【トオイムカシノ】まんが日本昔話の怖い話【モノガタリ】
意地悪な嫁さんと信心深いお姑さんの話で、毎日お堂にお参りに来るお姑さんを嫁さんが鬼の面を被って驚かすんだけど、鬼の面が取れなくなるって話が嫌だったな。
75 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/08(月) 20:31:32 ID:5Cwei7Cz0
鬼が嫁をもらうためにすごい勢いで刀を作ってる話があるんだけど・・
それが恐かったかな
>>75 「鬼の刀かじ」だね
鬼が刀を作っている様子をこっそり覗いたら、鬼が火を吹きながら刀を作っていたような
>>77は途中で切れてるね
http://mannichi.hp.infoseek.co.jp/episode/0733.shtml より引用
「おかめの面がケラケラ笑う」
昔ある村があった。その村は野良に出るのに川を渡らねばならなかったが、村も貧乏なので川に
橋を建てる金も無く、村人はいつも川に入って川を渡っていた。その川の近くに、一人のばあさんが
住んでいた。このばあさん、村で祭や寄り合いがあってもビタ一文金を出したことがなかった。
それで「ケチケチばばあ」と呼ばれ村の嫌われ者だった。ばあさんは朝は暗い内から野良に出て、夜は
遅くまでわらじを作ったりして働いていた。ところがある時ばあさんはぽっくり死んでしまった。
主のいなくなったばあさんの家は朽ち果て、その軒下からおかめの面がぶらさがっているのが見えた。
ある夜村人がとなり村の寄り合いの帰りばあさんの家の前を通ると「クフフフフフフ…」という
笑い声が聞こえた。村人が不思議に思ってばあさんの家をのぞいてみると、なんと軒下にぶら下がった
おかめの面が笑っていた。村人は腰を抜かして驚き、この話はすぐに村中に広まった。
みんな気味悪がったが、野良に出るには川の近くのばあさんの家の前をどうしても通らねばならなかった。
そんなある日、一人の旅の坊さんがやって来てこの話を村人から聞き、その夜ばあさんの家に泊まってみた。
ところがどうしたのかその夜はおかめの面は笑わなかった。坊さんが不思議に思っていると、おかめの面は
突然ぽとりと床に落ちて消えてしまった。坊さんは驚いて面を探し、床板をはがしてみた。
すると床下から壷がひとつ出て来て、そこには小判が49枚も入っており、壷の底に紙が一枚入っており、
「橋をつくるお金」と書いてあった。ばあさんは村人のためを思い、毎日働き続けお金をためていたのだ。
しかし志し半ばにして死んでしまい、お金がある事を知らせようとおかめの面に変わって人を呼んでいたのだ。
坊さんはばあさんの霊に手を合わせ、安らかに眠れるよう経をあげてやった。
翌日、坊さんはお金とばあさんの手紙を村人に渡し、どこかへ去っていった。
村人はばあさんをのけものにしたことを心から悔やみ、ばあさんの残した小判に一両足して50両とし、
そのお金で村には橋が建てられたのだった。
主人公の父親が亡くなったんだけど、極楽までの道の途中に餓鬼が沢山居て成仏できない父親のために、おにぎりを作って餓鬼をやり過ごす話って、どなたか知ってますか?
