそり居なくなったわけだが。
>>66 そうか、あれが夏厨というのか…
リアルタイムで読んできたよ。周りの声がうるさかったけどw、面白かった!
まとめにあがったらまた読もう。
ウニって長文で洒落怖荒らしてる様にしか見えない
ウニさんへ。
今回は意外と早く来ましたね。
釣りと思ってますが、何か理由があるかも知れないのでお尋ねします。
何で田舎後編を書かないんですか?
このスレ見てるんでしょ?お返事まってます。
70 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/27(木) 01:13:10 ID:aMCvtWCwO
誰か新作要約してくれない?
さすがに読む気せんわ
持ち回りだもんな
最近作家じみてきたな
投稿ミス相まって解り辛かったけど
久しぶりに怖い系だったと思う…よ?
洒落怖にあがったら読むか…
>>62 何でもありだなあいつら
後編はきてないのか。
>>63の一行目と二行目に繋がりを見いだせなくて困る。
信者なのに洒落怖に投下されてフテ寝って何よ? 信者ならバカ丸出しで喜んでんじゃないのか?
最近のウニは冗長すぎる。
ギャグとしての質も下がっていると言わざるを得ない。
前置きが長すぎて、キモに到達するまでにウンザリしてしまうのだ。
長くても「夢の中の鍵を求めて」程度にまとめてほしいものである。
あの話は神すぐる。
77 :
名無しさん@株主 ★:2007/09/28(金) 17:37:55
愛 ID:eA82zbOLO
昔の設定に捕らわれて、回りくどい文になってきたかな
踏み外してボロ出さないように、予防線と繰り返し説明が目立つようになった
そう言えば、本スレで突然、過去の話の間違いがどうのこうのってレスあったな。
あれは自分があくまで正真正銘のウニですよ、と言いたいんだろうか?
どうあがいても、あんな超長文書いてるウニと初期のウニが同一人物なんて誰も思わないから。
二人で足りるかな
昔はもこ並みにいたと思うよ
いや、名前がどうのこうのって言ったのは後で書いた話のオチのためだろ・・
82 :
竜針:2007/09/29(土) 00:53:41 ID:cPgCQFFMO
自分的には そこらへんの角川ホラーよりは 数倍 ウニの方が面白いんだが。
83 :
本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土) 14:13:14 ID:TVXECQK9O
新作読んだ!
良かった!
163 :本当にあった怖い名無し :2007/08/27(月) 20:57:14 ID:E5BnVn3mO
岡山で 泥酔してた師匠を 埋めといたお。 樹海にあった紐で縛ったから 多分大丈夫だお。
GJ!
ヤオイスレを見てきた。
胸糞が悪くなった。
2度と行かない。
未だにやおいスレが分からんから見てない。
ってか見たくないから見つけらん自分に感謝!
>>87 そもそもマトモな人(オカルト好き)が覗くとこじゃないだろ
>>89 ヤオイには興味ないっすよ。
どんな事やってるかと思って。
こっちで叩かれ気味なイラスト発表とか妄想設定を生温かくマターリと語り合ってましたよ。
悪い事じゃないし、好きにすればいいさと頭で理解してても、不思議な事に生理的にすごい嫌悪感が。(ガチホモセックスとかやってるわけじゃないのに)
反吐が出そうってのをリアル体験してしまった。
なんだここは、もう801叩きぐらいしかネタがないのか
>>94 18禁板のを全年齢板にはるんじゃねぇよボケ
強烈な腐マンコ臭が(^。^;)
ターゲットは腐女子層化。
本スレでの扱いに納得したw
「中身を飲み干した空き缶を素手でベッコリ潰す」
このように日常にありふれた1シーンを、ウニさんみたいにくどく意味ありげにオカルトチックに記述したらどうなるか非常に興味があります。
できればこれで怪談を一篇書いてもらえたらと思います。
ウニのは怪談じゃないから
100 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/02(火) 23:49:20 ID:eTlFjrDU0
「雨音」なんか切ない感じは分かるけど、正直ツマランかった。
「追跡」現実離れし過ぎ・・ でも最後の方怖かったから良かったw
「貯水池」所々あれ?って思ってたけど(一回生の秋に僕とか)普通に騙された。最近の話の中で一番面白かった。
なんとなく感想
>>98 缶の中身はいつのまにかなくなっていた
中身がなくなった途端にただのゴミとしか思えなくなったこの物体に対し、俺は少なからず寂しい気持ちを覚えた。
ベコッ
不快な音を起てながら、綺麗だった円柱は俺の手の中で見るも無惨な姿に変わっていく。
そんな無駄なことを考えながら俺は、今も何処でオカルトに顔を突っ込んでいるであろう師匠のことを思い出し、心の中で笑った。
102 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/03(水) 14:12:28 ID:jaJDHrI1O
まとめにUPされてる新作とかは、本物のウニさんがトリ付きで投下したものなんですか??
最近は埴谷雄高の死霊みたいな思想小説をなぞってるってカンジ。
(´-`).。oO(でも妄言・虚言の類だよなあ)
>>101 やられた…先を越された。
とりあえず即興で書いてみたら贋作っぽくなった。何とでも言え!
師匠の家に遊びに行ったときの話だ。
来るなり「喉が渇いた。コーラでも買ってこい」と師匠が言うので、
俺はしぶしぶ外まで買いに出る。コーラを飲み干した師匠が言った。
「霊は器に入りたがっている」
「ハァ?」
口の中でシュワシュワと泡がはじける。
師匠は空き缶を指さし「これも器の一つだからね」と、そっけなく語った。
「探しているんだ。自分の入り込める隙間を」
霊は自分の居場所が分かってない奴が多いんだ。
師匠は意味ありげに笑って、空き缶を潰す。ベコッ、という間の抜けた音がした。
「潰す意味が分かるか?」
「いいえ。師匠の考えることなんて、全部俺の想定外ですから」
俺は首を振る。
すると、師匠が不満そうに首を傾げた。
「僕の言ったことが理解できないのか」とでも言いたげな表情だ。
先程の不気味な笑みを思い出す。師匠が何を言いたかったのか、分かった。
「入り込めないようにするためですね」
「その通り。あと、地球にも貢献しようか」
師匠は中身のない"器"を放り投げる。
潰された"器"は、くるくると回転しながらゴミ箱に落ちた。
これでお終い。
師匠がまた、不気味に笑う。
この人の考えていることはやっぱり分からない。
俺は師匠に返すように、力なく笑ってみせた。
どっちもうめええ
まあ、このように、師匠シリーズは誰でも書けちゃいます。
107 :
evil:2007/10/04(木) 00:02:13 ID:Bccfs2VrO
>>105 フツーに 笑えた
ぶっちゃけ新作のに京介が一回もでてこなかったのが 悲しかったし、まさか 師匠が稲川ホラー?を 車んなかで聞いてるとは想像できなかった。
>>101を読んで
「上手いけど怖い話じゃないよな〜、これで師匠出てきたら怖い話になるんだよな〜」
って思ってたら
>>105ですよ。
「そうそう、コレコレ!」って思いましたね。
お二人ともGJです!
師匠シリーズのテンプレートが欲しいな。
110 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 13:10:18 ID:4Nblj3nnO
新作何処にあるの?
洒落怖の荒れ方が酷すぎる
「師匠がなんでも怖い話にするスレ」ができそうな予感w
こんなスレあったのかあああぁ
師匠は俺の嫁
113 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 14:19:15 ID:RBvSwLeTO
勝手に貰えやケツの穴野郎
先日初めて、何が師匠シリーズだって感じで読んだんだけどすっかりファンに。
これ実話だろ?なあ、そうだと言ってくれよ!
京介さんと師匠と馴れ合いたいよ
実話だよ。
116 :
sage:2007/10/05(金) 05:57:29 ID:OVig7k1v0
細かいことを言うと、田舎(前編)に出てくる南風は電車ではない。
高知の鉄道はディーゼルなので、地元民はいまだに「汽車」と呼ぶ。
高知で「電車」といったら「とでん」と呼ばれる路面電車しかない。
>>32見たいな言われ方は心外だ。
ダムで消えた集落はあるけど近親でできた村なんかないよ。
部落差別はあったみたいだけど。
でも、これ、細かいところまで結構良くできてるよ。
物部に行くルート(川沿いの国道)とか
いざなぎ流のこととか「むささび、もま事件」とか
方言も結構ちゃんとしてる。
118 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 06:53:41 ID:qPHqGpffO
高知民だが、ずっと電車って呼んでるぞ
高知民ですが汽車といいます
田舎編読んでから駅あたりとかwkwkしてしまうww
>>117 そりゃあ一応地元だからなあ。
しかも自分の血統の秘密が明らかになるとかいう渾身のパートだぜ?
それなりに実在のものと絡めて隙のないつくりにしてるだろうさ。
>>119 俺も駅のとこでwkwkしたww
ウニは「田舎」で高知民のファンゲットしたな
>>116 >>118 住んでる場所にもよるだろ。
20数年岡山住んでたけど、津山行くまでディーゼル車のこと汽車って呼び方しなかったし。
>>107 俺は師匠の師匠が出てくる話に素直に感動した。
トイレのふたを〜のくだりとかダイエットの話とかでほのめかしてたのに後で気づいた。
つーか誰も新作の話してねぇ
123 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 22:07:23 ID:wTBTxWgG0
暇だから時系列順にまとめてたら、一回生の秋が多すぎて笑ったw
124 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 22:08:08 ID:8Yp5ZeINO
新作何処で見れるの?
一回生 血 魚
春 師事 鍵 黒い手 歩くさん 降霊実験 10円
夏 そうめん 水の音 麻雀 雨 坂 自動ドア
秋 壺 魚男 首をもがれたバッタ 将棋 四隅 どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか 田舎 貯水池 血(後日談)−ドッペルゲンガー
冬 顔 鏡 追跡
二回生 図書館
春 人は死ぬとどうなる? 写真 怖い話 声
夏 奇形 月の湧く沢 夢の鍵を求めて 葬祭 病院 海 家鳴り 跳ぶ
秋 葬式 雨音
冬 友達
三回生
夏 鋏
秋 失踪
不明 超能力 コジョウイケトンネル 東山ホテル(夏)
京介さんが登場する話で毎回思うのはkneg?
126 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 22:57:12 ID:I//egwIYO
貯水池は冬
>>125 コジョウイケトンネルは、師匠の一人称がまだ「俺」だから
そうめん事件前。よって一回生の春か夏の話
>>125 雨上がりが二回生の夏前。
この頃には京子さんが失踪してる。
京子さんの話はがぜん一回生の頃に集中する。
一回生を二回やってるんじゃないかと思うほどに。
確か二回留年したとの記述があった。
三回生で師匠が失踪する迄の5年の間に起こった出来事。
129 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/08(月) 07:18:57 ID:rwgBGZIH0
まとめにコメントしてる本出たら買うとか文章力桁外れとか書いちゃってる子
たちはろくすっぽ本も読まずに育ってきてるんだろうな〜、と思う
追跡読んで思ったんだけど、これなんて幻魔大戦?
超能力者なんて存在そのものがオカルトな人物用意すればオカルトな話作り放題ジャン。
オカルトな話であっても怖い話じゃない。
よそでやれようっとおしい。
とりあえず師匠と京介を埼玉に連れて来い
いや、神奈川に連れて来て
いや、ウニはとびちって死んでくれ
最近 黒魔術な記述が uniないので 他へ行くよ。
ウニの野郎パクってやがったのか
モノ書きとして恥ずかしくねーのか
めたくた そのまんまかも知れん。uniファン今日で引退しようかな
138 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 06:30:16 ID:jlQHJXkV0
え?
>>135のブログの書き手がウニをパクったって意味じゃないの?
139 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 07:27:46 ID:dgL974yEO
ヒント:日付
140 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 07:56:35 ID:dmc4RAki0
雨上がりについて内容をわかりやすく解説してちょ
ウニはチョンコロなんでしょw
まあ、以前からパクリだと言われてたから、今更どうって事無いな。
他にもパクり元が明かされた話しあったな。「バンデッドQ]とか
大体、あれだけ凝った話なんて、それこそプロじゃないと書けないだろうな。
これからどうするんだろうねえ。
掲示板にシロウトが話を投下してるだけなんだからどうするもこうするもないだろう
146 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 21:51:34 ID:4zC3EwlU0
「郵便将棋」のネタは戦時中の話の中にあるとかないとか。
それはともかく「人間は生きる価値のないウンコだ!」が基本の師匠が、何をトチ狂っていい人ぶってんのかって方が笑えた。
ウンコワロタ
最初は面白いと思って読んでたんだが、最近いくつか矛盾点発見して、複数人が書いてる?ってオモタ。
・“歩くさん”ってかなり初期でこの呼称が確定してるのに、「田舎」ではCoCoさんと呼んでいる
・歩くさんは初登場時“芳野 歩く”と名乗ったはずなのに、「失踪」では“茅野 歩く”と名乗っている
みんなとっくに気づいてたらすんません。
>>148 452 名前:お詫びと訂正 ◆oJUBn2VTGE [ウニ] 投稿日:2007/09/26(水) 20:07:33 ID:gAYKdkL30
お詫びと訂正。
これからお話を投下しようとする直前になって、2年ぶりくらいに『降霊実験』を
読み返してみたところ、思わず自分の目を疑いました。
「芳」という字と「茅」という字を書き間違えているのです。
もうほんと、死にたい。
古いノートを出してきても、すべて「茅」になっているのに・・・なぜこのとき間違
って「芳」としたのかはわかりませんが、今さらもうどうしようもありません。
とびちって死にたい。
とても重要で致命的な間違いですので、このことを踏まえた上で読んでくださいと
しか言いようがありません。すみません。
では、
150 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 01:27:27 ID:TcQfO92iO
お前らは師匠シリーズが好きなのか嫌いなのかはっきりしろよwww
ツンデレか?
俺はまだ大好きだよ
矛盾だとか厨臭いだとかパクリ疑惑とか大して気にならない
これからも続編を楽しみに待ってる
151 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 03:35:06 ID:tQIKs5KeO
矛盾しても厨臭くてもパクってもいいから二度と洒落怖に書くなって話し
とびちって死んでくれたら尚嬉しい
152 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 03:55:25 ID:fZZtCnvwO
雨上がりってどこにあるんだ?
洒落怖まとめにあったっけ?
154 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 07:55:42 ID:WeJBg4aV0
これは酷い。
157 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 14:23:56 ID:FJGBQI+f0
矛盾とか厨臭いとかパクリ疑惑とかひっくるめてギャグ。
怖い話じゃないものを洒落コワに書くなってだけで、鋤とか嫌いとか関係ねぇ。
158 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 15:11:19 ID:uc4A3KWvO
怖いかどうかなんてお前が決める事じゃねーんだよ
別に俺が決めずとも怖くないのは事実だ。
っと、怖いと思う奴もいるかもしれんが。
いま壮絶な矛盾を目にした。
161 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 19:16:17 ID:b/LrWSWT0
この程度で矛盾ww
>>160が師匠シリーズ読んでどんな解釈してんのかスゲー興味あるw
実はアンチが増えれば増えるほど漲ってくるドMなウニ
師匠が変なことを言うので、おもわず聞き返した。
「だから空き缶だって」
大学1回生の秋ごろだったと思う。
当時の俺はサークルの先輩でもあるオカルト道の師匠に、オカルトのイロハを教わっていた。
ベタな話もあれば、中には師匠以外からはあまり聞いたことがないようなものも含まれている。
その時も、アキカンという単語の意味が一瞬分からず二度聞きをしてしまったのだった。
「空き缶。あ・き・か・ん。空の缶。エンプティ・・・・・・なんだ、カン?
とにかく見たことないかな。夜中見てると、けっこういるよ」
師匠が言うには、空き缶を夜見ると人間の霊が入っていく姿を見ることが出来るという。
どうして幽霊は空き缶に入るのか。
そんな疑問のまえに幽霊が空き缶に入るという前提が俺の中にはない。
脳内の怪談話データベースを検索しても幽霊と空き缶に関する話はなかったように思う。
師匠は、えー普通じゃん。と言って真顔でいる。
曰くのある場所だからではなく、空き缶という記号的な部分に霊が集まるのだと言う。
近所に空き缶はなかったかと思い返したが、子供のころ近所にあった空き缶がまっさきに頭に浮かんだ。
夕方学校の帰りにそばを通った、駄菓子屋の店先にある展示用の空き缶。
日が暮れるころにはその威容も不気味なシルエットになって、俺を見上げていた。
確かに空き缶には妙な怖さがある。
中身の保護が存在理由、ではその中身を失ったら?
骸、形骸、只の虚ろな入れ物。魂を失った人間、即ち死体に通じる何かがある。
しかし霊をそこで見たことはない、と思う。
師匠の話を聞いてしまうとやたら気になってしまい、俺は空き缶を求めて自転車を飛ばした。
いざどこにあるか、となると自信がなかったが、なんのことはない。
缶ジュースを買って中身を飲み干してしまえばいいのだった。
住宅街を抜けて、川のそばにそびえ立つコンビニを見つけると近くに自転車を止め、そのドアを開いた。
記号的な部分が重要であるなら、空き缶そのものに意味があり、銘柄にはこだわらなくていいのだろう。
というか、ペプシしかなかった。
近所のパチンコ屋や本屋で時間をつぶして、霊が多くいそうな墓地へ行った。
暗くなると、俄然雰囲気が違う。
人通りもない郊外の墓地は、見るとその大きさが増したような気さえする。
重いはずの缶は今は軽い。それも夜の暗灰色の雲の中に、プルタブ形の穴が開いたような、吸い込まれそうな軽さだった。
風が出てきたようで、立ち入り禁止の金網がカサカサと音を立て、
香典のない卒塔婆からはその隙間を吹き抜ける空気が奇妙なうなりをあげていた。
周囲に明かりがなく、目を凝らしてみても空き缶にはなにも見えない。
オカルトは根気だ。
簡単には諦めない俺は、夜中3時まで座り込んで粘った。
出る、という噂も逸話もない場所で、そもそも幽霊なんか見られるんだろうかという疑念もあった。
缶の縁に影が座っているようなイメージを投影し続けたが、なにか見えた気がして目を擦るとやっぱりそこにはなにもないのだった。
結局、見えないものを見ようとした緊張感から来る疲れで、夜明けも待たずに退散した。
翌日、さっそく報告すると師匠は妙に嬉しそうな顔をする。
「え? 試してみた?」
なぜか自分も付き合うと言いだした。
「だから、何も出ませんでしたよ」
と言うと、だからじゃないかと変なことを呟いた。
よくわからないまま、昼ひなかに二人してあの墓地で、あの空き缶を眺めた。
昼間に見ると、あの夜の不気味さは薄れてただの封切られた缶という風体だった。
すると師匠が顎をさすりながら、ここは有名な心霊スッポトだったんだ、と言った。
頭からガソリンをかぶって焼身自殺をした人がいたらしい。
夜中この墓場の前を通ると、熱い熱いとすすり泣く声が聞こえるという噂があったそうだ。
「あのあたりに黒い染みがあった」
金網越しに師匠が指差すその先には、今は染みらしきものは見えない。
なにか感じますか。と師匠に問うも、首を横に振る。
「僕も見たことがあったんだ」
自殺者の霊をここで。
そう言う師匠は焦点の遠い目をしている。
「今はいない」
独り言のように呟く。
「そうか。どうして空き缶に入るのか、わかった気がする」
師匠は缶を手に取り、無いはずの中身を飲み干すとベコリと握り潰した。
俺にはわからなかった。聞いても「秘密」とはぐらかされた。
師匠が勝手に立て、勝手に答えに辿りついた命題は、それきり話題にのぼることはなかった。
けれど今では空き缶を見るたび思う。
この世から消滅したがっている霊が、現世を離れるために『空き缶』という円柱というシンボリックな閉鎖空間に入るのではないだろうか。
中身の入った缶やペットボトルではだめなのだろう。
その中が、人の世界に晒される限りは。
ウニーーーーーーー
トリップちがうがなw
でも面白いwwww
>>151 アンチって必死だなあ。アンチツーか、自治厨か。スレタイ通りの話が洒落コワのどこにあるのか教えてくれよ
「空き缶を握りつぶす」ってお題をここまで作りこむとは・・・
3代目名乗っても良いんじゃないの?
クソワロタwwwwwwww
172 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/10(水) 23:53:49 ID:tQIKs5KeO
>>169 アイカゴがめたくた怖い
ウニ〈〈〈〈〈〈〈アイカゴ
自分は上の方で空き缶話書いた
>>105だけど、
>>163の方が上手い。
贋作としてまとめに載るだけの価値はあると思う
畜生なんか悔しくなってきた。誰か次のお題出してくれ
じゃあ、「本当にあった怖い名無し」で。
スッポト
>>というか ペプシしかなかった
ワロタw
>香典のない卒塔婆からはその隙間を吹き抜ける空気が奇妙なうなりをあげていた。
寺住まいだがこれがどういう状況なのかまったく想像できない。
「香典のない卒塔婆」って何?
卒塔婆は差してあるだけだから、風が吹けば唸りをあげるより先に卒塔婆がカタカタ音を立てるよ。
フィクションにそこまでこだわるのは無粋か?
?
これは酷いw
181 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/11(木) 18:37:22 ID:sRBvTZLE0
>>149 遅くなったがサンクス
そんなコメントがあったのか…。
182 :
181:2007/10/11(木) 18:38:05 ID:sRBvTZLE0
あ、自分は148です。
(*´-∀-)(-∀-`*)
(*´-д-)(-д-`*)
(*´-ω-)(-ω-`*)
「どうして幽霊は空き缶にはいるのか」、楽しんで頂けたでしょうか。
見ての通り、「どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか」の改変でございます。
空き缶でオカルトというお題については、既に2つの作品が出ていたので、
ちょっと趣向を変えて、オリジナルのキーワードを空き缶に代えてみました。
やってる事はオリジナルと変わりありません。
メルランとトリップはただの雰囲気作りですw
自分で書いててニヤニヤしっ放しでしたwww
>>173 いやいや、貴方の作品もなかなかのもの。
キレイに短くまとまって上手いと思いますよ。
僕は触発されて、オリジナルを改変しただけなので、実は上手いのはウニ氏なんですよw
もっと短くまとめたかったんですが、原作どおりを優先しました。
>>177 原文(送電線のない鉄塔)の韻を優先した怪文書です。
「何言ってんだテメェwww」という突っ込みと、「香典のない卒塔婆はうなるのだなぁ」みたいなオカルト解釈の2つを期待してあえてやりましたw
2パート目はメチャクチャですが、実は笑いに走ってるのです。
ところで「壷」を改変した「空き缶」って話もあるんだけど、読みたい?
あるなら読むよ
読みたいw
これは俺の体験の中でもっとも恐ろしかった話だ。
大学1年の秋頃、俺のオカルト道の師匠はスランプに陥っていた。
やる気がないというか、勘が冴えないというか。
俺が「心霊スポットでも連れて行ってくださいよ〜」
と言っても上の空で、たまにポケットから1円玉を4枚ほど出したかとおもうと手の甲の上で振って、
「駄目。ケが悪い」
とかぶつぶつ言っては寝転がる始末だった。
それがある時急に「手相を見せろ」と手を掴んできた。
「こりゃ悪い。悪すぎて僕にはわかんない。気になるよね? ね?」
勝手なことを言えるものだ。
「じゃ、行こう行こう」
無理やりだったが師匠のやる気が出るのは嬉しかった。
どこに行くとは言ってくれなかったが、俺は師匠に付いて電車に乗った。
ついたのは隣の県の中核都市の駅だった。
駅を出て、駅前のアーケード街をずんずん歩いて行った。
商店街の一画に『手相』という手書きの紙を台の上に乗せて座っているおじさんがいた。
師匠は親しげに話しかけ、「僕の親戚」だという。
宗芳と名乗った手相見師は「あれを見に来たな」というと不機嫌そうな顔をしていた。
宗芳さんは地元では名の売れた人で、浅野八郎の系列ということだった。
俺はよくわからないままとりあえず手相を見てもらったが、女難の相が出てること以外は特に悪いことも言われなかった。
金星環という人差し指と中指の間から小指まで伸びる半円が強く出ているといわれたのが嬉しかった。
芸術家の相だそうな。
先輩は見てもらわないんですか?と言うと、宗芳さんは師匠を睨んで
「見んでもわかる。死相がでとる」
師匠はへへへと笑うだけだった。
夜の店じまいまできっかり待たされて、宗芳さんの家に連れて行ってもらった。
大きな日本家屋だった。
手相見師は道楽らしかった。
晩御飯のご相伴にあずかり、泊まって行けというので俺は風呂を借りた。
風呂からでると、師匠がやってきて「一緒に来い」という。
敷地の裏手にあった土蔵に向うと、宗芳さんが待っていた。
「確かにお前には見る権利があるが、感心せんな」
師匠は硬いことを言うなよ、と土蔵の中へ入って行った。
土蔵の奥に下へ続く梯子のような階段があり、俺たちはそれを降りた。
今回の師匠の目的らしい。
俺はドキドキした。
師匠の目が輝いているからだ。
こういう時はヤバイものに必ず出会う。
思ったより長く、まるまる地下二階くらいまで降りた先には、畳敷きの地下室があった。
黄色いランプ灯が天井に掛かっている。
六畳ぐらいの広さに壁は土が剥き出しで、畳もすぐ下は土のようだった。
もともとは自家製の防空壕だったと、あとで教わった。
部屋の隅に異様なものがあった。
それは巨大な空き缶だった。
俺の胸ほどの高さに、抱えきれない横幅。
しかも見なれた3ピース缶や2ピース缶でなく、継ぎ目がついた圧延された空き缶だ。
「これって、アルミ缶じゃないんスか?」
宗芳さんが首を振った。
「いや、スチール缶だな。セメントを貯蔵するための器だ」
そんなものがなんでここにあるんだ? と当然思った。
師匠は空き缶に近づくとまじまじと眺めはじめた。
「これはあれの祖父がな、戦時中のどさくさでくすねてきたものだ」
宗芳さんは俺でも知っている戦場の名前をあげた。
その時、師匠が口を開いた。
「これがセメントを貯蔵してたって?」
笑ってるようだ。
黄色い灯りの下でさえ、空き缶は生気がないような暗い色をしていた。
宗芳さんが唸った。
「あれの祖父はな、この空き缶は人骨を納めていたという」
「見えると言うんだ。空き缶の口から覗くと、死者の顔が」
俺は震えた。
秋とはいえ、まだ初秋だ。
肌寒さには遠いはずが、寒気に襲われた。
「ときに空き缶から死者が這い上がって来るという。
死者は部屋に満ち、土蔵に満ち・・・
外から閂をかけると町中に響く声で泣くのだという。」
俺は頭を殴られたような衝撃を受けた。
くらくらする。頭の中を蝿の群れが飛び回っているようだ。
鼻をつく饐えた匂いが漂い始めた。
まずい。この空き缶はまずい。
霊体験はこれでもかなりしてきた。
その経験がいう。
師匠は空き缶の口を覗き込んでいた。
「来たよ。這いあがって来てる。這いあがれ。這いあがれ」
目が爛々と輝いている。
耳鳴りだ。
蝿の群れのような。
今までにないほどの凄まじい耳鳴りがしている。
.ト│|、 |
. {、l 、ト! \ / ,ヘ |
i. ゙、 iヽ / / / ヽ │
. lヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } ← 師匠
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/ 見ろよ!
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::| こいつらは60年立ってもまだこの中にいるんだよ!
! |: | こいつら人を食ってやがったんだ!
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、 これが僕らの原罪だ!
ヽ 、__,,.. /:;;: .!; \
ヽ ::::::::::: /:::;;:: /
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` 師 匠 ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ ここに来い!僕の弟子なら見ろ!覗き込め!この闇を見ろ!
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 此岸の闇は底無しだ。あの世なんて救いはないのさ!
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ 食人の、共食いの業だ!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / 僕はこれを見るたびに確信する!
l `___,.、 u ./│ /_. 人間はその本質から生きる資格のないクソだと!
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
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ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
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!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / ← ウニ
/`゙i u ´ ヽ !
