157 :
本当にあった怖い名無し:
昨日の話。
私は自転車通学で、家から学校まで一時間ほどかかる。
昨日は彼氏とデートしたあとだったから、帰りが遅くなり
いつもより急いでいた。
帰り道の途中、線路沿いを通るのだけど、その道はとても狭い。
しかし急ぐ。あと少しで家だ。
と思っていると前方から自転車に乗ったオッサンが来た。
糞、こんな狭い道なのに畜生、もっとはじに寄れよ。
私は思い切りはしによった。そのオッサンはすれ違う時に
「気を…」
と言われた。…の部分はすれ違いだったからよく聞こえなかった。
何だったんだろ?とすぐ後ろをふり返った。
しかし誰もいない。
私は自転車を止めて辺りを見回した。
誰もいない。あのオッサンはえーな、私も早く帰ろう…
自転車に乗り直して遮断機を渡ろうとした。
その時なぜかあのオッサンがなんて言ったかわかったのだ。
「気をつけてね」
私は周り道をしてその遮断機を通らなかった。
直感的にそう思ったのだ。
家に帰ってその不思議な話を親にした。
私は気付いた。
線路沿いのあの道は自転車がすれ違うほどの幅はないことを。
不思議だったが、あの時遮断機を越えて近道をしていたらどうなっていたのだろうか。
最近不思議体験が多いのでまた書かせていただきます。