1 :
本当にあった怖い名無し :
2007/09/03(月) 16:17:31 ID:VMw72I7oQ
2 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/03(月) 16:18:08 ID:biXZ/Hk80
2
3 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/03(月) 16:19:02 ID:VMw72I7oQ
◆舞台◆ ・本州山間の地方都市F市 ・自衛隊・米軍基地などは近隣にはなし ・町の中心部に程近いところにホームセンターあり ◆クリア条件◆ ・スレが終わるまで生存する ・F市を脱出する ※脱出方法は後半に投下される可能性は有りますが、 それ以前の自力での脱出も構いません。 ◆表記方法及び時間経過◆ 【1日目 8:00 F市ホームセンター 1】←表記方法はこんな風に【日にち 時間 場所 通しレス番】と表記してください。 10レス毎に1時間経過します。同じ通しレス番が同時に投下された場合は先の方が優先です。 基本sage進行ですのでメール欄はsageと入れてください。 ◆プレイ方法◆ 生き延びるためには身の回りのもの・設備・建物を何を使っても構いません。 (常識として考えうるまたはGM側が文中で提示した道具、設備、建物に限る) ・現在地 例)【1日目 12:00 ホームセンター店内】 GMの投下したイベントによって、死亡・負傷・ピンチなどが起こります ◆ゾンビの共有認識◆ ・発生の原因は不明。 ・肌は青白く眼は白濁。 ・動作は鈍く力は強い(普通に腕力の有る人レベル)。 ・頭部の破壊で倒すことが出来る その他ゾンビの発生規模などや詳細な認識についてはGMが文中に書きますので それを参考にしてください。 また、各認識の詳細な基準は各自で自由に決めていただいて構いませんが、 GM判断で排除(禁止)させていただく場合が有ります。
おお、乙です
5 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/03(月) 16:20:14 ID:VMw72I7oQ
◆途中離脱に関する規定◆ 【告知離脱者の対処法】 ・一週間以内で復帰予定日を告知 ・希望がある場合(NPC扱い、誰かと同行など)、その旨も連絡 ・更なる延長の際は一週間以内で再告知 ・復帰予定日を過ぎて再告知が無かった場合、無告知離脱者と同等扱い 【無告知離脱者の対処法】 ・離脱期間は最長一週間 ・一週間は生存者とする ・最終投稿現在地から移動させない ・イベントは該当者とする ・一週間後、GMのイベント投下で死亡確定 ◆禁止&注意事項◆ ・軍人(SATなどの特殊警察も含む)や官僚や政治家などの特殊な職業。 ・「格闘技の達人」「大金持ち」「超能力者」「世界レベルの医学の権威」などの特殊な設定。 ・銃火器、薬物などの「入手困難な物品」の所持。 ・その他、常識の範疇外と思われる事。 ・他プレイヤーを勝手に動かし行動を決め付ける事。 以上の項目以外にも場合によってはGMの権限により無効(排除)とさせて頂く場合があります。 ※ゲームの内容に関する疑問、意見等は状況確認スレでお願いします。 ※このスレは皆で楽しみ、皆で共有するスレですのでお互いに空気を読み合って気持ち良く遊びましょう。
てすと
【1日目 06:00】 早朝から始まる人気ニュース番組。 夏を過ぎたというのに衰えを見せない残暑、有名横綱の病気、政治化の汚職、 殺人事件の続報など、今日も様々なニュースが紹介される。 そのニュースにまぎれて、「日本各地で急に人が人に噛み付く事件が多発、 噛んだ人間、噛まれた相手ともに病院に搬送される」というニュースが放映された。 しかし、バラエティ番組出身のコメンテーターが何時もの様に笑いを取るための コメントをした以外は誰も見向きもしなかった・・・ だが、まだ誰も気づいてないだけで、「それ」は確かに動き始めていた。 ※しばらくの間ゾンビの発生は有りません。参加したかたは自由に行動して下さい。ゾンビの発生は察知していないことが前提となります。
名前:美袋 航(みなぎ こう) 年齢:30歳 性別:男性 容姿:180cm/78kg/黒短髪、丸メガネにスーツ姿 職業:SE 性格:何に対してもドライ。でも一旦興味を引かれるとイレ込む。 特技:野球(ピッチャー) 趣味:映画鑑賞
名前:佐々木 恭一 年齢:24歳 性別:男 容姿:170cm/59kg/銀縁眼鏡(軽度近視) 職業:消防士 性格:普段は優柔不断、一度腹を据えると冷静 特技:英語、投げナイフ
【1日目 06:00 F市内 マンション自室 1】 ピピピピピ…。 「うぅ…?」 無意識に枕元付近に手を這わせ、音の発信源を探す。 そして、手が携帯を捉え、それを開いてアラームを解除する。 「うあ…」 ベッドから体を起こし、大きく伸びをする。 まだ少しだるいが、今日は出勤日だ。だらだらしてはいられない。 「シャワーでも浴びるか」 そう呟き、眠い目を擦りながら風呂場へと向かった。 徐々に壊れていく日常に微塵も気がつかずに…。
名前:森 小野花(もり・さやか) 年齢:32歳 性別:女性 容姿:163cm/52kg/茶髪ロングを後ろで纏めてる/肩にペガサスのタトゥー 職業:ダーツバー「Heavy Foot」店長 性格:自信家で度胸満点。任された仕事はきっちりやるが基本不真面目。 特技:ダーツ、カクテル作り、料理 趣味:野球観戦
名前:春日 薫 (カスガ カオル) 年齢:21歳 性別:男 容姿:186cm/71kg/黒髪のセミロング 職業:音大生 性格:自由奔放、足並みを合わせることはするが、リーダー等縛られることはあまり好まない。 特技:歌 趣味:歌、ピアノ、旅行
名前:森 聡一郎(もり そういちろう) 年齢:22歳 性別:男 容姿:174cm/66kg/黒髪短髪 職業:大学生 性格:熱しやすく冷めやすい 特技:持久力がある 趣味:読書、映画鑑賞
【1日目 06:00 F市市内アパート自室 2】 「ん〜・・・。今何時だ・・・?」 ふと手元の携帯に目をやるとディスプレイには6時と表示されていた。 「お、ちょうどイイ時間♪さぁて、今日は行きたいとこたくさんあるし早めに出ようかな。」 ・・・それにしても、他人が仕事や学校の中、自分だけ旅行に行けるなんてなんて優越感。 そんな事を考えながらモゾモゾと布団を抜け出し、コーヒーを飲みながらテレビをつけた。 しばらくニュース番組を見ていると天気予報が始まった。 ・・・お、向こうは晴れか、俺ってばやっぱラッキーな男だな。 「さっさとシャワーでも浴びるか。」 そう呟くとテレビもつけっぱなしで浴室へと入っていった。 ――彼がシャワーを浴びている最中、テレビからはおかしなニュースが報道されていた―― 先ほど、路上で倒れていたところを発見され病院に搬送された男性患者が突如暴れだし、医師や入院患者に噛みつくという事件が起こりました。幸い、噛みつかれた人達は全員軽傷で特に問題はないとのことです。 男性患者は今も錯乱しており、警察は麻薬中毒による一種の症状ではないか、との疑いを強めています。男性が落ち着き次第事情を聞き、捜査を進めていく方針です。
【1日目 06:00 自宅マンション 3】 カタカタカタ…カタン… 「…」 キーボードを叩く手を止め、一息ついた。ずっと流しっぱなしだったクラシックも止めた。 夕べからの仕事が片付かず、とうとう徹夜してしまった。 でももう終わりだ。俺はメモリーカードにデータを保存して、一休みすることにした。 ソファーに腰掛け、タバコに火をつけ、目頭を押さえる… 疲れているが、すぐ出勤しなきゃならない。 なんでこんな商売やってんだか。ずっと野球やってりゃよかった。そうすりゃ… 「…やめよう」 過去に何度も繰り返した後悔を飲み込み、俺はシャツを脱いだ。 さっさと着替えて、一番で出勤しよう。労働は尊いぜ?俺よ。
【1日目 06:00 F市内 マンション自室 4】 朝食も済ませ、玄関から外に出る。 この頃には、体のだるさもすっかり抜けきっていた。 「そんじゃ、行ってきます」 部屋の机の上、そこに置いてある写真立てに向かって言う。 写っているのは俺とイギリスに留学中の幼馴染み…いや、今の彼女の写真。 先月、会いに訪れた時に撮ったばかりの真新しい写真だ。 「…む、いかんいかん」 思わず見とれていた。朝から何やってんだよ、俺。 もう一度行って来ると言い、扉を閉めて鍵をかける。 そして、その鍵をポケットに入れながら、階段へと向かった。 もちろんエレベーターはあるが、俺はなるべく階段を使うようにしているのだ。 軽快にトントンと階段を降りきり、玄関から外へ出た辺りで最初に違和感に気がつく。 「誰もいないな」 いつもは玄関先で掃除をしている管理人さんやほぼ同時刻に出勤する田村さんがいない。 ――珍しいこともあったものだ。 俺はその違和感をその一言で片付け、消防署に向かって歩き始めた。
>>17 訂正
【1日目 06:30 F市内マンション 4】
【1日目 06:00 市内アパート自室 5】 シャワーを浴び、髪を乾かすのもそこそこに浴室を後にした。つけっぱなしのテレビを見ると相変わらず今日もみの○んたが何やらニュースを伝えている。 何やら少し変わったニュースだ・・・各地で暴動?まぁ、別になんでもいいか。 俺はテレビの報道への興味もそこそこに身支度を整え、アパートの自室を出た。 それにしても、駅に行く道を歩いているにも関わらず人がいないな・・・。いくら朝早いからって、今日は平日だったはずだし。 不審に思いながらもしばらく歩くとコンビニが見えてきた。 煙草が切れていたことを思い出し、店内に入り赤マルと、ついでに缶コーヒーを手にとりレジに行く。 「すみませーん!」 いくら呼び掛けても全く店員が出てこない。何だよここの店員は、寝てんのかぁ?面倒くさいな。 ・・・金だけ置いていくかな。 いつまで待っても出てこない店員に腹を切らし、煙草と缶コーヒー代を置いていく。 このコンビニ本当ダメだな。まともな店員働かせろよ。 そう一人愚痴りながら、俺はコンビニを後にした。
【1日目 06:00 F市内ダーツバー「Heavy Foot」6】 ん・・・あ・・・やだ、あたし寝ちゃったんだ。 突っ伏していたカウンターから体を起こして時計を見た。 「…えー!?もう6時じゃん!!」 もうとっくに営業時間は過ぎている。慌てて外の看板をしまってから入り口のシャッターを下ろす。 外は普段なら出勤する人通りがあるはずなのに人っ子一人いない。 今日何曜日だっけ…?祝日じゃないよね? しかし参ったなぁ…来客0とは。社長にまた小言食らっちゃう。 携帯のメールチェックすると一件のメールも無し。えっちゃん、しょうちゃん、あさみちゃんetc… 暇だから遊びに来てって営業のメール掛けたのに全部空振りとは…トホホ。 後片付けは簡単で良いか。 パッと済ませてとっとと帰ろう。
【1日目 06:00 F市内 自宅 7】 あちぃ…。 暑さに目を覚まし、時計を見る。 んっ?まだ6時かぁ。 再び眠りにつこうとした時、階下から声が聞こえる。 「聡ちゃーん!お母さん達お祖母ちゃんのところいくけど、やっぱり来ない? お祖母ちゃん電話で残念そうだったけど?」 あ〜うるさい。こんな朝っぱらから大声で叫ぶなよ。「行かない!!」 階下に顔だけ向けて叫び返し、頭に布団を被る。 田村と映画見に行くったのに…ったく。待ち合わせは9時だから…………なんでこんなに早い時間にしたんだっけ? そろそろ起きなきゃ………。 再び眠りに引き込まれていった。
【1日目 06:00】 「うちの主人はただ腕を噛まれただけですよ!どうして!どうしてですか!」 遺体安置所で医者を前にして泣き崩れる女性。 顔に白い布を掛けられ横たえられている男性。 その手がピクリと動いた気がした。
【1日目 06:00 F市内道路沿い 8】 先程片付けたはずの違和感が再燃してきていたのが分かった。 今、俺が歩いているのは市内を抜ける県道沿いだ。 平日の朝ともなれば、通勤通学の歩行者や車が行き交う場所である。 ――だが、今は死んだように静まり返っていた。 「何で人気が無いんだ…?」 歩行者どころか車の往来すら無いのは違和感を通り越して、薄気味悪さすら覚える。 まるでゴーストタウンにいるみたいだ。 朝から誰にも会っていない俺の頭に、不安を煽る ワード群が羅列し始めた…。 浮かんだ考えを振り払うように歩いていると、路肩に停まっている一台の軽ワゴンを見つけた。 エンジンが掛かりっぱなしで、ドアが開いている、どうやらつい先程まで人が居たらしい。 「やっぱり気のせいか」 やっと感じた人気に安心感を覚えながら、俺はその車を横目に通り過ぎようとした。 しかし――。 「――ッ?!」 視線の先に飛び込んできた物にその安心感を根こそぎ刈り取られ、俺はその場に立ち竦んだ。 視線の先にあったのは『手形』。 真っ赤な血で濡れたおびただしい無数の手形が車のドアにびっしりと付着していたのだった。
【1日目 06:00 市内路上 9】 徹夜明けの重い体を引きずりながら着替え、ネクタイを締めた。 必要な道具を鞄に詰めて… 「行くか」 パック入りの牛乳を冷蔵庫から取り出すと、それを手で弄びながら部屋を出た。 駐車場へ向かう道、空を見上げた…まだ夜は明けきっていない。 もう、真夏の蒸すような感じは消え去ったようだ。セミの声もまばらだ… そんな事を感じながら、車に乗り込み街へ乗り出した。 「…?」 やけに道が空いてる気がするけど… この時はまだ、気付いていなかったんだ…今日俺は、とんでもない世界に足を踏み入れてしまった事に。
あたしは携帯を取り出してノリのアドレスを表示させ電話を掛けた。 1分ぐらいコールしてみる…出ない…音消してるのかしら…諦めて切ろうとした時電話が繋がった。 「ノリ?2度目のばっくれはあたし許さないって言ったよね!?どういうつもりなのよ!!」 怒りに任せて繋がるなり捲くし立てる。 「・・・」 電話口のノリは無言だった。 「あんた!何とか言いなさいよ!!もう30に片足突っ込んだ社会人がバイトとはいえ、無断欠勤ってどうなのよ?」 「ぅ・・・うぅぁぁあ・・・ぁ」 !?…何??呻き声のようなものが聞こえてきた。 「ノリ!どうしたの?具合悪いの?ねぇ、ノリ聞こえてるの!?…モシモシ!モシモシ!!」 プッ…ツーツーツー 電話は切れてしまった。リダイヤルしてみるが、もうノリは出なかった。 救急車か警察呼んだほうが良いのかしら…。そう思ってノリの住所を調べようと履歴書のファイルを取り出したけど、 もしノリの悪ふざけだったら馬鹿馬鹿しいし…。 結局、数分悩んで今日の出勤前にもう一度電話してそれで出なかったら、直接本人の家を訪ねてみようという結論に落ち着いた。 それならもしノリの悪ふざけだったとしても迷惑を被るのはあたしだけで済む。悪ふざけなら横っ面張り倒してクビにしてやる! 全く…ノリのせいで余計な時間を食っちゃった。さて、火の確認もやったし、帰ろう。 社長への連絡は…今日出勤してからで良いや。 電気を消そうと照明を見上げると…あれ?ダーツマシンの上のスポットライト切れちゃってる。 あちゃー…そういえばスポットライトの予備、昨日ノリに出勤前に買って来てって頼んであったんだった。 …しゃあない。9時になったらあたしがホームセンター行って買ってくるか。 家で寝ると起きられそうもないし、あたしは鞄を降ろして中からダーツケースを出した。 こうなりゃホームセンターが開店するまでの後2時間弱、ダーツの練習でもやろっと!! 時計は間もなく午前7時を指そうとしている。
【1日目 06:00 F市内ダーツバー「Heavy Foot」10】
来客が0なんて去年の大雪の日以来かしら。
ここ最近、あたしの地道な営業努力の甲斐あって客数は30前後キープしてたんだけどなぁ。
でも、今日そんなに来てたらちょっと焦ったかも。あたし一人だけだし…って、そういえばノリはシフトに
入ってるはずなのに結局ばっくれ!?
前にも一度やらかしたけど、その時は「うっかり寝ちゃって」とか抜かしてたっけ。
あのオトボケ野郎…2度目は許さないって言ったのに。
>>25 の前の部分です
コピペミスりましたorz
『萌芽2』 【1日目 06:00】 「ねーねー、シン君その手どしたのー?」 「んあ?ああ、これうちの患者に噛まれたの。処置ん時に暴れてっから 押さえつけたらガッて。」 「嘘っそ、痛くないの?大丈夫?」 「ああ、なーんかズキズキすんだよな。つーかドクターとか超ウゼー。俺が噛まれた時笑ってんの。」 「えー、有り得ないよねー。それウザ過ぎ。」 「まーいいやその話は。買い物行く前に飯食ってこうぜ。どうせ店まだ開いてねーべ?」 カップルを乗せた電車は、市内中心部に向けていつものように、定刻通り走っていった。
【1日目 07:00 F市駅 1】 発車時刻までまだ時間があることを確認し、駅前で煙草を吸っていた。 結局道中誰一人として見かけずに駅についちゃったな。この時間だし店が閉まっているのはイイとしても、駅員すら見かけない。いくらなんでもおかしくないか? あまりにも不自然で不安を感じていたが、直後に通りを曲がってきたスーツ姿の男性が多少安堵感をもたらしてくれた。 なんだよ、やっぱりちゃんと人もいるじゃないか。 「おはようございます。」 普段なら挨拶なんてしないはずが、誰も見かけなかったのが相当だったのか気付くと男性に向かって挨拶をしていた。 男性は軽く会釈を返すと、煙草を取り出し自分の横で火をつけながら喋りかけてきた。 「いやー、今まで誰とも会わなかったから何かあったのかと思いましたよ。」 あれ?この人もそうなんだ。 「自分もです。さっきコンビニに行ったんですが店員すらいなかったんですよー。おかしな日ですね本当。」 そんな話を暫くした後、男性はそろそろ時間なので、と軽く会釈をし自動改札を越えて行った。 「ぐッ、うぎゃあぁぁぁああっ!!」 その男性の悲鳴が聞こえたのはその直後だった。
【1日目 07:00 市内路上 2】 「…?」 人通りのない街を駆け抜け…本社ビルに到着した時だった。 「…入れない」 ビルの地下が駐車場になっているんだが…そのシャッターが閉まっていた。 たしかに時間的には早いが、管理人はいてもいいはずだ。 「…」 しばらくぼーっとしていたが、そうしていても仕方が無い。 喫茶店にでも、行くか…なんだか、出鼻をくじかれてしまった。 「駅前だな」 車を反転させると、駅方面に向かった。30分ほど、時間を潰そう…
【1日目 07:00 F市駅 3】 ―ッ悲鳴!? 反射的に駅を見て、走り出そうとするもその場にへたりこんでしまった。 テレビやスクリーンで聞く悲鳴とは違った生の悲鳴、それが耳から離れない。オマケに足はガクガクと震えだし立つこともままならない。 「何があったんだよ・・・。」 悲鳴以外は何も物音が聞こえないまま数分がたった。相変わらず足に力が入らないが立つことはできた。 物音が聞こえず、誰もいない。 どう考えてもおかしい。何が起こったんだ? 言い様のない不安感に駆られていると、駅の改札口のほうから人が数人出てくるのが見えた。 でも、全員何処かおかしい・・・。 服や手、口まわりは血だらけな上に本当に人かと疑ってしまうような濁った目・・・。 「・・・」 思わず絶句しているとその中の一人がこちらを向き呻き声を上げた。 その声を聞いた途端、全員がこちらを向きフラフラと近寄ってくる。 あまりにも異常な光景に、 「これはちっとマズイんじゃないか・・・?」 そう呟くと、相変わらず力が入らない足でフラつきながらも必死で逃げ出した。 何がマズイのかよくわからない、ただ直感がそう告げていた。 早く逃げろと・・・。
名前:竜上 不動(たつかみ ふどう) 年齢:20歳 性別:男性 容姿:187cm/70kg/ロンゲ、下はジャージに黒の半袖シャツ 職業:大学生 性格:常にやる気なし、自分の好きなものにしか興味を示さない 特技:特に無し 趣味:読書 よろしくです。
【1日目 07:00 自室 4】 今はいったい何時だ? 頭がクラクラする、寝すぎたのだろうか? フラフラの足取りでこの前買った本をとりに行き ページをペラペラと めくるが読む気がしない きっと疲れているんだろう、いつもの事だ気にしていない もう一度寝ようそうすればいい夢が見られる
名前:藤原 華(ふじわら はな) 年齢:26歳 性別:女性 容姿:153cm/43kg/茶髪巻き髪ロング/黒いワンピース(喪服) 職業:デパートインフォメーションセンター受付 性格:負けず嫌い/実は努力家 特技:人間観察/資料整理 趣味:ハマった物を徹底収集
【1日目 07:00 F市内道路沿い 5】 「な、なんぞこれ……血?血だよな?」 乾いた口から、かろうじてその言葉を搾り出す。身体にはジットリと嫌な汗が滲む。 「…そうだ、警察に」 我に返って携帯を探す。 同じ公務員だが、今の状況で呼ぶべきなのは確実に警察である。 錯綜する思考を何とか落ち着け、胸ポケットから携帯を取り出し、110番を押す。 数コールの後にガチャッと音がした、どうやら繋がったらしい。 「あ、もしも――」 『こちらはF市東警察署です。現在、回線が非常に混雑しております。しばらく後に、再度お掛け直しください』 し、と言う前に聞こえてきたのは女性の声を真似た無機質な自動音声だった。 これで俺は直感した。 何かが起こっている、かなりヤバいことが、しかも現在進行形で。 「くそっ、何がどうなってんだ!」 悪態を吐いてから、俺は消防署への道を駆け出した。 ――消防署に行けば、何か分かるかもしれない。 幾分か冷静になった頭の片隅でそんなことを考えながら。
【1日目 07:00 実家→コンビニ 6】 早朝からバタバタと忙しい足音が家中を駆け回る。 「おはよう…。」 返事は無かった。 イライラしているのが背中越しにも分かる。 居心地の悪さを感じ、その場を離れることにした。 「ちょっと買い物に行ってきます。」 「…………さっさと戻って手伝って頂戴。」 母は冷たく言い放った。 5年振りに娘が帰って来たというのに…。 私だってこんなとこ来たくなんかなかったよ。 祖父の法事で父に呼ばれて、渋々F市にある実家へと帰郷した。 反対を押し切って、実家を出て行ったことを母は未だに怒っているのだ。 一体いつになったら認めてくれるやら。 それにしても、随分F市は寂れたもんだなぁ…5年でこんなになっちゃうんだ。 コンビニまでの道程、人一人に出会わなかった。 ああ、コンビニもお客さんいないねぇ。 適当に雑誌と飲物を手にし、レジへ向かった。 レジカウンターに数百円が置かれている。 不用心だなぁ…店員どこに行ってんのよ? 店内を見回し、スタッフオンリーの扉をノックする。 「すみませーん。お会計お願い出来ますかー?」 扉の前で店員を待った。
【1日目 07:00 市内路上 7】
「…」
これは一体どういう事か?
もう駅に程近い所だというのに、人通りが無い。
まるで町中の人間が消えてしまったかのように、しんと静まり返っている…
妙な寒気を背筋に感じながら、車を走らせていく。
横目に、目当ての喫茶店「林檎屋」を見ながら。
「閉まってるよ…」
そう、明かりも点いていないし駐車場にはチェーンがかけられていた。
おそらく昨日閉めてそのままなんだ。
仕方ない、コンビニにでも寄ろう。
そう思い、コンビニに立ち寄ったはいいが店員の姿は無く、
客と思しき女性
>>35 がひとりいるだけだった…
今日、初めて人の姿を見た気がする。
37 :
笹野弥生 :2007/09/06(木) 09:10:19 ID:RRIrakQ10
【1日目 10:00 F市ホームセンター入口】 開店直後だというのにホームセンターなぜか大勢人が居る。 ホームセンターに入ると暴れている人が数名、その他の人は逃げ回っている。 暴れている人はそばの人に噛み付いているようだ。
【1日目 08:00】 「はーい、みなさーん!おはようございます!今私はF市中央公園に来ています。今日も暑いですが、そんな暑さの中、今日はここである催しものが行われると聞いてやってきました。」 地方局の女性アナウンサーが炎天下の公園に立ち、生放送中のスタジオに向けて喋っている。 フラ、フラ・・・ スタッフの制止を潜り抜け、所々が汚れ、裂けたスーツを着た男がアナウンサーに向け近づく。アナウンサーは一瞬嫌悪感を浮かべたものの、お得意の営業スマイルを顔に貼り付けながら男に近づき話しかける。 「お父さーん、あなたも今日の・・・・」 男はその質問に答える代わりに、マイクを持った彼女の手をつかみ、 噛み付いた。 そのままアナウンサーを押し倒し、喉元にかじりつく。アナウンサーは信じられないという表情と、営業スマイルの混ざった表情のまま、血の海に沈んでいった。 生放送中のテレビ画面に映る殺戮。テレビを通しての現実味の無いこの光景が現実だと視聴者が気づいたころ、病院で、繁華街で、番組を見ている視聴者の家の前の通りで、この現実は起こり始めていた。 地獄の始まりである。 ※GM判断で時間が移動しました。以降のレスは8:00からの再開でお願い致します。
11:00までに徐々にゾンビが町中に増えていきます。11:00を過ぎると屋外での行動には危険フラグを踏む危険性が伴うようになります。 プレイヤーは11:00までに逃亡、建物への避難など、ゾンビ回避の方法を取ってください ※GMの提示の建物としてはホームセンター、病院、小学校、消防署、警察署などが市内中心部にあります。 ※森さんのダーツバーのように建物内に居る場合は、プレイヤーが希望する場合はそのままでも構いません。 建物内に避難するためには3レスを消費する必要が有ります。 書き込み秒数が偶数を出した場合、そのプレイヤーはゾンビと遭遇します。遭遇後の書き込みが3の倍数(3,6,9)の場合、ゾンビがプレイヤーに襲い掛かってきます(遭遇後の書き込みで建物に避難出来る場合は襲い掛かってくるフラグは無効となります)。 襲い掛かって来た場合、逃亡する場合には2レス、戦う場合は1レス消費します。 戦う場合、書き込み秒数の下1桁が1の場合、ゾンビによって傷を負います(噛まれるなどの感染性の有る傷かはここでは不明です)。
【1日目 08:00 F市内路上 1】 ――ハァハァッ! 駅前で見た人達に危険を感じてとっさに逃げたけれど、どれくらい走っていたんだろうか。 疲れきってその場に座り込み辺りを見回すと、そこは住んでいるアパートにほど近い見慣れた場所だった。 夢中で走っていたけれど、どうやらしっかりアパートの方面に向かっていたみたいだ。 それにしても悲鳴といいさっきの人達といい一体なんだったんだろうか・・・。 「取り合えずこんな時は警察、か。」 そう呟きながら携帯を取り出し110番をしてみるも、聞こえるのは機械音声のみで全く繋がる気配がない。 おいおい・・・、回線が混雑?110番だぞ?何が起こってるんだ? 「確かここからそんな距離はないよな。しょうがない、直接行くとしようか。」 繋がらない携帯を閉じながらいうと、警察署に向かって歩き出した。
【1日目 08:00 F市 自宅マンション 2】 「おはよう…」 そう言って私はリビングの扉を開けたが返事はない それもそのはず 家族であった妻は娘を連れ半年程前、何も言わず家を出ていったのだから 原因は些細な事 経済的な理由 それだけだ この年になり まだ助教授にも就けぬ私に見切りを付けたという事か 私自身 あの二人には愛情も未練も無い むしろ いい厄介払いが出来たと最初から思っている このような事を考えながら 私は朝食を用意し テレビを付けた いつもの習慣だ そして いつものチャンネルに回す だが 今日は違った 見慣れたアナウンサーはインタビュー中に男に噛まれ 倒れた ほとばしる血からして作り物でないのはすぐ分かる 画面から聞こえる 叫び声と悲鳴 懸命に男を引き剥がそうとするスタッフ その時 隣の旦那さんの叫び声が響いた 何かが倒れる音 ガラスが割れる音と共に 「ギャー!!!!やめろ!!!」とひたすら叫んでいる声が耳につく これはただ事ではない だが、助ける余裕もつもりもない 私は財布や煙草にパソコンそして趣味のデジカメを鞄に放り込んだ 携帯は繋がらない 「とりあえず…警察に行こう……」 私は急いで駐車場に向かった
【1日目 08:00 F市北消防署二階事務室 3】 「消防本部に分署、それに警察、何処も応答が無いなんて…」 受話器を元に戻し、イスに深く座り込む。 普段は職員がごった返す事務室だが、今、居るのは俺一人だ。 奥にあるホワイトボードには、『現在出動中、交代要員は待機』と書き記してある。 「出動中って、幾らなんでも誰もいないのはおかしいだろ」 そう、事務室だけでは無い。この消防署は本当に俺一人しかいないのだ。 頭の中で先程見たものがフラッシュバックする。 「まさか、他の場所でも…?」 嫌な胸騒ぎに襲われ、有益な情報が無い俺は途方に暮れる。 ん…情報…? 「そうだ」 事務室のテレビに近寄り、その電源を入れる。 もしかしたら関連したニュースか何かがやっているかもしれない。そう考えたのだ。 ――しかし。 「…え」 ブラウン管の向こうに映し出された惨劇に俺は本日二度目の立ち竦みを演じることになる。
【1日目 08:00 コンビニ 4】
一向に返事のないスタッフルームに背を向けて、レジへ戻ってみると、
>>36 男性が店内にいた。
見たところ店員じゃなさそうだけど…ちょっと聞いてみるかな。
男性に視線を向け近付いて行った。
「
>>36 あのー、なんか店員さんいらっしゃらないようなんですけど…。」
そこまで言って言葉に詰まり、苦笑いした。
【1日目 08:00 F市内自宅→病院 5】 『……たす…がああぁぁ…!!』 ……… …ん? 何かが聞こえた気がして目を覚ました。 なんだぁ? 部屋を見渡すも、もちろん誰もいない。階下も家族は出かけてるはずだし…。 親父、鍵かけていったよな? 心配になり若干足音を忍ばせ玄関まで行き、鍵が閉まってるのを確認してやっと一息つく。 なんだよ…びびらせんなよ。 時計をみて、あわてて出かける準備を始めた。 辺りを見回しつつ駐車場の自転車にまたがり、F市の中心地に向けて漕ぎ出した。 生活の物音さえしない近隣一帯に多少の違和感を感じつつも車も人も一切出てこず快適な道のりだった。 病院の横を自転車で通り抜けようとしたとき、突然物陰から人が飛び出して来た。 「うわぁぁぁっとおおお!」かろうじてよけるもそのまま壁に顔から激突してしまう。 「いってーーー。」 しばらくその場にうずくまっていたが、人影はおろか声さえもしない。 なんだよ!!あいつ逃げやがった!クソ野郎!!!! 散々心の中で罵倒し立ち上がるも、頭がクラクラする。こめかみの辺りに濡れた感触が広がり、手で触ると血が出ていた。 ふらふらになりながら正面を見ると、そこには白く大きな建物。 「病院いこ…。」
【1日目 07:00 コンビニ 6】
…けど?
けど、なんだ?
俺に言われても困るな。
「そうなんですか」
まいったな…なんでどこに行っても人がいないんだ。
いや、ここに二人いるけど。
さあ、どうしようかな…
店員がいないんじゃ、買い物もできないのか。
>>44 「そうだ…変な事、聞きますけど」
女性に話し掛けてみた。
「今日は、休みでしたっけ?いや、徹夜明けなもんですから…」
…違うな。
「どこに行っても店が閉まってるんです。何かの日なのかと」
そんな事を言いながら、頭の片隅ではどうやって時間を潰すか、考えていた。
【1日目 08:00 F市内ダーツバー「Heavy Foot」→ホームセンター 7】 っしゃあ!これで6連勝!! 今日はウォームアップのカウントアップから絶好調。 通信対戦で格上相手にも敵無し。今の調子ならフィル・テイラーとも互角に戦えそう♪ 7戦目をやろうとコインを投入仕掛けると画面に「OFF LINE」の表示。 「ありゃ…せっかく調子絶好調なのに、まぁたサーバー落ちちゃったか」 まだ通信対戦環境も脆弱でちょっとの事でサーバーダウン。まぁ何時もの事だ。 ふと時計を見るともう8時を回ってる。 ちょっと小腹がすいたので軽くご飯にでもしよう。 厨房に入ってトーストを軽く焼き、海苔の佃煮を塗って食べる。 ただ飯、ただ酒、ただダーツ。これくらいの役得がなきゃやってられませんって。 安い給料で、まともな休み無しに働いてるんだから。 さて…お腹も満足したし、今から出ればホームセンターの開店時間頃に丁度着くくらいかな? 目的のブツを買ったら家に帰ってシャワー浴びて寝よ…。 手早く後始末をして、店を出る。 店の横にはあたしのMTBが止めてある。ipodのイヤホンを耳にはめ、ユーロビートを ガンガンに鳴らしながらそのMTBに跨った。 「さぁ、一気に突っ走ろうか!」 ユーロのお陰でハイテンションなあたしは、気合を入れてペダルをこぎ始めた。 この時あたしは気付いてなかった…。 近所で発せられた誰かの断末魔の悲鳴に。 そして平穏な日常から悪夢の非日常へこぎ出してしまった事に。
【1日目 08:00 コンビニ 8】
案の定な返事…そりゃそうだよね、店員がいない訳を知るはずないか。
他の店行こっかな。
取った雑誌を戻しに行こうとすると、男性が話し掛けてきた。
>>46 「いや、平日ですけど…F市でなんか催し事でもあるんですかねぇ?
人通りも無いですし。」
そう言って、本棚に雑誌を置いた。
他の店も開いてないなら、居心地悪いけど家戻るしかないかなぁ。
そうだ、あの店まだあるのかな?
「ホームセンターってまだあるんですか?
久々に帰って来たもので…確か年中無休だったと思うんですけど、行ってみました?」
【1日目 08:00 F市内警察署 9】 2/3(イベント中レス数) しばらく歩くと警察署が見えてきた。が、どうも様子がおかしい・・・。 回線が混雑して電話が通じなきゃ警察署にも直接人が来てていいはずなのに、誰一人として姿が見えない。 どーも嫌な感じがするな・・・けどここまで来て引き返すのもバカバカしいし入ってみるか。 不安を感じながらも警察署敷地内の正面玄関まで行くと、扉に一枚の紙が貼ってあった。相当急いでいたのか、殴り書きで書かれている・・・。 《現在、F市内にて原因不明の集団暴動事件が起こっており死傷者が多数でております。住民の方々は家の鍵をかけ、安全が確認されるまで外出を控えるようお願い致します。》 「・・・は?は?」 思わずバカな声を上げてしまった。 それもそのはず、職員が出払ってるとは書かれていても俺が外出している間、ただの一度も警察官には出会っていない。 「イイ1日になるはずだったのが、なんだよこれ!」 悪態を吐きながらも、先程の駅で出会ったヤツ等が記憶に蘇る。 どうやらあれは集団暴動だったらしい・・・。だとしたらあの悲鳴は殺され・・・。 耳を割くような悲鳴が、フラフラと近寄ってくる奴等が、頭の中に蘇り、恐怖が込み上げてくる。 よく考えろ
【1日目 08:00 コンビニ 10】
>>48 「そうですよね。おかしいな」
やっぱり今日は平日だし、この人も違和感を感じているらしい。
>>48 「ホームセンター?ありますよ。そっちへは行ってませんけど…」
ホームセンター…年中無休か。
俺行きつけの「林檎屋」も年中無休だが…今日は閉まっていた。
「…」
あんまりこの人を引き止めても悪いか。
休める場所が無いなら、軽くドライブしていこう。
一応ホームセンターの方も回って、それから会社に行けば、いい時間だろ…
「わかりました、変な日もあるもんですね。それじゃあ」
軽く手を上げて挨拶すると、俺はコンビニを出た。
【1日目 08:00 F市北消防署二階事務室 11】 「…」 無言のまま、テレビを消す。 朝からスプラッタを連続で見ているのだ、言葉を失わないほうがおかしい。 ――俺は今、一体何をすべきなのか。 心身を落ち着けるため、そして、考えるために、俺は目を瞑る。 いわゆる瞑想と言うヤツだ。 しばらくその状態で居ると、幾分か楽になってきた。 あんなのが署内に入ってきてはたまらない。 まず、一階に下りて、正面玄関や裏口の鍵を掛ける。 後、もう一度、関係口に連絡をとってみよう。 それから…、あ。 「まず、着替えるか」 私服姿の自分を見て、俺はまず制服に着替えることにした。
【1日目 09:00 F市内警察署→消防署 2】
「どうしようか・・・。」
正直な話、今の現状もわかっていない状態じゃ家の中が安全と言えるわけがない。
誰かと合流して、一緒に行動するのが一番の安全だ。人がいそうなところは・・・そうだ、確か警察署の東側に消防署があったよな。
「誰かいるかも知れない、とりあえずそこに行ってみようか・・・。」
そう言うと敷地内を出て、消防署方面へと走り出した。
程なくして消防署が見えてくる。とりあえず鍵が開いているか正面玄関に確認に行くと、内から側鍵を書けている
>>51 男性が見えた。
人がいる・・・!
振り返り奥へ戻ろうとする男性を見て、直ぐ様扉を叩きながら男性に聞こえるように喋りかけた。
「すみません!今朝駅前でいきなり襲われて、警察署にも行ったんですが誰もいなくて!そこで暴動が起きてるのを初めて知ったんです!開けてもらえないでしょうか!?」
我ながら焦っていたのか、上手く言葉が思い付かず、朝からの出来事を男性に聞こえるように喋っていた。
【1日目 09:00 F市内警察署→消防署 2】
「どうしようか・・・。」
正直な話、今の現状もわかっていない状態じゃ家の中が安全と言えるわけがない。
誰かと合流して、一緒に行動するのが一番の安全だ。人がいそうなところは・・・そうだ、確か警察署の東側に消防署があったよな。
「誰かいるかも知れない、とりあえずそこに行ってみようか・・・。」
そう言うと敷地内を出て、消防署方面へと走り出した。
程なくして消防署が見えてくる。とりあえず鍵が開いているか正面玄関へ向かう、内から側鍵を書けている
>>51 男性が見えた。
人がいる・・・!
振り返り奥へ戻ろうとする男性を見て、直ぐ様扉を叩きながら男性に聞こえるように喋りかけた。
「すみません!今朝駅前でいきなり襲われて、警察署にも行ったんですが誰もいなくて!そこで暴動が起きてるのを初めて知ったんです!開けてもらえないでしょうか!?」
我ながら焦っていたのか、上手く言葉が思い付かず、朝からの出来事を男性に聞こえるように喋っていた。
美袋に話しかける藤原。 その後ろのドアが音も無く開いた・・・。 そこから覗く生気の無い目。 元コンビニ店員だった彼の目に獲物が捕らえられた。 すぐそこに自分の糧となるべき血が肉がある。 ・・・彼は獲物に向けて足を踏み出した。 ■藤原、美袋はゾンビに襲われます。戦うか逃げるか選んでください。 逃げる場合、戦う場合ともに1スレ消費します。 一緒に逃げたり戦ったりしても、個々に行動を取っても構いません。 逃げる場合は5、戦う場合は8が秒数下一桁に出た場合はゾンビに襲われ負傷します。 (感染性の怪我かはここでは明示しません。)
【1日目 08:00 F市北消防署一階 3】
「これでよし…っと」
一階の鍵を閉め終えて、二階に戻ろうとする。
すると、ドンドンと扉を叩く音が耳に届いた。
「!」
思わず身構え、恐る恐る後ろを見ると、そこには扉を叩く一人の青年
>>52 がいた。
何やら喋っているが、早すぎてよく聞き取れない。僅かに襲われた、暴動が起きたという部分が聞き取れた。
どうやら彼も巻き込まれそうになったらしい。
「あ、待っててください」
急いで扉に戻り、鍵を開けて、青年を中に招き入れる。
「安心してください、ここは今のところは安全ですから」
再度鍵を掛けながら、青年に言う。そうだ、シャッターも一応下ろしておこう。
上からシャッターを下ろし、きっちり施錠する。これで一安心だ。
「とりあえず、二階へどうぞ。コーヒーでもお出ししますから」
色々と聞きたいこともあるが、とりあえず落ち着けることが先決と考え、青年を二階の事務室へと誘導した。
【1日目 09:00 F市北消防署二階事務室 4】
>>55 男性はこちらに気付き鍵を開けると俺を入れ、シャッターを降ろし施錠をした。その様子を見ると、男性もどうやら異変には気付いているみたいだ。
どうやらここは今のところは安全らしい。
そのまま二階の事務室に誘導され、コーヒーを出してもらう頃には多少落ち着きを取り戻していた。
「ありがとうございます。あの、申し遅れましたが俺は春日 薫といいます。その・・・」
コーヒーを片手に簡単に挨拶をした後、説明をしようとするも当然ながら上手く言葉にならない。
「えと・・・朝から人を見かけなかったんだけど、さっき駅前でおかしな人達に出会ったんです。
それで警察に行ったんですけど誰もいなくて、暴動が起こってるって貼り紙だけが貼ってありました。
それで、何もわからないしとりあえず人と合流するのが一番かと思って人を探していてここに来ました・・・。」
そこまで喋って先程男性が鍵をかけ、施鍵するという対応を思い出した。
もしかしてこの人は事情を知ってるのかも・・・聞いてみよう。
「あの、先程俺が来た時にすんなり入れてくれた上にシャッターを降ろして施鍵までしていましたよね?
・・・もしかして、何か知ってるんですか?」
【1日目 09:00 F市北消防署二階事務室 5】
>>56 挨拶をされたので、こちらからも返す。
「ここの署員の佐々木 恭一と言います」
青年…いや、春日さんと言ったか。
彼の話に出た『おかしな人達』とは、きっとテレビに映っていた奴のことだろう。
…あれが複数いるのか?それに警察が動いていないって一体…。
そんなことを考えていると、青年がこちらを窺うように聞いてきた。
>>53 「あの、先程俺が来た時にすんなり入れてくれた上にシャッターを降ろして施鍵までしていましたよね?
・・・もしかして、何か知ってるんですか?」
チラリとテレビに目をやる、まだあのことを知らないらしい。
言っておいた方が言いだろう。
「驚かないで聞いてもらえますか?」
一言前置きを言い、眼鏡の位置を直してから俺は話し始めた。
朝に見た血の手形、そしてあちこちに連絡が取れない状況、そして、テレビに映った映像のことを…。
【1日目 09:00 F市北消防署二階事務室 6】
>>57 「驚かないで聞いてもらえますか?」
そう言うと佐々木と名乗った男性は今朝から見てきた出来事を喋ってくれた。
中でもテレビ中継の話を驚きを隠せなかったが、同時にある疑問が浮かんだ。
「・・・え?生中継でアナウンサーが噛まれた・・・?」
殺されるなら話はわかるけど、噛み殺されるってどうゆうことだ?
あらかた喋り終えた佐々木さんを見て、疑問を投げ掛けた。
「あの、ただ殺されたとかじゃなく、噛んで殺されたんですか・・・?どうしてわざわざそんな・・・」
佐々木さんがそんなことを知るはずもないのはよく分かっているけど、どうしてもそこが気になる・・・。
人が人を噛み殺す。まるで・・・ホラー映画のストーリーみたいじゃないか・・・。
「止まって下さい!それ以上動くと逮捕します!」 「止まれー!そこから動くなオラー!」 スピーカーの音がむなしく響き、それでも彼らは歩みを止めない。 今朝未明から起こっている『暴動』の対応のため出動した警察・消防部隊は、 『暴徒』の鎮圧に追われていた。血を流しながら暴れる暴徒達。 噛み付いたり引っかいたりしてくるものの、武器も持たず、統制の動きの取れてない彼らに、 警察は持ってきていた銃の発砲の許可を躊躇する。 彼らに出来るのは、自分達も傷つきながら、奴らを捕縛することだけだった。 自分達が傷つくことの意味も知らず・・・・ 一方その頃警察署内には『暴徒』に襲われ避難してきた住民達が詰め掛けていた。 署内の事務員・待機の署員たちは続々増えていく避難民に戸惑いながらも彼らを迎え入れていた。 ■ 警察署・消防署は異常事態対応に出動しているため、装備・パトカーは有りません。 ■ 警察署には感染した可能性のある人たちが多数避難して来ています。(発症するかどうかは今後のイベントしだいです)
【1日目 09:00 F市北消防署二階事務室 6】
意外にも取り乱すしたりせずに、俺の話を聞いていた彼が口を開く。
>>58 「あの、ただ殺されたとかじゃなく、噛んで殺されたんですか・・・?どうしてわざわざそんな・・・」
…そういえば、映像が衝撃的過ぎてそこまで考えが及ばなかったが、何で噛み殺したんだ?
噛む意外にも殺す方法なら両手に余るほどあるだろうに。噛み殺すことが目的なのか?
「そういう猟奇系のカルト集団かもしれませんよ」
自分から言っておきながら疑念が晴れない、
そんなカルト集団がこんな大暴動を起こせる程の人数を確保しているのだろうか。
「ん?」
考えを巡らしていると、一階の方からガシャガシャという物音がした。
この音…、シャッターか?
「…まさか!」
慌てて窓に駆け寄り、下を覗き見る。
「げっ」
視界に飛び込んできたのは、先程話していた暴徒が数人、玄関のシャッターを叩いている光景だった。
【1日目 09:00 ホームセンター前駐車場内 7】 すれ違う人も車もない…お陰で最速をキープしたままホームセンターに着いたけど…。 なんで開いてないの?? 看板には「営業時間 9:00〜22:00 年中無休」って書いてあるし、何処にも「臨時休業」とも書いてないし。 ちょっと〜冗談じゃないよ…。 側にあったカラーコーンを腹立ち紛れに蹴飛ばすと、コロコロと転がっていく。 その先の店舗専用駐車スペースに一台車が停まっているのが見えた。 あれ…あの車…従業員のかな?昨日からずっと停まってる感じじゃなさそうだし、中に誰か居るかも! 私は携帯を取り出すとホームセンターの電番を押す。 …「毎度ありがとうございます。こちらはホームセンター『コナン』F市中央店です。本日の業務は終了…」 最後まで聞き終わる前に電話を切った。んー、やっぱ誰もいないのかなぁ? しばらく考えて、あたしは意を決してホームセンターの裏手に回ることにした。 直接扉を叩いて誰も居なきゃ諦めるけど、誰かいたら絶対スポットライト売ってもらう! わざわざ時間潰してまで買いに来て手ぶらでなんて帰れない!! あたしはMTBを駐輪スペースに止めて従業員入り口を探す事にした。
【1日目 09:00 F市北消防署二階事務室 8】
>>60 「そういう猟奇系のカルト集団かもしれませんよ」
佐々木さんはそう答えたけど、どうも納得が行かない。答えた佐々木さん自身も、その答えにいまいち納得がいってないのはその表情からわかる。
わかるはずがないよな・・・。
しばらく考えを巡らせていると、佐々木さんが慌てて窓際に行き下を覗き見ていた。
「・・・どうかしましたか?あッ・・・」
聞きながら横に行き、下を覗き見るとそこには今話していた暴徒達が数人、血を流しながらそれでも無表情にシャッターを叩いていた。
「まさか、入ってきたりなんてことは・・・。大丈夫ですよね・・・?」
いずれ破られるかもしれないシャッターと暴徒に目をやりながら、佐々木さんにそう問いかけた。
ハハ、それにしても人を噛み殺す暴徒に自分も殺されるかもしれないのか。本当にホラー映画じゃないか・・・。
朝から散々な恐怖を感じて回線がショートしたのか、やけに冷静になった頭でそんなことを考えていた。
【1日目 09:00 自室 9】 いきなり目が覚めた あたりを見回すが部屋には何もない 時計を見てみると九時をさしていた いつもならそろそろ友達からメールが来るはずだが・・・・・・ 「忙しいのか?」 まぁ、メールなんていつでも送れるのだから気長に待とう 「腹が減ったな・・・・・」 腹がへってきたそろそろ食べないと倒れてしまう コンビニでも行こうかな 俺は財布と家の鍵を持って外に出た
【1日目 10:00 コンビニ 1】
変な日?
F市も寂れてこんなもんだと思ってたけど、いつもは違うんだ?
「
>>50 …あ、どーも。」
立ち去ろうとする男性に軽く会釈をした。
ホムセンあるみたいだし、あっち行ってみるか。
飲み物を戻しに振り向くと、店員が立っていた。
あら?居たんだ。
「
>>50 店員さんいらっしゃいましたよー。」
まだ姿の見える男性に声を掛けた。
「あの、お会計お願いします。」
戻した雑誌を取りに行くと、何故か店員がついてくる…なに?なんなの?
突然店員の腕が伸び、肩に掴み掛かろうとした。
「やだっ!なんですか!?止めて下さいよ!」
腕を払い退け、後退った。
なんなの、この人…なんか変だよ。
青白い肌に紫斑が浮かび、その目は白濁していた。
「来ないで…あっち行ってよ!」
商品棚から手当たり次第、物を投げ付け、店員がフラついた隙に外へと飛び出した。
【逃亡を選択】
【1日目 10:00 コンビニ 2】
「え?」
女性の声に振り向いた。
なんだ、いるんじゃないか。
しかし。よく見ると様子が変だ。なんか、肌の色が…
それに、目。白目をむいてる、というか…
とにかく、変だ。
これはまるで…
ゾクリ、と背筋が震えた。
そんな俺の目の前で、さっきの女性が店員に襲われこっちに逃げてきた。
「こりゃあ…」
逃げる。俺の頭に浮かんだのはその言葉だった。
手前みそだが、俺は決して根性無しじゃない。
元野球部でド根性を叩き込まれているし、今も体を鍛えている。
140キロのストレートだって投げられる。
でも、理屈じゃない恐怖感が俺を支配した。
俺は逃げ出した。
>>64 「乗れッ!」
車に走り寄り、女性に声をかけた。
赤の他人だが、彼女を捨てては逃げられない、そう思った。
【1日目 10:00 病院前 3】 「閉まってる…。」 目の前にそびえたつ建物からは、人の気配が一切感じられない。 休業日?こんなにでかかったら救急とかやってないのかよ。 クラクラする頭をおさえながらその場に立ちすくむ。 ふと、待ち合わせの時間を大幅に過ぎてることを思い出す。あわてて携帯を取り出し表示を見る。 「やべっ〜充電切れてるやん。」 今から家に帰ってもここからだと30分以上はかかる。待ち合わせ場所に行くのが妥当だが…あいつ帰ってるかも。 一度にいろんなことを考えるのは苦手なんだよ。怪我のせいか、考えもまとまらずとりあえずこの場から一番近い店、 ホームセンターに向かうことにした。 携帯充電器とかバンドエイドくらいなら売ってるだろ。 再度自転車にまたがりホームセンターへ向けて漕ぎ出した。 大きなホームセンターの看板を見ながら駐車場に入る。 営業中の雰囲気は感じられないが…っと、やっぱり。 正面の扉は閉ざされており、客はおろか従業員の姿すら見あたらない。 「まじで?」 ここまできたら、店が開くまでここにいよう。これ以上移動する気力も体力もなかった。 正面脇の自販機でジュースを買い座り込む。 「あー気分悪い。」
イベント「出現」終了。 美袋、藤原は逃亡を選択。 負傷なし。
「キャー!!」 「ギャッ」 「ウグッグゲッッ」 「来ないで・・・来ないで・・・嫌・・・」 噛み傷をおって前日から入院していた患者、その患者の処置中に噛まれて怪我を負った医者、看護士が、発症し、病院は地獄絵図となった。 しかしその騒ぎはすぐに静まった。 同僚が、家族が、今まで世話をしてきた患者が・・・襲い掛かってくることなど思っても居なかった彼らは、逃げる間もなく、いや、現実を見る間もなく、ゾンビたちの牙にかかっていった。 病院を訪れた総一郎が良く耳を澄ましていれば音が聞こえたかも知れない。 くちゃ・・・くちゃ・・・という肉のような何かを噛む音が。 ■ 病院内部には大量のゾンビが居ます。 ■ 施錠されており、中の設備・薬品は完全に残っています。
『被害拡大3』 地震や台風であれば避難者や、備品を買いに来る人々でごった返す小学校・ホームセンター。 だが、それらは意外なほど閑散としていた。 人が人を襲う。この信じられない災害の中、ほとんどの人は現実を直視できず避難する気や、災害に備えることには気づかなかった。 誰かに頼りたい、その一心で警察・病院などに押しかけていくのが殆どだった。 ■小学校・ホームセンターには誰も居ません ■どちらも施錠されています。
70 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/08(土) 11:47:42 ID:RaT/8k0N0
そしてホームセンターの屋根からひたすら紐をつけたボーリング玉を落とす 展開へとなるよていですね。
71 :
◆LIViPPeRTs :2007/09/08(土) 12:05:00 ID:9Bktu6bL0
てすと
すまんあげてもうた
【1日目 10:00 車内路上 4】
コンビニを飛び出し、その先にいた男性に駆け寄る。
男性は店員を一目すると、車へ飛び乗った。
>>65 「乗れッ!」
慌てて助手席に乗り込み、後ろを振り返った。
車が動き出す。
コンビニが遠ざかり、店員の姿も見えなくなった。
ついて来てないな?
はぁ…助かった。
「
>>65 あっ助けてもらってありがとうございました。
私は藤原 華と申します。
良ければお名前と連絡先を…お礼させて頂きたいので。
そうだ、警察に通報しておいた方がいいですよね。」
早口にそう言うと、携帯を取り出し11○を押した。
………あれ?
もう一度かけ直す。
「なんかかかりませんよ。おかしいなぁ。」
車は実家のある方とは逆に進んでいた。
「あの、それでどこへ向かってるんですか?
警察署に行きます?
出来れば私はホームセンターで降ろして貰いたいんですが…。」
警察でとやかく聞かれて手間取るのは嫌だもんなぁ。
【1日目 10:00 ホームセンター正面入り口 4】 ジュースを飲んで一息ついたところでふと頭をよぎる疑問。 何故だれもいないのか、街にも人通りは一切なかった。唯一の例外といえば病院前の人影。 しかしそれも普通とは考えられなくて…。 「戦争が…始まったとかじゃないよな?」 曇りひとつない空を見上げる。戦争が始まったからと言って戦闘機なんてものがそうそう飛んでくるとも思えないけど。 「ぶっ。」そんなことを考える自分が可笑しくなって思わずジュースを噴出す。 いやいや、戦争って、俺。どんな取り残されっぷりだよ。 そんなことをぼんやりと考えていると目の前に影ができる。 ん?人っ!? 頭を上げるとそこには、頭から血を流してる自分よりもはるかに具合の悪そうな一人の男がいた。 肩の辺りの服は破れ、血だらけ。肌の色は…青白く、目も白く濁っておりまともに見えているのかも疑問なほどだ。 うわっ、なんだこの人…。やばくないか? もちろんそんなこといえるわけもなく、愛想笑いを浮かべながら軽く会釈をする。 腰を上げながら少し不安を感じ店舗脇に入ろうとするも、その男は突然うなり声をあげ近づいてくる。 「ウグゥゥウアアアァァァァアガガアアアァアァ。」 ????なにこの人?えっ? 男の手を振り払い、あわてて店舗裏側に回りながら声を上げる「誰かいませんかー!!?」 なんだあれ!考えてもおかしいよな?近くの病院からとか…? 「すみませーん!すみませーん!ちょっと誰か!!!」
75 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/08(土) 19:52:25 ID:RaT/8k0N0
■ゾンビ相手にはボーリングです。
【1日目 10:00 市内路上 6】 車を走らせながら、さっきの場面を思い出していた。 あれは普通じゃなかった…警察か? 「えっ…ホームセンター?」 警察に繋がらないと言うから、直接行こうとしたんだが… まあ、直接被害を受けたのは俺じゃない。 彼女がいいと言うなら、俺は一向に構わない。 「ま、いいけど」 途中で方向転換して、車をホームセンター方面に向けた。 「それと」 運転しながらセカンドバッグをあさり、名刺を取り出した。 名刺には「株式会社MEGATEX 第二システム部 チーフエンジニア 美袋 航」。 電話番号もメールアドレスも載ってるし、十分だろ。 「これ」 名刺を渡した。そしてしばらく… … ホームセンターに到着した。
【1日目 10:00 マンション駐車場→警察署 4】】 エレベーターを降り 自分の車に向かう途中 普段に比べ 車の数が多いのが気になった この時間なら 出勤やら何やらで車は少ないはずだ 私は車に乗り込み 鞄を脇に置く 改めて駐車場を見渡すが やはりいつもより車の数が多い 今日は平日だ 明らかに何かが違う 向かいの青い車は休みの時ぐらいしか目にしないはずなのに 「これは変だ……」 私はエンジンを掛け 車を進ませる 駐車場の入り口で毎朝見かける奥様集団がいない事や 入り口前の道路に車一台通らぬ事も私の不安を大きく掻き立てる 「今日は一体…何なんだ…… 電話は使えない…お隣はおかしいし……」 私は一人言を呟きながら アクセルをふかす 目的地は警察署 今 ミラーに何か動くモノが映った気がした
【1日目 10:00 F市北消防署二階事務室 8】
>>62 「まさか、入ってきたりなんてことは・・・。大丈夫ですよね・・・?」
「あの分なら大丈夫だと思いますよ」
ガシャガシャと音をたててはいるが、シャッターが歪んだり、壊れたりした様子は無い。
そう、奴等は素手でシャッターを叩いているのだ。
「このまま静かにしていれば諦めるかもしれません、一旦戻りましょう」
そう彼に促し、椅子の方へと戻る。
それにしてもおかしい、もしシャッターを壊したいなら工具なり何なり手段はある。
なのに奴等は素手で叩くだけだ。およそ理性のある人間の行動とは思えない。
まるでそういう部分がすっかり欠け落ちているみたいだ。
「狂人…か」
小さく呟いたその単語が、何故か俺の頭から離れることは無かった。
【1日目 10:00 F市北消防署二階事務室 9】
・・・よく見ると、どうやら暴徒達は素手でシャッターを叩いているようだった。
佐々木さんに促され、席に戻る時に呟く声が聞こえた。
>>78 「狂人・・・か」
・・・駅で暴徒を見た時もフラフラとあの濁った目で無表情に近寄ってきた。そして、喉元に噛み付いていたという映像・・・。
「これで噛まれた人間が暴徒と化したら、まるでゾンビ映画だよな・・・」
いつの間にか思考が口から出ていることに気付きハッと我にかえりそれを訂正する。
「すみません、今のは忘れてください。ハハハ。」
苦笑いをしながら、アホなことを口走ったと後悔した。
バカなことを言った。そんなフィクションじゃないんだしな・・・
【1日目 10:00 ホームセンター商品搬入口近辺 10】
とりあえず従業員通用口を探しつつ店舗の周囲をウロウロする。
>>74 「誰かいませんかー!!?」
ん?