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! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
バチンと音がして灯りが消えた。
消える瞬間に青白い燐が空き缶から立つのが確かに見えた。
「いかん、外に出るぞ!!」
宗芳さんが慌てて言った。
宗芳さんは喚く師匠を抱え、俺はめったやたらに梯子を上り、逃げた。
宗芳さんは師匠を引っ張り出し、土蔵を締めると今日はもう寝て明日帰れと言った。
その夜、一晩中強い風が吹き俺は耳を塞いで眠った。
その事件のあと、師匠は元気を、やる気を取り戻したが俺は複雑な気持ちになった。
196 :
105:2007/10/12(金) 00:33:32 ID:LdfnpKWS0
読んだ自分も複雑な気持ちになった。
6/9の師匠に吹いた。まあ似合わないこともない、けどね……
空き缶ってこんな怖いものだっただろーか。
>>184 うわ、褒められるとやっぱ嬉しいっす。ニヤニヤ
「本当にあった怖い名無し」のお題も、できたらそのうち投下したいのだけど
二次創作を投下するのはなんとなく腰が引ける。この前のは即興だったし
投下しないほうがいい、ってスレ住人が思うなら投下しないけど
197 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/12(金) 02:51:11 ID:uV57187P0 BE:367208055-2BP(3487)
/|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.、.:.、.:.:.:.:.:.::`゛>
/{::|:\:::::::\.:.:.:\.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.`゛ー- ..,__
: 何 : /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´ : : :
: が : //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\ : : :
: 何 : /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄ : : :
: だ : |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\. : : :
: か : |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄ : : :
: : }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、 : : :
: わ :. |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
か / ',|::|:::| / `゛ |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
ら l::!::::ト、 '、 _ ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
な r'"´||',::::', |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | | / / \
い / ll ',::', 、 ーこニ=- /!::/ ヽ:::| ヾ、 ノ ノ / ,イ ヽ、
,' | '、:, \ -- ,. '´ |;' l ヾ、. // / | l: l
| |! ヽ; ヽ /.: i! / ゛// |l / | | |
ウニこないし、ウニっぽい人達がこぼれ話してくれるのは楽しい。
ウニもパクリとかある訳だし、気にせず楽しくウニっぽい話投下してくれw
199 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/12(金) 14:55:42 ID:OxEaiy5nO
二次創作は面白いからどんどんやるべき。
盛 り 上 が っ て 参 り ま し た ! !
゚ *. (_ヽ +
' * /⌒ヽ| | + おっ おっ おっ!
. ( ^ω^ / / 。
+ y'_ イ *
〈_,)l | * 。
ガタン lll./ /l | lll +
なにも名前をウニにする必要ないだろ。
レベル低っつ!
アホすぎて最高にワロタwwwwww
是非これからも頼むぜ!
別に いいんじゃない
楽しめれば。
師匠シリーズって本当にギャグだったんだな。
あ、面白いからもっとやって欲しい。
1つのお題で色んな話が読めたら楽しいな。
師匠が空き缶をくれた。
「それは数多の魂を飲み込んだ呪いの缶だ」
「彼岸の闇が封じ込められている。覗いてみろ」
缶の口からドロドロとおぞましく闇が溢れ出てきた気がした。
全身が総毛立ち、目眩と寒気が僕を襲った。
本能が見てはならないと告げている。
師匠は恐怖に凍りついた僕を見て落胆した表情をみせる。
「所詮お前はこの程度か」
僕の手から空き缶を取り上げると無造作に握りつぶした。
『ベコリ』
師匠の手の中から闇が広がる。
僕は闇に飲み込まれ、意識を失った。
「おい、しっかりしろ」
頬を叩かれて目を覚ました。
師匠がつまらなそうな顔で僕を見ている。
「冗談だ。あれは只の空き缶だ」
「お前に覚悟があれば、本物を見せてやったんだがな」
そういって師匠は先の物とは違う空き缶を眺めるのだった。
>>201 ここに投下したのは「sageウニ」じゃないのか?w
209 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/13(土) 04:53:03 ID:rlmYbW9YO
ウニって二次創作してほしいみたいに言ってなかった?
パクってウニー
>>207 内容は非常にそれっぽいんだけど、簡潔すぎでは?
しつこさと言うかくどさと言うか、なんというか一味も二味も足りない気が。
駄作とはっきり言っちゃいなよ
センスが無いというより本を読んでないんだろうな
216 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/13(土) 23:09:43 ID:ipxZKye0O
だから洒落こわじゃないんだしあんまりキツい事いうなって。
二次創作やる人いなくなったらつまらんダロ。
217 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/14(日) 00:12:38 ID:ZYncUaqKO
初期に比べたら文章が雑になったな
初期は文章が稚拙でも惹き付けられる感じだった
最近のは3行くらいで胸やけ。もう結構!って思う。
ここに投下するなら何の文句の無いので存分に書き散らせ、って感じだな。
本物のウニもケツ蹴り上げてこのスレに叩き込めれば言う事も無いんだが。まあ、それは気長にやっていく。
ウニがこっちに来たら来たで文句言うヤツがいそうな気がする
>>218 なんでこいつこんなに粘着してんの?心底気持ち悪いよ・・
sageウニ 「僕はウニの影だよ」
sageウニ 「ウニの事を想って目を閉じてみろ、それが僕だ」
メルランはジョークだったんですがw
トリはどうにもなりませんが、メルランウニで書いたら原作知らない人は信じるかな〜って思いましたがsageが良心w
鉄塔は変換する所が多すぎて、めんどくさくなって壷をやってみたら、
今度は変換する所が少なすぎて面白くなくて、仕方ないから鉄塔をやった、というのが2つある理由ですです。
AA使うのを思いついたのは本当に書き込み直前です。救われましたwwwMMRサイコー!!!
ドラム缶はただのパロではなく、背景がしっかりしている?(ある意味本物より)のでオカルト解釈で読んで貰えたらと思います。
それで次のお題は「本当にあった怖い名無し」?
え〜〜なんか絡みずらいなぁ。どうとでもなるけどねフフフ…
俺心優しいからいえないけど次の奴は
>>221が気持ち悪いことを教えてやって
223 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/14(日) 17:22:43 ID:zb+dBmAR0
気持ち悪いと思う奴がいるみたいだが頑張れ
>>221。
俺は応援している。
>>196も頑張れ。二次創作やる人みんな頑張れ。超頑張れ。
倉庫の殿堂入りからも隔離されてて笑った。
師匠シリーズのドラマ化を夢に見た気がした
恐ろしかった
何故、来年の単発でやろうとしてることを知ってる?
関係者か?
228 :
空き缶:2007/10/15(月) 00:48:03 ID:EHX8hH3wO
ベコリ
鈍い音に顔を上げると師匠が空き缶を潰していた。
そういえばこの人は必ず飲み終わった缶を潰している。
「どうして潰すんですか」
何気ない問いのつもりだが、やはり師匠だった。
「器だからな」
「は?」
「入ってこようとするんだよ」
「…………」
何が、とは聞くまでもない気がした。
代わりに師匠が差し出した潰れた缶を覗き込む。
ブブブウ゛ウ゛、、、
何の音か疑問に思うと同時に、この世で最も見たくない黒い害虫が鼻先をかすめていった。
心臓が跳ね上がり思わず飛びずさった。
背中に冷たい汗が流れていた。
害虫は開け放した窓から夜空に消えた。
視線を戻すとそんな俺を師匠が愉快そうに眺めていた。
抗議の目を向けると肩をすくめ、
「入り込むモノが何であれ、意味合いは変わらない」
などと言う。
俺は文句をいってやろうと口を開きかけ、潰す直前まで確かに師匠が缶を口に運んでいたことを思い出し、
「もう少し部屋、片付けましょうよ」
結局、それだけを言って師匠の部屋を後にした。
師匠の部屋で食べ物をすすめられても絶対に食べないと心に誓いながら。
最後まで読んでいただきありがとうございます。初めてこういった文を書きました。お?
>>228です。
すみません、変に切れてしまいました。最後は↓
お手柔らかに感想いただければ幸いです。
です。
あっさり醤油味。
後味も残らない。
>>228 ゴキの前に師匠が霞むのが残念かな。
ゴキ>師匠
>>228 「器だから潰す」は既出。
もっともっと捻ってほしかった。
次回に期待。
>>228です。
>>231=232=233レスありがとうございます。
次が思いつくかはわかりませんが頑張ってみます。ありがとうございました_(._.)_
すみません、
>>230が抜けてしまいました。申し訳ないです。レスありがとうございました。
ウニはボコボコに叩くくせになぜパクリには優しいんだ。
236 :
105:2007/10/15(月) 22:19:46 ID:64Wis/r30
お題「本当にあった怖い名無し」が書けたから投下するよ
相変わらず自己満足臭するけどそれでも読んでいいって奴は是非読んでくれ
これはオカルトとは直接関係ないが、思い出したので書いてみようと思う。
大学一年の11月。秋から冬にかけての、季節の変わり目だった。
俺はその頃、オカルトという底なし沼に片足どころか全身どっぷり侵されていた。
大学の先輩のせいだろう。俺はその人のことを、師匠と呼んでいた。オカルトの知識が半端無い人だった。
そのせいか俺は春頃からネットのオカルトサイトによく通うようになった。
もうすっかり顔馴染みとなり、常連客と化していた頃のこと。
次の三連休でオフ会をしようという提案があった。そいつのハンドルネームは、「名無し」。
ただの悪戯だろうか。そうは思ったが、違うらしい。
ここの掲示板は名前欄を未記入にすると送信できない仕組みだ。自ら名無しを名乗るなんて変なやつ。
件名:無題 投稿者:名無し
本文 こんにちは、ここに
書くのははじめてです。オカルトは
きらいだったんですが、ある人のお陰で興味を持ちました
なので、次の三連休にオフしたいのですがどうでしょう
書き込みをした者ですが、を合い言葉にしたいと思います
気に入らなくてもなるべく来てください
いきなりですみません
痛いDQNではありません
来たらメールで連絡します
オフで何をするかというと、死体洗いのアルバイトを募集しているんです
自分一人で行くのには心細いので(笑)誰か一緒に行きませんか?
怪しい者ではないです。日給一万五千円とかなりの高額です
待ち合わせ場所は大学病院の前でお願いします
その書き込みを見た途端、背筋を冷たいものが駆け上った。
『死体洗いのアルバイトを募集する』
――何気なく書かれたその一文が、変に不気味だった。
困った時は師匠に相談。これがお決まりのパターンになりつつあった。
膨大な量のオカルト知識に埋もれている師匠に聞けば、正解に近い答えを導き出してくれる。
俺はあの変な「名無し」の書き込みをそのまま印刷して、師匠の家に行った。
どうせ鍵なんてかかってないだろーなーと思いながらノブを回す。
予想通りスッと軽い感触がして、ドアが開いた。
「師匠、入りますよー」
玄関先で靴を脱ぐ。と、俺の視界にあるものが目に入った。
「……」
四隅に塩が持ってあった。
一体あの人は何がしたいんだ。いや霊避けなんだろうけど。
すると、奥から師匠がひゅっと顔を出して、
「あァ、その塩は気にしなくていいから」
「歓迎されてないような気がしますよ」
「大丈夫だよ、君は霊じゃないし」
あんたの方が幽霊みたいだよ、という言葉は言わなかった。
俺は師匠に、あの「名無し」の書き込みを見せた。ふっ、と一瞬だけ眉が潜められる。
「……君はこれに行こうとしてるわけか?」
「まあそうです」
顔の下半分は紙に隠れていて見えない。ただ、両目はいつにもましてニヤニヤしていた。
「死体洗いのアルバイトなんてただの都市伝説だよ。それもかなり使い古された」
「でも行ったら行ったで面白そうじゃないですか」
面白いもの見れるかもしれませんよ、と付け加える。
「あるわけないだろうそんなもの。どこかのチェーン書き込みじゃないのか?
名前が名無しっていうのは怪しいし」
「いや、ここの掲示板は名前欄未入力じゃ送信できない仕組みです」
師匠が頭を抱える。
しかしその表情は嬉々としていて、まるで意地悪な手品師みたいだった。
タネを隠して、トリックを言いたげな表情するが絶対に口を割らない。
そんな悪質なマジシャンが目の前でコピー用紙とにらめっこしていた。
「生憎、僕は次の三連休予定が入ってるからな。一緒には行けない」
師匠曰く、友達と釣りに行くらしい。冬の荒波で何が釣れるか試したいそうなのだ。
俺は師匠の珍しいアウトドアな行動に、変だなと思いつつも、
「……じゃあいいです、一人で行きます」
俺は師匠の手から紙をひったくって、全然優しくない手品師の家を出た。
師匠は始終、ニヤニヤしっぱなしだった。
「やっぱり来たな」
「……どうして師匠が居るんです?」
待ち合わせの日、俺は大学病院前に居た
(俺と師匠の通ってる大学ではなく、別の大学だ)。
ベンチに人が座っていたので、俺が「書き込みをした者ですが」と呼びかけると、
見慣れた手品師の顔がこちらを向いた。ニヤニヤ笑いがいつにも増して陰湿なものに変わっている。
師匠と目が合った途端、全身がゾクリと震え上がった。
神出鬼没、奇々怪々。
その二つの四字熟語が脳裏に浮かんだ。
「言ったろ、魚釣りに行くって」
釣り。
成る程、と即座に合点がいく。
要するに俺は釣られたのだ。
「名無しっていうのは師匠だったんですね?」
「その通り。おい、あの印刷したやつ見せてみろ。持ってるんだろ」
そう言うなり師匠は俺の鞄を奪い、返事もしてないのに勝手に中身を漁り始めた。
プライバシーの侵害、という言葉はこの人の辞書にはないのだろうか?
「これ、よく見ると縦読みになってるんだよね。二行目から九行目の二文字目がそう」
俺は師匠の言うとおり、二文字目を縦に読んでいく。
「く ら の き に き い た」
倉野木に聞いた。
「歩くに聞いたんだ」
倉野木、というのは師匠の彼女だ。歩くというのは彼女のペンネーム。
歩くさんはColoさんというハンドルネームで、俺と同じ地元オカルトフォーラムに通っていた。
サイト全体のリーダーのような人だから、こんな書き込みが消されずにいたのだろうか。
「全部、師匠の自作自演、ですね」
そう言うこと、師匠はニヤニヤしながら続けた。
「君がここに通ってるのは明白だったし。過去のログを読む限り、
君はどんな小さなネタにも食いついてるみたいだし」
だから、こんな期限切れ当然の餌でも釣れると思った。
師匠が笑うと、俺はすっかり疲れ果てた気分になった。
本当に怖いのは霊でも何でもなく、この人なのかもしれない。
243 :
105:2007/10/15(月) 22:27:21 ID:64Wis/r30
自己満足に付き合ってくれてどうもでした
「本当にあった怖い名無し」というお題だけではどうしても
書き切れそうになかったので都市伝説ぽさとネットを取り入れてみました
すまん、今恥ずかしさで死にそうだ
ちょっと回線切って首吊って逝ってくる
>>243 ヤバイ、流し読みしただけで師匠シリーズと同等の毒電波を感じる。
自作自演の似非オカルト具合とか胡散臭さもそのまんま。
あんた本物じゃないだろうな?
245 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/15(月) 23:05:37 ID:hYbjLgp9O
Coloさん?
>>243乙です。文も読みやすく、素直にいいと思いました。ネタがもっと強ければ、ウニのハンネで書き込んでも信用されると思います。
「倉野木に聞いた」と出た時点で、師匠と「僕」が大学病院で心霊現象にあうのを彼女が予知したのかと思いました。
「倉野木に聞いた」と出た時点で、師匠と「僕」が大学病院で心霊現象にあうのを彼女が予知したのかと思いました。
>>248>>249何回もごめんなさい。エラーが出てだぶって書き込んでしまいました。本当に度々すみません。
251 :
105:2007/10/15(月) 23:48:10 ID:64Wis/r30
反応が気になって回線切って首吊って逝ってこれませんでした。自殺未遂とでも呼べ。
本物のウニではないです。断じて違います。
というか、本物と間違われて今かなり嬉々としてます。ウニの名前語れそうですか?
でも洒落怖に投下するのはボロが出そうで嫌なので二次創作に止めておきますw
歩くさんのHNがColoなのは、一回生の秋〜冬だから。
一回生冬の「鏡」を参考にしました。
>>249 未来予知っていうオチも面白そう…ていうかそっちにすれば良かった。
そのうちウニと師匠に本物の都市伝説に遭遇させてみたい。黄色い救急車あたりが妥当かな……
252 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/15(月) 23:58:25 ID:hYbjLgp9O
っお題『山』
>>251 師匠シリーズの事をよく理解して書いてると思う。
見事なまでの糞っぷり(褒め言葉)。
無理のない範囲で長く続けて欲しい。
>>252 いくらなんでも急ぎすぎだろ・・・
他に書くって人もいるんだし、落ち着くまで待とう。
254 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/16(火) 13:03:18 ID:mm7I+Ldp0
同じく空き缶ネタで創作してみた。
汗がしつこく耳元を通り首筋に落ちている。
「あっつ・・・・・・」
また何度もボタボタと汗が落ちてくる。
大学2回生の初夏、俺は師匠と大学主催の除草作業に参加していた。
俺のオカルト道の師匠が大学主催のイベントに参加しているだけでも大変珍しいのに
ましてや、「僕らが担う僕らの町を僕らの手で守ろう!」などとエイブラハム=リンカーンの
言葉を拝借したようなうたい文句のイベントに師匠が自発的に参加を決めたことが
俺にとっては違和感だらけなことだった。
「暑いし嫌ですよ」と嫌がる俺まで参加させてた師匠は
「たまには地域に貢献するのも良いものだよ。ホラ、僕たちいつも悪いことしてるでしょ。」
とニヤニヤして俺に言い放った。いつも悪いことしてると思っているのか。
確かに、「そこにあるもの」を「そのまま」にしない俺たちは悪いことをしているのかもしれない。
何故こんな暑い中除草作業なんかしているのかということを暑さでぼーっとする頭で考えながら
道端に落ちているゴミを拾い続けている中、師匠に目をやると結構楽しんでいるようだ。
255 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/16(火) 13:04:08 ID:mm7I+Ldp0
「ここにはこんなに煙草の吸殻が固まって落ちている。電柱の側。
見えうる窓はあそこ一つ。ベランダにはパステルカラーの洗濯物。」
「片方だけの軍手。ここいらの近くに工事をしていた場所はない。
ではこれはどこからやってきたのか。」
「接がされた跡のあるプリクラ。カップル。日付は3ヶ月前。」
何やらぶつぶつと落ちているゴミをいちいち分析している。
こんな暑い中、ゴミの理由をいちいち考えていたら頭がおかしくなりそうだ。
「ワトソン君、これは何だと思う?」ゴミに夢中になっていた師匠が俺に言った。
「空き缶ですよ」正直早く終わらせたかった。なのに、ゴミは一向に減る気配がない。
「では空き缶とは何かね?」この人は暑さで頭がおかしくなったか。
空き缶が空き缶以外であるわけがない。
「そうだね。空き缶は空き缶でしかない。飲み物が入っている容器。
飲み物が飲み干されてしまうと空き缶になる。空き缶は新しい空間を内側に作る。
空間は外の空間から全く新しい空間を作る。」
捨てられた空き缶の中を覗き込みながら師匠が続ける。
「空き缶の中は暗闇。空き缶の中に存在するものは、外へ移動することができる。
当然、空き缶の外から中の暗闇へも。」
暑くてぼーっとしている俺には少々イライラさせる物言いだったので
「じゃー空き缶は何だと言うんですか」ときくと「通路」とだけ師匠は言った。
さっきまでギラギラしていた太陽に少し雲がかかったようだ。
目を細めずに師匠の顔を直視できる。
この人は底に穴をあけて蟻のトンネルにでもするつもりか。
空き缶を通路として使うなんて子どもはしませんよ。子どもは空き缶の底をはずせるような
道具も使えませんし、こんな硬いものはずそうとも思わないでしょ。
かといって大人が空き缶の底をはずして通路に使うような遊びもしないんじゃないですか。」
俺なりの皮肉を言ったつもりだった。
256 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/16(火) 13:06:33 ID:mm7I+Ldp0
「どちらも不正解」
そう言われた後、また雲が濃くなった。辺りが一段と暗くなっていることにも気づいた。
「だったら、何が通路として使うんですか」
「物質が物質であることが関係ないもの」
さっきまであんなに明るかった場所がこんなに暗くなると大学生になった今でも不安になる。
「霊ですか。」
この中を覗いてごらん、と師匠が空き缶一つを差し出した。
「その中は真っ暗だよね。その真っ暗な底には一体何がある?真っ暗な底の先には?」
いくら覗いたって俺には少し水分の残った底しか見えない。
「底のもっと奥。奥のもっと奥。もっと奥を覗こうとしてごらんよ。」
じっと、空き缶の底を見つめる。やっぱり何も見えないしわからないと思ったその時、
一瞬目が合ったような気がした。しかし一体誰とだと言うんだ?
「缶は中身があるうちは通路にはならない。でも中身がなくなればそれは通路になる。
通路は道になり、中と外の世界を繋げる道になりうる。もし、生まれた時から
そこに存在して、そこで暮らしている人は世界の外なんて考えたこともないよね。
二次元で生まれた存在は三次元なんて考えもつかない。
そんな時、ふいに通路が現れたらどうだろうか。君なら覗いて行ってみたいと思わないか?
君は今自分が存在している世界が全く開かれた空間だと思っているのかい?」
この人は何を言っているんだ?俺たちが生活している世界が内側だと?
だったら、俺たちの外には何かあるというのか?いや、俺たちは外側で、
内側から何かがやってくるというのか?ともかく、こんな空き缶を覗くのはもう真っ平だった。
考えが纏まらなく、うわっと空き缶を放り投げてしまった。
257 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/16(火) 13:07:59 ID:mm7I+Ldp0
師匠はゴミを拾いに来たのに捨てちゃ駄目でしょ。といいながら俺が捨てた缶を拾った。
「通路は潰せばいいんだよ」そういって、拾った空き缶をベコリと師匠が踏み潰した。
その瞬間稲光が走ったことに俺は驚いて、不覚にも頭を抱えて座り込んでしまった。
師匠は「一雨来るなぁ。ホラ、帰るよ」と潰した空き缶をゴミ袋に入れて集合場所へ向かった。
「待ってくださいよ」というのが精一杯な俺に
「僕たち、今日はいいことしたね」と嬉しそうな後姿の師匠がそこにいた。
「・・・でもまだまだ空き缶はたくさん落ちてるなぁ。日本中にね。一人で拾いきる自信はないな」
それ以来、道端に何気なく落ちてる空き缶を見つけると踏み潰してゴミ箱に捨てる癖がつき、
友人たちには少々感心されたが、俺は愛想笑いで返すことしかできなくなった。
以上!駄文スマソ
258 :
105:2007/10/16(火) 18:01:04 ID:P2si1Ydf0
乙。面白かった! 自分のより怖くて面白かった。
師匠のキャラが良い。空き缶の底を見つめるところとか、ゾッとするね
ウニに対してカニかー。じゃあ自分は、次からエビとでも名乗ろうか。
次のお題は「山」? 頑張る。
定期的に投下していけたらいいなと思ってます
259 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/16(火) 20:15:18 ID:Vc3jEm5PO
早い段階でお題だして正直すまん、カニさん楽しく読ませてもらったぜ!うん
「本当に怖い名無し」
「そういえば、僕はネット始めたてのころ『本当に怖い名無し』って個人のハンネだと思ってたんですよ」
ある時、パソコンの前にいた師匠にそんなことを言った。
画面は僕が開いたままオカ板になっている。
「今は違うと思っているのか」
意外な返答だった。
「師匠、知らないんですか」
「いや、そういう意味じゃない」
じゃあ、と聞く前に逆に師匠が聞き返した。
「2Chネラーがネラーだとあまりカミングアウトしないのは何故だと思う?」
「そりゃ、2Ch.のイメージが悪いからでしょう」
「違うな。魔法がとけてしまうからだ」
何言ってるんだこの人は。
「最近の心理学では『自我』のとらえかたが変わってかたのを知ってるか?」
「はあ?……いえ」
さっきもそうだが話が飛びすぎな気がする。
「今まで『自我』は元々自己の内に存在し、人とのコミュニケートをとるときの発信源にあたる部分を指した。
しかし、最近は発信源は単なる脳という機関にすぎず、個性や『自我』を表す部分は他人との繋がりだと考えられるようになった。
意味がわかるかい?」
わからない。
「つまり、個性ってのは他人とどう付き合うではなくどんな他人とどれだけ付き合うかってとこだっていう話」
「脳はメインサーバー、他者との繋がりや脳回路はアクセスそのものと書き込み、そして削除だ。
その数は膨大で、他者との繋がりのみに観点を置くならこれほど巨大な自我はない」
「それじゃ、2Chって…」
「そこが2Chの面白いところだ。あくまで2Chは匿名掲示板なんだ。どれだけ巨大な自我の可能性があってもヤツの名は『名無し』。そこに意味は無いのさ。
『光あれ』以後に存在を認められたせいで巨大な可能性を持ちながら方向性を持たない闇のようにね。
匿名故に成立した匿名の可能性。だからネラーは語らない」
『本当に怖い名無し』とはよく言ったもんだと師匠は愉快そうに笑っていた
262 :
ウニもどき:2007/10/16(火) 20:37:57 ID:QvBWkUASO
読んでいただいた人、ありがとうございます。
ところでトリってどのように付けるのでしょうか?普通に記号を入れるだけじゃないんですね^_^;
名前の後に#をいれて、適当な単語を入れる(パスワードのような物なのででたらめにしないように)
読んでて思ったんだけど、別にウニの二次創作じゃなくて、オリジナルを洒落コワに投下して欲しい。
>>263教えていただきありがとうございます。
お題確認したら「本当にあった怖い名無し」ですね。抜けてました。変にミスが多く申し訳ないです。
266 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/16(火) 21:41:17 ID:s4ILgRqLO
このシリーズってまだ続いてるの?
