死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?154

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516本当にあった怖い名無し
俺は直感的に「あの倉庫だ」と思い、音を立てず雨戸の隙間から倉庫があった場所に目を向けようとした。
だが雨戸は固く閉ざされており、ビクともしない。
俺が帰ってきた時には雨戸はすんなり開いたハズだが、どこからどう見ても釘や板で打ち付けた形跡はどこにもない。

そこで何を思ったのか俺は、大声で「ぎゃー!ぎいやあー!」と叫んだ…今思うととても恥ずかしい。
すると倉庫があった辺りから怒鳴り合う声が聞こえ、俺は雨戸に聞耳をたてた。
「(父親の名前)!だから帰ってこすな言ったべや!」
「爺様がちゃんと殺さなかったがらだべ!」
「婆様しぶ(か、すぶ)はどうだ!?」
「なんとかなっと思うけぇ」
「いいから(俺の名前)をしぶ(か、すぶ)さやれ!」
「しぶ(か、すぶ)には※す??ろ(※上手く聞き取れなかったがたしか4文字)様がいっから死ぬぞ!」
等と言っていた。
後は方言がきつく聞き取れない、すまん。

そして両親と祖父母は荒々しく玄関を開け、俺の元へとかけ寄ってきた。
その時の顔は一生忘れぬ程の形相で、例えて言うならば青鬼だ。