【コテ禁止】フォトンベルト・アセンション雑談スレpart2

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(連投規制にかかったので、回線つなぎかえた)

で、このちょっと普通じゃない感じの街に案内された俺は、Aさんに従って、ある人物に引き合わされた。
いかにも教授然とした老紳士と、俺は色々な対話をしたように思う。
具体的にどんな話をしたかまでは、さすがにわからない。

そこで許可というか、試験を受けることを勧められ、ある一室にやってきた。
その部屋は普通には入れないらしくて、許可がないとただの壁だ。
認められた者なら、するりと通り抜けられる。
部屋はなにもないが落ち着いた雰囲気で、中央に木で作られた簡素な椅子が置かれている。
現代でこそありふれている素材だが、当時は木は貴重品だ。

誰かに椅子に座るように促された。音声ではなくテレパシーだったと思う。
その声の主は、この街にくるときに見た、あの巨木らしい。
そこで幾つかの対話をしたが、これも覚えてはいない。
椅子に座ってしばらくすると、俺の意識は身体から抜け、ものすごい速度で空へ昇って行った。
やがて上空になにか見えてきた。ちょうど碁石のような形のものだ。
俺の意識はその建物に到達した。
碁石状の建物内部は、上部が黒く、下半分はほぼ透明で地上が見える。どうもここは宇宙らしい。
室内は明るすぎず、暗すぎず、映画が始まる前の映画館のような淡い明るさ。
温度も寒くもなく熱くもない、快適な状態だ。
そしてその碁石はひとつではなく、大小たくさん浮かんでいる。有機的なパイプ状のもので、繋がっている。