267 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/16(火) 22:24:04 ID:JlMchOQT0
カニです。今晩は。
長文読んで感想下さった方ありがとうございます。
何度か読み返すと、文章誤爆が多々…(;´Д`)
元々文章書くときに「なんちゃら〜。」と「。」をつける癖があって、
何箇所か「。」がついてる_| ̄|○川 ウニ氏を真似ようと意識してたのに初歩ミス駄目ぽ(´・ω・`)
ウニ氏が書いた師匠シリーズのキャラクターが出来上がってて、
設定ができあがってて、お題まであったので真似て文章は作ってみましたがオリジナル作る自信はないや(´`;)
誤爆の意味がわかってないね
ウニが二次創作を見て、自慢の作品の腐れ具合を自覚してくれる事を祈りたい。
エビ、カイ、イカ、タコも出てきて欲しいw
271 :
引っ張る 1:2007/10/17(水) 22:13:07 ID:vOR1i94rO
「子供ができたんだ。」
なるべくなら聞き流したい様な台詞だったが
この部屋に居るのはその先輩と自分の二人だけ
という既成事実から義務感を覚えた俺は、仕方なくリアクションを取ることにした。
「はぁ…で、その子…今どうしてるんです?」
正確なアンサーは半ば諦めた様な俺の問いに、彼は眺めていたブラウン管から目を離さず答える。
「埋めてきた。」
山にね。そう言ってアハハと笑いながら立ち上がり、冷蔵庫へと向かう師匠の後ろ姿に確かな不快感を感じ、それ以上の追求はよすことにした。
272 :
引っ張る 2:2007/10/17(水) 22:13:52 ID:vOR1i94rO
師匠というのは俺の中だけの通り名で、彼は非日常を常とする異界への扉を開けてくれた先輩。
詰まる所がオカルト道での師匠という意味合いでのネーミングだった。
その頃の俺は大学の一回生、だったのだが講義には殆ど顔を出さず
パチンコに明け暮れるか師匠と行動を共にし非日常を待つかという、模範的なダメ学生っぷりを発揮する日々を過ごしていた。
273 :
引っ張る 3:2007/10/17(水) 22:14:47 ID:vOR1i94rO
その日はたまたま師匠を誘い、連日勝利を重ねているパチンコ屋へ乗り込んだ。
遊戯場を見渡すなり師匠は吐き捨てた。
「うわぁ…君よくこんな場所に通えるね。僕には考えられない。」うじゃうじゃ居るじゃんか。と言いながら隣りに座る師匠に「何が?」とは聞かないでおいた。
「一台一台に凄く強い負の念が掛かってるよ。ボーッとしてたら生気吸われちゃうぞ?本当に。」
そう言いながら楽々とドル箱を積み上げていく師匠とは対称的に、俺の座った台は連日の勝ち分、今月の生活費を黙々と飲み込み続けた。
274 :
引っ張る 4:2007/10/17(水) 22:16:10 ID:vOR1i94rO
やがて最後の千円も使い果たし、唖然としている俺に
「お疲れ様。」
と無邪気な笑みを投げ掛けてきた師匠に、僅かな時間だが本気の殺意を覚えた。
もしかしたら師匠は俺の生気を喰らいながら生きてるのではないか、という被害妄想的な思いを巡らせていると
「仕方ないなぁ。」
という間の抜けた声で現実に戻される。
俺は何も言ってないし、何の事かも解らない。訝しげな視線を師匠に送ると
「見たいんだろ?僕の子供。」
そんなモノ当の昔に忘れていたし、あまり触れたくなかった。
だが経験が言う。言わば打率10割の鉄板野手、彼がこんなノリで向かう先に怪異が待ち受けている事は最早決定事項に等しかった。
人一倍好奇心の強い俺の本能が、その拒絶を許さなかった。
275 :
引っ張る 5:2007/10/17(水) 22:17:25 ID:vOR1i94rO
なんでもかなり遠くの山に埋めたらしい。道中、静かな車内で師匠はいくつか語ってくれた。
「埋めたといっても、元の場所に戻してきただけなんだけどね。」
??が頭の中で交差する。
「子供ってのは実は比喩で、ソイツは単なる石なんだ。」
「へ…石?」
「そ、僕から生まれた石。」
僕の一部、と溜め息をつきながらハンドルを切る師匠は、もう説明が面倒臭くなった様な顔をしている。
益々こじれて思考を放棄しそうになる俺の頭を沈めたく思い、次なる師匠の言葉を待った。
「あ、アイス買ってく?」
提起した話題に全く無責任な師匠に腹が立ったが、確かにアイスは食べたかった。
276 :
引っ張る 6:2007/10/17(水) 22:18:33 ID:vOR1i94rO
コンビニで買い物を済ませ、再び発進した車内でアイスを頬張りながら師匠は続ける。
「結構有名なスポットにあった石だよ。ソイツを拾って家に持ち帰った。始めは何て事なかったんだが、途中でマズい事になった。」
どうマズかったんです?という俺の問いに、師匠は珍しく沈んだ調子で答える。
「引っ張るんだよ。」
魂を。
ポトリ、と棒アイスが溶けて生足に落ちた。声を上げそうになるのを堪えて、次の言葉を待つ。
「マガタマって知ってるかい。」
聞き慣れないが、いつか聞い事がある様な気がする。「勾玉」と書くらしい。
「日本古来から存在した装飾品の一つでね。言わば魔除けとして当時の豪族らは必ず身に着けていた。」
歴史の教科書か何かで見た事ないかい?と続け
「コの字ともCともつかない、真ん丸に短い尾が付いたような形をした緑っぽい石だよ。」
何となく頭に描くと思い出せた。俺は、TVで見た事がある。
277 :
引っ張る 7:2007/10/17(水) 22:20:32 ID:vOR1i94rO
「その形状の由来にはいくつか説があるみたいだけどね。獣の牙を表しているだの、大極のシンボルだの。その用途意外の真相は今じゃ知るよしも無いんだが」
僕には生まれる前の胎児に見える。そう言う師匠の横顔は最早見えない。
車はいつの間にか光も何もない山道に差し掛かっていた。真っ暗な森の中でチカッ、チカッと何かが光った様な気がして窓外を凝視してしまう。
「そんなモノが一体何処に落ちてたと思う?」
「え…、だから、心霊スポットでしょ?」
素直に俺が応じるとフン、と鼻から息を漏らす音が聞こえ、したり顔をした師匠が想像できた。
「まぁ大きく分けるならそうだね。でもこれから向かう場所は自殺の名所なんだ。」
魔除けの道具が落ちている自殺の名所。何ともアイロニーに満ちた場所を想像し、気分が悪くなった。
278 :
引っ張る 8:2007/10/17(水) 22:21:25 ID:vOR1i94rO
急な坂道に唸りを上げる600CC程のエンジン、次第に道幅も狭くなり師匠はゆっくりとブレーキを踏む。
エンジンを切ると、いくつかの虫の鳴き声だけが聞こえて来る。真夜中の森は静寂に包まれていた。
ここからは歩いていこうか、と言う師匠の言葉に従い、俺達は懐中電灯を片手に夜の山道を歩きだした。
「それで師匠、」
照らされた足元だけを見ながら俺は問い掛けた。
「何故拾ってきたその石が師匠の子供という喩えになるんです?」
「あぁそれな。その勾玉を偶然見つけて家に持ち帰ったけど、何ともなかったって言ったろ?本当に何ともなかったんだ。」
時折森の中を照らしながら師匠は続ける。
「勾玉って本来は魔除けの効果があるって話したよね?でもそれは創作した術者の意図によるんだよ。
一般に知られている勾玉意外に、本来の用途とは異なる勾玉も存在する。」
極僅かだけどね、と師匠は付け加えた。
279 :
引っ張る 9:2007/10/17(水) 22:22:28 ID:vOR1i94rO
「その極僅かな勾玉を所有しているのは昔から今も、いわゆる邪教と呼ばれる狂信の方々。日本でも有名な鳥の名の付く某宗教団体じゃ、「狂玉(マガタマ)」と表記して、大切に保管してあるらしいね。」
その用途を考えると薄ら寒くなったが、師匠は続ける。
「僕はこれから行く自殺スポットでその勾玉を見つけた時、すぐにコイツの仕業だと睨んだ。」
「…それで…持ち帰ったんですか…。」
驚くというより半ば呆れつつ相づちを打った。恐いもの知らずとかそんな類じゃないのだろう。
全て解った上で尚、好奇心が勝るこの人には、銃を向けても命乞い等せず
むしろ「早く。」と新たな世界への入り口を喜んで受け入れそうな気さえする。
「ところがだよ。」
落ち着いた口調で師匠は続けた。
「何にも起きない。本当につまんない只の石なんだ。あれだけの数の人間を呼び寄せ、魂を喰らっていた悪意の塊だったのに、僕の前じゃ単なる石にしか過ぎなかった。」
その辺は僕の類稀な特異体質の勝利だと喜ぶべきなんだろうけどね、と笑う師匠に軌道修正の意も込めて尋ねた。
「で?結局その石がどうマズくなっていったんです?」
「あぁ、腹が立って叩き割ろうかと思ったけど、高く買い取ってくれる知り合いを思い出してやめた。それで、もっと身の近くにその石を置こうと思ったんだ。」
また頭の中で?が交差し始める。
「近くって、部屋に持ち帰ったんでしょ?それ以上どうやって石を近くに置くんです?」
そりゃ当然だろ、と言いたげに師匠は答える。「だから取り込んだんだよ。体内に。」
「は?」
思いのままを口にすると、
「だから、具体的に言うと喰った。」
最早言葉も無かった。数秒の後、「バカかアンタは!?」と言いたい衝動に駆られたが何とか堪え、次の言葉を待った。
「流石にマズかったみたいだね。余り記憶が無いんだ。途中何度か目覚めたが、無理矢理夢の中に引きずり戻される感じ。気付いた時にはその自殺の名所にいたよ。」
寒さによるものとは違う鳥肌が立つ。
「そこで意識のある内に夢中で石を吐き出した。あの時ばかりは心底焦っていたよ。なにしろこの僕が手も足も出ない。
やっぱり体内から直接働きかけられると、僕の自己防衛能力もほぼ無に等しくなるらしい。」
それでも豹意にほぼ近い体験をできたのは貴重だな。と落ち着いた様子で語る師匠からは無邪気ささえ感じた。
「それで吐き出した石を眺めてたら、どうも前とは様子が違うんだ、まず色が。赤いんだよ、いや血とかじゃなく石そのものが赤くなってた。」赤ってのは危険を象徴する色だよね?
教師の様な口調で付け加え、師匠は続けた。
「そして5感意外の部分で感じる印象、毒々しさ凶々しさ、より強力な信号を発しているのが手にとる様に分かる。僕の中の何かを吸い、ソイツは確実に力を増した。
言わば僕の中の一部がソイツに宿ったんだろうな。だからソイツは僕の子供と呼ぶべきだろ?」ふいに師匠が立ち止まる。
どうやら目的の場所に着いたらしかった。随分と歩いた。最早虫の鳴き声すらしない
…
…最早?
森の手前だとか奥だとかに虫の鳴き声は関係するのか?むしろ奥の方が虫は多いのではないだうか。
妙な違和感を感じながら師匠が照らす先に視線をやる。
「あそこに埋めて逃げ帰ったんだよ。もっとしっかりと結界めいた仕掛けをして隔離するべきだったんだけど、その時の僕にはあの石を間近にして自分を制御する自信が無かった。」でもこうしてまた来る事になるなんてね。
少し盛り上がった土の上を照らしながら言う師匠が、薄ら笑いを浮かべている気がした。
言わばそこは小さな広場の様になっていた。それを囲む様にして立ち並ぶ無数の木。その太い枝の真下で絶命していく人々が、脳裏に鮮明に浮かびそうになり少し頭を振る。
それにしても…また違和感に襲われる。
自分でも恐れる程の存在の近くに、俺というちっぽけな小動物的存在を連れて来るなんて。
あまりに危険では無いのか?いくら師匠でもらしくないなぁ、と膨らむ違和感をぶつけようと師匠の方に向き合った
途端、背筋が凍った。
師匠がいない。
!!?
戦慄が走る。
隠れたとかじゃない。俺は師匠に向き合う直前まで、確かに師匠が照らしていた森の広場を見ていた。
しかし師匠の姿は何処にも無い。
そして
懐中電灯は僕が握っていた。
その事に気付いた瞬間足の力が抜けた。声も出せない。得体の知れない恐怖が全身を駆け巡る。
次の瞬間には師匠が勾玉を埋めたと言った盛り上がった土の前で正座していた。
「いつの間に!?」
俺の思考など無視して視界は断片的に移り変わる。
大きな木の真下。コンビニの袋、買った覚えの無いロープ。
余りにも無力だった。一瞬一瞬、極短い時間だったが、俺に全てを諦めさせるには充分だった。
そして最後に写ったのは師匠の顔だった。
…
…あれ?
停止していた思考が再開される。
何やらしきりに叫びながら俺の頬を張っている様だ。まだ声は聞こえない。やがて背中に
ドン
と鈍い衝撃が走った後、目の前の世界が鮮明になる。
正に「点」で表せる様な目をしていたであろう俺に
「帰るぞ。」
と師匠は吐き捨てる様に言った。
「逃げ帰る」
という状況は、正にこの事を指すのだろう。俺は殆ど師匠に覆い被さる様にして、言う事を聞かない両足を死に物狂いで前に進めた。
ようやく師匠の車に辿り着き、麓に向けて発進したが、まだ二人共一言も言葉を発しないでいた。
只はあ、はあ、という荒い息遣いだけが車内に響く。
暫くして師匠が何やらブツブツと呟きだした。早めに…に相談するべきだった。とか、やっぱりあんなやり方じゃ…ちくしょう。とか
よく聞き取れなかったのだが、こうなった事を悔やんでいる様子だった。
数多の疑問が思考から溢れ出そうだったが、その時は「ありがとうございました…」と言うのが精一杯だった。
ここからは後から聞いた師匠談
「びっくりしたよ、トイレから出たら居ないんだぜ?んで、失礼な奴だなーと外を覗いたら僕の車まで無いじゃないか。一瞬混乱したけど、すぐにあの場所を思い着いたよ。つい先日僕も君とほぼ同じ様な体験をしたんだ。慌てて近くの知り合いに原付借りてブッ飛ばしたよ。」
「え?じゃ、あの話は本当なんですか?」
驚いて師匠に問い掛けると彼は眉をひそめた。
俺があの夜行動を共にした擬似師匠から聞いた話を聞かせると、師匠は納得した様子で頷く。
記憶まで受け継ぐなんて、やっぱり僕の子供じゃないかとニヤニヤしていた。
そうして事が収まるまで師匠の部屋からの外出禁止を命じられ、俺は選択の余地無く従った。
師匠は部屋の角に塩を盛り、信頼しているというその筋の知り合いに連絡し、もういっそ彼に全部任せとこう。と笑いながら布団を敷くのであった。
そしてその夜、師匠は思い出した様に
「あっ。」
と声を上げた。
「借りた原付そのままじゃん。」
今から取りに行かなきゃね。と笑う師匠が冗談なのか本気なのか、確かめるのも嫌だったので、そうですね。とだけ答えて
俺は静かに目を瞑じた。
288 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/17(水) 23:39:28 ID:nyjGEz/AO
・・・本物と遜色ない、すごくいい
オリジナル二次創作、しかも果敢にも洒落怖スレに書くなんて本物そっくり。
空気読めてないよね。
291 :
271:2007/10/18(木) 00:31:38 ID:RniQBxutO
>>288、290
ありがとう。
>>289 だからゴメンってww
もっと面白いネタ考えるし、二度と誤爆なんてしないから許せ。
なかなか面白かったです。
本物のウニさんかと思ってしまいました。
また期待してます。
本物のウニさんも、自分が誤爆してるって事に気付いてほしいです><
294 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/18(木) 13:31:58 ID:4kMPDH6s0
言い回しがいかにも劣化コピーで全く楽しめなかった。
他人の創作物にあまりこういった表現は使いたくないのだが只一言「駄文。」ってのが読み終えた今一番しっくりくる表現かな。
二度と書かないでね。
お憑かれさま。
激しく同意。
同じ二次創作なのに「引っ張る」は何か空気が違う。
なんというか、普通に「つまんない」んだよね。
やってる事はあまり変わらないのになぜWhy?
いや、笑いましたけどね「狂玉(マガタマ)」で。
考えていたら違いが分かりましたが、胸の内に秘めときますw
296 :
Dir ◆a.ffZlMJBc :2007/10/18(木) 15:54:15 ID:x/o395XrO
まぁ 賛否両論なのは 至極分かるが とりあえず 暇潰しになったからぃぃゃ-
ウニのも 暇潰しに 読んでただけだしなw
まぁ 作者なりに 工夫してる感があるし ぃぃんじゃないかな
ただ 憑依って字がなぜか豹意だったのは オカ板住人として 痛いかな-
誤爆に対する叩きはまだわかるけど、このスレきてまで必死に叩いてるやつなんなの?
ウニも二次創作する人もがんばれ。
298 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/18(木) 18:40:55 ID:p0zBxKH8O
田舎の後編ってどこにあるの?
300 :
271:2007/10/18(木) 19:51:54 ID:RniQBxutO
>>292.297
本当ありがとう!
>>294.295.296
俺涙目ww
まぁこれから精進しまっさ。初っ端からウニさんレベルのモン書けるなんて思ってないし、アンタらも楽しめる位の腕に少しずつ近付いてけたらな〜。て願って気長にシコシコ頑張りますorz
何て言われようがまたいつか投下するので絶対見てろよチキショ!!
だからノリが気色悪いって何度ry
303 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/18(木) 22:03:34 ID:QnamQWRL0
>>300 オマエ頭悪いだろ?文から知性のNASAが滲み出てるんだよ
酷いスレになってしまった・・
ウニは死んだほうがいいね
306 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 02:29:50 ID:mE+vpLSN0
仕事いかなあかんのにこんな時間まで文章書いてしまった(;´Д`)
良かったら読んでください。
「本当にあった怖い名無し」
「この"本当にあった怖い名無し"って何?」
不意にPCを触っている師匠が俺に聞いた。
勿論、PCの師匠などでは全く無い。その道の師匠なら、
俺のレポートもいくらか助かって留年を重ねるなんてこともなかっただろう。
師匠は俺のオカルト道の師匠。
しかもどちらかといえばアナログなオカルトだ。
正確も割りと一部アナログなところがある。
師匠とある調べものをしに図書館に居たときのことだった。
前の生徒がログアウトせずに帰ったらしい。
しかもその生徒、学校のPCで某巨大掲示板を閲覧していたようだ。
調べ物をしようとした師匠は残された巨大掲示板のとあるのログを好奇の目で追っていた。
それは名前を自分で決めずにその掲示板に書き込んだ人に勝手に割り当てられる
ハンドルネームのようなものですよ、と説明をした。
師匠はある程度興味を引くタイトルの内容を読んでいるようだ。
俺は師匠をそのままに目当ての本を探し一息ついたところで師匠もそれに飽きたので図書館を出た。
307 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 02:33:23 ID:mE+vpLSN0
「ねぇ。諱って知ってる?」
また唐突に師匠が言い出した。
「死者の生前の名前のことでしたっけ」俺は自分の知識で答えた。
「確かに現在はその意味合いでそれ以上でもそれ以下でもないのが通例として使われているけれど、
"いみな"は名前の言霊によって"それ"を動かし、呼び寄せることを避けるためのもの。
死者をそのままの名前で呼んで、戻って来たとしたら?」
・・・中には、戻ってきて欲しい相手もいるだろうけれど、相手がそのままとは限らない。
そんなことオカルト映画にはよくある話なのでそちらを想像してしまった俺には
戻ってこられても困る話だ。
「古来、名前で人やものを操っていたっていう話だってある。それを避けるために、
生まれた世界で与えられた本当の名前は隠してたくらいだからね。
"実生活の中"では違う名前を使用するようにして。
さっき見た掲示板だと、ネット上は実生活じゃなくて、生まれた世界になるよね。
名前を世界で晒すようなことになるから、名前をつけないで書き込む人が大半で
みんな"本当にあった怖い名無し"になるんだよね。
僕ならそれを避けるよ」
308 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 02:33:58 ID:mE+vpLSN0
まださっぱり話が読めないので、じゃあ師匠ならどうするんですか?と尋ねると
「僕なら適当な名前つけちゃうよ。トム=クルーズとか。僕はトム=クルーズじゃないし、
トム=クルーズを指されても、それは僕じゃない。だから僕は誰にも干渉されないで済む。
これがハンドルネームの役割なんだ。
さっきの掲示板さ、勝手に名前つけられちゃうんだよね?"本当にあった怖い名無し"って。
掲示板を管理している人が居て、その人に名前をつけられちゃうわけだ。
お前は"本当にあった怖い名無し"だよって。名無しとして名づけられた人が
名無しとしてネット上に存在する。名無しとして存在する人は不特定多数。
ということは、でもそれが誰だかはわからないということだね。
生きている人間が名無しとしてネット上に存在し、その人が死んだとしよう。
その人はまだ"名無し"のまま。本人以外生きていても死んでいてもわからない。
掲示板のログと"名無し"だけが残る。世界に想いがあって留まる霊がいるよね。
たまたま、残されたログの中にそんな霊が居たとしよう。
すると当然、そこの"世界"に"名無し"として留まれるわけだ。
これが繰り返されるとどうなると思う?」
309 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 02:35:29 ID:mE+vpLSN0
俺はぐるぐると師匠が言った言葉を細かく噛み砕き、解釈する。
中々うまく解釈できないでいると、師匠がまたこんなことを言い出した。
「木を隠すには森の中。人を隠すには人ごみの中。霊を隠すには?」
霊を隠そうっていう人間もいないと思うが、俺は一応質問の答えを用意した。
「霊がたくさんいる所ですよね。隠すんだから、いかにもな心霊スポットや、自殺の名所、
墓場辺りでいいんじゃないですか。居てもおかしくない、と認識されているところだから」
「人はそう考える。だからネット上の世界は怖いんだよ。"名無し"はたくさんいる。
書き手が生きているか、死んでいるか、わからない。
気がつけばネット上の死者の"名無し"が増えていく。誰もそれに気づかない。
だから霊を隠すのにうってつけの場所が、ネットワークの世界なんだよ。
ネットワークの世界は、今僕らがいる世界と綿密に繋がっているからね。」
俺はハンドルネームなんて深く考えたことなんてなかったが、
今回の師匠の話でちょっと考えようと思った。
歩くさんがよくころころハンドルネームを変えるのはまさかこういうことなんだろうか…。
「そして"それらと同じ名前"を使うなんて俺には怖くてできないな」
師匠はそういってにやりと笑った。
以上!途中で眠くなったので駄文ならぬうだうだ文スマソ
310 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/19(金) 02:48:22 ID:Vln9NuJjO
>309乙(^∀^)
面白かったよー
311 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/19(金) 05:52:41 ID:yzs48aeZ0
>>カニ ◆ug0HcINQ2c
アボーン設定した。
>>カニ ◆ug0HcINQ2c
重要レス設定した。
アボーン設定するくらいなら、
>>311がこのスレに来なきゃいいと思うんだが
いいから京介さんの生理について語ろうぜ
>>298まだ投下されてません。
師匠シリーズの二次創作のまとめサイトとかってあるの?できれば携帯で見れるもの。
カニさんのこええぇぇぇ
やべえファンになりそう。寝る前にこんなの書けるなんてスゲー
>>316 洒落怖差分の師匠シリーズには「贋作」っていう欄があるけど
最近のはまだ載ってないみたい。まとめサイト誰か作らないかなー
>>317ありがとう。
でもその「贋作」の欄のあるまとめサイト知りません。
出来ればURLお願いします<m(__)m>
319 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/19(金) 21:28:38 ID:/vchB3bG0
320 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 22:05:32 ID:/vchB3bG0
カニです。今晩は。
今回も誤字と「。」ミスって駄目ぽ(´`;)
大体、最後の師匠の台詞がなんで「俺」になってんだ!!
人目に晒してるのにミスしまくりのバカニでスマソ_| ̄|○
推敲もしないでよくうpできるね
323 :
カニ ◆ug0HcINQ2c :2007/10/19(金) 22:38:38 ID:/vchB3bG0
>>321 平家カニってなんだろと思ってぐぐったらすごいカニがでた(;・∀・)
平家カニ怖いから普通のカニで許してくだしあ…
>>322 眠いのに勢いだけでうpしました。反省。
眠気がある時に2〜3回読んだだけの推敲駄目!
気をつけます(´・ω:;.:...
後、105 エビさんや。
2回ともレスくれてありがd!
創作文芸でやれ
>>319たびたびすみません、ありがとうございました(*^^*)
カニという名前にした事によってウニのオプションみたいな存在になってしまうのが惜しい
カニ、二次創作じゃなくオリジナルを書いてみないか?
お前ならなんとでもなりそうな気がするぜ
あぁあぁあああぁあちひろの血液イッキしたいよぉおぉぉあそああぁおあああおぁあ!!!!
カニさんの人気に嫉妬。
新しいオリジナル話あるんですが前回の話(
>>260-261)が殆ど反応が無かったので投下しようか迷ってます。
誰かなんか言ってください。
やめてください。
>>331 ウニっぽくてなんか腹立ったよw
次も読みたい。
>>331 反応なくても応援してるぜ。
ウニっぽくてすげームカつくけど。
どこが怖い話だこのボケカスって言いたいけど。
ここ洒落怖じゃないんでおk。
カニです。今晩は。
>>328 ウニ氏が書いた文章から作ったものだから、私自身がオプション存在なのでNP!
>>329 267でも書いたけど、設定ありきで書いたものだから
オリジナルは発想すら思いつかないよ(;´Д`)
空き缶と本当にあった怖い名無しっていうお題があったから
そこから考えて見て作った文章なんだ。
発案力が欲しい(´・ω・`)
師匠は2ちゃんねるが得意だ。
もちろん2ちゃんねるの師匠ではない。
大学の先輩で、2ちゃんねるマニアの変人である。
俺もまた、2ちゃんねるが好きだったので、師匠師匠と呼んでつきまとっていた。
大学1回生の秋に、師匠がねらーであるのを知って勝負を挑んだ。
俺も多少心得があったから。
しかし結果は惨敗。ジエン(自作自演)しても相手にならなかった。
1週間後、あらゆる板のネタスレに入り浸りカンを取り戻した俺は、再挑戦のために師匠の下宿へ乗り込んだ。
結果、多少善戦した感はあるが、やはりVipクオリティで蹴散らされてしまった。
過去ログを見てる最中に、師匠がぽつりと言った。
「僕は本当にあった怖い名無しと戦ったことがある」
いつものネタよりなんだか楽しそうな気がして、身を乗り出した。
師匠は匿名でネットを利用する事は無い。(※
>>306-309参照)
2ちゃんだとコテはうざがられるようだが師匠を敵視してる連中も大勢いたらしい。
「だがいつからか、おかしな奴に粘着されるようになったんだ」
こちらのレスに即レスを返してくる名無しが現れたという。
しかも今までのレスを全部読んだ上での鋭いレスが返ってくるという。
「師匠の巡回コースで張ってるんでしょ?だからコテは止めたほうがいいとあれほど・・・」
「そんなモンじゃない。数秒でレスがくるんだぞ。これ以上無い即レスだ」
師匠が過去ログをいくつか表示した。
なるほど、確かにどのレスも5秒以内で返ってきている。
しかも理詰めの長文だ。師匠も厄介なのに粘着されたな。
最速は0秒・・・ってことはコンマ秒で返したって事か。
そこであることに気づき、背筋が凍りついた。
コイツはそんな短時間でどうやって文字を打ちこんだんだ?
「考えられる事はひとつ。こいつは『本当にあった怖い名無し』だ」
意味が分からない。
「お前さっきの勝負で負けた時、感情をどこにぶつけた?」
「そりゃ師匠ですよ」
「そうだな。では、名無しと煽りあいで負けた時なんかはどうだ?」
「そりゃ名無しに対して・・・ハッ!!」
そうなのだ。
煽り煽られの2ちゃんねる、ネットの向こうが誰なのか分からない以上、
怨みの対象はいつも「本当にあった怖い名無し」!
「師匠、これは一体どういうことなんですか!?」
「どうやら俺たちはとんでもない思い違いをしていたようだ・・・」
.ト│|、 |
. {、l 、ト! \ / ,ヘ |
i. ゙、 iヽ / / / ヽ │
. lヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } ← 師匠
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./ 「本当にあった怖い名無し」、無記名を示す記号であることは疑いようが無い。
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/ だが同時にその役割をこなすという単独のパーソナルデータでもある。
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::| 無記名ねらーを示す単独の記号は、常日頃人の情念を一身に浴びているんだ。
! |: | ただの物でも人の想いによって魂を宿すという。
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、 それが24時間、何千、何万、何億もの人の想いを受け続けたらどうなる?
ヽ 、__,,.. /:;;: .!; \
ヽ ::::::::::: /:::;;:: /
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` 師 匠 ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ 「本当にあった怖い名無し」とは!
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 人の憎悪憤怒の情念を血肉とし!
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ デジタルの網を揺りかごにして!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / 膨大な情報の海の中に発生した!
l `___,.、 u ./│ /_. 新たな知的生命体なんだよ!!
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
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l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
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/ ヽ、_/)ノ
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!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / ← ウニ
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ヽ \ \ /
「知り合いのスーパーハカー『草薙素子』に頼んでネットダイブして貰ったが、どこにも繋がってなかったよ」
目の前に並ぶ「本当にあった怖い名無し」を見て恐ろしくなる。
この中に人ならざるものの書き込みがいくつあるんだろうか。
師匠は冷や汗を流し固まる俺をみてニヤニヤしている。
「大丈夫だよ。勝ったのは僕だ」
勝ったって・・・相手はオカ板そのものみたいなもんじゃないですか!
「正体がわかれば簡単な事だよ。別の名前をつけてやった」
「奴はもう『本当にあった怖い名無し』じゃなくなった。その後消えたみたいだからやっぱ効いたんじゃないかな」
やっぱりこの人は俺の師匠だ。
しかしいつ第二、第三の「本当にあった怖い名無し」が誕生してもおかしくない。
文明の叡智はオカルトの闇を掃うが、同時に新たな闇を生み出している事実を痛感し、背筋が寒くなるのだった。
「ネットは広大だわ・・・」
ちょw歩くさん、いつからいたんスかwww
ひょっとして知り合いのスーパーハカーって歩くさんですか?
歩くさんの本名「倉野木綾」をアルファベットにして、順に並べると
AAAIKKNORUY
あるくさんは女王様か雌奴隷かといえばメス犬だからMを加える。
さらにオカルトなんだからゴーストを加えるのは当然だ。
そうすると
AAAIGKKMNOOOSTURY
整理すると
KUSANAGI MOTOKO AIRY
意味不明のAIRYはノイズとして取り除く。そして出てくるのは
KUSANAGI MOTOKO(草薙素子)、どうです、この推理。
あのさ
ちょwwノイズwww
もう本家を読んでいる時でさえ
師匠がキバヤシに思えてきたw
氏の話は、なんか山場以降が萎える……がっかりすると言えばいいのか
海産物が怖い話をしてくれるスレはここですか?
