前世物語 弐

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250自夜
>>249さん
えっと、「あの世」についてでいいんですかね
質問の意図が判りかねるところもありますが、「あの世」のことのつもりで回答します

問:自然科学の範囲で無いものをどう捉えるの?
答:自然科学の範囲かどうかの検討がまず必要でしょう
 一、幽霊になることの検討
  私の場合は生前の記憶と幽霊の記憶は連続して存在します
  また、生命体が死ぬ時に消えてしまう場合も幽霊になる場合も目撃していますし、
  生まれたての幽霊とのコンタクトもしています
  従って、現代の自然科学で全て説明可能かどうかは抜きにして、幽霊になる、即ち
  生命体が死ぬ際に生命体の中にあった思念(若しくは魂などと表現されるもの、以下略)
  が生命体から離れ継続して存在するという現象は実際に存在する現象であり、
  自然科学の範囲です
  死ぬ時に消えてしまう、即ち、生命体が死ぬ際に生命体の中にあった思念が生命体から
  離れた後、継続して存在することが出来ずに放散してしまう現象も実際に存在する現象
  であり、自然科学の範囲です
 二、転生の検討
  私は幽霊が転生する場面も目撃しています。また、転生後の生命体が確かに前世の記憶
  をなんらかの形で持っていることも目撃という形で確かめています
  従って、転生する、すなわち幽霊として存続していた思念が生命体の中に記憶として転写
  されるという現象は実際に存在する現象であり、自然科学の範囲です

つづく
251自夜:2007/04/04(水) 12:56:33 ID:/Fq378Cy0
つづき

 三、幽霊が消えることの検討
  幽霊の形で存続していた思念は転生の際にその存続を維持できなくなり放散する現象、また
  転生しなくてもある期間幽霊の形で存続していた思念もやがてその存続を維持できなくなり
  放散する現象も目撃しており、こういう所謂幽霊が消える現象も実際に存在する現象で、
  自然科学の範囲です
 四、あの世の検討
  以上示した現象は現象の目撃があり、それが実際に存在する現象として自然科学の範囲としたものです
  一方、あの世とは目撃でなく概念が先行しているものです
  従って、その概念が実際に存在する現象なのかどうかを検討する前に、しっかりした定義が必要に
  なるでしょう
  どう定義してもいいんですが、死んだ際や幽霊が消える際に放散する思念が逝くところと私は定義
  しました
  あの世に逝った思念がなんらかの方法で転生するのであれば、その転生を糸口にしてその現象が
  実際に存在するかどうかを検討することが出来ます
  また、なんらかの方法で生命体あるいは幽霊があの世と接触することが可能なら、あの世が実際に存在
  するかどうかを検討することが出来ます
  ところが、私の経験ならびに信頼性が高いと思われる転生事例からは、そのような可能性は見いだせません
  従って、あの世が実際に存在するもので自然科学の範囲としても、この世となんら関わり合いのない世界
  ということになりますので、それを考えるのは無意味ということになります

つづく
252自夜:2007/04/04(水) 12:58:08 ID:/Fq378Cy0
つづき

 五、人文科学の範囲
  さて、自然科学の範囲でないものは、人文科学で科学的アプローチは可能です
  正確じゃないですね。自然科学で科学的アプローチを行うのとは別に、普通の
  物事は人文科学でも科学的アプローチが可能です
  例えば、幽霊。上で述べたように幽霊の存在についての科学的アプローチは自然科学の
  範囲で可能ですが、人文科学の範囲でも可能です
  幽霊の正体を物理現象としてとらえる手法も可能なら、民俗学的にとらえる手法も可能
  ということです
  ちなみに、民俗学での研究によると、太古の幽霊の概念は荒魂であり、世界的に
  かなり不偏な概念だそうです。つまり、原始的な宗教発生以前に既に幽霊は認識されていた
  ということですね
  話を戻しますが、あの世については自然科学の範囲では考えても無意味=ないのと一緒
  としましたが、人文科学の範囲では次のように捉えることができるでしょう
  ・ひたすら教祖、あるいは教義を信じる(ここまでは宗教)ようなことを
   している集団のあの世を含めた世界観やその世界観に至った歴史、また信じることによる
   効用などを研究する(宗教学的アプローチ)
  ・あの世の存在意義などを研究する(哲学的アプローチ)
  ・あの世を信じている人と信じていない人の行動様式を研究したり、どのような情報が
   あの世を信じるあるいは信じない原因となったかを研究する(心理学的アプローチ)
  ・あの世があるとして行われた、あるいは行われている政治体制などを研究する
   (社会学的アプローチ)
  ・あの世の概念ならびにその概念に基づく風習などの歴史的変遷を研究する(民俗学的アプローチ)
  人文科学系には疎いので、「的」を付けています

つづく