【ワロ】ウヅガアさんについて語る【シロゴ】

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1監査官
最近の洒落コワの中で、随一の恐ろしさを誇るウヅガアさんについて語りましょう。
推測、憶測なんでもOK。活発な議論を期待します。

死ぬ程洒落にならない話を集めてみないpart132「ウヅガアさん」
http://syarecowa.moo.jp/132/33.html
2本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 01:40:44 ID:rQu1Dw3v0
 
3本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 08:43:59 ID:jkP760270
えーーーーーっと












マウ?
4監査官:2006/08/09(水) 22:14:52 ID:dWIHFjC30
うーむ。。。時期が微妙なこともあって食いつきが悪いな。
とりあえずウヅガアさんについてわかっていることをまとめてみよう。

●ウヅガアさん・・・庭の隅の方においてある三十センチくらいの高さのまるっこい石。
            正月に餅を挙げたりする。おそらくウジガミの転訛。
●ワロ・・・ウヅガアさんにつく子供。「ワロ」と呼ばれる。
       その前でしゃべってはいけない。もししゃべってしまった場合、お祓いが必要。
       また、姿を語ってもいけないらしい。

この二つがウヅガアさんをめぐる謎の大本だ。
ウヅガアさんとは何なのか?なぜワロは現れるのか?
またワロとは一体何なのか?そして、この場所はどこなのか??
以上を考察していきたい。誰か暇な人一緒に付き合って。

てなわけでageるぜ!
5監査官:2006/08/09(水) 22:16:27 ID:dWIHFjC30
また書き込んだkからの情報によると、

・「ぎゃあぎゃあ」は「ワロ」で「シロゴ」だ。
・イッドーさんの更に本家(山越えて他県、今はもう死に絶えてる)は、神様拝みをする家で、
 シロ(寄り代っていうの?)に松葉の人形を使っていた。
・でも実は気合いの入った(w)拝みをする時は、子供をシロに使う。
 その子供はシロ用に生ませた子で、よく分からん儀式をしたあとで父と娘か母と息子で生む。
 とにかく沢山うんで、全員まとめて奥座敷(でかい座敷牢のようなものではないかとの事)で育てる。
・シロゴと同時に姉弟もしくは兄妹でサイと呼ばれる子供を産むこともたまにある。
 サイはエダ(分家)に里子に出される。
・シロゴは大抵カラゴ(いわゆる障害者ではとの事)で、一回きりの使い捨てだ。
・使ったら石(=ウヅガアさん?)で殴り殺す。同時にサイを戻して神様拝みをさせ、遠くの村に嫁・婿にやる。

ということもわかっている。
手っ取り早いのはk本人が降臨してくれることだが・・・生きてるのかね?
6本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 22:17:33 ID:YDuvrINm0
ぎゃあぎゃあ
7本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 22:50:42 ID:031VkUpT0
どうしても ぎゃあぎゃあ と聞くと

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < ぎゃあぎゃあ
       `ヽ_つ ⊂ノ    

が思い浮かんで困る
8本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 23:12:57 ID:T8QO/of20
近親相姦を術に盛り込んである辺りがめっさ怖い。

本家の跡取りは代々誰が継ぐの?
まともなシロゴ?それともシロ?

>使ったら石(=ウヅガアさん?)で殴り殺す。
>同時にサイを戻して神様拝みをさせ、遠くの村に嫁・婿にやる。

何かを分散させる為か?
9監査官:2006/08/10(木) 00:18:05 ID:/EwI5AAP0
個人的疑問。
ワロは殺されたシロゴたちの怨念だろうが、なぜ本家に現れずエダの家にでるのか。
本当の本家がとうに途絶えてしまったからか?それともエダの家に現れるだけの理由があるのか。