348 :
彫刻:2007/10/21(日) 12:30:44 ID:rkatAT60O
>>333>>334理由はどうあれ応援ありがとう。
>>332ごめんなさい、投下します。
ある日、師匠の部屋に行くと部屋一面に木屑が散らばっていた。
中心には彫りかけのタテ40cmヨコ20cmほどの丸太が2つ鎮座している。
「彫刻、ですか?」
「ああ、仏像をつくる」
もちろん、彫刻の師匠ではない。オカルト道の師匠だ。
「そうだ、面白いモノを見せてやる」
そう言って師匠は2つの丸太のうち赤みがかかったほうを持ち上げ、落とした。
丸太は真っ直ぐもう一方の丸太の上に
―――落ちなかった。
「は? え、なんで」
真っ直ぐ落ちるはずだった丸太は緩やかに丸太を避けて畳に転がった。
師匠はニヤニヤと笑っている。
349 :
彫刻:2007/10/21(日) 12:32:05 ID:rkatAT60O
「昔な、一人の神様が神々が暮らす山から追い出された。その際、その神様の目を刺したのが松だ」
そう言って師匠は落とした方の丸太に触れた。
「じゃあ、こっちの木は」
「追い出された神様を祀る神社の御神木だ。ちなみに桜な」
……………。
御神木ってあんた。
「なんだその顔は。言っておくが真っ当に手に入れたモノだぞ。
知り合いの地元で御神木を切るって言うから立ち会ったらその話をされてな、仏像をつくりたいって言ったら感激されたんだぞ」
「じゃあ、この松はなんなんですか」
「その後にちょっと山登りをね。ほら、仏像って複数のパーツから一体を作るのも多いし」
師匠の言う『ちょっと山登り』にそこはかとなく犯罪の匂いを感じるがそこはスルーする。
「あえてその2つの木で一体の仏像をつくるんですね?」
「うん」
よくこんなことを思いつくもんだ。
僕は立ち上がった。
散らばった木屑が不自然に桜と松で分かれていたがわざわざ口にはしなかった。
350 :
彫刻:2007/10/21(日) 12:33:22 ID:rkatAT60O
1週間ほど後、僕は師匠の部屋を訪れていた。
ボヤ騒ぎをおこしたと噂で聞いたからだ。
畳には直径30cmほどの焦げ痕がある。
「ボヤ騒ぎってそれですか」
「うん。前に見せた仏像さ、大まかな形どりして前部品と後ろ部品を合わせたらな、接合面から燃え上がった」
怖っ。よく無事だったなこの人。
「拒絶反応ってやつなんだろうな。一緒に木屑も燃えて残ったのはこれだけだ」
そう言って師匠はどこからか真っ赤に錆びた大きな釘を6本取り出した。
ぞくり、と悪寒が走る。
「それは…どこから?」
「御神木の幹を伐った時に出てきた。丑の刻参りってやつだな」
僕は思わず考えてしまった。本当に怖いのは誰なのか、何なのかを。
351 :
晒しあげ:2007/10/21(日) 13:11:10 ID:LM8OZpDI0
くだらん
こんなふうにラノベ家志望がいっぱい沸いてくる様なら創作文芸にスレでも立てて分けたほうがいいと思うけど
創作文芸
http://love6.2ch.net/bun/ 語るスレ、としてはあまりにもスレ違い過ぎるだろ・・もれなく長文になるから見ない人にはうっとおしいし
オカルト板としてもかなり微妙
353 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/21(日) 15:22:26 ID:neuldH2T0
354 :
フネ:2007/10/21(日) 15:53:24 ID:pXcjwBME0
皆さんこんにちわ。
sageウニ改めましてフネです。
引っ張る書いたのは僕じゃありませんよ。
355 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/21(日) 16:44:54 ID:DkAWvRtoO
え
フネは本当にMMRが好きなんだなw
次のお題は『田舎後編』でヨロシク
>>352 お前が来なければいいだけの話だろ。何様だよ?しかも長文がうっとおしいとか、アホかよ・・
自治厨は洒落コワから出てくるなよ。
「師匠シリーズウザイ、専用スレ建てろ」→「創作長文ウザイ、創作文芸スレに建てろ」
もう一度言う。自治厨は洒落コワから出てくるな。アイカゴ以下の存在だと分からないのか?
お前らみたいなのが洒落コワを駄目にしたんだよ
359 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/21(日) 22:17:03 ID:NhT3E0z90
ほんとだよ
自治厨は死んでろよ
アイカゴに同意されてるようじゃおしまいだな
アイカゴはツンデレてツインテールのボクっ娘
ネタスレで読むなら師匠シリーズもそこそこに楽しめるってことか
>>350 神道の御神木を削って仏像にする時点で、既に燃え〜なんじゃないかって気がしてきた。
八百万神≒仏教神とうまく辻褄合わせる論もあったしいいのかな…
とにかく乙。また書いてくれよ!
>>362えっと、それはもっと書けという意味でとっていいんですか?そうならありがとう。
>>364御神木って神社だけにあるものかと思ってしまい、安易に神社にしてしまいました。認識不足です。すみませんが「神社」を「寺」に脳内変換して下さい。
ちなみに喧嘩して松で目を刺された神様は私の地元の民話で(他の設定は違いますが)、仏教真言宗です。
叩かれてだいぶ凹んでました。本当にありがとう(:_;)
気にすんなよ、ウニもどきぃ〜 楽しませてもらってるよ!
801から流れてきたのかなんなのか知らんがひでぇスレになったもんだ
>>365 凹んだままでいてください
馴合いしたいなら他でどうぞ
だからさ、師匠がいればオカルトっぽい話なんかいくらでも作れるんですよ。
そんなの怖い話じゃないでしょ。
ウゼーよ馬鹿。
そんなこと言うなよこのツンデレちゃんめ。
373 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/24(水) 00:59:57 ID:oxFa/S4PO
>>371 要するに腐ってんだよな?性根が。オマエらみたいな糞は。
醜いから黙ってROMっとけやボケ
(´Д`)=3
>>365 神仏習合で寺の中に神社があったりするから、まあ全然アリなんでね?
否定意見は無視のお花畑はいらんよ
叩かれてるとか被害妄想だし、面白くないからいらんと言われてるだけだし
>>375うーん、それなら大丈夫でしょうか。
>>376しかし改善点の指摘も無しにつまらないと言われましても、どう答えていいかわかりませんし、私自身を否定されても私は少しでも支持してくれる人がいるなら書きたいです。
もし、改善点をあげたにも関わらずスルーされたのなら申し訳ありません。
書かなくていいよ (笑)
作品はいくらでも投下したらいいと思う
けどコテっぽくして自己主張してるのがうざい
馴れ合いとか自分語りしたいならサイト作ってそっちでやれ
全部本物のウニにもいえるんだけどな
この人書き込みからアスペの匂いがするんだよね・・
アスペルガーのこと?
ウニもどきやその他海産物は、投下場所をわきまえている点で、ウニよりマシと言える。
ネタ作って投下してくれるのはいいと思うんだが
感想レス求めたり、感想にいちいちレス返したりしてるのがウザイ。
洒落怖はまとめ以外見ないんでよく知らないのだが
コテはみんなこういう習性を持ってるのか?
385 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/24(水) 17:01:26 ID:6Ngz79OPO
ウニモドキ モット書ケ
余ハ退屈ダ
>>384 2ちゃんはレスのやりとりの場だ。
嫌ならまとめだけ見てろよ。
387 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/24(水) 17:25:21 ID:9RANVOYG0
俺は単純にウニの死傷シリーズについてあ〜だこ〜だ言いたいだけなん
だが正直海産物達は履き違えてると思うよ。
蟹とその擁護はスレ違いだっていい加減悟れよ。
あ〜だこ〜だ言えばいいじゃないかw
海産物シリーズは何の邪魔もしませんが何か?w
ウニさんは師匠シリーズが投票所のトップにいることで、なにかカン違いをしてはいないだろうか。
390 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/24(水) 22:01:10 ID:wXnXWOBdO
師匠シリーズ 本にしたいな
差分サイトに海産物シリーズがまとめられてるwwww
管理人グッジョブ!!!wwwwwwwwwwwww
スレチごめんなさい
ツンデレな霊のスレって無かったでしたっけ?
何処かで見た気がしたんですけど
知ってる方がいたら誘導お願いします
m(__)m
まあそう叩くなや。上の方にもあったが、ここで書いてる分にはゴミの捨て場所を弁えてる常識人と言えるじゃないかw
394 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/25(木) 00:26:09 ID:/ctFeNTVO
差分サイト見てきたけど引っ張るってヤツだけ異様に長くてウゼェww
オチ弱ぇーし
ま、他も糞だったけど、とりあえず居場所出来て良かったじゃんww
な?
贋作は管理人の判断でクオリティ高いのだけ載せればいいと思う。引っ張るとか。
ダラダラ長いだけなのはクオリティ高いとはいわない
まぁ本人がワザワザ本スレにまで投下してたからどうせまとめには乗るだろw
コテと取りまきの馴れ合い、そしてアンチの罵倒でスレが埋まっていく。
ここも洒落コワと一緒だねw
398 :
提案:2007/10/25(木) 16:31:48 ID:YOPELlgmO
スレが二極化するのはどうかと思う。
例えば、月に一度とか日にち決めて、その時点でネタのある人が投下。二次創作を望まない人がその日を避けるとかしたらどうだろう。
二次創作を望まないわけじゃなく変な馴合いするのが嫌なやつがいるだけだろ
つまらん話乗せて勘違いしてる人がいても荒らさない限りは生暖かい目で見守ってあげようや
つかカン違いウニが一向に作品を投下しない中、海産物が二次創作発表してワイワイやったって構わんだろ。
ウニの誤爆はムカつくが、ネタスレでネタを見るのなら素直に楽しめる。
何故か知らんが全然続きを書かない前後編とか、勝手に予想して楽しむってのもアリだと思うね。
本物越える話になったら万々歳、新ウニは速やかに引退しろってね。
>>398に賛成かな。
俺は二次創作歓迎派だけど、そのほうが読みやすくていいんじゃないだろうか。
本物ウニはもう暫く来そうにないし、二次創作投下したっていいだろ。
そんな面倒なことするなら他の板に専用スレ立てたほうが双方にとっていいだろ
403 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/25(木) 21:28:20 ID:Isj9HySUO
まあまあ、俺ルールくらい好きに決めさせてあげましょうよ。
勝手に決めて勝手に実行してなさいってことで。
他人に押し付けないでね。
「提案」って言ってるじゃん。
複数の名無しさんの賛成とコテ常連の了承があれば現実しうるかと。次スレのテンプレに入れるとかしてさ。
405 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/25(木) 21:43:32 ID:Isj9HySUO
自演かどうかもわからない賛成反対レスの応酬は、
二次創作以上に不毛だと思いませんか?
少なくともコテはトリ付きもあるから自演できないじゃん。
じゃあ、
>>405は何を望むの?
407 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/25(木) 22:06:42 ID:nHJtkxslO
ファン故だろうけど何でここまで熱くなれるんだよw
まぁここ大学生とか多そうだし仕方ないのか
>少なくともコテはトリ付きもあるから自演できないじゃん
意味が分からん、本気でアホなのか
そもそも掲示板というコミュニケーションの場において
>二次創作を望まない人がその日を避けるとかしたらどうだろう。
こんなもの何の意味も無いことは少し考えれば分かるはずだが・・
なんだ?その日を避けるって
信者が馬鹿な提案して、てめえの首を更に絞めてるのが笑える
誰がそんな面倒くさいルールに従うんだよ?
久しぶりに気持ちのいいくらい分かりやすいアホが沸いててバロスw
そのアホがクオリティ高いって言ってるのが引っ張るで更に激しくバロスww
新ウニもウナニー小説発表する日を決めて、嫌いな人はその日を避ければイイと思います!
(>∀<);!!
馬鹿ばっか (笑)
413 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/26(金) 12:49:22 ID:DWXzQ2mTO
_
タヒね
ウナニーってウンコオナニーの事だったんだな。
ウナギオナニーだろこのド変態が
オマイラ茶でも飲んでオチツケ
ドゾー
|ー|
|茶∧_∧ | /ドキュン!
|-(´・ω)⌒ヾ∠= ̄丶
| / つつ( = 旦)
| し-J/ |_〈 ̄=_ノ
゙゙゙゙゙゙/VN\
ドギューン!!
________二 ̄ヽ
旦 )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄=__ノ
田舎住まいだった僕が進学した大学で知り合った人は
いわゆる霊感体質で、師匠と呼んでいるその人と
一緒にいることにより僕はさ、様々な怖い目にあったが、
その人に勝るとも劣らない「すごい人」である京介さんという、
オカルト系のネットサークルで知り合った女性の言動で
危機一髪では済まされないような危ない目に逢うことも何度かあった。
そもそものきっかけは、民放でやっていた心霊番組に端を発する。
その番組の内容は、視聴率至上主義の番組構成作家が
思いついたような底の浅い内容で、深くオカルトに
興味があるものにとっては失笑するような陳腐なものであり、
胡散臭い霊媒師が芸能人を霊視したりして
ネガティブな意味で番組にいい味を付けをしていた。
次の日、その番組について僕は大学で師匠に対して
「ああいう番組に出る霊能者はほんとに霊視してるんですかね」
と聞くと、だるそうな顔でフン‥と鼻で笑った。どうやらインチキ霊能者らしい。
やっぱりか‥、そして師匠が口を開く。
「今現在、日本の総人口はいくらぐらいだ?」
急に何を言い出すかと思ったらそんな事か、
「一億二千万強じゃないですかね」僕はそう答えると、師匠は目を細くしながら
「普通の人にとってはそうでも、例えばまともな霊能力を持つ人間にとっては
二億人にも三億人にも感じるだろうな‥」と師匠は言った。
僕は意味が分からず聞き返すと、
「まぁ落ち着け、それがわかる身近なやつでいうと‥‥あの女だな。」
どうやら京介さんのことらしい。
師匠の話によると、京介さんぐらいのレベルになると
さまざまな霊をいわゆる「霊視能力」によって
肉眼に捕らえることができるため、
本来の日本の人口密度以上の「人の多さ」を感じている事になるという。
それは同時に、霊の大半は一般人のようなかっこをしており、
自分が死んだ事に気づいていない霊も相当数いるのだという。
厄介なのが、自分が死んでいるのを自覚している霊だと師匠は言った。
もっと詳しく聞こうとしたが、「この話に関してはあんまり多くを知らないほうがいいぞ」
と師匠は言う。そして師匠は大学の中へと戻っていった。
ちょうどこの日はネットのオカルトサークルへ顔を出す日だったので
この話の続きは京介さんに直接聞けばいいやと思い
僕もその場をあとにした。
今思えば、師匠のいいつけを守っていればよかったのだが‥。
前後に分けるとかそんなとこまで真似しなくても・・・
でも後編が半年後とかだったら逆に笑える。
422 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/26(金) 23:03:06 ID:mPb1Q4bsO
つ、つまらん
せめて「霊能力」じゃなく「霊感」って書いてほしかったかな
なんか霊能力だと陳腐っぽくなる気がする
424 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/26(金) 23:20:17 ID:mPb1Q4bsO
つ、つまらん
悲惨
「普通の人にとってはそうでも、例えばまともな霊能力を持つ人間にとっては二億人にも三億人にも感じるだろうな‥」
なんじゃそりゃwwwwwwwwwwwwww
あーあ貶してネタにする心が貧相な人間しかいないな、このスレ終わりでいいよもう
かかなきゃいいのに
複線張ってるしなかなか面白そうではあるな。
430 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/27(土) 08:36:34 ID:PlyS2XnaO
んだ、頑張って続きを考えるんだ。応援してるぞ!
431 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/27(土) 08:47:40 ID:CrAqzobcO
ロッテのビックリマンではなく、ロッチのビックリマンのようだ。
フェイク特有の陳腐さが目立つね。
432 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/27(土) 09:34:32 ID:If49D7SmO
近頃の師匠シリーズ
やたら無駄に話が長くて、初期の頃はそれでもワクワクさせられたが
書けば書くほどウニの文章力は上がっても不思議じゃないのに
とか思ってしまうのは私がド素人だからかな?
貶めるまでもなく始めからネタでしかないと思うが。
>>427 終わりでいいならお前はもう来んなw
>>432 素人の素直な感想ってのは、なかなか馬鹿に出来ないもんです。
文章力が上がった(?)分だけ、提灯小説になったという事でしょう。
本物と大して変わらない二次創作が、正しいスレに安定して投稿されるんなら、
ぶっちゃけた話、
ウ ニ い な く て も い い ん じ ゃ な い の ?
本物がいてこその二次だよ
何が「正しいスレ」だよ。心底うっとおしい奴らだな自治厨は
いらないのはお前らだよ
>>437の方が自治厨に見えてしまうのはなぜなのだろう。
誰かウニっぽく説明してくだしあ。
439 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:15:51 ID:HMXPWgl0O
田舎(前編・中編)の伏線にふれつつ、中編の続きからです。
ユキオの先生の家からの帰り道、全員が終始無言だった。
行きのような目には合わなかったが、帰り道がやけに長く感じられた。
ユキオは何か言いたそうにしているが何も聞いてこない。
叔父さんの家に着き、ユキオと別れて部屋に戻ると師匠が口を開いた。
「なあ」
「はい」
「僕に聞きたいことはないかい」
「…何を聞けばいいか教えて下さい」
聞きたいことは山ほどあって何を聞いていいかわからない。
師匠は俺の質問にひとつ頷いた。
440 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:16:49 ID:HMXPWgl0O
師匠は懐から人を象った小さな板を1枚出して俺に見せた。
「ヒトガタだ」
「それって、あの呪いの?」
思わず聞き返すと、「まぁ、そうだ」とのこと。
「ヒトガタを傷つけることでヒトガタの主が傷つくなら逆もまたしかり。霊的な攻撃は代わってくれる筈だ。
名前と生年月日書いて髪の毛貼っとけ。
扱いに気をつけろよ」と俺に渡した。
書き終わり髪の毛を貼り付けたのを確認すると、師匠は言った。
「弊をつくる」
441 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:18:18 ID:HMXPWgl0O
師匠が鞄から和紙を取り出し、弊をつくり出した。
これが川ミサキ、水神めんたつ、蛇おんたつ、と、次々に紙細工を机に放る。師匠の言う通り、『怪物』にしては随分とかわいらしい。
「何故犬神の弊が無いのか」
机の弊が十を超えたころ、唐突に師匠が話だした。
「最初に考えうる理由は『必要無いから』かな。
まず第一の可能性。僕が前に言った通り、犬神の存在自体が『やらせ』で農村の不満解消システムの場合だ。存在しないからそれを象った弊も無い」
師匠は話ながら和紙を折りつづけている。
「でも、『フリ』ならフリで祓うからには弊を用意するんじゃないですか?その方が説得力ありますし」
「存在しないモノに形を用意したらそれは存在してしまうじゃないか。つくる奴が呪術師ならなおさらだ」
「次に第二の可能性。
犬神をつくり祟っているのは」
師匠は唐突に言葉を切った。
どうしたんですか、と問うより先に、何事も無かったかのように話を再開した。
「それを祓う筈の太夫(たゆう)だという可能性だ。
自身らの益になる犬神を祓う弊がある筈がない。
あるいは…」
442 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:19:51 ID:HMXPWgl0O
反論しようとして俺は気付いた。机の上の弊がカサカサと音を立ている。
「師匠」
呼びかけたが師匠は黙って和紙を折り続ける。
机に置いたヒトガタがカタカタと震えだした。
「師匠」
師匠は答えない。
カタカタを止めたくてヒトガタを手にとった途端、ヒトガタに亀裂が入った。
「師匠〜」
幾分、涙声になっているのが自分でもわかる。
それでも、師匠は答えずに『何か』をつくり続ける。
………………。
「何を、つくっているんですか」
師匠の手がピタリと止まった。
その口元にニヤっとした笑みが浮かぶ。
「犬神の弊」
443 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:22:13 ID:HMXPWgl0O
師匠の言葉に反応したように窓がドアが壁一面がバンバンと叩かれる音がする。
机の弊はカサカサ鳴き、手で押さえきれない程ヒトガタが震え、亀裂が酷くなった。
師匠はなおも弊を折り続ける。
その場から動けずに耳を塞ぎうずくまった。何をとか何でとかもうどうでもいい。泣きそうだった。
バンッ、
と一際大きな音がし、誰かが近寄ってくる気配がした。
顔をあげると悪鬼の形相をした京介さんで、それでも救われた気がして頼りすがろうとしたが無視される。
京介さんは真っ直ぐ師匠のもとへ行き、その手に握られた紙片―師匠いわく『犬神の弊』―をむしり取ると容赦なく破り捨てた。
同時にピタリと音が止んだ。
「こんなことだろうと思った」
険しい顔のまま京介さんが言う。
灰皿にしているドロップの空き缶に破った『犬神の弊』と机の他の弊を詰め、火のついたマッチを入れた。
燃えるのを見届けずに俺の方を見ると一言。「帰るぞ」
俺はのろのろと立ち上がった。
ふと、師匠を見ると手に俺のとは違うヒトガタが握られていた。
行きに師匠の首にあった紐が板に複雑に結ばれ、ヒトガタの胸にあたる部分が刃物で切られたようにずたずたになっていた。
444 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:23:35 ID:HMXPWgl0O
4時間後、俺たちは駅にいた。
突然帰ると言い出したにもかかわらず駅まで送ってくれた叔父さんに感謝した。
師匠は帰ることを渋っていたが、CoCoさんの「夢を思い出した」発言で帰ることに同意した。
俺は予知能力のあるCoCoさんが何の夢を見たのか聞かなかった。聞けなかったのだ。
「結局、どういうことだったんですか」
帰りの電車内、俺の質問に師匠は「わからない」と首をふった。
「僕の仮説の中に正解があったのか、僕の霊感に反応したのか、それともあの、」
「存在しないんじゃなかったんですか」
「存在しない。だからつくってみたんだよ。他の弊のつくりを参考にしてさ。
多分ありふれた感情が、存在しない筈のモノをつくってさ、存在しないけど『それ』を望んだ気持ってのは存在するわけで。
そこに存在しない筈のカタチを与えようとしたことで反発がおきたんじゃないかな」
445 :
田舎(後編):2007/10/28(日) 00:25:34 ID:HMXPWgl0O
「よく、わかりません」
それでいい、と師匠ではなく京介さんが言った。
足の絆創膏を剥がしてみせる。一瞬、小さな犬の歯形のような青アザが見えた気がしたが、よく見ても何の傷も無かった。
「結局、何もなかった。それでいいじゃないか」
京介さんの言葉に曖昧に頷き、俺の里帰りは終わったのだ。
自分で読み返すことはしてんの?
他人のシリーズものに手を出すとか…
田舎は続き書かれてんだろ
そろそろ勘違いに気付けよカス
>>434 ペンネーム記載とゲーム現物贈呈だけで
ストーリーをタダ貰いしようってのか…何だかなぁ…。
あーあ、甘い顔してっから
こいつ病気なんだから放置しちゃダメだよ
>>446 贋作の「田舎後編」、オチが物足りん。
ウニのあのやたら回りくどく書く手法使え。
名前欄見て、一瞬本物キタ――(゚∀゚)――!?とか期待した俺が馬鹿だったよ
ウニもどき乙。
前編中編と比べるとあっさりしすぎてるけどしょうがないよねw
あとウニの血の秘密が明らかになってませんよ。
>>434 風間さんと師匠って結構似てる感じがするな…
師匠が宇宙人って事はないだろうけどw
>>357お題としてあがってるが、他にカニとかも書いてるんかな。
ウニは読者?を待たせ過ぎ。本家が書き込みづらくなる様な秀逸な後編希望。
素人が書いてるんだからそんなにネタ作りに時間がかかるというのは理解できる。
しかし血とか田舎みたいに、1つの話を分けて投稿するものに時間をかけるというのは理解しがたい。
何を考えているのだろうか。
456 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/29(月) 11:46:41 ID:+xhrnh+40
ヒント
素人が書いてるんだからそんなにネタ作りに時間がかかるというのは理解できる。
ヒント
一気に長文投稿で埋められても困るんですけど。
ウニって二次OKしてるんだっけ?
ウニと二次のまとめサイトやコピー本(漫画化とか)つくりたいけど、金銭絡むとダメだよね。
なんか乙一っぽいねー
460 :
本当にあった怖い名無し:2007/10/29(月) 21:06:57 ID:TyP0UriYO
>>458 たしかウニは前に二次やってほしいみたいに言ってたはず
ていうか、自分の話に著作権などないとか言ってたはず。
過去ログ漁ったら言質とれるよ。
新ウニが後ろめたさをごまかす為に言ったんじゃないの?
自身の体験談(という設定)なら二次創作やってくれとか著作権ないとか言わないと思うんだよね。
新ウニ=ウニと別人、やってる事は二次創作。
>>458-461 こらこら、まさか本当に著作権ないと思ってないのか?
2ちゃんのログはひろゆきに著作権があるんだが?営利目的のログ使用は禁じられてるのしらないの?
商品化するならひろゆきの許可が必要。
暴走して、第2のカレマニにならないことを祈る
458です。
>>464orz…個人でアフィリ&販売無しのサイトなら大丈夫だろうか。カレマニ?ググってきます。
つーか普通にまとめサイトにまとめてあるんだからサイトなんていらねーっての
京介さんがエロい目にあってくれれば満足だ
京介さんが今のマンションに越してきた日のこと。
お隣に引越しソバを持っていく、今どき古風な一面を見せる京介さん。
ドアが開くと、部屋にいたキモイ顔の男に「チェンジ」と言われる。
よくわからないまま、(変なヤツだ)と首を捻りつつもソバを置いて辞去する。
5分後
どうやら隣の男はデリヘル嬢を呼んでて、それと間違われたらしいと思い至る京介さん。
さらに3分後
「チェンジってどういうことだコラァァァッッ!!」
と叫びながら隣の部屋に再突入。
エエェー? と怯えつつも(バックの男じゃなく、本人がきちゃうの?)と混乱するキモイ顔の男。
「よく知りもしねえクセに。ヤッてから言えよ!」
と言いながら急いで服を脱ぐ京介さん。
1時間後
自分の部屋に帰り、猛烈な自己嫌悪に陥る京介さん。
そんな京介さんいやだああああああああっっっっつ
京介=タカさんのイメージで固まりました。
誰か助けてください。
大学の中庭で師匠と別れ、大学を後にした僕は
師匠のやんわりとした忠告を気にもかけず、
京介さんの霊を見る力‥
つまり霊視の件で彼女に相談を持ちかけた。
「‥‥そんな事か‥‥まぁなんだ‥とにかく乗れ」
彼女にそう促されると、僕は彼女の愛車である
青いインプレッサの助手席に乗りこんだ。
京介さんは携帯をいじりつつ僕に尋ねる。
「‥‥おまえはアイツと知り合ってどのくらいだ?」
師匠の事らしい。もう一年は立つだろうか‥
「そろそろいい頃かもな‥‥‥ちょっと目を閉じてみろ」
いきなり京介さんがそうつぶやく。
僕は一瞬戸惑ったが、言うとおりにした。
「絶対目を開けるなよ」僕はちょっとドキッとした
京介さんはそういうと、どうやら自分の右手をかざし、
人差し指と中指らしき2本の指を僕の眉間にそっと触れ、
なにやらまじないのような呪文らしき言葉を唱え始めた。
しばらくすると「‥‥目を開けていいぞ」京介さんは言う。
ひょっとしてこれで僕は霊視に覚醒したというのか?
「まさか‥‥ふざけてますね?」
到底信じる事はできない。
「そうか、別にそう思ってもかまわないぞ‥‥‥」
そういうと京介さんは窓の外を見渡す。
「‥‥そうだな‥‥‥‥‥あれだ‥‥」
京介さんが僕の眉間に触れた指で指差した先には、
コートを羽織った40代に見えるごく普通の女性が歩いてた。
どうやらあの人を尾行しろと言いたいらしい。
半信半疑ながらも車を降りると、半分冗談のつもりで
僕はその女性の跡を追ってみる事にした。
助手席のドアを閉める間際に
「‥携帯の電源入れておけ」と言った
京介さんの表情が気にかかった。
それ程多くはない人ごみに紛れ、僕はその女性を後ろから追っている。
別段何の違和感も感じない。だまされてるのかも知れないと
心のどこかで思いながらしばらく歩いていると
その女性は駅へと入っていった。階段を上がり、
上り線が行き来する構内へとそこには
まばらに人が散っておりまもなく電車が到達するところだった。
その女性は黄色い線の内側に並んでいる。
どうやらだまされたようだ‥‥そう思った瞬間
上り列車が構内に入ってくるやいなや、その女性は急に僕の方を振り向き、
僕と目を合わせ口裂け女よろしく口をありえない形に開き満面の笑みを浮かべながら
ものすごいスピードで進入してくる列車に向かって飛びこんだ‥‥
「ありえない‥」確かにありえない、周りにいる人間が誰一人として
その女性の行動に対して反応を示さないどころか、
誰も視覚にその女性を感じ取っていないといった方がいいだろう。
「プルルルル、プルルルルル‥」携帯が鳴った。
支援
あ、終わってたのね
恥ずかし・・・
「‥‥‥そうだったろう?」
京介さんの車に戻った僕は、これから夏が始まるというのに
異様な肌寒さを感じていた。この時期に常人がコートを着込んでいるわけがなかった。
「‥‥真昼でも見えただろう‥?あとは場数を踏めば
直感でそういう人間かそうでないかはわかるようになるだろう‥」
まさかこんな事になるとは‥‥いまだに半信半疑だ。
だが真昼にあの出来事を目撃してしまった僕は、
調子に乗ってしまたのかもしれない。
「さっきのは無害でも、中にはヤバイものもいるからな。」
京介さんがそう言ったような気がしたが、
調子に乗っている僕は、京介さんの忠告を右耳から左耳へと
理解しないままを受け流してしまっていた。
そんな僕の精神状態に気づいたのか、京介さんは
覚醒した霊感センサーを働かせ車の中から「モノ」を物色している僕にこう言った。
「あの若い女性もそうだ‥‥」ニヤリと笑ったようだったが
そのときの僕にはどうでもいいことだった。
その「モノ」二十歳前後に見え、
明らかに周りと違う空気をまとった
陰険そうな女性だった。
有頂天になっていた僕は車から降りると
早速その「モノ」の生態を見極めるべく行動を開始した。
十分ぐらい立っただろうか、その女性はどこか建物へ入るでもなく
駅前の繁華街を歩き回っている。そう思うや否や、
その女性は急に足取りを速めながら
人通りの少ない裏通りに入ると、
急に歩くのをやめ、こちらを振り向き‥そして
リングの貞子のように目を見開き、
口をありえないほど開きこう言った‥‥
「おまわりさん、この人さっきから
私の跡ついてくる不審者です!!」
その「女性」は、裏通りの公園の向かい側にある
交番に聞こえるようにそう叫んだ。
やられた‥京介さんの笑い顔が目に浮かぶ。
僕は不本意ながらも走ってその場を後にした。
突如訪れたピンチにテンパってしまい足がうまく動かない。
それでも、師匠と肝試しに行ってヤバい状態になり
走って逃げた時の倍の早さで駆け出すと
何度も転びながら必死に繁華街に、
寂れた結構な高さのある雑居ビルの中に逃げ込んだ。
息を整え落ち着くと、結構な感じで手足を擦りむいて
ところどころ血が滲んでいた‥
京介さんに電話をかけると、案の定応答しない。
ちぇっ‥と舌打ちをしたそのとき、
背後から声が聞こえてきた。
びっくりして振り返ると、そこには警備員の格好をした
白髪頭の初老を当に過ぎたであろうおじいさんが立っていた。
どうしたのかと尋ねられ、正直に答えるわけにもいかず
階段で転んでしまったと言うと、消毒と絆創膏程度の
手当てでかまわないならしてあげようというので
その雑居ビルの階段を上ったところにある
警備員の詰め所らしき部屋に案内された。
必死になって逃げてきたせいで興奮していたせいなのか、
消毒液を傷口に吹きかけられても痛さを感じなかった‥
室内にもかかわらずやけに暑く、
シーンとしたその部屋での空気に耐えれなくなった僕は
自分が大学生で、オカルトサークルの入っている事や
いわゆる見える人が知り合いに結構いる‥などという他愛もない話をすると
そのおじいさんは遠い目をしながら、
自分の警備員としての体験を交えてゆっくりと口を開いた‥。
「こういう仕事がら、夜勤で散々いろいろな施設を
見回ったりしたが、霊なんてものは一度とて見はせんかった‥‥
ワシみたいに戦争を経験した人間にとっては、
本物の地獄、それも生き地獄を見てきたんじゃから、
それ以上の地獄はないのじゃろう‥‥」
‥‥僕のような若造が戦争に借り出され、仲間が目の前で死んでいく‥‥
まさに地獄だったろう‥‥‥ん!?戦争経験者‥‥?