>>74 「すみませーん!すみませーん!ちょっと誰か!!!」
声のする方向を見ると男が一人顔を引き攣らせ走ってくる。
何か額に赤黒い塊がこびりついてるのは…血!?
その後ろから着いてくる男も赤黒いモノを付着させたシャツを着てる。
喧嘩?
巻き込まれたくはないけど二人ともこっち来てるしなぁ。
周りを見渡すと丁度設備点検用の梯子が見える。
これに登ってあいつらをやり過ごそう。
あたしは梯子に手を掛け、屋上(っていうか屋根の上)に登った。
…でも登ったの向こうから丸見えだったかしら。
【1日目 11:00 ホームセンター正面口 1】
車が方向転換し、市内中央へと向かう。
「
>>76 ありがとうございます。」
名刺を受け取ると、即座に目を通した。
へぇ、ちゃんとした会社員の方なのね〜。
「近い内改めてお礼させて頂きますね。
美袋さんはこれからお仕事ですか?」
話している間に、ホームセンターへ到着した。
「助けて頂きありがとうございました。
後でまた警察に電話してみます。
それじゃあ。」
助手席の扉をバタンと閉め、会釈をした。
ホームセンターへ視線を移し、入口へと向かう。
あれぇ?もう開いてるはずなのに…おかしいなぁ。
入口は開かず、店内照明も消えているようだった。
どうしよう…。
美袋さんの車の方へ振り向き、申し訳なさげに窓へ近付いた。
「あのー、ここも開いてないようなんですけど…」
そこまで言った時、近場で叫び声が聞こえた。
>>74 「すみませーん!すみませーん!ちょっと誰か!!!」
「…どうしたんでしょ?」
なんかとんでもないことになってんじゃ?
とても一人で見に行く気にはなれなかった。
【1日目 11:00 ホームセンター商品搬入口近辺 2】 叫びながら結構本気で走る。相手の男は走るわけでもなく、ゆっくり歩きながら 手を前に出し追ってくる。 それがまた以上に怖く思え、足を速める。 ちょうど店の裏側あたり、商品搬入口だろうか?大きなシャッターが見える辺りで人影が 梯子を上っていくのが見えた。 人だ! どんな人間だろうと後ろの男より怖いものはないだろう、そう思い梯子に手を掛ける。 「すみません!なんかやばい人なんです。」 必死で言い訳をしながら屋根の上の人影に声を掛けつつ、梯子を上る。 男は俺の3、4メートル後ろをゆっくりときているところだった。上がってきたらどうしよう…。 屋根に上がりきったところで、先客に侘びを入れながらスニーカーをはいた足を梯子に向ける。 あ、上がってきたら…蹴り落とす。 思考は完全に危険なものになっていた。
【1日目 11:00 ホームセンター正面口 3】
やれやれだ…ずいぶん時間を食ってしまった。会社に連絡しないと…
事件に出くわしたと言えば言い訳は立つか。
駐車場に車を停めたまま、会社に電話してみた。
「あれっ」
繋がらない。どういうんだ。
さっき警察に繋がらないと言ってたが、何か関係が…
そんな事を考えていると、藤原さんが戻ってきた。
>>81 「あのー、ここも開いてないようなんですけど…」
…で?俺に開けろって言うのか。
「知らないよ…」
そう言いかけた時、どこからともなく叫び声が聞こえてきた。
なんだろう…今日は変な事によく出くわす日だな。
声を頼りに、建物の周りを回りながら気配を探る…
「屋上だ、人がいる」
屋上に人影が見えた。
それに叫び声、普通じゃないな。
「ちょっと!何してんの!」
屋上に向かって声をかけてみた。
84 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/09(日) 09:17:45 ID:/qq6nvAp0
そしてホームセンターの屋根からひたすら紐をつけたボーリング玉を落とす 展開へとなるよていですね。
【1日目 11:00 ホームセンター屋上3】
屋上(まあ、便宜上屋上と呼ぶけど屋根の上ね)に登って振り返ると、あたしの後を人が上がってくる気配がする。
…やっぱ見られてたんだ。
>>82 「すみません!なんかやばい人なんです。」
…あんたもね。
登ってきたのは追いかけられてた方の男。多分程なく追いかけてきてる奴も来るだろう。
男はあたしに詫びながら足を梯子の方に向ける。多分登ってきた瞬間を蹴り落とすつもりなのね。
「あんたさー、喧嘩なら他所でやってくんないかな?別におたくらが殴りあいして友情深めて、
酒でも飲もうっていう話になったらウチのお店に来てもらっても構わないけど」
下を覗き込むと追ってきた男は梯子の前で両手を上に伸ばし歯をむき出しにしている。
目は白濁し、肌は青白い。なんか登ってきた男より数段やばそうな人物…。
「ほら…下の奴が『こっち降りて来い』って下で待ってるよ。何が原因か知らないけどさ
ちゃんと話し合って和解した方が良いんじゃないの?」
下の方の男にも嫌だけど話し掛ける。
「あんたも、そんなおっかない顔してないで冷静になってよ…。」
男はあたしに対して空気を掴むように手を伸ばす。まるでバナナに手が届かないサルのように。
「駄目だこりゃ…相手は完全にブチ切れてるわ。…こうなったらお巡りさん呼ぶ?
多分しばらくお巡りさんにこってり絞られる事になると思うけど、ボコられるよりましでしょ?」
携帯を取り出して110を回すが「回線が込み合っておりますしばらく経ってから…」の
アナウンスが流れてきた。…えっ?110番がチケピ状態ってどういうこと??
>>83 「ちょっと!何してんの!」
正面の方から男の声がする。慌てて駆け寄って見ると下から男がこちらを見上げてる。
「いや、見知らぬ男達の喧嘩に巻き込まれちゃってさ…そだ!おたく悪いんだけどお巡りさん
呼びにいってくれないかなぁ?何か分からないけど110番全然繋がらなくて…お願い」
あたしはウインクしながら両手を合わせて下の男にお願いした。
86 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/09(日) 11:54:26 ID:/qq6nvAp0
ボーリング玉
【1日目 11:00 F市北消防署二階事務室 5】
>>79 「これで噛まれた人間が暴徒と化したら、まるでゾンビ映画だよな・・・」
「え?」
その呟きに思わず彼の方を見る。
>>79 「すみません、今のは忘れてください。ハハハ」
彼は俺からの視線に気付いてか、苦笑いを浮かべて、そう言った。
ゾンビって、あのゲームや映画に出てくる生ける屍のことだろうか?
…まさか…な。
「じゃあ、もう一度、消防本部や警察に電話をしてみます。もしかしたら復旧してるかもしれないですし」
俺はそう言うと手近な電話を手に取り、警察宛の短縮ダイヤルを押した。
プルルルというコールが数回鳴る、そして。
『はい、こちらはF市警察ですが』
今度、電話から聞こえてきたのは自動音声では無い生の声。よし、繋がった!
「あ、もしもし!こちらF市北消防署ですが――」
とにかく今の状況が知りたい、その一心で俺は電話に話し始めた。
イベント『開花』終了 いつの間にか、町は埋め尽くされている。 異形の、元人だった(それ故にさらに異様さを際立たせている)ものどもに。 血の匂い、腐肉の匂い、肉を求めるものどものうめき声に。 ■結果 ・春日・佐々木は消防署内に非難 ・美袋・藤原はホームセンター近隣の車の中 ・森小野花・森 聡一郎はホームセンター屋上 ・竜上は屋外(詳細位置不明)
ゾンビたちに埋め尽くされた町。 人間は屋外にはもはや居れない。 生きのびるための場所を探さなければならない。 ■これからは屋外の移動はゾンビに襲われる危険性が格段に高くなります。 ■書き込み秒数の下1桁が3,7,9の場合ゾンビに襲われます。 1レスを消費して逃走もしく戦闘してください。 ■戦闘時の場合下一桁が3,5、逃走時の場合下一桁が4,6の場合、 ゾンビにより負傷します。(感染性のある傷かはここでは決定しません) ■美袋・藤原・森・聡一郎は、車外・屋上外に出て、建物内に入るまで 危険フラグを踏む可能性があります。建物内に入るまで2レスを消費する必要があります。 食料がないため屋上・車外には13:00までしかとどまれません。 15:00までに建物に入れないと死亡フラグを含むイベントに突入します。 ■竜上は建物内に入るまで危険フラグを踏む可能性があります。 建物内に入るまで2レスを消費する必要があります。 14:00までに建物に入れないと死亡フラグを含むイベントに突入します。 ■春日・佐々木は消防署外に出た場合は危険フラグを踏む可能性があります。 建物内に入るまで1レスを消費する必要があります。
>>87 『はい、こちらはF市警察ですが』
佐々木は言葉を続けようとする。
しかし、最初に聞こえた声はすぐに電波障害を受けたかのように機能を失う。
「・・・難者・・方です・・・当署は・・最早受け入れ・・・
他の・・・病院・・・屋外は危険・・・家の中に・・・
・・時間後に・・・緊急放・・・テレ・・・ジオをつけ・・・』
そこからは雑音でほとんど声は聞こえない状態だ。
【1日目 11:00 北消防署二階事務室 6】
>>87 「あ、もしもし!こちらF市北消防署ですが――」
佐々木さんが電話をかけると、それは意外にも繋がったようだった。どうやら誰もいないと思っていた警察署にはちゃんと人がいたようだ。
これで少しは情報が手に入るかもしれない。
そう受話器を持ちながら相変わらず話を聞いてる佐々木さんを傍目に考えていた。
でもまぁ、消防署のシャッターを叩いていた暴徒達もいつの間にか音が聞こえなくなっている。
警察にもちゃんと繋がるし、実際は大した規模じゃないのかもな。
電話が終わるまではそんな安易な考えしていたが、受話器を置き険しい表情で戻ってきた佐々木さんを見て自分の考えの甘さを痛感した。
どうやらやはり事態は深刻だったようだ・・・。
「あの、警察はなんて言ってましたか?町は今どうなってるんでしょうか・・・。」
【1日目 11:00 ホームセンター正面口 7】
声に導かれるように、美袋さんが建物周辺を歩く。
その後をついて回った。
屋上?そんなとこで何してんの?
美袋さんが屋上にいる人に声を掛けている。
その横で屋上を見上げた。
…えっ?彼女も警察繋がらないんだ?
一体なんなんだろ?なんか、とんでもない事件が起きてるのかなぁ?
それにしても喧嘩に巻き込まれんのヤダなぁ。
そいつらまだいんのかな?
周囲を見回し、女性に尋ね返した。
「
>>85 私も警察繋がらなかったんですよ、なんかあったんですかねぇ?
その、男性達はそこにいるんですか?大丈夫です?」
【1日目 11:00 ホームセンター正面口 8】
>>85 「何ィー」
誰だか知らないが、俺をパシリに使おうなんていい度胸じゃないか。
とは言うものの、確かに電話は通じないし、喧嘩なんかに関わるのはごめんだ。
「…」
ここから警察署はそう遠くないし…
>>85 「待ってろ」
そう言って、車に乗り込んだ。
やれやれ…
ボーリング玉
95 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/10(月) 16:28:34 ID:YMiHbL/E0
【1日目 11:00 ホームセンター屋上 9】
>>85 「あんたさー、喧嘩なら他所でやってくんないかな?…。」
屋上に上がったところで背中にそんな言葉をかけられる。
続いて
>>85 「…ちゃんと話し合って和解した方が良いんじゃないの?」
下にいる男をしっかりと見ながら声をかけてきた相手に、言葉を返す。
「いやいや、喧嘩じゃないっすよ。顔見知りじゃあないし、多分。ほら、やばい顔してるでしょ?…って、いない。」
どこからか聞こえた声に応え、先客の女性が正面に歩いて行ったのを見ながら下の男に声をかける。
「だいたい、なんなんですか〜?警察呼ぶらしいですよ。逃げるなら今のうちですよー。」
俺としても大事にはしたくないし、第一このヤバめな男と対峙したくない。
そんな風に思い声をかけるも、聞いている風でもなく、手を前にだしガリガリやってる。
一向に上がってくる気配もない為ひとまず安心して、足を上げる。
先客の女性に事情を説明しに、正面に向かうと、下から声がした
>>92 「私も警察繋がらなかったんですよ、なんかあったんですかねぇ?
その、男性達はそこにいるんですか?大丈夫です?」
「大丈夫ですよ〜。俺は危険じゃないですもん。第一、あの怪我してる人と俺一言も話してないんですよ。
店の前で開店するの待ってたらいきなり『ウグゥゥウアガアァ』とかいって追い掛けられたんですよ。
ちなみにこの怪我も喧嘩じゃなくて、自転車でこけたんですよ。」上と下の両方に話しかける。
そこでボーリングを落としましょう
【1日目 11:00 ホームセンター屋上 10】
>>92 「私も警察繋がらなかったんですよ、なんかあったんですかねぇ?
その、男性達はそこにいるんですか?大丈夫です?」
>>96 「大丈夫ですよ〜。俺は危険じゃないですもん。(中略)。
ちなみにこの怪我も喧嘩じゃなくて、自転車でこけたんですよ。」
うーむ…するっていうとあたしの早合点だったのか。
まあ、どっちにせよ下にいる男は異常者みたいだし、お巡りさんは必要みたいだから…いっか。
>>92 「何か喧嘩はあたしの早合点だったみたい。でも、頭のおかしい奴が梯子の降り口で
待ち構えてるからどっちにせよ、お巡りさん呼んできてもらったほうがいいみたい」
>>93 「そんな訳だからよろしく〜」
あの二人夫婦?恋人同士??でもビジネススーツ姿と喪服の取り合わせってのはちょっと変よね。
葬式に向かう奥さんを(または恋人を)駅に送り届ける出勤途中のサラリーマンって所かな。
>>96 「さて…早合点してごめんネ。あたし結構そそっかしいからさ…アハハ」
あたしは軽く両手を合わせて男に謝った。
「とりあえずウエットティッシュあるからこれで血を拭きなよ。傷は…見た感じ深くないみたいだから
後で消毒して放置しとけば自然に治りそうよ」
体の末端の傷って結構浅くても血が勢いよく出るから結構びっくりするのよね。
「下の異常者…薬チュウかしらね。あんまり刺激すると危険だからここで大人しくお巡りさんを
待ってた方がいいわね。でも、何で梯子を登って来ないのかしら?」
下の様子を見ると相変わらず梯子には登らずこちらを威嚇するようにこっちに両手を伸ばしてるだけだ。
あたしは鞄から折りたたみ傘を取り出し、日傘の代わりにする。
日焼けしたらシミがねぇ…モグラ生活だからあんまり気にした事なかったんだけど。
【1日目 12:00 市内路上 1】 車を警察署方面に向け走らせる…警察署はホームセンターからさほど離れていない。 「何の祭だ?」 警察署には大勢の人間が詰めかけ、黒山の人だかりがラスタスクロールを引き起こしていた。 何だか知らないが、これじゃ喧嘩の仲裁を頼むどころじゃない。 人だかりを通り過ぎながら、ただ事ではない空気を感じていた。 きな臭い。そう思った。人の消えた街、繋がらない電話。 俺の知らない所で、とんでもない事が起こってるんじゃないのか。 日本という国は危機管理が出来ていないとよく言われる。 でも俺は違う。テロのよく起こる中東の国へ行った事があるからよく分かる。 やっぱりこの街は普通じゃない。 そんな事を考えながらゆっくり車を走らせていると、ある一団に出会った。 その中の誰もが、肌も目も白く、着衣は破れ… 「…って…」 考えられない、激しい怪我…と言っていいのか… とにかく、生きているのが不思議なほどのダメージを受けてる奴がいる。 「…なんてこった」 奴らから逃げて隠れろ。俺のゴーストがそう言った。 俺は、込み上げる吐き気を抑えながら、ホームセンターへと引き返した… なんだあれは…そうだ、あれはコンビニで見たのと同類だ。だったら… 街がおかしくなったのも、きっと奴らのせいだ。そう直感した。 あいつら、だめだ、外にいちゃ。ホームセンターにたどり着くと、すぐ車から出て警告した。 「中に入れ、隠れてろ!」 言いながら、入口を探した。 考えてみれば、俺はこの時自分だけ逃げてればよかったのかも知れない…
オイコソガ100ヘトー
【1日目 12:05 コンビニ付近 2】 久しぶりの空だった あたりは怖いほど静かだった。 「静かだな・・・・・」 人は一人もいない、車も通っていない 久しぶりの外出だったので、ノロノロ歩いてきてしまった。 早くコンビニへいって飯食って、今日も寝るか 「はやく飯っと」 俺は駆け足でコンビニを目指す。 もうすぐコンビニというところで人が倒れていた 血だらけでもう死んでいるのは?t思えるほど無残だった 「何でこんなところに・・・・、殺人か?」 とりあえず、病院と警察に電話をかけてみるがどちらも 回線が込んでいるようで掛からなかった どうしようか悩んでいると、倒れている人がおきあがった 「あれ?大丈夫なんですか?病院までお連れしましょうか?」 起き上がってもけが人は放ってはおけなかった けが人に近づくと 「!!!] けが人はあろうことか俺を噛み付きに来る 「落ち着いてください!」 俺の声はこの人には通じていない、俺はその場から逃げ出した
駄目駄目、ゾンビは死体だから。 死体を殺すなんて変でしょ? 『死体を殺す』など論理的に間違った事を言いながら 屋根からダンベルを落とす人は ホームセンターのみんなから嫌われて ケツにネギ刺されスチールロッカーに閉じ込められるよ。
【1日目 12:00 ホームセンター正面口 3】
>>93 「待ってろ」
そう言うと美袋さんは車へ乗り込み行ってしまった。
ついでにコンビニ店員の件も言っといてくれたらいいんだけどなぁ。
そんなことを考えていると、屋上から
>>96 男性が訴えかけてきた。
ふーん…つまり、変質者に襲われ掛けたってことね?
>>98 「そんな訳だからよろしく〜」
よろしくって…私に言われてもね。
屋上の男女は私をカヤの外に、二人で話し出した。
その変質者、まだそこら辺にいるんでしょ?
ーー私も危ないじゃん!
どこか隠れる場所は無いかと周囲を見渡す。
そこへ美袋さんが戻って来た。
>>99 「中に入れ、隠れてろ!」
戻るなり彼はそう叫んだ。
ん?そのつもりだよ、てか戻るの早くない?
警察署で何か…。
なんとも言えない不安感がに包まれた。
「
>>99 どうしたんです?」
美袋さんの後を追い、尋ね掛けた。
【1日目 12:00 北消防署二階事務室 4】
>>90 「え?」
次の瞬間に聞こえてきた雑音、僅かにそれに混じって警察官らしき声が続く。
そして、それすらも次第に増した雑音と混じり始めた悲鳴と怒号に消えていった。
「…なんてこった」
受話器を戻すと、不安げな表情で彼が問い掛けてきた。
>>91 「あの、警察はなんて言ってましたか?町は今どうなってるんでしょうか・・・」
これは現実なのだ。
彼とそして自分に言い聞かせるために、静かに、だがはっきりと言う。
「警察はもう駄目みたいです、多分、奴等に…」
もう自分の身は自分で守るしかない。
「…武器になりそうな物、三階の倉庫に取りに行ってきます」
俺は彼にそう言うと、廊下へと出た。
『闖入』 ガキャ!バリーーン! 事務所の窓が割れる音がする。 窓から除くのは血まみれの手。 ■消防署の窓がゾンビにより破壊されました。 7レス以内(このレスは含みません)にゾンビを撃退し、窓を修復してください。 修復が間に合わない場合は、ゾンビが消防署内に進入し、危険フラグイベントに突入します。
食料なくなったらウンコ食うとよいよ。 ウンコから未消化のニンジンとか拾い出して洗出だせば食料の足しになるよ。
107 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/12(水) 12:29:58 ID:ESSykDEl0
ボーリング
【一日目 12:00 道路→警察暑 5】 今日は何かが違う お隣に駐車場 そして決定的なのは私以外の車が一台も走っていないと言うことだ 普段 この道は深夜を除き ほぼ毎日車で溢れている ライトが付けっぱなしの車やドアが開いたままの車が道路に放置されるなどありえない事だ 「全く警察は何をやってるんだ……」 私がそう呟いたその時 道の端に一台の車と人影が見えた 私は車を止め 開けた窓から目を凝らす 覗きが趣味という訳ではないが車をおりて近づくのは少し怖い そして 私の目に映ったのは凄まじいものだった 二人の男が女を車から引きずり出し 食べている 一人は首筋 もう一人は腹だ 周りは血で溢れ 男達の口は赤く染まっている パシャ パシャ 私は震えながらも鞄からデジカメを取り出し 写真に撮った その時 デジカメのフラッシュに気づいたのか男達は食事を止め 私の方に向かってくる 「ひ………うわ…わあああ!!」 直ぐにアクセルを吹かし 私はこの場を後にした 「警察………警察に……」
【1日目 12:00 北消防署二階事務室→一階 6】
>>104 「警察はもう駄目みたいです、多分、奴等に・・・」
電話は繋がったものの、ひどい雑音な上に受話器の向こう側は悲鳴や叫び声で溢れかえっていたらしい・・・。
「武器になりそうなもの、三階の倉庫に取りに行ってきます」
そう言うと、佐々木さんは事務室を出て三階に向かっていった。
―ガキャ!バリーーン!―
佐々木さんが出ていった直後、一階のほうから何かが割れるような音が聞こえた。
「まさか・・・」
ガラスが割れたのかもしれない、そこから入ってこられたら・・・。
直ぐ様事務室を飛び出すと、階段をかけおりながら佐々木さんに聞こえるように叫んだ。
「入口にいた奴等がどっかのガラスを割ったみたいです!何か塞ぐもの持って早くきてください!」
何処だ、何処が割られた!?裏口か?探せ、早く探せ!
そう考えながら裏口のほうへと足を走らせた。
>>105 ―ガキャ!バリーーン!―
「?!」
倉庫で使えそうな物を探していると、何処かからガラスの割れる音が響いた。
ガラス…まさか…。
>>109 「入口にいた奴等がガラスを割ったみたいです!何か塞ぐもの持って早くきてください!」
「くそっ!」
自分の迂闊さを呪った、入口を閉めても入ってこれる場所は幾らでもある。
俺はバールと工具箱を引っ掴み、床に置いてあった古い掲示板の残骸を手に取ると、階段から一階へと駆け下りた。
すると、春日さんが裏口の方で何かやっているのが見えた。窓からは血まみれの手が覗く。
「オラッ!」
伸びている手をバールで殴打。すると手が一旦引っ込む。
そこに急いで掲示板の残骸…板を張り付ける。
「春日さん!これを!」
彼に工具箱を差し出しながら、これを打って固定するように頼んだ。
【1日目 12:00 ホームセンター正面口 8】
あれ?聞こえなかった?
美袋さんは無言のまま真剣な面持ちで周辺を探り見て回っている。
よく分かんないけどヤバイ状況なのね?
その表情から尋常ではない出来事があったと察した。
美袋さんを追うのを止め、手分けしてホームセンターへの侵入口を探した。
目につく出入口は全て施錠されている。
あーもうっ!開いてるとこ無いの?
「
>>96 >>98 どっか開いてる場所知りませんか!?」
屋上へ呼び掛け、再び入口を探し回った。
開いてないなぁ。
店員来るまで待つ他ない?…いや、もうとっくに開店時間過ぎてるもんな。
来ない可能性が高いわ。
こうなったら思い切って…やるしか。
「
>>99 どこも開いてないですよ。
もうこれで壊すしかないんじゃないですか?」
視線の先には、ブロック、スコップ、土のう、カートが置かれていた。
【1日目 12:00 ホームセンター正面口 9】
「ちっ」
入口は無しか。
これは強行な手段も…と考え始めた矢先、横から口を出す奴がいた。
>>111 「そりゃ俺にやれって言ってんのか」
クソッ…
数歩下がると、通用口と思われるアルミ製のドアにタックルを仕掛けた。
「ドン」
ドアがひしゃげる。そこへさらに蹴りを入れ、壊れた金具ごと強引にドアを引っぺがした。
「オーライ、開いたぜ」
壊したドアを持って、中へ侵入してみる。
照明は点いていないし、熱も感じない。やはり無人のようだ。
「ここもか」
半分以上分かってた事だがな。
周りを見回すと、ここは売り場とは違うらしい。休憩所か何かか。
とにかく、ここに隠れてしばらく様子を見よう。
何事もなければ、ドアを弁償すればすむ話さ…
113 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/13(木) 19:02:22 ID:+4Js38RL0
ちがうよボーリングでドアを粉砕するんだよ。
【1日目 12:00 ホームセンター正面口 10】
もらったティッシュで血を拭きつつ、屋根をうろうろする。
>>98 「下の異常者…薬チュウかしらね。あんまり刺激すると危険だからここで大人しくお巡りさんを
待ってた方がいいわね。でも、何で梯子を登って来ないのかしら?」
確かに…なんであいつ上ってこないんだ?
つーか警察より先にこの店の人が来たら怒られるだろーな。早く来てくれよーお巡りさん。
そんなことを考えつつ、下の様子を伺う。
うわー相変わらずガリガリやってる…怖っ。
突然正面のほうから声が聞こえる。
>>99 「中に入れ、隠れてろ!」
あわてて正面に移動すると警察を呼びに行ってくれたはずの人の叫び声だった。
何だぁ?
>>111 「どっか開いてる場所知りませんか!?」
その声に反応し、屋根を見渡すも、ここからはあいてる場所なんて分からない。
上からは下の様子があまり見えず、とりあえず屋根ぎりぎりから下を覗き込む。
『ドン』続いて何かが壊れる音がした。
ってことは、店の中に無理やり入ったのか。警察から戻ってきてあんなに慌ててるってことは…下の異常者
かなりやばいとか?隠れとけって言われたとか?
どうしよう…梯子のしたには異常者。
下を覗き込み、音がしたあたりに叫ぶ。
「すみませーん!俺らも中に入りたいんですけどーーー!!」
【1日目 13:00 北消防署一階裏口 1】
裏口に行くと、そこにはドアガラスから覗く無数の手が見えた。その奥には死んだような濁った目が見えた。
「っざけんなっ!!」
そう喚くと側にあったバールを持ち殴りつけた。
不思議と恐怖を感じることはなく、ひたすら殴りつけていた。
何か塞ぐものがないと・・・。
そう考えていると、佐々木さんが走って向かってきた。手に何か板を持っている。
>>110 「オラッ!」
一瞬で状況を把握したのか、直ぐ様バールで奴等の手を殴りだした。
「春日さん!これを!」
奴等の手が引っ込んだその時、そう言って手渡されたのは工具箱だった。
―ゴンゴンゴンッ!―
直ぐ様金槌を取り出し、押し当てている板を打ち付けた。
外からはまだガリガリと音がするが、とりあえずは大丈夫だろう・・・。
「・・・ナイスでしたよ佐々木さん、なんとかなりましたね。」
肩で息をしながら、その場に座り込み佐々木さんに笑みをむけた。
破られた窓は塞がれ、消防署内は静けさを取り戻した。 ■イベント「闖入」終了 ゾンビ撃退に関するレスを7レス以内に出来たためイベント成功。 窓は無事塞がれました。
【1日目 13:00 ホームセンター屋上→正面口 2】
>>99 「中に入れ、隠れてろ!」
ん?ずいぶん早いお帰りね。でもどういう事??隠れてろって言われてもねぇ…。
この屋上の何処に隠れりゃいいのよ。梯子の下にはラリパッパーがいるから降りられないし
…まさか下へ飛び降りろって言うの?冗談でしょ。あたしはJACのスタントマンじゃないのよ。
>>111 「どっか開いてる場所知りませんか!?」
喪服の彼女が聞いてくるけど、少なくともここからは見つからないわね。
二人とも建物の周囲を懸命になって探してるけど…仮に開いてても勝手に入って良いの?
まあ、お巡りさんにそうしろって言われたんなら問題ないのかな。
>>112 「ドン」
えっ!ひょっとして入口壊した!?そこまでやっちゃうの??
>>114 「すみませーん!俺らも中に入りたいんですけどーーー!!」
隣の男が下に向かって叫ぶ。
馬鹿ね。そんな事言ったってあたしらが下に降りなきゃしょうがないでしょ。
あたしは正面側に移動して下を見下ろす。…まず看板が見えて、その下に日除けのテント。
そのまま飛び降りれば骨折するかもしれないけど、日除けのテントの鉄枠に足を掛けて
そこからぶら下がって飛び降りれば…。
「ねぇ…そこの日除けの枠に足を掛けてあたしが先に下りるから、ヤク中のラリパッパーが
移動するかしないか見てて。あたしが乗って大丈夫なら多分あんたも降りられるから」
こう見えても運動神経は良い方だ。あたしは鞄を肩に掛けて慎重に足場を探しながら降りる。
うっ…微妙に足が枠に届かない。
「何でスポットライト買いに来てこんな真似…」
もう戻れない。ちょっと危険だけど枠に飛び降りるしかない…。南無三!!
あたしは手を離して枠に飛び降りる。
『ギシギシ…ミシッ』嫌な音を立てたけど辛うじて堪えた。
ふぅ…セーフ。あたしは今度は枠に手を掛けて、懸垂の要領で下へぶら下がった。
埃と錆でTシャツと手が汚れる。…もう泣きたいわ。
手を離し地面に着地。ちょっと足の裏に衝撃きたけど問題ない。
あたしは口笛を吹いて屋上の男を呼んだ。
手で丸を作り、早く降りて来なさいと手招きをする。早く!あのラリパッパーがこっちに来ない内に!!
【1日目 13:00 ホームセンター事務所 3】
>>112 『ドン』
スコップを手にしている間に、美袋さんが扉に取っ掛かっていた。
あららら…何も体当たりで行かなくても。
壊した扉から中を覗く。
どうやら事務所と繋がっているようだ。
そこへ足を踏み入れると、屋上から
>>114 男性の声が聞こえた。
上を覗くと
>>117 女性の足が日除けに掛かっている。
うわっ!飛び降りる気?
軋む音が不安を煽る。
凄いなぁこの人…。
上手いこと着地した女性に向かって声を掛けた。
「
>>117 大丈夫…ですか?とりあえず中へ。
男性はまだですよね?」
来るなら早く来てよぉ。
近くに変質者いるらしいし、扉閉めたいよ。
男性を待つ中、周辺を見ていた。
事務所内は薄暗く整然としている。
事務員の潔癖完璧主義を感じた。
今までの出来事とは反したような室内に、感覚がおかしくなる。
あれは夢だったんじゃないかと…。
「
>>117 一体なんなんでしょうね?何年振りかに帰郷したらこんなことに巻き込まれて…もう、何が何だか。」
室内で安堵したのか、ふと、目の前にいる初対面の女性にぼやいてしまった。
【1日目 13:00 ホームセンター屋上→事務所 4】
下に向かって叫んだ所で、ふと気付く。
“俺ら”って言ったけどこの人は降りたくないかもしれない。下には異常者もいるんだしな。
そえ考えながら後ろに声をかける。
「どうしま…
>>117 「「ねぇ…そこの日除けの枠に足を掛けてあたしが先に下りるから、…多分あんたも降りられるから」
答える間もなく下に降りる姿を見て、慌てて梯子を覗きに行く。
そこには未だガリガリやる異常者の姿。
うわぁ…本気で気持ち悪っ。
『ギシギシ…ミシッ』正面の方から嫌な音がするけど…大丈夫だよな。
口笛の音に呼ばれ正面に向かう。辺りをみまわし異常者が気付いてないのを確かめ、そっと足を伸ばす。
おわっ!思ったより高い。プルプルする腕を精一杯伸ばし、枠に足をかける。
足の先が触れるか触れないかの所で枠に飛び移る。
『ギギギギギィィィィ』
軋む枠に怯えながらなんとかぶら下がる。
『ボキッ』
嫌〜な音と共に枠ごと地面にたたき付けられた。強打した半身を庇うように立ち上がり、入口を探す。
声がしたほうに歩いて行く。
>>118 「一体なんなんでしょうね?何年振りかに帰郷したらこんなことに巻き込まれて…もう、何が何だか。」
「入れて下さ〜い、ってか、助けて下さい。なんか…頭がクラクラして…。」
開いた扉に体ごと入り込んで倒れ込む。
「で、何があったんです?」床に大の字になって尋ねた。
ホームセンター内に入り込んだ藤原、森、美袋、聡一郎達5人。 ・・・5人? もとは人だった5人目が壊れた事務所のドアのところに突っ立っている。 その濁り切った目が、今4人の獲物を捕らえた。 「グルァァァ・・・ルァァオァオ」 彼(?)の声に鳴らない声が響く。 ■事務所内にある(常識の範囲内で)ものを利用してホームセンター内に進入したゾンビを撃退してください。 ■イベント『オアシスへの行軍』は、竜上が屋外に居るため続行中。 ただし、藤原、森、美袋、聡一郎はイベント条件をクリアしているため、 『オアシスへの行軍』のフラグ踏みから開放されます。
【1日目 13:00 ホームセンター事務所 5】
>>119 『ボキッ』
何かが折れる音に反応し、扉に目をやる。
屋上にいたと思しき男性が転げ込むようにして入って来た。
「
>>119 頭打ったんですか?冷やしますぅ?
ホントに何でこんなことに…私は昨日来たばかりなんでサッパリなんですよ。
美袋さんなら何か知ってるかもしれませんよ?」
警察署へ行ってから様子がおかしい。
きっと何かあったんだ。
そういや美袋さん、どこへ行ったのかしら?
外へは行ってないよねぇ?
扉の隙間から外を見ようと近付いた。
>>120 「グルァァァ・・・ルァァオァオ」
「‥っわ!ちょっ来ないでよ!」
後退り、二人の傍へ行く。
「
>>117 >>119 これが例の変質者!?
ちょっと誰か手伝って!」
近くのデスクを男へ向けて押し出そうとしていた。
【1日目 13:00 ホームセンター事務所 6】 「…!」 一息つこうとした時、さっき壊したドアの入口から切羽詰まった声が聞こえてきた。 入口付近には、またあの不気味な姿が… 喧嘩の相手っていうのは、これだったのか。 「ここにもいたのか!」 奴に走り寄ると、クソっきりの蹴りを食らわせた。 その衝撃で奴は血を吐いて地面に仰向けに倒れた。 「お前らは何だ?簡潔に答えないとブッ飛ばす。黙っていてもブッ飛ばす。1、2、それだけしか待たない。1」 何か答えるか… 見ていると、奴はうめきながらこちらへにじり寄ろうとするばかりだ。 よく見ると、吐いてる血の量がハンパない。 俺の蹴りにそんな威力が… いや、俺だって人間相手なんだから手加減はしてる。これは異常だ。 「2」 タイムアップだ。 奴はまだ起き上がらないまま、這ってこちらに向かう気のようだ。これじゃまるで… 「そいつはもうだめだ。なんでもいいから、壁を作ってその入口を塞ぐんだよ…」 周りの三人に言った。 説明はその後だ。少し、気分が悪いが…
【1日目 13:00 北消防署一階裏口 7】
>>115 「・・・ナイスでしたよ佐々木さん、なんとかなりましたね。」
無事の板を固定し終えた春日さんが床に座り込みながら言う。
外からはまだガリガリと奴等が引っ掻いている音がするが、多分大丈夫だろう。
「ええ、ありがとうございます。春日さんがいなかったら結構危ないところでした」
笑みをむけて来た春日さんに笑い返す。
ふと時計に目を移すともう午後一時を過ぎていた。
お互いに小腹が空いた頃だろう。
「もう午後ですね…。そうだ、軽食でも作ってきますよ」
本当は今日が買出しの日だったのだが、少しくらいは厨房に残っていると思う。
流石に肉とかを食べる気は起きない、簡単な物でいいだろう。
「先に二階に戻っていてください」
俺は春日さんにそう言ってから厨房に向かって歩き出した。
【1日目 13:00 北消防署一階裏口→二階事務室 8】
>>123 「そうだ、軽食でも作ってきますよ」
「先に二階に戻っていてください」
佐々木さんにそう言われると、急にお腹が空いてきた。
そういやまだ朝から何も食べてないんだっけか・・・。色んなことがありすぎて忘れてたな。
「本当ですか〜?それじゃ、楽しみに待ってますね」
厨房へ向かう佐々木さんに声をかけつつ事務室へ向かう。
なんか今朝まで全く知らなかった人なのに今はこうやって一緒に行動してるなんておかしな感じだね。
そう考えると思わず笑ってしまう。
それにしても、いつまでもここにいるわけにはいかないよな。
暴徒が何人いるかもわからない。これだけの規模なら何百といてもおかしくない・・・。
どうにかして安全な場所まで行かなくちゃ。
そうだ、佐々木さんが来たら相談してみようか。
事務室に戻り椅子に腰をかけながらそんなことを考える。
「あー、やっぱ腹減った・・・。でも肉はパスだね・・・。」
【1日目 13:00 ホームセンター事務所 7】
荒い息で転がると、そこには先ほどの女性と下にいた女性が立っていた。
>>121 「頭打ったんですか?冷やしますぅ?
ホントに何でこんなことに…私は昨日来たばかりなんでサッパリなんですよ。
美袋さんなら何か知ってるかもしれませんよ?」
美袋さん…?さっきの車の男の人か?
起き上がりかけたそのとき、
>>120 「グルァァァ・・・ルァァオァオ」
>>121 「‥っわ!ちょっ来ないでよ!」
その声と共に女性が下がってき、思わず一緒に後退る。
奥から突然男性が走ってき、変質者を蹴り上げた。
ひでー…そう思ったのも男が這いながら近づいて来るまでだった。
きもいよきもいよーー。
…
…
…非常事態だよな?しかも先に美袋さんが蹴ったしな。
ちょうど壁に立てかけてあった角材(さすがホームセンター)で這いながらこちらに来る男の
頭に振り下ろす。
『ゴキッ』
思いがけず鈍い音と、あふれ出るどす黒い血液。
えっ?ちょっと…気絶させるだけのつもりだったのに。えっ?死んじゃった…とか?
「急いで気絶してる間に、外に出そう!壁を作れって言ってたし!塞いじゃいましょうよ。」
ごまかす様に声を荒げた。
【1日目 13:00 ホームセンター事務所 10】
>>122 美袋さんはやってくるなり、
>>120 男に蹴りを食らわした。
気色悪い音を立て、口から血をぶちまけている。
ちょっと…内臓破裂したんじゃないの?
気持ち悪さと恐怖心で近付けずにいると、今度は
>>125 屋上にいた男性が角材で殴り付ける。
やばいよ、なんぼなんでもやり過ぎだよ。
この人死んじゃったんじゃ…?
動かなくなった男と二人を見ながら小刻みに震えた。
私は関係ないからね、私は何もしてない…何も。
『ギイイィィィ』
「これで…、釘、私釘取ってきます。」
事務所のデスクを少し動かすと、その場を逃げるようにして店内に駆け出して行った。
何もあんなにしなくたって…死んでたら私どうなっちゃうんだろ?
正当防衛になるよね?
ならなきゃ困るよ!
「てか、私は何もしてないんだから。」
自分に言い聞かせるように発した。
店内から釘と金鎚を取り、角材を数本抱えて事務所へ一旦戻り、再び店内へ向かった。
自分と寸分も変わらない程の板を引きずるようにして事務所へ持ち込む。
「これで足りますか?」
127 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/09/17(月) 12:47:15 ID:tWo3+roI0
招かれざる5人目・・・そいつは今血を吐きながら地面に倒れ伏している。 こいつの正体は?何故自分たちを襲ってきたのか? 謎と混乱・静かな恐怖を抱えつつ、ホームセンター事務所は落ち着きを取り戻した。 ■イベント『5人目』終了。 ゾンビは無事撃退されました。
【1日目 14:30 コンビニ付近 1】 ハァハァ・・・・ もう、誰も追いかけてはこないだろうな・・・ どうしよう 「ったくどうすれば・・・・」 頭はこんがらがっている 家に帰るほうがいいかな 家に帰ろう そうさ俺はホームシックなんだ しばらく歩いていると愛するべき我が家が見えてきた いつもなら聞こえてくる近所の子供の声も聞こえない 俺は恐る恐る自宅の鍵を取り出し玄関の鍵を開けた ギィィィ 玄関の扉は音を立て開いた 家は静寂に包まれていた
保守
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 2】
あっという間だった…。
>>118 「一体なんなんでしょうね?何年振りかに帰郷したらこんなことに巻き込まれて…もう、何が何だか。」
喪服の彼女に話しかけられた直後、
>>119 上に居た男が飛び込んできて、そしてラリパッパーが
乱入してきて殴り倒されるまで…。
「ちょっ…」
あたしは絶句しながらラリパッパーの首筋に手を触れてみた。
冷たくなってる…そして脈拍も感じない。
「死んでるわ…。ねぇ、これってやばいんじゃない?相手は変質者だけど丸腰を複数の人間が寄ってたかって
殴り殺したなんて警察に受け取られたら」
しかし、あたしは妙な違和感を覚えた。たった今殴り殺された人間がこんな冷たくなるもんかしら?
それに、この酷い臭い。これって体臭じゃなくて腐敗臭よね。傷口が壊疽でもおこしてたのかしら??
「とにかく警察呼んで事情説明しないと」
あたしは事務所の電話の受話器を取り上げ110番してみる。…相変わらず掛かりにくい状態のようだ。
「掛からない…。んもー!肝心な時に役立たずね!!」
受話器を叩きつけるように置く。警察さえまともに来てくれてたらこんな厄介な事には…。
>>126 「これで足りますか?」
何時の間にか板やら釘やらが用意されてる。ドアをふさぐとか言ってたけど…?
「ちょっと!もう変質者は死んじゃってるのよ!?何で入口を塞ぐ必要があるわけ??」
ここで篭城して警察と一戦交えようっての!?
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 3】
俺が蹴りを食らわせると、屋上にいた男が角材で殴った…
>>125 「おい、そこまでやれとは言ってないぞ」
いや、それより、みんな混乱してるようだ。まず俺が何か言わないと…
>>130 「電話、繋がらねえだろ…それにその男、おかしいだろ…」
俺は、警察署へ向かった時の事を話した。
「とにかく、何が起こってるのか俺にもさっぱりわからねえ…
でも、この街では何かとんでもない事件が起こってる。
その男の同類を見た、それもたくさんだ。
コンビニでも見た。そうだな?」
ちらっと藤原さんを見ながら話した…
「そいつらはおかしいんだ。俺が見たのは、ひどい怪我してた。それはもう…」
あの光景を思い出して、また少し気分が悪くなり口を押さえた。
「まあ言っても信じねえか…とにかく、そいつの仲間がそこら中にいるんだ。
町中朝からおかしいのはそのせいだ。そうに決まってる。
今にもここへ来るかも知れない。だから隠れようって言うんだよ。
警察が来たって俺が話してやるよ。出ていきたいならそれでもいいけど、もう『共犯』だぜ…
逃げたらまずくなるんじゃねえのかな」
一同を見回した。奴らを見るまでは、信じられないか。
しかし、俺が思うに、ガタガタ言ってる場合じゃねえぞ…
【1日目 14:00 北消防署一階厨房→二階事務室 4】 「…さてと」 冷蔵庫に残っていた卵や野菜を使って出来合いのオムレツを作ってみた。 うむ、我ながら良い出来だ。 軽食には割と自信がある、あいつにみっちりと仕込まれたからな。 春日さんの分と俺の分、二つを皿に乗せて二階へと持っていく。 途中、裏口にちらりと視線をやったが目立った変化は見られない。 まだ、しばらくは大丈夫そうだ。 そう、あくまで『しばらくは』なのだが…。 事務室に戻ると、春日さんは椅子の一つに座ってこちらを待っていたようだ。 「やあ、すいません。遅くなりました。オムレツ、大丈夫ですよね?」 そう言いながら、皿とスプーンを目の前のテーブルに並べる。 「腹が減っては戦は出来ぬ、とりあえず食べましょう」 アレを見せられて食欲が湧いていない可能性もあったが、食べないのもまずい。 肉は入れてこなかったのだが、食べてくれるだろうか? そんなことを考えながら、まずは一口、口に運んだ。
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 5】
ウソ…死んじゃったの?
ヤバイどころじゃないよ。
私なにもしてないのに共犯扱いにされんの!?
不安と動揺で一杯になる私を余所に、
>>130 女性は警察に電話をかけ出した。
どうしよなんて言えば…信じてもらえなかったら?
繋がらない…その言葉に安堵を覚え、力の抜けた身体は壁にもたれ掛かった。
ホッとしたのもつかの間、
>>131 美袋さんが警察署へ向かった時の出来事を話し出した。
話を振られコクリと頷く。
仲間がそこら中って…俄かには信じがたい話だけど、二人目撃してるし。
もしあんなのが他にもいるとしたら、出るに出れないじゃん!
それに、逃げた後で共犯て証言されたら困るよ。
「私はここに残ります。
とにかく今は急いでそこの扉塞ぎましょう。
裏口も窓もあるんだし、そこ塞いでも外へ出られますよ。」
あ、出れるってことは入れるってことになるかも。
「裏口と窓もいずれ塞がなきゃなんないですよ。」
そう言うと、店内から持ってきた金槌を手に取った。
【1日目 14:00 北消防署二階事務室 6】
しばらくすると佐々木さんが事務室に戻ってきた。オムライスを作ってきてくれたらしい。
>>132 「腹が減っては戦は出来ぬ、とりあえず食べましょう」
そう言いながらオムライスを口に運ぶ佐々木さんを見て思わず笑ってしまった。
・・・この人、この状況なのにずいぶんとタフだよな。しかもあれと戦する気なのか。
「すみません、こんな状況なのになんかおもしろいこと言うなー、とか思ったらつい。
まー自分もすっごい腹減ってたんですよね。いただきます!」
笑いながらそう言うと、早速オムライスを口に運ぶ。
「あ、これ普通においしいです!料理上手なんですね〜。きっとイイ旦那さんになれますよ?」
佐々木さんのおかげか、そんな風に少しだけ日常を取り戻した気分に浸りながら談笑をした。
「ところで佐々木さん、俺はこの町を出たほうが良いと思うんですけど、どう思います?」
食事を済ませ、一息ついた後そう佐々木さんに尋ねた。
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 7】
>>131 「まあ言っても信じねえか…とにかく、そいつの仲間がそこら中にいるんだ。
(中略)もう『共犯』だぜ… 逃げたらまずくなるんじゃねえのかな」
確かに今朝からおかしい事だらけだけどさぁ…ラリパッパーがそこら中?…ハァ…冗談だって言ってよ…。
そもそもラリパッパーの正体は何なのよ?ヤク中?伝染病患者?
そこまで考えてさっき触れてしまった手を見る。ヤバッ!もしあいつが変な病気持ちだったらどうしよう。
「悪い!ちょっと手洗ってくるわ!!」
あたしは事務所を出て隣の休憩室にある流し台で石鹸付けて念入りに手を洗った。
洗いながら頭の中を整理する。最後の「逃げたらまずくなる」はありゃ脅迫よね…。警察がこないんじゃ
しばらくここに留まる以外選択肢はないなぁ。
事務所に戻ると金槌持った喪服の彼女が何か言ってる。
>>133 「私はここに残ります。(中略)裏口と窓もいずれ塞がなきゃなんないですよ。」
彼女は篭城する気満々のようね…。
「鍵破っちゃった入口塞ぐのはともかく、釘で板打ち付けちゃったりすると外をうろついてる異常者達に
音でばれない?鍵の戸締りだけ確認してさ、中で大人しく助け待った方が良いんじゃないの?
近場にあいつらが居ないんならドンドンガンガンやろうが大丈夫だろうけど…そこら中いるんでしょ?」
板で塞いだりしたらさ後始末大変だしさ。第一正面の大きいガラス窓なんて塞ぎようないし 無駄な事はしたくないわ。
「よ〜く考えてよ。お店の人が来たら事情話して4人で頭割りで弁償しなきゃいけないんだしさ。
勝手に店の道具使って、無駄に損害広げる必要もないんじゃない?」
あたしゃ薄給なのよ!学生だかニートだかしらん男もいるし、そんな事も頭に過ぎる。
「ところで唐突だけど、お互い名前も名乗ってなかったわね。あたしは森 小野花。酉込町でダーツバーやってるの
…雇われだけど。ま、何かの縁だしお店に来てくれたらサービスさせて頂くわ。よろしくネ!」
財布から店カード兼名刺を出して三人に配る。
「で、おたくらはなんて呼べばいいの?名乗りたくないならあたしが勝手に変なあだ名つけるけど、OK?」
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 8】
>>135 「そりゃあ同感だな」
ここは施錠されてる。だから押し入った。そこだけ壁を作っちまえば十分だ。
「さっきの板でも立て掛けて、デスクで支えてりゃいい」
台風じゃねえんだからな。
しばらく隠れているだけさ。
そう思っていると、女性が名刺を出してきたので受け取る。
>>135 「Heavy Foot?聞かねえ店だな。マスターか?」
言いながら、俺も名刺を出した。
「そのうち邪魔するよ…冷えたバリハイがありゃあご機嫌だ。
俺は美袋。好きに呼んでくれていいぜ」
タバコを一本取り出すと、近くの椅子に座った。
ここから外は見えるか…
【1日目 14:00 ホームセンター事務所 9】 皆の意見を聞きながらとりあえず頷く。 『共犯』の二文字が頭を駆け巡る。 あの男…俺が殺したみたいだし皆が共犯ってならなんとかなるよな? そう考えて、自己紹介を始めた二人に意識をもどす。 へー俺と同じ森さんと、美袋さんね。 横から名刺を覗き込み、続けて自己紹介をする。 「俺は森 聡一郎、22歳の大学生、まあ、森さん二人はややこしいので下の名前を適当に呼んでください。 ダーツバーかぁ…場所、後で詳しく教えてください。さっきはなんか助けてもらったみたいになっちゃったんで、 友達でも連れて飲みに行きますよ。」 「いやぁ、それにしても何なんですかね。警察署がそんな状態で、電話も繋がらない…さっきの異常者。 それにここにくる間俺はほとんど人に出会わなかったんですよね。それもやっぱり関係あるんですかね? ニュースとかインターネットとかでなにかやってないかな。」 きょろきょろ辺りを見回す。ここは事務所かな。なら、ネットができるPCくらいはあるだろ。 あと店員の休憩所かなんかにはテレビもあるよな? そこまで考えて、もう一人の女性に目をやる。コンビにで変な奴に会ったって言ってたし…詳しい話も聞きたい。 「そこの喪服のおねーさんは、名前なんていうんですか?コンビニの変な奴ってどんなんですか?さっきの異常者みたいなの?」
【1日目 14:00 ホームセンター事務所→店内 10】
そう…それは余計な事してすいませんでしたね。
>>135 森さんと
>>136 美袋さんに封鎖を反対され、口を尖らせた。
こんな時にお金の話?
命懸かってんだよ?
あんな可笑しなのが大勢で乗り込んできたらどうするつもりなのさ?
だからその前に…って言っても仕方ないか。
多勢に無勢だもんな。
渋々持ってきた道具を片付け始めると、その横で3人が自己紹介を始めた。
暢気なものね…。
無言で片付けを続けた。
すると、
>>137 聡一郎くんが声をかけてきた。
流石に無視は出来ないな。
「
>>137 藤原 華です…。
例のコンビニ店員は妙な唸り声あげて、掴みかかろうとしてきましたよ。
目がなんか…白濁してて、肌が土気色で…うん、まぁさっきのと似たような感じでしたね。」
なんであんなんが突然現れ始めたんだろ?
