244 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/02(土) 09:55:24 ID:19cAIF0AO
久しぶりに幽霊見た。
昼間にコンビニ前を歩いて通り過ぎる時、20代のカップルが楽しそうに話しながらコンビニから出て来た。
これ自体は普通だけど、ふと考えたらコンビニの自動ドアが開いた様子がなかった事と、すれ違う時に二人で楽しそうに話してるのに声が全く聞こえてこない事に気付いて『あれ?』と思って2〜3秒後に振り返ったら二人とも居なかった。
すごく楽しそうで幸せなカップルだったから、どうして死んだのか、なんか哀しい二人を見たなぁと思った。
245 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/02(土) 12:23:45 ID:TC0Xrqm50
>>244 死んだ後も2人一緒に楽しそうにしてるならまだ救われるね
って、ゆ〜か
>久しぶりに幽霊見た。
以前に見た幽霊の話もプリーズ
>>243 東京の新宿のどこかの駅あたりでは
そういう団体とかがいるよ。
道とかで熱心に説明会みたいなのしてるよ。
どうみても創価あたりの被害者か朝鮮人の自称被害者です。
まぁ…、
らしいよ。
247 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/06(水) 12:36:21 ID:iqXGzvwwO
ホス
248 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/09(土) 06:57:24 ID:ZU6mZjStO
あげぇ
249 :
教員:2006/12/09(土) 23:59:02 ID:nu5wyZUW0
洒落怖から誘導されたんで記念に投下
ウチの学校は妙な雰囲気があります。
夜遅くまで残っていると廊下で
ぼふっ! ぼふっ! と。
アイアン・マイケルか?
何より怖かったのはジャージなどに着替えるロッカーのある部屋で、
その棚の中に「ムー」のバックナンバーがぎっしりと。
生徒は入らないので同じ先生の所有物かと思ったけど、
私物は入れないもんなぁ。
他にもいろいろ見てるし、学校ってネタにされるわりに
意外とガチがあるもんです。
俺と妹が体験した実話
今から約2年前俺の祖母が他界する2日前、病室で弟が祖母に
「家に早く帰りたいね〜、明日帰ろうか〜?」
などと冗談で話しかけてた。
祖母も病院はイヤだったのか首を縦に振り帰りたそうだった
その日の夜、家で祖母の部屋から
「う〜」とか「あ〜」とか「お〜い」と唸るような声が聞こえてきた
病院に入る前に自宅で療養してた頃に聞いた声のそれだった。
俺はまさかと思って部屋の中を見てみたけど当然誰もいない。
そして次の日、また弟が病室で
「婆ちゃん〜、家に帰ろうか〜?」
と聞くと、今度はなぜか首を横に振る祖母
弟「なんで〜?もう家に帰った?」
と聞くと首を縦に振る
そして翌日祖母は他界。その時に家で聞いた声の事を話すと
声を聞いたのが俺だけでなく妹も聞いた。
婆ちゃんは確かに家に帰ってきてたんだなぁと、そしておかえりって言ってあげたかった
文才ないから難しいな
251 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/10(日) 14:36:35 ID:8XdjmOPLO
ええ話やないの
「お前さぁ、原始人、見たことある?」
春休みがあけて間もないある日、学食で偶然会った女友達にこの質問をぶつけてみた。
美味そうにプリンを食っていた彼女がキョトンとこっちを見ている。
「無いよ。私ゃ現代に生きてますから」
いや、そりゃそうだ。
「そうじゃなくてだな……原始人の幽霊は見たことあるかってことだ。
ほら、『落ち武者の霊を見た』って話は聞くけど、
『原始人の幽霊を見た』って話は聞かないだろ?」
目の前でプリン食ってるこいつは、異界の者が「見える」
俺もそういう世界に興味があるから、時々こうして話を振っているわけだ。
「なるほど、で、私に聞いてみたってわけね」
頷く。
「答えはNO。原始人の幽霊なんて見たことないよ」
ちょっと残念な答えだった。幽霊見ることに関してなら、こいつはエキスパートだ。
原始人の幽霊くらい、しょっちゅう見てそうな気がしたんだが……。
「ってか、見えない理由なんてちょっと考えたら分かるでしょうが」
「……見えない理由、ね」
しばらく黙って考える。
「ごちそうさ――」
「わからん。教えてくれ」
彼女がプリンを食べ終えるのと同時に、ギブアップした。
大げさな溜息と共に、彼女が話し出す。
「原始人と武者の違いを考えてみれば簡単じゃない。大きな理由は時間」
時間? と俺が間抜けたオウム返しをする。
そ、と短く頷いて、彼女は続けた。
「あんたはさ、幽霊ってどういうもんだと思ってる?」
幽霊がどういうもんか、だって?