父親は「そう言えば、餓鬼から逃げるとき、お寺の裏山が見えた。
あれは、とうざん(漢字が分からない)寺だった。
とうざん寺の裏山があの世とこの世の通じているところだ」と言いました。
息子は大急ぎで寺まで行き、閻魔堂に握り飯を4つ供えました。
次に、六地蔵様にも一つ一つ握り飯を供えました。
そうして、寺の裏山に登りました。
山の坂の下があの世とつながっていると思うと、息子は恐ろしくなり、
後ろを向いて握り飯を3つ転がしました。
息子の転がした握り飯は、ころころと転がっていき、
餓鬼のもとまでたどり着きました。
餓鬼が握り飯を奪い合っている間に、父親は無事餓鬼の横を通り抜けることが出来ました。
こんな事があってから、淡路島では、三十五日目に親戚一同で
お寺におまいりした後、家から持ってきた13個のおにぎりを
4つは閻魔堂の閻魔様に、6つは六地蔵様に、
残った3つは紙に包んでお寺の裏山から後ろを向いて転がして
振り返らず帰って来る慣わしになったそうです。
終わり
「三十五日目の山参り」
昔、兵庫県の淡路島辺りでは亡くなった人は遠い極楽へ向かって
長いたびをしていると思われていました。
貧しい農家の父親も、息子に看取られて立った今この世を去りました。
息子の悲しみは深い物でしたが、一月も過ぎる頃には
父親は極楽で幸せに暮らしていると思えるようになり、悲しみも薄らいでいきました。
ところが、ある夜の事、息子が眠っていると、父親の声が聞こえてきました。
驚き慌てて息子が飛び起きると、極楽へいったはずの父親の霊が枕もとに立っていました。
父親は「極楽へ行うと旅をしていて、三十五日目ごろ、
ようやく極楽が見えてきたのだが、たくさんの恐ろしい餓鬼が現れ、口々に
『食い物をくれ〜 なければお前をくう〜』
と言って追いかけてくる。
あんな餓鬼どもが居たのでは極楽へ行けない」と言うのです。
この話を聞いた息子は、ありったけの米で飯を炊き、たくさんの握り飯を作りました。
それを父親の持たせようとしましたが、霊の父親はこの世の物を持つ事が出来ません。
83 :
73:2007/01/13(土) 01:58:19 ID:CoHZdEqW0
>>77 >>78 有難うございます。
お面が笑っていたシーンだけしっかり覚えていて、
床に落ちて消えた所は今読んで思い出したけど、結末は完全に忘却の彼方だった…
そんなにいい話だったのか。
>>80-
>>81 遅くなりましたが、丁寧なあらすじをありがとうございます。
お寺の裏山が地獄に通じてるという所が不気味で印象的です。
峠の魔物に襲われそうになった旅人を
二匹の山犬が助けた話があったと思うのですが・・・
複数の話がごっちゃになっていない?
87 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/15(月) 20:18:14 ID:zOl5oWEB0
>>85 あったあった。
題名はわからないんだけど、
ある山の峠に2匹の狼が住み着いていて、近くの村人から恐れられていた。
けれど、その峠を越えて村まで魚を売りに来る魚売りだけは、狼のことを「山犬様」と呼び、
峠を越えるときは狼のために魚をささげていた。
そんな峠にさらに化物がやってきて住みついた。
村人はさらに峠を恐れるようになった。
魚売りは普段は日が暮れてから峠は越えないのだが、
その日は夜の峠をこえていた(理由は忘れた)
峠の中ほどまでやってきたとき、二匹の狼が峠をふさぐように座り魚売りのほうをじっと見ていた。
魚売りは、今まで「山犬様」と敬っていたが、その二匹が自分を食べようとしているなのだと思い、
覚悟を決めてその場に座り込んだ。
すると、どこからとも無く強い風が吹き、化物が現れた。
化物は、人間が峠に人間がきたので食べようと思いやってきたのだが、
峠には二匹の狼が地面に伏せているだけで人間の姿が見えない。
おかしいと思い風を起こし探す回るのだが、やはり狼しか居ない。
化物は諦めてその場を去っていった。
化物が去った後、山犬が起き上がると魚売りが現れた。
山犬が魚売りに覆い被さり、化物から隠していたのだ。
こうして山犬のおかげで魚売りは無事峠を越す事が出来たのだった。
>>87 「まどうと山犬様」とかそんなタイトルだったような気が。
「まどう」っていうのが峠に出る化け物の名前なのは憶えてる。
>>75 「鬼の刀かじ」
むかし、北の海辺の村に一人の刀かじの爺様が居た。