ここだけの事なら他へ逃げ出せばいいだけの話だけど、他でもなら…。
後でテレビかなんかで情報見てみよう。
その前に…。
「店内見てきます。」
そう言い残し、その場を後にした。
いざという時、出口がどこにあるか、ちゃんと知っとかないと。
【1日目 15:00 北消防署二階事務室 1】
>>134 どうやら意外にも食欲は残っていたらしく、春日さんはオムライスを食べ始めた。
実は結構、タフな人なのかもしれない。
>>134 「あ、これ普通においしいです!料理上手なんですね〜。きっとイイ旦那さんになれますよ?」
「はは、恋人にみっちりと叩き込まれたヤツでしてね、お気に召して何よりです」
―そういえばあいつ、どうしてるかな。
春日さんと談笑する一方、俺は頭の片隅でそんな思いを巡らしていた。
>>134 「ところで佐々木さん、俺はこの町を出たほうが良いと思うんですけど、どう思います?」
食事が終わり、一段落した辺りで、春日さんがこんなことを言い出した。
「町を出る、ですか…」
確かにこのままではまずいだろう。
警察署が襲撃され、治安機関が動いていない現状では、この消防署もいつ奴らの本格的な襲撃を受けるか分かったものじゃない。
町を出るまでいかなくとも、何処かもう少し安全な場所へ行く必要があった。
しかし、どうやって移動するか。
車庫の消防署は全て出払っているし、徒歩での移動など自殺行為に等しいのだ。
「…ん、待てよ」
そこまで考えを進めたところであることを思い出し、俺は表とは反対方向の窓に目をやった。
「裏の車庫…あそこに予備車両が残っているかもしれません」
ぐは、コテミスをしてしまいました。 次回の投稿までにコテを変更しておきます;
名前:佐藤 優斗(さとう ゆうと) 年齢:21歳 性別:男性 容姿:175cm/58kg/黒髪でやや長髪、Tシャツの上にジャケット、下は黒ジーパン。 今日はネットで知り合った友人とのオフ会の予定で、玩具「サソードゼクター」を所持(紫色の剣/プラ成で殺傷能力無し) 職業:マンガ喫茶のバイト 性格:超が付く程お人よし、やるときはやる勇気がある。 特技:ペン回し、運転 趣味:映画鑑賞、特撮物 自己紹介はここで宜しかったでしょうか? 間違えていたらスイマセン
で、GMは逃げたのか? 今回もだめだな
144 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/26(水) 02:42:28 ID:D68P7OMNO
うん
終了
146 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/26(水) 19:53:40 ID:KiHRpXfrO
【1日目 15:00 北消防署二階事務室 2】
>>139 「町を出る、
【1日目 15:00 北消防署二階事務室 2】
>>139 「町を出る、ですか・・・」
俺の言葉に佐々木さんが考え込む。
反対でもされるんだろうか?まぁ、一人でも行くけどね・・・。
>>139 「・・・ん、待てよ。裏の車庫・・・あそこに予備車両が残ってるかもしれません」
どうやら佐々木さんもここにいる気はないらしく、チラリと裏手の窓に目を向けながらそう言った。
「これだけ混乱している状況だし車は無理と考えてましたけど・・・、予備車両ってことは大型車なんですよね?」
大型車両だとしたら、多少の障害物くらい問題なく進めるのか?それなら徒歩やバイクより随分と楽かもしれない。
ただ、裏口には奴等がまだいる・・・。
「裏口の奴等に見つからないように行く方法はあります?それとも、強行突破?」
行ったあげく車両もなく奴等に見つかる最悪の場合を考えると、強行突破はきついよな・・・。
【1日目 15:00 ホームセンター事務所→休憩所 3】
>>138 「店内見てきます。」
そう言って店内に向かった藤原さんを無言で見送り、事務所内を見回す。
テレビは…休憩所な。
店内に続く扉とは別の扉を見つけ、開く。
当たり〜。
ロッカーと簡単なテーブルがあり、その上に古いタイプのテレビがあった。
「テレビありましたよ。ニュースとかやってるかもですよ。」
二人に声をかけ、休憩所の椅子に座りテレビをつける。
「今の時間はなにやってるかな〜。」
【1日目 15:00 自宅 4】 結局誰も家にはいなかった 誰一人としてだ・・・・ いつもなら母さんが朝食を作って昼食も作ってくれていた その母がいない 買い物だろうか? それにしては時間が中途半端だ 自分はいったい何処にいるんだろうか? ここは本当に我が家なのだろうか? どちらにせよ 母が帰ってくるまで家にいよう
【1日目 15:00 ホームセンター店内 5】 店内は薄暗く、非常灯がぼんやり浮かび上がる。 人のいない店内はなんだかだだっ広く、それだけでも薄気味悪い気がした。 サービスカウンターにあるスイッチをカチカチ押してみるが、電気は点かない。 点かないな…それともコレは違うとこのかなぁ? サービスカウンターから懐中電灯を取り、正面口から見て回ることにした。 大きな硝子張りにシャッター、奥にトイレがある。 正面口前は、営業時間に外置きしている商品でごった返していた。 ちょーっと向こうへは行けそうもないな、トイレはやめとこ。 店内に戻り、奥から商品棚を見て回る。 久々に来たけど、あんま配置とか変わってないみたいだね。 一通り見てみたが、出入口や窓は見当たらなかった。 んーと、あとはストックルームか。 銀色の開閉扉を押し、中へ入って行く。 室内は一層暗く、懐中電灯で照らす。 初めて見るそこには、棚一杯の商品と段ボールが積み上げられていた。 真向かいから線状の光りが射している。 シャッターだ…搬入用なのかな? 隣の奥まった所には裏口と思しき扉と作業机などが見えた。 出入口は3ヶ所か。 正面口は開くか分かんないけど…。 場所の確認を終えると早々にその場を立ち去った。
151 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/27(木) 23:13:35 ID:EAV1VHBy0
ボーリング場には誰もいません
【1日目 15:00 駅前マンガ喫茶デネブ 休憩室】 A「なぁ、お前知ってるか?今この街凄い事になってるらしいぞ…あぁ早く家に帰りたいなぁ…」 Aさんはこのマンガ喫茶で働いている一つ上の同僚で 根は良い人なんだけど少し苦手 佐藤「そうですねぇ…ていうか、さっきからお客さん一人も来ていませんよね?なんだったら先に上がって良いですよ?」 A「おぉ〜そうか〜ならお言葉に甘えて…お疲れ様〜」 カランと扉が閉まり気付けば一人になっていた、客も居ないのでパソコンで遊んでいると [人が人を襲う事件が多発、外出は危険なので鍵をしめ家で大人しくする事] 佐藤「Aさんが言っていたのってこの事かぁ… ってAさん外出ていっちゃったけど大丈夫なのかなぁ…」 外を見るとAさん駅に向かって歩いている 佐藤「しかし人っ気がないなぁ…」 Aさんを目で追っていると 横から女性がAさんの方に近づいている、全く人がいないわけではないのかと一安心した時だった、突然女性がAさんの首筋に噛み付いたではないか
153 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/28(金) 00:07:03 ID:JskBc8At0
↑だからボーリング場なんて無いってば!
154 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/28(金) 00:17:02 ID:JskBc8At0
だれかGMやって ぐだぐだになる
もうなってるよ 自然消滅も時間の問題
逃げようとしているものたちを阻むためか・・・ それともただ単に偶然に従いそこに蠢いているだけなのか・・・ ゾンビ達は消防署の周りを彷徨っている。 もちろんそれは裏車庫の周りも例外ではない。 ■春日・佐々木は消防署裏手の予備車まで到達してください。 ■消防署を出てから予備車到達まで2人で計5レスを消費します。 ■消防署内に(常識の範囲内で)有るものを利用してゾンビを引き付ける・撃退するか、 もしくはそのまま強行突破するかを選択して行動してください。 ■強行突破する場合は、書き込みの下一桁秒数がの場合はゾンビに捕まります。 3レス以内にもう一人が救助行動を取らない場合、ゾンビによって負傷します。(感染性の有る傷かは不明)
■強行突破の場合のゾンビに捕まる秒数は1,3,5です。
いつもならワイドショーやメロドラマをやっているはずのテレビ。 だが、今日のテレビにはそんな日常とはかけ離れた画面しか映し出されない。 軽妙な口調のコメンテーターも、安心して見れるあの俳優の姿も見えず、こんな画面が流れているだけだった。 ************************* 「緊急放送」 本日未明より、全国的に伝染性の病気の罹患者が人を襲うという事件が多発しています。 罹患者が集まっている可能性がありますので、公園・警察などの通常の避難指定場所への 避難は避けてください。 避難所・及び事件の情報が出次第、放送いたしますので、 それまで落ち着いて自宅に待機してください。 ************************** ■美袋・藤原・森・聡一郎は、テレビを見た次のレスから戸締りなどの行動を開始できます。 ■17:00までに3人以上が戸締りに取り掛かれない場合、 17;00になった時点のレスの秒数の下一桁の数のゾンビがホームセンター内に進入します。
【1日目 15:00 ホームセンター店内→休憩所 7】
事務所へ戻ると、聡一郎君の姿がなかった。
二人に尋ねようかと思った時、隣の休憩所からテレビ音声が漏れ聞こえてきた。
早速観てるんだ?
休憩所へ入り声を掛けた。
「
>>148 どお?何かやってる?」
そう言いながら席に着き、テレビに顔を向けた。
この時間ならワイドショーやってるし話題になってるかも…。
そんな期待を持っていたが、神妙な面持ちの報道人が原稿を読み上げている。
>>158 それは正に、この不可解な出来事に関してだった。
人を襲う…伝染性…それも全国的に…逃げ場が無い…
「落ち着いてなんかられる訳無いじゃん!
警察署に行くなって、警察は一体何してるのよ?電話も繋がらないし…救助には来ないわけ?」
やり場の無い気持ちが怒りとなり言葉に出た。
荒げた息を深呼吸して整え、続けて言った。
「全国的にこんなんなら、どこ行く宛ても無いんだし、ここでどうにかやり過ごすしかないですよ。
やっぱり出入口や窓の封鎖固めましょうよ。
音出すのがマズイなら何か積み上げるだけでも…。」
【1日目 15:00 駅前マンガ喫茶デネブ 休憩室】 自分のバックから双眼鏡を取り出しAさんの方に向けると、既にAさん辺りは血溜まりになっとおり ピクリともしていない 佐藤「う、嘘だろ…?ビックリカメラかなんかかだろ、そうに違いない!」 すると血の臭いを嗅ぎ付けたかのように女性以外にも人が集まって来たようだ 佐藤「ちょ、何しようとしているんだ……?」 双眼鏡で集まった人々を見ると、肉が削げ落ちようなヵ所が所々見える 佐藤「冗談だろ…あれじゃあまるで映画に出てくるゾンビじゃないかよ…夢でも俺は見てるのか?」 試しに頬を抓ってみる 痛い 紛れも無い現実だ、今だにAさんが死んだことが考えられない。 再び駅のAさんが倒れている場所を確認する、Aさんがいない 佐藤「もし、ゾンビだとしたら映画で見たことあるぞ…生前の記憶で人がいそうな所に帰ってくるって…てことはやばいぞ…」 急いで窓のカーテンを閉め入口に鍵をかけかける。 佐藤「鍵だけじゃ駄目だな…客も居ないことだし、ここは本棚を動かして…って重すぎる…何か他に…しょうがない勿体ないけど、ごめんなさい!」
【1日目 15:00 駅前マンガ喫茶デネブ 入口近く】 ガシャァン! 床にパソコンをたたき付け、パソコンが乗っていた小部屋を無理矢理分解 ドアに引っ掛ける しかし待て、ただの板3枚で防ぐ事が出来るのだろうか…あまり意味がないんじゃ… そう思った俺はとにかく物をドアに積む と言っても漫画喫茶には本ぐらいしか無く 近くの本棚の漫画を5冊ぐらい一気に持ち、積み上げる 随分積み上げたのではないだろうか? 50冊ぐらい詰んだ所で一息つく 佐藤「ここはビルの二階にあるし…ビルの入口は手動のドアなんで此処まで来るのに時間が掛かるだろう…心配するな、大丈夫だ…此処には食料もインスタント食品だってあるし、飲物だってまだこんなに…電気が途絶えなければまだまだいけるな…」 椅子に座り呟く
●ボーリング場には誰もいません
■ボーリングに鎖を付けて落とせばゾンビを倒せます。 ■ボーリング使用時には秒末尾に関わらず安全に戦えます。
【1日目 15:00 駅前マンガ喫茶デネブ 入口近く】
佐藤「そいえば今日はオフ会の予定だったんだよな…」
溜息をつき近くにあるテレビの電源をつけるてみる、この時間ならニュースか何かやっているはずだ。
>>158 全国的に伝染性の病気の罹患者が人を襲うという事件
「全国的!?こんな現象が他にも起きているのかよ?
何々・・公園・警察などの通常の避難指定場所
そうだ!警察だ!警察に電話して助けて貰えばいいんだ!」
ポケットから携帯を取り出し番号を打ち込む
ピポパ
トゥルルルトゥルルル
現在、回線が込み合ってお(ry
「流石に無理か…まぁ、ニ、三日経てば救助隊が来てくれるだろう・・・
しかし此処はパソコンやテレビで情報が得られる分
どこに逃げれば良いか分かるけど、他のところに非難している人々はどうしているんだろう…」
母さん、親父・・今なにしているんだろう…
165 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/30(日) 01:15:17 ID:RL+GP9Bh0
元気にやってますよ
/""\ ウー (´・A・`) ウー ) ⊃ )⊃ >>⌒>>
■ボーリングに鎖を付けて落とせばゾンビを倒せます。 ■ボーリング使用時には秒末尾に関わらず安全に戦えます。
【1日目 16:00 北消防署二階事務室 1】
>>147 「これだけ混乱している状況だし車は無理と考えてましたけど・・・、予備車両ってことは大型車なんですよね?」
「大型ってわけではないですけど、この間、新しい消防車と代わったやつで、旧式ですがまだ十分使用に耐えれますよ」
車があれば、どこに行くかは置いておいても移動が楽になるだろう。
幸い、運転しなれた消防車だ。放置車両を避けて進むくらいならできる自信がある。
>>147 「裏口の奴等に見つからないように行く方法はあります?それとも、強行突破?」
春日さんにそう聞かれ、俺は少し考える。
そういえば裏口にまだ居るのか、流石に強行突破は辛いな。
それに装備を整えないといけないよな。
ちらりと時計に目をやる、時間は午後四時を少し回ったところだ。
急いだ方が良さそうである。
「出るのには非常階段を使いましょう、表や裏よりは手薄なはずです」
「後、消防署の中にある物で必要な物は何でも持っていってください、脱出しましょう」
俺は春日さんにそう言うとロッカールームの扉を開けて、中に入る。
どうせだから俺の戦装束に着替えてやろう。そう思いながら。
169 :
本当にあった怖い名無し :2007/09/30(日) 19:16:29 ID:4p5e++C20
なぜそんなにボーリングにこだわるのか?
名前:アドルフ・ヒ○ラー 年齢:118歳 性別:男性 容姿:チョビ髭、ナチス 職業:独裁者 性格:ナチスの科学力は世界一ィィィ!! 特技:ボーリング ハジメマシテ、今から参加していい?
特技に予言追加 他のスレから来ました ドゾ、よろしく
アレ?よいしょっ
【1日目 16:00 F市某所 2】 その日のF市はいつもと様子が違っていた。 暗い部屋に1人の男がたたずんでいる・・・。 「フフフ・・・もうスグ私の時間が来る。 もうスグ・・・もうスグだ、覚悟シロ、フハハハハッ!!」 日没まで約二時間、男はみんゴルしながら待つ事にした。
【1日目 16:00 ホームセンター店内→休憩所 2】
>>159 「どお?何かやってる?」藤原さんの言葉に、我に帰り、『緊急放送』の画面から流れるアナウンサーの言葉にくぎづけになったまま、小さく呟く。
「やばくないですか。」
>>159 「全国的にこんなんなら、どこ行く宛ても無いんだし、ここでどうにかやり過ごすしかないですよ。
やっぱり出入口や窓の封鎖固めましょうよ。
音出すのがマズイなら何か積み上げるだけでも…。」
テレビを見て声を荒げる藤原さんに同意する。
「やっぱ、戸締まりしなきゃですよね…襲うって…しかも伝染るんでしょ?かなりまずいですよ。
幸い店はまだ開店してないからシャッターとか下りてるんじゃないですかね?」
立ち上がりながら話す。
「緊急事態ですし、多少の事ならお店も許してくれますよ。
もし駄目でも感染したあの男がやったって言えばいいし…。」
売り場に続く扉を開き、呼びかける。
「二人でやります?」
【1日目 16:00 北消防署二階事務室 3】
>>168 「でるのに非常階段を使いましょう、表や裏よりは手薄なはずです」
「後、消防署の中にある物で必要な物はなんでも持っていってください、脱出しましょう」
そう言うと、佐々木さんはロッカールームに入って行った。
ん?レスキューの衣装にでも着替えるのかな?やっぱ気分も変わってくるものなのかねぇ・・・。
さて、俺は使えるものでも探しに行くとするかな。確か三階が倉庫だったっけか。
三階に上がり、倉庫に向かい扉を開け、倉庫を物色する。
「んー、使えるものって言ってもなぁ・・・ラジオ発見〜、懐中電灯発見〜。まぁ、こんなもん?」
あまり大荷物になるのもあれだし、最低限の物だけでいいかな。
そう思い、部屋から出ようとした時にふとあるものが目についた。
・・・なんでこんなとこにあるのか知らないけど、コイツは使えるかもね。
後は、水とナイフ、それとバール・・・まぁそんなとこだろう。
コイツを手に取り、その後残りの必要なものを取りに行った後、事務室に戻った。
「いいもの見つけたんだけど、奴等おびきだすのに使えないですかね?」
ロッカールームに聞こえるように喋りかけた。
その手に目覚まし時計を持ちながら。
176 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/01(月) 23:28:27 ID:mnhRZTXQ0
半ゾンビ状態ってないのか? 人肉も食いたいし、普通に飯も食いたい。 心臓は動いてないけど、体は動く。 会話も出来れば、仲間とカラオケもいける。 しかし、ゾンビの集団にいても誰も食おうとしない。
177 :
まみ :2007/10/02(火) 04:13:38 ID:sQe3G61s0
おはようございますo(^-^)o 最近携帯新しいのに替えました!! CASIOのW53CAです('-^*)/めちゃめちゃカメラ機能がスゴい!! 昨日も出かけた先でいっぱい撮ってきました。 最近のまみのお気に入りは撮った画像から何枚か選んでL2サイズのちょいデカいバージョンに現像し 写真立てに入れて飾ることですo(^▽^)o 風景とか人物とか下手だけど飾るとなると何故かキレイに見えてしまうところはマジックですね!!
【1日目 16:00 ホームセンター事務所 4】 椅子に座って窓から外を眺めながら、ぼんやり考えた。 森…森が二人も… 「…」 この名前を別の呼び方で呼ぶのは無理だ。 何やってる奴なんだろう。 ま、どうでもいいか。 それにしても、やたら動き回る奴だ… せいぜい働いてもらうさ。 「ジッ」 二本目のタバコに火をつけて、椅子に深く座った。 外の景色は変わらない。 このまま何も起こらなければ、さっさと帰ればいい。 「…」 もう一度電話をかけてみた。 つながらない。 もう少しだけ、ここから外を見ているか…
【1日目 16:00 ホームセンター休憩所→ストックルーム 5】
良かった…聡一郎君が協力してくれるみたいで。
内心、一人でやるはめになるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。
>>174 「ええ、正面口は硝子張りだけど、シャッターが閉まってるから大丈夫だと思うわ。
店内は窓無いから問題ないと思うんだけど…ストックルームに裏口とシャッターがあったの。
どっちも鍵掛かってたけど、そこが気掛かりだからやっちゃいたいと思ってて。」
事務所へ行き、美袋さんと森さんに声を掛けた。
「テレビの報道聞こえました?
美袋さんが言ってたように、可笑しな輩が沢山うろついて人を襲ってるそうよ。
いつ襲撃されるか分からないからやっぱり出入口の封鎖をしますので…。」
そう言い残し、ストックルームへ向かった。
さて、どうするかな?
施錠はされてるから壊されない限り大丈夫だろうけど、何か置くか立て掛けるかしといた方がいいだろな。
ストックルームを見回し、作業台に目星をつけると、脚を持ち上げようとした。
うーっ‥重いな。
木製の頑丈な作業台はかなりの重量があった。
誰か来るの待つしかないなぁ。
ゾンビの定番ってショッピングモールだよね 最近のゾンビ、全速力で追いかけてくるのが怖い
【1日目 16:00 ホームセンター休憩所→ストックルーム 6】
>>179 「…ストックルームに裏口とシャッターがあったの。
どっちも鍵掛かってたけど、そこが気掛かりだからやっちゃいたいと思ってて。」
そう言ってストックルームに向かう藤原さんの後を追う。
途中、美袋さんと森さんに話しかける藤原さんに続けて声をかける、
「伝染って頭おかしくなるらしーですよ。しかも、多発してるっていってました。かなりやばそうですよ。」
ストックルームに入ると藤原さんが一人で作業台を持ち上げようとしていた。
「それかなり重そうですよ。手伝いますから一緒に持ち上げましょうよ。」
藤原さんの反対に回りこみ、台の下に肩を突っ張り声をかける。
「せーの、よいしょっ!」
『ガタン』思ったより大きな音をたて、作業台はストックルームの裏口を塞いだ。
「これなら、よっぽどの事がないかぎり大丈夫でしょう。シャッターは…これをとりあえず立てかけましょうか、そっちを押して下さい。」
反対の壁一面を覆っている陳列棚をゆっくり押す。
『キイィィーー。』
「なかなか重いですね。あの二人が手伝ってくれたらいいんですけど。」
そう言って、事務所の方に声をかける。
「すみませーん、ちょっと手伝ってもらえませんか?」
【1日目 16:00 ホームセンター事務所 7】
頭の後ろで手を組み外を眺めていると、森(男)が声をかけてきた。
嫌だぜ肉体労働なんて。
ストックルームに入ると、棚を動かそうとしていた。
なんでそんなバリケードみたいな事してんだ。
>>181 「よう…そこまでやんなくてもいいんじゃねえの?
どうしてもそいつを動かしたかったら、もっと他にあるだろ。
家具を動かしやすくする、あれ…下に敷くやつ。もらっちまえよ。
ホームセンターなんだから、もっと楽しようぜ」
まあ俺はそんな事しか考えてないって事さ。
さて、せっかくだから、出入り口やら窓なんかを見て回るか。
全部の出入り口を塞げる訳ねえけど…
行き掛けに見つけたバットを手に取って、素振りしながら店内に向かった。
【1日目 16:00 ホームセンターストックルーム 8】
聡一郎くんの手を借りて、どうにか作業台を裏口に立て掛けた。
これで向こうから押しても簡単には入れないわね。
いざって時はこれ動かせば外へ出られるし。
シャッターへは棚を…と、動かそうするが、たやすく動いてはくれなかった。
聡一郎くんが二人を呼ぶ。
美袋さんは手伝いにきてくれたのかと思いきや、言葉だけかけてどこかへ行ってしまった。
ヤな奴…ちょっとは協力してくれたらいーじゃん。
>>181 「仕方ないね、二人でやりましょうか。
動かしやすくする便利グッズあるみたいだけど、知ってる?
私はキャスターくらいしか知らないわ。」
あるならそれ使えばいいし、ないなら棚を軽くしたらいいし。
陳列棚に目をやり、重い商品の箱を下ろし始めた。
ゾンビとガチバトルして遊ぶスレはここかい?
185 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/04(木) 15:59:37 ID:ACmzp1VB0
保守
186 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/06(土) 03:54:18 ID:RarFqzZi0
美袋(みなぎ)読みにくい
美袋(みふくろ)でいいじゃん
>>182 美袋さん、死亡フラグ立ってるよ
あぶないって
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うお!なんかすごいところに迷い込んじまったぞゴルァ! ./ つ つ \______________________ 〜(_⌒ヽ ドキドキ )ノ `Jззз
美袋さんはハードボイルド気どってるんだな 藤原さんは何か天然っぽい
爪羅根衛
ゴッコスレに感想とか書くな馬鹿。
中間状況 ■ホームセンターの現在の状況 ・聡一郎・藤原は封鎖行動に入っています ・美袋はTVを見ていないため、現在は封鎖行動とはみなされません ・森は書き込みが無いため封鎖行動には参加していません ■消防署の現在の状況 ・現在は強行突破・状況を利用の選択は終了していません。 ・行動を選択し、消防署を出発してから5スレでの予備車到着となります ■漫画喫茶の現在の状況 ・佐藤は漫画喫茶に篭城しての現状維持の状況です ・今後の行動によりイベントが投下されます ■竜上自宅の現在の状況 ・竜上は自宅での現状維持の状況です ・今後の行動によりイベントが投下されます ※現状の書き込み内容では参加続行・参加終了の判定が出来ないため 扱いは保留となります
192 :
聡一郎 22 ◆zjDUiJsJfc :2007/10/09(火) 02:03:20 ID:hXRRuGThO
【1日目 16:00 ホームセンターストックルーム 9】 美袋さんは手伝ってくれず、未だ薄暗い店内に入って行った。 動かしやすいものねぇ…。 「俺も台車くらいしか知りません。まあ、俺も箱下ろしますよ。そんなに数ないしぼちぼちやりましょう。」 そう言って一緒に棚の荷物を下ろす。 「ってか、美袋さんと知り合いじゃないんですか?一緒にいたから彼氏かと思ったんだけど。」 思ったより荷物は少なく、棚はある程度軽くなった。 「よし、これなら押せますよ。藤原さんそっち押して下さい。」 反対側を指差し、棚を押しにかかる。 よ〜し、良い感じかな。 『ガタッ』音をたて棚がシャッターを塞ぐ。 「じゃあ、動かないようにまた荷物を載せましょうか…結構疲れますね〜俺体力ないんですよ。」 上がった息をごまかすように、笑いながら話す。
(・∀・)ドキドキ
【1日目 16:00 ホームセンター ストックルーム→事務所 10】
聡一郎くんも美袋さんの言う、便利グッズを知らないようだった。
手分けして作業に取り掛かっていると、聡一郎くんが不意に話しかけてきた。
>>192 「彼氏?違う違う。
コンビニ店員に襲われてるとこを助けてもらって、ここまで送ってもらったのよ。
始めはイイヒトそうに見えたんだけどねぇ。」
そう言って苦笑いした。
棚が動かせる程になったところでシャッター前に移動させて、下ろした商品を元へ戻す。
「体力ないんだ?私もよ。
受付の仕事にこういう作業ないからね。
朝から飲まず食わずだから力も出ないし。
戸締まり終わったら何か食べる物探さないとね。
…さ、これでここは大丈夫そうね。
事務所へ戻って扉の封鎖やっちゃいましょうか。」
店内へ行った美袋さんの姿を探しながら、事務所へ戻って行った。
【1日目 17:00 ホームセンター ストックルーム→事務所 1】 藤原さんの“食べ物”という言葉に反応したかのように腹が鳴る。 「本当、早いところ戸締まりやってなんか食べないと餓死しちゃいますね。」 腹の音をごまかすかのようにでかい声で話しながら藤原さんの後に続き事務所へ向かう。 事務所でぼんやりしている…寝てるんかな?森さんに聞こえるように話しながら事務所を点検する。「さっき壊した扉、藤原さんが用意してくれてた道具で閉じちゃいますね。」 部屋の隅っこに集められた板や金づち、釘を手にとり作業を始める。決して小さくない音が辺りに響く。 さっきの奴の仲間が来なけりゃいいけど。 いささか不格好だが何とか閉じた扉に、机を立てかける。強度も完璧だ。 「できた!飯めし〜!一応これで大丈夫じゃないですか?食べ物でも漁りに行きましょうよ。」
【1日目 17:00 自宅 2】 母はいつまでたっても帰ってはこない 俺は冷蔵庫から飲み物と冷えたチャーハンを出した チャーハンは電子レンジへ運び暖めた 2分ほどで チンッ という愉快な音を聞いてチャーハンを取りに向かう 腹が減っては戦はできぬと思いつつ目の前のご飯を食べた
【1日目 17:00 北消防署二階事務室 3】
>>175 事務室に戻りロッカールームに向かって声をかけたが返事はなかった。
「佐々木さ〜ん、何時まで入ってるつもりですか〜?日が暮れて視界が悪くなると大変ですよ」
おちゃらけながらも最後の部分は真剣な声で再度声をかけるが返事はない。
トイレでも行ったのかな?それともまさか・・・。
ここでふとある種の疑念が浮かび、ロッカールームの扉に聞き耳を立てると中から物音が聞こえる。
人がいたから中は安全かと思い込んでたけど、佐々木さんも出社してきたばかりと言ってたっけ。
中に奴等が隠れていた可能性だってあったんだよな・・・。
ちゃちなホラー映画みたいな展開じゃないんだから止めてもらいたいけど、ね。
持っていた荷物を置き、バールを握り締めロッカールームの扉の前に立った。
もし佐々木さんが着替えてるだけなら、笑い話で済ませられる。むしろそうであってほしいよ、本当に・・・。
「佐々木さん・・・、入ります、よ?」
もう一度ロッカールームに声をかけるとドアノブに手をかけ、ゆっくりと扉を開けた。
>>197 うっわ〜〜、こえ〜〜よ〜〜
早く佐々木さんの様子が知りたい!
>>198 だから〜、ゴッコスレに書き込むなよな!
ドラマのロケを見に来た野次馬が、そのままドラマのシーンに映り込んでるのと同じだよっ
【1日目 17:00 北消防署二階ロッカールーム 4】
「…これでよしっと、まだ少し重いが、これ位なら大丈夫だな」
消防服を着込んだ自分を見ながら、呟く。
見た目以上にかなりの重量がある消防耐火服だが、余分な装備を外せば幾分かは軽量化できる。
それに特殊な繊維で作られたこの服の強度は折り紙つきだ、もし奴らに引っ掻かれたりしても中まで通じることは無い。
「ん」
ふとある物に気がつく。
それは、ダンボールに入ったレスキューナイフ用の替え刃だった。
何でこんなところに、と一瞬考えるが、すぐにあることが閃いた。
俺は閃きに従って、側のロッカーから包帯を取り出すと早速、工作に取り掛かった。
工作と言っても、替え刃の柄部分に投げやすいように包帯を巻いて固定するだけなのだが。
それを幾つか同じように作り、出来た物を腰の工具ホルスターに入れていく。
手製のスローイングナイフ、少なくとも牽制位には使えるだろう。
黙々と工程をこなし、最後の一枚が完成する。
「よしよし…」
>>197 「佐々木さん・・・、入ります、よ?」
「へ?」
>>197 心配そうな顔つきで扉の向こうから現れた春日さんに対し、
夢中で工作していた俺は間の抜けた返答をしてしまうことになった。
普段は偏った放送ばかりで真実を告げることはめったに無いテレビ。 そのテレビが久々に告げた真実は、ホームセンターのメンバーに伝わる事は無かった。 事件の重大さに気づき、扉を塞ぐ前に、ゾンビが店に侵入してきた。 イベント『TV』終了 ■扉を防ぐ行動を取ったのが2人の為イベントは失敗です。 ■17:00になった時点の書き込み秒数下一桁が7の為、7体のゾンビが侵入します。 ■森、聡一郎、藤原、佐々木の4名はゾンビを撃退して扉を防ぐか、外への逃亡を選択してください ■外への逃亡の場合はイベント「オアシスへの行軍」と同様の危険フラグが適用されます ■撃退の場合、格闘(もしくは武器使用)での撃退の場合、7レスの消費+扉の封鎖で1レスの消費を必要とします 格闘以外でのホームセンター内にある道具(ホームセンター内に有るのが適当と思われるものに限る) を使用して工夫して撃退する場合、ゾンビの撃退は3レスの消費となります。 ■撃退の場合、書き込みレスの秒数下一桁が1,3の場合はゾンビによって負傷します。(感染性の有る傷かは不明)
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所→店内 5】
体力がないと言いつつも、流石は男性。
聡一郎くんは手早く壊れた扉の封鎖を完了させた。
>>195 「上出来上出来。凄いね、完璧だよ。
じゃ、食べる物探しに店内行ってみましょうか。」
俯く森さんを横目に事務所をあとにした。
食料品てどの辺りだろ?
適当に目星をつけて歩きだすと、どこからか引きずるような音が聞こえてきた。
「美袋さんですかぁ?」
…返事はない。
不穏な空気に怯えながら、音の鳴る方へそっと近付き物陰に隠れて覗き込んだ。
何で!?戸締まりしたのに…。
視線の先には
>>202 奴らがうろついていた。
「聡一郎くん大変!見て!どうしよう…。」
戸惑い、そこに固まってしまった。
(゜ロ゜)
【1日目 17:00 北消防署二階事務室 6】
>>197 開けた扉の先には心配とは裏腹に着替え終わり夢中に何かを作っている佐々木さんがいた。
おいおい・・・工作でもしてたのかよ!
>>202 「へ?」
身構えているこちらに顔を向けると間の抜けた声をだした。
「へ?じゃないですよ〜、何回も呼んだのに答えないからてっきり隠れていた奴等にやられたのかと思いましたよ、まったく」
苦笑しながら佐々木さんにそう言った。まぁ、なにはともあれ杞憂で済んで良かった。
「で、何を作ってたんです?」
ふと気になって工作の品が何かを聞いた。簡易ナイフ?だろうか、柄と思う部分には包帯が巻かれている。
「牽制用に使うわけですか・・・。あ、話は変わりますけどさっき目覚まし時計を見つけて思ったんですよ。
何か音の出るもので奴等を正面玄関におびきだせるんじゃないかな?
なんか奴等、本能のままに動く!みたいな感じですし、音に敏感に反応するならこれで上手く突破出来ると思いません?」
ロッカールームを出て事務室に置いてある目覚まし時計を手で遊びながら言った。
【1日目 17:00 ホームセンター店内 7】 「…」 ふらふらと手にしたバットを振りながら、店内をうろついていた。 通り掛かったのはカー用品の棚。 はー、俺のクルマもきれいにしてやらなきゃあな。 芳香剤くらいは置くか… と、そんな事を考えていたら、足音が聞こえる。 棚の影から覗くと、例の奴がふらふらと歩いていた。 おっと…一人や二人じゃないぞ。 すばやく隠れた。 「ちっ」 ったく…あいつら、やっぱり戸締まりしてなかったのか。 バリケードごっこなんかやってる場合かってんだ。 しかし、どっから入ったのか知らんが、これじゃあ追ん出すのも一苦労だ。 さて、どうするかな…
Σ(゚Д゚;
【1日目 17:00 マンガ喫茶店内 8】 「何かあったらの為に荷造りでもしますかな…」 俺は店内を一通り見回し売店に目を止める。 まず手に取ったのは食料 と、言っても所詮はマンガ喫茶 インスタント食品や菓子等が多い、適当に腹持ちが良さそうな物をチョイスし鞄に詰める 「これと…これかな…」 ビーフジャーキにスルメイカそれに板チョコ 殆どがおつまみ系列 インスタントはお湯がなきゃ食べれないのでパス なんて事を気にしながら鞄に詰める、チョコは昔ハリーポッターだかなんかで甘い物は疲れを癒すとか書いてあったので入れてみた。 「さてと、お次はどうしましょうかね…ん…やっぱり対ゾンビ用に武器とか欲しいけど、ここにはバット所かナイフすらないしね…」 何かないかと、再び店内を見回すと個室にかけてあるカーテン掛けを見つけた、 これは全長約60pぐらいの鉄パイプ?まぁとにかく鉄の棒だ、長さ的にま太さ的にも調度良い あいにく簡単に外せるようになっているので 棒を外し時代劇の侍のように腰のベルトに引っ掛ける。 「武器も確保したし休憩っと…」
【1日目 17:00 北消防署二階ロッカールーム→事務室 9】
>>205 「へ?じゃないですよ〜、何回も呼んだのに答えないからてっきり隠れていた奴等にやられたのかと思いましたよ、まったく」
「いや…、本当にすいません」
そんな何回も呼んでくれたのか、まったく気がつかなかった。
手に持っていた最後の手製投げナイフを腰の工具ホルスターへと入れ、俺は立ち上がる。
そして、あの時使ったバールを手に、俺は春日さんの話を聞きながら事務室へと戻る。
>>205 「牽制用に使うわけですか・・・。あ、話は変わりますけどさっき目覚まし時計を見つけて思ったんですよ。
何か音の出るもので奴等を正面玄関におびきだせるんじゃないかな?
なんか奴等、本能のままに動く!みたいな感じですし、音に敏感に反応するならこれで上手く突破出来ると思いません?」
ロッカールームを出た春日さんは置いてあった目覚まし時計を手に取り、それを弄びながら話を続ける。
なるほど、確かにその考えに一理はある。策無しで正面突破するよりは良いだろう。
「分かりました、その案で行きましょう」
俺は春日さんの手から目覚し時計を受け取ると、廊下に続く扉を開ける。
「私がこれをセットして来ます、春日さんは先に非常口の方へ行っていてください」
【1日目 17:00 ホームセンター 店内 10】
作業を終え、藤原さんと売り場に向かう。薄暗いそこは営業中とは違い若干の気味悪さを感じた。
…誰かいるのか?
物音に反応して辺りを伺うと同時に藤原さんが声をかけるも、返事はなく、そのまま音のする方に近付いた。
>>203 「聡一郎くん大変!見て!どうしよう…。」
その声に藤原さんの後ろから覗き込んでみた。
「うわぁ」
感染者だろうか。皆、一様に青白い顔をし程度の差はあれ怪我をしているようだった。
「感染者ですよね、あれ。伝染るって事は、早いところ追い出すか…その、まあ…えーっと…殺すとか?」
藤原さんの顔色を見ながら続ける。
「感染したら頭がおかしくなるんですよね?じゃないとそうそう人なんて襲わないだろうし。
しかも治らないっぽいですよね。どう見ても致命傷っぽい怪我の奴もいるし。
俺ら、生命の危機ですよね?」
辺りを見回し、目の前にあったバールに手を伸ばす。
「これでやっちゃっていいですよね?」
【1日目 17:00 北消防署二階事務室 10】
>>202 「私がこれをセットして来ます、春日さんは先に非常口の方へ行っていてください」
そう言いながら事務室を出ようとしている佐々木さんに向かい、
「佐々木さん、正面にもいるかもしれません。気を付けて・・・」
と声をかけた。
正直、目覚ましの音なんかじゃたかが知れている。
本当に奴等が寄ってくるかわからない・・・上手くいってほしいけど、気休めみたいなもんかもな・・・。
ま、先に非常口に向かおうか。
非常口へ着き、扉から外を覗いても視界には奴等はいない・・・、本当に暴動なんか起きているのかってくらい静かな町に見える。
煙草をだし、おもむろに火を着けた。
灰皿も何もないけれど、落ち着くタメだ、構いやしない・・・。
後は・・・佐々木さんが戻ってきて、目覚ましの音が聞こえてきたら、作戦開始だ。
【1日目 18:00 ホームセンター店内 1】 まずいぜ、こっちに来る。結構な数だ。 「…」 棚に目を走らせてみる。 くそう、見てろよ…俺は逃げるだけじゃねえんだからな。 まず手に取ったのは液体ワックスの缶。さすがにでかいぜ。 次に…クルマ用のネジ式ジャッキ。耐荷重は1.2トンだ。 「うひゃあ〜」 ワックスを床にぶちまけた。 おお、これはいける… そして棚の下にジャッキを入れて、数センチ押し上げた。 まあ、いけるか… 棚の裏に回り込み、背中合わせになっている側の棚を上ってその上に腰掛けた。 見えます見えます、いろんなものが。 よし。 「おい、お前ら」 ガン、とバットで棚を殴り、変な奴らに向かって挑発してみた。 「ちょっとこっちに来てみろ、いい事教えてやるよ」
【1日目 18:00 ホームセンター 店内 3】
後ろでまくし立てるようにして話す聡一郎くんの言葉に、「うんうん」と頷く。
なんなのあのぐちゃぐちゃしたのは…内臓?
あんなんで生きてるなんてまともじゃないよ。
あんな化け物に殺される位なら…。
武器はないかと周囲を窺うと、どこからか騒がしい音が聞こえ出した。
音の出所を探すと、棚の上に人影が見えた。
>>210 「ねぇあれって
>>212 美袋さんじゃない?
あいつらをおびき寄せてるみたい…。」
何する気なんだ?こっからじゃよく見えないや。
奴らに気付かれないように足音を偲ばせ、見えやすい位置に移動した。
なんだアレ…。
床に液体が広がっている。
聡一郎くんに手招きして、床の液体を指差した。
>>210 「あの液体なぁに?」
返事を待たず続けた。
「ちょっとここで見てましょうよ。
美袋さん、何か考えがあるみたいだし、下手に動いてこっちに向かって来たらマズイから。」
遊びも、バイトも、趣味も特に無く、ただただ昨日と変わらぬ日常を 送りたかったバイトA。 彼にとって漫画喫茶デネブは人生に必要不可欠ではないものの、 生活の大部分の時間を費やすための大切なゆりかごであった。 昨日と日常が変わってしまった今でも、彼の習慣は、 彼をデネブに向けて動かした。 ■ゾンビ化したAが漫画喫茶デネブに向かってきます ■店内に引き込んでの撃退、Aをかわしての店外への逃亡、Aをほっておく のいずれかの行動を選択してください。 ■20:00までに逃亡・撃退を選ばない、もしくはAをほっておく場合は、 Aの動きに釣られて20:00になった時点の秒数下1桁の数のゾンビが店外に集まります ■Aを含む店外に集まったゾンビの数が6匹を超えた場合、バリケードは破られます
((((>_<))))
【1日目 18:00 マンガ喫茶店内 4】 「さぁて、外の様子でも…」 バックから双眼鏡を取り出し 双眼鏡を駅に向けてみる。 Aを見つけた、一直線目掛けて歩き回ってるけど…奴はどこに行くつもりだ? ん…もしかして、Aはこのマンガ喫茶があるビルに来ているのか? だとしたらマズイな、やはり立て篭もるだけでは駄目なのかね。 外の駐車場に行けば、乗って来た車があるけど…んー よし 決めた、Aが来る前に外に行こう 今からなら奴はまだ来ないはずだ!
バッグでしょ(´,_ゝ`)プッ
【1日目 18:00 ホームセンター店内 5】 棚の上から見ていると、奴らは俺を見つけたらしく 俺が乗ってる棚に向かってきた。アホめ。 「おい、言い忘れたけど」 そこは滑るぞ。 奴らはワックス地帯に足を踏み入れ、最初の奴がバランスを崩して転んだ。 さらに、そいつにつまずいて次々と倒れる。 「どーだ、ヌルヌルで立つ事もできねえだろ」 奴らは本当に起き上がられないらしい。素晴らしい効果だ… っと、何かの拍子に起き上がらないうちに。 ガツン、とジャッキで持ち上げた棚を蹴った。 不安定だった棚が、奴らに向かって倒れはじめる… ついでに俺も飛び乗った。 「うらあぁ〜」
【1日目 18:00 マンガ喫茶店内 6 】 ここから脱出しようとは言った物の… 正面から出ていったら確実に襲われちまう… いや、まてよ…確かこのビルには非常階段があるはず、そこから脱出すれば 奴らに発見されずに済みそうだ。 そうと決まれば脱出する前に確認しとこう 荷物は準備完りょ…あ、そういえば 確か昨日Bさんが置いてったノートパソコンがあったな。 「あれ?何処だっけ、確かここにあったと…おっ、見っけ…これか」 しかも店で充電してたから充電器もあるな、これは予想外だったぜ Bさんには悪いけどこのパソコン借ります、パソコンをバッグに入れて… さて、これで全ての準備が整った 後は非常階段を出た所に奴らがいないように願うことだな。
【1日目 18:00 北消防署正面玄関→非常口前 7】
玄関までやって来た俺は、受け付けの上に目覚し時計をセットする。
受け付けの中で見つけた二つの拡声器も電源を入れて、傍らに設置した。
これでかなりの音が期待できる。
「…さてと」
目覚ましがなるまで後三分だ。
それまでに春日さんの側に戻らなければいけない。
俺はもう一度、装置を一瞥した。
「うまく引きつけてくれよ」
小さく呟くと俺は非常口へと向かった。
非常口へと着くと、
>>211 春日さんは煙草を吸っていた。
微かだが手が震えている、やはり怖いのだろう。
もっとも俺自身、恐怖が無いと言ったら嘘になる。
「後少しであれが鳴ります、大丈夫、必ず成功しますよ」
半分は自分に、もう半分は春日さんに。俺はそう言った。
【1日目 18:00 北消防署非常口 8】
非常口で煙草を吸いながら待っていると、佐々木さんが非常口にやってきた。
>>220 「後少しであれが鳴ります、大丈夫、必ず成功しますよ」
こちらを見て佐々木さんはそう言った。
俺の微かな手の震えに気付いたらしい・・・こんな時でも他人を気遣えるなんて、たいした人だよ、まったく。
「そうですね、上手く行きますよ、絶対に・・・ね」
―ジリリリッジリリリリリンッ―
俺が言葉を返すと同時に、大きな音が聞こえた。
渡した目覚まし時計だ!佐々木さんが上手くやってくれたのか、本来の音量の何倍もの大きな音が聞こえる。
非常口から外を見ると、裏手の角から奴等が数匹出てくるのが見えた。
やっぱり裏口の前に溜まったままだったんだ・・・けど、思った通り音に反応してくれている。
「音ってのは正解でしたね、上手く表に向かってくれている・・・」
そう言いながら、最後尾の奴等が表の角を曲がるのをじっと待つ。
一人、二人・・・そして今最後尾の奴が表の角を曲がりきった、行くなら今だ。
「行きましょう、佐々木さん」
手に持ったバールを握り締め、非常口の扉を開けて外へ出た。
222 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/13(土) 23:24:11 ID:bnqDW+om0
ゾンビって正直あきねえ?
Σ(゚Д゚)
【1日目 18:00 ホームセンター店内 9】
陳列されていた品物が土砂崩れのようにこぼれ落ち、大音響とともに棚が倒れた。
バッチリ、変な奴らの上に。その上に俺が着地をきめ、俺のトラップは成功した。
「泥棒に入る奴は、捕まるんだぜ〜…特にお前らみたいなアホはな」
さて、何人だ。1、2、3、4。4人。4人はやっつけたな。
まだ棚の下で動いてるが、抜け出せやしないさ。
と、ちょっと余裕の構えかと思ったが、これで全部じゃないみたいだった。まだいたのかよ…って。
今気付いたが、その向こうに見えるのは、あの二人だ。
冗談じゃねえ、のんびり見物なんかしてんじゃねえ。
>>213 「おいっ!お前ら見てねえで働け!」
棚の上からワックス地帯を飛び越えた。
俺はバットで戦う事もできるが…
くそう、後で文句のひとつも言わせてもらうぜ。
【1日目 18:00 ホームセンター店内 10】
バールを手に取り勇んで感染者に向かおうとした時、美袋さんの姿が見えた。
>>213 「ちょっとここで見てましょうよ。美袋さん、何か考えがあるみたいだし、下手に動いてこっちに向かって来たらマズイから。」
藤原さんに同意し辺りを伺いながらそっと覗き込む。
うわぁ〜凄い音。あの棚に食料品がありませんように。
そんな事を考えながら見ていると突然怒鳴り声が聞こえた。
>>225 「おいっ!お前ら見てねえで働け!」
あ〜はいはい、何だよこいつは。ちょっと温厚な俺でもカチンときたぜ〜。
「藤原さん、美袋さんってちょいムカつきません?まあ、緊急事態だし仕方ないんでスルーしますけど。」
小さな声で藤原さんに話しかけながらバールを握って残った感染者どもに近付く。
「ここら辺濡れてるから気をつけて下さいね。っとなんか来ましたよ。」
こちらに気付いたのかフラフラと近付いてくる感染者にむかいバールを構える。
「おらっ!」
とりあえず先頭の一人にバールを振りかぶる。
『グシャ』
嫌な音と感触に気分が悪くなる。
「うわぁ…藤原さん、なんかやっちゃっいましたよ。死んだのかな。ってか殺して良いんですよね?」
【1日目 19:00 ホームセンター店内 1】
グシャっ、と音をたてて一匹倒れた。うお、ムゴイぜ…
森(男)がやったのか。
>>226 「やればできんじゃねえかっ」
俺も一番近くにいた奴をバットで殴った。バキッ、と音がした。
しかし、こいつらもひどい姿をしている。
ひどい裂傷がたくさんあるし、流れた血が固まって、破れた服にこびりついている。
どうやってついた傷なのか分からないが、猛獣にでも襲われたみたいな傷だ…
でも、元気に歩いてる…しかも、すでに自我を失ってるのが分かる。
外で見たのと同じだ。なんかの病気か…
俺が殴った奴は、ふらふらしてからぱたっと倒れ、動かなくなった。
あと一匹は、俺から遠ざかっていく。
>>226 「一匹そっちにいった、ラスト」
なんなんだ、こいつら…
【1日目 19:00 北消防署非常口 2】
>>221 「そうですね、上手く行きますよ、絶対に・・・ね」
―ジリリリッジリリリリリンッ―
春日さんが言葉を返すと同時に玄関から大音量のベル音が聞こえてきた。
必要以上に大きく聞こえる、どうやら成功したらしい。
春日さんに視線を戻すと、小さく開いた非常口から外の様子を窺っている。
>>221 「音ってのは正解でしたね、上手く表に向かってくれている・・・」
どうやら奴らは順調に引き付けられているようだ。
>>221 「行きましょう、佐々木さん」
春日さんは俺に一声掛けると扉を開けて、外へと出た。
時刻は七時を過ぎたころ、幾ら日が長いとはいえ、素早く行動する必要があった。
「了解」
俺は付き添うように、同じくバールを握り締めて春日さんの後へと続いた。
消防署脇の空間に出た俺たちは一路、裏へと向かう。
その角で俺は気取られるないようにチラリと裏口方面を覗いた。
「…流石に全部は釣れないか、裏口にまだ一匹居ますね」
一人では無く“一匹”。人間というカテゴリからの除外。では奴らは何者なのだろうか。
まるで別種との弱肉強食の世界にいる妙な感覚。
俺は考えを振り払った。
何者であれ、俺はまだ死にたくはない。生き残らなければならないのだ。
タイラントまだぁ?(・∀・)チソチソ♪
【1日目 19:00 北消防署脇→裏 3】
外へ出るとその後に同じように佐々木さんが続く。
裏手の角からゆっくりと裏口方面に顔を覗かせると暴徒の一人がフラフラとつったっている。
>>228 「・・・流石に全部は釣れないか、裏口にまだ一匹いますね」
佐々木さんも同じく顔を覗かせて裏口を見ながら話かけてきた。
一人じゃなくて一匹・・・か、奴等はやっぱり人間じゃないのかな・・・。
「・・・どうしましょうか?倉庫ってのはどれです?」
佐々木さんにはそう聞いたが、頭では一番イイ行動はわかっている。
こっちは二人だ、オマケに武器を持っている、一人くらいなら簡単に済むだろう・・・。
それでも、出来ることなら接触せずに済ませたい・・・。
そう考えていると、不意に暴徒がこちらに振り向き、呻き声を上げフラフラと向かって来た。
「こっちに向かってきますね、仕方がない、やりましょう・・・」
そう言うと、先に質問したことの答えも聞かずに裏手に飛び出した、奴と対峙する形だ。
相変わらず手足が震える、完全にビビってしまっているが今はそんなことは言ってられない。
バールを振り上げ、思い切り左肩へ打ち下しすと、奴がよろけて倒れたが、まるでダメージがないように起き上がろうとしている。
思えば裏口の時も奴等は痛みを感じていないように何度殴っても手をつっこんできた。
何がどうなってるんだ・・・?
231 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/10/15(月) 09:13:08 ID:9i7hsp510
保守
232 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/15(月) 09:19:08 ID:n8fgpm/ZO
ウンコマン!しっこ!
233 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/15(月) 09:23:37 ID:zs/7komMO
しっこまん!ウンコ!
名前:榊 悠太(サカキ ユウタ) 年齢:18歳 性別:男性 容姿:178cm/70kg/黒髪ベリーショート、紺ジーンズ+白長袖Tシャツ+白スニーカー 職業:高校生(普通科文系3年) 性格:マイペース。 特技:柔道(初段)、英語。 趣味:ネット、筋トレ、何かに挑戦すること(だいたいすぐ飽きる)
【1日目 19:00 廃ビル屋上 4】 …テレビが言うには、なんでも今日本には伝染病が絶賛大流行中らしい。 事実俺はその感染者を何人も見た。 あれならいっそ吸ったらすぐ死ぬ毒ガス撒いてくれた方がまだマシだっての。 クソッたれ。 小さなビルの屋上から、町並みに目をやる。 太陽の沈んだ今頃、いつもなら通りはとっくに人工の光で溢れているんだけど、今日は暗い。 多分明日のこの時間も街は暗いままだろう。 「…これからどこに行きゃいいんだよ…。」 まだ思い出の少ない街を淡々と観察した後、溜息をついて俺は振向いた。 床に広がる血の海の中心に、制服を着た少女が倒れている。 ここまで一緒に逃げてきた子だ。 同じ高校の生徒なんだけど名前は知らない。聞く前に殺してしまった、殺すしかなかった。彼女も感染していた。 殺した後何度も吐いたが、まだ気持ち悪い。 ここから飛び降りたら楽になるかとか考えたけど、グチャグチャになって死ぬのは嫌だ。 …腹減った。餓死ってのは最悪だ。とりあえず、安全な場所で腹いっぱいメシ食って寝るまで死ぬの考えんのやめだ。 「…よし。」 少女に手を合わせた後、床に置いておいた包丁を拾い、下の階に続くドアに向って歩き出した。
【1日目 19:00 ホームセンター 店内 5】
何が始まるのかと美袋さんと奴らを交互に見ていると、
>>218 次々に奴らが転倒していった。
あれか、あの液体か?
次の瞬間、
>>225 凄い音を立てて棚ごと商品が崩れ落ちていった。
轟音に肩がすくむ。
「
>>225 おいっ!お前ら見てねえで働け!」
こちらに気付いたのか、美袋さんが怒鳴ってきた。
はぁ〜?よく言うわ。
封鎖の手伝いなんにもしなかったくせに…。
聡一郎くんもムカついてるようだけど、今はそれどころじゃないからね。
こちらに向かって来た輩を聡一郎くんが叩きのめす。
>>226 「うん…殺らなきゃ殺られるんだから、正当防衛だよ。
私、もう一度戸締まり確認してくる。
これ以上入って来られたらたまったもんじゃない。」
そう言うと見つからないように隠れながら、店内各所を徘徊。
施錠確認して回った。
【侵入:封鎖1レス消費】
【1日目 19:00 廃ビル4階→非常階段 6】 懐中電灯を点け、4階に続く階段を慎重に降りる。 これも包丁も無人だった100円ショップからパクってきた物。 どうせなら食べ物をもっとパクってくればよかった。 …ふと、店から物を持って行くことに違和感を感じなくなっていたのに気付く。 もう法とかモラルとかマナーを守っていられる状況じゃない。 数分後に自分が存在してるかどうかすら怪しいってのに。 「あー寒っ…こうなるならもうちょっと厚着してくりゃ…っていうか学校サボんなきゃよかった…。」 (隠れるならここのように人が寄り付かない場所がいい。 普段この廃ビルに来るのは不良ぐらいらしいし。俺不良じゃないけど。 肝試しするには街中だし小さくてつまんないって聞いたっけ。 まあ、この辺じゃ幽霊より熊の方が怖いんじゃねーの?) …なんだか馬鹿にした物言いが出来るのは、俺がこの街に来てまだ一年経ってないからか。でもこのビルの屋上から見る景色は好きだ。 恐怖を紛らわせるためか、無駄なことばかり考えてしまう。 とりあえず、ここに逃げて来た時と同じように非常階段で下まで下りよう。 周囲を警戒しながら暗い通路を進み、無事非常階段まで到着した。 階段を降りる度に鳴るカンカンカン、と靴が金属を踏む音がやけに耳に残る。 2階分くらい下りたところで、階段に座り込み頭を抱えた。 「どこ行くか決めてなかった…。あーもう。」 ノリで動きだしてしまった。どこに行く?どこに行けば? 感染者がウロウロしてるからコンビニとか人の家漁りにいくのも危険だ。 食べ物があって簡単に入れて近くて安全な場所…。 駅が近いから店は色々あるんだけど、どこに何の店があるかわからん。 (…駅前のビルに漫画喫茶があったな。前行った事がある。他にもレストラン、しょぼいホテル…) 「よっし…。」 駅前行こう。このビルの前に原付を停めてある、そこまでダッシュだダッシュ。 勢い良く階段を駆け下り始めた。カンカンカンという金属音が絶え間なく響く。
【1日目 19:00 北消防署脇→裏 7】
>>230 「こっちに向かってきますね、仕方がない、やりましょう・・・」
そう言うのが早いか、春日さんが裏手へと飛び出す。
慌ててその後を追うと、春日さんは奴と対峙し、その左肩へバールを振り下ろした。
奴はよろけて倒れるが、またふらふらと立ち上がり、春日さんへと近づこうとする。
「クソッ」
俺は駆け出すと、春日さんと奴の間に低い姿勢で潜り込む。
そして、そのまま地面に手をつき、奴の足を薙ぐように払う。
立ち上がり際を狙われた奴は前のめりに盛大に倒れ、地面にキスをすることとなる。
「こいつに構ってられません、急ぎましょう」
奴がこけたのを確認した俺は春日さんに促しながら、車庫へと走り寄る。
そのシャッターをガラガラと開けると、そこには真っ赤な車体が鎮座していた。
【脱出:4レス消費】
【1日目 19:00 駅前マンガ喫茶店内→非常階段4階 8】 食料はバッグに、武器は手に。 後はこの非常階段を降るだけ… 非常階段の鍵を開けて…よし 「下に何もいませんように!」 ドアを開けて。 ギィイ カンカンカンカン 「ここは4階だから別に息切らす程の長さではないな…外に出たら駐車場まで全力で走らなきゃいけないから焦らずに体力を温存っと。」 しかし、車に乗ったら乗ったでどこに逃げれば……
【1日目 19:00 廃ビル前 9】 ビルの前にスクーターを停めてある。 中古だしそんなにスピード出ないけど、あのノロマどもから逃げるには十分だ。 …中古はあんま関係ないか。 カンカンカンカンカンカンカンカンカンッ! 非常階段を下りきって、止まらず自分のスクーター目指して走る。 揺れる懐中電灯の光が、何人かの『人』を照らし出す。 個人的には『人だった獣』って言いたい。そうだったらどんなに気持ちが楽になるか。 そうしたら、屋上で俺がやったことはただの害獣駆除か…。人間の定義って何だ? 一瞬立ち止まってはゴール(スクーター)までのルートを探し、そしてまた走り出す。 どっかの少年向けアメフト漫画のようにつかまることなく抜けるルートが目に見えれば楽なんだけど。 「出来るもんなら捕まえてみろよ(Catch me if you can)…」 こちらに向かってくる感染者どもを睨み呟く。 ふとアメリカにホームステイした時にやった鬼ごっこを思い出した。 鬼ごっこの掛け声も同じだったっけ。 スクーターまでの後二十数メートルが遠く感じられる。 一瞬、視界に入った感染者の顔が“あの女の子”に見えた。 「…んなっ、近寄んなぁッ!」 もう少しだ、乗っちゃえばこっちの勝ちだ。
【1日目 19:00 北消防署裏 10】
>>238 「こいつに構っていられません、急ぎましょう」
俺と奴の間へと滑り込むように入ってきた佐々木さんは、奴の足元を薙ぎ払ったかと思うとそう言いながら車庫へと走り寄った。
同じく車庫へ走り寄り、ガラガラと音を立ててシャッターが開く間も、俺はいまだに奴から目を離せずにいた。
「・・・動かない、まさか、死んでいる・・・?」
小さくそう呟く。
あれだけ思い切り打ち下ろした打撃には苦もなさそうに起き上がってきたのに、それが、今は倒れたまま動かない・・・。
足元は関係ないとして、頭部への打撃・・・か?