そんなもの、決まってる…………えぇと……。
「あの世に行ききれない、死者?」
言葉にすると途端に胡散臭い。俺は失笑した。
しかし、彼女は表情を変えない。さっきから薄い微笑を貼り付けたままだ。
「外れ。そもそも、幽霊になってる時点であの世には行ってるわ」
む、言われてみれば確かにそうだ。
そうなると、幽霊ってのは……。
「正解は、人の思念」
見るに見かねたのか、彼女が答えを教えてくれた。
「人の思念って……殺意とか、恨みとか? それが幽霊?」
「それだけじゃない。好意とか、慈愛とかも幽霊になりかねないのよ」
なるほど、何となく分かってきた。
「要するに、そういう強い思いが本人が死んだ後も残っているのが、幽霊ってわけか」
彼女が頷く。
「そう、それと『幽霊』っていう概念を知っていることも大事かな。
死んだ後でも思念を託すものがあるって分かってれば、それだけ留めておきやすいでしょ。
でもね、幽霊がいるから思念が残るのか、思念が残るから幽霊がいるのか、
それは私にも分からない。どっちも重要な要素であることは確実だけどね」
身体と心の関係みたいなもんか。
結局、どっちかだけじゃ存在できない。両方あって初めて一ってわけだ。
「なるほどなぁ……って、ちょっと待て。
それが原始人の幽霊を見ない理由とどう関係がある?」
興味深い話についつい目的を忘れていた。
彼女の話はいつも外堀から埋めていくから、時々こういうことがある。
危ない危ない。
「ここまで来れば、後は簡単でしょ。
あんた、小学校で一番最初に怒った時の事、思い出せる?」
……は? またわけの分からん質問だ。
だが、彼女の中ではしっかり関係しているんだろう。
「小学校の時……確かセキちゃんと遊んでて……いや、あれは違うか。
シュウに蹴り入れられた時は、小二だろ……思いだせん」
本日二度目のギブアップだ。
俺が悩んでいる顔が面白かったのか、彼女がニヤニヤ笑っている。
「でしょ? 思いってのは劣化していくものなの。それがどんなに強いものでもね。
『幽霊』を知らない原始人は、託すものがないから、その劣化も早い。
そして、死んだばかりはどんなに思いが強くても、時間が過ぎればそれも消えていく。
幽霊を作ってる大きな要素の一つが欠けた瞬間、その幽霊は消えるの。
大昔の幽霊が残っていないのは、これが原因だと私は思ってるわ」
なるほど。考えてみれば単純だ。
向こうの世界だって定員ってものがあるだろう。
自然の摂理として、許容量以上は受け入れない。いずれ消えていく。
「見える彼女」キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
ってもしかして連続投稿に引っかかってる?
専ブラ再起動すれば大丈夫になること多いよ、続きかもーん!!
しきりに感心していると、ポツリ、と呟くように彼女が言った。
「もう一つ、原始人の幽霊を見ない、大きな理由があったわ」
彼女が真剣な目をしてる。
思わず唾を飲み込んだ。
周囲の雑音が少しずつ遠ざかる。
「もし、原始時代から何らかの理由で在り続けてる幽霊がいると仮定して――
そいつはもう人間の姿をしていない。それはもう『幽霊』とは呼ばない。
それほどの強い思いを抱いているなら、それはもう『神』の部類よ」
ゾクッとした。
彼女の口調、雰囲気、その他の全てが急に重みを増した。
それも一瞬。すぐに彼女は表情を緩める。
凍っていた空気が急に溶けたように、周囲から雑音が戻ってきた。
その後は、今までの会話はなかったかのように、バカバカしいやりとりを続ける。
これが、俺にとっては救いだ。
ようやく現実に戻ってこれたような、そんな感覚の中で、辺りを見渡してみる。
俺の視界の中には、昔の誰かが残した思いはないようだ。