>>8
本家は「ちゃんとした子」に継がすんでない??
あと「何かを分散させる為」ってーのはどーいうこと??
10本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 00:38:00 ID:aiIODJzW0
シロゴは「依り代子」だろ?サイは「塞」かな?
だとしたら、帰投するのに使った依り代を始末して、サイに後始末のお祈りをさせることで
依り代に憑いたモノが出てくるのを「塞」ぐって意味か、もしくは使い終わったシロゴそのも
のが戻ってくるのを塞ぐのかな。で、たまさかサイがないときはシロゴはワロ(童?)になって
戻ってくるって事か?
11本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 00:43:57 ID:fz/CQIRSO
>>9
サイに引っ張られて、シロゴはエダに出るのでは?
自分の片割れでそして霊的な助力をする存在な訳でしょ?
後……何か、まとまらないwww
もっと煮つめてからレスし直すorz
12監査官:2006/08/10(木) 00:48:00 ID:/EwI5AAP0
>>10
なるほど。「サイ」は「塞」か。ワロを塞ぐためのサイ。
上手く字をあてたもんだね。

しかし、なぜワロはウヅガアさんに憑くのだろう。
ウヅガアさんがワロを抑えてくれている?
ウヅガアさんが守り神たる所以はそこにあるのか??
13本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 00:57:09 ID:aiIODJzW0
>>12
そこが俺も良くわからないんだよね・・・ウヅガアさんが石って事で千曳岩を連想したんだけど、
だとしたらサイの意味が。後、サイを里子に出すのもちょっと理由を思い付かない。
いずれにせよまだまだ無理臭い解釈だなあ
14監査官:2006/08/10(木) 00:59:10 ID:/EwI5AAP0
>>11
煮詰めて煮詰めて。期待してるぜ。

あと気になるのが↓の2点。
・イッドーさんちにもウヅガアさんがあった。ウッガアさんと呼ばれていた。
・「ぎゃあぎゃあ」はイッドーさんちには出ない。エダ(分家)ばっかり、
 四、五回くらい出たが、姿を見たのは前述のじいさんの弟と俺たち、あと近所の人。

まず一つ目。なぜ過去形?イッドーさんちにはもうウヅガアさんは無いのか?
そして二つ目。ワロはどういう条件であらわれる?今まで4、5回ということはあんまし出てないってことだよな。

Kよ。生きてるなら降臨してくれ〜!!それか似たような呪いを知ってる人でも可。
15本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 01:09:18 ID:3F+rMUup0
>イッドーさんちにもウヅガアさんがあった。ウッガアさんと呼ばれていた。

これはただ単にイッドーさんちに行ったときあった てだけでは?
話の様子だと 本家だけどそう度々行っていた家でないような印象を受けた

いままでは気にしてなかったけど こないだ行ったらイッドーさんちにもあった

ということだと思う
16監査官:2006/08/10(木) 01:15:17 ID:/EwI5AAP0
>>13
ウヅガアさんは本来シロゴを殺す道具だよね。
シロゴを殺すと同時にその怨念を内に封じ込める役割を持っているのだろうか。
そして、ウヅガアさんを祀ることによって一種の結界を張り、
憑いたワロがまわりへ及ぼすであろう被害を最小限に抑える。
なんつーか完全ではないが封印しているみたいな感じ。

で、サイを使って完全に祓うと。
まあ、現在においても現れているということは完全に祓うことはできないのだろうが。
しかし、サイを里子に出す理由はわからんなぁ。

>>15
なる。
しかしなんでイッドーさんとこのウヅガアさんにはワロが憑かないんだろう?

わからん。わからんことだらけだ。
17本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 01:34:53 ID:VJmLbN6tO
例えばの話。
ウヅガアさんに餅をやることでシロゴを封じる力を強める。
だから封じられているシロゴは餅のある時に「ぎゃあぎゃあ」言うんじゃないかな。
んで、サイが分家にやられるのは、

分家の子として育て、いざという時に本家によんで他へやる。

災いを分家に移す。

他へやるのはサイには災いが強すぎて長く生きられないために、
育てた分家以外(情が移ってるかも知れないから)にやる。
じゃないかな?
もしくは分家や本家でぽんぽん子が殺されたり行ったり来たりさせては怪しまれるから、
成人の為に一度本家に呼んでから嫁に出すとか装って。
ってのはどうだろう?
18本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 01:54:51 ID:aiIODJzW0
>>16
寝る前にヌコと遊びながら考えてみた。
元祖本家(本家の本家)のウヅガアさんどこに行ったんだろ。あと、枝には必ずウヅガアさん有るのかな。