考えこんでいると、バタンと音がした。横を見ると佐々木さんが運転席に乗り込んでいる。
それを見て、すぐさま助手席側に乗り込んだ。
そうだった、考え込んでいる場合じゃなかったんだよな、なんとか上手く行って良かった・・・。
「上手くいきましたね、それにしても、これから何処に向かいますか?佐々木さんは恋人がいるって言っていたけど、その人の所へ?」
エンジンをかける佐々木さんにそう尋ねた。
【脱出:5/5レス消費】
【1日目 20:00 北消防署裏 1】
>>241 「・・・動かない、まさか、死んでいる・・・?」
春日さんの呟きに一瞬振り返る。
奴は先ほど倒れた位置から動いていないようだった。
俺が殺した…ことになるのか。
しかし、今は気にしている余裕は無い。
辺りもすっかり薄暗くなっている。早く移動を開始しないとまずい。
俺が運転席に乗り込むと、春日さんも続いて助手席に乗り込んだ。
それを片目で見ながら、俺は挿しっぱなしのキーを回し、エンジンを掛ける。
>>241 「上手くいきましたね、それにしても、これから何処に向かいますか?佐々木さんは恋人がいるって言っていたけど、その人の所へ?」
「…あいつなら今はイギリスに居ます、この場に居なくて本当に良かった…」
いつもの癖でサイレンのスイッチを入れ、そして、アクセルを踏み込む。
消防車の真っ赤な車体がサイレンをバックに動き出す。
行き先はまだ未定、とりあえず大通りに出ようと俺はハンドルを切った。
ゾンビを撃退・扉の封鎖が完了し、落ち着きを取り戻した店内。 荒い息をつく美袋。 彼の手には格闘の余韻−爪によって出来た傷か牙によって出来た傷かは 定かでは無いが−が残り、格闘の激しさを表していた。 ■イベント『進入』は終了です ■美袋が秒数下一桁の条件に合致したため、ゾンビにより負傷しました (感染性は不明/今後のイベントにより発症の可能性もあり)
消防車は走りだした。 人間が生きている証拠となるサイレンを鳴り響かせながら。 ■イベント『脱出』終了です。
同僚Aは帰ってきた。 変わり果てた姿でいつもの安住の場所へ・・・ だが、そこには最早彼の同僚である、そして今はもう餌である佐藤の姿は見えなかった。 ■イベント『帰ってきた同僚』終了です
【1日目 20:00 廃ビル前→駅前 2】 捕まることもなく、どうにかゴールまで辿り着いた。 急いで中古の真っ黒い大型スクーターに跨る。 「鬼ごっこ終了っ。」 感染者たちには目もくれず、急いでスクーターを発進させる。 「のろま、デクノボウ、airball!」 そして感染者にむかって思いついた罵倒の言葉を次々に投げ付けた。 通りにスクーターの走行音が響く。 歩行者と車の代わりに、今日はグロいヤツらがそこら中をうろついている。 (轢きたくないし、安全運転安全運転) 衝突してヤツらの真っ只中に放り出されたりしたら目も当てられない。 そういえば事故った車や血痕はよく見かけるが、死体は一つも見当たらない。 それに前から気になってるけど、感染者の中に明らかに致命傷を負っているのに立って歩いてるのが結構いる。もう体に血残ってないだろってくらい出血してるのに。 ありえない事が多すぎ…誰か答え教えてくれ。 てか俺もあんなふうになっちゃうの? 感染したヤツらに何度も接近してるし、俺も…。 感染者を避けてノロノロ運転していたが、やっと駅前広場に辿り着いた。 さあどこに行こうか。レストランも色々ある、中華に和食に洋食に。 (あ、でも誰もいないし材料があるだけだから調理は自分でやんなきゃいけないんだ。) 「…。」 どこに行くかも決まらず、広場をグルグル回るばかり。名づけて一人暴走族。
【1日目 20:00 北消防署→路上 2】
>>242 「・・・あいつなら今はイギリスに居ます、この場に居なくて本当に良かった・・・」
そう言うと佐々木さんはサイレンのスイッチを入れ、通りに車を向かわせようと発進させた。
「それじゃ、なんとしても無事でいなきゃですね、また会うタメにも・・・」
ふと車から窓の外を見ると、先の動かなくなった暴徒が目にとまり、先程の疑問がまた浮かび上がってきた。
さっきの奴、肩への打撃にはなんなく起き上がってきたのに、転んだだけで動かなくなったな、あれだけ嫌な感触がしたのに・・・。
「もしかして奴等、頭部への打撃が倒す手段、なのかな・・・?」
倒れた暴徒が見えなくなり、前へ向き直りながら呟いた。
(゜ロ゜)
【1日目 20:00 F市内路上 4】
>>247 「もしかして奴等、頭部への打撃が倒す手段、なのかな・・・?」
窓の外を見ていた春日さんが小さく呟く。
「単細胞生物じゃあない限り、生物は頭部へのダメージはご法度ですからね」
ハンドルを切って、消防署脇を走り抜ける。
消防署の玄関に集まっていた奴らがこっちに気がつくが今更遅い。奴らを華麗にスルーする。
かなり遠くまで聞こえるであろうサイレンを響かせながら、消防車は路上へと出た。
「このサイレンに生残りの人間が気がついてくれればいいんですが…」
「後、警察の様子を見て行きましょう。もしかしたら、機能が回復してるかもしれません」
淡い希望だが、賭けずには入られない。
俺と春日さんは一路、警察署―街の中心部方面―へと向かった。
【1日目 20:00 F市内路上 5】
消防署の脇を抜け、正面玄関を見ると奴等が溜まっている。
こうやって見てみると、どう見ても致命傷を負っている暴徒達が何人もいる。
奴等は一体なんなんだろう?なんのためにあそこまで俺達に固執するんだ?
>>249 「後、警察の様子を見て行きましょう。もしかしたら、機能が回復しているかもしれません」佐々木はそう言いながら町の中心部に車を走らせた。
「機能回復ですか、期待はあまりできませんね」
ふと脇の路地を見ると、奴等が集まり座り込んで何かをしていた。
目を細め、それが何かを理解するまでは数秒がかかった。
奴等の隙間から見えたのは元人間のパーツ・・・それを奴等が喰っている・・・。
「・・・嘘だろ!?」
あまりのことに思わず声を大にしてしまった。
暴徒が人を殺す・・・それだけでも異常なのに、それを・・・。
奴等は人を殺して喰うことが目的なのか・・・?
おもむろに煙草を取りだし火を着けた。煙を吸い込み、そして吐き出す。
「煙草、勝手にすみません。それより、今の見ましたか?奴等、死んだ人間を・・・」
それより先は言葉を濁し、煙草をまたくわえ、煙を吸い込んだ。
平穏な日常に起こった惨劇、夢なら覚めてほしいってのはこうゆうことを言うんだな・・・ふとそんなことを考えながら・・・。
【1日目 20:00 F市内路上 6】
>>250 「・・・嘘だろ!?」
サイレンが響く車内でも一際大きく聞こえたその声に俺は春日さんの方を振り向く。
春日さんの視線の先、路地に一瞬何か見えたがすぐに視界から消えた。
「どうかしました?」
よく見えなかった俺は春日さんに問い掛ける。
春日さんはおもむろに煙草を取り出すと、それに火を付ける。
煙草の煙は好きでは無いが、彼なりの落ち着き方なのだろう。
春日さんが落ち着くまで、俺は運転に集中することにした。
しばらくすると春日さんが口を開いた。
>>250 「煙草、勝手にすみません。それより、今の見ましたか?奴等、死んだ人間を・・・」
「…ああ、すいません。よく見えなかったんですが…奴らが何か?」
俺が春日さんに問い掛けるとのほぼ同時に左の視界が開ける。どうやら警察署前に到着したようだ。
春日さんの回答を後回しにして、俺はサイレンを弱めながら消防車の速度を落とす。
だが…。
「うっ…」
見えた光景に俺は思わずうめいた。
バリケードのごとく停められたパトカー。その白いボンネットはことごとく赤黒い飛沫が飛び散っている。
地面にも赤黒い水溜りが広がり、側には警察の制帽が虚しく転がる。
あちこちで消防車の赤色灯に反射する小さなものはおそらく薬莢だろう。
戦場、そんな言葉が俺の頭を過ぎった。
【1日目 20:00 ホームセンター店内 7】
バールにこびりついた液体を見ながら、藤原さんの答を考える。
“正当防衛”か。
しかも俺は1人すでに殺した。いまとなっては、2人殺ろうが3人殺ろうが…そんな風に考えが麻痺してしまいそうになる。
すると、1人を殴った美袋さんから声がかかる。
>>227 「一匹そっちにいった、ラスト」
もう考えるのはやめだ。今は、自分の命を守る。それだけに専念しよう。
考え方をかえただけで随分軽くなった肩でバールを振り上げ、こちらにフラフラと歩いてくる感染者に振り下ろす。
『ゴキッ』
頭と、ついでに首の骨も折れたのかありえない角度に曲がった首に、感染者の死を確認して一息をつく。
「これで最後でしたね。」
戸締まりを確認に行った藤原さんを目で探しながら、美袋さんに話しかけた。
253 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/10/19(金) 03:10:16 ID:5A00+BVJ0
無意識に感じる生のぬくもりを求めてか、 それとも運命か、はたまた偶然かはわからないが、 生者達はホームセンターを目指す。 ■佐藤、竜上、佐々木、春日、榊はホームセンターを目指してください ■佐藤は乗ろうとしている車、榊はスクーター、佐々木・春日は消防車が 徒歩以外の乗り物として使えます。 ※竜上は書き込む際に徒歩もしくは乗りものの使用を選択してください。 ■乗り物の乗り代わり(新しい車)は認めませんが、他のプレイヤーと合流して その乗り物に移ることはかまいません。 ■ホームセンター到達までにそれぞれ5レス(複数が車に乗っている場合はその人数での合計レス数が5レス) を消費します。 ■書き込み秒数下1桁が1,3,5の場合、障害物に遭遇します。 その場合は回り道もしくは強行突破を選択してください。 ■回り道の場合はレスが消費されません (例:ホームセンターまでの距離が4レスの時点で障害物に遭遇し回り道を選択→ 次の書き込み時もホームセンターまでの距離は4レス) ■強行突破の場合はレスは消費されますが、書き込みの下一桁が奇数の場合は 乗り物が破損して徒歩での移動となります。 ■各乗り物の使用期間は10レスまでで、それを越えるとガス欠となり、徒歩での移動となります。 ■徒歩での移動の場合は書き込み秒数下一桁が1,3,5の場合はゾンビに襲われ負傷します。 (感染性の傷かは不明です) ■プレイヤーの合流時は、乗り移った乗り物の方のホームセンターまでの残りレス数、 消費レス数に統一されます。 ■書き込み時は (消費レス●/10 目的地までの距離●/5)と表記してください。
【1日目 20:00 F市内路上 8】
>>251 「ああ、すいません。よく見えなかったんですが・・・奴らが何か?」
その問いとほぼ同時に左の視界が開ける、警察署だ。佐々木さんはサイレンの音を弱めながら速度を落としていく。
機能回復は絶望的と言いつつも、胸に微かな期待を寄せて左手を見たが、俺は驚愕することとなった。
「これは・・・」
そこに広がるのはまさに地獄絵図といった状況だった。
辺りに飛び散った赤黒い水溜まり、バリケードのように並べられたパトカー。
激しいやりとりがあったのは、確かだろうけれど、何故誰もいないんだ?民間人は?警察は?一体どうなったんだ!?
「頭が混乱してるとは思いますが・・・警察がダメな以上、今は一刻も早く町を出ないと」
そう、考えていても拉致があかない。今は一刻も早く町を出ること、それだけを優先させて行動することが大事だ。
混乱する頭を必死に落ち着かせ、自分にも言い聞かせるように佐々木さんに喋りかけた。
【消費レス1/10 距離1/5】
【1日目 20:00 F市内路上 9】
>>254 「頭が混乱してるとは思いますが・・・警察がダメな以上、今は一刻も早く町を出ないと」
「ええ…その方が良さそうですが」
俺は時計に目をやる。時刻はもう間もなく9時を迎える。
夜間の見通しの悪い中、遺棄車両や物が転がる市街を走るのには難がある。
それこそ立ち往生したら洒落にならない。
「もうすぐ9時です、この状況で夜間に移動するのはあまり気が進みません」
弱気ともとれるが、安全に留意するならもっともの話だ。
春日さんに向かって、自分の意見を述べていると窓の外、警察署の入口から警官らしき人が出てくるのが見えた。
「春日さん、あれ…」
と言いかけて、俺は固まった。
その出てきた警官の風貌が奴らと同じだったから。
さらに出てきた警官の背後から何かがぞろぞろと列を連ねてやって来たから。
その目が白く濁った虚ろな目は明らかにこちらを向いている。
「う、感染るのか?!」
大声で叫んだ俺は慌ててアクセルを踏み込み、車を急発進させた。
何故暴動がこれほどの規模までに拡大したのか、それを理解した。
俺と春日さんの乗った消防車は、サイレンを未だ鳴らしながら、さらに中心部に向かって突き進んだ。
【消費レス2/10 距離2/5】
【1日目 20:00 F市内路上 10】
>>255 「もうすぐ9時です、この状況で夜間に移動するのはあまり気が進みません」
佐々木さんはそう言うけど、赤色灯にサイレンの音、派手な外見で何時までもここにいるのはマズい・・・少なくとも、ここから早く移動しなくちゃダメだ。
>>255 「春日さん、あれ・・・」
俺が言葉を返そうとすると、佐々木さんがそれを遮り呼び掛けてきた。窓の方を見ながら、声は上擦って震えている。視線の先を追うように俺も窓の外を見た。
今日一日だけで、何度衝撃を受けただろうか?それでもまだそれは序の口だったのかもしれない・・・俺は今日何度目かの衝撃を受けることになった。
窓の外に見えたのは、こちらに向かってくる警官達の姿だった。けれど、その目は白く濁り、動きも緩慢だ、まるで奴等と同じように・・・。
>>255 「う、感染るのか?!」
佐々木さんはそう叫ぶとアクセルを踏み、急発進させた。
「襲われた人も、同じように暴徒になるってことか・・・疑問だったことが全て繋がりましたね、新種の感染病か何かなんでしょうか」
ある程度走り町の中心部に入った辺りで俺はやっと言葉を吐きだした。それと同時が疲労がどっと襲いかかってくる。
それは運転している佐々木さんも、例外ではなかった。
「少し休みましょうか、コンビニか、スーパーか、どっか近くにあったかな。入り口に横付けして入ってしまえば、外からは入ってこれないでしょう」
車内で軽く伸びをしながら、そう佐々木さんに言った。
【消費レス3/10 距離3/5】
【1日目 21:00 F市内路上 1】
>>256 「襲われた人も、同じように暴徒になるってことか・・・疑問だったことが全て繋がりましたね、新種の感染病か何かなんでしょうか」
警察署の前からある程度走ったところで、春日さんはそう口にした。
疲れているのか、それとも麻痺しているのか、はてまた割り切ったのか。春日さんの口調には恐怖がそれほど感じられなかった。
そのことに少し驚きながら、俺も言葉を吐き出す。
「伝染病…だとすると、やはり裂傷とかで感染るのか?」
少なくとも、今両名には感染したという兆候は見られない。空気感染では無いことはほぼ確かだ。
やはり疲れていたのだろう。春日さんは伸びをしながらこう言った。
>>256 「少し休みましょうか、コンビニか、スーパーか、どっか近くにあったかな。入り口に横付けして入ってしまえば、外からは入ってこれないでしょう」
「そうですね、流石に私も疲れました。何処かいい場所が…おっと」
俺はブレーキを踏んで、車を減速させた。
走っていた道路の片側を遺棄車両と思しきバスが塞いでいたのだ。
俺はハンドルを切って、脇を抜けようとする。その時、ある看板が目に付いた。
『ホームセンター・コナン』と書かれた看板だ。
「そう言えば、もう少し行ったところにホームセンターがありましたね、そこはどうですか?」
俺は春日さんにそう提案した。
【1日目 21:00 ホームセンター店内 2】
最後の一匹を森(男)がやった。バールでひっぱたくとは、なかなかエグイ事をやる。
まあ、俺もバットなんか持ってるが…アンタッチャブルのデ・ニーロ気分を満喫しちまった。
>>252 「ああ、最後だ。しかしよくやるぜ…」
いくらこいつらが異常だと言っても…
そういや最初の一匹も、こいつは角材でひっぱたいてたよな…
「うっ」
こいつらの外見のせいか、それとも人を殴り倒した余韻のせいか、急に吐き気をもよおした。
「うぐええっ」
そういえば、朝牛乳飲んだきりだった…
そんな事を思いながら、俺は吐いた。ほとんど胃液しか出なかった。
「くっそお…」
情けねえ。
「すまねえけど、ちょっとだけ休ませてくれ…」
腹を押さえて立ち上がると、事務所に向かった。足元がふらつく。
ちょっと休むだけだ、すぐ治るさ…
【1日目 21:00 F市内路上 3】
>>257 「そういえば、もう少し行ったところにホームセンターがありましたね、そこはどうですか?」
路上に破棄されたバスを避けるため、ハンドルを切っていた佐々木さんがそう提案した。
「ホームセンターですか。開いてたとしても、奴等がいる危険性もありますし・・・とりあえず見に行って奴等がいるようなら別の場所にしましょう」
・・・そうは言ったものの、ここら辺は他には何もなかったっけか。コンビニならあったけど・・・さっきから見るコンビニどれも奴等がいるし荒らされているし、一々相手にするのはゴメンだ。
政令指定都市と言っても、やっぱ片田舎のただの町なんだよなー。
朝から起こる度重なる惨劇に少し慣れつつあるのか、平凡な日常のように、一人でそんなことを黙々と考えていた。
しばらくするとホームセンターが見えてきた。町の中心部が近いということもあり、辺には一段と破棄車両が放り出されている。
それだけ、奴等もいるってことなんだよな・・・。
俺はため息を一つして佐々木さんに喋りかけた。
「破棄車両、多いですね。ホームセンターも奴等の巣窟になってなければいいんだけど・・・」
【消費レス5/10 距離4/5】
【1日目 21:00 ホームセンター店内 4】
>>258 「ああ、最後だ。しかしよくやるぜ…」
美袋さんにそう言われ、薄れかけた罪悪感が再び頭をもたげる。
「俺も嫌(だったんですけどね)」
そう答えようとした時美袋さんは、その場に嘔吐した。
>>285 「すまねえけど、ちょっとだけ休ませてくれ…」
そう言ってそのまま事務所に向かって行った。
「美袋さーん、よかったら店の電気つけてくれません?多分事務所にあるんじゃないかと。
俺はこのまま売り場みて食べ物とか薬を…腕、いつの間にか怪我してたんですよ、持って来ようと思うんで。」
美袋さんに軽く手を合わせ、売り場に向かう。
非常口用の小さな明かりを頼りに、懐中電灯の売り場にむかった。途中、レジ横の電池をポケットに突っ込む。
こんな事態だ、誰も文句言わんだろ。
手頃な懐中電灯を手にとり、辺りを照らす。床には何かを引きずったような跡があちこちに目立つ。
さっきの奴らだろうな、こんなになるほどの怪我であいつらは…。
背筋に走った寒気を無視して、店内を探索を続ける。
【1日目 21:00 F市内路上→ホームセンター前 5】
>>259 「破棄車両、多いですね。ホームセンターも奴等の巣窟になってなければいいんだけど・・・」
「まあ、駄目だったら、人気の無さそうなところに車を停めて朝を待ちましょう」
そろそろ俺にも限界が来始めている。
それもそうだ、夜間に遺棄車両と遺棄物、そして奴らの間を縫うように車を走らせているのだ。
この調子の運転を続けて事故る、なんていうのは勘弁してほしい。
春日さんの言うとおりに、ホームセンターが奴らの巣窟になっていないことを祈るばかりだ。
「春日さん、見えてきましたよ」
さらに少し走ったところでホームセンターが見えてきた。
店舗の電気が消えているが、その駐車場には車が数台。そして、その入口には奴らが数匹居るのが見えた。
街中でしばらく鳴らし続けたサイレンであったが、ついに無線機は一度も反応することは無かった。
俺はサイレンと赤色灯を消す。先ほどまで響いていたサイレン音が無くなり、消防車のエンジン音だけが辺りを支配する。
…待てよ、入口に奴らが居るって事は中には入って無さそうだな。
俺はホームセンターに視線を這わせた。何処か入れそうなところは…。
ふと、併設された資材館の窓が目に付いた。高いところにあるが消防車を横付けすれば、中に入れそうだ。
「あそこから入りましょう」
俺は春日さんにそう告げた。
【消費レス6/10 距離5/5】
【1日目 21:00 ホームセンター店内 6】 森(男)に後ろ手に手を振り、事務所に向かう。 事務所に入って周りを見回すと、壁に何かのスイッチが並んでいる。 「これかな」 とりあえず全部オン。 … ビンゴだ、フロアが明るくなった。 「もういいだろ」 あとはあの二人に任せるさ…ソファに体を沈める。疲れた。 「しかし…」 つくづく胸クソの悪くなる話だ。なんだって人間を… 「…!」 その時、サイレンの音が近付いてきて、途切れた。消防車みたいだ。近くに停まったんだな。 消防が助けに来たのか。昼間のあの様子からして、ちょっと信じられないが。 窓から外を見てみたが、暗くて分からない。 夜か。嫌な時間になった。朝になるまで下手に動けない。 暗くなる前に脱出しなかったのは失敗だったが、過ぎた事はしかたない。 差し当たり寝床を確保しときたい。このソファで寝られるか…
【1日目 21:00 ホームセンター店内 7】
施錠確認を終えると、二人がいた場所へ向かった。
そこには二人の姿は無く、代わりに
>>252 いびつな格好で横たわる感染者の姿があった。
…死んでる?
念のため近付くのを止め、その場を離れて行った。
どこ行っちゃったのよ?
「うわっ!」
カー用品売場まで来ると、血液やら美袋さんがぶちまけた液体で床が滑り、足元が覚束ない。
ちょーっとこれ、どうにかしなきゃまともに歩けないじゃん!
死体も置きっぱなしにしときたくないしなぁ。
棚の下で動かなくなった腕が覗いていた。
「
>>260 美袋さーん…」
その声に反応して、声をあげた。
「聡一郎くんでしょー?どこにいるの?」
周囲を見回すと懐中電灯の明かりが左右動いてるのが見える。
その明かりを頼りに近付いて行った。
>>260 「ここにいたの…。
あのカー用品の液体、アレどうにかした方がいいわ。あと、死体もね。
ちょっと聞こえたんだけど、怪我って誰がしたの?
そういや美袋さんの姿が見えないようだけど、彼?」
そこまで言った時、微かに
>>261 サイレンらしき音を耳にした気がした。
「ねぇ、今何か聞こえなかった?
んっ…電気?」
急な明かりに瞬きを繰り返した。
【1日目 21:00 ホームセンター店内 8】
>>263 藤原さんか…声がした方に向かって懐中電灯の明かりを向ける。
>>263 「ここにいたの…。
…ちょっと聞こえたんだけど、怪我って誰がしたの?そういや美袋さんの姿が見えないようだけど、彼?」
「いや、俺です。なんかいつの間にか切れてたんですよね〜。」
そこまで言ってふと『感染』の二文字を思い出す。
言い訳をしようと口を開いた時に、何か音が聞こえる。
ん?サイレン?
そう思うと同時に店内が明るくなる。美袋さん、具合悪そうだったけど点けてくれたんだ。
「美袋さんに電気点けてって頼んだんですよ。
それより、サイレンどう思います?普通の人間ですかね?なら車があるって事ですよ!窓から覗いてみません?
うまくいけば安全なところに逃げれるかもですよ!」
そう言って、事務所に走る。
「あそこなら窓がありましたよね!行きましょう!」
【1日目 21:00 F市内路上 7】 扉を開けたら直ぐにダッシュ、そして素早く車に乗り込み鍵を閉める。 ここまでは頭の中のシュミレーションで完璧だ。あとは実際に目の前にある扉を開けるだけ… ギィー… 出だしは順調、しかし走り出して2分も経っていないのにもう息切に… しかしここで奴らの仲間になるのは嫌だ、俺は息切れになりながらも最後の力を振り絞り対に車の前へ ガチャ、ギィ バダン 「休む暇も無いのかよ…」 一息つこうと思っていると 奴らが集まって来やがった。 急いでエンジンを欠けて道路へ逃げる、途中一人引いたようだが気のせいだろう。 停止した車を避けながら 逃げ込む宛てを探していると、ふと思い出した 「ん〜確か…この辺りにホームセンターがあったはずだな、あそこならまだ生存者がいるんじゃないか?試しに行ってみるか…」 バッグからチョコレートを取り出し、口にほうり込み荒れた道を進む。 【消費レス7/10 距離1/5】
スニッカーズかしら
【1日目 21:00 F市内路上→ホームセンター 10】
>>261 「あそこから入りましょう」
併設された資材館を指して佐々木さんは言った。
どうやら、正面はシャッターが降りているようだ。電気もついていない。ここからじゃわからないけど、多分非常口も開いてはいないだろう。
皆出勤前に異常に気付いて開店どころじゃなかったんだろうな・・・だとすると、奴等がいる可能性はぐっと低くなる。
資材館の窓はあの高さだ、奴等が俺達に釣られて来ても、入れっこない。
「わかりました。俺が先に行きます。もし奴等がいたら、非常口かどっかから飛び出しますから救助頼みます」
そう言うと、横付けするよう佐々木さんに促した。
正直な話、あの暗闇で奴等がいたとして絶対に逃げ切れる自信があるわけじゃない。
長い間車を運転して疲労が溜まり、集中力が切れかかっている佐々木さんが行くよりは、不測の事態でも逃げ切れる可能性が少しあるって程度だ。
ま、うまくやってやるさ・・・。
その時、いきなりホームセンターの明かりがつき、突然のことに驚き声を上げた。
「え?これって・・・生きた人がいるってこと、ですよね・・・?」
奴等が明かりをつけるなんて考えられない、だとしたら生きた人間がい
すみません、投稿が一部切れてしまいました。
以下
>>267 続き
奴等が明かりをつけるなんて考えられない、だとしたら生きた人間がいるはずだ・・・けど、もし違ったら?そう考えると慎重に入ったほうがいいかもしれない・・・。
「多分、大丈夫だとは思いますけど、念のためにあの窓から入りましょう」
そう言うと、佐々木さんに再度促した。
【1日目 22:00 駅前→F市内路上 1】 結局、駅前の店は諦めることにした。 感染者どもの数がハンパなくて上陸不可能。 俺がウロウロしたせいで呼寄せてしまった気もする。 俺は駅前に近い裏通りで、スクーターを停めて空を見上げた。 星はいつも通り綺麗だ。もちろん人の生き死になど知らん顔で光っている。 どこに行けばいい? 日本全国がこんな感じなんだろう、ましてやこの辺りじゃどこに逃げても一緒だ。 自衛隊も米軍もこんな何もない田舎まで助けに来てはくれない。 俺が空を飛べれば、どこへでも逃げれるんだけど。 ふと視線を裏通りに戻すと、いつの間に見つけられたのか、一人の感染者が俺に向ってノロノロ近付いてきていた。 空気の読めないヤツは嫌いだ。 ブゥ…ゥ…ン… 「!」 今、風と呻き声に混じって微かに車の走行音が聞こえたような気がする。 弾かれたようにスクーターを発進させ、誘われるように音を追い始めた。 (幻聴か?…幻聴…でもいいか。) あの道路のコンディションじゃ車体が大きいほどまともに走れない。すぐに追いつけるはずだ。 「食い物!」 別に人が食い物に見えるわけじゃない。 【消費レス8/10 距離1/5】
【1日目 22:00 ホームセンター駐車場 2】
>>267 「わかりました。俺が先に行きます。もし奴等がいたら、非常口かどっかから飛び出しますから救助頼みます」
春日さんがそう言った次の瞬間、突然目の前が明るくなった。目を瞬かせながら見ると、ホームセンターの明かりが点いていた。
>>267 「え?これって・・・生きた人がいるってこと、ですよね・・・?」
「ええ…多分」
奴らが電気を点けるという可能性は低い。ましてや勝手に電気が点くわけでも無いとなると、必然的に人間が点けたことになる。
自分達以外にもまだ人間がいるということに驚いたが、中に入るという選択肢に変わりは無い。
>>268 「多分、大丈夫だとは思いますけど、念のためにあの窓から入りましょう」
「分かりました」
俺は消防車を前進させた。入口の奴らが気がつかないうちに、消防車を店舗側から死角になる資材館の窓下へと滑り込ませる。
なるべく資材館の非常口に近いところに停め、辺りを見回す。今のところは奴らはいない。
「ちょっと待ってください」
春日さんが外に出る前に呼び止め、俺は後部座席に手を延ばす。
手に取ったのは消防隊が通常時に着るジャケットとレスキュー隊用のヘルメットだ。
「一応着た方がいいですよ、それと中に入るときはよく見てからにしてください」
それを春日さんに手渡しながら言う。中に人間が居たとしても、友好的な人間とは限らない。
明らかに堅気では無い日本刀や拳銃を持った人間達が居ると困る。そして、そんなところへ春日さんを送り込むつもりも毛頭無いからだ。
【1日目 21:00 ホームセンター 3】
>>270 「ちょっと待ってください」
佐々木さんは資材館の横に車をつけ、外に出ようとする俺を呼び止めると、ジャケットとヘルメットを渡してきた。
>>270 「一応着た方がいいですよ、それと中に入るときはよく見てからにしてください」
何を今更当たり前のことを・・・と思ったが、考えれば確かにそうかもしれない。
友好的な人間だけじゃない、ってことね。
「心配しないでください。そのためにわざわざここから入るんですし、大丈夫ですよ。それじゃ、行ってきます」
ジャケットを羽織りながら、佐々木さんに返事を返すとヘルメットを被り、助手席のドアを開けて一気に消防車の上に上がる。
そして辺りを見まして確認を取った後、窓ガラスから内側を覗き込んだ。
内側は特に荒らされた様子もなかったが棚がいくつか倒れている場所があった。目を凝らしてよく見ると、近くに人も倒れているのがわかった。
「あれは、人間か?奴等か?あー、こっからじゃやっぱりわかんないな・・・入るか」
そう呟くと近くの非常口の場所を再度確認した。いざという時の逃げ道を把握するためだ。
渡されたジャケットを拳に巻き、それで思い切りガラスを殴った。
―ガッシャーン!!―
想像していたよりも小さい音なんだな・・・そんなことを考えながら早速割れたところから手を入れ鍵を開けた。
「よし、行くか」
そう言うと、開けた窓から館内に入った。
【1日目 22:00 F市内路上 4】 幻聴じゃない、俺の耳には確かに走行音が聞こえている。 「オマエら全員邪魔ぁ!」 感染者どもの間をすり抜け、音をたよりに車を目指す。 囲まれそうになれば適当なのを蹴倒し突破する。 感染者ども、女子供まで馬鹿力だけど足元おぼつかなさすぎ。フラッフラ。 体の使い方に慣れてないって感じ。 予想通り、車には追いつけた。一台の乗用車が市の中心部に向っている。 車はそんなにスピードを出していない。 まあ捨てられた車に感染者どもと障害物だらけのこの道じゃ、戦車や装甲車でもない限り安全運転するしかないだろ。 それにしてもどこを目指してんだ?この先は市役所やホームセンターか… 向こうはもう俺に気付いているだろう。ヘルメットもしてないから顔も確認されてるはず…。 障害物が少なくなってきたところで、一気に乗用車の横につける。 普通っぽい人だったら、「どこに行くんですか?」って聞いてみよう。 ヤクザとか危なそうなヤツだったらそのまま無言で後ろに下がろう、そうしよう。 【消費レス2/10 距離2/5】
【1日目 22:00 F市内路上 5】 こうも障害物があると走りにくいな…これじゃ歩いた方が早いかもしれんな、まぁ俺はやらないけど。 しかし奴らは人間なのか?自分達の仲間を襲うなんてどうかしてる。まるで映画なんかに出てくるゾンビじゃないか…ああいう映画ではゾンビは死体だけどこの辺にいる奴らは果たして死体なのか…Aの前例もあるけど本当に死んだか解らないし。 死体じゃなければ声かけて「何やってんだ」って言ってやれんのにな。本当まいったぜ。 ふとバックミラーを見てみるとバイクが近付いて来やがった。 奴らでははないよな…生存者か? ん、横に付いたぞ… 相手の行動を見るとしよう。 【消費レス2/10 距離2/5】
【1日目 22:00 ホームセンター 事務所 6】
いつの間にか切れてた?
まさか…奴らにやられたんじゃ?
>>264 「怪我、大丈夫なの?」
事務所へ急ぐ聡一郎くんを追いながら、怪我した所を目で探った。
事務所に入ると美袋さんが横になっていた。
あの大立ち回りで疲れたんだろうな。
起こさないように、静かに窓際へ近付いて行く。
「サイレンと言えばアレよねぇ、パトカーとか救急車とか。
救助だったらいいんだけど…じゃないにしても、ここから逃げれるかもね。」
そう言いながら駐車場辺りを覗き込む。
「…それっぽいの見当たらないなぁ。
こっちじゃないとしたら、ちょっと室内からの確認は難しいよ。
他に窓無いし、封鎖解いて裏口からとか?
リスキー過ぎるよねぇ。」
他に方法は無いかと考えながら店内へ向かい歩き出した。
他にか…あと見てない場所あったっけ?
んーーー。
「あっ!」
【1日目 22:00 ホームセンター資材館横 7】
>>271 「心配しないでください。そのためにわざわざここから入るんですし、大丈夫ですよ。それじゃ、行ってきます」
そう言うと春日さんはドアを開けて外へ出て行った。
俺は窓から身を乗り出して後ろを見る。
春日さんは消防車の荷台に登りしばらく窓から中を覗き込んでいたが、俺の渡したジャケットを手に巻くと。
―ガッシャーン!!―
窓を割って中へと入っていった。
「Good luck」
俺は小さく呟いた。
思えば奇妙な関係が出来たものだ。
朝まで互いを知らなかったはずの二人が今こうして連携しているのだから。
まあ、状況が状況だから当たり前か。
しかし…。
俺はもう一度、ホームセンターに視線を戻す。
今、街で明かりが灯っているのは多分ここだけだろう。
この明かりに奴らが集まってこなければいいのだが。
とりあえず、いつでも春日さんを助けられるように、俺は非常口とその周りに注意を配り続けた。
【1日目 22:00 市内路上 8】
スクーターを乗用車の横につけ、運転席を覗く。
運転してんのは見た感じフツーの男
>>273 だ。俺よりちょっと年上ってとこかな。
身長のわりに細くてか弱そうだ。…助手席にはパンパンに膨れた鞄が置いてある。
乗ってるのは彼1人だけみたいだ。こちらをチラチラと見てるが、窓は開けてくれない。
警戒してるなあ、顔が強張ってるように見える。
俺だって緊張してないわけじゃないけど。
「すみませーん、どこに向ってるんですかー!?」
運転手に向って叫ぶ。窓が閉まってても聞こえるだろ。
「俺避難場所探してるんですけど、どこに行けばいいかわかんなくてー!」
さあ、親切に答えてくれるかな。まあ無視されても後を付けるけどな。
せっかくまだマトモそうな人間を見つけたんだし。
【消費レス3/10 距離3/5】
ε=εε=ε=εε=┏( >_<)┛
【1日目 22:00 ホームセンター 9】 「おっと、危ない危ない。・・・それにしても、こっちは綺麗なもんだな」 窓から内側に入り、商品棚に足をかけながら床に着地する。資材館というだけあり、鉄骨等、様々な用品が並べられているが、何処も綺麗に陳列されていて荒れている様子はなかった。 一通り資材館の内側をまわり、誰もいないことを確認した後、本館と資材館を繋ぐ場所へ目を向けると、今度は入る時に確認した非常口へと向かった。 資材館の方は問題ないみたいだ。とりあえず佐々木さんを呼んで、その後、本館のあの倒れていた人の確認でもするとしようか・・・後、何がいるのかも、ね・・・。 非常口の鍵を開け外に出ると車へ戻り、助手席側から佐々木さんに声をかけた。 「資材館の方は大丈夫みたいですよ。ただ、窓から覗いたときに本館のほうに何人か倒れていました。人間か奴等かはわからないけど、動かなかったんでどちらにせよ・・・」 淡々と一通り見たことを話し、そこまで言って口をごもらせた。 いつからこんなに人の死を冷静に語れるようになったのだろう・・・? 「とりあえず、資材館は大丈夫みたいなんで佐々木さんも来てください」 同じ緊張状態だとしても、外より中のほうがいくらかマシだろう。 佐々木さんにそう伝えると、再度入るタメに非常口へ向かった。 問題はあれが奴等じゃなかった場合だよな・・・奴等が明かりをつけるとは思えない、それが俺達共通の考えだけど、今は明かりがついている。あれが人間だとしたら同じ人間に殺されたことになるのか・・・。 資材館に侵入する前に佐々木さんが言っていた言葉の意味をふと思い出した。 人も奴等も、大差なんてないのかもしれないな・・・。
【1日目 22:00 ホームセンター 店内 10】
>>264 「そういやね、さっき見回りした時、正面口に物一杯あったから奥のトイレ見なかったの。
トイレだから人が入れる窓も無いだろうしと思ってね。
でも通気孔とか換気窓ならあるかもしれない…見に行ってきますね。」
早口にそう言うと、事務所を出て行った。
>>271 『ガッシャーン!!』
どこからかガラスの割れる音が聞こえた。
またアイツら!?
今度はどっから入ってきたの!?
店内には窓なんて見当たらなかったのに…。
明かりの点いた店内を改めて見回す。
あれか!?
上部に小さなガラスが点々と組み込まれていた。
しかし、そのどれもが亀裂もなくはまっている。
…他にもあるの?
四方の通路を歩いて見て回ることにした。
カー用品売場の横に来た時、今迄気付かなかった箇所に目がいった。
あら?これって…。
壁と同様の色味をした扉がそこにあった。
【1日目 23:00 ホームセンター資材館横→ホームセンター 1】
時刻が夜の11時を回ったのを視界の隅で確認したのと同時に、春日さんが非常口から出てきた。
一瞬奴らが居たのかと思ったが、どうやら違うらしい。
春日さんは助手席側まで小走りでやってくると。
>>278 「資材館の方は大丈夫みたいですよ。ただ、窓から覗いたときに本館のほうに何人か倒れていました。人間か奴等かはわからないけど、動かなかったんでどちらにせよ・・・」
>>278 「とりあえず、資材館は大丈夫みたいなんで佐々木さんも来てください」
と俺に言った。
「よし」
俺は消防車のエンジンを切り、鍵は掛けずに挿しっぱなしで外へ出る。
いつでも駆け戻って飛び乗れるようにだ。
そして非常口へと戻る春日さんの後を追う。
待てよ、今の話し振りだと売り場の方の死体と資材館内しか確認してないらしいな。
「売り場の方には誰も居なかったんですか?その…死体以外には」
まさかその死体が電気を点けた後に亡くなったというわけではあるまい。
非常口を開けて中へと入ろうとした春日さんに俺はそう問い掛けた。
【一日目 23:00 ホームセンター資材館 2】
>>280 「売り場の方には誰も居なかったんですか?その…死体以外には」
非常口に向かう途中、後ろにいる佐々木さんからそう訊ねられた。
「売り場には他に姿は見えませんでした」
非常口のドアノブに手をかけながらそう返答した。
それよりも、窓ガラスを割った音。
思ったより小さいと言っても、館内に響いてもいいはずだ。
それでも誰も確認にこない。その理由を考えると、奴等の可能性も捨てきれない。
「多分、いるとしたらストックルームか事務所でしょうね…確認してきます」
館内に入り、近くにあった角材を手に取った。
何はともあれ、まずはあれの確認だ…。
そう思い本館へ行こうとしたとき、ふとあることを思い出した。
そういえば、佐々木さんって確かナイフを作ってたよな…?
「佐々木さん、消防署で作っていた投げナイフ、何本か貸してもらえますか?」
人間相手なら、牽制用に使えるかもしれない。
振り向きながら、後ろにいた佐々木さんに訊ねた。
1日目 23:00 市内路上 3】
>>276 「すみませーん、どこに向ってるんですかー!?」
車のスピードを少し下げスクーターに顔を向ける。
バイクに乗っている男は俺と差ほど歳が離れてるような感じはしない。2、3歳離れてるくらいかな?
彼も奴らに追われて逃げているんだろう。
ドアを軽く開けて彼に話かける
「この先のホームセンターに向かおうとしているんだー!残念だけど非難場所は解らない!」
奴らがいなそうな場所に車を止める、走りながらじゃ喋りずらいし
スクーターなんかじゃ奴らに囲まれたら終わりだろう。
俺の車に乗せてやろう、仲間が居たほうが心強いしな。
車から降り、辺りを見回す。よし、奴らはいないな…
「さっきも言ったけれど…今からホームセンターに行こうとしているんだ
あそこならある程度の物も揃っているし、他に生存者もいると思ってね。
何だったら一緒に行かないか?一人より二人のが心強いしさ」
【消費レス3/10 距離3/5】
【1日目 23:00 市内路上 4】
乗用車と並走したまま、男
>>282 の返答を待つ。
窓が少し開くかと思ったら、ドアが少し開いた。
思わず口から「うぉっ」という声が漏れる。
(…このヒト相当焦ってるな。)
ドアを半開きにしたまま男が叫ぶ。彼が向っているのはホームセンターだった。
ホームセンターに何をしに行くのか、そこに他にもマトモな人たちがいるのか…次の質問をしようかと思ったら、男の車が急停車した。
俺もスクーターを減速させ、乗用車の近くに停車する。
男は、車から降りると周囲を警戒しながら俺に向って話し始めた。
一緒に行かないか、だって。車に乗せてくれるようだ。
「いいんですか?乗せてください、さっきも言いましたけど行くアテなくて困ってたんですよ。」
断る理由はない…それにどうせ後を付けるつもりだった。
ガチャッ
「あ。」
車のドアを開けたところで忘れ物を思い出し、走ってスクーターに戻る。
トランクルームから百均の刺身包丁を取り出し、急いで男の車の後部座席に乗り込んだ。
「すいません、これで準備OKです。」
…よく考えると、血の付いた包丁を持って人の車に乗ってるってのは、オカシイ。
よく考えないと気付けないこの状況も、オカシイ…。
「俺、榊悠太です。よろしくお願いします。」
とりあえずよく考えるのをやめて、運転手に挨拶した。
【佐藤に合流】
【1日目 23:00 ホームセンター資材館 5】
>>281 「売り場には他に姿が見えませんでした」
俺の問いに、春日さんはそう答えた。
となると。
「やっぱり奥にいるのか…?」
そんな俺の呟きが聞こえたのか、春日さんが言葉を続ける。
>>281 「多分、いるとしたらストックルームか事務所でしょうね…確認してきます」
と言うと春日さんは角材を一本手に取り、売り場の方へ行こうとしたが、
唐突にこちらを振り向くと。
>>281 「佐々木さん、消防署で作っていた投げナイフ、何本か貸してくれませんか?」
と聞いてきた。
「別に構いませんけれど、実際に投げるのは止めたほうがいいですよ?私はアメリカの友人に教わったんですが、最初はうまく飛ばないで苦労しましたから」
そう言いながら、俺は腰の工具ホルスターから投げナイフを二本程引き抜くと春日さんに柄の方を差し出した。
投げナイフにはなかなかコツが要る。
俺の投げナイフは通訳を目指していた時に、留学したアメリカの大学で知り合った悪友が直々に教授してくれたものだが、
何度も練習を重ねたはずの俺でも、映画のように百発百中とはいかないからだ。
教授?それを言うなら教示でしょ。「ご教示」よ。覚えておきなさい。
286 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/23(火) 22:29:28 ID:0+QzXWmEO
【1日目 23:00 ホームセンター 6】
>>284 「別に構いませんけれど、実際に投げるのは止めたほうがいいですよ?私はアメリカの友人に教わったんですが、最初はうまく飛ばないで苦労しましたから」
そう言うと、佐々木さんは腰のホルスターから二本程取り出して柄のほうを差し出してきた。
「大丈夫ですよ。相手が人間だった場合、こっちのが牽制用に使えるかな?と思って」
言葉を返しながら、角材を放り投げナイフを片手に受け取ると、本館へ繋がる通用口に足を運んだ。
通用口に着くと煙草をくわえ、それに火をつけた。落ち着くタメの自分なりの方法ってヤツだ。
大丈夫だと思うけれど、向こう側から待ち伏せでもされていたらアウト、か。
ま、それでも確認しないわけにはいかないんだけどね・・・。
しばらくして意を決するとドアノブを掴み、スライド式の扉スライドさせ、一気に扉を開けた。
「・・・」
扉を開けても待ち伏せされるようなことはなかったが、その代わりに喪服を着た女性が此方を見ながら立っていた。
突然の展開に驚きつつも平静を装い、その女性を見ていた。
・・・なんで何も言ってこない?この非常時で、しかもナイフを持った男が突然現れたんだぞ?
しばらく沈黙が続いたが、拉致が明かないと思い、ヘルメットをとりながら、こちらから声をかけた。
「あの、あなた人間、ですよね?もしかしてヤクザとかだったりします・・・?」
非常時とはいえ、我ながら間の抜けた質問をしていると気付いたのは声をかけた直後だった。
なにはともあれ、知りたいことは聞いた。とりあえずまた口を閉ざし、女性の返答を待つことにした。
【1日目 23:00 ホームセンター カー用品売場 7】
今迄暗くて気付かなかったんだな…よりにもよって、壁と同色だし。
…まさか、奴らこっから入ってきたんじゃ?
だとしたら、まだ向こうにいるかもしれない。
誰か呼んでこないと!
事務所へ向かおうと扉に背を向けた瞬間、微かに声が聞こえた気がした。
誰かいるの!?
そーっと扉に近付き聞き耳をたてた。
何を言っているかまでは分からない。
分からないが、確かに何者かがいるようだ。
咄嗟に扉の鍵を探した。
何者か分からないソレから逃げたい一心で…。
しかし、あたふたしてる間に扉は開かれた。
武器も無い…私しかいない…どうしよぉ。
ナイフを片手に武装した者の前で硬直していると、男性はヘルメットを取り、その姿を現して口を開いた。
突拍子もない問い掛けに耳を疑った。
>>287 「えっ!?ヤクザって言いました?」
私、ヤクザに見えるの?
ふと笑みが零れる。
よく見ると、後ろにももう一人
>>284 男性がいた。
「二人はいつからここに?
ここの従業員の方ではないですよね?
とりあえず事務所で話しましょうか?
あと、ソレしまってもらえませんか?」
ナイフを指し示し、事務所へと促した。
【1日目 23:00 ホームセンター資材館 8】
>>287 「大丈夫ですよ。相手が人間だった場合、こっちのが牽制用に使えるかな?と思って」
そう返答した春日さんは、角材を放るとナイフを受け取り、
売り場と通じる通用口の方へと向かっていった。
俺も腰につっていたバールを引き抜き、前で構える。
通用口前に着くと、春日さんは煙草を取り出し、吸った。
消防署でも見せていた行動だ。
そして、扉に手をかけると、一気に横へスライドさせた。
そこに立っていたのは喪服を着た女性だった。
その女性と春日さんの間にしばらく妙な沈黙が流れる。
沈黙に耐えかねたのか、春日さんがヘルメットを外し、口を開いた。
>>287 「あの、あなた人間、ですよね?もしかしたらヤクザだったりします…?」
>>288 「えっ!?ヤクザって言いました?」
そのやり取りに、思わずずっこけそうになった。
女性は一瞬、困惑のか、おもしろかったのか、その口に笑みを浮かべると。
>>288 「二人はいつからここに?ここの従業員の方ではないですよね?とりあえず事務所で話しましょうか?あと、ソレしまってもらえませんか?」
と春日さんのナイフを指しながら言い、事務所の方へと促した。
やっと
>>289 携帯からだったのですが、何故か切断されてしまったので続きです。
やっと会話に入るタイミングを獲得した俺は女性から見やすい位置まで移動し、話し始める。
「えーと、さっき窓の方から…あ、怪しい者じゃないですよ?私はF市消防局の佐々木と申します、ここに居るのはあなた一人ですか?」
【1日目 23:00 ホームセンター 事務所 9】
トイレに向かっていった藤原さんの後を追い、売り場に出た。真っ暗な店内に今の時間を思い出す。
時計を見ると23時…そりゃあ暗いはずだよな〜腹も減ったし。
そんな事を考えながら売り場をうろつく。
おっ!あったあった〜。
お菓子やカップ麺などを両手一杯に持って事務所に戻ろうとしたとき、物音に気付く。
話し声か?
脇に挟んだ懐中電灯の明かりを消してそっと音のするほうに近付く。
藤原さんと、まともな人間っぽいな、あれはー制服!!
あれって消防士じゃないのか?やっぱりサイレンだったんだ!レスキューだよな?
>>290 「えーと、さっき窓の方から…あ、怪しい者じゃないですよ?私はF市消防局の佐々木と申します、ここに居るのはあなた一人ですか?」
ビンゴ!消防士!
バールと懐中電灯をズボンに通し、物影から飛び出す。
「救助ですか!!」
【1日目 23:00 ホームセンター 資材館通用口前 10】
後ろにいた男性が暗闇から姿を見せ、自己紹介した。
消防士と聞いて安堵の表情を浮かべた。
>>290 「いえ、他にも…あっ!聡一郎くん、調度いいとこに来た。
彼の他に事務所で休んでる人がいます。
他の所にも救助に行くんですよね?今すぐここ出発しますか?」
やっとここから出れるのかと思うと、声が弾む。
>>291 「随分一杯抱え込みましたね。袋に詰めて持って行きましょ。
避難所に食物あるとは限りませんからね。
そうそう、トイレの方まだ見てないんだけど…もう関係ないですよね。
消防の人って分かったし、もう出てくんだから。
そうだ、救助来たこと事務所に言いにかなきゃ。」
そう言うとレジ袋を手渡し、自分もお菓子や缶詰、日もちする菓子パンを詰め込みだした。
あとは念のため武器の用意と着替えなんかも用意した方がいいかな?
他にはー…。
旅行前夜のようなはしゃぎっぷりで店内を見回した。
【1日目 24:00 ホームセンター 1】
佐々木さんが自己紹介をすると、その女性は安堵の表情を浮かべた。
どうやら救助に来たと勘違いしているらしい。
んー、悪いけど違うんだよな。何せ俺達が救助されたいくらいなわけだし・・・。
>>291 「救助ですか!!」
佐々木さんと女性が話をしていると、物影から若い男性が現れた。多分自分と同い年くらいだろう。
佐々木さんの横で、黙って彼等の話を聞いていると、
>>292 女性は何やら喋りだし、
後から来た男性にスーパーの袋を渡すと店内の商品を詰め込みだした。
この人、今脱出する気満々なんだなー・・・残念ながら、俺も佐々木さんも、限界なんだけど・・・。
「失礼しますけど、自分達、一晩安全に休めるところを探してここに来ただけなんですよね・・・。
もちろん、朝になれば出ますけど今は動く気ないですよ?ってか、多分動けないですよ?」
俺より疲労が溜まっているだろう佐々木さんをチラッと見ると、その女性に聞こえるように喋った。
そのあと、思い出したように倒れていた人間がいた場所に向かうと、少し離れたところから屈んでそれを確認した。
近くで見ると更に気持ち悪い・・・。濁った目か・・・やっぱり、奴等だった・・・?
「この倒れているのって、奴等ですか?」
腰を上げると、近くにいたスーパーの袋を渡されていた男性に話しかけた。
この状況だ。多分、『奴等』でも十分に通じるだろう。
【1日目 24:00 F市内路上 2】 血の付いた包丁を見つめながら 「ど、どうも…俺は佐藤 優斗よろしく」 いやー…凄いね、包丁とかさ 彼…いや榊は今までこれ一本で戦っていたんだろうな…勇気あるねぇ。 包丁の事は忘れた事にして、ホームセンターに行く事を考えようか… あっそうだ。 前を向きながら話し掛ける 「そうだ榊さん、腹減ってないかい? もし減っているんなら…そこにある鞄に菓子パンやら食べ物が入っているからさ、好きに食べちゃっていいよ。」 ホームセンターにだって食べ物はあるだろうし 出来るだけ荷物を軽くしたいしね。調度良いや。 そんな事を言っているとホームセンターの看板を発見した。 あと少しで到着か、どうか奴らに襲われていないよう願っておこう…。 「よーし…」 ガムを口に入れ、道を進む。 【消費レス4/10 距離4/5】
【1日目 24:00 ホームセンター付近 3】 座ったまま上半身を捻って後ろを見る。 心の中で、もう見えなくなった愛車に別れを告げた。 きっともう乗る機会はないだろう。 男…サトウ ユウトが俺に話しかけてきた。 鞄に入ってるの食べていいよ、だと。…鞄に詰ってたのは食い物かよ! 「遠慮なく。」 助手席の鞄を後ろに持ってきて、漁り始める。 おつまみ類を脇にどけどけ、ついに菓子パンに辿り着いた。 「…。」 パンの入った袋を鷲づかみしたところで、手が止まる。 なんだろう、腹は減ってるんだけどあんまり食べる気がしない。 なんだか急に気分が悪くなってきた。それなのにじっとしていると叫びたくなってくる…。 “あの子”を殺してから数時間こんな感じだったけど…いつになったら治るんだろう。 「うう…。」 じっとしてると悪化しそうだ。俺は菓子パンの袋を乱暴に破り、齧り付いたパンを噛まずに飲み込んで… 「んグッ」 そして喉に詰らせた。すぐに飲み込めたから問題なかったけど。 「ゲホ。…ん。」 窓の外を見ると、大きな建物が見えてきた。ホームセンターだ。…店内が明るい。 「明かりがついてますね…!」 誰かいるかもしれない。まずはどうやって中に入るか考えないと。 感染者どもが建物の周りをうろついてやがる。 【消費レス5/10 距離5/5】
選択 ギギィィィ・・・ガラァァンンッッ! 不快な音が響き渡る。 サイレンの音に引かれ集まったゾンビ達が資材館(館というは名ばかりのプレハブ) の壁を突き破る。 ホームセンターへの避難・物資の確保・生き残りの救出・・・ 生き残りたちは選択を余儀なくされる。 ■このイベント投下後、10レスに限りホームセンターに居るメンバーはゾンビに襲われずに行動できます(このイベントはレス数に含まず) ■11レス以降は、書き込み秒数下一桁が3,6,9の書き込みレスの場合にゾンビに襲われて致死性の負傷を負います ■ホームセンター側の選択出来る行動は@榊・佐藤の救出A物資の調達B扉の 封鎖の3つです @救助について 榊・佐藤をホームセンター内に迎え入れるには以下のレス数がかかります。 ・ 1〜5レスまでの間に救助行動を取る場合3レス ・ 6〜8レスまでの間に救助行動を取る場合2レス ・ 9レス以降に救助行動を取る場合1レス ※救助が行われるまで、榊・佐藤はホームセンター内への避難は出来ません ※ホームセンター側の奇数レス時の書き込み秒数下一桁が3,6,9の場合には、ゾンビによる負傷を負います(感染性の傷かは不明) A物資の調達 1レスにつき1つの物資を調達出来ます。 資材館に有ると常識で考えうる物資で、持ち運べる程度のものでしたら、自由に調達可能です。 1人何回でも物資調達行動は可能です B扉の封鎖 扉の封鎖には1レスかかります 10レスまでに扉を封鎖しないと、10レス目以降の書き込み秒数下一桁が偶数になるたびにその数のゾンビがホームセンター内に進入します(扉を封鎖するまでそれは続行)。 扉の封鎖後は物資の調達は出来ません 扉の封鎖後は榊・佐藤の救助には4レスを要します。
(゜ロ゜)
【2日目 00:00 ホームセンター 4】
>>291 「救助ですか!!」
俺が喋り終わった直後、物陰から男性
>>291 が飛び出してきた。
救助?…ああ、俺消防士だもんな。この状況じゃ当然か…。
女性
>>292 も救助に来たんだと思っているらしく、何やら脱出の準備を始めた。
>>293 「失礼しますけど、自分達、一晩安全に休めるところを探してここに来ただけなんですよね・・・。
もちろん、朝になれば出ますけど今は動く気ないですよ?ってか、多分動けないですよ?」
春日さんがそう言うと、場の空気が一瞬止まったような気がした。
「…現在、F市内の主だった公的機関は全て奴らに襲撃され、その能力を喪失しています。私達も消防署から逃げてきたんです」
「夜間の移動が危険だと思って、こちらに一旦避難しました。ですが、外に消防車を停めてるので、朝になったら…」
そこまで話した直後、資材館の方から何かが激しく倒れたような音
>>296 が響いた。
「なッ!」
俺は慌てて資材館の方を見た。
「…ッ!」
視線の先、俺と春日さんが入ってきた非常口。その扉が大きく歪み、隙間から奴らの手が伸びていた。
懸念が的中した。奴ら、この明かりに吸い寄せられたのか!