やかましい学食の中は、今を生きている人達だけが動いていた。
以上「原始人を見ない理由」でしたw
>>255 お察しの通り、引っかかってたw
アドバイスthx
今度からそうすることにするよ。
>>257 乙でした^^ 私もよくやりましたからw
相変わらず上手いですねー 毎回楽しみにしています。
投下したばかりでなんですが、次も期待していますよb
ほんのりから誘導されてしまった…。せっかくだからほんのりに投稿したのに関することを。
実は私は「笑いが込み上げてきて精神と行動が自分で操作できなくなる」こと、
つまり錯乱か狂乱することはアレが初めてではなかったりします。
ていうか小学生の頃は高熱出したら悪夢とセットで毎回でした。
んで、その悪夢ってのが話はいつも違うんだけど結局は「大きな力で消される自分の存在」
まぁ、小学生だし高熱だしで弱ってるからそんな夢見たり錯乱するんだろうなぁ、と思ってたんだけれど
ほんのり35の805-809の事件が。流石にヤバイように思えてきた。明らかに乗っ取られてたし。
ていうか、さっき何も無かったのにいきなり錯乱しそうになった…。
いきなり耳鳴りがするように「キーーーン」と。…なんだろね。やばいのかもね。
でも錯乱してる時って割と気持ち良いんだよなぁ…。
…書いてみると、割と洒落にならん、なぁ。
260 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/14(木) 20:04:53 ID:dZmF1eaTO
『プラシーボ:錯覚や思い込みによって色々な効果が引き起こされる現象。
自己催眠や自己暗示として使われるが、その一方で「熱した鏝を押し付けると宣言した後、被験者に目隠しをした上で常温の鏝を押し付けると、被験者は熱がった上鏝の形に火傷した」という結果も出ている』
「…いきなりそんな文献を教えて何のつもりだ?」
「あの○○ってしつこい奴いたでしょう?
私ね、アイツの事プラシーボで殺してやったわ♪」
「え……?!」
「アイツが飲んでるお茶に胡椒を入れて、それを毒だと嘘吐いてね…
アイツったら口から泡を吹いて苦しんでいたわ☆」
「そ、そんな事…それで殺せる訳なんか!」「勿論、解毒剤寄越せって言われたわ。
だから解毒剤と偽って青酸カリ飲ませてあげたの」
「く…狂ってる…捕まるぞ」
「あら、私もそこは考えてるわ。
青酸カリは研究室の戸棚にあるから学内の教授や研究生なら自由に持ち出せる。
アイツに飲ませる為に少量入れた小瓶だって私の指紋が付かない様に気を付けたからアイツの指紋だけ。
おまけに、研究の事で悩んでいたからそれを苦にしての自殺だと思われるし…他殺と分かってもアイツに恨みがある人なんて沢山いるから分かりっこ無いわよ☆」
「………」
261 :
続き:2006/12/14(木) 20:10:58 ID:dZmF1eaTO
「だから、貴方さえ黙ってくれれば…ね♪」
「…あの…さ、」
「なぁに?」
「俺、ここに来る途中で研究室寄って…其処でアイツが口から血を吐いて苦しんでいるの見たんだ。
今から救急車呼んでも間に合わないのは分かってる。
だから…とんでも無い事をやっちまったんだ」
「何よ?」
「スティックシュガーあるだろ?あれを復活出来る薬だって偽って飲ませたんだ。
飲んだ後事切れたけど…プラシーボって本当に効くんだな」
「え……?!」
ズル…ペタ…
262 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/15(金) 17:10:54 ID:Mxe+cXoSO
熱したウナギってよんじった。
コテって書けばよかったのに。
あっ後、イマイチでした。
次回は頑張れ!