 本家筋のウヅガアさんが一番障壁(?)としての力が強いんではなかろうか。で、枝にばらまかれてる
ウヅガアさんはそれだけじゃちょっぴり役不足で、枝は派遣されたサイの力添えでワロをの出現を押さ
えてるが、サイのいない枝(サイの数はシロゴとイコールじゃなさそうだし)にはワロが出てくると。
お餅の件は>>17が言うようにウヅガアさんの力の補完をするためで、サイのいない枝での代替物じゃ
ないかね。

 更に本家でシロゴを使った祈祷をするときは、ウヅガアさんの補佐役として、里子に出してたサイを
引き上げさせ、終わった後に普通人として(補佐役としての力を使い切ってしまうため?)「遠くの村
に嫁・婿にやる。」んじゃないかね。
19本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 02:01:16 ID:fz/CQIRSO
>>16

> ウヅガアさんは本来シロゴを殺す道具だよね。
Kは「石でシロゴを殺す」と書いてるが、「石=ウヅガアさん?」としてる。だから、別物の可能性もあるんじゃないか?

祟るような荒神様ですから……そんな氏神様で依代殺すとなると、かなり罰当たりな気も……。
まあ、人の手じゃなくて神の力で依代を殺したと見せらなくもないけど。


駄目だ、馬鹿だから考え散らけるなorz
2019:2006/08/10(木) 02:16:40 ID:fz/CQIRSO
また更に珍奇な考え。

「ウヅガアさん≠シロゴ撲殺石」とした時。

・撲殺石はサイに用意させる(石≒サイ:身代わり)
・石でシロゴ撲→死(サイによるシロゴ殺し、とみなす) サイとシロゴは元は同一体であってそれが陰陽別になり世に出た。己で己を滅するので「殺」とはされない。
・石はモノ(念やら霊やら)を封じるのに使われるのが多い→石≒サイがシロゴを封じる(サイ=塞)
2119・連投失礼:2006/08/10(木) 02:26:41 ID:fz/CQIRSO

続き。

・石≒サイがシロゴを完納→陰陽合わさり、完全体→神=ウヅガアさん(だから、「ウヅガアさんで殺す」んではなく「殺すのに使った石がウヅガアさん」)
・それをエダへ。
・エダにはワロ出現。
・石を形代としたサイは只人となり、何も知らぬままに別の土地へ。

それから、イッドーさんとこは元は「エダ」だから、ウヅガアさんがあるが、「本家」じたいにはウヅガアさんは無かったんじゃないかな?

以上、長文・駄文、大変失礼しました。
2219:2006/08/10(木) 02:29:01 ID:fz/CQIRSO
結局、「ウヅガアさん=撲殺石」になってるわ……orz
23監査官:2006/08/10(木) 13:58:42 ID:SShVDsny0
みなさま方、考察ご苦労さまです。。。

しかし、この呪いは外法中の外法だよなぁ。
ことりばこも真っ青っつーか。
一体どこで生まれ、何のために行われていたんだ?
明治以前の日本の田舎では近親相姦はそれほど珍しくなかったとはいえ、おぞましい・・・
まるで横溝正史の世界だ。

Kの話からはさすがに場所が特定できないけど、一体どこの地方の呪いなんだろう?
24本当にあった怖い名無し:2006/08/10(木) 20:25:09 ID:aiIODJzW0
>>23
お仕事おわた。

 ちょっと気になって俺も調べてみた。一統氏って名前が出てるだけだから、確度はないに等しいけど
山梨の方じゃあるまいか。祝詞をぶった切って方言もチェックしてみたんだが、該当するような単語は
なかた・・・orz
25監査官:2006/08/11(金) 23:28:31 ID:6CZFuvQS0
ぐむー。調べてもわかんねーな。
せめてどこの地域かだけでもわかれば・・・