‥‥と思った瞬間、その爺さんは胸を押さえるとコフーコフ-と息苦しそうに苦しみ始めた。
「‥‥発作じゃ‥すまんが‥‥奥の部屋にある戸棚の中にある薬箱を持ってきてくれんか‥‥」
相当苦しそうだ。顔面が蒼白になって前かがみにうずくまっている。
手当てしもらったお礼をするまでもなく、大急ぎで僕は奥の部屋に入り戸棚から薬箱を取るべく
部屋の入り口への扉に手をかけた‥
「プルルル‥プルルル‥」この着信音は京介さんからだ。
だが今は出ている場合じゃない‥‥そう頭の中では理解しながらも、
勝手に右手が携帯へと伸びる‥‥‥。
ガチャッ
「‥‥‥いいか、よく聞け‥‥」
「‥おまえは何か宗教に入っているか?」
意味がわからず僕は聞き返す。
「えっ?京介さんですね、ちょっと今それどころじゃ‥」
「‥い い か ら、黙って聞け、南無阿弥陀仏でも
南無妙法蓮華経でもなんでもいい、知ってる経文を
口に出してその場から後ろに立ち去れ!」
何を言っているんだこの人は‥‥
‥と思うと同時に、後ろを振り返ってはいけない気がした。
京介さんの言うとおり僕は記憶の限り
経文らしき言葉を口に出して繰り返した。
急に目の前が暗転し、白い光がフェードアウトした感覚に襲われ目を見開いた。
やばかった‥‥‥目の前には余裕でバンジージャンプができそうな景色が広がっていた。
雑居ビルの屋上だった‥‥‥。
携帯に耳を当てると京介さんの声が聞こえてくる。
「いいか、経文を口にしながら走ってビルの中に入るんだ。」
屋上の出入り口と階段以外は見るな、余計な「モノ」は気にするな!絶対だぞ!」
「ナムアミダブツ‥オンアビラウンケンソワカ‥ナウマリサンマンタバサラダンカン‥
リンビョウトウシャカイチンレツザイゼンギョウ」
もう何がなんだかわからない呪文を口にしながら僕は一目散に
屋上とビルをつなぐ出入り口に向かって走った。
ドアを開けた瞬間階段の横に立っていた警備員の服を着た
髪が真っ白で目が真っ黒で生気を感じないモノが
白目のない窪んだ真っ黒な目で僕を恨めしく見つめながら
「カカカカカッ」と生気のない笑い声とともに立ち尽くしていた。
それを打ち消すように大声で叫びながら必死になって
雑居ビルの入り口にたどり着いた。
乱れた息が整った頃、青いインプレッサがやってきた‥。
「‥‥呼ばれただよ‥悪意のある霊にな‥」
もうたくさんだった‥。
「‥京介さん、霊視なんてできなくていいです。
どうすれば元に戻れますか?」
僕は弱気だった。あんな体験はもうこりごりだった。
「‥なんだ、本当に信じてたのか?
あれは、そのつもりにさえるための演技だ
他人に霊視力をつけさえるなんて私にはできない」
またもしてやられた‥。
そこである疑問が沸いてくる‥
「どうして僕にも見えたんですかね?」
京介さんは車のエンジンをかけながらこういった
「例え目に見えていても、それが生けるものか
そうでいないかなんてのは、本人がそれに気づいているかそうでないかでしかない。、
気づかない人にとっては「それ」との関わりはノーフェイトだ‥‥」
インプレッサのエギゾーストが
今日僕が京介さんの車に乗る以前と変わらなく
行き交う色々な人々の創り出す
騒音でにぎわう街の中にかき消されていった‥‥。
面白いけど、呼ばれる1から3は何処に?
せめて『前100』 くらい押してみればいいのに
こんなの洒落コワに書いたらボコボコだ罠。
ほんのりでだって叩かれるかも試練。
487 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/01(木) 10:30:36 ID:hG3rpVCIO
俺が師匠やったらパンパンやでじぶん
呼ばれるを3行で。
推敲もせずに投下するなよ
書いたら三日くらいおいて音読しろ
推敲してこの出来じゃないのか?
新ウニの真似ってんなら上出来じゃない?
話としてはアレだけどw
>>488 ・京介は本来の日本の人口密度以上の「人の多さ」を感じている人と師匠
・京介により霊視能力を覚醒された気分
・「‥‥呼ばれただよ‥悪意のある霊にな‥」 と京介に助けられる
連続で投下しておきながら「中編」「後編」ってなんだよ?
何から何まで真似したいのかねえ?滑稽ですよ・・・
>>491乙。
「人口密度」と「大人数の気配」という、一見関係ありそうで全く関係ない事柄を関連付けたあれか。
つーかその3行だけで3回笑えるんだけど。
思わず本編を読んでみたくなる、ナイスな要約と言わざるをえない。
>>154みたいに過去スレに投下された話(二次も)を読みたいんだけど、携帯から見れるページ誰か知りませんか?
パソコンで見てください
496 :
鬼の手:2007/11/01(木) 22:51:08 ID:/Asf2XoDO
大学2回生の秋。
師匠に
「面白い物を手に入れたからおいで」
と言われたので師匠の家に行くと師匠が木箱と睨めっこをしていた。師匠と言うのは俺がオカルト道の師匠と仰ぐ人だ。
「何ですか、この箱は?」
俺が声をかけると師匠は驚いた様子でこう言った。
「なんだ来てたのか」
「その箱に何が入ってるんですか?」
「鬼の手のミイラ」
この人はいったいどこからこんな物を手に入れたんだろうと思っていると
「ある廃寺を取り壊した時に出てきたらしい。取り壊した業者がどう処分したらいいか困っていたのをあるもらってきた」
と言った。
497 :
鬼の手 2:2007/11/01(木) 22:53:10 ID:/Asf2XoDO
「本物ですか?」
「本物だ。一緒に残っていた古文書によるとある侍が鬼と戦いその鬼の左腕を斬り落とした。それをこの箱に入れて封印したらしい」
師匠はそう言って、また箱と睨めっこを始めた。
その時はまだこれが本物だとは信じられなかった。
全国で鬼のミイラやその一部が出てきたりしてるが動物のものかいろいろな動物のパーツを繋ぎ合わせたものだ。師匠が今持っている箱の中に入っている鬼の手のミイラとやらもそんな類の物に違いない。
俺はそう思い師匠のことを心の中で笑ってい馬鹿にしていた。
498 :
鬼の手 3:2007/11/01(木) 22:55:30 ID:/Asf2XoDO
「よし開けてみるか」
そう言って師匠は箱を開けようとした。
その瞬間、ひどい耳鳴りがし悪寒と吐き気が俺を襲った。言いようも無い恐怖と不安を感じた俺は
「や、やめて下さい!」
と思わず叫んだ。それを聞いて師匠は俺の方を見てニヤリと笑うと、一気に箱を開けた。
その瞬間、箱の中から何かドロドロとした黒い、冷たいイメージのものが流れるように出てきた。
見えたわけではないがはっきりとそう感じた。
499 :
鬼の手 4:2007/11/01(木) 22:56:48 ID:/Asf2XoDO
"それ"は箱の中から流れ出ると、俺の方に向かってきた。逃げだそうとしたが体が思うように動かない。
「ヤバい」
そう思って焦っているうちに"それ"は俺のすぐそばまで来ていた。
「これに包まれたらたぶん死ぬな」
何故だかわからないがそんな感じがして、俺は目を閉じた。
「大丈夫か?」
師匠のその一言で俺が目を開けると、"それ"は消えていた。
師匠の方を見ると箱が閉められていた。
「やっぱり本物だったみたいだな」
師匠はそう言うと箱を押し入れにしまい込んだ。
500 :
鬼の手 5:2007/11/01(木) 22:58:07 ID:/Asf2XoDO
その日は、そのまま家に帰った。
次の日、師匠に会いに行くとゲッソリとしていた。
あのミイラをどうしたか師匠に聞くと、
「あの後、ヤバいなと思って例の廃寺の境内で夜中に燃やしたんだが、どうも憑かれたみたいでな」
「大丈夫なんですか?」
「まぁ大丈夫だ」
そう言って師匠は力無く笑った。
>>鬼の手
乙! なんか初期ウニの臭いがする。さらっと書いてるのがいいのか。
随分前に出たお題「山」が書けたので投下する。
師匠とウニが原作以上にDQNです。色々欲張りすぎました。
502 :
死体:2007/11/01(木) 23:11:14 ID:lA1puk+u0
緑、緑、緑。
視界はまだ新しい緑色に埋め尽くされていた。
溢れんばかりのその色は持て余され、視線の先にあるバックミラーへと吸い込まれていく。
流線型に歪んだ景色が鏡の中に溶けていった。
運転席の師匠は「こんだけ緑色の中に居るんだからきっと視力回復するだろうね」と笑う。
俺はその無責任な発言に、「俺は山生まれ山育ちですけど」と力なく言い返した。
師匠の車は山道を走っている。ボロい車に、デコボコした舗装していない道が振動に拍車をかける。
師匠というのは大学の先輩のことだ。ありとあらゆる方面で変な人だった。
まず、オカルトをベースに、心霊現象と心理学の端っこを混ぜてぎゅっと濃縮させたカオスを想像してほしい。
それを無理矢理人間の形にして「恐怖心」と「薄笑い」を上から振りかける。
そうして偶然できたのが先輩だと思えばいい。
俺はその人と師弟関係を結び、師匠と呼び、崇拝していた。
今思えばキモチワルイ以外の何者でもない。
師匠とつるんでいた数年、その中に一つだけ、心残りなことがある。
これから話すのは三回生の春頃の話だ。
その、360度全方向に向けて変なオーラを発している師匠が、唐突にこう言った。
503 :
死体 2:2007/11/01(木) 23:12:18 ID:lA1puk+u0
「そうだ、山に行こう」
さっきまで携帯をいじっていた師匠が、ふと顔を上げた。
そのまま立ち上がり、二つに折った携帯をジーパンのポケットに突っ込む。
「そんな、そうだ京都行こう、みたいなノリで言わないで下さいよ」と俺が返すと、
「見たくないの? 見れるよ、滅多に見れないものが」
師匠が薄笑いを浮かべる。少し、ぞくっとした。
この人の笑みは怖い。人間でないもののような気配。悪霊の笑顔はこんなんだろうな、といつも思う。
「じゃあ明日行こう」
「……俺の返事は聞かないんですか」
「なんやかんや言われてもついて来る気なんだろ? じゃあ一緒に来なよ」
表情を一切変えずに師匠がそう言う。だからその怖い笑顔をヤメロ。
「僕の車で行くから、明日いつもの場所でね」
ひょうひょうとした口調。とらえどころのないその声は、季節の変わり目に吹く生暖かい風に似ていた。
道は二つに分かれていた。
師匠は数秒迷った後、こっちだった気がする、とカンで車を走らせた。
「山なんですから迷うとヤバイですよ」
「ん? 大丈夫、道は全部繋がってるから」
最終目的地はローマですよ、と俺は反論する。それもそうだね、と一瞥された。
「全ての道はローマに通ず、っていうことわざ自体はそういう意味じゃないんだけどね」
「え、そうなんですか?」
そう、と師匠は相槌をうち、続ける。
「手段が違っても目的は同じ。つまり、真理は一つしか無い」
なんで道の話からそこまで飛躍するんですか、と聞くと、
「真理を突き詰めるのには多くの手段があるけど、真理を突き止めるという『目的』は一緒だろ」
「ああ、そういう」
俺がそう答えた後、不自然な沈黙があり、車が止まった。
正面を向くと『この先私有地につき立ち入り禁止』の看板。古いものなのか大分傷んでいる。
俺は師匠の方を向いた。
「……まぁ、こういう真理もあるさ」
カンの冴えない日もあるのだなあ、と、俺は師匠の人間らしい部分を見た気がした。
車は後ろ向きに進み出す。
504 :
死体 3:2007/11/01(木) 23:13:14 ID:lA1puk+u0
「着いた。ここだな」
若干のブレーキがかかり、車は微量の音を立てて、止まった。
俺はシートベルトを外し、ドアを勢いよく開け放つ。
「……何もないじゃないですか」
目の前には味けのない緑色が広がっているだけ。舗装されていない土の道が奥の方まで伸びていた。
師匠は俺を、フン、と馬鹿にしたように軽く鼻で笑い飛ばす。
慣れてしまったのか特に不快な気分ではない。師匠でなければイライラすること間違い無しだろうが、
師匠を怒らせると怖いので消えてしまった感覚の一つだ。
「近くにバンが停めてあるはずだ」
探せ、というのだろうか。
はっきり言うと、嫌だ。
だってこの時期は虫が多い。
冬眠から覚めてきたりさなぎから孵ってきたりでやたらと虫率が高いのだ。
おまけにこの青々とした葉。毛虫が食って穴をあけるには最適の環境じゃないか。
しかしそのバンが、師匠の言う面白いものなら仕方ない。どう面白いのかは皆目見当も付かないが。
と、俺が嫌々ながらも道を歩き始めたとき、後ろの方で師匠の声が聞こえた。
「その中に、死体があるらしい」
505 :
死体 4:2007/11/01(木) 23:14:26 ID:lA1puk+u0
一瞬頭がまっしろになる。
全身から嫌な汗が噴き出した。背中にTシャツが張り付いている。キモチワルイ。
立ったまま俺はそこから動けない。
白昼堂々金縛りになるのは有り得ないことだと思うが、この感覚は昔散々味わってきた。
今、この人は何を言った?
死体だって?
俺は無理矢理声帯に空気を送り込み、おそるおそる声を絞り出した。
後ろを振り返ることはできない。
「死体……ですか?」
「僕が殺したんじゃないよ。自分たちで勝手に死んだんだ」
自殺だ、と師匠は言う。
その言葉を聞いて俺は少しだけ安堵する。
師匠には昔、二、三人くらい殺してんじゃねーのっていうような噂が流れていた。
実際俺も、たまにそう思うことがある。
師匠は人を殺したわけではない。少なくとも今日のは違うだろう。
いくら師匠だって、自分が殺人者であることを弟子に報告どころか見せつけるなんてことはしない。
「ネットで知り合った四人が一緒に自殺。そういう企画だった」
背後から砂利を踏みしめる音が近づいてくる。靴底が細かい砂に削り取られていく音だ。
安心したにはしたが、噴き出す汗は一向に止まらない。
ぬるい風に肌を撫でられると、すうっとした嫌な感触が全身を包み込む。
春だというのに、まるで真冬のような寒気がした。
「それぞれの事情を僕は知らないが、四人は死にたがりだった」
師匠の声と砂利の音は、もうすぐそこまで来ていた。
震えが止まらない。嫌な予感がする。
耳鳴りこそないものの、『恐怖』そのものをこれほどまでに味わったのは初めてかも知れない。
「一人で死ぬのは寂しい。じゃあ四人で死のう。
そして、」
ぽん、と肩を叩かれる。
その瞬間、俺は腰が抜けたのか地面に座り込んでしまった。
心臓の鼓動がいつもより早く感じる。師匠の居る位置を確認する余裕なんて無かった。
「ここで、四人が死んだ」
506 :
死体 5:2007/11/01(木) 23:16:31 ID:lA1puk+u0
顔を上げると、仁王立ちをした師匠が斜め前を指さしていた。
俺がその方向へ目をこらすと、薄い黄色のバンが見えた。
ゾクゾクとした不快な感覚だけが、俺の思考回路を詰まらせていく。
「偶然その集まりのログを見付けたんだ。近所だったから来てみた」
師匠は腕を下げ、また砂利の音を響かせながらバンの方へと歩いていく。砂利以外の音はなかった。
師匠は俺のことなんかお構いなしというふうに少し歩を早めている。
ぼーっとした目でその背中を捕らえていると、いつのまにか見失っていた。
山に飲まれでもしたように、跡形もなく消えていた。
「――師匠?」
呼びかけてみても返事はない。
力の入らない腰をこわごわと持ち上げる。ジャリッ、とスニーカーが砂礫を踏みつぶす音がした。
立ち上がった瞬間、「おい何してんだ。早くこっちに来い」と、師匠の声が聞こえる。
風が吹き上げ、周りの木々を揺らし始めた。ザワザワという音はまるで俺の心そのものを表しているようだ。
俺は得体の知れない不安に襲われ、急いで地面を蹴った。
バンの近くで師匠が手招いている。誘っているらしい。
正直死体なんて見たくなかったのだが、師匠が物凄い形相で右手をこまねくもんだから行かずには居られなかった。
鮮やかな緑色の中に、ポツリと黄色い物が一つ。
そのコントラストに見とれていると、師匠が「中覗いてみろ」と無理矢理俺の頭を窓に擦りつけた。
507 :
死体 6:2007/11/01(木) 23:17:32 ID:lA1puk+u0
「……これ本当に死んでるんですか」
座っていた四人は眠るような安らかな顔をしていた。とても自殺した人間とは思えない。
四人中一人は老婆で、皺だらけの肌がやけに黄色くて「やっぱり黄色人種なんだなあ」と思った。
「なんだ、死体見たのは初めてか? 葬式に行ったことは?」
「ありますけど……」
「思ったより怖くないだろう」
俺は頷く。
「車内をよく見てみろ。何がある?」
足下に火鉢が一つと、四人それぞれの手元には遺書らしき紙。
一人は死ぬ直前まで携帯を弄っていたのか、開きっぱなしのまま座席に落ちている。
その近くに、睡眠薬の空き瓶が……三つ。
「簡単な練炭自殺だよ。多分睡眠薬飲んだんだろうな。で、寝てる間に一酸化炭素中毒で死ぬわけだ」
「……文字通りの、"永眠"ってことですか」
「誰がうまいこと言えと?」
「いえ。……これ開けても大丈夫ですよね?」
「多分な。――おい開ける気か?」
師匠の制止する声なんて聞こえないふりだ。俺はドアを開けた。
途端に、ガス漏れのような臭いが鼻を突く。
鼻を指で塞ぎ、運転席に座っていた一人の"遺書"を掴み出す。
師匠が驚いたような顔をしていた。
「……予想以上だ」
「読んでいいですか」
「勝手にしろ。言っとくけど、僕は聞きたくないからな」
死人が残した言葉なんて嫌だからな。師匠はそう言い、俺に背中を向けて耳を塞ぐ。
遺書と題された長方形の紙を開いていく。
手が震え、紙がカサカサという音を立て不安感をさらに煽る。
筆ペンか何か、墨で書いたのだろう。草書体になりきれてない中途半端な楷書体を俺は読み上げる。
「『わたし は、』」
「や め ろ!」
508 :
死体 7:2007/11/01(木) 23:19:19 ID:lA1puk+u0
「遺書なんて読むもんじゃない。馬鹿か君は」
「何でですか」
「取り憑かれたいのか」
俺は首を振る。
師匠は呆れたのか、わざとらしい溜め息をついた。
「君らしくないな。本来はこんな無茶なコトするのは僕の役目だっていうのに」
師匠は俺の手から遺書を取り上げ、車の中に戻す。ドアを閉めた。
「連れてきたこっちの方が驚いたよ。全く、君の行動は予測不可能だな」
「俺には師匠の方が予想出来ませんよ。そもそも行こうって誘ったのは師匠でしょ」
師匠は困ったような顔をして、上を見上げた。俺も釣られて首を回す。透き通る水色が綺麗だった。
ふいに、隣から小さな声が聞こえた。師匠のものではない。耳鳴りが脳を貫通する。
「今なんか聞こえませんでした?」
「? いや、何も……」
俺に見えて師匠に見えない、ということは今まで無かった。なのに聞こえた。
老人のような枯れた声で、耳元でボソボソと、小さく。
ただの幻聴? いや、それにしてはおかしい。耳鳴りがするのだ。
509 :
死体 8:2007/11/01(木) 23:20:20 ID:lA1puk+u0
「……師匠、帰りましょうよ」
鳥肌が立つような些細な恐怖を感じた。
よく考えればこんな死体の前で平然としていれる俺の方がおかしいのだ。師匠は別として。
なんで俺はドアを開けた? なんで俺は遺書を読み上げようとした?
師匠の制止する声がなければどうなっていた? 悪い考えばかり頭に浮かんでくる。
そうだ、死体を見付けたことを通報しなければならない。
そう思い、携帯の画面を確かめる。
圏外だった。
山の中なんだから当たり前だ。
「ん、そうだな。そろそろ帰っても良いか」
師匠が軽い口調でそう言う。
「見たかったもんは見たし。……おい、どうした?」
「……何でもないです」
「吐き気がするんじゃないのか? そんな顔で平気なわけがないだろう。そこらへんで吐いてこい」
目の前にあるものが、死体だということを再確認した途端急な吐き気が襲ってきた。
俺は師匠に支持された通り近くの草むらに頭をうずめる。
直ぐに、喉を焼かれるような得体の知れないものがこみ上げてきた。
「すっきりしたか」
「一応」
「なら良かった。じゃあ車戻ろうか。酔うなよ」
「……気をつけます」
黄色いバンを後にする。
また砂利を踏みしめる音が聞こえ、俺はその背中を見失わないように後ろをついていく。
俺はあの時、通報することができなかった。
だからあの四人は今でも山に居るのだ。山に縛れてしまっているのだ。
耳元で囁かれた言葉は、遺書にあった文面と全く同じだった。
帰りの車の中で、師匠が俺にこう語ってくれた。
「遺書ってのは、その人が最期に残した残留思念のカタマリだろ。
そんなの読み上げたら寿命縮むに決まってるさ」
師匠曰く、ああいうのが見えるやつほど影響されやすいらしい。
つまり、その分普通の人より減るのが早いってことだ。……別の意味で恐怖を感じる。
「いいかい、あいつらは勝手に死んだんだ。僕等が何か言うことじゃあない」
「でも通報くらいはしてもいいんじゃないですか? 匿名希望で」
すると、師匠はちょっと考えたように眉をひそめ、
「いや、放っておくのも面白いかな。どうなるのか見てみたい」
本当に化け物か何かかこの人は。趣味が悪い。
俺は師匠のその発言に若干ひいた。
「でも生きていてもそのうち死んでしまうのは同じだろ。あいつらは順序を飛び越えただけ」
僕も君も、たどる道が違ってもたどりつく先は一緒なんだ。
師匠はそう言って、いつものように笑った。
なんで大長編という、悪いところまで真似るかな?ファンの間でも「もうちょっと纏めてくれたら」って言われてたのに。
せいぜい5レス程度にしてくれよ
エビさん乙!イイ(*´∇`*)
513 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/01(木) 23:41:27 ID:pYYyFw/uO
テンキュ☆
515 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/01(木) 23:50:12 ID:sG+kjQDr0
アイタソ?
>>511私の場合短くまとめようと努力すると「あっさりしすぎ」とか言われる。
前の「田舎(後編)」で投下後に足し忘れた部分見つけ、「血の秘密がない」ってツッコミも入ったし、後日談を書いたんだけど、まあ必要無いか。
ない
陳腐な上に携帯で自演するから笑われる
519 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/02(金) 06:22:55 ID:fPIzfR0ZO
師匠シリーズは笑われてなんぼだとおもうぜ?
陳腐でいいかげんで下らねえってのが味だろ?
旧ウニを真似るか新ウニを真似るかで変わってくる気がする。
怖い話で一定の評価を得ているのが旧Verで、ラノベとして評価を得ているのが新Verといったところか。
前はあっさり、今はこってり、しかしどちらも糞ウニと言う事でひとつ。
521 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/02(金) 15:15:05 ID:xQ3bNjWXO
にんじんだいっきらいです><
旧ウニの文体ってのは真似できそうで出来ないんだよな。
星新一を読んでるようだ。
海産物諸氏に置かれましては、3行(せめて1レス)ほどで要約を書いていただけると非常にありがたいのですが。
面白ポイント、恐怖ポイントなどの解説なんかも是非。
524 :
sage:2007/11/02(金) 19:59:37 ID:+tzTZN0e0
525 :
496:2007/11/02(金) 20:42:46 ID:fZBksYhMO
「鬼の手」を書いた者ですけど、その後日談もあるんですが投下してもいいですか?
後日談キボン
呼ばれる‥‥の京介が萌えるんだが。
新ウニ派で京介萌えにはたまらんな
>>523 呼ばれたので出てきた。トリップなんか付けてみたが成功してるのかどうなのか…。
とりあえず今まで投下した「空き缶」「名無し」についても
三行レスつけてみる。要らないとか言うな。
「死体」
師匠とウニが死体を見に行く話。今じゃ珍しくないただの集団自殺。
ウニが「まるで師匠のような」行動(遺書を読み上げる)をしたところがポイント。
師匠とウニが原作以上にDQN。人としてあの行動はどうなのか。
「名無し」
都市伝説系かと思いきや、師匠がウニを(ネットで)釣って楽しむ話。
師匠の性格の悪さを書いただけ。オカルティックな要素は無し。
ヒントは縦読み。
「空き缶」
幽霊は何でも良いから"器"に入りたがっている。それが空き缶だろうと何だろうと。
空き缶を飲み干す日常的なワンシーン。師匠がある意味電波。
即興で書いたものなので特に深い意味は無し。
ちなみに前者の二つは時列系を一応設定しています。
自分は、師匠の変化について「ウニになろうとしていた説」を支援してます。
「死体」大学三年の春=師匠が失踪した年(おかしくなり始めていたころ)と
考えて貰えるといいかと。
>>496 鬼の手後日談読みたい。氏の文体はあっさりしてて好きだ。
初代ウニの香りがするから。
529 :
496:2007/11/02(金) 23:23:51 ID:fZBksYhMO
530 :
憑依 1:2007/11/02(金) 23:25:17 ID:fZBksYhMO
大学2回生の秋。
俺は歩くさんと師匠の家に行った。
師匠というのは大学のサークルの先輩でオカルト道の師匠と仰ぐ人で、歩くさんはその彼女だ。
1週間前、師匠は"鬼の手"のミイラなる物を手に入れ、それを俺に見せたところ本物だったためお炊き上げをした。ところがその"鬼"が師匠に憑いてしまったのだ。
師匠とはその翌日に会ってから連絡がつかなくなり、サークルにも顔を出さなくなってしまった。
それから1週間たち、そろそろヤバいかなと思っていた時に歩くさんが
「夢を見たの・・・」
と俺に言った。
531 :
憑依 2:2007/11/02(金) 23:27:15 ID:fZBksYhMO
歩くさんは予知夢を見ることのできる人で、俺はこの人の"夢"のお陰でいろいろと不思議な経験をしている。
歩くさんは"夢"の内容は、師匠と連絡が取れなくなり心配になって師匠の家に行くと半覚醒?みたいになっていて目は開いてるが何を言っても反応が無い。そんな師匠をある神社に連れて行くというものだった。
俺は歩くさんを連れて急いで師匠の家へ向かった。
師匠の家に着くと俺はすぐ中に入った。師匠は鍵を掛けない人なのでこの日もドアに鍵は掛かっていなかった。
師匠は部屋の真ん中に座っていた。
532 :
憑依 3:2007/11/02(金) 23:30:42 ID:fZBksYhMO
「師匠、師匠!」
俺は師匠に呼びかけるが反応が無い。虚ろな目で俺を見ている。
「歩くさん、どうしましょう・・・」
俺は泣きそうになった。あの師匠がこんな状態になってしまった。どんなにヤバい所へ行っても、どんな"奴"が憑いてもへへへと笑っていた師匠がだ。
そんな俺に歩くさんが言った。
「とりあえず夢で見た〇×神社に連れて行こうよ」
俺は師匠を車に乗せて歩くさんと〇×神社へ向かった。
が〇×神社がどこにあるかわからない。
「歩くさん、その神社どこにあるんですか?」
「確か△△地区にあるみたいなんだけど、詳しくはわからない・・・」
「そんな〜・・・」
右往左往して〇×神社に着いた時にはもう日が沈んでいた。
533 :
憑依 4:2007/11/02(金) 23:32:15 ID:fZBksYhMO
〇×神社に着くと俺は社務所に師匠を連れて入った。
中にいた神主らしき人物が師匠を見た途端叫んだ
「なんて馬鹿なことをしたんだ!!」
「えっ・・・」
「着いてこい!!なんでもっと早く連れて来なかったんだ!!」
そして俺たちは本殿に連れていかれた。
そして御祓いが始まった。神主はが詔を読み始めると師匠が叫び暴れはじむた。
「あぁぁぁ!○×△@xry〜」
「こいつを押さえるんだ!」
神主が俺たちに叫ぶ。俺と歩くさんは師匠を押えたが、ものすごい勢いで暴れていてなかなか押えられない。それでも必死で暴れる師匠を押え付けた。
そうしているうちに神主の詔を読む勢いが増していった。そしてそれがピークに達した時、師匠が断末魔をあげた。
その瞬間、俺の耳にははっきりと
「今回はこれで許してやる」
という声が聞えた。
思わず歩くさんを見ると、歩くさんも俺の方を見ていた。
534 :
憑依 5:2007/11/02(金) 23:34:06 ID:fZBksYhMO
「終わった」
師匠がグッタリして動かなくなった時、神主が汗を拭いながら言った。
「鬼というのは地獄の業火の中に住んでいるんだ。だから境内で燃やすくらいじゃとても祓えるものじゃない」
神主は俺たちにそう言った。
後日、師匠にこのことを聞いたんだが全く覚えていなかった。
「一生の不覚だ・・・」
そう言って師匠は落ち込みスランプに陥ってしまった。
俺は師匠といろいろとヤバい所へ行ってきたが、どんな時でも心の隅では師匠といれば絶対大丈夫だと思っていた。今回の一件はそんな俺の考えを見事に打ち砕いた。
またしばらくして、師匠がスランプを脱っする出来事があったのだがそれはまた別のお話。
535 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/02(金) 23:36:55 ID:odlCX2ZcO
おもろかったぞー
>>535 ありがとうございます。
「鬼の手」から初めて書いてみたんですが、師匠シリーズっぽくなってましたか?