「奴らだ!非常口破ろうとしてます!!」
俺は資材館と売り場を結ぶドアを閉めながら、大きく叫んだ。
【消費レス:1/10】
■イベント内容補足 「選択」のイベント内容を補足します。 @救助について ※ホームセンター側の奇数レス時の書き込み秒数下一桁が3,6,9の場合に ゾンビによる負傷を追うのは「榊・佐藤両名」です。 B扉の封鎖について 封鎖する扉は「ホームセンターと資材館の間の扉」です。閉鎖以降は資材館は 屋外と同じ扱いになります。
【2日目 00:00 ホームセンター 5】
安全な場所へ避難できる!
そう希望を持ったのもつかの間、
“私達も消防署から逃げてきたんです”
その言葉に打ちのめされる。
食料を袋に詰める手を止め、その場にへたりこむ。
「…あ、倒れてるのは奴らです。感染者。」
答える声にも力が入らない。
>>296 『ギギィィィ・・・ガラァァンンッッ!』
「うおっ!」
思わず声を出し立ち上がり、腰にぶら下げたバールを握りしめ構えた。
一連の動作が考えもせず出来る事に苦笑しつつ辺りを見回す。
>>298 「奴らだ!非常口破ろうとしてます!!」
閉ざされた非常口を見ながら叫ぶ。
「ちょっとまって下さい!」
扉から表れた手は、まだ少なかったはず。バールを構えたまま、扉を開く。
案の定、そこにいたのはただ1人。
「死ね!」
バールを頭に振り下ろす。嫌な感触と共に床に倒れた感染者を跨ぎ目当てのものを見つけ走り寄る。
ポリタンク…店内になかったから探したんだよ。両手に一つづつ持ち、店内に戻る。
後ろを振り向くとちょうど資材館入口に近い辺りに感染者が一人ふらついているのが見える。
「まだ奴ら全部は気付いてないみたいですよ。使えるもの何か取ってきませんか?」
上がった息を落ち着ける為中腰で目を閉じる。
…車の音?
微かなエンジン音が聞こえた気がする。
「あと…なんか車の音、聞こえませんか?」
【二日目 0:00 ホームセンター 5】
>>293 「この倒れているのって、奴等ですか?」
そう聞いた直後だった。突如、何かが壊れる音がしたと思うと、佐々木さんが扉を閉めながら叫んでいる。
非常口を破ろうとしている・・・?俺達が来たときは大した数もいなかった奴等が?
俺達が引き寄せてしまった?それとも、この明かりにつられて?
考えるより動いたのが先だったか・・・正面側に移動すると、商品棚を踏み台に窓から外を覗き、思わず目を疑った。
「ヤバい・・・」
先程まで人影が見えなかった駐車場が、いつの間にか奴等で溢れかえっている。
そして、そんな中を通りからこちらに向かって来る車が1台見えた。
あの車・・・こっちに来る気かよ!見えないのか?・・・この状況が!
すぐに棚から飛び降りると、通用口に向かい、佐々木さんに喋りかけた。
「外、ヤバいことになってます。それから・・・」
続けて、車のことを伝えようか迷っていた。
自分達すら危うい状況で、その上避難して来たであろう車にまで注意を向けられるか?
それに、この状況に気付けば引き返してくれるだろう・・・とにかく、今はここの封鎖が先だ。
出かけた言葉を飲み込むと、通用口を開けた。
「あれが破られない内に、封鎖しましょう・・・。それから、資材館に必要なモノがあるなら今のウチに!」
佐々木さん以外の二人にも聞こえるように叫ぶと、今にも破られそうな非常口を指さし、封鎖するタメに適当なモノを集めに走った。
【消費レス2/10】
春日は 榊、佐藤を『今は』救助せず、封鎖を選択。
((゜ロ゜)))
【2日目 0:00 ホームセンター 6】
>>300 「…あ、倒れているのは奴等です。感染者。」
救助ではなかったことに落胆したのか、男性は力なくへたれ込みながら答えた。
その直後だった。突如、何かが壊れる音がしたと思うと、佐々木さんが扉を閉めながら叫んでいる。
非常口を破ろうとしている・・・?俺達が引き寄せてしまった?それとも、この明かりにつられて?
考えるより動いたのが先だったか・・・正面側に移動すると、商品棚を踏み台に窓から外を覗き、思わず目を疑った。
「ヤバい・・・」
先程まで人影が見えなかった駐車場が、いつの間にか奴等で溢れかえっている。
そして、そんな中を通りからこちらに向かって来る車が1台見えた。
あの車・・・こっちに来る気かよ!見えないのか?・・・この状況が!
すぐに棚から飛び降りると、通用口に向かった。
>>300 「あと…なんか車の音、聞こえませんか?」
通用口に行くと、両手にポリタンクを持った男性が、何やら喋っていた。
おそらく俺が見た車のことを言っているんだろう。
「駐車場は奴等だらけです…それと、車が1台、多分入ってくる気です。気付いてないみたいだし、助けないと…。
資材館の出入口…あそこを開ければ車で入ってこれますよね!?」
そう言うと、返事も待たずに資材館の中へ入った。
出入口の辺りを奴等が一匹ふらついている…。
さっき投げ捨てた角材を拾うと、奴等の後ろから頭部を思い切り殴りつけた。
【消費レス3/10 救助レス1/3】
【2日目 00:00 ホームセンター 7】
俺の脇を抜けた男性
>>300 が、通用口の向こうの奴をバールで殴り倒す。
身のこなしから俺より修羅場慣れしていそうなことが伺える。
>>300 「あと…なんか車の音、聞こえませんか?」
>>303 「ヤバい…駐車場は奴等だらけです…それと、車が1台、多分入ってくる気です。気付いてないみたいだし、助けないと…。
資材館の出入口…あそこを開ければ車で入ってこれますよね!?」
ポリタンクを両手に持った男性と春日さんの声が重なる。
「車!?まだ生存者がいたんですか!」
春日さんの喋り様だと相当数が駐車場に集まっているようだ。車一台じゃ取り囲まれたら…。
そこまで思考が及んだときには既に駆け出していた。
「出入り口の確保、任せましたよ!」
そう叫ぶと、俺は資材館を駆け抜け、奴らの侵入でひん曲がった非常口にたどり着いた。
「らぁッ!」
思いっきり蹴破ると、外にいた奴がその下敷きとなる。そこから外を伺うと、まだ扉周辺には集まっていないようだ。
俺は消防車に飛び乗るとそのエンジンをかける。さらに、奴らの注意をこちらに向けるため、サイレンと赤色回転灯のスイッチを入れる。
「緊急車両が通りますからね!轢かれても文句言わないでくださいっ!」
俺はそう拡声器に叫ぶと、車体を翻し、奴らの群れの中へと突っ込んでいった。
【消費レス4/10 救助レス2/3】
【2日目 0:00 ホームセンター 8】
後ろから殴り付けた奴等の一匹が、どっと崩れ落ちる。
奴等の弱点は頭部だ…先の遭遇がそのことを教えてくれた。
その証か奴等は倒れたまま動くことはなかった。
>>304 「出入口の確保、任せましたよ!」
叫び声が聞こえると、佐々木さんは非常口の扉を蹴破り、外へ飛び出して行った。
すぐさま外からサイレンと拡声器の音が聞こえてくる。
相変わらず頼りになる人だ…うまく奴等の誘導、お願いします…。
出入口のシャッターを開閉するためのスイッチを探すと、正面脇の辺りに壁につけられた黒のボックスを見つけた。
鍵が閉まっているボックスの扉を持っていた角材で打ち付けると、無理矢理扉をこじ開けた。
中には『開』、『閉』、『止』の三つのボタンがついている。
迷わず『開』のボタンを押すと、その場からすぐに離れる…最悪、すぐに本館へ逃げるためだ。
シャッターが音を立てながら少しずつ上がっていく。
これで正面に奴等が溢れかえっていたらアウトだ…うまく消防車へ釣られてくれているとイイんだけど…。
シャッターが上がりきるとそこには数匹の奴等が見えた。が、サイレンと拡声器の音に引かれて足と視線はそちらに向かっている。
車は…!?車は何処だ!?頼む…これで気付いてくれ!
窓から見た車を探すと近くにあった飾り用ののぼりを手に取り、資材館の入り口から車に見えるように振った。
【消費レス5/10 救助レス3/3】
【2日目 0:00 ホームセンター 駐車場入口 9】 近付くにつれ、ホームセンターの様子がわかってきた。 感染者は建物の周りだけじゃなく、駐車場にも結構いる。 マズいってこれ。 駐車場の入口に差し掛かったところで、車が停まる。佐藤も気付いてるみたいだ。 「数が多い。一旦引き返して、様子見した方がいいですよ!」 もう感染者どもが包囲網を作り上げてる、今目の前の建物はデカい棺桶みたいなもんだ。 俺は自分からカンオケに入るような馬鹿じゃなけりゃ自殺願望持ちでもない。 ウーーーーー!! (…この音どこから…) 突然けたたましいサイレンの音が窓を閉め切った車内に届く。 サイレンが鳴り始めて数秒後、建物の影から一台の大型車両が現れた。回転する赤色灯に深い赤の車体。 「消防車…!」 突如現れた消防車は、駐車場内を暴走し始めた。時折その巨体で感染者を弾き飛ばし轢き潰している。 (いきなり何してんの!?) 建物の周りにいた感染者どもも当然消防車に気付いたようで、ほとんどが駐車場の方に向かい始め包囲網が一気に崩れだした。…これを狙ってたのか。 目的は、ホームセンターに他のヤツらがいてそいつらを逃がすこと?わかんない。とりあえず今言える事は…。 「佐藤さん、あそこで消防車が躍ってる今なら…」 建物に近づける。チャンスだ。
【2日目 0:00 ホームセンター 9】 ちょ…なんだ?この数は… これじゃあこの車でも流石に危ないぞ… 逃げ込む場所を早く探さなくては…って… ん?この音は… 奴らのうめき声と共にサイレンのような物が聞こえる。 「なぁ…気のせいかもしれないが、サイレンが聞こえてこないか?」 音を気にしながら資材館の方を見ると 資材館の入口に動く物を発見。 何だアレは、小さくてよく見えないな… 鞄から双眼鏡を取り出し もう一度見てみると… 人だ、のぼりを持っているけどアレは俺らを誘導しているのか? きっと生存者が入口を教えてくれたんだ。そうに違いない。 そうじゃなきゃ困るぜ。 「ちょっとスピード出すから捕まっていてね…」 スピードを出来るだけ上げ、資材館に進む。こんなスピード出したの初めてだわ。
【2日目 0:00 ホームセンター駐車場入口→資材館 10】
>>306 「OK全速力で進むから捕まっておけよ…」
勢い良くアクセルを踏み駐車場内を走り出す。これもあの消防車のお陰だ、感謝するぜ。
よーし建物に近付いてきた、確かここは資材館だっけ…
入口らしき場所には、のぼりを持った人が。
きっと、のぼりを持って俺達に知らせてくれたんだ。
そう思いながら
入口の少し手前に車を停車、鞄、鉄パイプを手に入口に向かう。
のぼりを持っていてくれた人に
「ありがとうございます!」
そう一声、掛けて店内へ進入する。
【2日目 1:00 ホームセンター 資材館入口 1】
車は咆哮のようなエンジン音を発しながら駐車場を突っ切っていく。
俺はまだ暴走中の消防車を一瞥した後、車内のデジタル時計に目をやった。
ちょうど1時を回ったところだ。
今日は何曜日だったっけ。来週はテストだったんだけど、もうどうでもいいなあ。
…今日一日生きていられるかな。敵は感染者だけじゃない。
それは昨日一日でよくわかった。
ホームセンターにいる人たちは、どうかな。
資材館の入口で、長身の男
>>305 が懸命にのぼりを振っている。
…ということは、あの消防車は俺達をホームセンターに入れるために暴れていたのか。
(危険を顧みず、他人を救おうとしてるのか…。)
車は男の傍に停まった。
佐藤に俺が漁ったおかげで随分軽くなった鞄を渡し、包丁をつかんで車を降りる。
彼は資材館の中に走っていった。
「俺達二人で全員、これ以上他に人は来ません。」
のぼりを振っていた長身・長髪の男に告げる。
「状況を教えて貰いた…」
途中で喋るのを止めた。数人の感染者がこちらに近付いてくるのが見えたからだ。
(さっさと中に入るか。)
チラッと駐車場の方を見る。あの消防車はまだ無事か?
暗くてわからない。
【1日目 01:00 ホームセンター 資材館通用口前 2】
「…嘘でしょ?」
心待ちしてた救助でないと知ると落胆の声を零した。
『
>>296 ギギィィィ・・・ガラァァンンッッ!』
何の音!?どこから?
「
>>298 奴らだ!非常口破ろうとしてます!!」
誰かが叫ぶ。
その声に反応して、
>>300 聡一郎くんはバール片手に資材館へ駆け込んだ。
>>303 男性は瞬時に棚へ上り何かを確認すると、資材館の中へ消えて行った。
>>304 もう一方の男性もまた…。
「ちょっ…皆何する気なのよ!?」
声は誰の耳にも届かない。
皆が慌ただしく駆け回る中、どうしていいのか分からず、ただただ通用口に立ち尽くしていた。
資材館の先で、
>>305 シャッターがゆっくりと上がりだす。
そんなことしたら奴らが!
慌てて資材館にある角材を引きずり、店内に持ち込んだ。
もうここを塞ぐしか…。
「早く!皆さん中へ入って!」
【消費レス6/10 物資調達】
【2日目 01:00 ホームセンター 3】
良かった…のぼりに気付いたみたいだ…。
駐車場を物凄い勢いで走ってきた車は、正面入り口の近くに止まると、中から二人の男性が出てきた。
>>308 「ありがとうございます!」
>>309 「俺達二人で全員、これ以上人は来ません。」
そう言いながら二人は資材館に入ってきた。
そして、それに続くように…車に引き寄せられた奴等が消防車ではなく、資材館の出入口に集まり始めていた。
>>309 「状況を教えて貰いた…」
同じく向かってくる奴等に気付いた男性が、何かを言いかけて口を閉じる。
>>310 「早く!皆さん中へ入って!」
不意に聞こえた声はあの女性のものだった。通用口からこちらに叫んでいる。
中へ入れって…まさか封鎖する気か?まだ佐々木さんが戻ってないんだぞ!?
「待ってください!佐々木さんがまだ戻っていません!」
そう叫ぶと資材館の売り場へ走り、バールを一本手にとり出入口に戻った。自分にはこっちのほうがしっくりくるらしい。
消防車は何処だ…?
暗闇の中消防車を探すが、サイレンと拡声器の音がするだけで姿を確認することは出来ない。
「すいません、誘導してあげられたのはいいけど、自分達もピンチなんですよね」
ハハハ…と空笑いをしながら
>>308 >>309 二人の男性に喋りかけると、店内に侵入してきた奴等の一匹にバールを振り降ろした。
【消費レス7/10 物資調達:バール】
【2日目 01:00 ホームセンター 4】 車が資材館搬入口へと入ったのを確認した俺は、同じく搬入口へと向かう。 出来るだけ轢かないようにしたつもりだったが、如何せん数が多かったらしい。 車体はボコボコに凹み、助手席側のフロントガラスにはひび割れていた。 俺は猛然と駐車場を突っ切り、搬入口へと向かう。そして、ブレーキを踏む。 「…あれ?」 もう一度踏む、踏む、踏む。しかし、車体は一向に速度を落とさない。 あれれ、壊れた?…って、このままでは搬入口に突っ込んでしまう!まずい! 「ええい、ままよ!」 咄嗟に俺は右方向に少しハンドルを切って、勢いよくサイドブレーキを引いた。 ガキンと妙な音を響かせた消防車はタイヤと地面を擦る音を振り撒きながら、 搬入口横の肥料や腐葉土が積み上げられたところへ盛大に突っ込んだ。 「あたた…」 何とか無事だった俺は消防車が外へと出る。 搬入口には春日さんと助けた二人組、それとまだ一匹だけ奴が残っていた。 俺はそいつに腰から引き抜いた投げナイフをお見舞いする。 一投目は肩だったが、二投目に放ったのが頭に突き刺さり、そいつは崩れ落ちた。 …今の俺ならきっとセ○ールにも勝て…いや、無理か。 「大丈夫ですか!」 搬入口に駆け寄りながら俺は三人に声をかけた。 【消費レス8/10 資材館へ帰還】
【2日目 1:00 ホームセンター 資材館 5】 まあ、説明されなくても混乱してて統率が取れていないことはわかった。 背後から早く中に入れと叫ぶ女性の声が聞こえる。甲高いその声はよく響いた。 バールを手に戻ってきた長髪の男が、自分たちもピンチだと自嘲気味の笑顔を見せた。言う割に余裕そうじゃないか。それとも限界? 「ピンチ…みたいですね、俺も手伝います。」 包丁を握りなおし、目の前の1人の感染者…中学生くらいの女子…に狙いを定めゆっくりと近付く。 感染者の手が俺に触れる直前、包丁をその首から脳へ抉るように突き刺す。向こうの方が背が低いから、血飛沫は俺のTシャツにかかった。 感染者の頭をつかんで包丁を引き抜くと、感染者は体を一度大きくビクンと震わせ崩れ落ちた。 「…。」 駐車場の方を見ると、消防車がこちらに直進して来るのが見えた。なんか…少しもスピードを落とす気配がない。 (突っ込んでくる!?) 「早く中に!」 長髪の男に呼びかけると、資材館の中に避難した。 ガシャァン! 直後、何かが衝突した音がした。意外に小さな音だったけど。 入口に戻って外を見ると、暗闇の中、ぶちまけられたパレットや肥料の小山の中にボロボロの消防車が鎮座していた。なんかこれと似たような芸術作品を見たことあるぞ。 消防車から降りてきた男は、近くの感染者にいきなり何かを投げつけた。 ナイフだ。二本とも当ててしまった。 (何者だよあいつ。つか相手はのろいんだから無視して逃げてくればいいじゃん…。) ナイフの男は一瞬満足そうな表情を見せた後、俺達の方に声をかけながら走りよってきた。 「いや、あの…あなたこそ大丈夫ですか。とりあえず中に入りましょう。」 男に声をかける。どっちかっていうと心配された方がいいのはアンタだ。 彼が1人で歩けるのを確認すると、俺は資材館の通用口に向って走り出した。
314 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/26(金) 20:13:39 ID:9nZCSqOy0
【消費レス9/10】
315 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/10/27(土) 11:06:27 ID:kRY6H+r/0
保守上げ
【2日目 01:00 ホームセンター 6】
これで三人も…。
数の問題じゃあない…。そんなことは最初からわかっている。
けれど、一人手にかける度に俺の中の何かが壊れていく…そんな気がする。
目の前に倒れている奴等の一人を見下ろしながら呆然と立っていた。
>>313 「早く中に!」
いきなり叫び声が聞こえてふと辺りを見回すと消防車がこちらに直進してきていた。
どうやら、減速する気はないらしい…逃げ切る時間もない…。
ガシャァン!
そのままなら確実に自分達に直撃するはずだった消防車は、直前で曲がると搬入口脇の腐葉土が積み上げられた場所へ盛大に突っ込んだ。
それを見て思わず消防車にかけだそうとした瞬間、ドアが開き、中から佐々木さんが出てきた。
「大丈夫ですか!」
近くにいた奴等の一人にナイフを投げて倒すと、多少満足気な表情をした佐々木さんが資材館の中へ駆け寄ってきた。
大丈夫ですかって…?あなたが大丈夫か聞きたいくらいだよ…。
「そっちも、大丈夫そうですね。急ぎましょう。搬入口もだけど非常口の方からも奴等にも奴等が…」
奴等が集まりだした扉の無い非常口を指さすと、通用口へ向かって足を運びだした。
【消費レス9/10】
保守
318 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/30(火) 07:13:40 ID:FCZirjK+O
保守
319 :
本当にあった怖い名無し :2007/10/30(火) 17:30:46 ID:whqPCtaF0
僕は入ってもいいですか?
>>319 ルールとか見て判断すればおkじゃないかな
【2日目 01:00 ホームセンター 7】
俺が側に駆け寄ると、片方の男性
>>313 から少し妙な視線を向けられた気がしたが、気にしないことにする。
「消防車のブレーキが壊れてしまって…破片とかで怪我がなければと」
「…もう次は動きそうに無いですね」
満身創痍の面持の消防車を見ながら呟く。
短い間だったが、役立ってくれたその英雄に俺は敬礼した。
>>316 「そっちも、大丈夫そうですね。急ぎましょう。搬入口もだけど非常口の方からも奴等にも奴等が…」
救出した男性
>>313 が一足先に通用口へと向かう。春日さんと救出したもう片方の男もそれに続く。
春日さんが言うように非常口と開け放たれたシャッター付近には集まりだした奴らの姿が見える。今から通用口を向こう側から封鎖するのは時間的に厳しそうだった。
「またこんな無茶か」
手早く辺りを見渡した俺はそう呟くと、通用口横へと走り寄った。そこには長い木材や鋼材が壁に立て掛けられていた。
俺はそれらを固定する留め金を手に持ったバールで叩き壊し、一番手前の資材の下方を蹴飛ばした。
バランスを崩した資材は衝撃に従順に従って、こちら―通用口の方―へ倒れかかってくる。
それを確認した俺は急いで通用口から店舗へ駆け込む。
俺が中に入った直後に聞こえてきたのはガラガラという資材が扉前に崩れ重なる音だった。
【消費レス10/10 封鎖完了】
ガガン、ガン、ガン、ガン、・・・ガン・・ガン・・・・ガン 封鎖された扉を叩く音が段々弱まっていく。 とりあえず当面の危機は去ったようだ。 集まった生き残り達は顔を見合わせる。 ■イベント「選択」「ホームセンターへの集合(正式名称なし)」は終了です。 ■榊・佐藤・佐々木・春日はホームセンターにたどり着きました。 ■調達した物資は ・バール ・角材 ・ポリタンクです。 ■このイベントで榊・佐藤が負傷しました(感染の度合いは不明です) ※現在の負傷者は美袋・聡一郎・榊・佐藤の4名です
ホームセンターに集まった生き残り達。 その中の何人かは傷を負っている。 ゾンビに襲われた傷なのか・・・どこかで出来た擦り傷なのか・・・ ふと、傷が疼いた気がした。 ■現在負傷している美袋・聡一郎・榊・佐藤が対象のイベントです(それ以外の人は対象外です) ■これから●レスの間に書き込み秒数下一桁●だった時、ゾンビ感染となります。 ■●レスの間に書き込まない人は●レス目の書き込みの秒数下一桁が奇数の場合ゾンビ感染となります
【1日目 01:00 事務所 8】 「…」 サイレン。サイレンの音だ。赤い光。赤い空。 誰かが叫んでいた。誰かが助けをもとめていた。でも、体は動かなかった… だんだん、町は闇に染まっていく。 いつもより遠く出掛けたせいで、帰り道もわからなくなってしまう… そんな心細さだけがあった。 「…!」 そのとき、何か大きなものがこの建物に衝突する音がした。続いて、何かが崩れる音も。 それで、目を覚ました。 「なんだ…」 時計を見ると、もう深夜だ。寝ていたのか。嫌な夢を見た。 「夢でもなかったか」 かたわらに転がっているバットを見つけて、そう思った。 何が起こったのか、見てこよう… 事態は収拾しちゃいまい。むしろ悪化してる可能性が高い。 タバコに火をつけ、バットを拾って事務所を出た。 「…」 空気が動いてる。やっぱり何かあったな…
【2日目 01:00 ホームセンター 9】 「…。」 (だから、何者だこの人。) ナイフの男を一瞥する。 初登場から今まで、普通じゃないぞ。 今のとこ頼りになってるからいいけどさ… 扉を叩く音がなくなった。感染者どもは扉から離れたようだ。 いつまでも叩いてるかと思ったら、諦められるだけの知能はあるのか。 「っと…。誘導してくれてありがとうございました。俺、榊悠太です。」 自己紹介して軽く頭を下げた。 マトモな人間はここにいるだけだろうか。 「ここの状況を教えてください。建物の中に感染者はいないのかとか…。」 この人たちがここに逃げ込んでから一通り建物の中はチェックはしたんだろうけど… 装備集め、の前に水が飲みたいな。緊張と菓子パンのせいで口の中がカラカラだ…。
【2日目 01:00 ホームセンター 10】
救助はできた、けど封鎖する時間はあるか…?
奴等が徐々に侵入してくる出入口を後目に、通用口まで一気に駆け抜ける。
>>323 「またこんな無茶か」
通用口に辿り着き、後ろから声が聞こえると同時に何かがぶつかったような…そんな音が聞こえた。
店内に入ると、後ろから佐々木さんが走り込んでくる。そして、今度は轟音が聞こえてきた。
轟音が止むと、通用口の向こう側は資材が積み重なり、バリケードとなっていた。
資材館に溢れているだろう奴等は、しばらく資材を叩いていたが、やがてまた静寂が訪れた。
ふぅ…っとため息をつきながら、商品棚にもたれかかる、とりあえずは、安心だ…。
その場が落ち着くと、包丁を手に持っていた
>>327 男性がお礼と名前を名乗った。
そういや、名前なんて名乗ってない…いや、暇もなかったっけ。
「自分は、春日 薫といいます。市内の大学生でした。ここへは、そっちにいる佐々木さんと一緒に来ました」
榊君が喋った後、続けて自己紹介をした。
ホームセンターにはさっきついたばかりでよくわからない。できれば俺も知りたいんだよな。
(^ω^)
【2日目 02:00 ホームセンター 1】
やはり気のせいではないらしい。
男性
>>327 の視線を浴びながら、俺は思った。
…そういえば彼らには自己紹介していないな。だからか?
>>327 「っと…。誘導してくれてありがとうございました。俺、榊悠太です。」
そんなことを考えていると男性
>>327 はお礼と自らの名前を名乗る。
>>328 「自分は、春日 薫といいます。市内の大学生でした。ここへは、そっちにいる佐々木さんと一緒に来ました」
それに続いて、春日さんも続ける。
「じゃあ、私も改めて…佐々木 恭一と申します。F市消防局所属の消防官です」
それ倣い、自分も自己紹介したところで少し頭がクラクラした。
時計を確認すると既に二時を回っている。
タフさが売りの消防官だが、流石に一睡も無しというのは堪える。
消防車の一件といい、封鎖の一件といい、どうやら疲れて妙な状態になっているらしい。
これが終わったら休憩をいただこうかな、と考えていると榊と名乗った男性がここの状況について聞き始めた。
そういえば、文字通り到着したばかりだった俺と春日さんもここの状況については知らない。
俺は先にホームセンターにいた二人の方を見た。
さて、どんな話が出てくるのか。蓋開けてパンドラボックス、ではなければいいのだが…。
>>330 訂正
それに続けて、春日さんが続ける。
↓
それに続けて、春日さんも自己紹介をした。
【2日目 02:00 ホームセンター 2】
次々に彼らが通用口へ駆け込んできた後、佐々木さんだけは資材館をうろついていた。
何をもたついてるのよ?
「うわっ!」
覗き込もうと瞬間、何かが倒れ、目の前の風景が一変した。
奴らの声も次第に遠退いてゆく。
「…どうにか助かったみたいですね。」
ぽつりと呟いた。
彼らも安堵したのか、自己紹介を始めた。
改めてここに集まった面々を見てみると、みんな若い方達ばかりだった。
私より年上は美袋さんだけかぁ。
そんなことを考えていると、
>>330 佐々木さんの視線を感じた。
あぁ、ここの説明しろってことね?
「藤原 華といいます。
えっと…、外に通じる店内の扉は封鎖済みですよ。
場所は正面口と事務所の通用口とストックルームの裏口と搬入口。
この通用口は気付かなくて…さっきまで暗かったもんで。
あと、私とそこにいる聡一郎くん以外にも事務所に人がいます。」
そう話しているところで、事務所から出て来た
>>326 美袋さんの姿を見つけた。
「彼は美袋さん。
騒動に起きてきたみたいですね。」
少し沈黙した後、再び口を開いた。
「それとちょっと伺いたいんですけど…奴らに怪我させられた方います?」
あの報道が事実ならマズイことになるよ。
最悪隔離しないと…。
【2日目 02:00 ホームセンター 3】
みんなが自己紹介するのをポリタンクをに座って眺める。
若者が4人で、そのうち1人が消防士さんか。体力的には問題ないな。
>>332 「…あと、私とそこにいる聡一郎くん以外にも事務所に人がいます。」
」
藤原さんが自己紹介の後俺の名前を口にした時に、軽く頭を下げる。
それにしても腹減った…袋に詰めたお菓子やらカップ麺を見ながら考える。
この際だし文句は言えないけど、こんなもんよりもっと腹に溜まるような…血のしたたるような肉とか食べたいよな。
>>332 「…奴らに怪我させられた方います?」
『怪我』その二言だけがやたらはっきりと耳に残り、藤原さんに目をやる。
血の滲む右腕を怪我の上から掴み、答える。
「俺怪我してますよ。まあ多分どっかに引っかけたんだと思うんですけどね?
あっちに薬箱あるかもしれないんで、続きは事務所でしませんか?」
そう言って答えを待たずに事務所へ向かった。
【2日目 02:00 ホームセンター 4】 俺の質問を受け、喪服の女…フジワラ ハナが喋りだした。 さっき叫んでたのはこの人か。気が強そうだ。 (フジワラハナ…藤原花?20代後半…んー27、いや26歳かな。) 当たりかどうか確認したいが止めておこう。 藤原さんの説明を聞きながら色々考える。 扉が封鎖してある…のは聞くまでもなくわかる。 してなきゃ今頃ここは感染者でいっぱいだ。 彼女が言うには他にもマトモな人間がいるらしい。 どんなヤツかと考える間もなく、その人は姿を現した。 スーツを着た20後半〜30代くらいの男性だ。ミナギというらしい。 気だるそうな表情の彼は右手にタバコ、左手にバットを持っている。 (ニコチン中毒…) その右手に持ったものを手放すまで寄らないでもらいたいなあ。…いや、今は副流煙気にしてる場合じゃないか。 ちょっとの沈黙の後、藤原さんが思い出したように話し始めた。 怪我人はいるか、だそうだ。ソウイチロウと呼ばれた男性が早速答えた。 俺も自分の体を確認してみる。服についてる血はみんな返り血のはずだ。 …違和感を感じて左腕を見ると、シャツが裂けているのに気付いた。 シャツを捲ってみると、小さな切り傷があった。何かに引っ掛けたかな。それとも感染者どもに掴まれた時…? 「ああ、俺も怪我ありました。大した事ないですけど。」 後で消毒でもしとこ。それより、この人の質問の意図は…。 「テレビで言ってた“伝染病”のこと気にしてるんですか?」 俺はそもそもあれを病気って呼ぶのに違和感あるな… 凶暴化するだけならわかるけど、致命傷を負ってるのに歩いてるとか超常現象じゃん。 ああもう、原因とかいくら考えたってわかんないだろうな。 俺はソウイチロウさんの後に続いて、事務所に向って歩き出した。
【2日目 02:00 ホームセンター 5】
>>332 「それとちょっと伺いたいんですけど…奴らに怪我させられた方います?」
だいたいの情報を語った後、藤原華と名乗った女性はそう全員に問い掛けた。
その言葉を聞いて体を確認する。
特に怪我はしていないようだった、強いて言うなら衝突時の衝撃からか体が少し痛いぐらいか。
「いえ、特には…」
ちらりと春日さんを見るが、彼も目立った怪我は無さそうだ。
>>333 「俺怪我してますよ。まあ多分どっかに引っかけたんだと思うんですけどね?
あっちに薬箱あるかもしれないんで、続きは事務所でしませんか?」
>>334 「ああ、俺も怪我ありました。大した事ないですけど。」
先にいた総一郎さん…だっただろうか、と先ほど救助した榊さんには怪我があるらしい。
ここで俺は質問の意図に気がついた。
先の警察署、そこで見た警官達の姿が頭にフラッシュバックする。
確実に伝染ると決めつけたわけでは無い。
しかし、不安要素はあった。
「ああ、なら私が治療します。その辺りも一応、手ほどきを受けているので」
表面上は平静を装いながらそう言う。一応、傷の程度を確認しておきたかったからだ。
彼らに続き、事務所へと向かう。
少し歩き始めたところでまた体がクラクラとした。
あー、これはちょっとな…。本当に休憩もらわないと。
「あのーすいません、治療が終わったら事務所で少し仮眠をとりたいのですがよろしいでしょうか?」
と当初からホームセンターにいた人達に問い掛けた。
生き残りに会えた。自分が最後の人間ではなかった。 それにかすかな興奮を覚えつつ話す生き残り達。 その興奮に紛れ、傷の痛みは消えていった・・・ ■シークレットだった感染条件の開示 ・これから「10」レスの間に書き込み秒数下一桁「1」だった時、 ゾンビ感染となります ・「10」レスの間に書き込まない人は「1」レス目の書き込みの 秒数下一桁が奇数の場合ゾンビ感染となります ■感染者なし ※美袋・榊・聡一郎は書き込みレスの秒数下一桁が1で無いため感染なし /佐藤は書き込みは無く最終10レス目の秒数が偶数のため感染なし
【2日目 02:00 ホームセンター 6】
そういや、消防署から何も飲んでなかったんだっけ…。
自分の名前を名乗ると、近くにあったミネラルウォーターに手を伸ばす。
それをグビグビと飲みながら他の人の自己紹介を聞いた。
藤原さんに、聡一郎さん…後、今出てきたあのダルそうな人は美袋さん、ね。
一通り自己紹介を終えた後、藤原さんが皆に問い掛けた。
怪我をしているかだって…?
それに答えたのは二人…榊さんと聡一郎さんだった。
ふと、警察署での光景が思い出された。感染…か。
治療も兼ねて事務所に移動するようだ…それに続けて佐々木さんが言葉を発した。
>>335 「ああ、なら私が治療します。その辺りも一応、手ほどきを受けているので」
皆が事務所に移動するなか、一人ブラブラと店内を歩きだした。
俺が行っても治療ができるわけじゃない、ならもしもの時を考えないと…。
そういえばトイレの方は話に出てこなかったけど、誰も確認してないのか?
もしかしたら、奴等もそこから入ってきたのかもな…。
床に転がった動かぬ死体を一瞥すると、バールを握りなおし入り口の方へ足を運んだ。
(゜ロ゜)
寄り集まるように生き残り達は聡一郎の言葉で事務所に移動する。
変わってしまった日常に思いをはせながら・・・
■対象:現在の参加者全員及び新規参加希望者
■ホームセンターのメンバーはこのレスを書き込み後リアルタイムで
72時間以内に事務所に移動する書き込みもしくは、
他のメンバーからの事務所への誘導への反応を書き込んでください
■ホームセンター外に居るメンバー及び新規参加希望者はこのレスを書き込み後
リアルタイム72時間以内に生存を表す書き込みを行ってください
■このイベント期間中に書き込みを行わないメンバー及びその後の新規参加者
は状況確認スレ
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/occult/1190739633/l50 で参加タイミングの相談が必要となります
■1度書き込みを行った後の行動は基本的に自由とします
【2日目 02:00 ホームセンター事務所 7】 治療してくれんならしてもらおう。 こんな傷自分で消毒液かけて絆創膏しときゃ十分だと思うけど。 ソウイチロウさんに続いて事務所に入る。 すると、もう嗅ぎ飽きていた腐臭と血腥さが微かに鼻をついた。 臭いの元は床に転がっていた感染者の死体のようだ。 (鼻が麻痺してんのかな、相当な臭いがしてると思うんだけど。あんま気になんない。) 近寄って観察してみる。中年の男だ、頭をかち割られてて、かなり吐血したみたい。 (…こんなの普段なら見た直後に吐いてるだろうな。感覚も麻痺してるなあ。) グロテスクな死体を冷静に観察している自分に、奇妙な感じを覚えた。 それにしても、所々服が破れて肉がえぐれているのが気になる。毟り取られたというか、思い切り噛み千切られたように見える。 これはホームセンターにいた人達の仕業じゃないだろう。 こんなに何箇所も負傷してたら普通出血とかで死んじゃうんじゃ。こいつも致命傷を負いながら歩いてここまで来たのか? どうしてそんなことができる?これじゃ死体が歩いてるとしか…。 外に続く扉が塞がれている。 ホームセンターにいた彼らがやったんだろう。 床に転がってるヤツもここから入ってきたのかな。 (ずっとここにいても助けは来ないだろうし、これからどうするんだろ。…とりあえず眠い) 事務所の椅子に座り、眠気に耐えながら考える。
【1日目 02:00 店内 8】
フロアへ出ると、数人が集まっていた。新顔って訳か…
「俺は美袋…まあ、よろしく」
とりあえず名乗っておく。
その中に一人、消防士がいる。なんだか、事のあらましが大体見えてきたな…
サイレンは確かに聞いたし、ここに消防士がいるって事は
乗ってた消防車で突っ込んできたって事だろう。さっきの音はそれだ。
救助じゃない事は…現に俺が救助されてない事と、この消防士が休みたがってる事から分かる。
>>335 「ソファがあるからそこで休んだらいい…さっきまで俺も寝てたからな」
それから、藤原さんの質問を反芻する。
妙な聞き方をするな。『怪我した』じゃなく『怪我させられた』?
純粋に心配してる訳じゃないらしい。何かあるな。
傷の事は黙っていよう…もう塞がった傷だ。ことさら気にする事じゃないさ。
さて、とりあえずみんな事務所に集まるようだし、俺も行くか…
何か面白い話が聞けるかも知れない。
【2日目 02:00 ホームセンター 事務所 9】
続きは事務所で…と言う
>>333 聡一郎くんに続き、
>>334 榊くん、
>>335 佐々木さん、
>>337 春日くん、
>>341 美袋さんが歩き出した。
その後を追い、私もついて行く。
聡一郎くんが怪我してから何時間も経ってるけど、見たところ特に変化ないよなぁ…やっぱホントに引っかけただけなのかも。
それとも、感染には何か条件があるのか?
その辺の情報が分かればなぁ。
とりあえず怪我してる彼らの変化には気をつけておかないと。
あ…、さっき詰めた食品持ってこ。
考えながらゆっくり歩いていると、前方の春日くんが正面口方向に曲がって行った。
>>337 「どこへ行くの?事務所はこっちよ?」
春日くんへ一声掛けて事務所へ入った。
>>335 「構いませんよ。皆さんも交代で休んだ方がいいですよ。
私はまだ大丈夫ですんで、休みたい方は先にどうぞ。
でも、その前に知ってる情報聞かせてもらえます?」
そう言って椅子に腰掛けると、ぬるいお茶の口を開けた。
【2日目 02:00 ホームセンター 10】
>>342 「どこへ行くの?事務所はこっちよ?」
入り口に向かう途中、後ろを歩いていた藤原さんはそう声をかけ、事務所へ入って行った。
「ちょっと造りを頭に入れたいんで、先行っててください」
片手を上げつつ返事をしながらも、歩く足は止めずに入り口へ向かった。
返事は聞こえただろうか?まぁ、どっちでもいいか。
シャッターが降ろされた入り口へ着き、辺りを見回すと左手にW.Cと書かれたトイレのドアが見えた。
事務所の声も聞こえず、外の奴等の音も聞こえない…嫌な雰囲気だ。
男子トイレの扉に近づくと、ゆっくりと扉を押し開けた。
少しずつ扉が開いて行くのと同時に、扉の内側から風が吹き込んでくる気がする…。
身構えながら途中まで開いた扉を一気に開け、内側にあった照明のスイッチを押すと電気がついた。
何もいない…よな?
明かりがついたトイレの中を見回すと窓が数ヶ所あったが、どれもしっかり戸締りがしてあるようだった。
「よく考えたら、開店してないのにトイレの窓が開いてるはずはないわな…」
そう独り言を呟くと、女子トイレを確認することを止め、店内に戻った。
【2日目 03:00 ホームセンター 事務所 1】
>>335 「構いませんよ。皆さんも交代で休んだ方がいいですよ。
私はまだ大丈夫ですんで、休みたい方は先にどうぞ。」
「そうですか、ありがとうございます」
事務所に入った俺は壁際の棚の上に救急箱を見つけ、それを使って治療を始めることにした。
最初に総一郎さんの腕の傷から取り掛かった。
彼の服の袖を捲くると、その傷が姿を現した。
傷は金属片か何かの鋭い物による創傷。少なくとも奴らから負った怪我では無さそうだ。
俺は少し安堵すると、救急箱から包帯と濃褐色の消毒剤、ヨードチンキを取り出す。
ヨードチンキか…こいつは…。
「染みますけど、我慢してください」
一言断わってから、ヨードチンキをかける。
濃褐色の悪魔。傷口に蹂躙して痛みを増幅させる恐怖の消毒剤だ。といっても凄く染みるだけだが。
だが、この傷につけるのはある種の拷問とも言えた。
消毒が終わった傷口にガーゼを当て、上から包帯を巻く。これで一丁上がりだ。
同じ手順で榊さんの傷も治療する。こちらも奴らによる傷では無かった。
傷が若干小さかったが、治療には一応包帯を選択した。
その治療の傍ら、俺の知っている情報を藤原さん達に話していく。
昨日の朝の出来事、春日さんとの出会い、その後の消防署からの脱出、そして警察署の壊滅。
長い長い出来事だったはずなのだが、それを話しきるのに必要だった時間はとても短く感じた。
…何はともあれ、これで少しは休めそうだ。
話と治療を終えた俺は立ち上がると、拝借することになったソファに歩み寄っていった。
【2日目 03:00 ホームセンター 事務所 2】 「ありがとうございました。ササキさんって色々できるんですね、さっきのナイフスローイングとかも凄かったですよ。」 治療してくれたナイフの男…いやササキさんに礼を言った。 消防車の運転、簡単な治療が出来るのは消防士だってことで理解できる。 でも投げナイフってのは…趣味にしても珍しい気がする。 投げナイフから兵士を連想して、そして昔アメリカにホームステイした時、その家の近所に傭兵一家がいたのを思い出した。 (親父も息子もPMCのプライベート・オペレーター…だっけ。) 彼らがここにいれば、頼りになるんだけど。銃がなくても強いんだろうし。 …また関係ないこと考えちまった。 包帯の上から傷をさする。ここまでこの傷一つで済んできた俺はツイてるよな。 包帯巻くのは大げさなんじゃないかと思ったけど、まあ絆創膏だと剥がれちゃったりしそうだしいっか。 彼…ササキさんは治療の時俺達の傷をやけに注意深く観察してた。 これから隠せる怪我は隠しとこうか、見せてもいいことなさそうだし。 彼が話し終えたところで、俺もこれまでの体験を話すことにした。 といっても凄く簡単に大雑把にだけど。 昨日寝坊したんでそのまま学校サボる事に決めて、街に出たら感染者に襲われたこと。 逃げるなかで見知らぬ同級生の女子(屋上で殺した“あの子”)を助け、一緒に逃げることになったこと。 「俺、ちょっと店の中見てきます。」 話し終えるとのっそり立ち上がって事務所を出た。 …“あの子”が感染者に噛まれたこと、そしてどうなったかということは言わなかった。 感染者が発病するまでの様子とか、貴重な情報だと思うんだけど話す気になれなかった。 最期の瞬間の“あの子”の顔がちらついて。
346 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/11/02(金) 10:24:52 ID:vbwOGnU30
保守アゲ。
(゜ロ゜)
【2日目 03:00 ホームセンター 事務所 3】 佐々木さんが聡一郎くん、榊くんの治療を行う中、横目でその傷口を確認していた。 どちらもたいしたことなさそうだけど、問題は程度じゃなくて何で怪我したか?なんだよなぁ。 …うわっ、玉虫みたい。 販売中止になったものと思っていたヨードチンキがここにはあった。 治療を終えると、佐々木さんは今までの経緯を話し出した。 やっぱりそうなんだ…。 そんな気はしてたが、消防や警察の救助を待つ他無い状況で、壊滅の告知はキツかった。 他の地域から救助来てくれるんだろうか? 自衛隊はどうなってんだろう? その疑問を口にしようとしたが、ソファーへ向かう佐々木さんを見てやめた。 榊くんも手短に今までのことを話すと店内へ出て行った。 救助来るまでここにいるとしても、食糧的に数日が限界だろうし、奴らがバリケードから押し寄せて来たら終わりだ。 その時は自力で逃げるしかないのか? 溜息が零れる。 静かになった室内で時計を見上げた。 もう3時過ぎてたんだ…。 私もちょっと休もっかな。 椅子に腰掛けたまま目を閉じた。
350 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/02(金) 18:12:45 ID:Zwj+2c6x0
僕はいりたいけど、どうすれば・・・ まぜてほしいんだけどなぁ・・・
【2日目 03:00 ホームセンター 事務所 4】
先頭だって事務所に向かう途中、そっと腕をまくる。
普通に切れてるんかな?感染者に噛まれたんじゃーないよな?
そう確認し、安心して服を下ろす。
事務所に戻ると早速佐々木さんが怪我の手当てをしてくれた。
>>
>>344 「染みますけど、我慢してください」
その言葉に体を突っ張り顔をゆがめる。
「うぉーーー痛ってぇぇ。」年甲斐もなく大声をだしてしまったことに照れを感
じ、笑いながら礼を言いごまかす。
「いや〜痛いですねぇ。ありがとうございます。しかし、こんな時佐々木さんみ
たいな人がいてくれてよかったですよ。」
そう言い、傷のある榊君に場所をかわる。
そうしながら、皆が今までの事を話すのを聞いていく。
うーん、皆結構大変な目にあってんだ。まあ、俺も頭おかしいおっさんに…そこ
まで考えて床に転がるおっさんを思い出す。
あー片付けなきゃだよな。
一仕事終えて休むとするか。ため息をつきながら立ち上がり、事務所の面々に声
を掛ける。
「誰か、このおっさん片付けるの手伝ってくれません?多分角材で頭かち割った
んで完璧に死んでると思うんですが…
ここで休むのに死体があるってのも嫌ですしね。
とりあえず、売り場から手袋とブルーシートと…ロープでいいかな?持ってきま
すんで。」
そういって先に出て行った榊君に続き、事務所をでた。
【2日目 03:00 ホームセンター 5】 結局、入り口と通用口、ストックルームの入り口以外には出入口も見つからなかった。 グルッと店内を一周回ってレジの前に出るとそこに腰掛け、煙草に火をつけた。 「はぁ…どうすっかな…」 消防車は壊れ、外には奴等が溢れ返っている…脱出なんてもう、不可能に近いだろう。 今のところは安全だけど、資材館のように扉が破られたら何処に逃げればイイ? 救助…?警察署のあの惨状を見た以上、そんなものはあてにならない。 この町の生き残りは、きっと自分達だけだろう。 そして、その自分達も逃げ場なくここに閉じ込められ、いずれは…。 そこで頭をブンブンと振った。気が付けば悪い方向についつい考えてしまっている。 「感染、か…」 ポツリとそう呟くと、煙草を揉み消し腰を上げ、レジの脇の電池パックを数個とると、電化製品売り場へ向かった。 今必要なのは何よりもまず情報だろ?持って来たラジオは車の中だし、新しいのを調達しないとな。
【2日目 03:00 ホームセンター 店内 6】 入口横にあった買い物カートを押しながら店内を歩く。 春日さんも店内をウロウロしているのを見かけた。何してんだろ。 パキッ バリボリ 普通にうまい。一緒に入ってる氷砂糖もうまい。 防災特集という小さな特設コーナーから持ってきたカンパンを齧りながら歩く。 他にもアルファ米のわかめご飯に、そしてミネラルウォーターをカートに放り込んだ。 (できれば水で作るよりお湯がいいけど、ガスコンロとかどっかにあるかな?) 同じく見つけた耐熱手袋というのを早速両手にはめておいた。 素手で感染者に触りたくないし、耐熱って何か便利そうだ。 次は武器だ。包丁よりもっと安全に戦えるものが欲しい。 ちょくちょく余所見をしながらアウトドアコーナーに向う。その次は工具コーナーかな。 それにしても、おかしなヤツらに追われてホームセンターに篭城することになるなんて。 映画やゲームの登場人物にでもなった気分だ。 でもこれは現実だから、映画やゲームと違って結末は決まってない。 自分次第なんだ。 (どうにかなるさ、どーにか。今はこうとしか言えねぇよな。) 眠いけど、一通り店内を見とかないと…。 【耐熱手袋(見た目は白い軍手)装備】
355 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/03(土) 11:16:11 ID:EmJ5sWl+0
早速ホームセンターへ行く岡部聡です。 【1日目。11時自宅】 はっきりいってびびりだ。 (どうにかして自宅から出よう。) そう思い、家の模造刀を3本。持っていった。 (くそ、関の孫六は置いときたかった。) そう思い、単車で家をでていった。 駐車場にとめ、どうにかホームセンター到着。【模造刀3本所持】 こんなんでいいですか?
(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜) (゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)
358 :
岡部聡20男 ◆mleSouCcrs :2007/11/03(土) 23:00:48 ID:EmJ5sWl+0
【2日目 3時 自宅 7】 やばい。連絡してあけてもらわないと。 早速TELする。 (出てくれ〜頼む!)ペプシを口にしながら、応答を待つ。 携帯に力が入る。
なんだこいつ、ただの荒らしかよ。
360 :
岡部聡20男 ◆mleSouCcrs :2007/11/03(土) 23:27:12 ID:EmJ5sWl+0
初心者なんだから、間違いはあるかもしれない。 学習するから、それはいわないで
361 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/04(日) 00:02:06 ID:8tsVQkPI0
だめだ
【2日目 03:00 ホームセンター 8】 電化製品売り場に行くと、携帯ラジオ見つけることができた。 早速カチャカチャと電池をはめこんでいると、そこでふと疑問が浮かんだ。 そういやネットは、生きてるのか…? 今朝から色々なことがありすぎてそこまで頭が回らなかったな…。 断線でもしてない限り繋がりそうだし、少しいじってみるか。 「事務所ならパソコンくらい置いてあるよな」 そう呟くとストックルームの扉を開け、事務所へ向かった。 事務所に入ると、佐々木さんと藤原さんが寝息をたてていた。 もう一人、美袋さんと言ったか…その人もいた。 順番に休んでるのかね…。俺も後で少し休ませてもらおうかな。 目が合った美袋さんに軽く頭を下げた後、室内を見回すと、デスクに置いてあるパソコンを見つけた。 早速電源を入れると、煙草を取り出して火をつけた。 さて、ちゃんと繋がってくれてるのかな…。
【2日目 3時 自宅9】 そうだ。友達の高岡は、ホームセンターで働いていて、 事務所あたりにパソコンがあるっていってたな。 今起動していたら、連絡できるかも! そう思い、早速手帳に何気なく書いていた メルアドを頼りに、連絡をとろうと試みる。 繋がる確立は低いなぁ。
都合いいな…
続きは状況確認スレの方で頼む
雰囲気がつかめたら行動するとか言っときながらまたこれか。 ゲームの現在状況を全く考慮してない書き込みからして、こいつ状況確認スレも本スレもまともに読んでないぞ。 キャラの設定も他のやつのをいじっただけだし、プレイヤーに見せかけた荒らしだな。 GMはこいつにゲームのあらすじ聞いてみたら? 正解が出るまで参加させるべきじゃないな。
367 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/04(日) 15:35:21 ID:YQ7bgi9BO
岡部のせいで雰囲気ぶち壊し
【2日目 03:00 ホームセンター 事務所→休憩室 10】
聡一郎くんの声にハッとして、目を開けた。
>>352 「…んっ?あぁ、手伝いますよ。」
痛む身体を伸ばし関節を鳴らすと、もう一度目をつむった。
もう襲ってこないならこのままでも…よくないか。
棚の下敷きになってる奴らはどうすんだろ?
そういや、カー用品の液体も拭き取らなきゃなぁ。
いつか誰か転ぶよ。
はぁ…面倒臭いなぁ。
眠りかけた脳は、面倒臭いばかりになっていた。
物音に気付き再び目を開けると、春日くんがパソコンで何やら始めようとしている。
>>362 「何か検索でもするの?あの化け物のこと?
さっき観たテレビニュースでは、全国的に奴らが人を襲ってるらしいわ。
だから避難指定場所へ避難するなって。
あと、感染症だとも…。
随時情報は放送するみたいだから、そろそろ新情報が流れてるかもしれませんね。
何か分かったら教えて。
私はテレビの方観てきますね。」
そう言って隣室の休憩室へ行くと、テレビの電源を点けた。
イベント「生き残り達」の終了を延期します。 ■終了リミットは11/5(月)の24:00まで延期とします ■現在参加を希望している方はそれまでに書き込みを行ってください ■すでに当該イベントに書き込みを行っている方は自由行動でお願いします
【2日目 3:00 桧 ゆなの部屋】 …う…、気持ち悪…。 未だ熱は下がっていないようだ。頭が酷くガンガンする。 先日、窓を開け放して寝た報いか?最近明け方は冷える。 今、何時なんだろう…? 真っ暗な中、手探りで携帯を探し、ボタンを押すと青白い光の中に文字が浮かび上がる。 …午前3:00… すげ〜、19時間寝ちゃったょ。 「無断欠勤…ヤバいなぁ」 おもむろに、テレビのスイッチをONにする。 途端、趣味の悪いスプラッタ映画が映し出される。 変わってるな。日本がメインのゾンビ映画か…。ボ〜っと画面を眺めていた。
(゜ロ゜)
【2日目 04:00 自宅 2】 ずいぶん寝た・・・・・ 何時間寝ただろうか、もしかしたら一日寝てたかもしれない もう、眠気はいらない この場を和ませてくれるものが欲しい いつもならいる家族は一向に帰ってくる気配は無い 「なんだかなー」 独り言も家の空気に飲み込まれてゆく 散歩にでかけよう、夜の外出は危険だけど めったに危険に巻き込まれることは無いだろう 最近いってないホームセンターのほうにでも寄ってみよう 今夜は楽しい夜になりそうだ
「すっきりしたぁ〜」髪をタオルで押さえながら冷蔵庫を開ける…が目欲しいものは全く見当たらなかった。 確認できるのはジンと得体の知れないラベルの貼られた、コハク色のアルコールのボトルのみだ。 汗で貼り付くシャツの余りの気持ち悪さに、熱でふらふらする体を無理矢理バスルームへ引きずり込んだのが吉と出たようだ。少し体が軽くなった気がする。 だが、気分が良くなるのと同時に空腹感と喉の渇きが襲ってきた。 ……ジン、イッキ飲みとか有り得んしな。仕方ない、コンビニでも行くか。 テレビの前で髪を乾かし始める。 「まだやってるの?この映画。」 どうやらライブリポート式に演出されているようだ。公園で中継中のリポーターが近寄って来たゾンビに食い殺される…と言うシーンだ。 「うわ、グロっ。」 テレビの電源を切り半乾きの髪に黒のキャスケットを被る。メイクは…夜中だし、帽子被ってるから良いか。ウエストポーチに財布を放り込みエレベータで駐車場へ向かう。 あれ?車、少なくない? 家は6階建ての賃貸マンションだ。世帯数は…まぁ、たくさん在るだろう…。この時間帯なら駐車場は殆ど埋まっていてもおかしくないのに3、4台がまばらに止まっているのみだ。 「ま、いっか〜」 愛車の軽に乗り込むと一旦車体を後退させ、向きを変えるとマンションの駐車場を後にした。
【2日目 04:00 ホームセンター事務所 3】
なんで繋がらないかなー、回線は繋がってるのに…パンクってヤツ…?
『ページを表示することができません』
何度か挑戦したが、結局立ち上げたIEに表示されるのはこの文字だけだった。
「あー、ヤメたヤメた」
元からパソコンに詳しいわけでもなんでもない…そう呟くと、さっさとパソコンの電源を落とした。
しばらく背もたれに寄り掛かりボーっとしていたが、先程
>>368 藤原さんが言っていた言葉を思い出し上体を起こした。
時計を見るともう4時を回っている。
朝一のニュースならそろそろだ…もっとも、全国規模なら放送なんてしてられる状況じゃないかもな。
なんにせよ、臨時速報くらいは流れてくれるかもしれない…。
「ネットはダメみたいだけど、テレビはなんかやってます?」
椅子から立ち上がり、隣の休憩室に行くと、藤原さんに話かけた。
(・∀・)
(・∀・)???