「ことりばこ」のときと違って手がかりが少なすぎる・・・
Kはどこへ行った??
26監査官:2006/08/11(金) 23:31:10 ID:6CZFuvQS0
>>24
祝詞はむずいねー。一体何系なんだろうね。

「カカカイオヤソ、ケカレカンガロ、ククッテカシコン、カシコンデコモ、コモ」

誰か翻訳頼む。
27本当にあった怖い名無し:2006/08/11(金) 23:40:20 ID:w2/KkowEO
こんなネタ投下。

うちの近所。

「イッドウさん」ではなく「テッドウさん」という人がいる。
でっかい「氏神」さんの森に住んでる。
28監査官:2006/08/12(土) 00:10:18 ID:WRD7L28n0
>>27
テッドウさん?面白いね。一体どんな字を書くんだい??
また氏神さんの森ってのはどんなの??
そして、それっと日本のどのあたり??

質問ばかりですまんね。
29本当にあった怖い名無し:2006/08/12(土) 00:43:22 ID:s3B+5KdcO
>>28

日本の東北。

テッドウさんは……どう書くんだっけな? 鉄人だっけな? だから違うと思うけど。

んで、氏神さんの森は……氏神様をお奉りしてらっしゃって、その氏神様の木々だから伐るわけにはいかず、森になっちゃったらしい。
母が詳しいので、また聞いたら投下汁。
30監査官:2006/08/12(土) 01:06:18 ID:WRD7L28n0
>>29
ふむ。ウヅガアさんとはカンケーはなさそうだな。
でも面白そーなんで、いろいろ聞いたら投下してちょ。

さて、他にウヅガアさんのヒントを持っている人間はあらわれんかね。
31本当にあった怖い名無し:2006/08/12(土) 10:47:10 ID:fIRXLeJx0
>>29
あー、だから「ウジガミ」さんってわざとカタカナ表記なのか。後鹿児島の方も「ウジガミ」さんらしい。
他にも「ウッガン」とも言うって書いてあるが、これなんか音が似てるな。

イッドウさんの一族でお祭りしてる神様って、誰なんだろうなあ。ウズガアさん != 神様みたいに取
れるんだけど。
3229:2006/08/13(日) 01:32:45 ID:j5kLGJaEO
テッドウさんトコの氏神さんは社があるみたい。
33本当にあった怖い名無し:2006/08/15(火) 04:51:13 ID:1niD6/0f0
保守
34本当にあった怖い名無し:2006/08/15(火) 23:58:50 ID:mAZD6r3T0
>>26
ケカレは「穢れ」、カシコンは「かしこみ」じゃないかな?
「かしこみ」の「かしこ」とは「畏し」(かしこし)から取った もので、
おそれ多いの意味で、相手をうやまったことばらしい。
35監査官:2006/08/16(水) 00:17:53 ID:yCsjzJZr0
うーむ、わからん。
神主やってるダチにも聞いたが、>>36と同じ答えしか返ってこなかった。
しかも「こんな祝詞聞いたことねえ。作り話じゃねぇの?」と言われる始末。
やっぱり真相に迫るのは無理なのかねぇ・・・

>>33
保守さんくす。
36本当にあった怖い名無し:2006/08/16(水) 00:24:00 ID:aekQM1/Z0
遠野物語でも屋敷神の話は結構出ているよ。
祝詞も方言がかっているから、正確には現地の人じゃないと難しいかもね。
37本当にあった怖い名無し:2006/08/16(水) 00:39:34 ID:aekQM1/Z0
あとこれは勘みたいなもんだけど、この話の出自は東北のほうじゃないかなあ。
餅を供えるというのは、米どころでよく見られる風習だし。
38監査官:2006/08/16(水) 01:06:59 ID:yCsjzJZr0
>>37
たしかに

イットウ→イッドウ
ウジガミ→ウヅガア、ウッガア

という訛りを考えると、東北かそれに近い方言の地方かもね。
とりあえず、Kの話によれば「県」であることは間違いない。
うはwww範囲広すぎwww
39本当にあった怖い名無し:2006/08/16(水) 22:21:35 ID:Oo5mQSoC0
なんか興味深いな。