537 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/02(金) 23:52:55 ID:6misX1Ch0
展開が速すぎるぞぅ。
もっと勿体をつけなきゃ。
538 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/03(土) 00:03:09 ID:PktRBxc8O
文章が丁寧すぎますねw
鬼が地獄の業火に住んでるよりもう少し違う設定がよかったかも…w
あと自分の中の師匠はお払い中に自分を取り戻して鬼を取り込もうとしたりって言う展開を想像しましたw
とりあえず面白かったです
539 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/03(土) 00:12:39 ID:0QxgHvO8O
書き方がやっぱり師匠シリーズっぽくないな…。文章に個性がない論文みたいになってる。
あと、師匠のキャラが壊れてる気がする。
師匠には、オカルトに対する絶対的な強さがあるから、不思議で影があるキャラができてて、
影や不思議があるからこそ読んでて楽しいんだと思う。
ウニの新しいのが読みたいなあ
>>528 今ウニは師匠の人格に乗っ取られた人なの?
ウニの真似するより、自分で新シリーズを展開してくれた方が活性化に繋がると思うんだが・・・・
もちろん出自を控えて
>>542同意。
ウニはどちらかと言えば好きだけど、贋作はお腹いっぱい。
これだけ書けるなら、オリジナルな物を読ませてくれたら嬉しいな。
じゃあ池沼シリーズをば
>>542 ナナシも終わったことだしな。
俺も正直、贋作はお腹いっぱいになってきたよ。
つか、贋作者諸氏の話ってわざわざ師匠シリーズの二次としてやらなくてもよくね?
師匠とウニって縛りを捨てた方が読む方も似てる似てないを気にしなくていいし、面白そうだ。
オリジナルってどこに投下すんの?
ここだと師匠シリーズ語るスレだし、本スレ荒れ気味だし
>>546 ちゃんと怪談で怖ければ本スレでないの?
楽しみにしてるよ。
548 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/04(日) 02:01:13 ID:jOrJo4WhO
『跳ぶ』の最後おかしくないですか?誰かおれにわかるように説明してください。
荒れてるからこそ、活性化のために投下して欲しい。
てか書く奴が「怖い話を創作するスレ」でも立てたらいいんじゃないかと
っつーか、ちゃんと怖い怪談書けるなら新人賞に出す。ラノベとか。
>>546 ほんのりスレとか、テーマによっては山とか海とか色々あるぞ。
ま、いずれにしても洒落コワに誘導されそうだが。
>>551 確かにそうだが、それは極論かと。
>>552不快に思ったならすまん。書きたいとは思ってる。
師匠とウニの設定がかなり出来上がってるから
話が作りやすいんじゃないか?
この手のものを一からオリジナルで書くのは大変だよ
555 :
552:2007/11/04(日) 17:01:24 ID:e2x/zG82O
>>553 ん??
別に何も不快には思ってないぞ。
つか、お前さん書き手の方か。
勘違いした、スマン。
ガンガレ、応援してる。
>>554 その通り。
でもその一方、その設定が活かされてる活かされてないという話だけで、
せっかく面白いものも、評価が下げられたりするのが勿体ないなとも思っている。
オリジナルでも、いいもの書けるって期待してるんだ。
駄目かな?
>>557 舞台設定から全般だよね。
リライトっぽいのから、話はオリジナルな人もいるけど。
難しいのかな…。
期待しすぎなら済まない。
皆が書いているのが面白かったから、
評価が気になって、心底楽しめなかったのが悲しかったんだ。
ごめんよ。
559 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/04(日) 23:40:51 ID:q2d3etyzO
キャラ語りは怖い話にゃならんだろ
二次創作してる人はネタをネタとして楽しんでるからここに書くんだろ。
ネタをネタと理解できずに怖い話を書いてるつもりになっちゃうカン違い野郎が藤みたいな奴。
あずまんが大王でいう、師匠分、京介分が足りない人にとって
ソレが満たされる話が欲しい人と、ごく初期の真ウニ的な話が欲しい人が
ひとつのスレにいるからもめるんじゃね?
あずまんが大王でググったらきもかったので既に
>>561さんとは分かり合えそうにないです
とりあえず歩くさん分が足りない。
音響分が足りない。
みかっち分も足りない。何もかも足りない。
綾に刺殺されたい
ウニさんもこのスレ見てるはずだけど、二次創作の感想聞きたいね。
567 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 23:39:22 ID:n26PQ0oU0
あのさー、エロサイト発掘しててさ
とあるサーチで「完全18禁、男性向け、CG」で検索したら
ホモエロで15禁にもなってないこのサイトが出てきたんだけど。
http://cthulhu.xii.jp/persimon/ >洒落柿
>
>師匠シリーズ捏造妄想サイト。
>女性向けR18です。
>
>師匠シリーズって何?
>
>「洒落コワ差分サイト」でぐぐる→メニューの「シリーズ」→「師匠シリーズ」。
>師匠登場は「師事」から。
>
>このサイトの取扱は、師匠ウニがメインです。
管理人、ここ見てんだろ。
人寄せのためかしらんが検索キーワードで不正すんなボケ。
568 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 23:42:09 ID:HoJW+m/C0
最低
呪われて死ねばいいのに
このシリーズで一番人気って京介?
>>567 腐女子の妄想では師匠とウニはこういうルックスになってんのかw
俺は、
師匠=無精ヒゲ、ずんぐりむっくり、丸眼鏡
ウニ=ひょろひょろのもやしっ子、オタク
でイメージしてた。
腐女子だと
師匠=ガサツで無精ひげな高橋克典
ウニ=涙もろい妻武器聡
オレのヴィジュアル的なイメージだと
師匠=田中総市郎
ウニ=笹原完士
俺も師匠は丸眼鏡だと思ってた
昔チャンピオンでやってた風水師のマンガの主人公が想像されてた
俺の中だと森美夏とか浅田寅ヲの漫画にでてきそうな感じ
師匠は佐野史郎
ウニはアベサダヲ
年齢的に差がありすぎるか・・・
576 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/07(水) 16:02:40 ID:G4sLmSjyO
ドッペルゲンガーのあの人って誰ですか?
577 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/07(水) 17:15:13 ID:Z2Vn8xnBO
師匠→ちょっと若くて髪がぼさぼさで、服装がLみたいな感じの佐野史郎
ウニ→妻夫木をもっと軟弱で卑屈にしたようなモヤシ
578 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/07(水) 17:31:35 ID:k45kkD0xO
師匠→アジカンの後藤
京介→砂の果実の頃の中谷美紀
師匠=キバヤシ
ウニ=ナワヤ
師匠=加賀
ウニ=筒井さん
583 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 00:49:52 ID:y1biFlpq0
洒落怖で強烈なキャラ物始まったけど、まさか海産物さんたちの中の人だったりはしないよね?
585 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 10:39:37 ID:GrzgoJRP0
自演?
強烈…?そんなん始まってないよ。ラノベが投下されてるだけ。
強烈ってのはなんというか色々な意味ですw
嵐が凄いからねー読むものあるだけでもあっちはありがたい感じ。
589 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 16:22:52 ID:5eJ3Qw+1O
>>589 バーテンシリーズと神父シリーズかな。差分入りは確実。
創作物書こうかと思ってたが正直あの空気やりづれえw
嵐とシリーズ物で二極化してるし。スレが妙な伸び方をしてると思ったら……。
贋作師匠のブームも終わったしで、またしばらくROMに戻ろうと思う。
>>590 そんな!!!!書いてくれよ〜〜〜
向こうだってシリーズものの合間に投下してくれる人たまにいるし。
創作もの向こうに投下してくれ〜〜〜切望!
592 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 18:37:12 ID:GrzgoJRP0
はい、おつかれさん
京介さんメインの外伝もの創作したんだが、どうしようかな_
珍しい。投下。
>>591禿同!!
単発でピリッとしたのが読みたい!
>>590のオリジナル、是非向こうで頼むよ。
急がないけど、楽しみにしてる。
何と言葉をかけてあげるべきか良く分からないほどの自演を見た
いやです
じゃあいいです
>>593-598は何がしたいんだ。構ってちゃん?
ところで、文を打ってると歩くさんの口に入ってくるという、書いた文より多いモノは何なのかな。
>601
自分の好きな漫画や小説を読んでるとさ、面白すぎて早く次が読みたくてセリフとかの文字を頭が咀嚼できないうちに次のページめくっちゃったりするときない?
あんな感じじゃないの?
師匠=L
ウニ=ライト
師匠=くもはち
ウニ=むじな
605 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/11(日) 20:56:39 ID:PyWfn+Bw0
彼氏に臭い所何処?って聞いてみ。多分其処にマンカスが溜まってる。
膿栓みたいなもんだ。
606 :
フネ:2007/11/11(日) 22:09:24 ID:PWHvg8GH0
みなさんこんばんわ。
フネです。
「本当にあった怖い名無し」、楽しんでいただけたでしょうか。
正直に言うと、一番書きたかったのはオマケだったりしますw
本編こそオマケの為の前フリに過ぎず、実は没ネタでした。
なぜ没かと言うと、直前に同じネタが出ちゃったから。
別ネタもあるけど読みたい?
とにかくあのオマケは改心の出来です(直したいところはありますがw)。
あの1レスの中に師匠シリーズを凝縮したというか、なにかこう全てを出し切った!って感じがしてスカッとしましたw
すみません自己満足で。
皆様には分からないですよねw
実は「山」ってお題はパスしてるんですよ。
このお題だと、別に師匠とウニを登場させなくても普通に怖い話が出来てしまうのでw
やはりありえないお題をオカルトにこじつける過程に、思考パズル的な面白さがあっていいのではないでしょうか。
と言う訳で1つ僕からお題を出させてもらいます。
お題:「アキレスと亀のパラドクス」
俊足のアキレスは前を行く亀を追い抜く事が出来ないっていう有名なパラドクスです。
「超能力」読んだとき、師匠とウニで数理パズルなんでもオカルトで語れるなと思って挑戦してみて挫折したお題です。
どうか是非とも師匠とウニでオカルトに語って下さい。
かなりマジでお願いします。
あっそ
もうさ、二次サイトでも作ってそこでやってくれんかね、と
本気で病気だなこの人
>>608 そんな事いっちゃったら新ウニ二次サイト行きになっちゃうよ?
とにかく海産物は書きたきゃ書くべし。
海産物カニです。
以前あった「山」のお題と「亀とアキレスのパラドックス」で創作してみました。
文系の自分には中々解釈が難しいもので、数理パズルなんて出来る筈もなくw
長文ですがよかったら読んでください。
「ねぇ。今からドライブに行かないか?」
師匠から電話が掛かってきたのは22時を過ぎた頃だった。
カレンダー通りの休みなんてほとんど関係ない大学生の俺たちにとっては
22時からがゴールデンタイムだ。
オカルト好きとしては今から夜が始まるといっても過言ではないだろう。
きっと師匠のことだ、何かあるからドライブなんかに誘ってくるんだろう。
師匠というのは俺のオカルト道の師匠。
唐突に呼び出される時は決まって心霊スポットに出かけている。
噂になっている場所、誰も知らないようなマイナーな場所。
いつも心臓が小さく竦めながら師匠の後についていく。
様々な怖い思いをいくらしたって俺はそれをやめなかった。
無論、知らずに連れて行かれ、かなりの恐怖を味わったこともある。
それでも何処にでも行ったのは師匠がいてくれたからだ。
面白い深夜番組の予定もなさそうで退屈していた俺は今夜の誘いに容易く乗った。
じゃあ、20分後にそっちいくから。
と電話を切られた後、師匠がうちにやってきてその日のドライブは始まった。
今日はどこへ行くつもりなんです?
●●山。
●●山とは俺たちの町から麓まで車で15分ほど行ったところにある。
そこはドライブにはもってこいの山で、少し上がれば綺麗な夜景スポットや
走り屋の兄さんたちがドリフトよろしくと駈けずり回る山だ。
山の麓に着いたが、平日とあってか山に入る車は少なそうだった。
道は車一台分の車道がこちらと対向車にあるのみで、
途中で路肩に止められそうなスペースも追い抜きができるスペースもない。
時々対向車のライトに当てられて、後続車のライトに当てられながら山へと登っていった。
こういう所にでてくる噂というと首なしライダーか白いワンピースの女と相場が決まっている。
一体何がでるんだろうと期待半分、恐怖半分でドライブが進んでいった。
特に何かが起こるわけでもなく、もうすぐ山の折り返し地点(後は下るだけ)の手前あたりに
差し掛かったところだった。何にもなく少し退屈してきた俺は
「何があるんですか?」と聞いた。
師匠はまっすぐ前を見ながら
「ここにはね幽霊車が出るっていう噂があるんだ。
幽霊車ってのがどんなものかは具体的な話がない。
だからこうして見に来たって訳さ。楽しみだよね」
この人は幽霊とカーチェイスでもしに来たんか。
「でも特に何の変哲もないドライブウェイですよね。
首なしライダーもこないし、白いワンピースの女も立ってないしw
具体的な話がないってことは誰かが作った噂なんでし…」
「静かにしろ」
さっきまでずっとまっすぐ前を向いていた師匠だったが、何処と無く落ち着きがない。
「何ですか一体」と言いかけたところで「いいから黙れ」と一蹴されてしまった。
師匠をよく観察しているとどうもバックミラーをチラチラ気にしている。
後続車のライトも見えないし、リアガラスにも何もない。
カーブを曲がったところだったので後ろは遠くまで見えなかったが、
その続きのストレートな道に入った時にわかった。
何かがいる。ついてきている。
車のようだったが、ライトはついていない。
なのではっきりと見えないが、確実に後ろに何かがいた。
「師匠、あれ…」
「来たね。幽霊車が。どこから後ろにいたのかわからないけど、かなり近くまで近寄られたな。
カーブばかりで気づくのに時間が掛かったよ。誰も乗ってないのか?
暗くてあまり見えないな…。あれ何だか見える?」
俺はバックミラーでしか見えない師匠の代わりに後ろを振り返ってそれを凝視した。
「っうぁ…!!」
人間、本当に驚いたら声もでないと言うが、自分で体験するまでわからなかった。
「人がいます!」
「人なんか見えないぞ。」
「居ます居ます居ます!!」
だから俺には見えな…と師匠は言いかけた所で止まった。
「なるほど。だから俺には見えなかったのか。よくみたら人がぎゅうぎゅうに乗ってやがるな」
師匠のいうように車のガラスいっぱいに人が乗り込んでいるのが見えるのだ。
瞳らしい瞳はなく、真っ黒な空洞が目の辺りにあり、口元は真っ赤な空洞をもった人間が。
それらはこちらをじっと見つめ、俺たちの後をずっとつけている。
おぞましい以外何でもなく、その表情からは何の感情を持っているのか全くわからない。
師匠はチッと舌打ちをし、スピードを上げた。
気がつけば山は折り返しに来ており、ここから下って町に戻ることができる。
しかし、俺たちは元来た距離分は下りなくてはいけない。
急なヘアピンカーブが何度も目の前にやってくる。
ナンバーがつけられたカーブのガードレールには時々想像したくないような傷まで見えてくる。
何もなかった行きには意識していなかったのに、いざカーブの恐怖に追い詰められると
そんなところにまで目が行くようになっていた。
スピードを上げようとも後ろのぐちゃぐちゃに人のようなもの詰まっている車は追ってくる。
「師匠!何なんですかあれ!!どうするんですか!
こんな狭くてカーブのキツイ下り坂をこのスピードで下り続けたら間違いなく事故起こします!」
俺は本気でびびりながら後ろを見た。
すると奴らの赤い空洞が一斉に弧を描いた。
俺の言葉が聞こえる訳なんてないのに、奴らは俺が死と対面したのを悟った様だった。
もう恐怖で体中の骨がガタガタなっている。
心なしか距離も近づいている気がする。怖い。本当に怖い。
師匠はぐんぐんスピードを上げてはカーブを繰り返しその都度ギリギリでやり過ごしていた。
たくさんの黒点と赤い弧がバックミラーでもわかる位の距離に来たところで師匠が口を開いた。
「あれは恐らく最初はただの事故車だな。どういった経緯で山に居つくようになったかは
わからないが、山に出没するようになった。波長が合ってしまいそれを目撃する人間が
でてくる。驚いたドライバーはこの急なカーブで曲がりきれずに…」
ガゴン!と助手席側のドアに衝撃が走った。
「と、このまま落ちてしまうんだろうな。ミサキの類だろう。
呪縛が呪縛を呼び、あんな状態になった。あんなに数が居るとどうしようもない。
事故を起こさず逃げ切れなきゃ僕たちもあの仲間入り」
「嫌です!絶対嫌です!!」
ハンドルを握っているのは師匠なのでもはや俺には師匠が事故を起こさないで
いてくれることを振るえを止めることができない体と涙目で祈ることしかできなくなっていた。
「でもね」
そういって師匠はストレートラインに入ったところでバックミラーを睨み付けた。
「お前らはずっと僕たちを抜けないんだよ。何故だかわかるか?
わからないようならお前らは未来永劫そのままだ!
僕はお前らを成仏させるために山に来た訳でも、お前らの仲間入りするために来た訳でもない。
永遠にそのまま彷徨っていやがれ!」
赤い弧の口角が一瞬下がり、距離が開いた気がした。
このまま逃げ切れそうだ。
た、助かった…師匠の睨みはやっぱ怖ぇえ。
そう思ったら、急におかしくなって腹を抱えて、もう師匠最高ですよw
ミサキにまでガンつけるなんてw とゲラゲラ笑った。
一通り笑い終え、顔を上げた瞬間のことだった。
フロントガラス以外の窓という窓に奴らがべったりくっついていた。
男か女かもわからない奴らはただ舐めるような表情をしていた。
「ツ、ヵ…マエ……タ!!」確かにそう聞こえた。
うああああああああああああ!!
叫んだ瞬間ドーン!と衝撃が走った。
あぁ。。ついに事故になったか…と気が遠くなるのを感じていると師匠が
「終わったよ」と人間らしい表情のある声で言った。
ふと顔を上げると、市街地の手前、出口付近の広場にでたところだった。
どうも前はぶつけてしまったようだったが、奇跡的に怪我もなかった。
その後のことはあまり覚えていない。師匠が俺を家まで送ってくれた。
あそこのカーブのブレーキのタイミングが悪かっただの、
ミサキは本当に質が悪いなどとぶつくさ言っていた中、
俺がポツリと、あれだけ多くの事故死者がでている幽霊車なのに
後ろからあんなに追われて怖くなかったんですか、と尋ねると、
「君、アキレスと亀のパラドックスって知ってる?
のろまな亀と俊足のアキレスが競争した時、アキレスは亀にハンデを与えてしまう。
亀はスタート時アキレスの前にいるわけであり、アキレスが亀がいる地点まで進む時、
亀もまたそれより前に進んでいる。よって、アキレスは亀を抜くことができない。ずっとね」
それは哲学の解釈じゃ…と言いかけたところで言うのを止めた。
それをどう解釈してようとも、師匠がそれをあの時強く考えたことで逃げ切れたのだろうだから。
師匠にとっては、ああいった存在にとっては、理論より念の強さなのだろうか。
師匠はミサキより強い念を持ってるんですねと苦笑をすると
「危なかったよ。君にも捕まえたって聞こえただろ?
山という奴らの空間から抜け出したから逃げ切れたんだよ。
ミサキにアキレスと亀のパラドックスなんて通じるわけないさ」
空間は分割できるかなんて俺にはこの先わからなくて良いと思った。
改めて投下したらながっ…。スレ拝借失礼しました。
カ ニ 乙
文章読みやすくて(・∀・)イイ!!
というかお題出てからまだ少ししか経ってないのに一気に書き上げてしまうその能力が怖い
ここにいる師匠二次書きの中で一番好きだ。よーしパパベタ褒めしちゃうぞー
海産物仲間エビ氏読んでくれてありがdです。
たまたま最近山にドライブに行くことがあってそこでの出来事をネタにしてみました。
オカルト的なもんはなく、道中そんなことばっか考えてた。
走り屋にびびったけどw
(自分の中の設定として)あとがき足すの忘れてたので思い出して戻ってきた(;´Д`)
一応、師匠の一人称が途中「俺」と若干乱暴口調になってるのは
「僕」時期の師匠の中にも時々変わるというか戻るという脳内変換からです。
感情が出る師匠→「俺」、飄々としてる師匠→「僕」という勝手なイメージです。
どうもウニ氏が冷静気味だと師匠が感情的。ウニ氏が感情的だと師匠は冷静。
と言った対比(?)が個人的に好きだからついウニ氏の模作を無視してしまいました…。
自己設定完結スマソ(´・ω:;.:...
面白かったよー。
でもそんなごっついミサキが出来るぐらい事故が多発してたんなら
相当有名な怪奇スポットになってる筈なんじゃないの?
それともミサキ丸ごと師匠の仕掛け?
さすがにうざくなってきたな
カニ乙。
筆の早さに脱帽。
あとウニもどきさん、田舎の後日談お願いしますよ。
フネさん思わせぶりなこと言うなら書いてくださいw。
前にキャラとか設定作れないっていってたのカニだっけ?
なら住人でキャラやら設定案出してそれでオリジナル作るのはどう?
海産物のにも面白いのあるけどやっぱり師匠はウニのが読みたいw
設定拝借しての二次創作はいいとしても、「田舎(後編)」はやりすぎ。
後日談とか、ありえん。
普通に新テーマで二次創作すればいいんじゃないか?
あれこれ予想して楽しむのはアリだろ。
だったらこんな話って作るのもアリだ。
本物以上の話が出来ちゃったとしても・・・別にいいんじゃない?
本物以上とか何思いあがってんの?
二次創作イラネとは思わないけど僭越すぎるよ
文章も稚拙だし展開も面白くもなんともない
629 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/13(火) 12:40:01 ID:oKO6UwXsO
マァマァ落ち着きたまえ。
ウニが二次創作を希望してる以上、外野が何を言おうが海産物はジャスティス。
OK?
二次創作イラネとは思わないけどって言ってるだろ
続き物の続きを本人より先に書いてそれが本物以上かも…みたいな発言は僭越だと言ってるの。
631 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/13(火) 13:20:35 ID:oKO6UwXsO
マァマァ落ち着きたまえ。
読者の本物以上かも発言は僭越ではなかろう?
ただの誉め言葉、OK?
二次である以上、「本物以上」はあり得ないですし、私の文がそこまで良いとも思いません。指摘の通りまとめすぎでもあります。 勿論、ほめて戴ければ幸いです。
田舎(後編)について不快にさせてしまった方申し訳ありません。ただ、言い訳をさせていただくなら、「お題に上がったから書いた」それだけです。後日談投下は後ろ向きに検討中です。辻褄合わせのためのモノですし。
633 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/13(火) 14:13:45 ID:LgIGNWwvO
同じ話しを洒落怖か何かで読んだ気がする…作者同じ人?
新ウニ的な京介×ウニの話は需要ないですかね?
本物以上っていうか新ウニがある意味偽者なんだからその辺はいいのでわ?
個人的には単純に楽しませてもらってます。
>>634 読みた〜い!
ナニコレ…何か疲れる。
完全に801板に占拠されたなw
ウニさんは押し付けがましさがないので好き
偽モンはトリ付けろよカス
メ欄使うなあぼんできないだろうが
話のできや二次云々より厨の同人サイトみたいな馴れ合いとノリ(+自演?)を2chでやられてもな…。
何だかんだ言いながらスレが盛り上がるのが一番かと
海産物戦隊甲殻レッドです。今晩は。
思いついて創作できたので投下してしまいました。
上でも2度ほど申し上げましたが、設定ありきでないと作れないので
オリジナルのウニ氏には100万回書いたって敵いません。
ので、ウニオリジナルファンの方のお目汚しにもなってしまいすみません…
暇つぶしに読んでもらえたらいやっほう!と嬉しいくらいです。
一応、質問いただいたのでレスだけして海に沈んできます。
>>621 そこまで細かい設定は考えていなくて「山」と「アキレスと亀」に拘ってました(;´Д`)
よくある都市伝説・噂のスポットに好奇心で遊びに行ったという脳内設定なので
師匠の仕掛けとかのつもりではないです。
あと、よかったら設定くださいw
オリジナル(体験談)を元にするとあるシリーズものとかぶるので自粛しています。
無論、書いてもいないしえらそうなことは言えないんですが_| ̄|○川
かぶってもいいと思うんだぜ
ってか実体験あるならそれでいいじゃん。
書いて見たらシリーズ化できる設定が浮かぶかもしれないしさ
脚色っての?
折角書けるものがあるのに設定がないから書けないとか、勿体無い
>>643 狭い車の中に虚ろな穴だけの顔がぎゅうぎゅう詰めって
ビジュアルは怖くて良かったです。
設定…師匠(らしき人)の追っかけの話とかどうでしょう?
主人公は大学でミニコミ誌作ってるサークルのライターとかで
同校にいるらしいオカルティックな事に堪能な「ある人物」を探して
それらしい色々な事に首を突っ込んでは怖い目を見る。
そしてウニらしき人物なんかは出てくるけど
目的の人物には良くてニアミス程度で決して会えないという、
師匠の存在がほとんど都市伝説…って感じで。
真ウニと新ウニで話の方向が違うから混乱するんだよ。
真・・・あっさりと怖さを語る
新・・・こってりとキャラを語る
真のファンは新を叩くだろうし、新のファンは真を叩く。
つまり何をしようと褒められるし叩かれる。
だから海産物諸氏は、どんなレスが来ようと
気 に す る な。
647 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/14(水) 09:30:35 ID:sX/vnKUY0
>>625だけどウニと海産物比較しちゃうのは
ウニ視点で書いてるからかもとか思った
そんで提案なんだけどスピンオフはどうかな?
歩くさんとか京介とか音響とか主役で書いてみない?