【2日目 04:00 ホームセンター 休憩室 5】
おっ、点いた点いた。
テレビリモコンを片手に画面に食い入る。
うわぁ…惨殺シーンだよ。
あら?これぇ、さっきと同じじゃない?
映し出された映像、そして情報は
>>158 昼間見たものと何等変わりがなかった。
「どーなってんのよ?随時更新してなきゃ意味ないじゃない。」
そこへ春日くんがやってきた。
>>374 「はぁ、ダメでしたか…こっちもダメですね。
やってるっちゃあやってるけど、ただ繰り返してるだけなんで。
この調子だと、もうテレビ局に人はいないのかもしれません。
考えてみれば、当たり前ですよね。
警察署すら壊滅状態の中、逃げ出さず報道してる方がおかしいですもん。」
そう言って、テレビへ向き直ると、リモコンの番号を順繰りに押していった。
【1日目 04:00 事務所 6】 事務所で新顔の二人、それに藤原さんが語った事は、俺の予想を超える内容だった。 中でも、感染という言葉。うつる病気なのか。 怪我をしても平気で、しかも人を襲いたくなる病気なんて聞いた事がない。 まるで、モンスター。 「…んなバカな」 そう口を突いて出たものの、現に俺は見たしバトルまでした。 『あんなのがそこら中にいる』 自分で言った事だが、ここまで凶悪な奴らだとは思っていなかった。 とにかく、あれはモンスターで、やっぱりそこら中にいるんだ。 そして感染すると、奴らの仲間入りか。そりゃあ警戒される訳だぜ。 あの時…怪我の事を尋ねられた時、「怪我してる」いや「させられた」と答えていたら、どうなっていたか? 笑えねえ…俺も今後の行動は、慎重を期するべきだ。いろんな意味でだ。 信用なんて言葉、今は忘れるんだ。 黙って椅子に座っていると、春日君がPCで何やら始めた。ネットに繋ぐ気か。 しかし、どうやら繋がらないらしく、さっさと諦めたようだ。 まあ電話も繋がらなかったし、あまり期待できる話じゃなかったろう。 やがて春日君が出て行き、部屋は静かになった。 「参ったぜ、実際」 頭をかいてみるが、快刀乱麻の答えが出てくるはずもない。 いつまでもここにいる訳にいかないって事が分かってるくらいだ。 差し当たり、体調だ。眠気はもう無いが、ずっとのどが渇いていた。 椅子から立ち上がると、飲み物を探しに店内へと踏み出した。 水くらいあるだろう…
【1日目 04:00 アウトドアコーナー 6】 アウトドアコーナーの角にはテントとかのキャンプ用品が展示されていた。 (このテントん中で寝よっかなー…事務所のソファは埋まってるし。物音とか異変がすぐわかりそうだなー…) …でもこの位置だと事務所から離れててすぐ報せにいけない。却下。この状況で俺1人じゃ生き残るのは難しいだろうし。 眠いせいか思考がまとまらない。思いついたことが審査なしでそのまま思考に横入りしてくる。 とりあえず寝袋をカートに入れといた。家電コーナー辺りで寝よう。 カートを置いてアウトドアコーナーを見て回るが、ナイフとか武器らしい武器は見当たらない。 この店にはなかったっけ?ここには親の買い物の手伝いで来るくらいだし、何があるかよくわかんねえ。 「なんかないのかよ…ふぁ〜あ…。」 大きな欠伸が出た。そろそろ寝ないとまずい、いつ感染者どもが来るかわかんないし。 (…んー、なんであそこの棚倒れてんだろ。何があったのかな。) 寝惚けた頭のまま倒れた棚に近付く。もちろん、棚意外にはまったく注意を払っていない。 「ふぁ〜…ぁふっ!?」 ドタン! 「…。」 数秒、目と口を開けたまま天井を見詰める。なんで俺はホームセンターの床に寝転がっているのか。 結構な勢いで後ろにこけたけど、頭は打たなくて済んだ。 転んだ瞬間、体は自然に丸まり受身の姿勢をとっていた。柔道やってたおかげだ。 とりあえずすぐに起き上がり、足元を見回す。 床にはドロッとした液体が飛び散っていた。これに転ばされたみたいだ。 (誰がやったんだか知らないけど…拭こうよ。) 液体が服に付かなかったのは、不幸中の幸いってやつですかね。
【2日目 4:05 桧 ゆなの運転する車】 R&Bのリズムが耳に心地良い。わずかに開けた窓から少し湿った風が流れ込む。 それにしても、さっきから気になるのが路駐がやたらと多い事だ。元々他県から越してきた身としては交通マナーの悪さは目について見えたが…。 家から一番近いコンビニはもうそこだ。 少し速度を落として左折に備える、が、明かりがついていない…? 「マジで?」 いつの間に潰れたんだろ。そのままブレーキから足を離し徐行気味で通過する。 あ、そういや、駅近辺にもコンビニあったよね。そう思いながら赤信号で停まり、ついでにCDを替える為にシフトレバーをPにいれダッシュボードに体を傾けた。 瞬間、車体に "バンッッ" という衝撃が走る。 「は!?何???」 最初は酔っ払いだと思った。この辺りは学生も多く、悪ノリした若者がコンビニの駐車場で暴れる事もある。 「ちょっと、何なワケっ!?」 苛立ち紛れに目線を上げると運転席側の窓に張り付いてる人影が映る。街灯からの逆光で顔は見えないが華奢な骨格からして20代前半位の男の子だろう…。悪酔いした学生程タチの悪いモノはない。 「何か用?ふざけたマネすると警察呼ぶからっ」 睨み付けなが
【続き】 睨み付けながら体勢を整えると、相手はわずかに身じろぎした。と、蔭っていた部分に光が当たり仄かにその面立ちを浮かび上がらせる。 「―――ッッ」 顔の肉がごっそりこそげ落ち、所々白っぽい骨が見える。とても人とは呼べない様なモノが人体模型のような口を半ば開いて、ガラスにベッタリ張り付いていた。 …何、なに?ナニ!?…アレ…??? 混乱する頭とは正反対に右足はブレーキペダルを踏み、左手はシフトレバーをDに入れるのと同時に、右足をアクセルに踏み替えるという動作を非常に冷静に実行した。 信号機が変るのを待たずに走り去る。 こめかみの辺りがやたらとドクドクという音だけが聞こえていた。
【1日目 04:00 ホームセンター前 8】 暗い夜の闇にぽっかりと浮かぶホームセンターが目に入った 久しぶりに来たこともあって懐かしささえ覚える 久しぶりに来たのだし少しだけ入ってみようかな 店に入れたらラッキーで窃盗でもしていこう、大丈夫ばれやしない 俺はフェンスを乗り越えホームセンターに吸い込まれていった
【2日目 4:10 桧 ゆなの運転する車の中】 街の中心地に近付く程に路駐は数を増していく…。と、いうより放置車両…?VIP停めも真っ青な勢いの中央線斜め横切り停め?というより事故った…? 立ち込めるキナ臭い煙が不穏な空気を醸し出している。違法駐車車両を注意深く避けながら、やや徐行気味に車を進める。まだ、鼓膜の奥で脈が激しく波打っている。そっと右側に視線を移す… ――錯覚なんかじゃない。 アイツが張り付いていた窓、手形を引きずったような血の跡が生々しい。 放置された車両の裏に白い影が揺らめいた気がした。 目を凝らすと以外と人影がある。 心もとない足取りでさ迷うモノ、街路樹の脇に屈み込み群れるモノ…時折見えるマネキンのパーツ。 エンジン音に気づき近寄ってくる顔、顔、顔――。 「悪夢だ…」 無我夢中に走った。アレは映画じゃなかった。アイツは錯覚じゃなかった。アレはマネキンなんかじゃない。
【2日目 4:20 ホームセンター】 気が付くと目の前が拓け、ホームセンターが見えていた。仕事帰りによく買い物に来る所だ。 駐車場に車を停めると頭を抱え込む。 歯の根が合わずカチカチ音をたてた。 多分、私は泣いていたと思う…。
【1日目 05:00 事務所 休憩室→カー用品売場 2】
全てのチャンネルを点けてみるが、目新しい情報は得られなかった。
>>374 「うーん、やっぱどこも繰り返し流してるだけですね。
ここにいても仕方ないんで、ちょっと店内行ってきます。
いつ更新されるか分かんないんで、テレビはこのまま点けといて下さいね。」
そう春日くんに伝えると、休憩室に置いてあるモップと容器を取り、店内へ向かった。
あーあ…ここまで流れてきてるよ。
カー用品売場の手前の通路にまで広がってる液体を、モップで拭きながら歩みを進めた。
その先で榊くんがぼんやりと床を眺めている。
>>380 「どうしたの?…もしかして滑った?」
笑いながら周辺の液体をどんどん拭き取っていった。
「さて、これをどうするかだねぇ。」
倒れた棚に近付き、下敷きになった化け物を見る。
隙間からモップで突き、動かないのを確認した。
(・∀・)
新参が浮いてる件 ゆなが暴走してる件 参加メンバーが全然絡んであげてない件
【2日目 05:00 ホームセンター 事務所→休憩所 3】 今までのことが全て夢ならいい。そんなことを考えながら俺は目を開けた。 しかし、俺が寝ている場所は自室のベッドなどではなく、案の定、事務所のソファの上だった。 「ハァ…」 …どのくらい寝ただろうか。体を起こして、時計を確認する。 時刻は五時を少し過ぎたところ。二時間もしっかり寝れれば上々だ。 体を軽く動かしながら事務所を見回す。 皆何処かへ行ったらしく、事務所内に人影は見当たらない。 「…」 …いや、いた。床に突っ伏した死体が。 目覚めに見せ付けられると改めて現実だと理解できる。 まだまだ働かなければいけなさそうだ。 店内に戻るために休憩室の扉に手をかける。 「ん?」 ふと、壁に掛かっている鍵束が目に付いた。 どうやら店内の鍵のようである。 一応、持っていった方が良さそうだ。 それを手に取り、改めて休憩所の扉を開ける。 「おはようございます」 お決まりの朝のあいさつを口に、俺は休憩所へと入った。
【2日目 05:00 ホームセンター休憩室 4】
どうやらニュースも臨時速報もやっていなかったらしい…。
藤原さんはしばらくチャンネルをいじっていたかと思うと、諦めたようで、店内に出て行った。
「警察すら機能してないんだもん、無理な話だよな」
呟きながらテレビの前の椅子に腰掛け、リモコンを手に取ると室内に入ってきた時に見たチャンネルに変えた。
喉元に奴等が噛み付き、アナウンサーが絶命している。そして、それを必死に引き剥がそうとしているスタッフ達…。
この人達も今頃は皆この町をさまよっているんだろうか…?
>>389 「おはようございます」
ボーっと考えて事をしていると、事務室の扉がガチャっと音を起て佐々木さんが休憩室に入ってきた。
「おはようございます。少しは休めました?」
そう聞きながら、さっきから同じ映像ばかりが繰り返し流れてくるテレビ画面に視線を戻した。
喉元を喰い破られたアナウンサー…確かにこの人は絶命しているだろう…。
こうやって奴等は人を襲うのに、それなら何故朝から人の死体を見ないんだ?
警察署でも、ここにくる途中でも、見たのは奴等とバラバラになった人の部品だけ…。
「この感染症は、死人すら奴等に変えてしまうんですかね
【2日目 05:00 カー用品売場→女子トイレ 5】
どうするかと考えたものの、一人で片付けるには相当面倒で厄介なものだ。
ここにずっといるわけじゃないし、わざわざ片付ける必要もないか。
でもこのままじゃあ腐敗臭にヤラレちゃうよなぁ。
とりあえず見えなきゃいい。臭わなきゃいい。
そう考えた私はアウトドア用品売場からブルーシートを数束と梱包材のある棚からガムテープを持ってきた。
倒れた棚の上にブルーシートを並べて被い尽くすと、隙間無くガムテープで床に貼り付けていった。
継ぎ目にもびっしりと。
これでなんぼかマシになったかな?
そろそろ聡一郎くん戻って来てるかもしれないし、あっちで待ってよっと、その前に…。
トイレ行っとこ。
トイレはここへ来て初めて入る。
男性しかいない中、一緒にとは言い出せなかった。
念のため用心しながら中を覗く。
誰もいないよね?
手洗い台に立ち鏡で身なりを整えていると、
>>383 外でフェンスが音をたてた。
慌てて振り向き、小さな換気窓を押し開けた。
「誰かいるの?」
小声で囁き、返事を待った。
これまで自宅待機の警告と偶然撮れた惨劇のシーンだけを繰り返し流していたTV。 いきなりそのTVの画面が切り替わる。 誰ともなく呼び交わしあい集まる生き残り達。 憔悴しきって、いつも顔に貼り付けている笑顔を出せないまま、アナウンサーは話し始めた。 「本日未明から起こっております、人が人を襲う事件ですが、 政府はこれをゾンビに非常に酷似した現象であると発表しました。 現在わかっていることは、 ・彼らは意思・記憶を失って、生きている人間を襲う。 ・襲われた人間はまもなく死亡し同じように人を襲い始める の2点です。発生原因・対策などの詳細は不明です。 また、警察・自衛隊などについては、これらに避難した方々の感染・発症により、 麻痺状態となっております。 これらへの避難はおやめください。 情報は以上です。 新しい情報が入り次第またお伝えします。」 ゾンビに酷似した事件・・・ 信じられない気持ちで立ち尽くす生き残り達の前で、同じ内容が繰り返し繰り返し流れていた・・・ 〜序章終了〜
建物の間を吹き抜ける冷たい風。 季節はいつの間にか冬にさしかかっている。 冷たい風はホームセンターにも吹込み、 まどろんでいた生き残りを起こす。 朝の訪れに気がついた生き残りの一人は、 壁に3個目の正の字を記す。 ゾンビ渦発生から15日目。 彼らはまだ・・・生きていた。 ■第2章は15日目8時よりスタートします
生き残り達の一人がTVをつける。 TVに映るのは2日目の夜に流れた放送と変わらないもの。 落胆の表情を浮かべながらTVはすぐに消された。 もちろん日本で起きたこの事件はすぐに世界中に知れ渡った。 しかし、各国の取った対応は救助ではなく、日本という国の隔離だった。 得体の知れない感染症。空気感染なのか、それとも経口感染なのか。 その感染方法が特定されるまで、救助隊の命のリスクが大きく日本への救助は行えない。それが各国での世論だった。 空海ともに日本への便、日本からの便は閉鎖され、何とか逃げ延びてきた避難者達も収容所への隔離を余儀なくされた。 TVを消した生き残りは店内を見回す。 ガランとした店内。 度重なるゾンビの襲撃によって武器・物資を失い、・日々生きていくために食料を消費し、もうほとんどものは残っていない。 ■イベント「選択」で調達した物資以外は序章で持っていた物資は失っています ■食料はあと1日分残っています ■電気・水道は現在も動いています
【15日目 08:00 休憩室 1】 「…。」 俺は無言でテレビを消した。今日も予想は裏切られなかった。 このテレビが俺達に希望を与えてくれる日なんて来ないという予想は。 俺がここに来てから13日。奇跡的にも、俺達は1人も欠けることなく生きている。 でももう限界だ。みんな負傷してなくても、体と精神は限界のはずだ。 入口を封鎖してもヤツらは何度でも侵入してくる。俺達には限界があって、敵には限界がない。 最後にどっちが勝つかはハッキリしてるじゃないか。 12日前、早くここから出ようと提案した。ここにいても死を待つのと同じだ、と。 その時は俺の提案は却下されたけど…他のみんなだってもうとっくにわかってるはずだ。 「ここで野垂れ死ぬなんて嫌だ。…最後のチャンスなのに。」 口から自然と思いが漏れた。
【15日目 08:00 店内→休憩室 2】 「はぁ、はぁ、はぁ…。」 ホームセンター店内を走る。 ここに篭城してから2週間近く、ただじっと座っていたのは最初の3日だけだった。 はじめはゾンビ−テレビでそう言ってた−が窓や扉、壁をたたくたびにビクビクして 息を潜めていたが、今はちょっとやそっとの音じゃびくつかなくなった。 ガラスが割れても淡々と板を持ち寄って、釘でふさぐ。その繰り返し。 そのうち眠れなくなった。 じっといすに座って救助を待つ。ただ疲れるのは心。 体のほうは異常な状態について行けず、冴え渡る目で店内を延々とうろうろした。 俺の頭は大丈夫なのか?そんなことを一緒にいる誰かに聞いたりもした。 たった2週間。 だけど、いつ終わるともしれない2週間は以上に長かった。 汗を拭きながら休憩室へ入ると、ちょうどテレビを消したところだった。 「なんか面白いのやってる?」
【15日目 8:00 女子トイレ 3】 トイレの洗面台で顔を洗った。水がスゴく冷たい。 …水道はまだ機能してるんだ… 鏡に映った顔は酷くやつれていた。 ここに避難した人達や、テレビなどから情報を得た。 日に日に消耗していくみんなの様子を見るのは正直キツイ。 でも、一人になるのは怖い。窓の外でカタンと音がなった。 少し早足で休憩室へ向かった。
【15日目 08:00 休憩室→ストックルーム 4】
>>392 テレビは相変わらず同じ事を繰り返すばかり。
「こう言うんでしょ?
政府はこれをゾンビにヒジョーに酷似した現象であると発表しました〜てね。
毎日毎日…いい加減覚えたっつーの。
新しい情報っていつよ!」
本当は情報なんてもうどうだっていい。
どうせロクな事言わない。
救助が来るとしたって事態が鎮静化してからでしょ。
それまで生き残れるとでも思ってるわけ?
無理に決まってるじゃん。
>>396 榊くんがテレビを消して呟いた。
「野垂れ死にかぁ…もうここにはな〜んも残ってないしね。
救助は期待出来ないし。
ここにいてイイコトないと思うわ。
そろそろ新転地探すべきじゃない?
来る時が来たんだよ。」
ずっと思ってた。
いつ言おうか迷ってた事を皆に言うと、休憩室を後にした。
ここで飢え死にするの何て真っ平だわ。
2週間前、竜上くん、ゆなさんを招き入れ、ここには8名がいた。
これだけいると食料の底がつくのは目に見えてた。
店内の数少ない物資をストックルームへかき集めて、私はいざって時の為に出て行く準備をしていた。
【15日目 8:00 女子トイレ→ストックルーム 5】 誰かに追いかけられる様な心もとなさを感じながら、休憩室へ歩を進めている途中、藤原さんがストックルームに入って行くのが見えた。慌てて後を追う。 中に入いると何やら荷造りをしている様だ。 「何か手伝いますか?」
【15日目 08:00 ホームセンター店内→ストックルーム 5】
ここに来てから、何日が経ったんだっけ…?
―カチッカチッ―
店内を歩きながら、煙草に火をつけると深く息を吸い込んだ。
ホームセンター内に逃げ込み早15日…被害は拡がっていると、ニュースは言っていた。
勿論救助なんてこない…こんな場所に生存者がいることすら、気付かないんじゃないか?
「後は、自力でなんとかしろってかい…」
そう呟きながらストックルームの扉をあけると、
>>399 藤原さんと、
>>400 ゆなさんがいた。
「ん?どうかしました?」
そう言って二人に声をかけた。
【15日目 08:00 休憩室→店内 7】 まだ日本は潰れてないようだけど、政府がゾンビとか言っちゃうのはどうかと思う。 「今日もつまらないですよ。」 聡一郎さんのギラついた眼を見据えて答えた。 「少しは休んだらどうですか?」 泳いでないと死んじまうマグロかアンタは。 (面白い例えが思いつかねえ…) どうでもいいこと考えられるあたり、俺はまだ狂っちゃいないみたいだ。 ヒステリックな愚痴を披露した後に、藤原さんは12日前の俺と同じようなことを言い出した。 (クソ、その言葉あの日に聞きたかった。) 俺が言った時はみんな様子を見ようだとか何とか言ってたなけどなあ、状況は悪化しただけじゃんか。 「間に合うかな…。」 今は何も映していないテレビの画面を一瞥して呟くと、休憩室を出た。 ストックルームへ行く前に、店内の見回りでもするか…。 いいかげん殺し合いには飽きた。 死にたくないという本能に従って戦う俺達と、何も考えずただひたすら襲うだけの感染者ども。 例えるなら獣と機械の戦いかな。 俺は角材を片手に店内を歩く。 感染者の死体を踏越え乾いた血の上を、歩く。
【15日目 08:00 事務所 8】
窓際に腰掛けて、板張りの隙間から朝日を覗き見た。
俺達がここをねぐらにしてから、すでに二週間。
何も代わり映えしない、天気のいい朝。
どういう訳か生き延びてはいたが、疲労はピークに達しつつあった。
焦りや諦めの言葉も、もう思いつかない。
俺達はまるで、最前線に取り残された哀れな歩兵隊のようだった。
死んだ俺のじい様は大東亜戦争の生き残りで、酒を飲むとよくその話をした。
乗ってた船が魚雷の直撃を受けて眼球が飛び出した話と、
サイパンの包囲戦で補給を断たれ、生きた心地がしなかったという話がお気に入りだった。
「じいさん…あんたがここにいたら、きっとサイパンがピクニックに思えるぜ」
そう…俺達の置かれた状況はそれほどに悪い。
武器は無く、補給も無く、救助も無く、タイムアップも無い。
「ジッ」
タバコに火をつけた。今やこいつが唯一の楽しみだ。
生きる希望を、どこで見つけりゃいい?
「…」
タバコは、これでからっぽだ。調達に行くか…
最後の一本をくわえたまま、ストックルームに向かった。
すると、すでに何人か先客がいたようだ…
>>399 >>400 >>401 「よう、今日もいい天気だな。調子はどうだ?」
【15日目 08:00 ストックルーム 9】
がらんどうになりつつあるストックルームで作業をしていると、ゆなさん、春日くん、美袋さんが次々にやって来た。
>>400 「うーん、じゃあそこら辺の物、荷台に乗せてもらっていいです?」
ガラクタにしか見えない物を指差して言った。
>>400 >>401 >>403 「…もうここはダメですよ。
引っ切り無しにやって来る奴らを倒したり封鎖したりで、見ての通り。
まともな物がほとんど無くなっちゃってるの。
こんな状態で襲撃されたら終わりだよ。
食料もね、残り1日分あるかどうかなんだ。
幸い、水の供給がまだあるから凌げてるけど、それもいつ止まるか…。」
そこまで言うと、作業の手を止めて3人の顔を見た。
「車調達してここから逃げない?
ここにいたって奴らに喰われるか飢え死にするだけよ?
車はそこらじゅうに停まってるんだし、トラックなら搬入用シャッターにつけて、荷物も運び込めるし。
そこの裏口はフェンスがあるから比較的出入りは安全だと思うの。
………どうかな?」
無謀な話なのは分かってる。
けど、ここで終わりたくないんだよ。
【15日目 08:00 事務所 9】
>>402 「少しは休んだらどうですか?」
榊君の言葉に無言でうなずきながら考える。
休んで…何をしたらいい?
次はどこで壁を引っ掻く音がするのか、どこの窓が割れるのか賭けでもするか?
ああ、俺はおかしいのか?
>>399 藤原さんが威勢よく事務所を出て行ったのに続き、榊君も出て行く。
『救助』
新しい言葉じゃない。ここに篭城したときから何度も願ったことだった。
いまだテレビから流れることの無い言葉だった。
俺は生きているのか?
そう実感がほしくなり、腕を強く噛む。赤く流れた血を見て実感する。
ああ、俺はまだゾンビじゃないようだ。
ひっきりなしに沸き起こる疑問のせいで腕は歯形だらけだった。
最近はいつもこうだ。普通に考え事をしていても突然沸き起こるどうしようもない不安。
それに駆られて腕に噛み付く。周りに誰がいようとだ。
このままここにいたら狂っちまう。
【15日目 08:00 ホームセンター 屋上 10】
ここにたどり着いてから二週間が経過した。
日本全体が奴らだらけになっている。ゾンビ、血肉を求めて彷徨う生ける屍。
もう何十、何百、もしかすると何千万という人間であることを止めさせられ、奴らの同類と化した。
だが…俺はまだ人間として生き続けている。
「…」
双眼鏡を片手にいつも通りの歩哨。
生きるための装備のお蔭で、耐火服を着ていなければ消防官と分からないだろう。
いや、もう元消防官になるのだろうか。
突然吹いた風にブルっと体を震わす。季節は冬に差し掛かりつつある。
しかし、俺達はここで冬を越せそうにない。
昨日、食料が半ば底をついたことが分かったのだ。
そのため、実に分かりやすい二択を突きつけられている。
生き残るためにここから脱出か、それともここで人間としての死を求めるか。
「…真由」
呟くのは恋人の名。
そう、俺は生きなければならない。あいつとの約束を守るために。
俺は決意を固める。ここから脱出する決意を。
俺はその決意を胸に、屋根の上をその端へと歩く。
屋根の点検に使っていたであろう整備用の梯子にたどり着くと、それを降る。
すると、降りた先のストックルームでは何やら皆
>>404 が集まっていた。
「どうしたんですか?」
【15日目 09:00 ホームセンターストックルーム 2】
「ハハ、調子は…勿論悪いですよ」
藤原さん達に話かけた直後、休憩室の扉から
>>403 美袋さんが入ってきた。
掛けられた言葉に空笑いをしながら言葉を返す。
相変わらず何か作業をしていた藤原さんがその手を止めずに、自分達に喋りかけてきた。
それは、食料のこと、脱出のこと…思わずまたか…と思ってしまう内容だった。
「…ッ」
その話を黙って聞き終わると、俺は誰にも聞こえないように小さく舌打ちをした。
車を調達する…?奴等が溢れ返っている外の世界であんたにはそれができんのか!?
それとも、餓死する前に誰かに死ねとでも言ってるのか!?
精神的にまいっているせいか…、藤原さんの言葉にもつい苛立ちを覚えてしまう。
頭では理解出来るが感情が抑えられず、怒鳴りそうになるのを必死に堪えた。
藤原さんが言っていることは的を得ている…誰かが、いつかはやらなければいけないことだ…。
>>406 「どうしたんですか?」
しばらく黙っていると、佐々木さんがそう訊ねながら屋上へ繋がる梯子から降りてきた。
「いや、脱出の算段と言うか…まぁそんなとこです」
佐々木さんに言葉を返すと、藤原さんに視線を戻した。
…頭は幾分か冷静になってくれたようだ。
外にいけば死ぬかもしれない…けど、ここにいても同じこと、か…。
「いつかはやらなきゃですから、ね…やりましょう」
一つ溜め息をした後、そう言葉続けた。
( ・∀・)旦
【15日目 09:00 ストックルーム 3】
>>407 「だろうな」
春日君に顔半分だけの笑いを返しながら、散らかった品物の中からタバコのカートンを探し出し、拾い上げた。
一日や二日食わなくても死にはしないが、こいつがないと俺は死んでしまう。
さて、もうここには用は無いが…話を聞いていると、藤原さんはここから逃げ出したいらしい。
しかしそりゃ誰だって同じなんだぜ…
「話は分かる…スゲーよく分かる」
くわえていたタバコを床に捨てて踏み消した。
>>404 「けど、具体的なプランがあって言ってんのか?
そうじゃなきゃ乗れる話と乗れない話があるぜ…
商売柄、そういう所にこだわるタチでな。
例えば車だって、どうやってここまで持ってくるんだ?決死隊をつのるか?
」
そう、そんな簡単な話なら、誰も二週間もこんな所に閉じこもったりしない。
物が無くなったからってだけの理由しか無いんなら、軽々しく乗れる話じゃない事はみんな分かってるはずだ。
まずは、どんな名案が飛び出すか様子を見よう。
【15日目 09:00 ストックルーム→店内 4】
「
>>407 いつかはやらなきゃですから、ね…やりましょう」
そう言う春日くんの表情は、決して快諾といったものではなかった。
美袋さんにおいては、小馬鹿にしてるのか…。
私に何が出来ると言わんばかりだ。
「佐々木さんが下りて来た梯子で屋上へ上がって、車に目星をつけたら奴らを逆側に誘導して、その間に…。」
早口にそこまで言うと口篭った。
今思い付いた事を口走っただけ。
何か案があってのことじゃない。
>>409 「具体的な事なんて何も考えてないわ。
私には運転すら出来ませんしね。
ただ…もう限界なのよ。
聡一郎くんなんてほとんど寝てないわ。
しきりに自分の腕に噛み付いたりして…。
ここで死んでくのを待つだけなら何かしたいって思っただけよ。
でも、無責任な話だったわ…ごめんなさいね、もういいです。」
軽く会釈をすると、その場から離れて行った。
【15日目 9:00 ストックルーム 5】藤原さんに指し示された箱に手を掛け
>>404 おもむろに中を覗き込む。固形の携帯食数箱…ポテトやコーンを主原料にした揚げ菓子、チョコレート系数種類…。
ダメだ、何かこの箱の中身見ただけで萎えた…。
他の物資にしろ、食糧にしろ、きっと期待出来ないよね。
このままだと、きっとみんな心も体も壊れてしまう。
―――何とかしなきゃ…。
「消防車。車として使えなかったとしても、放水の機能って使う事出来ないでしょうか?」
【15日目 09:00 ストックルーム→事務所 6】
>>407 「いや、脱出の算段と言うか…まぁそんなとこです」
問いかけに春日さんがそう答えた。
…何か決まったのだろうか。
その後、俺はしばらく横で話を聞いていた。
だが、特に何も決まらないままお開きとなったことには落胆した。
会釈して去っていく藤原さん
>>410 を横目に、俺は小さく溜息をつく。
やはり自分で計画を練るしか無さそうだ。
>>411 「消防車。車として使えなかったとしても、放水の機能って使う事出来ないでしょうか?」
事務所へ歩き出した俺に桧さんがそう聞いてきた。
「えーと、あれ水槽式じゃないんです。側の消化栓にホースが繋がっていないと…」
消化栓があったとしても、奴らのいる外で接続作業を行なうのは厳しいだろう。
その反応を待たず、俺は事務所へと入る。
そして、壁の書棚から周辺図を引っ張り出し、机に広げる。
この街を脱出しても行く当ても無い。
やはり、何処かもう少し安全な場所に立て篭もる必要がある。
多分、街のはずれなら奴らも少ないだろう。その辺りがいい。
ボールペンを片手に候補地を幾つか挙げていく。
その動かしていたペン先がある場所で止まる。
「ここなら…どうだ?」
ペンの止まった先、NEXCO東日本F管理事務所と書かれた場所を見ながら、俺は小さく呟いた。
【15日目 09:00 ホームセンターストックルーム 7】 美袋さんに一気に言葉を浴びせると、会釈をして店内に出て行った藤原さん。 小さな溜め息を残して事務所に向かった佐々木さん。 結局、話し合うことなどなくお開きとなってしまった。 「…藤原さんも、相当まいってるみたいですね」 壁にもたれかかりながら、ストックルームに残った二人に話を振った。 正直、俺自身まいってる…いや、全員限界ギリギリだろう。 日が経てば経つほど、精神的にも、体力的にも消耗していく。 プランがあっても、その時に動ける力が残ってなければ意味はない…。 だからこそ『今』なのかもしれない…。 「美袋さん、決死隊って言ってましたよね…?」 一頻り考えをまとめると、美袋さんに話かけた。 如何に良い案が出ようが車を取りに行く以上、最終的には危険が付きまとうだろう…。 考えた末に出た答えは、やはり藤原さんと同じく誘導だった。 「実は、北消防署を脱出するときに音で奴等を誘導しました。 最初は思いつきだったんだけど…奴等、視覚や嗅覚よりも聴覚が敏感みたいなんですよ。 美袋さんもそう思ったことはないですか? 多分…体力的、精神的にも今を逃せば脱出は絶望的だと思
【
>>413 続き】
「多分…体力的、精神的にも今を逃せば脱出は絶望的だと思いますよ…」
資材もなく仕方がないとはいえ、提案している自分すら気が重くなる作戦だ…。
美袋さんが賛成してくれるとしたら、奇跡だな…。
【15日目 9:00 婦人用トイレ 8】 皆を説得出来るだけの思案も浮かばない。 何一つ出来ない自分に腹が立つ。 鏡を前にして、私は悔し涙を流していた。 あとは死ぬのを待つだけだなんて…そんなのヤダよ! 泣いてる場合じゃない! 蛇口を命一杯捻り、大きく深呼吸をすると流水で顔を洗った。 ここより安全で食料も物資もある所か…この2週間で建物はかなり破壊されてるだろうな。 余程頑丈な建物じゃないと、奴らに占拠されてそう。 全国規模じゃ県外出ても、条件は一緒だろうし。 目的地を模索したが一向に浮かんでこない。 寧ろここが1番安全な気がしてきた。 奴らを廃除して1からバリケード作るって…それこそ危険だし、効率的じゃないよなぁ。 近場から食料と物資を調達して、ここへ運び込む方が危険が少なくて済むんじゃないか? 問題は調達方法か…。 いずれにせよ、車が必要であることには変わらない。 ツメが甘いとまた美袋さんに何言われるか…。 とりあえず屋上から様子見して、車の調達方法考えるとしようかな。
【15日目 9:00 ストックルーム 9】
私の案は、内容を話す事なく専門家によって
>>142 一蹴された。確かに、詰めは甘かったし、披露する前で良かったかもね…。
ある意味変な安堵感を感じながら、春日さんの言葉に耳を傾ける。
美袋さんを落とすのって難しそうだ…黙って反応を伺う。
【15日目 9:00 店内→ストックルーム→屋上 10】 邪魔な死体は蹴り転がしてどかし、店内を巡回する。 使えそうな物資は大体ストックルームに運び込まれたようだ。 血や感染者の死体を見ると嫌でも昨日までの戦闘を思い出す。 その場にある使えそうなものは何でも使い、感染者の頭を切り落とし、踏み潰し…。 死をほんの少しだけ先延ばしにする毎日。 「俺、あの時に死んどきゃよかったのかな。」 廃ビルの屋上で“あの子”が人でなくなってしまった時、抵抗することなく殺されていればよかったのだろうか。 今となっては考えても無駄なだけだ。ここまで生きてきていまさら死ねるかよ。 封鎖した窓の隙間から外の様子を窺う。 感染者どもはどちらかというと店の正面側、特に正面入口に集中している。 資材館との通用口に向い、資材の山を登って天井と資材の隙間から見ると、資材館の中は比較的感染者は少ない。 さらに資材館の入口あたりにはほとんどいない。 これまでは資材館にもたっぷりヤツらがいたけど、正面側に移動したか、俺達に殺られたか、別の場所に行ったか…とにかくチャンスだ。 “上”から行けば、佐藤さんの車までは安全に辿り着けそうだ。 確か彼は降りる時キーを差しっぱなしにしていたはず。 屋上から確認してもいけそうだったら、他の人達にも伝えておこう。どうせ俺はマトモに車を運転できない。 クソっ、誰かの手を借りなければここから出ることもできないなんて。 屋上に上がるため向ったストックルームの扉を開けると、室内には他の生き残りがいた。 「どうしました?」 この意外なメンバーで何を話していたんだろうか。 「…ああそうそう、ちょっと気付いたことがあるんで話しときます。」 そう切り出すと、俺はさっき外の様子を窺っていて発見したことを話した。 この三人が脱出に対してどう考えているのかは別として、とりあえず教えとこう。 乗用車一台じゃ全員は逃げられないけどな…。 「今から確認に行くんです。」 そういい残して梯子を上った。 確認は感染者に気付かれないよう慎重に行わないといけない。 屋上に上がると、俺は中腰になってゆっくり歩き始めた。
【15日目 10:00 事務所→ストックルーム 1】
武器がありそうな場所、食料がありそう建物。
そして、次期拠点候補である旧日本道路公団、現NEXCO東日本の管理事務所。
思いつく限りの場所に印が書き込まれた地図を一瞥する。
「これなら…」
大丈夫か?
…いや、移動手段確保の目処は立っていないし、確保しても4km近い距離を移動できるか。
不安要素を挙げるとキリが無い。これで皆を説得できるだろうか。
だが、リスクの無いギャンブルも存在しない。やるしかないのだ。
「駄目だったら…一人ででもやってやるさ」
装備を確認し、地図を丸め、事務所からまたストックルームへと戻る。
そこにいた面々は先程と変わらず、春日さんが美袋さん相手に何か話している様子
>>413 だった。
「すいません、ちょっといいですか?」
手近な箱の上に先程の地図を広げながら、そう声を掛けた。
【15日目 10:00 ストックルーム 2】
壁にもたれて藤原さんの話を聞いていたが、途中で途切れてしまった。
さらに、もういい、と出ていってしまう。
「…やれやれ」
まったく話にならねえ。それとも話し合う気がねえのかな?
みんな限界なのは分かってる…分かってるんだよ。
外に出るには、少しでも奴らを騙せる方法が必要だ。
と、春日君が話し始めた。そのまま黙って聞いていると、気になる事を言った。
>>413 「音?」
視覚、嗅覚よりも聴覚が敏感…ウサギみたいなもんか。そんなにかわいいもんじゃねえが。
それにしても、それは知らなかった情報だ。
>>413 「それが本当なら、いけるかもな」
光に集まる虫みたいに音に寄ってくるなら、やりようはある。
救急車のサイレンが生きてれば上々だ。後で確認しよう。
後はめぼしい車と、目的地…は、無くてもいい…
久しぶりに、頭が回転を始めるのを感じた。あとはやる気の問題だ。
そんな事を考えていると、榊君 と佐々木君が入れ代わり立ち代わり入って来た。
佐々木君は地図を持ってるが…何か思いついたのか。
>>418 「ちょっと待った、全員で話した方がいい。一度事務所に集まろう」
【15日目 10:00 ホームセンターストックルーム→事務所 3】
>>419 「それが本当なら、いけるかもな」
肯定されることを覚悟していた俺にとって、美袋さんのその言葉は正直意外だった。
「あ、あの、確実かは分かりませんよ?それに、釣られないヤツがいたのも確かです」
想定外の答えに焦り、そう言葉を付け足した。
とにかく、それならばいざ脱出の算段を…
と思っていると榊君、佐々木さんが入れ代わり立ち代わり入って来た。
ハハ、皆考えることは同じで脱出の方法を模索していたってか。
目的が一緒になら集まって話し合ったほうがイイに決まってる。
そう考えていると、またもや美袋さんがそれを最初に口にした。
この人が自ら集まって話し合おうなんて、ここに来て始めて聞いたな…。
美袋さんだって脱出はしたいはずだ…あれでやる気を出してくれたなら良かった。
美袋さんの言葉に従い、事務所に向かった。
【15日目 10:00 ストックルーム→藤原さん 4】
>>419 美袋さんの口から意外な答えを聞いた気がした。周りにつられて移動しようとしたところで藤原さんの事が気になった。
「私、藤原さん、探してきます」
【15日目 10:00 ストックルーム→屋上 5】
屋上へ上がる為、ストックルームへ近付いて行く。
まだ彼らいるのかなぁ。
さっきの事を思い返すと、少し顔を合わせるのが億劫になる。
扉の前に立つと中から声が聞こえた。
「
>>418 すいません、ちょっといいですか?」
「
>>419 ちょっと待った、全員で話した方がいい。一度事務所に集まろう」
何の話するんだろ?名案が出たのか?
「
>>421 私、藤原さん、探してきます」
ゆなさん…。
それをきっかけに扉を開けた。
「私ならここにいますよ。ちょっと屋上へ上がろうと思って…。」
そう言うと、広げられた地図に視線を向けた。
脱出経路の話し合い?
気になりつつも、梯子へ足をかけて上って行った。
屋上に人影を見つけて一瞬たじろいだ。
>>417 「榊くん?何してるの?
私は車と奴らを見に来たんだけど…奴ら、疎らになってるわね。」
獲物を捜してさまよってるんだろう。
駐車場にはいくつかの車があった。
あの大きさなら全員が乗るには最低2台は必要だな。
ワゴンやトラックは近辺に無いんだろうか?
「大きな車、見当たらないかなぁ?
…ねぇ、榊くん聞いた?
事務所で話し合いがあるみたいなんだけど。」
【15日目 10:00 事務所→ストックルーム 6】
>>418 「ちょっと待った、全員で話した方がいい。一度事務所に集まろう」
その言葉に従い、広げかけていた地図をまた閉じる。
そして、事務所へと戻る美袋さんと春日さんの後を追う。
事務所へと戻り、机の上に改めて地図を広げる。
「四角が物資がありそうな場所、三角が武器がありそうな場所です」
幾つかついた印の説明をする。
「後はここなんですが…」
地図の左端にある管理事務所を指しながら、言う。
「…いや、皆が揃ってからにしましょう」
「生者の来訪」 死者しか居ない道を1台のワゴン車が走る。 運転するのは一人の男、脇の助手席にも男が一人座っている。 安住の地と思われた彼らの砦。ショッピングセンター。 それは内部に出た感染者により簡単に崩壊した。 車に積んだわずかな食料・水を頼りに、生き残りを求めて。 車は運命に操られるようにホームセンターに向かう。 ■佐伯・大藪はこれから3レスの書き込みでホームセンターに到着出来ます。 ※連続のレス投下は不可。必ず誰かのレスを間に挟んでください。 ■ホームセンター到着後は何らかの手段でホームセンター内とコンタクト を取り中に入ってください。 ■ゾンビはホームセンターの周りに満遍なく居ます。 ※安全に佐伯を迎え入れるにはゾンビを入り口付近から排除するか何かの 手段が必要です。
【15日目 10:00 ホームセンター前 7】 「おいにーちゃん、えっと・・・大藪くんだったかな? これから言う事をシートベルトを締めながらよく聞いてくれ!」 俺は近づいてきたホームセンターを祈るように見つめながら、 隣の男に向かって話を切り出した。 「これからホームセンターの敷地内に突っ込む、 クラクションを鳴らしっぱなしでの荒い運転になるだろうから覚悟してくれ、 あの腐った奴らを十分に引き付けた後、この車のケツからシャッターに突っ込む、 心配すんな・・・最近の車は丈夫にできてる、そんな顔すんなって! それにあのホームセンターの中が安全で生存者がいるのなら、 俺達はわざわざ建物をぶっ壊す必要はないさ・・・・ とにかく! もし突っ込むことになったら君の役目は二つだ大藪君、 突っ込んだら中の安全を確認して、生存者の確認と役にたちそうなもの、 まあ・・・食い物かな・・・をもてるだけでいいからもってきてくれ! 優先順位は、 1に自分の命、2に食いもん、3に生存者の確認だ、 時間の猶予はほとんどない、いくぞ?」 我ながら無謀すぎる賭けだと思っていた。 一瞬、ホームセンターの中にたくさんの生存者がいる可能性がよぎったが、 そん時はそん時だ、どうせ殺されるなら生きた人間の方がひとおもいにやってくれるだろう・・・。 俺はハンドルを握る手に滲んだ汗を拭きながらそう思った。
【15日目 10:00 事務所 8】
事務所で腕の傷を眺めながらぼんやりとたっていると、足音が聞こえる。
まあ、皆この部屋でテレビを見たり食料の分配をするときに集まっているので
それほど珍しいことじゃない。
そう思い再び店内に戻り、体を動かしに行こうとしたが…いつもと様子が違う気がする。
というのも、佐々木さんが事務所に入ってくるなり地図を広げ、説明を始めた。
>>419 「…いや、皆が揃ってからにしましょう」
そういって言葉を切った。どうも皆が集まるのをまっている様だった。
その場に立つ佐々木さんに、声をかける。
「なんか面白い話でもあるんですか?」
別に期待したわけでもなく、気を紛らすことのできる話ならなんでもよかった。
【15日目 10:00 ストックルーム→事務所 9】
>>422 「私ならここにいますよ。」
探しに行こうと思っていたものが向こうからやってきてくれた。心なしか先程とは、表情がすっきりして見える。そのまま屋上へ続く梯子を颯爽と登って行く姿みて心底感心した。
…あぁ、藤原さんって強いんだなぁ。
「先に行っていますね〜」
そう言いながら屋上に顔を除かせると視線の先に猛スピードで駐車場に突っ込んで来るワゴンが映った。
ハンナたん(´Д`;)ハァハァ
【15日目 10:00 ホームセンター前 10】
>>425 「1に自分の命、2に食いもん、3に生存者の確認」。。。ですね。
僕の頭は、不安でいっぱいだった。食料、水、建物内の確認。
よし、仕事をこなそうじゃないか。
「OK。いきましょう。」
佐伯さんの汗も見えた。できる限り負担をなくそう。
シートベルトを強く握っていた。
【15日目 11:00 ホームセンター前→ホームセンター敷地内 1】 即席ではあるが、大藪君も覚悟を決めたようだ。 俺も覚悟を決めてアクセルを踏み込む。 ハンドルを切って敷地内に入るとそこら中にあいつらの姿が確認できた。 予想より数が多い・・・ 冷静に状況を確認する為に少しアクセルを緩める、 引き付けて突入も何もこの様子じゃかなりうまくやらないと囲まれてしまうだろう。 ざっと見回して比較的奴らの少ない場所を探し、そこを誘導の開始点にする。 大藪君にも周囲の確認を頼みたいところだが彼はシートベルトを握ったまま固まっているようだ。 迷っている時間はない。 俺は右手でハンドルを握り、左手をクラクションの上に添えて力を込めた。 「こんなことならちゃんと免許とっときゃよかったな・・・。」
【15日目 11:00 ホームセンター前→ホームセンター敷地内 2】
やばいなぁ。あいつらやけに多い・・・。
>>430 「こんなことならちゃんと免許とっときゃよかったな・・・。」
けれど何だか右手にハンドル、左手にクラクションを添えている様子が、
なんだか任せれそうで、この人ならできそうだ。と祈りながら思った。
僕の仕事は2つ。もてるだけの食料をもって、建物の生存者確認。
突っ込んでからは僕の仕事だ!
「さっ佐伯さん。頼みます!僕はOKです。」
なんだか佐伯さんが兄のような気がした。どうしたんだ?俺。
432 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/10(土) 23:15:52 ID:sLkLqkcJ0
(・∀・)
433 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/10(土) 23:26:09 ID:nNmfp3rPO
兄貴ぃ…(・∀・)
(゜ロ゜)
435 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/11(日) 00:42:03 ID:64QfB1QC0
(・∀・)
【15日目 11:00 屋上 3】
榊くんに話し掛けた後、又周囲を見回した。
…ん?何だこの音。
甲高い音を上げ、建物の脇から凄い勢いでワゴン車が飛び出して来た。
「ねぇ!アレ見て!」
ワゴン車は周辺を無茶苦茶に動き回ると、次第にスピードを落としていった。
「運転してるの人間よね?一体何する気なのよ?」
突如クラクションが周囲に鳴り響く。
「ちょっ!何やってんの!奴ら集めてどーすんのよ!
まさか…突っ込んで来る気じゃないでしょうね?」
疎らになっていたゾンビは音に導かれるよう、徐々にワゴン車へ向かっている。
このまま突っ込まれたら、奴らまで…。
そうだ!搬入口につければ逃走用に使えるかもしれない。
裏口は作業台が立て掛けてあるだけ、中から開ける分には簡単なはずだ。
>>430 >>431 「ここからは↓ダメ×向こうから→」
ワゴン車に向かってジェスチャーで示した。
>>427 「急いでストックルームへ人集めて裏口開ける準備して!
ワゴンは搬入口につけて、裏口から入ってもらうわ。
私はどうにか奴らをここで食い止めるから。」
【15日目 11:00 事務所 4】
>>423 「ほう」
佐々木君の地図を覗き込むと、いくつかの印がつけてある。目的地の候補か。
しかし、この状況で安全な場所がそうそうあるとは考えにくい。
ここで得た教訓として、一つ所に落ち着くのは無理だ。ここを脱出できたとしてもだ。
むしろ移動し続けていた方が安全だと思える。
そう考えると、同じ心配するにも武器より燃料の方が優先だ。
ならば、セルフのガソリンスタンドが真っ先に思い付く。
人数、分乗、分業…いろんな考えが頭の中をめぐる。
希望はまだある…しかし、それも奴らが音におびき寄せられるという情報が
本当だった場合、という前提があっての話だ。
それはぜひとも確認しておきたい。ぶっつけで飛び出すほど俺は自信家じゃねえからな…
ソファに座り、タバコに火を点けた時、外からクラクションの音が聞こえた。
「…」
聞こえないふりをした。悪い予感がしたからだ。
こんな所をさ迷ってるのは化け物か死にぞこないだ。
だが化け物はクラクションを鳴らさねえ。だったら残ってるのはトラブルだ。
そんなもんにかまってる余裕も値打ちも、スプーン一杯ほども無い。
『向こうへ行け』
タバコを吸いながら考えた事は、ただそれだけだった。
【15日目 10:00 ホームセンター事務所 5】
事務所へ行くと、佐々木さんが早速地図を広げ、次々と説明していく。
四角が物資、三角が武器…という印らしい。
そして、最後に地図の左端にを指差した。
覗き込むとどうやらそこは管理事務所らしい…。
管理事務所なら防犯対策がある、ってことかな?
>>423 「…いや、皆が揃ってからにしましょう」
そう言うと佐々木さんは一旦言葉を切り、他の人がくるのを待つことになった。
「武器ってのは具体的に何を指してるんですか?」
それを見計らって佐々木さんに質問をする。
平凡な人生を過ごしてきた自分にとって武器といっても、拳銃、日本刀程度しか想像できない。
ましてや、それすら本物なんて触ったこともない。
そして、それを扱える人間がいなければなんの意味がないのも知っている。
その時だった。いきなり外からクラクションの音が聞こえた。
生存者…?
でも、駐車場は奴等で溢れ返っている。そんなとこへ突っ込んでくる気か?
誰も喋りだすことはなく、沈黙が事務所に続いた。
美袋さんにいたってはソファーに腰掛け、煙草を吸っている。
「あの、外からなんか聞こえますよね…?」
どうするべきか迷いながら、事務所にいるメンバーに言葉
【15日目 11:00 屋上→事務所 6】
状況判断できず頭の中が真っ白になっている私に
>>436 藤原さんが血相変えて叫んだ。
慌てて下へ降りようとして足を滑らせた私はなんの抵抗もなく床迄落ちた。
「――イッ痛――」
って、ここで死んでる場合ぢゃないってば!!尾低骨の激痛を堪えながら事務所まで一気に駆け込むとなんだか真剣に地図を覗き込む佐々木さんと、春日さん、少し醒めた表情をした美袋さん、生気のない顔にやたらと目力が印象的な聡一郎さんの4人が集っていた。
「せ、生存者…、突っ込んで来る…。藤原サン…誘導シテル…から、タスケテ…」
息切れのせいでマトモな言葉にならなかった。
440 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/11(日) 11:07:34 ID:64QfB1QC0
(・∀・)
【15日目 11:00 ホームセンター前→ホームセンター敷地内 7】
来てる来てる・・・腐れやろう。
「佐伯さん、いきまっ。えっ?」僕はふと屋上で、
>>436 何かやってる女をみた。
明らかに生存者だ!なんかジェスチャー?。手の先を見ると、
搬入口やらあるのかなぁ?。ホームセンターだしね。
「佐伯さん。あの、どうします?あっちにいけと言ってる用に見えるけど・・・」
合流するに越したことないけどなぁ。
あの人すごく焦ってる・・・
生存者確認はしたけど、あれは助けてくれる合い図なのかぁ?
半信半疑。佐伯さんの返答も聞いてみよう。
【15日目 11:00 ホームセンター事務所 8】
>>438 「武器ってのは具体的に何を指してるんですか?」
春日さんが地図を見ながらそう問い掛けてきた。
俺が三角をつけた場所、武器があると思った場所は単純明快。警察署や美術刀剣店といったところだ。
「何分、私もボキャブラリーが少ないので…拳銃や日本刀位しか…」
「まあ…無理をして取りに行く必要は無いような気もしますが」
もう一度、地図に目を落とそうとした俺の耳に久しく聞いていない音が聞こえてきた。
>>438 「あの、外からなんか聞こえますよね…?」
「…クラクション?」
思考がそこまでたどり着いたとき、事務所の扉が勢い良く開かれた。
>>439 「せ、生存者…、突っ込んで来る…。藤原サン…誘導シテル…から、タスケテ…」
ゆなさんが絶え絶えの息の中、そう言葉を並べる。
正直なところ、さらに人を収容する余裕はここには無い。
だから、ここで脱出の算段を練ろうとしていたのだ。
…だが。
「何処に!何処に誘導してるんですか!」
妙に冷めた思考とは裏腹に出た言葉はそれだった。
…ああもう、根まで染み付いた消防官の習慣は取れそうに無さそうだ。
【15日目 11:00 ホームセンター敷地内 9】
スピードを調節しながら囲まれないようにできるだけあいつらの注意を引く。
さすがに全部まとめてきれいに整列、というわけにはいくはずもなく
いつまでもここで回っていたのではあいつらの餌になってしまうだけだ。
俺はホワイトアウトしそうになる思考を必死で押さえつけてタイミングを見計らった。
敷地の出口が囲まれていない事を確認する。
今ならいけるか!?
無事に帰ってこれる保障はないが一度あいつらをここから引き離さなければ・・・
無事にホームセンターにたどり着くこともできないだろう。
俺は意を決して車を出口の方へ向けた。
>>441 「佐伯さん。あの、どうします?あっちにいけと言ってる用に見えるけど・・・」
出口を凝視してこの後の動きをイメージしていた俺の頭に、
間の抜けた男の声が耳から運ばれてくる。
俺はチラリとバックミラーに目をやった、わらわらとあいつらがついてきている。
あっちにいけというよりはこっちにこいと言っているようにしか見えなかった。
・ゾンビに噛まれたり引っかかれると感染 ・脳味噌潰さないと動きが止まらない(脳を潰してもしばらく動くけど) ・ゾンビの腕力は人間より少し強いくらい ・ゾンビは水を渡れない ・ゾンビは意外と走る(常人の八割程度のスピード、ずっとは走れない) ・ゾンビは視覚以外の感覚で生きてる人間を察知する ・馬鹿なので道具は使えない ・動物はゾンビにならない ・世界人口の99%がゾンビ化 ・ゾンビは一年間動き続ける 逃げる途中で生きてる16歳の美少女と出会ったりするサプライズがあったり
【15日目 11:00 屋上 10】 「あれ出口向かってない?入る気無いのかな? 奴ら引き連れて何やってんだろ?どっか余所へゾンビ誘導してくれてんのかな? それとも、私達に気付いてないの?」 ゾンビの群れが近付く中、未だストックルーム側へ向かわないワゴン車へ、再びジェスチャーを見せた。 今度は搬入口の真上に立ち、「ココ↓」と示した。 「誰かいるぅー?駐車場にワゴン車が来てるの! 今、車を搬入口へ誘導してるんだけどまだ向かってないわ。 搬入口は開けるのは危険だから、裏口開ける準備しておいて下さーい。」 梯子からストックルーム内へ叫んだ。 「あのまま奴ら引き連れてここ出てく気なのかしら?」 だったらわざわざゾンビをこっち引き付ける必要もないよなぁ。 ワゴン車に乗る者の考えが読めず、ゾンビの誘導を躊躇った。
446 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/12(月) 12:43:16 ID:xWjge8n/0
(・∀・)
【15日目 12:00 男子トイレ 1】 ここに来て何日程度たつだろうか あの日の夜、他の人に招きいれられたホームセンター 今ではすっかり自分の家のようだ ふと、外から騒がしい音が聞こえてきた 「何が・・・・?」 屋上にいったら見えるかな ちょいと見てこよ
448 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/12(月) 20:28:12 ID:xWjge8n/0
(・∀・)
【15日目 12:00 事務所 2】
「ストックルームです。裏口から収容するつもりみたいです。」
>>442 佐々木さんの問いに答えるともう一度ストックルームへ向かって走った。
【15日目 12:00ホームセンター敷地内 3】 佐伯さん。イマイチ分かってないみたいだ。僕の説明不足か・・・ あれ?女の方、移動して真下をさしている。あっちへ来い? 「佐伯さん!ホームセンター屋上ですって!運転に集中してるかも 知れないけど、屋上見てください!女が指示してますよ!なにか裏口でも あるんじゃないですか?」 あの人開けてくれるの?ホームセンターにゾンビが入ることになると あれだしなぁ〜。 ほかに生存者はいないのか?
なんかこのへん流れがグダグダね さっさと合流しちゃって先に進みなさいよ
【15日目 12:00ホームセンター敷地内→ホームセンター前道路→敷地内 4】
>>451 「佐伯さん!ホームセンター屋上ですって!運転に集中してるかも
知れないけど、屋上見てください!女が指示してますよ!なにか裏口でも
あるんじゃないですか?」
どうやら大藪君の言葉は寝言ではなかったらしい、
思ったより冷静にまわりを見ていてくれたようだ。
「生存者がいたんだな?