山奥県辺鄙村な俺の実家の場合
・まるっこい石→ じもり様、じのもり様
・「(災いを連れてくる)良くないもの」を指して「わろご(初級)」もしくは「わろさご(中級)」、「のけ(上級)」。
・じもり様はその「土地」を守っているだけ(地守り?)。人間や家は「土地のオマケ」なので、当然、故あれば人にも祟る。
・易や風水的に見て実家の立地条件は最悪も良いトコらしいが、それを丸ごと跳ね除けるくらいの力らしい
・わろご ほど じもり様を嫌い、逆に のけ は じもり様に寄りたがるらしい
・のけ は目が見えず声が出ないので、地面を大きな音で這うらしい
・ざざざざ…と地面を這う音を聞いたら、声を出してはいけない。のけ が憑いてくる。
・わろさご は人の子供の姿をしている(裸なのかは知らん) 常に低い姿勢で、片足で跳ぶ。
・じもり様 と悪いものの関係は不明。
・じもり様 は必要以上に拝むのも良くない


以上、死んだばあちゃんから聞いた(当時半分ボケてたけど)ばあちゃんからきいた話。
じもり様に何かしてなんかなった、って話はきかなかった。

…関係ナス?
40監査官:2006/08/16(水) 22:51:24 ID:8JfhZtt80
>>39
おおっ!?閉塞した状況を打破する新情報が!!
あまりに似すぎていて釣りかと思えるくらいだ・・・

ところでお父上、お母上は亡くなったおばあさまから何も聞いてないの??
そしてどこの山奥県?何地方かだけでも教えてもらえれば・・・
4129:2006/08/16(水) 22:55:30 ID:qRxvKVgsO
>>39


関係なきにしもあらず……って感じじゃない?

うちの近所のテッドウさんのウジガミさんがどんな神様かは知らないけど。

あと、同様な氏神様のお奉り方しているトコって一ヶ所じゃないのかも。
もしかしたら、知らないだけで各県にあったりしてね。名を変え、作法を変え……
4239:2006/08/16(水) 23:25:46 ID:Oo5mQSoC0
>>40
…なんか今電話で母ちゃんに聞いたら、母ちゃんがばあちゃんから聞いた話と
俺がばあちゃんから聞いた話が違う…orz

ヴォケる前だから、母ちゃん側の話を信じるが吉か。
とりあえず追加情報

・じもり様 は元々、どうやら土地を鎮める為の人柱(即身仏とも)だったらしい
・じもり様 は、いくつかある。が、じもり様 がどこの土地に在るかは、家の者以外に話すのは禁忌。(俺はどうなるのorz)
・のけ がじもり様を嫌う。わろご が寄りたがる。わろさご は家の門を嫌うらしい。
・わろご は手の大きい子供や黒い獣に化ける。猟師は黒い狐や猪を見るとすぐに猟を止めなければならない。
・どうやら のけ わろさご わろご は土着の厄神みたいなもの。どれもさほど違わないらしい。じもり様 とは根本的に無関係。
・人がいなくなった土地でも、じもり様 を捨て置くと強い厄神になるので、放置プレイは厳禁
・本家とか分家とかそのへんは不明

なんかタダの土着の信仰っぽいね。
中部地方の山奥から中継でした。
43監査官:2006/08/16(水) 23:46:21 ID:8JfhZtt80
>>42
レポートさんくす。
なるほど、ウヅガアさんのような呪いとは違い、土着信仰の類みたいだね。
しかし興味深いのは、「わろご」「わろさご」という呼び方。
ウヅガアさんに憑くワロと何か関係があるのか?
それとも「童」という言葉がたまたま似たような転訛をしたのか。
興味深いですな。

