実話怪談vs創作怪談について考察するスレ

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69本当にあった怖い名無し
また少し荒れるかもしれない視点で。

「ホラーは現実の出来事や取材内容を拡張し、それを下敷き・エッセンスにして書かれる」
「実話は現実の出来事や取材内容を損なわないように書かれる」

どちらも「それを書くのに技術(文芸)が必要だから、いずれも文芸に含まれる」
という主張がある。
この場合の文芸というのは「文章を書く作文能力」のことを言ってるんだとすれば、
手紙から始末書に至るまであらゆる「文章」は文芸に含まれることになる。
文芸という定義が広くなりすぎるような気もする。

ホラーは「著者の空想力」を楽しむもので、その空想を形にするために文章技術が
必要だというのは理解できる。それを文芸を称するのも。その意味でホラーというのは
著者の魅力を味わうことに重点が置かれてるのかも。
実話は「著者の空想力(著者自身のオリジナリティ)」じゃなくて、元になってる体験談
をいかに再現するかに文章技術が必要。技術は必要だけど、これを文芸と言って
いいものなのかどうか。
たぶん、このへんがよく出てくる「実話は文芸か否か」という対立論の要点なんだろなと思う。

遡って「文芸とは?」という定義が双方で違う気もするし、どちらが正しいという結論もない。
オカ板で文芸論をやるのは筋違いスレ違いっぽいんだけど、どうしてもこのテーマからは
逃れられない肝酢 ´・ω・`