24 :
虎吉:
初書きこなので下げになってなったらすいません。
俺は学生の頃に夏休みになると老人ホームや身体、精神障害者の介護施設にボランティアで介護に参加してました。
精神障害患者の介護施設に行った時の話を。
そこで13歳の少女の食事を手伝ったり外に散歩に連れて出たりしていたのですが施設の方によるとコミュニケーションが取れない、まともな思考が出来ない子だと聞かされてました。
少女は手と首がもげてしまっている何か動物のぬいぐるみをいつも持っていて話かけても一切反応がありませんでした。
散歩の時とか一緒にいる時は『常に』俺を凝視していて口をもごもごさせていました。
新しいぬいぐるみを持っていき交換しようとしてボロボロのぬいぐるみを触ったら奇声を上げてパニックになりなだめるのに苦労したりしました。
とてもボランティアで参加出来るレベルじゃなかったです…世話する方も病気になっちゃうよ…
ラストの日、別れる時に少女の口元に耳を近ずけてみたら
『あんたなんか死んじゃえばいいのに』と繰り返していました。
今までずっと俺を凝視して口をもごもごさせていたのを思うと悲しくなりました。