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実際に体験した本人でないと、創作文よりもつまらないかもしれませんが、いきます。
736さんに続いて、釣り場にて。
放水路
海釣りに行く方はご存知と思いますが、放水路近辺は、魚が良く釣れます。
波止場のように、海にせり出した場所にて、釣りをすれば、
浜から投げるよりも遠くに飛ばせたり、根魚や、回遊魚などが釣れます。
お盆過ぎの良く晴れた朝に、友達とソウダガツオ狙いで放水路に行きました。
波の高さは1m程で、たまに大波が来たが、釣りをするには、まずまずの日和でした。
釣り場には、5〜6人程先客がおり、ワイワイ賑わっておりました。
魚群が岸近くまで押し寄せてきて、バシャバシャと海が沸いたような状態でした。
入れ喰いとは良く言ったもので、どの方も、釣れまくっていました。
夢中になって釣りに没頭している内に、次第に風が吹き始め、
だんだん波も高くなってきました。
釣り場を波が洗うようになって来たので、みんな竿をたたみ始めてました。
昼頃かな
靴をビチョビチョにさせながら、荷物をまとめて退散しようとした時、釣り人が1人、颯爽とやってきました。
皆、
「えっ??今から始めるの?」
といったような感じで彼をみました。
手早く仕掛けを作り、始めました。
こちらは、波のこない場所で、
「あれ、大丈夫なのか?」
と、放水路を見ていました。
大丈夫なわけありません。
4m近い波が、釣り場を洗っています。
一頻り大きな波が彼をさらい、海に飲まれました。
続く