>>765 仏典には誰も反応してくれなかったので、またクリスチャンに戻りマース。
ところで、十二年の間長血をわずらっている女がいた。
この女は多くの医者からひどいめに合わされて、
自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、何のかいもなく、
かえって悪くなる一方であった。彼女は、イエスのことを耳にして、
群衆の中に紛れ込み、うしろから、イエスの着物にさわった。
「お着物にさわることでもできれば、きっと直る」と考えていたからである。
すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、
からだに感じた。イエスも、すぐに、自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて、
群衆の中を振り向いて、「だれがわたしの着物にさわったのか」と言われた。
そこで弟子たちはイエスに言った。「群集があなたに押し迫っているのをご覧になっていて、
それでも『だれがわたしにさわったのか』とおっしゃるのですか。」
イエスは、それをした人を知ろうとして、見回しておられた。
女は恐れおののき、自分の身に起こったことを知り、イエスの前に出てひれ伏し、
イエスに真実を余すところなく打ち明けた。そこで、イエスは彼女にこう言われた。
「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。
病気にかからず、すこやかでいなさい。」
イエスの人を癒す力は、彼自身の「能力」ではないようですね。
癒す力を「自分のもの」という霊能者は、気をつけたほうがいいかもしれません。