そしてそこからさらにスピンオフしていつの間にかオリジナルをw
>>647 同じキャラクター群で同じ視点の話を比較するのも楽しみの一つ。
1つのお題で複数話が楽しめるってのはとても面白い。
大体他キャラで書けるほどの情報は無い気が。
個人の妄想でキャラ設定したらそれこそフルボッコの予感w
呼ばれる‥ってあったけど、あれは怖くもなんともないが
見えてる人と、見えてない(視覚的に見えてるのに気づいてない)人の差は
その程度のもんなんだよってが下手な怖い話よりはおもしろく感じた。
トリ付けました。嫌いな人はあぼん設定お願いします。
>>650 今ケータイからだが了解。
だがもう君ひとりをあぼんすればすむ状況ではないみたいだ。
フネみたいなリアに書き手がのせられて(釣られて)んのかと思ったら違ったのな。
自分にとって師匠シリーズについて考えたり話したりする場が無くなるのは寂しいが、
シリーズのアンチに言ってきた嫌なら読まなきゃいいの言葉を思い出す事にする。
作品は嫌じゃないが、馴れ合いには付き合えん。
さようなら。('_')
ふーん…。
スレタイと中身が違う訳か。了解。
語りたい事があるなら語ればいいじゃないですか。
海産物がいると語れないって訳ワカメ。
師匠シリーズのどこがいいとか面白いとか
真ウニと新ウニの話を愛でたいのに
それ以外の第三者がでしゃばって二次創作してるのを見るのと
そのコテハン達の馴れ合いを見るのが嫌だって事でしょ、
二次創作スレでも作ればどうだ、他のシリーズの二次創作もそこでできるだろう
意見なので一時コテ外します。
ウニもどきですが、私は二次専スレへの移動OKです。ただ、携帯なのでスレ立て出来ない(?)のと、私一人が移動しても意味が無いので、他の書き手さんの意見にもよります。
>>651も
>>653も最もだと思うので。
656 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/14(水) 16:57:59 ID:8fL74YVK0
新ウニがよくて他の海産物が駄目ってのが全然理解できない。
新ウニこそウニもどきで、ウニに似て異なる別の物だってのに。
(そういった意味でウニもどき氏には別の海産物を名乗って貰いたかったりw)
つーか二次創作があろうとなかろうと、師匠シリーズについて語るのは自由な訳だが?
とにかく結論はこれ。
「ウニが二次創作を希望してる以上、外野が何を言おうが海産物はジャスティス」
頑張れ海産物!
海産物をそんなに推してる人が不気味でしょうがない
真ウニと新ウニの区別がつかない
語るか。
師匠シリーズをただのラノベに貶めた新ウニは死ね。
氏ねじゃなくて死ね。
なんなら創作文芸にスレ立てるけど?
ここで叩きと同居して書き続けるのも双方にとってよくないでしょ
個人的には、このままオカ板にあるほうがいいんだけどなあ。
創作文芸はなんか空気がピリピリしてて好かん。それにこれはどうせ二次創作。
あそこはオリジナル小説の板であって、二次創作発表する板ではないと思う。
はっきり言うと「創作文芸板まで行くの('A`)マンドクセ」ってこと。
我が儘かも知れないけど、今の気持ちはこんな感じです。
オカルト板が二次創作を発表する場だとでも?
>>666師匠シリーズからの派生、オカルトネタ、オカルト板以外に無いと思うけど?
>>665でエビさんが言ってる通りなら文芸板の方が板違いだし。
このスレに投下するか、この板に専用スレ立てるか、じゃない?
違う属性にすりかえて正当化とか頭悪いことしてるな
どう贔屓目に見ても”元”怖い話に登場するキャラクターネタの二次創作
お題とかバカかよ
コテハン、信者同士での馴れ合いも当初は自重してたフシもあったのに
完全に調子にのってるし
オカルトな話を発表する場です。
二次創作でオカルトならセフセフ。
二次創作で801やっちゃったらアウト。
670 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 09:05:26 ID:w3b++dDqO
ここはどうでもいいや
オカルト=怖い なんて思ってないよね?
オカ板に二次専スレ立てるに一票。師匠好きだけど二次嫌な人もいる。このスレからそういう人が離れてくのはお互いよくない
672 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 11:22:47 ID:XQr2nqC2O
だからそれを言ったら新ウニの立場はどうなるのかと小一時間ry
とりあえず投下をまってる俺ガイル
一生待ってろ。
>>672新ウニは洒落怖じゃない?どちらにせよ本人が決めること。
>>675あ、すまん「立場」か。でもやっぱ周りが言ってもしょうがない気が。
二次創作は嫌いじゃない。むしろ好きな位だ。
が、それは同人誌か自分のサイト、せいぜい数字辺りでやっていればの話だ。
嫌いな人も見る場所で安易に垂れ流した挙げ句に、誉め合い慣れ合いは頂けない。
ましてや、完結してない話の続編を紛らわしい形で発表するとか。
節度と自覚のなさが問題だよ。
沈黙している元海産物や、自前でやってる奴らはわきまえてるって事じゃないか?
あ、ちなみに新ウニ?は正当な後継なんだろうから構わん。
てか、一応本人が一人の振りを貫いてる以上な。
連投ごめん。
679 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 16:47:15 ID:w3b++dDqO
`;:゛;`(;゜;ж;゜;)ブフォォ
だいたい、今現在のウニが昔のウニと違うっていうのも、結局は推測に過ぎないしな
昔と同一人物だと証明する手立てもなけりゃ、否定材料もまた弱い状況証拠だけ
最終的には自分の判断に委ねるしかないし、その判断もそこまで声高らかに言えるものでもない
推測に過ぎないからね
まぁ、これはまた違う問題だけど…
なんか、ここって結局って内容を語るというよりか、ウニが本物か否か、とかの問題とか
作品叩きとかウニ叩きとかのが断然多いから、作品について語りたい人が逃げてこの有様なんじゃない?
二次を追い出したところで、始まるのは叩きだろ、どうせ。
そう酷く叩かんでもいいやん。
洒落怖でなくここで遊んでる分には気にならんという人間も多かろう。
確かに来なくなったけど、一応今も時々様子は見てる。
叩き合いも、馴れ合いのきついのも苦手なのに、
未練がましくて泣きたくなる。
殺伐としてれば「叩き合い」
マターリしてれば「馴れ合い」
とかくこの世は不条理ナリね。
思い返せばこのスレ二次創作全般を叩いてたような。
イラストとかラジオとか。
SSも叩かれて当然の流れなのかもしれんがなんで叩くんだろうね?
俺は好きよ?
だからさ、ここが語るスレとして機能しなくなるのは二次やってる人だって本意じゃないでしょ?
師匠シリーズ好きでも二次嫌いな人もいる(私は好きだが)んだから二次専スレ立てない?オカ板に。
海産物とか書き手はどう思う?とりあえずもどきはおKだが。
ウニ早くかけや
↓
新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
↓
勘違いしすぎ
↓
新作まだ
↓
もう二次でいいから誰かかけよ
↓
ウニに比べるとry
↓
実はウニは二人目だからry ←今ここ
>>685 書き手じゃないけど専用スレは賛成
だけど二次専はオリジナルも見たいから反対
このスレはみんなの我侭で出来ています。
みなさんこんにちわ。
フネです。
二次のせいで語れないと言いますが、決してそんな事はなく、むしろ二次創作をやることにより理解度は更に深まりより一層ディープに語れるのではないでしょうか。
僕はディープに語れる自身がありますよフフフ。
語りたい人は語れないと言うよりもまずは語りたい事を語ってみる事から始めてはどうでしょうか?
海産物の皆さんも盛り上がってる流れをぶった切るなんてしないと思います。
というか特にネタがないから二次創作楽しませてもらってますが、他のネタがあるならウェルカムですよw
ちなみに別スレとかに移るか移らないかと言われれば移りたくないですw
マターリと温く楽しんで行きたいと思ってます。
取り付けたんで嫌いな人はNG登録してね!
>カニ氏
禿げ上がるほど脱帽です。
というか若干ショックですw
僕のときは「亀出す為に亀甲占いとか使うか?アキレスは何で代用しようか」とか思い悩んで先に進みませんでしたw
何かスッキリした思いです。
ありがとうございました。
そういえば田舎後編ってお題、出てたんですねぇ・・・ニヤリ
>>689 お前もういいから自分でblogでも作ってそこでやってくれ。
691 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 20:53:00 ID:ilJFAi0T0
よくわからんのだけど、ウニって投稿してた人はもう書き込んでないの?
三年前に初めて師匠シリーズ見て面白くって
三年ぶりに洒落怖着たら話が倍くらいに増えてて楽しみなんだが
ただ、あまりにも創作だとわかりやすいのが、なんだかなぁと思うけど話が面白い
>>689同じ師匠ファンの中にも二次を不快に感じる人がいる、二次である以上「二番煎じ」である。このことを考えると「投下させて貰ってる」「読んで貰ってる」くらいの謙虚さが必要かと思います。
やっぱり快適に投下したいし、快適に読んでほしいでしょ?私だって書き手としてそう思う。
693 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 21:36:31 ID:brS/EvpN0
はいはいまんこまんこ
>>691 このスレでは『ウニは途中から別の人が名乗りはじめた』の意見が多いが、
文体の違いから見た、ただの推測なので
最終的には自分の好きなように思えば良い
2chである以上、別人の証明も、本人の証明も出来ないし
695 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/17(土) 23:13:34 ID:brS/EvpN0
うんもーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
オカ板に二次専用スレ作る分には別に良いと思うけど、フネさんの意見にもおおむね同意。
まだ語られていないとこ(師匠はなぜ失踪したか、とか)を語るのに二次創作は有効なんじゃないかなー。と思う。
「師匠が失踪したのはもしかしたらこういうことかもしれない」っていう想像(妄想ともいう)を、ほんのりウニ風味に仕立て上げる。
そういう、自分なりの解釈を二次創作っていう手法を使って表してるだけです。
これでも語ってることにはなりませんか? …やっぱダメか……orz
ただ、師匠の二次専用スレ作ったら、移動する人が少なくて過疎化するんじゃないだろうかとは思う。
自分はオカ板住民だから、できればオカ板で投下したい。語るスレでも専用スレでもどっちでもいいです。
二次やってる奴が二次嫌だって言ってる奴に
「自分にとって」楽しいからいいじゃんとか
「自分にとって」理解が深まるからいいじゃんって言っても
何の説得力もないんだよね、正直
語ってる事になりませんか?だって?
なりませんよ、と思ってる人がやめて欲しい、と言い続けてるんでしょう。
でも二次創作するな、じゃなくてココじゃない場所でして欲しいと言われてるんだけど
それすら譲歩とも思えないわけなのかな?
オカ板に他スレやシリーズ共通の二次創作スレとか作ったらいいんじゃんと思う
面白ければ読みに行くしさ
>>694 ウニの断筆宣言を知らないの?
その後なんの説明もなく再開してるのに。それと文体の違いってのは大きいよ。
書き分ける能力があると仮定しても、同シリーズで変える意味は無いしな。
あと、突然キャラが増えてるし。
このスレのために、二次嫌いな奴のためだけにスレ立てとかありえん。
701 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/18(日) 16:47:09 ID:CghCacqOO
あるある
>>698 何の説明もなかったから、本人なのか別人なのかわからない
文体の違いについては、「本人じゃない」の他にも、2004年の一年間の空白のうちに
「趣味が変わった」とか「創作として昇華しようと思った」とかって、方向性が変わっていった等
いくらでも解釈できるし、結局どう解釈するかは自分がどう思っているか、に起因するから
証拠として扱うにはものすごく力は薄い。
正直、みんながみんな「ウニは途中から変わった!」と主張している意味がわからない
そんな堂々と主張できるほどの証拠も揃ってないだろ、まだまだ。
まぁ、こんな空気だし「ウニは途中で入れ替わった説」以外の説を口にしたら
フルボッコにされるから、別の説を支持している人は黙っているだけなんだろうけどw
この、ほかの説を出したらフルボッコにされそうな空気も
語りたい人が遠ざかっている要因の一個なんじゃね?
海産物がいなくなったとして、果たしてネタはあるのだろうか。
そもそもここは「師匠シリーズを語るスレ」であって
「師匠シリーズを騙るスレ」ではないからな
誰が上手いことを言えといった
706 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/19(月) 00:18:50 ID:qAbiWCpQO
師匠シリーズ好きだけどここで二次やろうがやるまいがどっちでもいい
ただここまで読んだ感想
フネを筆頭に海産物たちのノリがきしょい
呼ばれる‥が一番ましだった件
ウニが田舎後編を書かないのはオチが思いつかないからですか?
じゃあ、海産物たちはノリや馴れ合いを自重しろ、二次スレは立てるまでもない。二次はこのスレでおK?
冷静に考えると「お前のレスはキショイから自重しろ」ってスッゴイ何様台詞だよね。
それはコテの宿命
>>704 だれうまw
もうこれテンプレでいいよwwwww
714 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/20(火) 02:26:28 ID:l9xdiG7CO
>>710 確かに…
書いたらよくないこと書いてるわけじゃないから
レスするのは自由なはず
と思ったけど今最初から読んでみたら海産物きめぇー!!!
できればあの方達の馴れ合いレス見たくないです(/_;)
>>714 つ専ブラであぼーん登録。
結局堂々巡りじゃないか。二次スレ立てればよくねぇ?二次好きな人も嫌いな人も妥協してさ。
2ちゃん的には二次やりたい奴は好きに書いて、嫌いな奴は好きに文句言ってりゃいいんだよ。
「〜だから書けない」んだったらじゃあROMってろって話。
どうでもいいことで単独スレ立てるほうが問題。
ここのネタ師以外で別の二次創作が来ると思ってんのか?
二次スレ立てたところで師匠スレでやれとなるのは目に見えてる。
実際の話、二次創作なくなりゃ寂れるだけなのも目に見えてる。
オリジナルの師匠シリーズについて語ってる書き込みなんて
今のウニは本物か否かの堂々巡り以外に見かけないからな。
二次創作が書き込まれてると
師匠シリーズに対する考察を述べる書き込みが出来ない
なんて筈も無いのに。
二次創作が自分の気に食わないってだけで文句つけてるヤツは
まずは本来の師匠シリーズについて語る事から始めてくれよ。
よし、じゃあ「追跡」の髪の毛は師匠のなのか、ナンパしたギャルのなのか、
みんなはどっちのだと思う?
実は師匠の身体的特徴って全く出てないんだよね。この髪の毛の所有者によっては
はじめての師匠の身体的特徴の掲示ってことになるんだが…
「貯水池」で、師匠の眼の下に傷があるだの、貧乏ゆすりをする癖があるだの、おお、特徴がいっぱいだ!
と思ったのも束の間、正体が加奈子さんだって解ったときはちょっとだけガッカリしたw
海産物さんトリ外してまで必死ですねwwww
師匠が女って設定の新作があるって?>
721 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/21(水) 01:13:14 ID:FE3s+gWTO
>>717 二次はあってもいいかな
でも誰か言ってた海産物きめぇーは賛成
馴れ合いがね
馴れ合いとも思わないし、キモイとも思わない。
二次に関してはあってもかまわんと思う。
というより、二次がないとスレが続かんだろ。
でも投下した直後に「ねー、どうだった?どうだった?感想クレクレ」
のようなレスを入れるのが激しくウザイ。投下するならサラッとやってくれ。
つまり、ウニみたいに投下のみしているのが、結局は良い形だったんだな
かといって、投下のみしていると、しているで
「何アイツ、クールぶってんの?読者の質問にも答えないでウザイ」
とか言われるんだけどなw
キショイから書くな、ウザイから書くなというレスが、一番ウザく、キショイと思うのであります。
ってか、みんな文章ヘタすぎ。
投下する者も、批判する者も。
京介外伝〜黒魔術死闘編〜を考えたのですが‥
ウニが洒落怖でうざがられてるのはスレ違いラノベを垂れ流し続けるからなんだが、
ネタスレでネタを垂れ流す分には全く何も問題ないと思うのだがどうか。
>>723 同意。
普段自分が同人とか、それ系のサイトに縁がないからかもしらんけど。
あと設定とか何とか言いつつ単なる俺解釈(の解説)ウザイと感じでしまう。
ねちっこいのが好みですw
じゃあいつも通りウニ叩きでも始めますか。
>>728 反面、非常に高い人気があるのも事実なんだが?徹底的に都合の悪い事項は無視するから
お前らはうざがられるだよ。
スレチの話って事は認めるんだw
「スレ違いだと、声高に叩きまくる輩がいる」反面ですが?
そう言う輩がいることは確かに認めるよw
都合の良いようにしか物事を見ることが出来ないんだね。さすがだ。
信者すら怖くないと認める。
それが師匠シリーズ。
736 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/23(金) 13:30:03 ID:qgBHdjg7O
師匠シリーズ
ナナシシリーズ
ナナシーシリーズ
怖いだけがオカルトじゃない
738 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/23(金) 15:27:36 ID:AaBPDtGxO
↑ずばりそれ!!
オカルトでなくてもいいから怖くなきゃいけないんだけどネ!
じゃあもうホントに創作板でやればいいじゃんもう。読みたい。
読めればどこでもいいや
っていうか、読者がどこに投下するか決めるもんでもないだろ
最終的に決めるのは作者自身
なんか高尚読者様しか残ってないな、ここは
このスレ自体を廃止という考えは何故無いのか
どこぞのシリーズ物書いてた厨房が同じようなことほざいてたな。
非常に高い人気ってw
いつも同じやつらがレスしてるだけじゃねえか
洒落コワにとどまらず、色んなサイトで評判なんですが
そう言う部分は絶対認めないよな、アンチって。もうアンチという名の信者じゃん。
色んなサイトっていうからググって見たがどうということはないな。
超能力について頭悪い考察してるサイトが印象に残った。
連載作品が複線残したままだったり、いいところで来週に続くと気になるみたいな、
未完がゆえ興味が引かれるってのが相当あると思うよ。
どうと言うことはないとな?
サイトやらブログやらで紹介されてる時点で、どういう事なのか気付よ。
>超能力について頭悪い考察してるサイトが印象に残った。
いちいち「頭悪い」とか、もう否定する前提でみてるじゃん。話にならんよ。
それではお前が考察してくれよ。
どこがどう、頭悪いのか指摘しつつな。逃げるなよ?
信者とアンチに、それぞれただならぬ必死さ加減のが一人ずついるのね。
キミらがまとめて死ねばいろいろ面倒がなくなるんじゃないかなw
超能力が頭悪い話。
みんな知ってるね!
752 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/25(日) 14:38:11 ID:DdRPoyQ9O
知ってるよ!
また過疎化始まったね。
海産物いなくなったら語るはずだったじゃん!
754 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/26(月) 05:35:42 ID:COuoJC5VO
※ネタバレ※
師匠は実はウニの作り出した幻影です
それどころか途中から同人だし
>>753 本スレもそうだけど、失ったものを取り戻すには少し時間が要る。
過疎化ってアホか
758 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 00:17:20 ID:65k7lXf6O
このくらいで過疎って…
ウニが書いてないんだしこのくらい普通じゃない?
あの人達の不気味な馴れ合い見るくらいなら過疎でもいい
759 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 00:27:22 ID:eI+aKzz4O
かなりひさびさに来たがウニ消えたのか?
ある意味「サヨナラ」で本当にサヨナラしてる。
今のウニはただの海産物のひとつに過ぎない。
ごめん、流れ読まずに書き込むけど、
>>128の
> この頃には京子さんが失踪してる。
て、どの話に書いてある? 読み直しても見つけられん
自己解決した。すまんかった
つっこみたかったけど、
>>128の推理の
「留年入れて、五年間の出来事」は、違うんだよなぁ
『鋏』(三回生の話)にて、「師匠と遊びまわった二年間」と記されているから
だから留年したのは後の三回生、四回生のときであって、一回生、二回生は普通に上がったみたい
一回生はマジでハードに色々起こっているけどねw
京介さんが、二回生の春に消えちゃうからなぁ…
京介って消えたっけ?
わからん。
なんで「雨上がり」ってまとめサイトにのってないの?
他にもまとめにのってない話あったりする?
>>765 ウニが空気を読んで、この「語るスレ第4夜」に投下したから。
洒落怖差分の方には載ってる。あと初期の作品も載ってる。
ウニ高校時代読みきり編考えたんですが
769 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 09:45:16 ID:mR6fkil5O
聞きたいです
投下お願いします
770 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 13:35:59 ID:mR6fkil5O
早く投下しろよクソムシ
俺の脳内では師匠は攻殻のバトー
俺の中ではジャガーさんなんだがw
どうしても多々良と沼上を思い出す自分は腐女子失格。
見るなとは言わないが、ここで腐女子臭わすのはどうかと。
>>774 あ、ごめん、そん位なんも感じないって話だったが…忘れて。すまない。
デブと坊主な
確かにアッー妄想じゃないのは分かったwww
777 :
774:2007/11/29(木) 17:53:29 ID:JymfUuDi0
>>773 いやいや、俺も気にしすぎだった。すまん。
確かにこの2人でアッー!できるとは俺も思わんwwwww
師匠の名前って龍之介だっけ?
>>778 まだわかんない☆
ヒントさえ出てないから、推理もなにもできやしないよ…
靖丸だよ
782 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 23:47:24 ID:N7d9TdxB0
今日はじめて読んだけど、京助は、最初女だったのに、
何故次は師匠といがみ合う男になってるのか、なぞだった
783 :
本当にあった怖い名無し:2007/11/30(金) 00:37:16 ID:vupQgqbdO
つうか京介が消えるとか、ドッペル抜かれた時の戦い?とかまだいろいろ伏線あって気になって仕方がない
男女とは言われてたけど男とは書かれてないよ。
ウニが勝手に男と思ってた時はあったらしいけど。
(それは実際に合う前にハンドルネームから勝手に
男と思っていたとかあった気がする)
とりあえずここで腐臭を漂わすのはやめようぜ?
俺の中では師匠は『究極超人あ〜る』の鳥坂先輩。
ねとらじで師匠シリーズ読んでる奴がいるな
ここの海産物よりもさらに微妙な存在だが
790 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/05(水) 18:58:46 ID:VLP77HMK0
お〜い、ID:fx05xFMW0いるかぁ〜。
すみません誤爆しましたw
>>787 俺の中ではハチクロの森田だな
師匠の台詞は俺の中ではうえだゆうじボイスで再生されてる
俺も俺も森田さん
ところで、知り合いが師匠シリーズを
書籍化、出版したいって言ってるんだけど
このスレでウニの光臨待つしかない?
いや書籍化したいってのはガチなんだが・・・
はい次の方どうぞ
じゃあ俺は映像化したい。
ニコ動やらようつべにでもあげてみたい。
課題は空気と間をどれだけ再現できるかってトコロだな…
それ以前に役者を集めんとwww
えーと、書籍化したいのはマジです。
出版社勤務です。売れる売れないはともかく、師匠シリーズに惚れました。
日記形式のショートホラー集ってノリです。
本音を言うと、映像化(ドラマ化)まで妄想しちゃってます。
連絡方法……は、待つしかないですか……?
>>799 出版社に勤務しておいて、著作権の所在を調べようともしないの?ひろゆきにあるんだが・・・
まさか、ウニからの連絡を待つつもり?どうやって本物と証明するの?
つーか、勝手にやるとひろゆきに訴えられるよ?
故意空とか、質の低い素人作品が
ネットの勢いで世にはばかるのは
たとえ売れなくても作品としてしっかりしたものを作れる
まともな作家達にもうしわけないわ見てて
>>800 マジレスすべき?
別にひろゆきスルーしても、ウニ本人と連絡とれれば、訴えられないんだが。
ウニをスルーして、ひろゆきだけに話通すのは考えてない。一番カンタンだけどさ。
作家として、ウニに書いてもらいたいんだよな〜
なんか出版社としてのプライドが感じられないNE!
>>802 出版社勤務はいいとして、どのような役職の方でしょうか?
>>803 プライド? そんなもんねーよwww ネットのが面白いじゃん
ケータイ小説はないと思うけどさwww
>>802 そんなん聞いて意味あると思えないんだが
>>802 >別にひろゆきスルーしても、ウニ本人と連絡とれれば、訴えられないんだが。
よく知らないけど、書き込み時のクッキー確認ってのを抜粋してみる
>投稿者は投稿された内容及び知的財産、その他の権利を掲示板運営者に対して無償で譲渡する事を承諾します
>投稿者は掲示板運営者が指定する第三者に対して、一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含む)を許諾しないことを承諾します。
>投稿者は掲示板運営者あるいはその指定するモノに対して、著作者人格権を一切行使しないことを承諾します
とあるんだけど、これを読むと、ひろゆきスルーはまずいんじゃないの?
さらにこういうのもある
>2ちゃんねるのデータの利用に関して、原則的に自由ですが、 2ちゃんねるのデータ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。
>要するに、2ちゃんねるをモニターして、お金をとってるマーケティング会社の方は
>ご相談頂けないと面倒なことになるかもしれません、、、ってことです。
だそうです。
>>806 規約って何回か変わってるだろ
初期のころの師匠は、そういう規約じゃないはず
俺は本で読みたいからがんがって欲しい
本がんばれー
ホスト、ガン、早死に この三つさえあれば馬鹿女が読んでくれる
>>811 スイーツ(笑)
師匠シリーズがもし、本になったり映像化されたりしたら俺は見る。
ひろゆきとウニにそれぞれ許可貰えば問題ナシ。
時期からして、ウニ降臨そろそろじゃないかと思うんだが。
ウニもこのスレの存在は知ってるようだし(カキコ形跡がある)
書籍化かぁ…まあ手には取ると思うけど。
ウニさん、言うまでもないだろうけど、自作に思い入れがあるなら相手は見た方がいい。
そんな贅沢言うなとかチャンスの前髪とか言う向きもあるだろうが、
きちんと話し合いの出来る相手じゃないと、トラブルばかりで収拾がつかなくなる事もある。
今回の人がどうかは僕には判断出来ないから何も言えないけど、
異業種ながら、編集者と大喧嘩をした事のある者からの忠告。
盛り上がってる処に、長文で水さしてスマン。
814 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/09(日) 01:24:03 ID:1oFc9Zk1O
某スレの1が暴れていると聞いてやってきました
ケータイ小説が書籍売り上げランキングの上位に来る昨今、師匠シリーズが書籍化されてもいいのではないのでしょうかw
ぶっちゃけた話、師匠シリーズが多くの人に読まれて、どのような評価を受けるか非情に興味がありますw
タイトルはどうなるんでしょうね?w
「師匠シリーズ(笑)」とか?w
魚介類(笑)
その前に師匠シリーズって、パクりが多いって話しあったよね。
「将棋」はモロパク利だと判明したし、ほかにも商業誌からのぱくりも指摘されてる。
事前調査はきっちりやらないと。自称出版社の人は著作権も事そうだけど、甘く考えてないか?
つーか、どこの出版社かぐらい言えよなあ。本気でやる気ならさ
民明書房
>>805 こいつのこの態度、スゲえむかつくんだが。
普通、書籍化を望むんなら、その掲示板の管理人に許可を得るのが筋だろ。
それすらスルーしようとしてるし。常識なさ過ぎるだろ
>>820 餅つけ、やつはドシロウトだ。
真面目に書籍化を考えるなら、自費出版。
コレ最強。
誰にでも出来る。
ウニとどうやって連絡つけるか、ということになるが、
権利だけならひろゆきに話通せば済む話なので、実は大した問題ではない。
パクリ疑惑とかは出版社あるいは弁護士の方と相談しよう。
レッツ書籍化!
あ、俺はやりませんよ。
とても儲けがでるとは思えませんのでwwwサーセンwwwwww
確か、ジョジョの作者の「デッドマンズQ]のパクリもあるとか。
集英社と事を構える気概がある方はがんばってくださいw
>>821 自費出版というか、同人ではとっくに出回ってるって話聞いたことあるけど。
ジョジ○の原作者自体ぱくりのデパートだがw
だから?
書き込むときの規約(著作権全部持ってかれて、しかも責任だけは負わされる)
には強制力ないなんて話もあったし
まろゆき通さないで話動かしてみて、いっちょ体を張って前例を作ってみて欲しいわw
カレマニを知らないの?
会社まで晒されて、その会社に密告されたらしいじゃん。
法律より怖いのはねらーだよw
カレーマニア事件であの人は2ちゃねらに社会的に抹殺されたな。
でも生贄が出来たせいで2ちゃんやブログの書籍化は
出版社もきちんとスジが通すようになったな。
知らないの?って…
カレマニ事件は、他人のカキコを無断転載して一儲けした奴が特定されて叩かれただけでしょ
今話してるのは全然そういうレベルの話じゃねーし
仮に師匠シリーズが出版された時に
お前らが必死になって、ひろゆきに筋通せよ!ってうに叩くわけ?w
そうはならんだろ
法的な問題の是非ってのはおいといて
まあ、カレマニの件に近いのは
一時期叩かれたアフィブログだが
あれも個人情報OPENにしてた奴がボコボコにされただけで
今も普通に大手が生き残ってたりするからな
>>828 >法的な問題の是非ってのはおいといて
この一言だけで、こいつ終わってると分かるな。法律の話をしてるんだろが。
>お前らが必死になって、ひろゆきに筋通せよ!ってうに叩くわけ?w
当たり前。
書き込んだという事は「著作権を委譲する」というのに同意したと言うことだ。
それを無視して「俺の書き込みだから俺のモノ」というのはおかしいだろ。分かってるのか?
