1 :
本当にあった怖い名無し:
むかしむかし、あるところにハンスという名の信心深くて、
とても親切な人が住んでいました。
つね日ごろから神の教えを守り、正直に暮らしてきたのですが
貧乏なので思うように人のためになることができず、
それが残念でなりませんでした。
あるとき、道ばたで乞食と出会いました。
乞食は言いました。
「なにかお恵みを、もうこのところ一週間、ほとんど食べるものも食べていないのです。」
それを聞いたハンスは、乞食のことを気の毒に思ったのですが、
なにひとつとしてあげることが出来ません。
そこでハンスはいいました。
2 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:19:46 ID:y/q3149B0
1000!
3 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:20:10 ID:ha3CLd5U0
「あなたにあげるものがないので、これを食べて我慢してください」
ハンスは左腕を切って、その乞食にわたしました。
乞食はとても喜んでそれを食べました。
4 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:21:16 ID:heDEKOUL0
てちかちとにてらかちこいすら
5 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:21:45 ID:ha3CLd5U0
またしばらくいくと、ハンスは別の乞食に会いました。
「なにかお恵みを、もうこのところ一週間、ほとんど食べるものも食べていないのです。」
と、その乞食はいいました。
「ああ、いいとも。でも、これで我慢してください」
と言って、右腕を乞食に切り取らせたのでした。
6 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:22:50 ID:ha3CLd5U0
またしばらくいくと、3番目の乞食に会いました。
「なにかお恵みを、もうこのところ一週間、ほとんど食べるものも食べていないのです。」
両腕のなくなったハンスは、しばらく考え込んでから言いました。
「しかたがない。これで我慢してください」
そういって、左足を乞食に切り取らせて与えたのでした。近くに落ちていた棒切れを拾い
それを左足の添え木にして、ハンスは先へ進みました。
7 :
ぽんぽん:2006/11/12(日) 19:23:19 ID:GKZD7odx0
あれ?これって最後に悪魔にだまされて「有難う」って言うやつ?
8 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:24:06 ID:ha3CLd5U0
また、しばらく行くと4番目の乞食に会いました。
その乞食はハンスを見ると、とても哀れな声を出して言いました。
「なにかお恵みを、もうこのところ一週間、ほとんど食べるものも食べていないのです。」
「それは気の毒に。さあ、これで我慢してください」
そういって、ハンスは残りの足を切り取らせ、それを与えてしまったのです。
9 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:24:42 ID:4ZHw+B9J0
10 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:24:55 ID:uNnQy7HV0
11 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:25:09 ID:ha3CLd5U0
足がなくなったハンスは、転がって先を進みました。
またしばらく行くと、5番目の乞食に会いました。
これまでの乞食の中では、一番みすぼらしく、飢えているようでした。
ようやく聞き取れるような声で、乞食は言いました。
「なにかお恵みを、この三週間、なにも食べるものも食べていないのです。」
12 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:25:54 ID:ha3CLd5U0
ハンスは困ってしまいました。
もうなにも、与えるものが無かったからです。
長い間考え込んでから、ようやくハンスは言いました。
13 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:28:53 ID:5oDcfh3OO
>>10 タカられまくりの
特アODAを連想させる話だなw
14 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:29:23 ID:ha3CLd5U0
「もう、私に残っているのは、この体しかない、さあ、これを食べてください」
そうして、後には何も残りませんでした・・・・
何か知っている恐ろしい童話ってありますか?