ところでキミはゆくゆくはジモリさまを祀ることいなるのかな?
44監査官:2006/08/17(木) 02:37:50 ID:4qpR0/bW0
眠れないな。

ふと考えたんだが、本当に39の話とウヅガアさんは別物なのだろうか。
>>39が母上に聞いたところによれば、
・じもり様 は元々、どうやら土地を鎮める為の人柱(即身仏とも)だったらしい
とのことだが、はたして、この言い伝えは本当なのだろうか?
ウヅガアさんにおいては、
・ウヅガアさんはウジガミさん。旅の山伏かなんかを殺して埋めたとか言うけど多分嘘だろうとの事。
ということだった。
過去の陰惨な歴史を隠すために、人為的に言い伝えが歪められてしまっているとしたら・・・

考えすぎだとは想うんだが、なんつーか、偶然の一致にしてはあまりに似すぎているんだよね。
土地、家を守る石の存在、石に憑く子供のオバケ、その名称、あと声を出してはいけないという部分も。
これだけ一致する部分があるのなら、何かしら繋がりがあると考えても不思議じゃないだろう。

過去、外法を使い呪いを行う一族が存在していたというのか・・・なんて考えるのもなかなか悪くないかなーと。

>>39
あと、もう一つだけ質問なんだが、貴公の家は神様拝みをやっていたのかい?
運気すら変動させる守り神なんざ祀ってるとなると、堅気の家柄とは思えんのだが・・・
45本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 03:38:43 ID:7cWhKvEAO
非常に興味深いので保守しときますね('◇')ゞ
46本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 03:52:59 ID:7cWhKvEAO
上げただけではあれなので眠れない時間をもてあましてちょっと考えてみる。
ワロ、は童?と素直に考えたけどワロサゴやワロゴは厄神ということで童という感じより「ワロシ」(悪い)というイメージを感じる
ノケも退け、除けといった感じでただ単に悪いものを指す様な言葉なのかな
47本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 12:40:42 ID:7cWhKvEAO
それともノケはもののけのノケとかだろうか…?
うーん 自分の足りない頭ではこのくらいの発想が限界です
48本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 17:13:05 ID:eLvGSK1yO
案外、「ノケ」の前には何らかの言葉が隠れているのだけど、口にするのも忌まわしく「ノケ」だけ残っているのかも。
そうすると「ノケ」は「……の気」とか「……の怪」はたまた「……の卦」とか……駄目か(笑)
49本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 19:08:09 ID:PORWP5iw0
ノケとワロゴ・ワルサゴは根本的に異質な気がするな。

これは俺の勝手な解釈だが、その特性から見て、
ワロゴ・ワルサゴは人間の子ども(または水子)の未成仏霊が変化したものにも思える。

ノケに関しては、そのまま異形の者、というイメージ。
そのまんま異形だから、より強い力でジモリ様に弾かれるんじゃないだろうか?
50監査官:2006/08/17(木) 20:53:54 ID:4qpR0/bW0
>>39氏こないね。
もうちょっと聞きたいこともあるんだが。

>>46>>48
なるほど。ワロ→わろし(よくない)という考え方もできるね。
ノケに関しても物の怪のノケという考察はするどいかも。
考えれば考えるほど、ウヅガアさんとじもり様が同じもののように思えてきた。
大本をたどれば同じ呪いの流派に行きついたりして・・・

まさかKと>>39氏は親戚ってこたぁねぇよなぁ・・・
51本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 21:46:21 ID:7cWhKvEAO
K氏がどの地方の方なのかだけでもわかれば展開がありそうなんだけどな…
ジモリサマは中部辺りということだけども。
どちらかまた降臨してくれないかな
52本当にあった怖い名無し:2006/08/17(木) 23:41:01 ID:KMUs1YRt0
 思い付くままに書き込んでみる
 くくって、とあるが、イザナギ・イザナミのお話の中に「菊理媛神(くくりひめ)」ってのが出てくる。
この神様、豊穣神でもあるし、黄泉津平坂を塞いだ岩越しに、イザナミ(死者)とイザナギ(生者)
の会話を成立させた、って話もあるみたいで、このことから縁結びの神、とも。
 祝詞の雰囲気からすると、漠然とだけど菊理媛神か、イザナギを祭った一族ではなかろうか。
で、職業は口寄せの様な彼岸と此岸を繋ぐ仕事?