はっきりと
>2ちゃんねるのデータの利用に関して、原則的に自由ですが、 2ちゃんねるのデータ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。
と宣言されてるのに、無視するのか?やってみろよ。盗っ人猛々しいな。
なんでアフィの話を持ち出してるのか理解できないけど。
著作権と何の関係があるんだよ?
830 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/12(水) 20:57:19 ID:RQ3nSnFsO
大学2回生の夏、俺は師匠の家で師匠と飲んでいた。
師匠と言うのは俺がオカルトの師匠と仰ぐ人だ。
飲んでる時に何気無くテレビをつけると夏の心霊特番をやっていた。
ちょうど心霊写真の鑑定のコーナーで、霊能者らしき人が写真を見て写りこんでいる物体をその土地の地縛霊で憑かれることは無いと解説をしていた。
「こんな番組に出てる霊能者って本物なんですかね」
俺は師匠に聞いた。
「さぁ。でも今映ってるやつは本物じゃないね」
「何でですか?」
「この人さっき地縛霊で憑かれることは無い言ってたよね?」
「はい…」
「これは立派な悪霊だよ。たぶん撮影者は憑かれてるね」
「なんでそんなことがわかるんですか?」
「明らかにオーラが違う。これはそんな地縛霊なんてものじゃないよ」
「オーラですか…」
師匠の力は確かにすごいものがある。しかしブラウン管ごしにそれを感じるコトができるのか?
「ブラウン管ごしでもオーラは伝わるんだよ」
師匠はそう言った。
「でもこんな番組に出る霊能者って実績とかがあるんじゃないですか?ほらこの人だって紹介されてるじゃないですか」
そう俺が反論すると、師匠は含みのある笑いをした。
それから2時間ほど飲んでそんなコトも忘れた頃に、師匠が押し入れから箱を出した。
「何ですか、その箱は?」
「この箱の中には戦国時代の落ち武者の髑髏が入ってる。この落ち武者は強い怨念を残して死んだので、この箱に入れて封印したんだ」
酔いがいっぺんに覚めた。
「開けたら殺されると言われてる」
「開けるんですか?」
冷や汗が止まらない。
「開ける。中に本当に入ってるか気にならないか?」
そう言って師匠はおもむろに箱を開けた。
中には
何も無かった。
唖然としている俺に
「人間は不思議な物や未知の物に対して、少しでも真実味や信頼できるものがあると簡単に信じてしまうんだな」
師匠はそう言ってまたビールを飲み始めた。
ウニキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
なわきゃねえだろ
改めてここ見てて気になったので、満喫
行ってはちクロちょっと読んだわ。
ししょー似のキャラ…?なるほどねってオモタ。
たのしいね、皆いろんな読み方してるんだな。
らっきーな拾い物でした。……って流れぶった切った
?
ウニもどきの新ウニが真ウニ名乗ってるなら真ウニを真似るものは全てうにもどきであり新ウニであり師匠シリーズ書く人=ウニってことでいいんだよ!
>>829 法律の問題は取り合えずおいといて
お前さんの論点がズレてるって事だよ
ねらーがどうのこうの言ってたから
そりゃ無いわって話しただけ。
法律よりねらーが怖いとか話持ち出したのはそっちだろ
同一人物かどうかしらんけど。
オレは最初から、法的な部分で
カキコの時に出る文言には強制力ないなんて話もあるみたいだし
誰かが突っ走ってみて前例を作ってみてくれないかなって
話をしてるだけ。
そこについても確実にセーフだとか言ってる訳じゃない
つーか、自分のしたカキコを本にするってのは
2chのデータ自体を利用して対価を取るって行為に該当するのかね
カレーマニアの件とは前提が違うだろ
あと他人のカキコつかって儲けてるって点で
アフィブログはカレマニに近い存在だと思うが?
書籍反対派の立場で意見するのは、もちろん全然良いんだけど
人の書き込みをよく読んでからにしてくれ
839 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/13(木) 00:41:31 ID:MoCM2gNmO
そんなことどうでもいいから早く巣に帰れ
840 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/13(木) 00:48:22 ID:8jRnaxNsO
このスレの最初の方からぼんやりと見てたんだけど、
>>468が壷に入った。
昔の師匠シリーズはこんな小粒ながらもピリリとからい感じ感じだったんだよな。
今の師匠シリーズはひたすら冗長なだけだから困る。
P.S.
どうせ書籍化なんてされっこないんだから落ち着きたまえよキミタチ。
本人かどうかなんてどうでもいいが、
>>832は激しくLVが低いな
そうか?
こういう簡潔な構成でハッタリで煙に巻くの
初期の師匠シリーズっぽくて好きだ。
構成云々じゃなく、文章の繋ぎが稚拙に感じる
後、「戦国時代の落ち武者」だとか「怨念が」とかの様な安易な発想がどうもね
845 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/13(木) 03:30:28 ID:UKZRZ7fqO
846 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/13(木) 04:41:54 ID:3e5BxtAGO
>>831-832 師匠シリーズのポイントを押さえていてイイと思います。
本物だったら箱を開けないでそれっぽい事を言ってオチだと思いますw
>>838 何でもかんでも同一人物のレスだと思いこんで発言するなよ。
俺は「ねらーがどうのこうの」って言ってた奴じゃない。
>オレは最初から、法的な部分で
カキコの時に出る文言には強制力ないなんて話もあるみたいだし
誰かが突っ走ってみて前例を作ってみてくれないかなって
話をしてるだけ。
なぜそこまで規約違反を推奨するのか、全く理解できないんだが。
そんなリスクを負うような馬鹿がいるのか?「誰かが」って、他力本願のくせに、偉そうだし。
普通にひろゆき通せば円満解決するってのに・・君は社会的常識なさすぎるよ。
ちゃんとした出版社がそんな事して、揉めた時のダメージとか考えたこと無いだろ。
>つーか、自分のしたカキコを本にするってのは
2chのデータ自体を利用して対価を取るって行為に該当するのかね
現行の規約では著作権を譲渡してるんだから、「自分のカキコ」とかは通用しないって、何度言っても理解できないの?
(例の強制力無いって事に期待してるんだろうけど)
>あと他人のカキコつかって儲けてるって点で
アフィブログはカレマニに近い存在だと思うが?
アフィと2chのデータログは=じゃありませんが?ひろゆきもアフィは認めてるし。
データ自体で稼いでるわけじゃないだろ。そこまで拡大解釈されたらたまらんぞ。
>書籍反対派の立場で意見するのは、もちろん全然良いんだけど
人の書き込みをよく読んでからにしてくれ
誰も反対してませんがw。やるなら法律を無視するなって言ってるんだよ。
とりあえず、二次創作書く奴はコテハン名乗るもしくはトリップ推奨
>>833-834みたいな勘違いが出てくる。面白かったけどな。
もうそろそろ田舎の記憶も曖昧になってないか?
ここいらでちょっとおさらいをしてみやうじゃないか。
田舎前編は見事なまでに何もなかった。
ただのキャラ語り。いつものメンバーがじゃれあってるだけ。
コレは酷い。そりゃ叩かれるさ。
田舎中編でオカルトな事がこれでもかこれでもかと出てくる。
排他的な村民、
四辻の犬神、
ウニたち一行を追い出そうとする謎の力、
運転中のミステリアス白昼夢、
師匠を鬼と呼ぶ先生、
1つ足りない式神、
等。
振り返っていれば結構あるけど、他に何かあったっけ?
中編でこれだけ伏線張っちゃって大丈夫なのかな?
風呂敷たためる?
またもやパパの箸が割れる事にならないか心配です。割とマジに。
>>850あと、普段アクセをつけない師匠の首に紐。
排他的な村民っていかにもなぱくり臭
>>850 師匠と京介が剣道有段者だと、後々わかる
師匠から「何か」の香りがする
これに師匠の首の紐も含めて、地味ーに前編にも伏線があるっちゃあるんだよなw
ならば、少なくとも、どう考えても、
剣による戦闘シーンは確定なのか?w
師匠と京介が祭具殿に奉られた二振りの神剣を手に取り、互いの背を守りながらチャンチャンバラバラの大活劇・・・
なんという師匠無双、思い起こすだけで心が震えるではないか。
師匠シリーズ始まったな。
婦女子なみだ目
>>854 田舎後編にwktkが止まらない
ウニの文章でバトルシーンが読めるならそりゃ興奮するさ
次は田舎後編・序。
その後、二の幕、三の幕…と続き
後編・結を経て完結編・その一へとなだれ込みます。
あり得るから恐ろしい。
全く。
本当にウニは困ったウンコ野郎だな!
>>848 っていうかね、いやオレの考えではアウトだからって言いたいだけなら
もう噛み付いてこないでいいよ。
オレは元々826にレスしただけだし、君はオレが法律無視してるからコイツ終わってるとか
いきなり煽りくれてきたけど、オレは規約に法的に拘束力があるのか
確かめてみて欲しいわあ、って話してただけで法律無視しろとか
そんな事いった覚えないし。
>(例の強制力無いって事に期待してるんだろうけど)
オレの主張も分かってるみたいだし、君の立場からこれ以上言うこともないでしょ?
法的に強制力あるって立証してもらえたらオレも何も言うことないよ。
あと、出版社のダメージどうこうとか言うけど、最初に出版したいって言ってた奴がいた上での流れであって
それをオレに切々の訴えるのは違くね?
アフィブログの件は、確かに条件付でひろゆきも認めてるみたいだね。
構造的には他人の書き込み、著作物を利用して金稼いでるカレマニに近いって考えは変わらないけど
この場合の喩えとしては、あまり適切じゃなかったわ。
>>850-853の伏線を解消した後編はこうなる的な二次創作が読みたい。
>もどき氏
前に投下されたのは伏線あまり考えてなかったでしょ?
>>862 師匠の首の紐、足りない弊、京介さんの足の傷(?)、は解消。
あとから書いた後日談でもうちょい謎解消できるらしい。
>あと、出版社のダメージどうこうとか言うけど、最初に出版したいって言ってた奴がいた上での流れであって
それをオレに切々の訴えるのは違くね?
おいおい、君は「規約が通用するか試して欲しい」って言ってるよな?
試すってのは、ひろゆきを通さないで出版してみるって事だよな?
実際にそんなことして、2chと出版社が揉めることになったら社会的ダメージはもちろん、賠償請求もされかねないって
分かってて言ってるのかね。
ファイル共有ソフトや、動画共有サイト等で著作権侵害が問題になってるのに、出版社側が著作権を侵害しかねない
規約を無視するとでも思ってるのですか?
安易に「試してみては」って言うなよ。
誰か田舎のこれまでをスパッと要約してくれんかのう。
さすがに3行じゃ無理だろうから「この1レスで全部分かる!」感じでお願いしたいのじゃが・・・・。
読んだけど忘れてしもうて、読み返すのも苦痛なのじゃよ。
先行き短い老いぼれの頼みじゃ。
866 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/20(木) 01:47:04 ID:4InXV8jdO
そんな横着な子に育てた覚えはありません
味噌汁で洗顔して出直してきなさい
出来なければ、師匠と京介さんと歩くさんを連れて帰省して、怖い目にあってください
母
867 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/22(土) 05:06:35 ID:2ktunN8eO
田舎後編マダー?
読みたいのは山々だが畳めないだろうなと覚悟はしてる。
必○チェッカーで調べると、色んなスレで自治行為に走ってる事が分かる。
これほど必死な奴は見たことない。
どうみてもリアルで頭おかしい人ですね。
山形の階段に、
雨が降ってもそこだけ濡れない場所がry ってのがある。
間逆だな
>頭悪いけどプライドだけは高くて絶対に自分の非と無能さを認めない
ウニの事かと思ってしまったw
873 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/26(水) 15:22:31 ID:AqR69fAb0
きのう、初めて読んだけど面白かった 短編小説読んでるみたいな感じで
スレたってたんだw 京介さんが好きでした
所詮キャラ人気と、未完が故続きを読みたいって気持ちが
面白さのようなものを感じる要因として働いてるんだよね。
いうなれば、早死にしたスターは魅力がずっと落ちないみたいな。
875 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/27(木) 00:40:54 ID:Xn7zOXbh0
CO2排出量増加による地球温暖化は常識だね?
そう、常識だ。いや、常識だと多くの人々が思っている。だが、実はCO2が地球温暖化の原因だという証拠は無いんだよ。
そもそも地球温暖化という現象は仮説に過ぎない。そう主張する人も少なくない。
ふっ、どうも私は口下手で困るよ。つまり常識を疑えということだ。
そう、君の中の常識・・・要は危険だ。美しいが要は危険だ。素敵だが。その危険だの部分を疑うんだ。
よく見てごらん。考えてごらん。私は美しくて素敵だ。だが危険かい?
離せないな。なぜなら、月がとっても綺麗だから。
ふふ、夏目漱石は天才だ。彼はある英文をそんな風に翻訳したんだよ。アイラブユー。分かるよね?
876 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/27(木) 13:59:26 ID:yqNPjVfB0
田舎の続き書いてください
お願いします
僕からもお願いします。
田舎後編書いてください海産物の皆様。
878 :
本当にあった怖い名無し:2007/12/27(木) 15:49:18 ID:yqNPjVfB0
水子霊の話
>>874 ミロのヴィーナスのようだね
あれは作者が凄いんじゃない
いや、凄いは凄いんだけど、技術とか
しかしながら、別格レベルの「芸術」たらしめているのはそこじゃない
古代の芸術品が不完全な状態で発見されたからこそだ
浪漫がある
想像という最高の快楽をもたらすのが素晴らしい
某同人ゲーがバカ受けしてたけど完結間際で人気大失墜したのってここらへんにあるよね
棒同人ゲーって何?なんとやらのなく頃に?
>>879 なんとやらのなく頃にの人気が完結前に幾分落ちたのは
作者本人がHPでよわねはい
ちゃったから。
(途中送信してしまいました。失礼)
金取って売ってる物は嘘でも「傑作」って言ってないと
既に買っちゃってる人、それでファンになった人の立場が無いからね。
今年が終わってまう
>>881 あれも原因の一つではあったと思うけど要因じゃないだろ
それにmixiでだったと思った
その日暮だったら皆殺しの超展開で推理物と信じてた人が離れたせいじゃないかな。かな。
あれで考察してるサイトの多くが沈黙してた。
ある意味師匠シリーズも似たようなものかも。
後期というかいわゆる新ウニシリーズでファン離れ。
886 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/01(火) 22:44:48 ID:tuZnYa5fO
ウニウニ‥
しばらく見ないうちにエビとかカニとかうまそなスレになったな
いい味出してるよな。
結局海産物がいると語れないってのも嘘だったし二次復活もよろしいのではないかな?>ALL
レスクレクレ俺自慢は遠慮します。
こういうの大体、構って欲しい海産物の自演か、
荒れるの期待でその時々擁護とアンチを使い分けてるヤツのどっちか。
真面目に相手してやるなよ。
ウニが来るまでは静観上等。
海産物カモン!!!
(純粋なファンであり自演とか訳の分からんやつじゃありませんよ)
ものすごい久し振りに来てみたらウニもどきがいぱーい…。
>>890 そうそう。もういろんな意味での構ってチャンのすくつ(ryだな
自分も田舎の続きをのんびり待つよ。
だが少し待って欲しい。
田舎後編を書かないウニこそが一番の構ってチャンなのではないだろうか。
パート64 みちかさんpart2より
「と、みちかさんは僕に言うのだった。」
パート121 雨より
「僕の目を見つめて、そう言うのだった。」
この二つの物語の作者は同一人物だな?
と、推測するのだった。
>>894 そういう屁理屈ばっかり言って文句ばっかり垂れる厨房ばっかりのインターネッツですね
897 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/06(日) 11:30:46 ID:Pg49ZiHc0
師匠シリーズ呼んでから霊感が強くなった
これ読んでると子供の頃怪談本読んでたときに感じだ不思議な感じ思い出すな
つーか本当に語ることないんだな、二次創作するな派。
結局二次創作を止める理由など何一つないのだよ。
やってくれ。
新作あるかと期待した覗いたら腐女子臭プンプンなスレでガッカリ
腐れは巣から出てくるなよ
でも洒落怖まとめサイトに載ってない話まとめたサイトのURLはってくれた人感謝
今日日メ欄wwwwwww
903 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/12(土) 23:59:14 ID:9UtOgI1RO
師匠(笑)
904 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/13(日) 15:34:20 ID:U2fQdK5aO
後編でてないか?
905 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/15(火) 00:44:27 ID:LUBvH8jdO
906 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/15(火) 23:18:21 ID:+BbslXqJ0
新作が無いなら過去の作品を振り返って、師匠の言うオカルト道とはどのような道なのかを絞殺してみやうぢゃないか。
と、二次待望の俺がネタを振ってみる。
907 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 06:03:46 ID:aMtPKfJaO
>>905 多分。
個人の所で田舎(後編)
みたいなやつがあったから…。
そこのURLのせるべき…?例え間違ってても…。
一応教えて。
909 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 16:48:47 ID:aMtPKfJaO
>>909 それは海産物verです。
後日談があるそうなので書いてほしいですね。
何の師匠だよ・・・って話だな。
糞ネタが消えてくれて嬉しい。
912 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/20(日) 22:57:46 ID:OMVCSAhy0
オカルト道とはインチキ宗教家への道。
如何にして人を不安に追い込み、マイコン支配下に置くか、そのノウハウにおいての師匠。
オカルト道とはなんでもオカルトに結びつける事と見つけたり。
915 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 22:26:47 ID:Yy5/DY5VO
師匠は紙だったのか…
916 :
ウツボ:2008/01/22(火) 17:49:49 ID:2FumFgS+0
やあ、オカ板住人のみんな、こんにちわ。
俺の名前はウニ。駆け出しのゴーストハンターだ。
え?聞いた事ないって?
それは当然。人知れず闇に蠢く魑魅魍魎を退治するのが俺たちの仕事なのさ!
ここでひとつ、異様に頼もしい俺の仲間達を紹介するぜ!
「師匠」
俺のオカルト道の師匠だ。いつもは司令室でふんぞり返っている。
この人と一緒に数多くの体験をしてきたけど、何がオカルト道でどこに向ってるのか全然分かんないぜ!
「倉野木綾」
師匠の彼女。この人の予知能力は完璧で、いつも助けられてる。
アレ、完璧な予知能力って、俺むしろ予知通りにしか動けないってことか?
そしてこの俺。
昔はもっと仲間がいたんだけど、師匠が麻雀でチューレンポートーだかテンホーだかを連発したら気味悪がってやめちまった。
そして気になる同業者。
「音響」
ゴスロリ(自称)美少女戦士。鋏様ってでっかい鋏の神様を従えてて悪霊たちを斬り殺す。
俺より年下の癖にキャリアは俺より上だってんだからやりづらいぜ。
二度殺すよりも成仏させてやった方がいいっていうのに全然聞かないんだ。
こいつの殺しは絶対趣味でやってるね。
「死霊狩人ウニ」来週6時半からスタート!
よろしくな!
吹いたw
音響の設定がそんなゴシックでしかも夕方アニメ枠でいいのかw
京介が出てきたら見ると思うわ。
冷静に考えると「オカルト道を極める」って漠然としすぎて何言ってんのか分からんね。
パチンコ屋にはオカルトを極めている人がたくさんいるのであった
ウニが新しい話投下しないのは坂さんシリーズ書いてるから
あるあるww
おじさんの話しの人の方がウニっぽいかも。
いや、違う人とは思うけど。
>>922 同感。
違う人であって欲しいけど、雰囲気が似てる…。
真似てるのか?
>>922探したけど何処にのってるかわかんない。kwsk
久々に読み返したけど、写真がなかなかよかったな。
オカルト道(笑)
文体が似てるから同一人物?
海産物の面々だって、そこそこ同じ文体だろ。ちょっと文章書くのにこなれた人ならあれぐらい書けるんじゃないの?
928 :
本当にあった怖い名無し:2008/01/28(月) 00:05:10 ID:gTlAWqRN0
海産物召還アゲ
師匠シリーズからオカ板やこういうスレ来た奴とかはもろ影響受けてても不思議じゃない
師匠シリーズ・・・そこはかとなく厨二病患者のニホイがする・・・
932 :
924:2008/01/28(月) 07:30:32 ID:smSs9DtLO
>>922自己解決しました。
叔父さんシリーズは違うと思う。
ウニ外伝〜高校生編〜考えたわ
ヨロシコ
死霊狩人ウニが始まらなくってがっかりしますた。
>>935 書いて。
実は坂さんは失踪した師匠、または後のウニである。
>>935言ったからには書いてもらおうか。
更に坂さんは叔父さんだと良い
940 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/03(日) 23:59:29 ID:QdTIOWqO0
うんこ
941 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 00:27:07 ID:rKgU/Uoj0
よーお前ら。
次スレとかどうする?
新作が無い、語ることも無いようだが、一応ウニは書く気があるようだが。
田舎後編な。
自信作なんだから書きたくて仕方ないはずだぜ。
942 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 00:32:32 ID:jBG4gXjGO
スレ立てお願いします!!ここが一番好きなのでm(_ _)m
このペースだと980越えたら次スレかな。テンプレつくるんで誰かたててほしい。
出来た当時と状況が変わってきてるからねぇ。
ただ「語る」すれじゃなくて二次創作の「騙る」を含めた「かたる」スレにするとか。
「師匠と一緒にオカルト道を極めるスレ」にするとか。
ところで本来「オカルト道(笑)を極める」といえば、嘘や勘違いを見破って本物を探し当てる事ってイメージがあるけど、みんなはどう?
でも師匠シリーズ的オカルト道(笑)は、むしろ「どんな事でもオカルトにしてみせらぁ」って事にしか見えないんだ。
二次創作(というか海産物シリーズ?)が本当にしっくりくるんだけど。
オカ板には幾つか改変スレがあるけど(クール、もっと怖く、etc...)師匠シリーズに改変するスレとかあっても面白いと思うんだよね。
ネタがないんだから新しく作り上げる方向で調整すればいいと思うな。
最近は二次創作さえもさっぱり投下されなくなったな。
みんな様子見とか。
田舎後編後日談海産物バージョン読みたいんですが。
947 :
怒らないでね:2008/02/07(木) 14:51:15 ID:a7618kOCO
最近、師匠はめっきり姿を見せなくなった。サークルの先輩に聞いてみても皆知らないと言う。
と言っても師匠が音信不通になることは、別段珍しいことではない。それゆえ、そのときも俺は特に気にすることなく過ごしていた。
そんなある日、大学の講義も出ずに家でうつらうつらしていると、急に耳元で囁くような声がして俺はハッと目が覚めた。
視界はぼんやりとしていたが、意識だけははっきりしていた。
時計を見る。まだ2時を少し過ぎたぐらいだろうか。昨日から何も食べていないことを思い出し、冷蔵庫を漁ってみるが、大量に買い込んだ酒の他には、何かの肉の切れ端のようなものしかない。
仕方がない。コンビニにでも行こうかと冷蔵庫の扉を閉める。
いや、おかしい。不審に思い、もう一度扉を開ける。
やはり記憶にないのだ。そんなものを入れたのか。
先程の肉片の位置に視線を送る。
だが、さっきまで冷蔵庫の棚の上にあったはずの何かは姿を消し、買ってきたときの袋のまま乱雑に置かれた缶ビールが記憶どおりに横たわり、冷えた空気が俺を嘲笑うかのように頬を撫でるだけであった。
おしまい
スレタイ案
【】師匠シリーズを語るスレ第六夜【】
【謎の】【失踪】
【新作】【求ム】
【師匠の】【行方】
他に意見あればよろ。長くなってきたし3レスに分けるとか、よくある質問を書いとくとか、専ブラのURLをのせるとか。
>>948「●持ち」って何かわかりませんがつくってみました。
ここの住人は、なんで洒落コワ無双が無くなったことに関して何も語らないの?
どうでもいいっす
そうだよね
話は面白いけど、怪談としてまったく評価できないので、個人的には良かったです。
>>947怒んないよ。
二次誰か投下しない?スレ埋めになるし、荒れても次スレまで引っ張らないようにすればいいし。
>>956 お前が勝手に書いて、好きなだけおだててもらったり叩かれたりすりゃいいじゃん
人にやらせようとすんな、クレクレうざいよ
ここはひとつ田舎後編後日談できれいに〆てほしいですね!
つかウニもどきイラネ
960 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/11(月) 19:45:36 ID:Og+uNUQdO
新ウニを要らんと申すか
最近京介分が足りない
俺の中で京介さんは、電脳コイルのイサコに変換される。
とりあえず今は本スレに行くべき〜。
ウニ来た!
まんまと寝そびれちゃった…w
連休最終日のプレゼント、ウニに感謝。
師匠シリーズを本スレで今日初めて読んで、纏めサイトも読んできました
そこで疑問なんですが、なんで"ウニ"なんでしょうか?
スレが終わる間際に投下されることによって
また9割不要な雑談で埋まる次スレが立つきっかけを与えるのでした
前にウニの文章がプロのミステリー作家に似てるって話でたよな?
その人の本を読んでみたくなったんだが、誰か覚えてないか?
クレクレですまん。
968 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/12(火) 10:53:51 ID:Z1W+9F6T0
>967
最近洒落コワで初めて読んだ者ですが、阿刀田高に似てると思った
京極夏彦?
その人だ!京極夏彦(*゜∀゜)=3!!
教えてくれてありがとうございます!
京極は文章が似てるというより展開が似てるんだよね
文章は阿刀田高の方が似てると思う
972 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/12(火) 14:58:30 ID:jzgfLJhLO
阿刀田高の「八索の女」面白いよ♪
ありがとう両方読んでみるわ
今回の【人形】はちょっと説明くさくもあるけど、こういう薄気味悪く暗転して引き込むような文章書けるウニはすげーと思う
オカルトかどうかはわからんがなw
ウニは洒落コワでいいから、もっと贅肉をそぎ落として欲しい。
贅肉部分もネタとして楽しめるようになってしまった。
贅肉というより脂肪?
安い肉を買ったら9割以上は脂身でした的な面白さがある。
多分俺はダメだ。
K原雄山「ウニに言っておけ、師匠シリーズは贅肉がないほうがもっとうまいとな‥」
雄山も海産物だから説教されてもしょうがないな
あれは演出しか面白くないんだから贅肉抜いたらなんもなくなっちゃうぞ
エレベーターの動き変→ただの仕様でした→都会の冷たさって幽霊より怖ーい
これだけだよ?
誰か京介編について、時系列でまとめておくれ。
確定っぽいのは縦に、不明なのは横に並べるね。
魚、10円、
ドッペルゲンガー
鏡
恐い夢
雨上がり
雨上がりが最後なのは確定?
恐い夢、雨上がりは後日談だよね。
981 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 01:45:42 ID:TemeuJil0
本スレと統合すんでしょ。
次スレは無しの方向で。
ウニさんが本スレに投下してんだからこのスレの存在意義ないっしょ。
本スレで師匠シリーズの話しても迷惑だろうし、このスレはあった方がいいのでは。
983 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 01:58:21 ID:TemeuJil0
いやウニさんが本スレに投下してんだからいらんだろ
本スレと統合するのってシリーズ物総合スレだと思ってた。
ここもなの?
985 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 01:59:32 ID:TemeuJil0
投下されてる内容についての話題もそのスレでやるのが妥当だし。
986 :
正義の味方:2008/02/14(木) 01:59:50 ID:dwg8cOwm0
987 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 02:03:12 ID:TemeuJil0
ん?シリーズ物総合のことなの?
でもこのスレにもウニさん投下してるよね。
ウニさんが本スレに投下するって決めたなら本スレに統一する方がいいと思ったんだけど。
いちいちチェックするのめんどくさいし。
988 :
948:2008/02/14(木) 02:08:31 ID:jRQPG5fk0
シリーズ物総合なんてスレがあったのか
そっちも埋まりそうだし統合でも良いんじゃね?
>>987 ああ…タイミング的にあっちも次があるのないのって言ってるから良く判らん。
横レスすまんかったな。
シリーズ物スレと統合するのが筋と思うが、どうせウニが洒落コワから離れんから専用スレでいいや。
シリーズ物スレを師匠シリーズで費やしたくない。
991 :
948:2008/02/14(木) 09:40:36 ID:jRQPG5fk0
ここまで来たら完走させようぜ。
新作は相変わらず面白かった。
993 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/15(金) 00:34:13 ID:V3RNP1VS0
うめ
994 :
本当にあった怖い名無し:2008/02/15(金) 00:37:31 ID:bGG/pDreO
産め
>>992 真面目だなぁ…って思ったら君はクレクレちゃんかw
面白かった…ってどの辺が好ましかったか書かなきゃ。
自分は人形のラスト結構好きよ。
途中で「こう来るだろうな」って思った通りではあったんだけど、
写真についてはぼかしたのがスマートだったな。
エレベーターについては本スレでちらりと言ってたヤツいたけど、
俺も痛いとこ突かれたって思ったよ。
匿名をいいことに自分だけがよけりゃいいって思ってるのは、
なにもご近所さんばかりじゃないわけで。
本人にそんな狙いがあったかは別として、
読み方としては「なんと手厳しい」と思って反省するのもありだなと。
ま、深読みしすぎっちゃしすぎだけどねw