【最低】似非・自演者が叩かれる23【最卑】

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607黒薔薇童子
劇団では、「美少年」という名をつけてくれた。
名付け親である友人は、当時人気のあった野球漫画のキャラクター「美少女」が好きだったので、誰かにこの舞台名をつけたかったそうだ。
しかし、舞台上で「美少年!」と声をかけられると、さすがにむず痒く、気味が悪かった。
そこで自分で考えてつけた名前が、この「黒薔薇童子」だ。

思えば、自分のやってきたことの中で、最もオファーが多かったのは「役者」だったと思う。
公演が終わる度に、必ず「ウチの劇団に来てくれ」という話が、幾つか舞い込んできた。
きっと破天荒で、面白い役者だったんだろうな。

今でも、大勢の観客を前にしている夢を見る。
オーディエンスの注目を一身に浴びているという、あの快感は忘れがたいものだ。

音痴気味だが、バリトン音域で歌を歌うこともできた。
「天使館」のK氏は、「完全に男性の声だ」と言って驚いていた。
どーでもいいことだが、アングラ劇団の役者から見ると、宝塚の女優さんたちの演技は、ちょっとむず痒い。
たぶん「美少年」などという恥ずかしい芸名で舞台に立ったときの、あの感覚に近いのだろう。
608黒薔薇童子:2007/04/06(金) 11:01:04 ID:eJzrLUTs0
先日、偶然テレビをつけたら『ベルサイユのばら』というアニメをやっていた。
十数年前に1、2回、見ただけなので、すっかり忘れていたけれど、オルカルの声って、あんなに女性的で高い声だったんだね。
イメージと違っていたので、びっくりした。

でも、もっと驚いたのは、「王妃の首飾り事件」の裁判のシーンに、ロベスピエールとサン=ジュストが出てきちゃったことだ。
サン=ジュストが、「見ず知らずのロベスピエール」に初めての手紙を書いたのは、1790年8月19日なんだけどな…。
大学生ということになっていたけど、サン=ジュストがランス大学の法学部に入学したのは、1788年2月14日なんだけどな…。
せめて、「この作品はフィクションであり、史実とは若干異なる場合があります」とかテロップ流してほしいものだ。

きっと、原作者は嘆いただろう。
自分の作品をこんなふうに改竄されてしまっても、文句一つ言うことができなかったのだろうから…。
才能ある作家が、編集者やディレクターと意見が合わず、筆を折ってしまうことも多いと聞く。
出版社やテレビ局では、捏造だろうが嘘だろうが、とにかく売り上げ・視聴率優先で、人気が出ればいいという考え方が定着しているようだ。
「あるある・・・」事件が、よい教訓になればいいのだけれど…。
609本当にあった怖い名無し:2007/04/06(金) 11:26:12 ID:MyZKg+k70
あらら、原告さん、過去を回想したいお年頃ですか?
季節の変わり目は、何かと不安定になりがちです。
どうかご心身ともにご自愛くださいませ。
610黒薔薇童子:2007/04/06(金) 11:38:03 ID:eJzrLUTs0
学者さんっていうのも大変なんだよね。
「某会館の催し」なんかに参加すると、面白いよ。

質疑応答の時間になると、重箱の隅を楊枝でほじくるような些細なことを問題として、先生方は講演者に質問を浴びせかける。
たいていの質問者は、自分の存在感、つまり、自分の知識をの深さをアピールし、講演者に挑戦しようと目論んでいるわけなんだけどね。
講演者も質問者も、かなりの緊張感をもって話さなければいけない重要な場面だ。
大勢のオーディエンスの前で、それぞれの「知識」と「器量」が試されるのだからね。

中には、突然、「フリーメーソンというのは、怪しからん宗教ではないですか!」と言い出して、周囲の失笑を買う先生もいたりして…。
講演者に「私は、申し訳ないことに、フリーメーソンという宗教についてよく存じませんので、怪しからんかどうかは判断できません」と返されていた。
611本当にあった怖い名無し:2007/04/06(金) 11:44:33 ID:ZL+KX9H70
>>608
阿呆ですか?
フランス人の中にはあの作品は「歴史を改竄しているので子供に見せたくない」という意見も多いのですよ。
上っ面の正論はキモイですw
612黒薔薇童子:2007/04/06(金) 11:47:37 ID:eJzrLUTs0
>>611
だから、日本でも子供への影響を考え、ある程度の対応をしてほしいと言っているのですが、なにか?
613黒薔薇童子:2007/04/06(金) 11:52:52 ID:eJzrLUTs0
>>611
あなたが、ずっと人違いをして、全くの別人を叩いていたことにいい加減気付いてほしいのですがね。
614ヒロシ認定されちゃったよ:2007/04/06(金) 11:52:59 ID:kKgh8FRQ0
>>611
サルは空気を読め。
615本当にあった怖い名無し:2007/04/06(金) 13:02:35 ID:MyZKg+k70
せっかく革命王が降臨してても、もう誰も相手にしてない・・・。
時が移るのは早いものですなぁ。
616黒薔薇童子:2007/04/06(金) 13:28:12 ID:eJzrLUTs0
原作にも間違いはある。

例えば、大貴族であるオスカルが、労働者のはく長ズボン(パンタロン)をはいている場面。
これでは、「サン・キュロット」という語源そのものに意味がなくなってしまう。
また、オスカルのような「ざんばら髪」は、子供の髪型だが、髪を手入れすることのできない下級層の人々は、大人になってもこの髪型をしていたようだ。
革命期には、この髪型が「犬の耳」と呼ばれ、大流行するが、革命前に、大貴族であるオスカルが、このような髪型をすることは有り得ない。

一人の人間が調べることのできる資料には限界がある。
だから、これらの間違いを指摘して、作者を責めることには全く意味がない。
むしろ、アニメとして、広くTVで放映するのならば、時代考証を正確にし、原作のこれらの間違いを正していく必要があったのではないだろうか?

いずれにしろ、与えられた情報をどう受け止めるかは受け手側の問題なのだが、テレビやネット上に氾濫する「誤情報」に踊らされることが、
いかに馬鹿げたことかは火を見るよりも明らかである。