OK,これで大藪君の仕事が一つへったわけだ・・・
もう少し奴らをひきつけたら戻る、その女が指示していた方へナビしてくれ。」
ホームセンター前の道路でギアをバックにいれる。
助手席に手をまわしながら後ろを確認して力いっぱいアクセルを踏んだ。
窓越しに手を伸ばしてよたよたと歩く奴らのおぞましい姿が横切る、
猛スピードで一団の横をかすめてそのままハンドルを切った。
これでなんとか時間が稼げたか!?
【15日目 12:00 ホームセンター事務所 5】 結局、あれはやはりクラクションの音だったらしい。 ゆなさんは佐々木さんの質問に答えるとすぐさまストックルームに戻っていった。 助けて、か…そういえば、あの晩も同じように車を誘導したっけ…。 ここへ来た晩、つまり暴動が起こった日のことを思い出した。 ただ、あの日と今ではもう状況が違う。 ここには車の主が望んでいるモノなんて何も残ってはいないだろう。 誘導したってお互いムダになるだけじゃないか。 それより、奴等を引き連れて出て行ってくれればどれだけ有難いだろうか…。 そこまで考えてある事に気付いた。 奴等を引き連れてやってくる車の主が迷惑なのは間違いない。 だからこそ、逆にイイ実験になるんじゃないか? 音に敏感なのか確証を得られるかもしれない。 「さっきの音の話、今実験してみませんか?」 そう美袋さんに言うと、事務所を出て売り場へ向かった。 …まずはカー用品売り場だ。
【15日目 12:00 ホームセンター事務所 6】
>>450 「ストックルームです。裏口から収容するつもりみたいです。」
俺の問いに答えたゆなさんは事務所から駆け出て行った。
>>454 「さっきの音の話、今実験してみませんか?」
その少し後、春日さんもそう言い、事務所から外へと出て行く。
俺も事務所の外へと出ようと立ち上がる。
「探していた車が向こうから来る…丁度いい」
そう呟くと、事務所から休憩所を通り、ストックルームへと出た。
こちらで改めて補充した腰の投げナイフを確認しつつ、バールを構える。
「準備オーケー…ですかね」
【15日目 12:00 屋上 7】
>>451 >>453 ワゴン車は奴らを引き連れ道路まで出ると、一気にバックで敷地内へと戻って来た。
奴らが来る前に早く!
大きく手招きをして、再び「こっち→ここ↓」とジェスチャーで搬入口を示す。
「今、車が敷地内へ戻って来たわ!もうすぐ来るはず…裏口開ける準備しといて下さい。」
ストックルームへ声を掛け、ワゴン車へ視線を戻した。
【15日目 12:00 ストックルーム 8】
ストックルームに駆け込むと頭上から藤原さんの声が降ってきた
>>456 。
辺りにざっと視線を走らせ武器になるようなものを探すが、特に何も見当たらない。
――まずいなぁ。
そう、思いつつも裏口の前にぴったり待機し、藤原さんに"OK"のサインを送った。
「誰か、援護頼む…。」
口の中で聞こえるか聞こえないかの言葉でつぶやきながら…。
460 :
sage :2007/11/14(水) 13:29:45 ID:+Ph0YGLR0
|∀・)
461 :
sage :2007/11/14(水) 16:16:27 ID:+Ph0YGLR0
|・∀・)
462 :
sage :2007/11/14(水) 16:17:43 ID:+Ph0YGLR0
|(・∀・∀・)
(゜ロ゜)
464 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/14(水) 20:07:47 ID:BVnpxAHY0
(・∀・)
【15日目 12:00 事務所 9】
>>454 「…」
春日君に瞬きで返事をすると、タバコを消して立ち上がった。
実験はいい考えだ。音に対するゾンビの反応は見ておきたかった。
しかし、何をする気だろう。
自分で招きよせるようなマネは、俺はしたくない。
>>454 「危ねえ事はするなよ」
春日君の後ろを歩きながら、外の気配に耳をそばだてていた。
【15日目 12:00ホームセンター敷地内→ホームセンター前道路→敷地内 10】
>>453 「生存者がいたんだな?
OK,これで大藪君の仕事が一つへったわけだ・・・
もう少し奴らをひきつけたら戻る、その女が指示していた方へナビしてくれ。」
あまり難しいことでもなさそうだな〜。おっ。女が大きく体でジェスチャー
している。 「すぐ裏口へ入るので、ゾンビがくる前にてきぱきと
しといた方がいいと・・・。。すいません。
こんな事位しか言えなくて。あと、女が指示してるから、それを見たほうが
わかりやすいと思います。何しろ、屋上からですから、状況はよくわかっている
でしょうしね。」
時間との戦いか。運転を任せっぱなしだ。佐伯さんの疲労はピークだろう。
着いたら疲れをとってあげよう。でもまだ終わってないぞ。
最後までやりきる。
【15日目 13:00 売り場→ストックルーム 1】
「危ないこと?違います、必要不可欠なことですよ」
カー用品売り場を歩きながら、
>>465 美袋さんに言葉を返した。
車が裏口にくるなら、確実に奴等も裏口に群がってくる。
外からクラクションやエンジン音によって連られてきた奴等も、ね…。
実験と言ったけど脱出するためには群がっているのを誘導する必要がある。
「上手くいくかは、別ですけどね」
ここでは結局望んだモノは見つけられなかった。
ホーンがあれば便利だったけどしょうがない、また目覚まし時計か…。
買い物カゴを取ると、雑貨とインテリア売り場へ行き、目覚ましをいくつか入れた。
その後、ストックルームで販促用の拡声器を見つけ、更にカゴに入れる。
裏口にはゆなさんと佐々木さんが待機していた。
「気をつけてくださいね、前みたいに誘導できるか試してみます」
二人に、と言ってもゆなさんはわからないだろうが声をかけながら梯子に手を掛けた。
【15日目 13:00 ホームセンター 2】
一瞬、ワゴンが浮き上がりかけて冷っとしたがすぐに接地感をとりもどす。
何匹かのゾンビを跳ね飛ばしながら車を建物の方へ向ける、
>>466 大藪君の言うとおり屋上で合図してる女の子が見えた。
少しまばらになったゾンビどもを避けながら彼女が示す方へ迂回していく。
生存者は彼女一人だけなのか?
俺の脳裏に命からがら脱出してきた以前のホームセンターでの悪夢が甦る。
もう二度と、あんなのはごめんだな・・・・
「大藪君、この車にはルーフがついてるだろ?
建物にベタづけすっから、顔だして屋上のねーさんに指示を仰いでくれ!」
469 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/15(木) 00:19:17 ID:ruQPmGCR0
(・∀・)
【15日目 13:00 屋上 2】 屋上へ出ると藤原さんと榊君がいた。 藤原さんが妙な動きをしているのを見て一瞬不思議に思ったが、駐車場を走る車を見て納得した。 「搬入口は佐々木さんとゆなさんがいます」 藤原さんにそう告げると搬入口反対側の端まで行き、目覚まし時計と拡声器を床に広げた。 一つ一つ、計七個の時計を順番に鳴らしていく。 最後の時計を鳴らし、拡声器をあてがうと、耳に残る嫌な音が拡声器から大音量で流れ出した。 「酷い音ワレ、なんつー嫌な音だ…」 思わずその場から離れ、梯子近くから駐車場を見下ろした。 奴等は音が鳴るほうへ足を運びだしたが、駐車場の広さに対して音が小さいのだろう。 何匹かは車の後を追ってノロノロと搬入口方面に進んで行く。 「全部が釣れるわけじゃない、か…。佐々木さん!搬入口側にも何匹か行くと思います!」 ストックルームに向かってそう叫ぶと、また時計が置いてある場所へ戻った。 耳がガンガンと鳴り響く中、屋上から下を覗いた。 「音に反応ってのは正解だ…ただ、視覚も一応あるんだな…」 こちらに向かって、手を上げ空を仰ぎながら向かってくる奴等を眺めながら呟いた。
【15日目 13;00 ストックルーム 3】
>>467 「気をつけてくださいね、前みたいに誘導できるか試してきます。」
そう告げると、春日さんは梯子を登って行った。
暫くすると
>>470 物凄い不響和音が頭上から響いてきた。嫌が上にも不安感を掻き立てる大音量に肌が粟立つのを感じる。
「佐々木さん、これ、退けるの手伝って頂けませんか?」
作業台に手を掛ながら振り返る。臨戦体勢バッチリなその姿に少し頼もしさを感じた。
【15日目 13:00 ストックルーム 3】
>>470 「全部が釣れるわけじゃない、か…。佐々木さん!搬入口側にも何匹か行くと思います!」
「分かりましたー!」
目覚し時計の音が響く中、聞こえるようにこちらも大声を出す。
「さてと」
俺は搬入口のシャッターの開閉スイッチに手を掛けた。ストックルームは既にがらんどうだ。
車ごと中に入れてしまったほうがいいと判断したのだ
。
鍵を外し、少しだけ開け、隙間から外を窺う。
どうやら、まだこちらへは一匹も来ていないらしい。
俺はそれを確認すると、一気にシャッターを上げ、車の進入口を確保する。
「ゆなさん、スイッチ頼みましたよ」
それを言うと、外へと出る。そして、車へ向けて合図を送った。
【加筆訂正】※の間が加筆部
目覚し時計の音が響く中、聞こえるようにこちらも大声を出す。※
>>471 「佐々木さん、これ、退けるの手伝って頂けませんか?」
「…いや、こっちから入れちゃいましょう」
カンカンとシャッターを軽く小突く。
「さてと」※
474 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/15(木) 08:34:35 ID:ruQPmGCR0
(・∀・)
【15日目 13:00 ホームセンター 6】
>>468 「大藪君、この車にはルーフがついてるだろ?
建物にベタづけすっから、顔だして屋上のねーさんに指示を仰いでくれ!」
「ハイ。」もう顔を一応出して、女に仰ぐ。
「もうすぐ貴方の指示してる所辺りに着けるんで、そのあとどうしたら良いですか?
誰かほかに人がいたりするんですか?それならありがたいんですけどー!」
それにしてもさっきの音なんだったんだろう。まぁいいや。
聞こえてるのかな。だいぶうるさく言ったけど・・・。
(゚Д゚)ウマー
477 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/15(木) 20:12:05 ID:2nWm/p2+0
(゚∀゚≡゚∀゚) ?
478 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/15(木) 22:12:49 ID:ruQPmGCR0
(・∀・)
【15日目 13:00 屋上 7】
ワゴン車はゾンビを跳ね飛ばしながら、徐々に搬入口に向かって来た。
「よし!こちらに気付いてるようね。」
搬入口側を覗き込み、奴らがいるか確認していると、後ろから声を掛けられた。
>>470 「うん、了解。
春日さん、ソレ…。」
何するんだろう?
春日さんは反対側へ行くと、目覚まし時計と拡声器をいじり出した。
…もしや?
案の定、けたたましく大音量のベルが鳴り出した。
うっさいよ、もーっ!
耳障りな音に顔をしかめた。
…あ?どうすれば?他に人?
ベル音に紛れて、ワゴン車の方から途切れ途切れに声が聞こえた。
きっと、彼らも色々危惧してるんだろう。
>>475 「大丈夫!他にも人いるわ!搬入口で迎えてくれるから急いで!」
そう言い返すと、梯子へ顔を覗かせた。
>>471 >>472 「すぐそこまで来てるわ!
僅かだけどゾンビもうろついてるから気をつけて!」
480 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/16(金) 09:33:27 ID:s4bKeMMO0
(・∀・)
【15日目 13:00 ホームセンター 8】
>>479 を聞いて。
「おっし!佐伯さん!搬入口に他の方がいるみたいです!早く来いと言ってます。」
僕は興奮していた。これで食料は全部もっていけそう。
>>479 「わかりました!食料もすこしあります。助かりました!」
なんだかゾンビとの距離が遠くなったような気がした。
|д゚)
【15日目 13:00 ホームセンター敷地内→搬入口 9】
1秒でもここで停車している時間がその何十倍、何百倍の恐怖に変りそうになる。
だがこの壁1枚向こう側にさえ入ってしまえば安全だ、安全なはずだ。
俺は血のように真っ赤なジーンズの中でしわくちゃになったパーラメントを取り出して火を点けようとする。
心臓の音が車のスピーカーから聞こえてくるようだ。
>>481 やっとスタートの合図が鳴る。
目と鼻の先にあるはずの入り口がやたらと遠く感じた。
搬入口前に車を着けてアクセルを何度かベタ踏みする。
「大藪君、ルーフはきっちりしめといてくれ。」
484 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/17(土) 09:07:13 ID:Ki1sZRCi0
(・∀・)
【15日目 13:00 ホームセンター敷地内→搬入口 9】
「着きました〜。救助待ちですー」これを言って、閉めた。
>>483 「確かにきちんとしめましたよ。」なんだか一安心。
もう付けたので、後は救助待ち。できるだけ早く来てほしい。
これは佐伯さんも一緒だろう。
中の食料はどれくらいだろう。無くなれば、移動するしかないなぁ。
486 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/17(土) 09:54:46 ID:RLdyKfmI0
(・∀・)
(`・ω・´)
【15日目 13:00 搬入口 10】 「…来た」 こちらに向かってくるワゴン車とそれにふらふらと付いてくるゾンビを視界に捉える。 もちろんワゴン車の方が速度が速く、奴らより一足先に搬入口へとやって来た。 「車、そのまま中に入れてください!」 ワゴン車の運転席に近寄り、中の二人に聞こえるように指示を出す。 指示を聞いて、ワゴン車がストックルームへ入り始めるが、その側へ奴らが到達し始めた。 「もちろん通しませんがね」 幸いやって来た奴らは数が少ない、冷静に対処すれば十分だろう。 後はワゴン車がストックルームに収まれば、ミッションコンプリートだ。 俺はそんなことを考えながら、一番手近な奴にナイフを投げつけた。
【15日目 14:00 ストックルーム 1】 シャッターの開閉スイッチに手を添えながら酷い焦燥感に駆られていた。 猛スピードで突っ込んで来るワゴン車の動きがスローモーション掛かって見える。 手近な所迄迫った"ヤツ"に佐々木さんがナイフを投げたのを合図にスイッチを「閉」に切り替えた。 シャッターがノロノロと閉まり始めた…。
【15日目 14:00 ホームセンター敷地内→搬入口→ストックルーム2】
屋上の女の言うとおり、2人が待っていた。
>>488 「車、そのまま中に入れてください!」男の声が聞こえる
「佐伯さん。やっと休憩できますね。」安心から出た一言だ。
まだ完全に収まってないのに。「佐伯さん。最後に車しまいましょうか。お疲れ様です。」
おいおい、やつらが複数きてる。「とっ?えっ?」
男が突然近いやつにナイフを投げた。やり手だ。どうやら心強いのがいる。
ここまで佐伯さんにすべて運転をさせていた。なんだか悪い気になった。
シャッターが落ち始めている。
【15日目 14:00 屋上 3】 相変わらず奴等は音の鳴る方へ手を伸ばし、呻き声を上げている。 その光景を見ながらしばらく考え込んでいた。 奴等から時折見える、人だった頃の面影…チラホラと見たことがある顔も並んでいる。 車が脇に入ってしばらくたった…そろそろいいかな。 目覚ましを掴むと、一つ一つを地面に放り投げた。 「実験終了っと…しばらくそれと遊んでれば?」 下に群がっている奴等に向かって言葉を吐くと立ち上がり、梯子へ向かった。
【15日目 14:00 搬入口 4】 シャッターの向こうには生きている人間が何人かいるようだった。 お土産の始末は彼等がしてくれるだろう。 とにかく疲れた・・・ こんなに運転したのは大昔にハマったポリゴンの体感レースゲーム以来だ。 「俺は寝る! 大藪君、しばらくは任せるよ・・・ 天蓋付きのお姫様ベッドでもあるなら寝てる間にドレス着せてほりこんどいてくれ。」 遠くに聞こえる目覚ましの音に皮肉を感じながら俺は車のシートを最大限に倒しこんだ。
493 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/18(日) 18:28:45 ID:qCZ8dTS50
(・∀・)
【15日目 13:00 搬入口→ストックルーム 5】 ゴゴゴゴ…。 ワゴン車がストックルームに入ったのを合図にシャッターが閉まり始める。 「よし」 それを視界の隅で確認した俺は、近くまで迫っていた奴の頭にバールを叩き込む。 骨が折れるような鈍い音と共に、奴がその場へと伏した。 その後、シャッターが閉まりきる前に側まで走り寄る。 しかし随分俺も手際良くなった、これも慣れなのだろうか。 慣れたくはない慣れだが、その慣れが今の自分を生かしている。皮肉だな。 シャッターからストックルームへと入り、もう一度外へ目をやる。 シャッターが閉まりきる前に到達しそうな奴は残り一体だけだ。 ナイフをストックから抜き取り、構え、そして投げる。 上達したといえば、この投げナイフもそうだろう。 二週間前に比べて、その命中率や投擲速度は飛躍的に上がっているのだから。 頭にナイフが突き立ったゾンビが倒れていく光景は、すぐにシャッターの向こうへと消えた。 【救助完了】
【15日目 14:00 屋上→ストックルーム 7】
屋上からワゴン車が店内に入るのを確認すると、梯子を下りて行った。
搬入口の傍らに佐々木さんとゆなさんの姿がある。
二人共、無事なようだ。
>>489 >>494 「お疲れ様。車ごと入れちゃうとは考えましたね。
この方が彼らも安全だし、いざって時の積み荷も簡単ですよね。」
そう言って微笑んだ。
結果無事に済んだのだからあーだこーだ言うのは止めよう。
安心した私はワゴン車へと近付き、中を覗き込む。
二人の男性が目に映った。
>>492 運転席の男は眠っているのか?
シートを倒して横たわっている。
『コンコン』
もう一人の男に向かって車の窓をノックした。
>>490 「もう大丈夫よ。降りたら?」
積み込まれているであろう食料や物資に期待を馳せていた。
新たにホームセンターに生き残りが加わった。 ホームセンターに現在居る人間は10人。 外にいる死者の数からすると少ないが、生き残りは増え、安心感をもたらす。 ■イベント「生者の来訪」は終了です ■ホームセンターに佐伯・大藪が加わりました ■移動先候補に佐伯・大藪のいたショッピングセンターが加わります。 (中にはゾンビがいます)
え?中にゾンビいるの?どういうこと?
>>497 別におかしくない。むしろ自然だろ。
てか、書き込むなよ。今後、GM・プレーヤー以外書き込み絶対禁止。もちろん俺も。
スレ汚し失礼。
新規拠点の状態は以下のようになっています @ショッピングモール ・ショッピングモールタイプの大規模の建物 (1、2階吹き抜けの2階建て) ・物資及び食料は存在する ・内部の人間がゾンビ化したため、20匹程度ゾンビはいる (大藪・佐伯が脱出時に戸を閉めたためゾンビはそれ以上居ない) ・ここからの距離は4キロ程度(NEXCOと同じ程度) ANEXCO東日本管理事務所 ・情報は現在有りません ■これらの情報は現時点では大藪・佐伯のみしか知りません
ホームセンター側は車内を、新規組はホームセンター内を見渡す。 互いに気になる食料と物資。 だが、2組を合わしても大したものは残っていない。 ■食料はホームセンター・新規組の手持ちをあわせて2日分です ■物資は以下のものがあります ・バール×2 ・角材(大きめ、バリケードなどにも使用可)×2本 ・ポリタンク×2 ・厚手の作業服×1 ・機械用エンジンオイル×1 ・電気式掃除機×1 ・ライター×2 ・目覚まし時計×1 ・コピー用紙と筆記用具×1セット ・殺虫剤×3 ・引越し用ダンボール×2 ・乾電池×1箱 ・荷造り用紐×1 ※これらの物資以外は使い物にならない状態とします (佐々木の持っていた投げナイフなどの武器も今回で品切れ状態です) ※バール・掃除機・ポリタンクを除く各物資は、一回の使用で1セット なくなるとします。バールなども壊れるような使い方をしたら一回で1セットなくなります (例:ライターは2セットあるので2回使用可) ■食料・物資の制限条件は次の目的地に移動するまで継続します
【15日目 13:00 ストックルーム 8】 「…ふぅ」 溜息をつきながら、手近な木箱に座る。 先程の戦闘でナイフは全部使い切ってしまった。 バールは金属疲労からかゾンビを殴った時にぽっきりと折れ、こちらもお釈迦。 ふと傍らの箱を見る、藤原さんが脱出に備えて物資を詰め込んでいた箱だ。 そういえば、ワゴン車の彼らが持ってきた物資や食料も気になる。 「とりあえず、事務所に移動しましょう。情報交換もしたいですから」 俺は皆にこう提案した。
502 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/20(火) 13:10:40 ID:mDGXM1DZ0
(・∀・)
503 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/21(水) 12:39:06 ID:G6xs+dER0
(゚∀゚≡゚∀゚) ?
【15日目 13:00 ストックルーム 9】
>>495 「もう大丈夫よ。降りたら?」
あっそうか。「ぎゃちゃ」。
「あっ先ほどの指示してくださった方
ですよね。どうもありがとうございます。おかげさまで、
ここに入れることができました。あっ、こちらの方は、前の大きいショッピングモール
から一緒に脱出してきた佐伯祐二さんです。僕が大藪康祐 です。」
やっと地に付いた感覚がもどった。佐伯さん。思い切り寝てる。
彼にはすごく迷惑をかけていた。休んでほしい。
>>501 「とりあえず、事務所に移動しましょう。情報交換もしたいですから」
それもそうだ。佐伯さんは・・・ごめんなさい。
「寝てる最中すいません。僕らあっちの事務所にいてますから。でわ。」
メンバーにワクワクしながら、事務所に速い足取りでいった。
505 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/11/22(木) 08:54:31 ID:a9YNdaTl0
保守
【15日目 13:00 ストックルーム 10】 無事生存者を収容し、ほっと一息ついていると、
>>495 藤原さんが労いの言葉を掛ながら上から降りてきた。
「もう大丈夫ょ。降りたら?」
釣られて中を覗き込むとプラチナブロンドの髪を肩に散らして寝ている人が目に飛び込んできた。すごい違和感を感じた。もう一人は色黒の坊主頭の男の子。藤原さんの問いかけに礼を述べながら降りてくる。彼の言葉によると、彼は大藪さん寝ているのは佐伯さんと言うらしい。
「とりあえず、事務所に移動しましょう。情報の交換もしたいですから。」
佐々木さんの提案
>>501 に佐伯さんとやらを起こさなくて良いのかとの疑問を抱きつつ同意した。
「休憩も兼ねて作戦会議ですね。そう言えばインスタントコーヒーまだあったかも…。」既に歩き出している大藪さんの丸い後頭部を見ながら思った。
…随分フットワークの軽い兄さんだ…。
【15日目 15:00 ストックルーム→事務所 1】
事務所で情報交換しようと言う
>>501 佐々木さんに同意し、
>>504 大藪くん、
>>506 ゆなさんが出て行った。
大藪くんは何だか楽しげにしてたけど…ここには期待出来るもんなんて、もう何も残ってないよ。
この人もそうなのかなぁ?
車内を覗き込み、佐伯さんを見た。
バンドマンかホストか?
その容姿から、ふと、そんな事を考えた。
その奥には何やら物が見える。
ワゴン車一杯の物資を期待したけど、量は決して多くない。
こっちも期待損かぁ。
「寝てるとこすいませんけど、事務所で話し合いするんで一旦起きてもらえません?
事務所はそこの通路を右行った先の扉ですからね。」
佐伯さんに声を掛けて私も事務所へと向かった。
508 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/23(金) 20:47:21 ID:WW+ihgZX0
なんで若者ばっかりなんだよ。 もっと60歳くらいのお爺ちゃんとかいないのかよ。 40歳くらいでもいいぜ。
【15日目 15:00 事務所 2】
事務所に入ると俺は、手近なイスに座り込む。
>>504 大藪さんと
>>506 ゆなさん、それに
>>507 藤原さんが次々と事務所に入ってくる。
あれ、もう一人居たような…後から来るのだろうか?
まあいいか、先に始めるとしよう。
「えーと、まず自己紹介からしましょうか」
「私は佐々木 恭一と言います。災害前は消防官をしていました」
大藪さんに向かって、軽い自己紹介をする。
次に現在の状況の説明だ。
机の上に広げっぱなしだった地図をちらりと見ながら話し始める。
「私達は二週間程前からここに立て篭もっています」
「…そろそろ物資も枯渇して次の移転地を探そうとしていたところなんですが…」
きっと彼らは中に物資があると思ってきたのだろう。
残念だが、それは当てが外れたことになる。
「大藪さん達は今まで何処に?」
こちらの情報は大体話し終えたので、次は大藪さん達の情報を聞き出しにかかった。
【15日目 15:00 事務所 2】
>>509 「大藪さん達は今まで何処に?」
佐々木さんが自己紹介をした後、僕に聞いてきた。
「大型ショッピングモールに立て篭もっていましたが、ゾンビに負傷したり
したものが出て、佐伯さんとここへ逃げ込んできました。物資は
結構ありますが、内部感染したものが20匹位います。4キロ程度で着きますね。
まぁ戸を閉めているため、中のゾンビはこれくらいですね。
申し送れましたが、私、大藪康祐と申します。」
鮮明に言うと、あの時の友人を思い出す。
もうあそこにはあまり行きたくないが、そうなればその時だ。
「で、そちらの時期篭城地はどこですか?」
毛の伸びてきた頭をさすりながら、ゾンビになった・{アイツ}を思い出していた。
【15日目 15:00 事務所 4】
事務所へ入ると、早速話し合いが始まった。
佐々木さんの向かい側の席に腰掛け、話を聞く。
>>510 大藪くんから、ショッピングモールの情報が告げられた。
私はおもむろに紙とペンを取り、それらを書き出していく。
『ホームセンター』
・二週間篭城
・物資、食料は残り僅か
『ショッピングモール』
・物資残量アリ
・ゾンビ内部感染20名程
・戸締まり済み
・4キロ程度先
んー、こんな感じかな?
「
>>510 あっ、自己紹介でしたよね。私は藤原 華です。よろしくね。
食料持って来てるって言ってたけど、どの位あるの?他に何か持って来た?
それと、建物の見物してる余裕は無かっただろうけど…、ここに来る途中、篭城するによさ気な建物どこか無かった?」
大藪くんに問い掛けた後、用紙に『新転地候補先』と項目を書き加えた。
燃え続けるゴミの山の中で延々とゴミを積み上げていた。 この世のものとは思えない匂いに顔をしかめ、 滴る汗を拭うと顔の皮膚と一緒に髪の毛がゴッソリと抜け落ちた。 驚いて叫んだ拍子に燃えるゴミの山が崩れる、 よく見るとそれは黒焦げになった無数の俺自身だった。 俺は声にならない声をあげて跳ね起きた。 ルームミラーに映った顔には疲労が残ってはいるものの、怪我一つない。 苦笑いしつつポケットからタバコを取り出し火を点ける、 ライターの火は頼りなく小さくなって消えてしまった。 低い天井を見ながらくゆらした煙に包まれて俺はもう一度目を閉じた。 ■消費アイテム ライター -1
513 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/26(月) 08:13:47 ID:+DzQWk0f0
(・∀・)
【15日目 15:00 事務所 6】
>>511 「ハイハイ。藤原華さんですね。よろしくです。
食料かぁ〜。まぁ1日半かそれ以下か・・・。それくらいかな。
ここももうないみたいだし、移動は確実か。
まぁショッピングモールより有りそうなのはなかったような気がするです。
それと、メンバァはこれだけですか?」
佐伯さんは何してんだろ。動くことになりや起こそうかな。
自己紹介、情報の交換、それらを行いながら生き残り達は 生への道を模索する。 それは細く、わかりにくい道。少数では渡りきれないような。 ■プレイヤーは今後どういう風に動くかを話し合いで決定してください ■話し合い期間は12/1の0:00までです ■多数決、話し合いによる合意、何でもかまいませんが、 全員の行動目標は最終的に統一してください ■現状GM側から提示する行動は以下の3つです。 @ショッピングモールへの避難(中のゾンビを始末する) ANEXCO東日本事務所への避難 B食料・物資の捜索隊を編成し、@、Aいずれかを捜索し、帰還 ここから選択しても構いませんし、これ以外の行動でも構いません
■イベント「決」期間内に話し合いに参加しないプレイヤーは 決定したイベントに同意したものとみなします。 ■重複での選択は出来ないものとします。 (@で物資を入手してAに移動、行動Bの際に、@、A両方を回る 等は出来ないものとします)
【15日目 15:00 事務所 7】
俺は何処となく軽い印象を受けるの大藪さんの話を聞いていた。
どうやら、ショッピングセンターにはここよりはるかに大人数が避難していたらしい。
それは大藪さんの話に出てきたゾンビ化した人数が物語っている。
>>510 「で、そちらの時期篭城地はどこですか?」
大体喋り終えたのだろう、篭城予定地について聞いてきた。
「まだ具体的に決まったわけでは無いんですよ」
地図の上に転がっていたペンを拾うとそれで地図上をコンコンと打つ。
「一応、何箇所か候補は挙げてみたんですけれどね」
丸のついた個所を幾つかペン先で示していく。
その中に話に出てきたショッピングセンターの姿もあった。
「私的にはここが良いかなと思っています」
地図の端、NEXCOの管理事務所にペン先を置いて示す。
さらにそこからペン先を地図を掠めるように走る道路へと動かしていく。
「…この状況では救助が来るかは微妙ですが、もし来るのなら救助部隊がこれを活用しないのはありえません」
「ですから、出来るだけ近いほうがいい。それにいざとなったらこちらから移動することも出来ます」
その道路、東北自動車道を示しながら俺は言った。
【15日目 15:00 事務所 8】 事務所に集まったメンバーの話を背中で聞きながら、人数分に分けたインスタントコーヒーにお湯を注いでいく。 無理に均等に分けたコーヒーは非常にアメリカンに仕上がった。 だが、まぁ香りはそれなりに出てるし良しとしよう…。 それぞれの前に紙コップに注がれたコーヒーを配りながら大藪さんに自己紹介をする。「桧ゆなです。」 次に佐々木さんに向き直り質問を試みる。 「だけど、NEXCOってどうなんでしょう…?今、現時点で安全なんでしょうか?中に無数のゾンビが居たりとか…?そう言った危険性はないですか?」 言った後に思い出したように付け足す。 「お砂糖とミルク要ります?」 殻になったコーヒーの瓶の中に詰め込んだコーヒーフレッシュとスティックシュガーを差出した。
【15日目 15:00 事務所 9】
大藪くん達が持って来た食料は一日半分。
ここの残りと合わせても三日持つか微妙なところ。
食料尽きる前に移動しないと…。
「
>>514 あぁ、春日さんが来てないようね。
さっき屋上で目覚まし鳴らしてた人よ。」
佐々木さんが『コンコン』とペンで地図を指す。
印の付いたその先を目で追った。
佐々木さんはNEXCO管理事務所への移動を考えているようだ。
何でそこが良いのか分からず、首を傾げた。
救助部隊が来るかもしれない道路に近い所で待機したいって事なんだろうか?
それは、救助が確実ならアリだけど…現状、困ってるのは食料や物資だし、内部状況が一切分からない所へ行くのはちょっとなぁ。
考え込んでいると、ゆなさんが珈琲を注ぎ持って来た。
そして、私が抱いている不安をゆなさんが口にした。
「
>>518 ありがとう。頂くわ。」
そう言って珈琲を啜る。
「…うーん、考えたんだけど、私もゆなさんと同じ意見ですねぇ。
現状分からない所へ行くのは一か八か賭けに出る訳ですよね?
それなら状況が分かる分、ショッピングモールの方がまだ良い気がしますよ。
でも奴らがいるのは確実になりますけどね。」
【15日目 15:00 屋上→ストックルーム 10】 「あー、俺ってば、どうしたいんだろ…」 どれくらいたっただろうか…屋上から市内を眺めつつ煙草をふかしていた。 友人もいなくなっただろう、両親もおそらくはいなくなっただろう…。 何もかもが崩壊して行くこの世で何を必死にもがいているのだろう? いっそここから飛び降りて奴等の餌食になったほうが楽なんじゃないか…? 「バカな話だよ…さっさと戻るとしますか」 悪い方向へと流れて行く思考を遮るように言葉を吐いた。 こんな状況でも、死にたくないと喚く自分がいる。両親が、友人がいなくなろうとも…。 梯子を降りると車が目についた。先程駐車場を走っていた車だ。どうやら無事に済んだんだな。 運転席に人が乗っているのを確認すると、助手席に近づきノックをしてドアを開けた。 「無事で何よりです。春日っていいます、よろしく」 地面で煙草を揉み消した後、派手な頭に一瞬目を取られたが、気を取り直し声をかけた。
【15日目 16:00 事務所 1】
>>518 「だけど、NEXCOってどうなんでしょう…?今、現時点で安全なんでしょうか?中に無数のゾンビが居たりとか…?そう言った危険性はないですか?」
「市街地からかなり離れてますし、多分大丈夫だとは思うんですが…」
あくまで多分だ、確証など無いに等しい。
>>519 「…うーん、考えたんだけど、私もゆなさんと同じ意見ですねぇ。
現状分からない所へ行くのは一か八か賭けに出る訳ですよね?
それなら状況が分かる分、ショッピングモールの方がまだ良い気がしますよ。
でも奴らがいるのは確実になりますけどね。」
藤原さんにまで駄目出しされて俺は閉口する。
確かに情報がまったく無い場所よりは幾分か情報のあるショッピングモールの方がいいかもしれない。
それに今必要なのは食料などの物資だ。
その点を踏まえるとショッピングセンターの方が大分有利となる。
「…うーん…でもその場合、中のゾンビはどうします?確か20ちょっとでしたよね?」
先の戦闘で今の俺は手ぶらである。流石に素手で奴らと渡り合う自信なんて無い。
少なくとも何か武器が必要だろう。
「…あ、そういえばワゴン車、食料以外に何を積んで来たか見てませんでしたね」
俺はその場から立ち上がる。
「春日さんともう一人の方も遅いようですし、ついでにちょっと見てきます」
そう言い残すと俺は扉を開けてストックルームへと出た。
【15日目 16:00 ストックルーム 2】
睡眠は極上の快楽だ、ぼやけた意識の中でうっすらとそんな事を考えていた。
>>520 「・・・・・ よろしく。」
重いまぶたをこじあけると窓越しに男が立っていた。
一瞬身構える。
彼が言葉を発したという情報と、
無防備な状態で動くものの接近を許した事への動揺が一瞬で天秤にかけられる。
俺の脳内で辛うじて正常な判断が行われ、前者のウェイトが勝ったようだ。
「おはよう・・・背の高いおにいさん・・・。」
俺は引きつった笑いで彼の言葉に応えた。
【15日目 16:00 ストックルーム 3】
>>522 「おはよう・・・背の高いおにいさん・・・。」
運転席に座っていた男はひきつった笑みを浮かべ、言葉を返してきた。
疲労困憊という感じか…どうやら半分夢の中だったらしい。
「おはよう、春日 薫っていいます。それと、寝タバコは危ないですよ」
こちらも愛想笑いを浮かべながら、聞こえていなかったであろう名前をもう一度名乗った。
そして手に持った煙草に視線を落とし、言葉を続けた。
火事にでもなったら、焼け死ぬか喰われるかの二択…それはゴメンだ。
「ところで、ここへ来たのは貴方一人ですか?皆は、事務所かな?」
視線をストックルームに移し、意味もなくキョロキョロと辺りを見回す。
まぁ、脱出の算段か、食料のことか…そんなとこかな。
音に反応するのは確かめた…とりあえずここから出ることは出来るはずだ。
「無事に乗りきれるかは運次第、か…」
車に乗っている男のことも忘れしばらく考えた後、小さく呟いた。
【15日目 16:00 事務所→ストックルーム 4】
すっかりがらんどうになったストックルームへと出る。
搬入口の方に視線を巡らすと、入ってきたワゴン車と
>>523 春日さんの姿が見えた。
それを確認した俺はワゴン車へと歩み寄る。
「どうも、大丈夫ですか?」
疲労に満ちた面持のワゴン車の男性に声を掛ける。
「今、事務所の方でいろいろと話し合いしています。飲み物とかなら出せると思うので来てくれませんか?」
「なんならソファを使って寝ても構いませんよ」
「春日さんも一緒に来てくださいね」
二人に事務所へ行くよう促し、食料の他、雑多な物が積まれたワゴン車の後部に目をやる。
「…それと後ろ見せてもらっていいですか?」
ワゴン車の男性に問い掛けた。
【15日目 16:00 事務所 5】
あまり期待は出来そうないけど…。
ワゴンの後部にあった僅かな物資を思い出しながら、
>>521 佐々木さんを見送った。
ショッピングモールへ行けば奴らとの決死戦は免れない…でも、戦えるだけの武器も物資も殆ど無い。
NEXCOは現状未確認で不安要素が多いしなぁ。
ここへ残れば餓死が待ってるだけ。
どれもリスキーな話だわ。
「はぁ…どうしたらいいものやらね?何か打開策な〜い?」
世間話でもしてるかのように珈琲を飲みながら、事務所にいる人達へ無作為に問い掛けた。
【15日目 16:00 事務所5】 ゆなさんが出していただいたコーヒーを手に、スティックシュガーを半分 ほど入れた。 「まぁ確実に状況がわかる分、ショッピングセンターはOKだと思いますし、 NEXCO行って、何があるだろうか?と・・・。 う〜んショッピングセンターに行って、何で戦いましょうか・・・。 物資はあることは確実ですけどね。色々ありますから。 ゴクゴク(ぅまい 救助の話ですが、屋上で何かするしかないですねぇ〜難しい所です」 佐々木さんはストックルームか。佐伯さん起こしてきてほしいな。 「あっゾンビ倒すとしたら、火とかも使えそうですね。オイルとか有ったら・・・。 ゾンビの服に着火。うぁぇぁ〜 へへへっ。」 どうかしたのかな?自分の頭を一度疑った。
【15日目 16:00 ストックルーム 6】
>>523 「ところで、ここへ来たのは貴方一人ですか?皆は、事務所かな?」
春日君と名乗った男の問いかけに俺は指でピースサインを作り、
その手を鳩を出すマジシャンのように裏返して開きながら答えた。
「運転手は佐伯祐二、28歳、見た感じそのままの男だと思ってくれていいよ、
あと一人、大藪君ていうこれまた突き抜けてお気楽な男の子が
今頃質問攻めにあってるはずだ。」
おどけて見せる、今のところ敵意は感じられない。
だがここに居れば老後も悠々自適・・・というわけでもないようだ。
>>524 新たな先住民、先ほどの彼より少したくましく見える。
先ほどからの話ぶりだと歓迎会はこの建物のどこかにある事務所で行われているらしい。
「なんなりと、お好きなように。」
俺は車から降りて彼にそう告げた。
【15日目 16:00 ストックルーム 7】
「見てのとおり、ね…了解」
佐伯と名乗った男のそのおどけた姿に釣られ、笑みを浮かべながら言葉を返した。
あの状況の後でも余裕を持っていられるのが羨ましい限りだな。
こうやって自然と笑みが溢れたのはいつぶりだったろうか…?
頭の片隅でそう考えていると、休憩室から
>>524 佐々木さんがやってきた。
新しく来たもう一人を含めて、事務所で話し合いをしているとのことだった。
「わかりました、すぐ行きますよ」
佐々木さんに片手を上げて返事をすると、休憩室の扉へ足を向けた。
【15日目 16:00 事務所 8】
「最悪、折りたたみ椅子なんかでも十分、武器になるとは思いますよ。
ショッピングモールならフードコートは必ずありますしね。
そこの椅子なんかでひたすら殴るってのも有りなんじゃないですかね?」
>>525 藤原さんの問いかけにこころならずも、そう口にしたが、我ながらとんでもない荒業だと内心呆れてしまった。
だけどこれだけは真実。
人間やる気になればなんとでもできる。
そう思い直して極薄のコーヒーをすする。 意外と
>>526 大藪さんみたいなキャラの方がこの厳しい局面を乗り切るのに向いているのかも…?そう思った。
【15日目 16:00 事務所 10】
「そうなんだよねぇ、うんうん。
あぁ、なるほどね。不安ではあるけど、武器は現地調達って手もあるかぁ。
ショッピングモールなら物資は有り余る程あるだろうしね。」
>>526 大藪くん
>>529 ゆなさんの話に同意するよう頷きながら聞いていると、突然大藪くんが奇妙な笑みを浮かべて笑い出した。
はぁ?なにこの人?ちょとやめてよ、気でも狂ったの?
気味悪くなった私はゆなさんの傍へ近付いて行った。
「
>>529 …今の見た?どうしちゃったんだろ?
もう今更だけど、厄介な事にならないかと不安になってきたよ。」
大藪くんに聞こえないよう、小声で囁いた。
【15日目 17:00 ストックルーム→事務所 1】
>>524 「なんなりと、お好きなように」
場に似合わないその芝居掛かった台詞に思わず笑みが毀れた。
「ははー、ありがたき幸せ」
それに便乗しつつ、後部へと向かう。
荷台の扉を開けると、
>>500 食料や道具が幾つか積まれていた。
即戦力になりそうな武器はバール二つ。角材もあるが、大きくて振り回せるかは微妙だ。
エンジンオイルは…火炎瓶の材料になるかもしれない。
ライターと殺虫剤、これも即席火炎放射器の材料になる。
それの一つ一つ手にとって物色しながら、知識を総動員して頭を回転させていく。
「…また工作タイムになりそうだな」
小さく呟き、手に持っていた物を荷台に置きなおすと、事務所へと戻った。
【15日目 17:00 事務所 2】
>>530 「き、きっと、さっき迄緊張の連続だったから気が弛んじゃったんですょ」
とりあえずフォロー入れとく。
これから一緒にやっていかなきゃいけない仲間に変な不審感持つのは嫌だからね。それに貴重な情報源だし…。
無理矢理自分にも納得させる。
>>526 「施錠してきたってお話ですけど、裏口か、どこかから脱出してきたって事ですか?それとも正面から?」
気を取り直して大藪さんに質問してみる。
侵入口の状況を確認したかった。
【15日目 17:12 屋上→売り場 3】 屋上では楽しいものを見せてもらった どうやら新しい仲間が加わったみたいだった 「さてさて、俺はどうしようかな」 考えても仕方が無い 行ける場所は限られている とりあえず、売り場でも物色しようかな 自分の足は売り場へと向かっていった
534 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/30(金) 20:24:23 ID:V+Xj9LpH0
(・∀・)
【15日目 17:00 売り場 4】
「あ〜あ… 」
売り場に置いてあるソファーの上で声も出さず、ただ皆の動きを見ていた。
「厄介な事にならなきゃいいけど。」
そうつぶやき、事務所のドアの横に座りこむ。
時折事務所から聞こえてくる声に耳をすまし、考えを巡らす。
ショッピングセンターかぁ…まあここよる楽しめそうかな。広く走れる場所があれば言う事ないけどな。
>>526 突如きこえた笑い声に頬が緩む。
イカレ野郎か、楽天主義者か…どうなる事やら。
536 :
本当にあった怖い名無し :2007/11/30(金) 22:20:13 ID:V+Xj9LpH0
(・∀・)
【15日目 17:00 事務所 5】
殺害の話してる時に、普通気が弛んで笑ったりする?
そうツッコミたかったが、しどろもどろなゆなさんをこれ以上困らせても可哀相だし、仕方がない。
そう思った私は口をつぐんだ。
大藪くん…おかしな行動しなきゃいいけど。一応気をつけておこ。
ゆなさんが大藪くんへ話し掛けているところに、佐々木さんが戻って来た。
「
>>531 どうでした?何かイイモンありました?」
過度の期待はしてないけど、佐々木さんは色んな知識持ってそうだから、役立つ物を見つけてそうだわ。
「…で、皆さん。食料なんだけど。
大藪くん達が持って来た分とここにある分を合わせても、3日持つかどうかなの。
つまり、明日か明後日までに食料のある場所へ移動しないとマズイ状況なんだ。
脱出の準備もあるし…目的地を早々に決めません?
私はショッピングモールが良いと思うわ。」
全員一致は難しいかもしれない。
最悪、多数決で決める他ないだろうなぁ。
【15日目 17:00 事務所 6】
事務所へ入ると、妙な空気が流れていた。
思わず足を踏み入れた状態で少し硬直する。
>>537 「どうでした?何かイイモンありました?」
とくに気にした様子もなく、藤原さんがごく普通に問い掛けてくる。
気のせいだったのだろうか。
「物はいろいろとありましたよ」
近くの紙片を手にとり、ペンでワゴン車の中にあった道具
>>500 を挙げていく。
「これがそのリストです」
書き上げた紙片を机に広げた地図の脇に置いて、さらに続ける。
「すぐに武器として使えそうなのはバールと角材…後は殺虫剤とライター位でしょうか」
時間さえあればもう少し増やせるが、それでもまだ足りない。
最悪、何人かが手ぶらになってしまう。
「店内の…例えば、棚を壊して部品の鉄パイプとか取り出せればいいんですけど」
【15日目 17:00 事務所 7】
>>530 苦い顔をして、何かこそこそしゃべってる。
まぁむりもないだろう。自分が普段普通にとってる行動も、
客観的にみりゃおかしい事になるのだから。小学校も、高校も、
すかれるようなタイプではなく、仲間といえば不気味なのを趣味にしてる
やつらばかりだ。何かと荒っぽかった。
「すいません不快な思いさせちゃって。なんか、すでにウイルスに掛かってる
感じですよね。すいません。」
まぁこれでも、そうゾンビにやられる奴じゃないさ。見とけよ
笑った奴等。
「ああっそうだ、戸はね〜、正面から出ましたよ。施錠していて、
鍵は、車ですかね?」
そうこうしてるうちに、
>>538 がきた。
「それなら、やつらを倒しがてら、商品をみて、武器になりそうなの
あれば、それを活用するしかないし、今の物資では、
全部倒すには不十分に近いからねぇ。」
心臓の高鳴りが、もうすぐあっちへ移動するのにあわせて鳴っているかの
ようだ。
【15日目 17:00 事務所 8】 佐々木さんに少し遅れて事務所に入った。 佐伯さんが言っていたもう一人もいる。 ただ、質問責めというわけではなさそうだ。 話し合いはしていたが女性は二人とも彼と少し間を空け、苦そうな顔をしていた。 何かあったんだろうか…? 「初めまして、無事で良かった。春日 薫と言います。よろしく」 そう名乗ると、椅子に腰をかけ状況を聞いた。 目的地はショッピングセンターへ固まりつつあること、その中に奴等が20匹程度いること。 そして今はそれを退けるタメの道具を調達する、ということらしい。 ただ、いくら動きが遅く素手だと言っても相手は痛みすら感じない化け物だ。 だからこそ…相手に出来ないからこそ二人とも逃げて来たんじゃないのか…? 皆の話に一抹の不安を感じたが、話し合いに参加していなかった自分が異論を挟めるわけもない。 本来なら、食料と武器を調達してここに戻ってくることが最善に感じる…。 「ショッピングセンター、ですか…わかりました」 藤原さんに続きそれだけ答えると、早々に事務所を出てストックルームへ向かった。
【15日目 17:00 事務所 9】
…う゛、藤原さん納得してないっぽい…
そう思いながらも、大藪さんの回答待ちをしているところで佐々木さん、春日さんが立て続けに戻ってきた。 3人の会話に聞耳を立てていると、
>>539 大藪さんが返答してきた。
「良かった。これで心配が一つ減りました。少なくとも侵入時にゾンビからの不意打ちを喰う可能性は低くなったワケです。私も藤原さんの提案
>>537 に賛成します。後はおっしゃる通り
>>538 武器ですね。」
陳列棚などの解体が出来れば良いのだが…。
とりあえず、裏口の煩雑さを交い潜っての侵入にならなさそうな事に胸を撫で降ろした。
【15日目 17:00 事務所→ストックルーム 10】 「じゃあ武器とか、荷物とかいろいろ整理するんで、ストックルームに いますわ。あとで皆さんもきてくださいね。僕はショッピングセンター にいくつもりです。」 そういうと、足早にストックルームへ行った。 佐伯さんにそう告げよう。ココへ来て、また逆戻りかよ。
【15日目 18:00 ストックルーム→事務所 1】 二人の後を追い事務所とやらに向かう、 建物を見回しながらのらりくらい歩いていると足早にこちらに向かってくる大藪君が見えた。 大藪君は気がつかなかったのかドアの横に壁にもたれて座っている男も見える。 一致団結、というわけではないのか・・・? 俺が言うのもなんだが面倒なことにならなきゃいいが・・・・ 「大藪君、それとそこの人、 歓迎会はも少し延長だ、みんなに自己紹介させてくれないか?」 俺は二人を中に促しながら事務所のドアをくぐった。
【15日目 18:00 ストックルーム→事務所 2】
>>543 途中で佐伯さんに会った。こんにちわ。気持ちよかったですかという
暇もないまま、「大藪君、それとそこの人、
歓迎会はも少し延長だ、みんなに自己紹介させてくれないか?」
「それもそうですね。はいはい。わかりました。」
また足早に事務所に戻った。なんだか、いつっもよりねむいなぁ。
【15日目 18:00 事務所→ストックルーム→店内 3】
どうやらショッピングセンターに向かう方向で決まったらしい。俺は同意の意思を示した。
NEXCOについては情報が少なすぎるし、今のところ他にいい案も無いからだ。
「ちょっとやりたいことあるので、私はこれで…」
俺はそう言うと事務所から出ようとした。
>>543 「大藪君、それとそこの人、歓迎会はも少し延長だ、みんなに自己紹介させてくれないか?」
一瞬、自分のことかと思ったがいつの間にか来ていた
>>535 総一郎さんに向けてだと分かり、
改めて事務所からストックルームへ出る。
「上手く事が進めばいいけどなぁ…」
誰も居ないと思って、頭を掻きながら呟く。
普段は弱気な部分を見せない俺だが、一人になると思わず零れてしまう。
胸ポケットから一枚の写真を取り出す。
そして、じっとそこに写った最愛の人を見る。
…無事だろうか。
災害が起きてるのは日本国内だけと聞いたが、不安は晴れない。
「…いやいや、あいつならきっと大丈夫だ。それより今は自分のことだ」
滅入ってばかりもいられない。仕事はまだまだあるのだ。
写真を手早く胸ポケットに仕舞いなおすと、店内への通用口を開けた。
本当に何も残ってないか、最後の確認をしようと思ったからだ。
通用口を抜け、俺は薄暗くなり始めた店内へと入った。
【15日目 18:00 事務所 4】
態度に異変を感じたのか、大藪くんが謝ってきた。
「
>>539 いいのよ、別に。こんな状態だから仕方ないわ…。
>>541 ねっ、ゆなさん。」
苦笑いしながら、ゆなさんに同意を求めた。
話を逸らすように、佐々木さんが置いた
>>500 リストに目をやった。
…へぇ、思ってたより色々あるわね。
武器として使えそうな物を佐々木さんが伝える。
そういうのは戦力となる人が持つべきだろうな。
私は足手纏いにならない様、援護に回ろう。
勝手にそんな事を考えていると、来たばかりだというのに居心地が悪いのか?
>>540 春日さんが出て行った。
続けて
>>544 大藪くんも出て行ったが、直ぐさま
>>543 連れと共に戻って来た。
入れ代わりで
>>545 佐々木さんが出て行く。
何をするのか気になりながら、その背中を見送った。
「
>>543 少しは身体休まりました?
来たばかりでなんだけど…またショッピングモールへ舞い戻る事になりそうよ。」
彼らはそこから逃げて来たというのにね。
冷静に考えるとおかしな話だわ。
でも今は何より食料と物資が必要なんだから、ある所へ行くしかない。
【15日目 18:00 屋上 5】
事務所を後にして一人屋上へ寝転がって空を見上げていた。
空は澄みこの時間でも星空が広がっている。
「これで奴等がいなければ、文句はないんだけどな…」
一言呟くと起き上がり梯子へ向った。
梯子を掴むと、下から
>>545 佐々木さんの声が聞こえた。
それは…あの暴動の日から一緒にここへ来て今日まで、一度も聞いたことはない弱音だった。
そして、また何かを呟く声と売り場への扉が開く音がした。
あの人も弱音を吐くことがあるのか…。
ま、この状況で不安を感じないことのほうが可笑しいかな…。
梯子を降りながらそんなことを考えていた。
「さて、……使えるものでも探すか…」
煙草に火をつけてそう呟いた。
行き先が決まったなら事務所に用はない。
話し合うだけで上手く行ったら苦労もしないだろう。
扉を開けると、使えるものを探して売り場へ出た。
【15日目 18:00 事務所 6】
>>546 真っ黒なワンピースの女がこちらを見据えてそう告げる。
あそこに戻るってのか?
何処にいっても安住の地は見つからない。
変わり果ててしまった仲間たちはどんな顔で俺達を迎えてくれるだろうか・・・
なんにせよ、気が滅入るな・・・。
「なんなりと、仰せのままに・・・
ちなみに俺は佐伯祐二、挨拶が送れて申し訳ない、まだ夢の続きを見てるような気分だがよろしく。」
二人よりは心強いが、何人いたところで安心できないのはここに来る前の騒ぎで身に染みた。
俺は不安をかき消しながらそれを気取られないように微笑んだ。
549 :
「決」終了 ◆TjAvbk1aao :2007/12/03(月) 03:11:08 ID:VfJ8YVgJ0
向かうべき方向は定まった。 それが未来に通ずるかはわからないものの。 ■イベント「決」は終了しました. ■ショッピングモールに移動で全体の合意となります。 ■ショッピングモールへの移動準備を始めてください。
【15日目 18:00 店内→ストックルーム 7】 「何が役立つか分からないしな…」 カラカラと二本の消化器を引き摺りながら店内を歩く。 あちこちを探し回って得た戦利品は、今のところ消火器二本と角材一本だけだ。 薄暗い店内を明かり無しで探しているので、見落としがあったかもしれないが。 「明かり無しじゃもう無理か…戻ろう」 通用口からストックルームへと戻る。 そのままワゴン車に歩み寄ると、荷物を荷台に載せた。 そして、ワゴン車の車内灯のスイッチを入れる。 「よし、じゃあ仕事するか」 定番の工作タイムに取り掛かるべく、必要な物を荷台から物色し始めた。
【15日目 18:00 事務所 8】
藤原さんに同意の意を示しながら
>>546 室内のメンバーの移り変わりをそれとなく見ていた。
一度その場を後にした大藪さんが新メンバーを伴って戻って来る。
やはり、この人
>>548 は目立つ。余り思い詰めてはいないように見えるけど、一旦脱出してきた場所にもう一度戻るって、大藪さんにしても、佐伯さんにしても結構複雑な心境なのかも…。
「佐伯さん、ですね。どうも、お疲れ様でした。コーヒー、インスタントでよろしければどうぞ。」
予め取り分けて置いたカップにお湯を注ぎ込み差し出した。
【15日目 18:00 売り場 9】 「やっぱなんもないよな〜」 店内を回った後、溜め息とともにそう呟いた。 ここに避難して15日…感染者が何度襲ってきたかはもう忘れてしまった。 使えるものは前のやりとりでほぼ使いきってしまっている。 唯一残っているのは生活雑貨、それも茶碗や箸といった使い物にならないものばかりだった。 「これでどう身を守れって言うんだか…」 袋に入ったまま一度も使われていない箸を手に取るとそれを投げ捨てる。 一度回った店内を再びプラプラと歩いていると、ふいに音が聞こえた。 一瞬体が硬直するが、すぐに音が聞こえた方へ…つまり資材館と繋がる通用口に顔を向けた。 「…」 暗く視界が悪いが見えないことはない…目を凝らして見るが動く者は何も見えなかった。 どうやら外の音らしい…溜め息を一つつくと通用口に近づいた。 「これを使えば…」 乱雑に組み合げられた資材を見ながらポツリと呟く。 バリケードの役割を果たしているこれを退かせばどうなるかはよくわかっている。 それを見越して尚そう呟いた。 そして身を翻すとストックルームへと足を向かわせた。
(・∀・)
【15日目 18:00 ストックルーム 10】
ストックルームの扉を開けると、ワゴン車の荷台で作業をしている
>>550 佐々木さんの姿があった。
「何か使えるものはありましたか?」
そう聞きながらワゴン車に近づくと荷台を覗き込んだ。
やはり命からがら逃げ出して来たのか、特に目立ったモノは見当たらない…。
「奴等がいる場所に行くってのに身を守るものが足りないですよね…。
通用口のバリケードになっている資材、バールや角材なんかもありました。
…あれを使いませんか?」
一頻り荷台を見回すと、そう提案をした。
資材館には大した数はいない。
脱出するギリギリならバリケードの資材をいくつか抜いても、破られる前に脱出出来るはず…。
むしろ入り口が出来ることで奴等がそっちに集まってくれるなら搬入口から脱出しやすくなる気さえする。
「…もちろん、必ず上手くいくとは限りませんけどね」
更に頭の中で考えていたことを佐々木さんに説明するとそう付け加えた。
【15日目 19:00 ストックルーム 1】
「これでよし…っと」
厚手の布をエンジンオイルに浸す。
暫く経てば丁度良く染み渡っているだろう。
>>554 「何か使えるものはありましたか?」
その声に後ろを振り向くと、春日さんがいた。
荷台を覗き込み、少し思案する素振りを見せる。
「それなりにはあります…がやはり足りませんね…」
俺も荷台を見ながらそう答える。
>>554 「奴等がいる場所に行くってのに身を守るものが足りないですよね…。
通用口のバリケードになっている資材、バールや角材なんかもありました。
…あれを使いませんか?」
「…なるほど」
確かにあそこに積みあがってるバリケードには、武器になりそうな物が幾つもある。
資材館にはゾンビが居るが、此処の所の騒ぎで前に比べてその数は減っている。
「確かにいい案ですね、後で皆に話してみましょう」
そう言って、事務所の方に視線をやった。
【消費:機械用エンジンオイル】
556 :
本当にあった怖い名無し :2007/12/07(金) 23:27:46 ID:EW0k4GsL0
(・∀・)
【15日目 19:00 ストックルーム 2】
>>555 「確かにいい案ですね、後で皆に話してみましょう」
佐々木さんはそう言って事務所の方に視線を移した。
「てっきり反対されるとばかり思ってましたよ」
苦笑いを浮かべながらそう言った。
ショッピングセンターで手ぶらで奴等と交戦することに比べればマシだ。
…おそらく佐々木さんも同じ考えなのだろう。
けれどそうは言っても危険はある…後は他のメンバーの了承が得られるか、だ。
「事務所の人達の準備はどうなんでしょうか?」
こう暗いと視界が悪くこちらが不利だ。
同じく事務所に視線をやると、佐々木さんに話かけた。
【15日目 19:00 事務所→ストックルーム 3】 「もう僕ストックルームへ行きますわ。武器とか見てきます。」 みんなにそう告げ、出て行った。 すると、春日さんと佐々木さんがいた。「どうも。武器見にきました。 佐々木さん。なんか作ってるんですか。いや〜スローイングナイフの腕、 すごいすね。なんか工作されてるみたいだけど、がんばってください。 心強いです。」 まぁいくら空手やってたからって、上段は効くのかなぁ。 ふと、そんなことを考えるようになった。 「春日さん。空手の実力はあいつらに有効でしょうか? できれば武器も少ないので、素手でやりたいけど・・・。」 こんなときに空手が使えないで、いつ使うんだろう。
【15日目 19:00 ストックルーム 4】
>>557 「どうも。武器見にきました。…」
事務所と繋がる扉が開いたと思うと、大藪君がストックルームへとやってきた。
…彼の言動はいまいち緊張感に欠けるものがある気がする。
まぁ、それがまた彼のイイところかもしれないな…。
そう考えているとまた彼の口が開いた。
それはたった今頭の中で出した答えを撤回するのに十分すぎる言葉だった。
空手の実力?素手でやりたい…?
