kwskなんて言われたの初めてでちょっとどきどきww
そんなに怖い話じゃないよ。とりついたの一瞬だしwwww
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当時、祖父母はうちらの家族とは別居だった。
俺がまもなく9歳って頃、祖父が亡くなって、1人になって寂しかった祖母は、人形を買った。
歌舞伎役者の人形とかも飾ってある家で、人形は多かったんだけど、
それは金髪のショートカットで、赤のオーバーオールに紺のシャツ、
頭から足の先までが80cmぐらいかな、1歳児をスマートにしたような人形。
今までのとはちょっとタイプが違って、子供が遊ぶような人形だったんだ。
それを、タンスの上に飾ってた。
うちは祖父の代から熱心な仏教の家で、法話会を定期的にやってたりもしてたんだが、
そのうち、法話会に来る人で、件の人形を、何となく気味が悪いと言う人が出始めた。
父親もそのうちの一人で、あの人形は気持ち悪いからどっかやってくれって言ってたらしい。
最終的に、その人形を知り合いの坊さんに見てもらおうということになり、天袋にしまい込んだ。
でも、そのまま忘れちゃって、数年たった。
ある日、父親がうちの仏壇でお経を唱えていたとき、突然その人形のことが頭に浮かんで、
思い出した瞬間からしばらく、涙が止まらなくなったらしい。
これはいかんと思った父親は、翌日、その知り合いの坊さんを呼んで、祖母の家に行った。
祖母の家に入った坊さんは、
「ああ、女の生き霊がいますね。あ、四つ足(獣の霊)もいますね」
と言った。
さて、その人形を天袋から出す段になって、父親が天袋の戸を開けたら、
父親には、その人形が3歳ぐらいに成長してこっちに歩いてくるように見えたらしい。
それでも人形の足を掴んで下ろそうとしたら、足を持った瞬間、
人形に入っていた生き霊と、その他3体(だったと思う)の霊が父親に入っちゃって、
父親が座り込んだまま、体をゆらゆらしてるだけで動かなくなった。
坊さんが手際よく追い出してくれたんで、支障なく人形に戻ったみたいなんだけど。
父親曰く、その間も意識はぼんやりとはあったらしい。
法話会の話とか、お経とかを聞いて成長したとかいう話だった。
人形は、坊さんに引き取ってもらった。
しばらくは、お寺の中を子供が走る足音とか、人がぺちゃくちゃしゃべる声なんかがしてたらしいよ。