263 :
260:2006/12/15(金) 20:01:36 ID:6e9fReI5O
>>261 自分でも鰻と間違えました;
やっぱコテって書いた方がよかった…orz
江戸川乱歩の「断崖」に感銘を受けて書いた奴です。
セリフのみの展開は凄かったので…
練習してリベンジします。
保守がてら昔のことを思い出したので。
小学生の頃、皆誰しもやったことがあると思われる、“花子さん”。
その類のことが書かれた本によっては、ノックするトイレは2番目だとか4番目だとか様々であるが、
とにかくトイレの戸を叩き、「花子さ〜ん」と言うことは共通している。
小学校に入学したての私たちは、図書室からその手の本を持ち出し、女子はもちろん、
男子までもが女子トイレに集まった。
手前のトイレから順々に、全ての戸を叩いて「花子さ〜ん」と名前を呼んだ。
興味半分、恐怖半分で、皆はトイレの戸を叩いたり開けたりしているが、もちろん花子さんは現れない。
じゃあ次は1階のトイレに行ってみよう、そういえば1階には理科室があったね等、探検気分で
校舎内を歩き回った。
そうしてたどり着いた1階のトイレは2階のそれとは違い、薄暗く、そしてひんやりとしていた。
向かいにある理科室と準備室のおかげで、恐怖感はより一層増してきた。
それでも私たちは男子を先頭に、1階の女子トイレへと乗り込んだ。
コンコンコン、「花子さ〜ん」
声が響き、そして沈黙が訪れる前に、戸を思い切り開けた男子が
「わああぁぁあぁぁぁ!!!」
と大声を上げて走り去っていった。
当然、他の生徒たちもつられて悲鳴を上げながら、すたこらさっさと逃げていった。
この戸を開けた男子生徒、もちろん花子さんが現れたから声を上げたわけではない。これは私の
推測だが、耐え切れない恐怖を抑えつつ戸を開いたのだから、いもしない何かを見たのかも
しれないし、何もいなくてホッとした反面、これでは面白くないとわざと大声を上げて皆を
驚かしたのかもしれない。
当時の自分の思考がそこまでたどり着いたのかどうかは知らないが、一人その場に残っていたのは
確かだ。そして、自分の背後――理科準備室の方へ目をやったのもよく覚えている。
準備室につけられた戸のガラスだけ、すりガラスになっていて中の様子はよく見えなかった。
ただ、そのすりガラス越しに白い人影が見えた。こっちに向かってきているのか、ユラユラ動く
その白い人影。
多分、私はそこで怖くなったのだろう、影の正体を見破ることもなく、教室に逃げ帰っていた。
アレが噂の準備室の骸骨なのか、他の幽霊なのか、今となっては知る由もない。
ここ良スレなんじゃねぇアゲ
266 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/21(木) 10:08:09 ID:C6eYfWuCO
>>265のシュールなオカルト話しに感服したアゲ
267 :
天の川 創:2006/12/21(木) 12:09:44 ID:DCMd3/1k0
667絶縁
268 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/21(木) 15:47:25 ID:Mrj6207bO
667の素晴らしい返しに期待アゲ
ぼくばかだから
>>261がよくわかんない
何でスティックシュガーがとんでもないことなの?
血を吐いて苦しんでた人って青酸カリ飲まされた人?
270 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/21(木) 16:54:53 ID:G0Sjx5MRO
>>269 スティックシュガーで生き返ったんじゃね?
271 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/21(木) 17:33:51 ID:MyZR3iZKO
私の家ははっきり言って出る。
しかし私には霊感が人並みにしかないので、母と姉から幽霊の話を聞かされる。
例えば最近玄関付近を白い女がうろついてるとか‥‥。
私の家の作りは居間から玄関がよく見えるようにできているので目につくらしい。
家に入ろうとはしているのだが入れずいつまでもうろついている。
母いわく嫌な女だ、と言っていたのできっとよくないものなんだと認識していた。
そんな事を聞いた数日後、風呂から出た私に母は言った。
「Nにあの女ついてった」
「‥‥はぁ?」
Nとは私の姉だ。
話を聞くと姉が友人と焼肉を食べにいくと出て行った時、姉の肩にふわりとその女がかぶさったのだという。
数分後姉の携帯から電話があり「‥‥なんか怖い」と。
母は笑顔で「あー、なんか耳鳴りするから切るね」と薄情にも電話を切った。
しかしまた姉から電話があったので今度は私が出た。
「あ、A?よかったー」
姉のお気楽な声が聞こえ、私は母が言っていた例の女の事を伝えようとした時だ。
うめき声が聞こえた。
それも一人や二人ではなくかなりの数のだ。
途端怖くなった私は電話を切った。
しかし電話を切った後も恐怖の余韻が残り、涙がぼろぼろでた。
母がこれは少しやばいだろ、と姉に電話をした。
姉はどうやらすでに自分のおかれた立場がやばいと感づいているらしかった。
272 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/21(木) 17:36:00 ID:MyZR3iZKO
姉は素直に帰ってきた。
母は姉に塩をかけ、とりあえず玄関の戸をしっかりと閉めた。
それからしばらくして、焼肉を予定していた姉の友人であるOさんと兄のMが姉の様子がおかしいと家にきてくれた。
「Nから電話がかかっつきてしばらく話してたんだけど、
なんか鐘を鳴らすような音がして変だった。」
話を聞きながらお茶を出して、まぁ、もう大丈夫かなと思っていると