15 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:32:00 ID:uNnQy7HV0
16 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:45:24 ID:uNnQy7HV0
恐ろしいって言うより残酷な童話
昔、ヨーロッパにある小さな村に、3人の小さな女の子が住んでいました。
名前を シェリー、マリア、ローラといいました。
3人は本当に仲がよく、いつも一緒に遊んでいました。
17 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:46:35 ID:uNnQy7HV0
3人のうち、マリアの家では豚を飼っていました。
マリアは、豚が殺されて血を抜かれている様をよく見ていました。
ある日、マリアの父親が、マリアに胸を開いた豚を見せて言いました
「ほら、見てごらん、マリア。此れが豚の心臓だ。まだ動いているだろう。」
「わぁ…すごいわ、パパ。とてもおもしろいわ!」
マリアは豚の心臓が大層気に入りました。
18 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:47:15 ID:uNnQy7HV0
マリアは考えました。
「人間の心臓もこんな風に動いているのかしら」
仲の良い二人に相談してみることにしました
「ねぇ、シェリー、ローラ。豚の心臓ってね、ひょこひょこうごいているのよ。
人間の心臓も動いていると思う?私、見てみたいわ」
シェリーがいいました。
「じゃあ、私の心臓を見て御覧なさいよ。私も動く心臓が見てみたいわ」
「ありがとう。シェリー!じゃあ少し待っていてね...」
マリアは走って家に帰り、いつもと殺に使っている包丁を持って
二人の元に戻ってきました。
「じゃあ、心臓を出してみるからね」
そういうと、マリーはシェリーの胸に包丁を突き刺し、思いっきり下に引きました。
19 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:48:32 ID:uNnQy7HV0
血が噴出し、マリアもローラも血みどろになりました。
マリアは包丁を置いて、シェリーの胸を開き、心臓を捜しました。
「あれ?動いてないわ…失敗かしら?」
ローラも覗き込んで言いました
「本当だ。シェリーは心臓が動いていないのね。あたしはどうかしら…ねぇ、こんどはあたしでやってみて!」
マリアは、ローラの胸に包丁を突き立て、少し慎重に引きました。
そうすると、今度は心臓まで届きませんでした
「もうすこし…」
力をこめると、包丁はローラの体を貫通してしまいました。
やっとのことで取り出した心臓は 動くどころかもうグチャグチャに潰れて見る影も在りませんでした
血の海の中で、マリアは
「しょうがないわ。自分の心臓を見てみることにするわ」
そういって、自らに包丁を突き刺し、心臓を取り出そうとしましたが、其処で息絶えてしまいました。
20 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:48:56 ID:JnepUTua0
21 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 19:49:20 ID:uNnQy7HV0
3人の少女の両親は、その惨状を見つけ
互いの子供を責めあい、持っていた道具で殺し合いました。
4人が死に、残ったうちの一人は気が狂って崖から飛び降りて死にました。
もう一人は 自ら首をつって死にました。
少女たちは 無邪気に殺し合い そして仲良く血の海の中に溶けていったのでした...
湯豆腐食べたい
冷奴がいいな
24 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/12(日) 23:59:32 ID:ha3CLd5U0
25 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 00:16:24 ID:1UD6NMdn0
最初のってフルーツバスケットのやつに似てね?
26 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 00:18:30 ID:QPxevIrx0
教訓もクソもないなw
生きてる人間が一番恐ろしい…でおk?
28 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:25:19 ID:ONpjAu600
1と似た話で「飢えをしのぐ知恵」ってのがある。
瓦礫の山と化した町の廃墟をさまよいあるくうち、わたしは地面に座り込んでいる
医者らしい男に出会った。彼はノコギリで自分の左足を切っている。
横には、注射器などのはいった黒いカバンが口を開いていた。
彼はわたしを見上げると「食べますか?」と聞いた。
29 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:26:34 ID:ONpjAu600
わたしは空腹で餓死しそうだった。
つぎの食事にわたしが自分の足を提供するなら、食べさせてもいい、と彼は言うのだ。
麻酔注射をうってやれば痛みもなにも感じないから、という。
「いいでしょう」
そう答えると、わたしは焚き木を拾ってきて医者の左足を焼き始めた。
30 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:27:54 ID:ONpjAu600
そこへ、4歳くらいの女の子がよたよたとやってきた。たぶん、肉の焼ける匂いに
つられて来たのだろう。
「お嬢ちゃんもほしい?」
と、医者が聞いた。
31 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:29:08 ID:ONpjAu600
「ええ」女の子はうなずいて、わたしが焼いている肉をじっとみつめている。
「こうやって三人そろっていればとうぶん長生きできるぞ」
と医者が言う。
32 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:29:47 ID:ONpjAu600
「あたし、ママがほしい」
と、女の子はしくしく泣き出した。
医者は女の子をなだめて、やさしく言った。
「さあ、お座り。わたしたちがゆっくり面倒みてあげるからね・・・」
33 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:31:58 ID:ONpjAu600
そうして、後には何も残りませんでした・・・・
34 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/13(月) 19:32:21 ID:sPaEIaLUO
>>16 我々が使ってるshampoo
『マシェリ』誕生の瞬間である
36 :
本当にあった怖い名無し:2006/11/18(土) 20:37:21 ID:g6rdYUXN0
ダイエット板から来ました。
私の脂肪を食べて飢えをしのいで下さい。
槙原敬之の歌にも
>>1に似た歌があったな。
「僕のあげたもので〜たくさんの〜人が幸せに笑っていて」
って。