爺には一人の娘が居た、色の白い気立てのよい娘だったので、婿になりたがるものはたくさん居た。
しかし、爺様は娘の婿になるには一晩のうちに刀を千本鍛えることができるものと、
頑に言い張っていたので、いまだに娘は一人見だった。
ある日、一人の若者が訪ねてきた。
自分は遠い国の物だが、娘に一目ぼれをした。
婿にして欲しいと言うのだ。
爺様は一晩のうちに刀を千本鍛えるようにと言った。
若者はそれを承知したが、自分が刀を鍛えている間は鍛冶場を覗かないで欲しいと言う、
爺様はそれを快く承知した。
次の日の朝、若者は見事に千本の刀を鍛えた。
爺様は喜んで、若者に娘をやる事にした。
こうして、若者は娘の婿になり、爺様は刀かじをやめ、のんびり暮らすようになった。
若い婿はどんどん刀を鍛え、その刀は恐ろしいほど良く切れた。
評判はたちまち広がっていき、爺様の家は裕福になっていった。
続く
90 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/17(水) 15:51:49 ID:D2Iia6QT0
続き
そんなある日、婆様が爺様に気にかかることがあると言う。
娘が日に日に痩せ、顔の色もよくないと言うのだ。
爺様も、その事は気になっていたので、さっそく娘にききに行った。
娘が言うには、あの若者は普通ではない。
自分は一度鍛冶場を覗いてみたいと言う。
爺様は止めたのだが、娘はどうしても鍛冶場を覗くと言い張り、ついに鍛冶場を覗いてしまった。
鍛冶場を覗いた娘は、何かに驚いたように呆然としてその場に座り込んでしまった。
後から追いかけてきた婆様も、続きて鍛冶場を覗いてみると、その場にばったりと倒れてしまった。
最後に、やってきた爺様が鍛冶場を覗いてみると……。
なんと、赤鬼が口から火を吹きながら刀を鍛えていたのだ。
「お前は鬼だったのか!」爺様が叫ぶと、鬼は「しまった!見られたか!」と言い
そこらじゅうの刀を引っつかむと走り出した。
爺様もそれを追ったが、みるみるうちに海の向こうに見えなくなってしまった。
そこで、爺様は岬の上から鬼に言った。
「おーい、お前も一緒に暮らしたもんじゃないか。
刀をみんな持っていくやつがあるか、一本ぐらい置いていけ〜」
すると、鬼は海の向こうから戻ってきて、爺様に刀を一本渡して去っていった。
受け取った刀を見て爺様はまた叫んだ。
「おーい、この刀には名がないわーい!」
すると、鬼はまた戻ってきて、爪でカリカリと名を書き込み、また海の向こうへと去っていった。
鬼の名は『鬼人大王波平幸保(キジンダイオウナミヒラユキヤス)』(漢字は分からないので当て字)と書かれていた。
おわり
92 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/18(木) 05:19:51 ID:EiEMfqvi0
小さい頃だったから記憶曖昧で全部は覚えてないんですけど、
怒ってるおじいさんがニコニコ笑ってる別のおじいさんを縄で縛って井戸に突っ込んでるおはなし知りませんか?
そのあとニコニコしてたおじいさんは何故かお地蔵さんに変わって、怒ってるおじいさんはビックリする…という
シーンしか知らないんですけど。
鬼とか狐って、正体がばれたら人前から姿を消さないといけないという掟でもあるんだろうか?
鬼だけど、いい婿なんだからそのまま刀鍛冶をやっていてもいいような・・・
>鬼とか狐って、正体がばれたら人前から姿を消さないといけないという掟でもあるんだろうか?
異類婚ではそれがセオリーになっているみたいですね。
何故か? と問うのは野暮というもの。
そ う い う こ と に な っ て い る 。
マジレスすると異界のものと交わるのは命を削ることだから。
陰陽でいうと鬼や狐は陰のもので陽のものである生きた人間と交わると
精気を吸い取ってしまうとか。
格が高くなればそんなことないとも聞いたことあるがどうなんだろ。
96 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/19(金) 01:24:20 ID:fiHz6EVK0
97 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/19(金) 01:47:39 ID:PsTAJJ1jO
>>96 うおおおおおおおお!!
