岡山県の心霊スポット 6箇所目

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704本当にあった怖い名無し
「それでも戦って、勝ってくれ。僕らの、ヒストリアの自由のために」

「……承知しました」

「パルスタ兵がケンジュにまでやって来ていたことから考えると、もう一刻の猶予もないだろう。

できるだけ早くケンジュに進軍してくれ。それから先の軍の指揮権はタカベに預ける。

使える物や人は全部持っていってくれてかまわない。残った者には、後方で負傷兵の手当てをさせる」

国王の言葉にタカベが無言で敬礼すると、くるりと回れ右をして会議室のドアに向かった。その背中に国王が声を掛ける。

「……死なないでね」

その言葉にタカベは足を止めたが、それも一瞬のことで、大声で「失礼します!」と言うとそのまま足早に会議室を後にした。




-続-