死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?139

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79本当にあった怖い名無し
一人暮らしを始めて3年目、名古屋から本社に
研修に来ていた子と仲良くなりました 。
んと言います。お互いパソコンが好きで意気投合。
研修を終えて名古屋に帰った後も電話や手紙で
交際していました。
その夏、名古屋体育館でパソケットがあるので遊びに
来ないかと彼女に誘われ、私は 彼女の家に
遊びに行きました。
団に入って彼女のお姉さんも交えて雑談に花を咲かせ、
例に漏れず怪談話に突入した時、
後でも意識って あるのかしら。
幽霊ってそういうものだよね。
この中で誰かが死んだら、それを証明 するようにしよう」
出したのです。
その時はきっつい冗談だなぁと3人で笑い転げていました。
その翌月、F美のお姉さんから速達が届き、中には地方新聞
のコピーと、彼女がバイ クの事故で亡くなったことを告げる手紙が。・・・
年の近い友人が亡くなったのは、初めての経験でした。
会社の許可を得て彼女のお葬 式に出、家に帰ったのは翌日でした。
妙に気怠い気分でその日は8時頃に布団に潜り込みました。
眠っていたと言うより、うとうとしてたんだと思います。
不意に、その時まではすっかり忘れていた彼女の言葉、
あの
80本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 22:10:08 ID:DRIMnwlN0
「この中で誰かが死んだら、それを証明するように しよう」
と言う言葉を思い出したのです。あんなこと言って
笑っていたくせに。泣き たくなりました。
その時、足の方がスーっと涼しくなったと思ったら、
コチョコチョコチョ…!足の裏を誰かがくすぐった!
確かに人の指先の感触が足の裏に! ゲっと思って
布団 をはいで起きあがっても誰もいません。
ただ、何処かで、遠い何処かで微かに笑う声 が聞こえた気がします。
怖い、とは思いませんでした。ブラックユーモアが
好きだった彼女の、最後のブラックユーモアだったのでしょうか?
そうであったと信じたいです。
81本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 22:27:40 ID:+IEpGDkbO
マジで泣いた
82本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 22:40:51 ID:C1lSfz0FO
ゴキブリを水に浸けたまま放置すると、なぜか知らんが体が2倍くらいに伸びる。
悲鳴がでるほど気持ち悪い…
83本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 23:11:40 ID:bju/h34K0
age
84本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 23:18:32 ID:nvNsDD+90
千羽鶴

私の友人に、息子が病気で3年近く闘病生活を送っていた家族がいる。
その家族の母親の話。
息子の名前はAとしておこう。

Aは通っていた高校のすぐ近くの病院に入院していた。
入院直後はクラスメイトも見舞いに来たが、なにぶん入学早々であったから、
友達らしい友達もおらず、見舞い客はすぐに途絶えた。
しかし、入院して2ヶ月程経ったある日を境に、奇妙な見舞い客がくるようになった。
一日一羽、時間はまちまちであったが、一日一羽の折り鶴を持ってくる青年が現れた。
名前を聞いても恥ずかしいからと名乗らず、息子に風貌を伝えても思い当たらないと言う。
一週間が経つと、さすがに気味が悪いと思い、母親が尋ねた。
「お気持ちはうれしいのだけれど、あなたは息子とどういった関係なのでしょう?」
「はい、クラスメイトです。ですが、A君はすぐ入院してしまって、ほとんど話したことは無いのです。
ですが、クラスメイトとしてお見舞いをするのは当然のことでしょう?」
母親は安心し、涙さえ浮かんできた。
「えぇそうね。ごめんなさいね。では息子にあってくださらないかしら?」
「いえ、あってしまったらおしまいです。毎日訪ねる僕の顔は、学校に来なければ見れません。
そうすれば、A君も早く学校に行けるよう病気と闘うと思うのです。」
母親は、あぁ彼は彼なりに考えてくれているのだと、それ以上たずねるのを止めました。
85本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 23:31:07 ID:nvNsDD+90
青年は雨の日も、風の日も、休みの日も平日も、休むことなく毎日見舞いに来ました。
そして青年が初めて訪ねてきた日から千日目が過ぎた。
その日青年は来なかった。その次の日も、次の日も。
千羽鶴が出来上がるはずのその日を境に、青年は一度も訪れることは無かった。
母親は、青年に何かあったのではないかと不安になっていたし、これまでの礼も言いたかった。

そして退院の日、夫は周りの目も気にせずないていた。
母親も、あぁなんといい日だと涙が出そうであった。
退院後数日して、母親は夫に家族で旅行にでも行こうと提案した。
夫はいぶかしんでいたが、妻気持ちをさっし渋々了解した。
もちろん母親も退院のすぐ後に旅行は難しいとは思っていたが、
息子が行きたいと母にねだるのだから仕方が無い。

そして旅行当日の朝、駅に向かう途中であの青年とでくわした。
「まぁ、お体でも悪くしたのかと思って心配しておりました。」
「いえそうではありません」
「ではなぜおたずねになるのをおやめになったのですか?」
「千日目のあの日、息子さんは亡くなられていたはずなのですが。」

86本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 23:39:29 ID:U3HjbVrU0
死神かな