正直、彼が何を言っているのかわからなかった。
ショッピングセンターで何を見てきたんだ…?
そればかりが頭の中を巡った。
「実はね、俺も空手の有段者なんだよ…っても聖心なんだけどさ…。
あのさ、感染者とやりあうなら素手なんて考えないほうがイイと思うよ?」
痛みも恐怖も感じない、ただ無表情に襲ってくる感染者…。
素手でどうにかなる相手なら道具を調達する必要があるはずもない…。
そう大藪君に言葉を返した。
【15日目 19:00 ストックルーム 5】
事務所の方を見ていると、扉が開いて
>>558 大藪さんが出てきた。
>>557 「どうも。武器見にきました。…」
そのまま、一気に言葉を並べる。その勢いに俺は思わず面を食らってしまう。
だが、その並べた言葉の中におかしな単語が複数あったことに気がつく。
>>559 「実はね、俺も空手の有段者なんだよ…っても聖心なんだけどさ…。
あのさ、感染者とやりあうなら素手なんて考えないほうがイイと思うよ?」
それに対して口を開こうとするが、先に春日さんが言葉を返す。
「奴らに素手で…ってもし噛まれたりしたら感染るかもしれないんですよ?正気ですか?」
それに俺も続ける。
正直当たり前の話だ、素手で奴らに挑むなどと自殺志願にしか聞こえない。
というか、それを分かっていたから武器を見に来たんじゃないのか…?
俺には彼が一体何を考えているのか分からなくなっていた。
【15日目 19:00 事務所→ストックルーム 6】
なんなりと、仰せのままに?
一瞬、呆気に取られた。
その奇抜な格好と芝居じみた口調が妙にハマっていて、クスりと笑った。
「
>>548 あーごめんなさいね…佐伯さんね、私は藤原 華です。」
>>558 大藪くんがストックルームへ行くのを見て、私も何かしないとと考えた。
ここでまったりティータイムしてる方が私にはあってるだろうけど、何もしないわけにはいかないしな。
飲み終えたカップを休憩所へ片付けると、事務所内へ声を掛けた。
「私も何か手伝ってきますね。」
ストックルームでは春日くん、佐々木さんが何かやっていたようだ。
そこへ大藪くんが話し掛けている。
大藪くん…なんかおかしな事でも言ったんだろうか?
春日くん、佐々木さんの様子がいつもと違って見えた。
3人の近くまで行き、少し躊躇いがちに声を掛けた。
「…どうかしました?
あの、何か手伝うことあるかなと思ってきたんだけど…。」
562 :
本当にあった怖い名無し :2007/12/09(日) 13:55:14 ID:ScWoPTbp0
(・∀・)
【15日目 19:00 事務所→ストックルーム 7】
>>561 藤原さんが出てくのを見送り、自分もぬる〜くなったコーヒーを慌てて飲み干す。
「確かに、ちょっと怠けすぎちゃったかも…。私も手伝って来ます。」
空になった紙コップをペキペキ潰しながら、佐伯さんに告げる。「動けるようになったら来てくださいね。それじゃ、お先です。」 ドアに駆け寄り藤原さんの後を追った。
「藤原さ〜ん、自分も手伝いますょ」
【15日目 19:00 ストックルーム 8】
俺の言葉に続けて
>>560 佐々木さんが言葉を続けた。
確かに彼の言葉は到底正気とは思えないものだった。
>>561 「…どうかしました?
あの、何か手伝うことあるかなと思ってきたんだけど…」
どうしたものかと考え、黙っていると事務所から藤原さんがやってきた。
俺と佐々木さんの表情から何かを汲み取ったらしい…少し戸惑った口調で話かけてきた。
「……。いや、別に何もないですよ」
少し考えた後、佐々木さんに目配せをするとそう言葉を返す。
危険な場所へ行く上に、更に余計な不安感を与えるべきじゃない…理由はそれだった。
話をしていると、また扉が開き、ゆなさんがやってきた。
とりあえずさっきの提案をここにいる人達に伝えておこう。
「あのですね、通用口にある資材…あれを武器として使おうと思うんですがどうでしょう?
もちろん、奴等がいるわけだから危険はあります」
佐々木さんに伝えた時のようにストックルームのメンバーに提案を伝えた。
【15日目 19:00 ストックルーム 9】
>>563 「藤原さ〜ん、自分も手伝いますょ」
その声に振り向くと軽く微笑んで手招きした。
>>564 「……。いや、別に何もないですよ」
どうも釈然としない返答に「そう…。」とだけ返し、男性陣を交互に見ていた。
ゆなさんが駆け寄って来ると春日くんが口を開く。
通用口の資材ってバリケードの事よねぇ?
あれを退かして武器に?
そしたらここは…。
少し考えた後、意見を述べた。
「それをやったらここへはもう戻って来れないわ。
私としては最悪帰る場所としてここはこのまま残しておきたいけど…。
皆さんがここを棄てるつもりなら、バリケードの一部を解体して武器にしましょ。
私も運ぶの手伝いますから。」
ここを残したいと強く主張は出来なかった。
戻るかも分からない。
運転すら出来ない私に、それを決める権利は無いと感じていた。
【15日目 19:00 ストックルーム 10】 藤原さんがおいでおいでしてるのを見て、嬉しくなって掛け寄ってしまった。 …自分、犬みたいだ…。 春日さんからの提案は非常に斬新な物だった。 藤原さんの反応も微妙な物だ。 確かに、武器を手に入れない事には先に進めない。だが、住み慣れた場所を放棄する事には若干の抵抗があった。 それに怖いし。 「テンポ良く事を進めないと、負傷者が出る可能性大ですよね。」 ここでの負傷はヤツらのお仲間入りと容易に直結する。 それはゴメンだ。 「バリケードを崩すのと裏口からワゴンで脱出するのと、ほぼ同時に進行に行う必要があると思うのですが、何か妙案が…?」 無い知恵は有る者から借りるより他ない。 そう思い回答を待った。
【15日目 20:00 ストックルーム 1】
>>561 「…どうかしました?
あの、何か手伝うことあるかなと思ってきたんだけど…」
>>564 「……。いや、別に何もないですよ」
やって来た藤原さんの問いに何と答えようか一瞬思案する。
しかし、春日さんの目配せに気がついた俺は、ただ黙することにした。
藤原さんに続いて、ゆなさんもやって来る。
春日さんが先ほどの考えを皆に話す。
二人共少し思案した後、肯定と取れる意見を口にした。
やはり武器が足りないという現状だからだろう。
>>566 「バリケードを崩すのと裏口からワゴンで脱出するのと、ほぼ同時に進行に行う必要があると思うのですが、何か妙案が…?」
ゆなさんがそう問い掛けてくる。
確かに、バリケードを崩すのだから手早くやらないと奴らに追いつかれる危険があるだろう。
だが、幸いにも奴らを釣り上げる妙案が一つだけ湧いた。
俺は荷台から荷造り用の丈夫なロープを取り出す。
「消防車のサイレンで奴ら寄せましょう。このロープで降りて、上のハッチから入れば…」
本職のレスキュー隊員ではないが、一応の訓練は受けている。
…うまくいくかは別として…だが。
【15日目 20:00 ストックルーム 2】 妙案…?はっきり言って案なんかない。ただ、それしか道が無かっただけだ…。 ゆなさんの問いにどう返すか考えていると、佐々木さんが荷造り用のロープを取り出し意見を述べた。 「ここは二階もないし、高さ的にもなんとかなりそうですね」 佐々木さんに対して言葉を返す。 なんとかはなるだろう…ただ、それを実行に移した人間の安否の保証はできない。 まぁ、他に名案が無い以上、選択の余地は無い。 まるでここへ来た晩のようだ…。 「俺はその案に賛成です。それと、今日はもう暗い…準備もあるし、出発は明朝でどうでしょうか?」 ストックルームに居るメンバーを見渡しながらそう言葉を告げた。
保守
570 :
本当にあった怖い名無し :2007/12/14(金) 16:00:30 ID:7kgeFAY50
(^^*)
保守
朝日が空へと昇る。 その朝日を生き残り達は待ち望んでいた。 機は熟した。 地獄の中に生を求め、生き残り達は動き出す。 ■時間は【16日目 08:00】から始まります。 ■脱出希望者は脱出準備及び脱出を行なってください。 ■脱出の際にゾンビ群を強行突破するか、何らかの方法で陽動や排除するかは自由です。 ■ホームセンターから外へ出るにはシャッターを開ける必要があり、その開閉器はシャッター横にあります。 ■ゾンビを陽動や排除してない場合、シャッターが開くと共にストックルーム内にゾンビが侵入します。 ■ゾンビが侵入から3レス経過後、その侵入区画に居る人物は書き込みの下一桁秒数が5の場合、 ゾンビに捕まります。その場合、3レス以内に誰かが救助しないと、ゾンビによって負傷します。 また、ストックルームにゾンビが侵入した際に、ワゴン車に乗っていればこれを回避できます。 ■ワゴン車はホームセンターから発進後、3レスの書き込みで道路に出る事ができます。 ※資材館との扉のバリケードを解体し、ゾンビ群の排除・陽動をしていない場合は、売り場にゾンビが侵入します。
GM氏帰還まで臨時でGM代行を務めさせていただきます。
【16日目 08:00ストックルーム】 藤原さんやゆなさんも来た。あ〜あ。また俺の能天気さが 裏目にでたっ。絶対この人ら俺のことおかしいと思ってるよ。 実際まじめに変だったが。 春日さんがバリケードの角材を武器に使えないか考えている。 藤原さんが反対的な方向で言葉をかわしている。 ・・・ぶき?・・・どうするの?えっ? 「角材をそんなにリスクしょってとってもどう使います? 使うとなっても工作しないと・・・。 モールはバリケードは不要だと・・・思いますよ。」 「確かに物資は少ないですけど・・・。 あっ5寸釘とかないですか?ここも一応ホムセンなんで・・・」 (角材も使えるかも・・・) ん〜ん。これはだいぶ不細工になりそうだ。 角材かぁ〜。どうだろうな。
【16日目 08:00 事務所 4】 どうやらまた眠ってしまったようだ。 ソファの上で目を覚まし、冷えきったコーヒーに口をつける。 彼等の決議に進展はあったのだろうか? どちらにせよ、俺にできる事は目の前にある選択肢から 生き残る事を選ぶことだけだ。 目をこすりながら立ち上がる、 他の仲間のところにいかなくては・・・・
【16日目 08:00 店内 2】 「ねむ…」 欠伸を一つしながら、店内を歩く…結局一睡もすることもなく朝を迎えた。 昨夜提案した案は佐々木さんの閃きによっていくらか成功率が増した。 でも、問題はショッピングセンターについてからなんだよな…。 ストックルームの扉を開けながらそんなことを考える。 「さて、後は準備が整うまで待ちますか…」 そう呟くと壁に寄り掛かり煙草に火をつけた。
【16日目 8:00 ワゴンの中 3】 「寒っ…」 空気の冷たさで目が醒めた。 眠るつもりは全くなかった。 只、防寒の為と思いながら入り込んだワゴンの中で、思いがけず見付けたブランケットに包み込まれているうちに、いつしか意識が薄れていたようだ。 目に映る世界は白くボヤけて薄明るく見えた。 それが自分の呼吸の際に生まれた細かな水蒸気だと気づく迄に少し時間がかかった。 「……未だ生きているんだ。」 噛み締めるように呟いた。
【16日目 08:00 ストックルーム 5】 「…寒」 ダンボール製の即席の寝床で目を覚ます。 この状況下で眠れた俺の神経は図太いのだろうか。 そんなことを考えながら身を起こし、体を軽く動かす。 昨日、自らが出した案が成功の鍵を握っているのだ。 万全な状態で挑まなければならない。 「よし」 俺はワゴン車の近くに歩み寄ると、昨日作りかけだった道具の仕上げにかかる。 もっともエンジンオイルに浸された布を昨日見つけた角材に縛り付けるだけなのだが。 そして、ワゴン車の荷台を開けると、そこにあった殺虫剤とライターを手に取る。 殺虫剤をベルトに吊るし、ライターをポケットに入れる。これで準備は万端だ。 「さてと…後は皆が来ればミッション開始だな」 俺は荷造り用のロープを脇に置くと、そのまま荷台へ腰掛けた。
【16日目 8:00 休憩室→ストックルーム 6】
「ふあぁ〜、イテっ!」
大欠伸をして起き上がると、節々に痛みを感じた。
パイプ椅子を並べて作った簡易ベッドは非常に寝心地が悪い。
加えて、寒さで筋肉が硬直したように痛む。
いつになったらまともな所で寝れるんだ?
ここのところ、毎朝そればかり考えていた。
ショッピングモールにベッドあるといいな…フワフワのお布団もねー。
そんな事を考えながら、ストックルームへ向かった。
既に、
>>574 大藪くん、
>>575 佐伯さん、
>>576 春日くん、
>>577 ゆなさん、
>>578 佐々木さんの姿があった。
「おはよう。皆さんなんか食べました?
もう残り少ないけど…ちょっと腹ごしらえしません?」
そう言って、食料の入った箱を開けた。
中には質素な食料ばかり。
「…無事に向こうへ着いて一段落したら、祝杯あげてパァーっとやりたいですね。」
ショッピングモールまでの道程、辿り着いた先で待ち受けるもの…それらを考えると滅入る。
だから、あえて明るく振る舞った。
【16日目 8:00 事務所→ストックルーム 7】
>>579 言われてみれば空腹だ
皮肉なことに俺たちは食われる側の立場だが・・・・
軽はずみに最後の晩餐などと言いかけて口をつぐむ。
「じゃあ食事兼ねて作戦タイムといきますか。」
俺は両手を大きく開いて思い切り手の平を打ち合わせた。
弾けるような音に意識を切り替える。
誰の表情も確かめず、ただ何もない天井を見上げた。
【16日目 8:00 売り場 8】 目が徐々に開かれていく 自分は棚に寄りかかって寝ていた 「腰・・・痛っ」 立ち上がり背伸びをする 時計は持っていないが8時ぐらいだろうか 腹も減ったしストックルームでもいくかな
【16日目 08:00 ストックルーム 9】
>>579 藤原さんの言葉に>580佐伯さんがリアクションをとる。
「すみません、それじゃいただきますね」
続けて煙草を揉み消すと食料を少しだけ受け取った。
残り少ないのもあるけど、朝はどうも食欲がわかない…煙草を止めるべきなんだろうな…。
「そうだ、サイレン鳴らすのにサポートっていります?問題なければ通用口で待機してますけど」
食料を口に運びながら佐々木さんに問い掛けた。
サポートと言ってもロープを引き上げる程度のことしかできそうもないけどね…。
【16日目 08:00 ストックルーム 10】
>>579 藤原さんの言葉に最近ロクに食事を摂っていないことを思い出す。
「ありがとうございます、…いただきます」
食料を受け取り、封を切って口に運ぶ。
味気の無い保存だが、何故か美味しく感じられた。
>>582 「そうだ、サイレン鳴らすのにサポートっていります?問題なければ通用口で待機してますけど」
食事を続けていると、春日さんがこう問い掛けてきた。
サポートか…、よし、それなら引き上げをやってもらおう。
「なら、引き上げ手伝ってくれませんか?本職みたいに迅速に登れないので」
【16日目 09:00 ストックルーム 1】
「そ、サイレンのに、サポート問題通用口してますけど」
なんだぁ。座り込んで熟睡していた僕にそのような声が聞こえる。
もうおきないと。
「みなさんこんにちわ。どんなことでも手伝いますよ。
なにかすることはありませんか?。」
今まで寝ていた僕はぼーとしながら、ぱちぱちほっぺをたたき、
目を覚まそうとする。
ほんとうにきのうはばかだった。のか・・・。
武器を携帯しながらなら、追っ払うのには使えるんじゃないのか?
なにしろ、大群だからな。蹴りで、押しながら応戦するのも使えるんじゃないのか?
まぁ腹がへっては戦はできぬ。
>>579 藤原さんが、食料配ってる。
「すいません。僕のもひとつ。小食なんで、少しでいいです。」
空手をしている割に、小食なのも変だ。
口の中がまだかわいて気持ち悪い。
【16日目 9:00 ストックルーム 2】 のそのそと、ワゴンの座席から這い出ると、藤原さんから配給を受け取る。 …お腹、空いているようで、空いて無いんだよね。 直ぐに食べながらの作戦会議が繰り広げられる。 いまいち作戦の概要がイメージ出来ない私は、食料の封を切ることなく、パッケージを手のひらの中で弄びながら藤原さんに話しかけた。 「いよいよですね。巧くいくと良いんですが…手伝える事とかあるでしょうか…?」
【16日目 9:00 売り場→ 3】 眠れぬ夜が明け、また一日が始まった。 寝床にしているマットレスから起き上がり伸びをする。 「はぁ〜あ。」 昨日は脱出計画を練る皆になんとなく参加出来ず、新しい二人にも挨拶できず一人ぼんやりしていた。 「挨拶にでも行きますか。」 がらんとした売り場を進む。 ストックルームから聞こえる話し声に幾分か気後れを感じながら、小さな声で挨拶する。 「おはようございまーす。」 そのまま壁に寄り掛かり皆の様子を伺う。
aage
588 :
GM ◆TjAvbk1aao :2007/12/24(月) 14:51:47 ID:gBhS18Fk0
保守
【16日目 9:00 ストックルーム 4】
>>586 短髪の男の子が入ってきてすぐ壁に寄りかかった。
昨日、事務所に入ってこなかったという事は
彼にはあまりよく思われてはいないかもしれない、
俺は喪服の女から二人分の食事を受け取り彼の隣に同じようにして寄りかかった。
「なるほど、冷たい壁もそう悪くはないな、
コンクリの硬い壁は包みもしないが突き放しもしない・・・
不躾な挨拶で申し訳ないが俺は佐伯祐二、ゆうじりんて読んでくれ。」
真顔でそう言って彼に朝食を手渡した。
【16日目 09:00 ストックルーム 5】 「さてと…食べながらでいいので脱出行程の案を聞いてもらえますか?」 逸早く食事を食べ終えた俺は荷台から腰を上げると、皆に呼びかける。 全員の視線がこちらを向いたのを確認してから話を始めた。 「まず第一段階、屋根から私がロープで消防車に降り、サイレンかそれ以外の方法で奴らを引き付けます」 「次に第二段階、資材館のバリケードを崩して武器を手に入れます」 「最後に、ワゴン車にそれらを積み込み、脱出…となるわけです」 ごくごく簡単に要点を纏めて説明する。 もちろん不測の事態が予想されるが、そこは各自の機転に任せるしかないだろう。 「それと車の運転は…問題が無ければ私がやりたいと思いますが、他に何かありますか?」 大体を説明し終えた俺は質問が無いかと問い掛けて、反応を待つことにした。
【16日目 09:00 ストックルーム 6】
>>589 「… 不躾な挨拶で申し訳ないが俺は佐伯祐二、ゆうじりんて読んでくれ。」
壁を背に辺りを伺っていた俺の横によっ掛かり、話しかけてきたお兄さんは佐伯裕二…………ゆうじりん。
一瞬からかわれてるのかと辺りを見回すも、こちらを見ているのは真顔の…ゆうじ…さん。
藤原さんが配っていた食料を手渡してくれるも言葉が出てこず、2、3度口をぱくばくさせる。
「あ、ありがとうございます。…ゆ、ゆ…ゆうじさん」
「俺は森聡一郎です。え〜っと…一聡くんとか聡一郎とか呼ばれてるんすけどね、あはは。」
柄にもなく顔を赤らめ頭をかく。
調度その時、脱出計画を話しだす声が聞こえそちらに顔をむけた。
【16日目 09:00 ストックルーム 7】 食事を済ませた佐々木さんがまた口を開いた。 それを聞きながら食料を口に運ぶ。 特にこれと言って質問もない、車の運転も誰がやろうが問題はない。 「わかりました。それじゃ、先に屋上に行っていますね」 佐々木さんの話が終わるのを待ち口を開くと梯子を登った。 「あー…ついてない…」 屋上に出ると空を見上げて舌打ちをした。 皮肉なことに空は晴天だった…。 サイレンの音があるといえ、全ての奴等を誘導するのは無理だろう。 雨が降っていれば雨音が手助けをしてくれるかもしれない…。 そう考えていたが、やはり都合よく雨が降ることは無かった。 そして、次に駐車場へ視線を落とした。 「なんか…増えてないか…?」 駐車場にいる奴等の数があきらかに増している。 昨日の騒動が原因、か…? その光景を眺めながら思わず顔がひきつっていくのがわかった。
593 :
本当にあった怖い名無し :2007/12/30(日) 14:39:54 ID:QkCtBBRUO
保守
【16日目 9:00 ストックルーム→バリケード前 8】
>>590 佐々木さんの話しが終わり春日さんが準備のためストックルームを後にする。
何はともあれ大体のイメージはついた。
「それじゃ、第二段階の武器調達行ってきます。
佐々木さんくれぐれも気をつけて下さいね。」
ストックルームを出て、バリケード前迄来る。
…お、あの辺りなんて良さそう…。
重そうな資材の下に振り回し易そうな太さの角材が幾重にも重なっている所を発見。
取り出し易そうな辺りを物色し、頭の中でシュミレーションしながら、送られてくるであろう何らかのアクションを待った。
【16日目 9:00 ストックルーム 9】 ストックルームの中からは人が何人か出てきた みなさんお食事はすんだのかな? 俺はストックルームの中を物色し食えそうなものから口に運んだ うまくはない、しかし何か食べなければ死んでしまう 家族全員でそろって食事を食べる日は永遠に来ない そう考えると自然に涙が出てきた
【16日目 09:00 ストックルーム→屋上 10】
説明に各々が反応を示して行動を始める。
俺もロープを手に取ると、春日さんの後を追って、屋上への梯子を上る。
上りきる直前に竜上さんがストックルームに入ってくるのが見えた。
一瞬、下りて説明しようか悩んだが、まだ数人が場に残っていたので、
彼らが説明してくれると思い、そのまま梯子を上りきった。
>>592 「なんか…増えてないか…?」
屋上に上がると同時に春日さんの声が聞こえてきた。
「どうかしました?」
春日さんの側に歩み寄ると、その呟きの意味が理解できた。
「…大漁か、願ってもいない」
明らかに数を増した奴らを苦虫を噛み潰したような面持で見下ろす。
だが、いまさら計画を変えるわけにはいかないだろう。
「喰うか喰われるか、まさにその通り…」
消防車に近い排気口の煙突にロープの片方をしっかりと結びつける。
そして、もう片方を消防車の上に放った。
準備は完了。後は実行するのみだ。
「計画に変更はありません、やりましょう春日さん」
春日さんに声を掛けると、俺はロープを掴んだ。
【16日目 10:00 屋上 1】
>>596 「計画に変更はありません、やりましょう春日さん」
黙って駐車場を眺めている俺にそう言うと佐々木さんはロープを結びつけ、それを掴んだ。
「…サイレンなんて二の次でいいですから、傷だけは気を付けてください」
それを見て視線を佐々木さんに移し、近づいて言葉をかけるとロープを握った。
ロープの感触が手に伝わってくる。
…そのロープは絶望的な状況を打破できる唯一のもの…けれど、それはあまりにも頼りなく感じられた。
「いつでも構いません、成功と無事を祈ってます」
そう再度言葉をかけると、ロープを腕に巻き付けより力を入れて握り絞めた。
【16日目 10:00 ストックルーム 2】
ゆるやかに登った頂点から急降下するあの感覚・・・
コースが確保されている保証のないコースターは今ゆっくりと傾きだした。
>>595 「泣くのは後だ、じゃないと君の為に誰かが泣くことになっちまう、
1、サイレンで奴らをひきつける
2、バリケードを崩して武器を入手
3、我が家をゾンビ供に引き渡しておでかけだ!」
俺は資材館の方へ向かって歩き出した。
【16日目 10:00 ストックルーム 3】 佐々木さんの説明を聞き、各々ストックルームを出ていくのを眺める。 うーん…作業の分担とかはなし?バラバラに動いてちゃあせっかくの作戦も…なぁ。 車の運転って事だけどワゴン車は誰が?あと荷物とこの人数、乗れるのか? 他にもたくさんの疑問が湧いて来るが、元来リーダーシップをとるタイプでもなく、ぼんやりしているうちに佐々木さんもでていってしまう。 まあ、いっか。 壁から背を起こし、ストックルームに残るメンバーに話し掛ける。 「誰が一緒に行動しません〜?バラバラよりも何人か固まってた方が安心できるんですよね、俺」
(゜ロ゜)
601 :
GM ◆TjAvbk1aao :2008/01/07(月) 22:01:01 ID:w9lRCEMW0
保守
【16日目 10:00 ストックルーム 4】
飯を食べているとストックルームにいる男が口を開いた
>>599 「誰が一緒に行動しません〜?バラバラよりも何人か固まってた方が安心できるんですよね、俺」
たしか、聡一郎・・・・だったか
「すいません、僕は一人のほうが好きなので」
気持ち悪いほどの笑顔で返答した
そういって食事を素早終わらせストックルームの物色を始める・
自分は一人の法がいい
【16日目 10:00 屋上 5】
>>597 「…サイレンなんて二の次でいいですから、傷だけは気を付けてください」
「分かりました」
と言っても、サイレンを鳴らさなければ下りる意味が無い。
幸い、消防車の周りには今のところ奴らは少ない。
やるからにはしっかりと役目をこなさなければならないだろう。
屋根の縁に立ち、着地地点を定め―
「GO」
一気に消防車まで降下した。
「っと、見様見真似でも結構できるのか」
奴らが寄らない内にさっさと車内へと入る。
事故当時のまま派手に拉げている助手席とは別で、運転席の被害はそれほどでも無い。
サイレンのスイッチも別段壊れていないようだ。
「鳴ってくれよ…」
俺はサイレンのスイッチを入れた。
途端、辺りは派手に鳴り響く警報音に包まれる。
「よし!」
運転席で俺はガッツポーズをした。
【16日目 10:00 ストックルーム⇔資材館前 6】
>>590 佐々木さんの説明を聞き、私はストックルームへ残った。
第一段階、ゾンビの誘導は佐々木さんと春日くん。
第二段階、物資調達はゆなさんと佐伯さん。
そして第三段階、物資の積み込みを私はやろうと思っていた。
>>599 「聡一郎くんもワゴンへの積み込みやる?
それか、資材館前のバリケ崩し手伝いに行く?」
問い掛けていると、突如けたたましいサイレンが鳴り響いた。
「上手くいったようね!
資材取ってくる。」
そう告げるとカートを2台転がし、資材館前に駆けて行く。
>>594 >>598 「サイレンに気を取られてる内にやりましょ!積み込みはやるからカートに乗せて。」
【16日目 10:00 資材館前 7】
館内にけたたましいサイレンが鳴り響く。
「流石佐々木さんやる〜♪」
佐伯さんを振返る
「手っ取り早く済ませちゃいましょう」
重そうな資材に手を掛けて持ち上げ、一気に横へ放り投げる。
>>604 タイミング良く藤原さんがカートを率いて駆け込んできた。
「さっすが、藤原さん助かります。」
角材を掴むとカートに積み込みんだ。
たちまちバリケードがその役割を放棄し始める。
作業しながらも生きた心地がしなかった。
【16日目 10:00 資材館前 8】
>>603 ,604,605
終わりの始まりを告げるサイレンが鳴り響き、
束の間の安息を約束していた壁が崩壊していく。
手早く使えそうなものをカートに積み込みながら手ごろな角材を手にとって両手で構えた。
「後ろはまかせろ!
走りこみ積み込み乗り込みで、あとは運転手の到着待ちでよろしく。」
崩れたバリケードの向こうから、招かれざるオーディエンス達がやってくる。
俺はギターを弾く素振りで角材を撫で、戦闘モードにチューニングを合わせながら二人の後を追う。
奴らのテンションは開幕から最高潮だ、ひどくのろまなヘッドバンキングに俺は早速吐き気を覚えていた。
【16日目 10:00 資材館前 9】
>>604 「聡一郎くんもワゴンへの積み込みやる?
それか、資材館前のバリケ崩し手伝いに行く?」
藤原さんの言葉に頷きながら返事を返そうと口を開くも、サイレンに邪魔される。
「ついていきまーす。」小さくつぶやきながら走りだし資材館に向かう後を追った。
資材館前は早くもバリケードが少しづつ壊されており、外の風を顔に感じるまでになっていた。
隙間からは醜悪な姿の元人間。久々に目にした“それ”に言い知れぬ恐怖を感じ、足がすくむ。
(-_-)zzz
ファウー、ファウー、ファゥー、ファ・・ サイレンの音が急に弱弱しくなり消える。バッテリー切れだ! ゾンビたちは音の切れた車には興味を失い、バリケードが無くなり 光の漏れ始めた店内を目指し始める。 ■リアル時間の1/14(月)00:00になった時点でゾンビが店内に侵入します。 その侵入区画に居る人物は書き込みの下一桁秒数が5の場合、 ゾンビに捕まります。 その場合、3レス以内に誰かが救助しないと、ゾンビによって負傷します。 また、ストックルームにゾンビが侵入した際に、ワゴン車に乗っていればこれを回避できます。 ■リアル時間で1/17 23:00までにワゴンに乗って脱出してください。 ■期日までにワゴンへの乗車が出来なかった人は脱出失敗で店内に残ることになります。 ■ワゴン車はホームセンターから発進後、3レスの書き込みで道路に出る事ができます。
【16日目 10:00 屋上 10】 佐々木さんが降下してすぐにサイレンの音が響き渡った。 それと同時に一斉に感染者がこちらに向かってくるのが確認できた。 「佐々木さん!引き上げ…」 消防車に向かい叫び、ロープに力を入れようとして思わず言葉が途切れた。 サイレンの音が徐々に弱くなっていっていき、そして途切れる。 それと同時にサイレンに対する感染者の反応も薄くなっていった。 そして音が途切れると今度は何故か資材館へと一斉に向かいだした。 「佐々木さん!奴等、通用口のバリケードに向かってる!」 スカスカのバリケードじゃあの量を防げるわけがない。 早く知らせて脱出しないと…。 再び消防車に叫ぶと、ロープに力を込めた。
【16日目 11:00 ストックルーム1】 ずぅ〜とボーとしていた。今までの出来事を思い出していた。 サイレンの音が聞こえている。みんながおびき寄せようとしていた のに、僕だけ取り残された感じがして、して・して。 空しい気持ちが回りだす。 ん?サイレンの音が小さくなっている? おびき寄せていたのに、サイレンが?ヤバイ! この場にいては、 殺されるぁぁぁ。 「いやだ!」 移動しないと。わけがわからず、声が出て、 あっ車に一応隠れて、皆が来るまで隠れておこう。怖いよ。誰か来て! 「みなさんやばいですよ!」ストックルームのメンバーにそういって 逃げた。 「ガチヤッ。ドン。」中に入って、足元の空間にうずくまった。 独特の車の匂いも感じぬまま、ただただうずくまるしかなかった。 「まさかドアを開けたりしないだろうな・・・。」 ときどき、外をうかがいながら、またうずくまった。
【16日目 11:00 資材館→ストックルーム 2】 朝食を抜いた自分の賢明さに心底感謝した。 外からの気流に乗って異臭が鼻をつく。 角材を手に取り、果敢な行動に出る佐伯さんに、余り無茶をしない事を祈りつつ、任務を優先させるべくカートを一つ受け取る。 ストックルームに向けて走り出しながら、棒立ち状態になっている聡一郎さんに気付いた。 「ヤバいです、走って下さい。」 思わず腕を掴んだ。
【16日目 11:00 ストックルーム 3】
サイレンの音がする
しかし、その音は僕たちを助けてくれるのだろうか
「これで助かるのかな」
ふっとため息を漏らす
しかし、その音は徐々に弱くなり最後には止まった・・・
「笑える」
その瞬間
>>611 「みなさんやばいですよ!」
男がいきなり叫んだ
彼は確か・・・・大藪?
彼は車に乗り込んだ
「俺もやばそうだから入ろうかな」
車の中には大藪がうずくまっていた
「大丈夫ですよ、人間ちょっとやそっとじゃ死にませんって」
【16日目 11:00 ストックルーム 4】 「大丈夫ですよ、人間ちょっとやそっとじゃ死にませんって」 竜上さんが車に入ってきた。 まあ確かに、死ぬことを考えて必死になりすぎた。 「すいません大声だしちゃって。しばらく待っておきましょう。」 まぁ一人きたし、安心できるぞ。
【16日目 11:00 消防車→屋上 5】
やるべきことはやった。
後は戻るだけだ。
俺は手近な場所にあった使えそうな物をまとめ上げると、屋上へ戻ろうとした。
「ん?」
そして、その異変に気がつく。
「音が…弱く…なってる?」
消防車の発する警報音がどんどん小さくなり、
ゾンビ達が次に騒がしい―バリケードを崩しているから―資材館の方へ流れ始めたのだ。
衝突の際に壊れたのか、バッテリーの残量がほとんど残っていない。
大きな誤算だった。
>>610 「佐々木さん!奴等、通用口のバリケードに向かってる!」
春日さんの悲鳴に似た声が近くに聞こえる。
そこまで弱くなったサイレンに思わず舌打ちをし、消防車の屋根へと上る。
さらにそこで春日さんの手を借り、屋上へと舞い戻る。
「急いで車の準備を!」
そう春日さんに促し、ストックルームへ通じる梯子を目指して駆け出した。
【16日目 11:00 屋上→ストックルーム】
>>615 「急いで車の準備を!」
屋上に上がりきった佐々木さんがそう叫ぶと梯子へと駆け出す。
それとほぼ同時に自らも梯子へと駆け出し、ストックルームに降りた。
「全員、通用口…?」
ストックルームを見渡しながら呟き、ワゴンへと足を運ぶ。
「えっ…?」
搬入のタメに車のトランクを開けると、前部座席にうずくまっている大藪君と竜上君の姿が見えた。
蹴りやら空手だとか、昨日の威勢はどうした?
内心そう思いつつも、今度は急いで店内への扉を開いた。
「資材は二の次でいいです!早く車に乗ってください!」
作戦はことごとく失敗だ…そう思いながら、店内に響き渡るよう大声で叫んだ。
【16日目 11:00 店内→ストックルーム 7】
喰われる…そう思ったとたんサイレンの音も周りの音も耳に入らずただじぃっと突っ立っていた。
>>612 「ヤバいです、走って下さい。」
その声とともに腕を掴まれた。
「えっ、えっ?何?何かヤバイんすか?」
腕を掴んだ相手…桧さんにそう問い掛けるも体は正直に走り出していた。
走るといっても距離はそう長くない。しかし、走るうちに恐慌状態からは抜け出していた。
そしてその間に、サイレンの音がしないことに気付く。
佐々木さん…失敗とか?
嫌な予感が頭をよぎる。
いやいや、そんなこと考えるな。
走れ走れ走れ。
緊張のあまり何度も絡みそうになる足に言い聞かせ、何とかストックルームの前までたどり着く。
と、同時に扉が開き春日さんの顔が見えた。
>>616 「資材は二の次でいいです!早く車に乗ってください!」
その声に促される様に、ストックルームに入り辺りを見回す。
「とりあえず…食料だけでも。」ほとんど入っていない食料の箱を車のトランクにほうり込み、春日さんの後ろ姿に目をやった。
【16日 11:00 ストックルーム 8】 派手に車輪の音を立てながら、カートと共に春日さんの待ち受けるストックルームへ走り込む。 聡一郎さんは…もう大丈夫そうだ。 車への物資の積み込みを始める。 次の場所ではこれだけが頼りだ。獲得した武器の束を見つめる。 後は、全員車に乗り込んで脱出するだけ… 残されたリミットはギリギリ迄差し迫っていた。
【16日目 11:00 ストックルーム 9】
ストックルームへ下りると、俺はすぐに車へ駆け寄った。
運転席を開けて、中に飛び乗り、エンジンをかける。
キシュキシュっという音の後、火が点ってエンジンが低い咆哮を上げた。
それを確認すると車を一旦降り、急いで店内との通用口へ向かう。
通用口を閉めて、時間稼ぎをするためだ。
しかし、店内にはまだ
>>604 藤原さんが残っているのが見えた。
「藤原さん!早く!早く来てください!」
聞こえるように大声で呼びかける。
藤原さんがそれに気がつき、こちらに向かい始める。
だが、それとほぼ同時、資材館との扉からついに店内へ招かれざる客が侵入し始めた。
【16日目 11:00 ストックルーム 10】 ストックルームから顔を覗かせるとすぐに聡一朗さんとゆなさんが駆け込んできた。 大した人達だ、ちゃっかりカートには物資が積まれている。 すぐに開けられたトランクに物資を積み始めるゆなさんの隣に行き、自分も物資を積み込み始めた。 「後は藤原さんと佐伯さん、か…」 先程佐々木さんがストックルームを出て行くのが目に入った…あの人に任せれば心配ないだろう。 今は一刻も早く脱出出来る状態にすることだ。 しかし、そう思い込もうとしてもやはり最悪の状況が頭に浮かんでくる。 「あ、そういえばゆなさんって彼氏いるんですか?聡一朗さんも彼女とかいたり? 佐々木さんはフランスに彼女がいるらしいですよ。羨ましいですよね」 最悪の状況を払拭しようと励んだ末に、突如こんな質問が口から飛び出した。 「すみません、なんでもないです。ちょっとテンパってしまって…」 それに気付きあわてて直ぐ様訂正の言葉を述べた。 相当精神的にやられてるな…。 そう考えながら再度手を動かし始めた。
【16日目 12:00 ストックルーム 1】 春日さんは直ぐに取り消してしまったが日常的な会話に緊張の糸が僅かに弛むのを感じる。 「佐々木さん、きっと心配で仕方ないでしょうね。 幸か不幸か、安否を心配するような存在は居ないですね。 お二人はどうなんですか?」 積み込み作業を続けながら問い返す。 ギリギリの状況で他人に興味を持てる余裕が出てるのが不思議だった。
【16日目 12:00 ストックルーム 2】
>>621 「あ、そういえばゆなさんって彼氏いるんですか?聡一朗さんも彼女とかいたり?
佐々木さんはフランスに彼女がいるらしいですよ。羨ましいですよね」
春日さんの言葉に思わず反応してしまう。
佐々木さんの彼女…フランス人なんだろうか。すげー。
続く桧さんの言葉に、こんな時にこんな会話をするのがおかしく笑いながら答えた。
「俺も残念ながらいないんですよね〜。まあ、こんな時だから心配する相手がいない方がいいかもですけどね。」
そういいながら、積み込みを二人に任せストックルームから頭だけ出し店内の様子を伺う。
「後は…美袋さんは事務所ですよね?聞こえるかなぁ。美袋さーーーん!行きますよーーー!」
まるで近くに買い物に行くかのような呼びかけに苦笑いしながらストックルームに戻る。
「車に乗り込んで待ちませんか?」
そう言って後部座席のドアに手をかけた。
【16日目 12:00 ストックルーム 3】
ゆなさんと聡一朗さんは、俺が取り消した発言に意外にも言葉を返してきた。
「はは、俺もいないんですよ。こんなことになるなら音楽ばかりじゃなく色々とやっておくべきだったな〜」
二人の話を聞いた後、また自分も話し始める。
こんな会話いつぶりだろうか…?
何故だか気持ちも落ち着いていくような気がする。
>>622 「車に乗り込んで待ちませんか?」
美袋さんを呼びに行った後、ストックルームに戻ってきた聡一朗さんはそう言いながら後部座席に手をかけた。
「…そうですね」
少し佐々木さん達のことを考えた後、同意して反対側のドアを開けた。
【16日目 12:00 店内→ストックルーム 4】 半ば急き立てるように佐伯さんと藤原さんをストックルームの方へ誘導する。 奴らの足が遅いとはいえ、僅かな距離しかないここにはすぐ到着してしまう。 ストックルームへ入ると、すぐさま鍵を掛け、適当の棚や台車を積み上げた。 僅かばかりだが時間稼ぎにはなるだろう。 「急いで全部積んでください!」 車のトランクを開けて、荷物を中へ放り込む。 荷物を積み終えれば、後は全員が乗り込むのを待つだけだ。 搬入口へ向かい、その開閉スイッチに手を掛ける。 乗り込みを確認したら、スイッチを押し、即ワゴン車で脱出できるように。
【16日目 12:00 事務所→ 5】
>>622 誰かが俺を呼ぶ声がする。
「おう」
答えながら立ち上がった。
脱出だなんだと慌ただしく動く奴もいたが、
俺が手伝って能率が上がる事でもなかったし
率先して先頭に立とうとする奴がいたから
俺がでしゃばる事もなかった。
そんな訳で、俺は今までここにいた。
いま、俺の手には何も無い。
失敬したタバコの箱が、上着のポケットに入っているだけだ。
ま、元から腕力で何かを解決しようと思っちゃいない。
ほんの少し気が利けば、どうとでもなるもんなのさ。
ズボンの埃をはらって、声のした方に歩いていくと
一台の車がスタンバっていた。
「待ったか?いつでもいいぞ」
言いながら後部座席に乗り込み、外を眺めた。
これからここを突っ切って行こうってのかよ…
思わず、奥歯をぐっと噛み締めた。
いまさらガタガタ言っても始まらねえ、覚悟を決めなきゃな…
ついに脱出なのだろうか みんながあわただしくあちらこちらを行き来している 「ま、まるでかか家族旅行みたいだなぁ〜ハハハ」 ビビっているのだろうか声が震えてしまう もし、この車で別の場所に移動したとしても100%生き残れるわけではない どちらにせよ待っているのは愛しのキチガイ野朗たちだ
【16日目 12:00 ストックルーム 7】
>>623 春日さんに続いて車に乗り込むとウィンドウを通してシャッターの開閉スイッチに歩み寄る佐々木さんの姿が見えた。
いよいよだ。掌が異様に冷たい。
緊張の余り震えているのがわかった。
先程交したつかの間の平和な会話…知人とのそう言った何気ないやり取りがまた出来る事を祈って震えを悟られないように、拳を握り締めた。
近づいてくるゾンビたちのプレッシャーに押されるかのように、 車は動き出した。 何人かの生き残りを残して・・・ ■現在車に乗車しているのは 佐々木 聡一郎 春日 竜上 美袋 桧 大藪 の7名です。 ■ホームセンター側には藤原、佐伯が取り残されています。 ■藤原、佐伯は何らかの手段で車に連絡するか、もしくは自力で 脱出してください。 ■1/20までに書き込みが無い場合はゾンビに襲われての死亡となります。 ■車に連絡できるのは、リアルタイムで1/20 24:00までです。 ■脱出用の車等の乗り物はホームセンター内には有りません。 ■ホームセンターのバリケードは壊れ、ゾンビが進入してきます。
【16日目 12:00 車内 8】 封鎖された空間がこんなに心地よいと感じたのは初めてだった。 車が外に出るのが怖かった。 スムーズに目的地にいけるとも限らない。途中で道がふさがってるかもしれない。 ここまできて、嫌なことばかりが頭をよぎる。 「大丈夫かな…。」 誰かに否定して欲しくてそう、つぶやく。
【16日目 12:00 ストックルーム 9】 やべえ!乗り遅れたっ! 加速して遠ざかる排気音に気づき青ざめる。 乗り遅れたのは俺だけか!? なんてこった・・・ 必死で冷静になろうとするが今回ばかりは収まりそうにもない、パニックだ。 焦る俺をあざ笑うかのようにじりじりと死の瞬間が迫ってくる。 こいつはまじでやべえ!
631 :
GM ◆TjAvbk1aao :2008/01/20(日) 07:16:02 ID:7b5tA5g+0
保守
ほ
車は無情にも走り去った・・・ 生き残りを待つのは死。 だが、細い生への光はまだほの見えている。 この光に向かうか、諦めて死を受け入れるか。 生き残り達に残された時間は少ない。 ■脱出組を乗せた車は合図の届かない距離に離れてしまいました。 ■藤原は前回イベント結果により死亡フラグは立ち、ゾンビに襲われている状態です。 救済措置として、本人書き込み⇒佐伯による救出行動 (佐伯、藤原共に1レス消費が必要)により、復活が可能となります。 ■ホームセンターに居る人間は自力での脱出が必要となります。 佐伯、藤原のレスを合わせて10レス以内に脱出経路の確保、もしくは脱出用の乗り物の確保を行ってください。 (佐伯が藤原を見捨てた場合は佐伯のレスのみを数えます) ■ホームセンター駐車場には車は有りませんが、近くの道路には駐車中の車は有ります。 ■下水道など特殊ルートの選択も可能です。 ■書き込みレスの下一桁秒数が死亡フラグ秒数に該当した場合、 ゾンビに致死性の負傷を負わされます。 ■死亡フラグはリアルタイムの時間の経過と共に増えていきます。 1/21〜1/24 24:00まではフラグなし。1/25 0:00からは下一桁秒数1がフラグ。 それ以降は次の日の0:00になる度にフラグ秒数が増加します (例:1/26は秒数1,2、1/27は秒数1,2,3、1/28は秒数1,2,3,4・・・)
ホームセンターが遠くなり、誰とはなしに安堵のため息が漏れる。 しかし、まだ助かったわけではない。 いくばくかの希望、そして不安を乗せ、モールへの道を車は走る。 ■モールに着くまでに車内メンバーの書き込み10レスが必要です。 ■レスの秒数が下一桁●の場合、イベントが投下されます。
【16日目 12:00 車内 10】 俺達を乗せて車は走り出した。 先の見えないハイウェイを… しかし、狭い。何人乗ってるんだ?定員オーバーじゃねえのか。 『全員乗ったのかよ』 そう言いかけて口ごもる。 明らかに乗ってない奴がいる。 それに気付いたからだ。 いるんだ、こういう時には必ずクソ踏んで、足並みを乱す奴が。 しかし、それを指摘してどうなる?この中はお人よしだらけだ。 戻ると言い出すバカがいるに決まってる。 大体、この作戦はみんな知ってたはずだ。決行の段になって乗らねえ奴がマヌケだって事だぜ… そいつのために俺達全員ノコノコ戻ってブタのエサか? 絵にもならねえし笑えねえ。なにより俺には関係がねえ。 俺はシートに深く身を沈め、寝たふりをする事にした。 誰も気付かねえなら世は事も無し… 誰かが妙な寝言を言いださない事を祈るだけだな…
なんだこのSIRENをパクったものは
【16日目 13:00 車内 1】 車内の微妙な空気に汗が流れ、ため息をついた。 「あ〜えっと…向こうは食料とかバリケードになるようなもの残ってますかねぇ …って、残ってたらいいですね〜。」 返事を期待したわけじゃなく、沈黙に耐えれなかった。 通り過ぎる景色は、じっと見ていてけして気持ちのよくなるものでもなく むしろ目をそらしうつむく。 「早く着かないかな。」
638 :
GM ◆TjAvbk1aao :2008/01/26(土) 09:58:41 ID:vv0J7nUP0
保守
【16日目 13:00 車内 2】
車はとりあえず走ってくれた
かなりの人がのっているためかぶっちゃけ狭い
>>637 「あ〜えっと…向こうは食料とかバリケードになるようなもの残ってますかねぇ
…って、残ってたらいいですね〜。」
総一郎だ、
「そ、そうですね腹が減っては戦はできぬっていいますしね、食料あるといいですねぇウキョキョ」
語尾はギャグだ
【16日目 13:00 車内 3】 結局、藤原さんと佐伯さんは間に合わなかった。 どうする事も出来なくて私達は車を出すしかなかった。 誰を恨むことも出来ない…。 窓の外には溢れ返る魑魅魍魎ども…。 この中を引き返すなんてとてもじゃないけどできないな…。 屋上なんかを注意深く見ていたけど、誰か出てくる様子もなかった。二人の強運にかけるしか無いか…。 こんな事を色々考えていると聡一郎さんと竜上さんがぽつぽつ話し出した。 「多分、ホームセンターよりは生活しやすいですよね。でも、その前に邪魔者を排除しなくちゃ」 そうだ、安全な生活を獲得する前に接近戦が控えている。 「あとどのくらいですか?」 前に向き直り、ハンドルを握る佐々木さんに聞いた。
【16日目 13:00 車内 4】
見捨ててしまった。
二人を、俺は、見捨ててしまった。
もう少し待っていれば間に合ったのかもしれない。
だが、迫る奴らが視界に入った瞬間、車は動き出していた。
なんの事は無い、ただ俺が車のアクセルを踏み込んでいたのだ。
恐怖に巻かれて、生存本能が俺にアクセルを踏ませた。
「…くそっ…くそっくそっ…!」
悔んでも今更戻れはしない。だが、悔まずにはいられなかった。
>>640 「あとどのくらいですか?」
それが自分への問い掛けだと認識するのにしばらく時間を要した。
我に返って今の位置から所要時間を計算する。
「…後大体20分位ですかね」
もっとも道路状況次第ではもっと時間が掛かるかもしれないのだが。
俺はハンドルの握る手に力を込め、運転に集中することにした。
【16日目 13:00 ストックルーム>屋上 5】 すでに視界は死者で埋っている。 色の無い視線に捕らえられた俺の動きは重く、息も上がっている。 ここからは賭けだ まさか自分の生命を賭けたゲームをする事になろうとは・・・ いや・・・これをゲームと呼ぶにはあまりにクリア条件がひどすぎる、 必死の思いでみつけた梯子の位置は近いようで遠すぎた。 俺は無我夢中で角材を振り回しながら梯子に向かって駆け出した。
梯子まであと少し! 伸ばした手にゾンビが噛み付く・・・ ■佐伯はレス秒数下一桁1を出したためにゾンビによって致死性の怪我を負いました。 ■佐伯の死亡フラグ成立に伴い、藤原も自動的に復帰不可能となり、死亡フラグが立ちました。
【16日目 13:00 路上 6】 何やらどっと疲れた…。 ホームセンターの中ですら味わうことはなかった安心感からくるのか眠気が襲いかかる。 藤原さんに佐伯さん…二人を見捨てて尚、自分が生きていることにこの上ない悦びを感じている。 俺は最低な人間だ。それは理解している。 けれど他のメンバーも誰一人として引き返そうと言葉を発しない。 約半月間ともに苦難を乗り越えてきた仲間であろうとも、いざとなれば関係なしに見捨てる。 この状況下じゃそれしか生き残る術かないのだろうか。 「救えない世の中だ…」 窓から外の感染者達を眺めながらそう呟いた。 悦びを感じている筈の口から可笑しな言葉が出てくると同時に涙が頬を伝って行った。 それは、この惨事が起きて始めて流した涙だった。
【16日目 13:00 路上 7】 誰にも悟られることのないよう外を眺めながら涙を流していた。 それを袖で拭いまた外を眺めていた。 車内には重い沈黙。 先程まで会話をしていた聡一朗さんと竜上君も今は黙っている。 それもそうか、皆少しの安心感と、大きな恐怖、それに二人を見捨てた罪悪感に囚われている…。 「ショッピングセンターに着いたら何処から入りましょうか…」 重い沈黙を破り、そう車内にいたメンバーに問いかけた。
647 :
GM ◆TjAvbk1aao :2008/02/02(土) 14:28:23 ID:esAh0EVo0
保守
【16日目 13:00 車内 8】
今のところ、行軍は順調であった。
警察が築いたと思われるパトカーのバリケードも少なく、
道路の遺棄車両の大半が片側に寄って停められているからだろう。
それに奴らの姿もほとんど見掛けない。
このまま何もなければいいのだが…。
>>646 「ショッピングセンターに着いたら何処から入りましょうか…」
春日さんが口を開く。
何処から入る…この問は大藪さんに聞くのが適しているだろう。
「大藪さん、ホームセンターにはどの辺りから入ったほうがいいんですか?」
と、大藪さんに問い掛けた。
【16日目 13:00 車内 9】 初めて経験した友の死。かけがえのない存在がきえた。 可笑しくなりそうだ。 そんな僕に言葉がやってきた。 「大藪さん、ホームセンターにはどの辺りから入ったほうがいいんですか?」 そうだな 「あっそれなら建物正面の横から入っていけるほそいみちがあります。 そこのストックルーム?のような所があります。そこの鍵がぐうぜん ぽっけの中に入ってますので・・・ 何しろ仲のやつらがこっちに来ないように鍵を閉めといたんで これです。」 偶然の鍵を佐々木さんにみせた。
650 :
本当にあった怖い名無し :2008/02/06(水) 18:13:25 ID:thCiyUBK0
(゜ロ゜)
651 :
:モールへの道: ◆TjAvbk1aao :2008/02/10(日) 16:10:19 ID:gVzZZsfK0
沈うつな車内の雰囲気を吹き飛ばすように、 道が開け、ショッピングモールが姿を現した。 ■会話数が10レスを超えたためショッピングモールに到着しました。 ■レス秒数下一桁が●を踏んだプレイヤーは居ないため、 イベントの投下は有りませんでした。(●=5でした)
【16日目 13:00 路上 10】 大藪君は、佐々木さんに偶然ポケットに入っていたという鍵を取り出しながら言葉を返す。 その言葉を聞きながら外を眺めていると、やがて車は大通りへと飛び出した。 そして、先に見えるのはショッピングモールだった。 この惨事が起きる前はよく買い物にも行った場所だ…。 その外観は今も変わらない。 けれど、中には感染者達が自分達の到着を待ち望んでいるんだろう…。 「駐車場に奴等がいないといいですね…っても音で引き付けてしまうから急がないとですけど」 誰にでもなく車内のメンバーにそう声をかけた。
【16日目 14:00 路上 1】 走行してるうちに、元のショッピングモールについた。 何だろう、何か新しい場所みたいで不思議な気持ちだ。変だ。 考えてると、春日さんが話し出した。 「そうですねぇ。まあ2匹ぐらいだといいんですが・・ でも中のゾンビ用にあまり物資は使いたくはないですがね。」 できる限り物資はつかいたくはないな。 なんだか足のふるえが次第になくなっていった気がした。
【16日目 14:00 ショッピングモール前 2】 ふと目が覚めた 車はどうやら目的地のショッピングモールに到着したようだ 「ついたんですかねぇ?」 自分の目に映るショッピングモール・・・・ はたしてそこは自分達を守ってくれるのだろうか? 内心不安で仕方がなかった