ありがとうございます!!
ニュー速+に「魚捕まえようと川に漂白剤流した」馬鹿者のスレ建ってる
まさに「イワナの怪」だ
99 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/21(日) 19:52:08 ID:JKxq9z2rO
夜中のお弔いの詳細きぼん
100 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/22(月) 01:11:13 ID:0fBpcVhH0
>>85 まどうと山犬さま
放送日:昭和61年8月23日
演出: フクハラ・ヒロカズ
文芸: 沖島勲
作画: フクハラ・ヒロカズ
美術: 門屋達郎
102 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/22(月) 21:16:58 ID:pKxEcQyBO
>>101のお方 ベリーサンクス!懐かしさと怖さを思い出しました!
タイトルは覚えてないけど、
山に暮らすおばあさんがイノシシに目を潰され失明する話。
その時おばあさんが包丁を持ってイノシシに突進していった記憶が・・・
あと妖怪にねずみがつぶされるシーンがあった話も怖かった
詳しくはよく覚えてないけどこれ見たとき親が
「早く寝ないとこの妖怪が襲いに来るよ」と脅したのは覚えてる
104 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/23(火) 23:36:04 ID:cF4SDEjq0
>>98 その人たちのもとにはきっと今ごろお坊さんが……
105 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/23(火) 23:54:03 ID:juPwQCcQ0
布団が「兄さん寒かろう」「おまえ寒かろう」って喋る話が怖かった…
>>25 うおーーー。この顔まんが日本昔ばなしで見たよーーー!!!w
お寺の和尚さんが山姥かなんかを言葉巧みに小さくして
餅にくるんで食べてしまう話。「(山姥は)くった」と言う和尚さんがなんかよかった
「お船にもうし」って既出?恐かったけど、わりと好きな話なんだけど。
>>109 おぉ!これです。かたじけないm(__)m。
この話の放送時、一話目がこの話で、二話目が「亡者の通る道」で恐かった。自分の中では、かなり最恐な組み合わせになってます。
111 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/24(水) 18:03:34 ID:PGNBcJtlO
亡者の通る道?どんなお話なんですか?もうタイトルから怖いけど。
112 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/25(木) 01:11:01 ID:qsngmuU20
113 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/27(土) 05:09:50 ID:rLXYwLfM0
節分が近づくと昨年再放送の「節分の鬼」を思い出します。
とても昔話とは思えない(現代の話じゃないの?と思わせる)怖さでした。
今年は何人がひとりで豆をまくのでしょうか?
115 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/28(日) 13:52:22 ID:+KMggrAx0
鬼は内!福は外!
鬼は内!福は外!
116 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/28(日) 14:09:03 ID:pfsgn4XnO
お婆さんとニワトリの話で、「ニワトリは毎朝1つ玉子を生み、お婆さんは毎朝1つ卵を食べました」
みたいなフレーズがずっと頭に残ってるんだけどどなたか知りませんか…
>>116 「きんちゃくひろったにわとり」か「婆さまとキツネ」かな?
もう少し覚えている事は無いですか?
118 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/30(火) 16:55:29 ID:dpCQY1jKO
>>113さん ありがとうございます!さすがに怖いっです
119 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/30(火) 17:18:43 ID:ckZbFwxQO
>>114 えっ、豆は一人でまいてはいけないの?子供の頃から一人でやってたんだが。
最近では猫に鬼をやらせているw
>>95 そうなのか!娘が日に日にやつれていくのはてっきり夜の生活がもの凄いからだと思ったよw
121 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/30(火) 17:39:31 ID:4cKXe0xhO
地域によっては、鬼は内福は外ていうところアルね
イチョウの精が鬼に化けて、飛脚を食べようとする話もあったね。
123 :
本当にあった怖い名無し:
>>122 反対に飛脚が鬼を騙して小さくして食べちゃうんだよね。
よく鬼を食べる気になったよなー。