ガリッ、ガリッ
と外壁を爪で引っ掻くような音が四方八方から聞こえる。
姉が窓を開けようとするのを制し、御利益を祈って線香をたいた。
そのまま朝までしりとりをして過ごした。
もう怖かった。
久しぶりに心臓が止まるかと思った。
文章にしてしまうと怖さは減りますが、本当に怖かった。
長文スマソ
273 :
261:2006/12/21(木) 18:29:18 ID:18nDJh53O
>>269-270 別にスティックシュガーじゃ無くても良かったんです。
「トンデモナイ事」とは「死にかけの人にプラシーボ効果を試した事」で…その結果、死んだ筈の人が生き返ってしまった事に気付いたんです。
最後の擬音が生き返った人の歩く音…彼等の方に向かって来ています。
>>271-272 グッジョブです。
雰囲気出てる…
K君の話。
彼はよく不思議なものを見る体質にも拘らず、幽霊を信じていない。
「例えば幻覚だったり、白昼夢だったり、幽霊ってのは合理的な解釈ができるはず」
怖い話を聞こうとする僕に対して、彼は口癖のように、そう言っている。
以前にK君が体験したこと聞こうとする僕に対して、
彼はいつものように、前述の前置きをして、こんな話をしてくれた。
「夏休み、実家に帰っているときにな、どうしても煙草が吸いたくなってさ。
で、近くのコンビニまで行ったんだ。
まぁ、近くって行っても、ど田舎だから、歩いて十分くらいかかるんだけど。
煙草を買って、またテクテクと来た道を戻ったわけよ。
曇ってたのか、月が出てなかったのかは覚えてないけど、やたら暗かったな。
でさ、時々、街頭の光とかで自分の影が二つになったりするだろ。
暇だったから、それをボーっと眺めながら歩いてたんだ。
で、その影を見てみたら、なんか違和感あるのよ。
時計で言うと、十一時五分の針の場所に影が二つあったから、ちょっと止まって、見比べてみ
たんだ。
驚いたよ。本気で叫びそうになった。影の髪型が左と右で違ったんだ。
右の影は、俺と同じなんだけど、左の方は、明らかに髪が長いのさ。
多分、セミロングだったと思う。歩くたびに、ふわっと左右に揺れるのが見えるのよ。
これはやばい、と思って、そっから走ってね。慌てて家まで帰った。
自分の家の玄関が見えたときは、心底ホッとしたよ。
でも、玄関の鍵を開けようとして、今度は叫んだ。我慢できなかった。
俺の後ろから玄関のポーチライトが照らしていて、影が一つできてるんだ。
でも、あの影はおかしかった。
影ってのは、光源に近付けば近付くほど大きくなるもんだろ。
だったら、鍵を開けようとして扉の前に立ってる俺の影は、
実際の俺より大きくなることはないんだ。
あの時出来ていた影は、玄関の扉全体を覆うくらい大きかったよ。
つまり、影の主は、俺より玄関のポーチライトに近い位置、
俺の後ろ斜め上にいなきゃ、あんな影はできないんだ。
影の髪型を確認する勇気はなかったよ。でも、きっと、セミロングなんだろうな」
話しを終えた彼に、それは何だったんだと思う、と聞いてみた。
多分、幻覚か見間違えじゃないの、という答えが返ってきた。
これくらいのことで、K君は合理主義を覆す気はないらしい。
随分無理をしている気もするが。
277 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/25(月) 21:23:42 ID:105Fj9560
保守アゲ
278 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/28(木) 09:04:33 ID:9jiq3Xq6O
アゲますよ
279 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/31(日) 02:15:47 ID:LGh00kTaO
>>272 しりとりで結界を張るとは古い護法を知っておいでですね。
お宅は霊感の強い家系なのですか?
280 :
本当にあった怖い名無し:2006/12/31(日) 02:28:34 ID:2rd3B5wWO
281 :
N:2007/01/03(水) 19:49:20 ID:9Qb3zDOLO
あけましておめでたい。
今年も怖い話期待してます。
>>275 Kくんすごい
282 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/04(木) 00:03:02 ID:UW8zKmMY0
『怪音』
本日、大便をした。
どうも食べすぎでガスが溜まっているらしく、パンツを脱ぐと同時に
きばると「スフレ」と音がした。
それは音声に近かった。
大便は出ず、放屁のみに終わったのだが、わたくしは確かに聞いた。
「スフレ」
肛門が声帯の役割を果たしたのだろう。
さすがに「レ」の部分は微妙だったが、「スフ」までは確かに
人の声であった。
比較的やせ型の、30代前半の男性。
性格は温厚で、人当たりもいいが、しっかりと自分を持っていて
人前で自分の意見はしっかりと言う……そんなタイプだと思う。
この、わたくしの肛門から発せられた「スフレ」という声。
これはもう、人格が形成されていると判断し、見えざる声の主に
三田 信弘という名前をつけた。
条件さえ揃えば、、三田君は再びその美声を聞かせてくれると思う。
283 :
本当にあった怖い名無し:2007/01/04(木) 00:43:55 ID:AhkMyXg/O
オカ板住民=オナラと思われたくない。
オカ板住民として恥ずかしい。。
時々、仰向けで寝ると、寝しなにお腹のあたりをギューっと押されるような苦しい感じがする時があります。
半分眠ってるので、しばらくは動けない息もできないで、とても怖いです。無理矢理起きて横向きになるとおさまりますが、これは何なのでしょうか?
