たたたたたいへんです・

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631本当にあった怖い名無し
「みんな、口をふさいで!」

背後にスネオの叫ぶ声が聞こえた。振り向いたのび太の視線の先には、何かを構えるスネオの姿。

「タカベさん、ごめんなさい!」

言葉と同時に、スネオの手からタカベにグッスリガスが噴射される。

突然のことで何も対応できなかったのだろう、タカベはガスを顔一杯に浴びると

「な、何を……」と呟いた後に、その場に倒れこんだ。

「こうでもしないと、こうでもしないと、タカベさんが……」

「いや、スネオ。お前はよくやった」

スネオの肩にぽんと手を置いて、ジャイアンは労いの言葉を掛ける。

そして4人は、ふと天井を見上げた。今は爆発の音は聞こえないけれど、またいつ次の爆発が起きるとも限らなかった。

それに、もしここにパルスタの兵士が踏み込んできたとしたら。



「……追っ払おう!僕たちの手で!」



-続-