俺には幸せな家庭があった。
子供が3人。10歳の長女と8歳の長男そして生まれたばかりの次男。
次男は産まれてから一年近くたとうとするが泣き声以外に喋るということがなかった。
それがある日一言だけ喋った。
「ママ」
家族一同大喜びだった。
しかし、次の日、俺の嫁は他界した。交通事故だった。
それから2ヶ月後、また喋った。
「お兄ちゃん」
妻が亡くなって以来、暗い雰囲気だった俺の家庭に笑顔が戻った。
しかし、次の日、長男が他界した。突然の高熱から、あっという間に死んでしまった。
それから3ヶ月ほどして、次男がまた喋った。
「お姉ちゃん」
その声を聞いて、長女はひきつった顔をした。次男に名前を呼ばれた二人は、次の日に突然他界している。
長女も偶然だろうと言っていたがさすがに気味が悪いようだ。
次の日、長女が他界した。階段から足を滑らし、首の骨を骨折、病院に着いた時にはすでに死んでいた。
次は俺の番か・・・?いや、そんなはずはない。ただの偶然だと思い込むようにしていた。
次男との二人暮しになってから1ヶ月後、また喋った。
「パパ」
俺は怖くなり布団に潜り込んだ。布団を被ってひたすらじっとしていた。
死にたくない、そうずっとブツブツ呟きながら。
2日後、俺は布団から出た。俺は死ななかった。やはりただの偶然、自分の息子をまるで死神のように怖がった自分を恥じた。
次男のおむつがきれていることに気付いた俺は、近所のスーパーに買い物に出かけた。
その途中、隣の家の奥さんに出会った。ひどく落ち込んでいるのでどうしたのかとたずねた。
「実は昨日、うちの主人が突然亡くなって・・・」
>>286 どっかで見たんだが。
テンプレ理解してる?
「人から聞いた・TVで見た・他所からのコピペ等は禁止です」
289 :
286:2007/01/05(金) 04:20:45 ID:1BU5Ei1b0
ごめん、洒落こわにもここにも俺が書いた。
細かいとこが結構違うのは正直細かく憶えてないから!
ごめんよ;;洒落こわのまとめサイトで話として扱われてなかったもんで・・・;;
一生ロムっときます;;お邪魔しました
>>289 ホントだ。無いな・・・。
何でだ? 別館あたりで聞いてみたら?
291 :
286:2007/01/06(土) 02:57:10 ID:1s5CdeQj0
管理人が不必要だと思ったから
とか返事がきたらへこむのでやめときます;;
僕の話。
バイト先の休憩室には、デパート内のテナントが共有して使っているため、大抵いつも二、三人の人がいる。
でも、今日は違った。
僕が休憩室に入った時、いつも点いているはずの電気が消されていた。
珍しいこともあるもんだ、と思いながら、電気を点ける。
人工的な光に照らされた休憩室の隅に、人がいた。
いや、『人らしきもの』がいた。
それは巨大なナナフシに似ていた。
それは、まるで小枝のように細い体躯で、小刻みに蠢いている。
目を凝らして見ると、頭と手足らしき場所が分かった。
そこも少し膨らんでいる程度で、身体の部分との差異はほとんど分からない。
俯いて、何かを探しているように見えた。
僕は入り口の所で固まったまま、それを見つめていた。
五分だったのか、十分だったのかは分からない。
背後の扉が音を立てて開き、僕は飛び上がらんばかりに驚いて振り向いた。
入ってきたパートのおばちゃんが訝しそうに僕を見て、席に座る。
我に返って、視線を部屋の隅に戻したが、そこには何もいなかった。
見間違いか、白昼夢か、そういうものが本当にいたのか、それは分からない。
ただ、これを書き始める数分前に、僕はそういうものを見た。
293 :
本当にあった怖い名無し:
あげ