 また、イザナギとイザナミ(兄妹)の子として蛭子がいて、ワロを想像させるが、ちょっと微妙。K氏
の話の中ではサイはどっちかって言うと良い者っぽい扱いだし、父娘・母息子の組み合わせからで
きるワロの方が蛭子に近いように思える。

 その他、振り向くな、や、口をきくな、もあの世から逃げてるときの制約っぽい感じがしてならん。
「三枚の御札」にもそんな状況がなかったっけ。

 39氏の「ジノモリ」さんはやっぱり「地の守・地守」だろうね。あとワロゴは「童子」、ワロサゴは
「悪さ子」、ノケは「モノノケ」説に賛成。ジノモリさんはただのシールで、人間が勝手に利用し
ているだけで、利用法失敗すると祟る(反作用がある)と。
 三種の厄物のジノモリさんに対する反応を見ると、やっぱりワロゴは子供の霊?で慕ってい
て、いたずら小僧役のワロサゴは入ると怒られるから門が嫌い、モノノケはそもそも人間ですら
ないので寄りつきもしない、と。

 疲れた。長文スマヌスマヌ。
5339:2006/08/17(木) 23:50:10 ID:6aRcw+5X0
おお、なんかお騒がせしてしまってるみたいだ…
>>43-44
じもり様は祀るというか、見張るモンだと聞いた気が。
曰く、誰かが悪さすると怒って祟るが、その土地から外には出られないから、必然的にその土地に暮らす人が
とばっちりを受けることになるから。
大切にしすぎると、今度は少し手をぬいただけで怒って以下同文。
だからじもり様の存在を口外してはいけないし(悪意ある人間にじもり様を荒らされて怒らせない為)、
大事にしすぎてもいけない。
春分・夏至・秋分・冬至にお供えするくらいで良いとのこと。
この辺に関しては、今ちょっと面白いことが分かりそうなので、もう少ししたら報告する。

あと、ウチの実家は養蚕をやってたくらいで、古いだけの農家。呪いとか拝みとかは聞いたことないな。
ただ気になるのは、俺の実家を含め、この過疎ったド田舎村には農家がほとんどのはずなんだが、
その半数くらいの家の造りが農家のそれではない。門、塀、母屋と離れ、倉。どちらかといえば武家屋敷に近いものがある。
多分たいしたことは分からないが、興味が沸いてしまったので弟に調べさせてるとこ。
なんか分かったらまた報告します。
5439:2006/08/17(木) 23:57:35 ID:6aRcw+5X0
>>52
文章打つのに時間かかって>>52見ないまま書き込んでしまった。
俺も多分そうじゃないかと思ってる。
厄神の解釈については目からウロコですw
55ヨモツシコメ☆:2006/08/18(金) 00:03:14 ID:6zeF0hbgO
おお、39氏降臨!
また何か新情報あったらお願いします。
んで考えてみたこと。夏至や冬至など季節毎にお供えをするとのことだけど多分、春夏秋冬には土用(丑の日のあれ)がそれぞれあって屋敷神とか氏神様系はその辺りに荒れるというか力が強くなるらしい。
だから春夏秋冬に供え物をするのはそうゆうわけだと思う
56ヨモツシコメ☆:2006/08/18(金) 00:11:08 ID:6zeF0hbgO
それと、ウヅガアさんの疑問点の一つ、なぜ現れる時と現れない時があるのかを掛け合わせて考えると
ぎゃあぎゃあが出る時も(k氏の場合、三が日が過ぎたあたりだったとの話だけど)
何らかの法則、例えば季節毎の土用の様なものが働いた結果なんじゃないかな。
餅を捧げる時が一番やばい時期なんだろう。んで、餅パワーでもウヅガアさんが大変な時ワロが出現。
んでぎゃあぎゃあゆってるだけならやっぱスルーするのは(事情を知ってれば特に)普通なので見にいっちゃうとやばい。
見たという報告が少ないのはそのためではないかな。
まとまらない長文ごめん
57監査官:2006/08/18(金) 00:43:34 ID:5eQmbUt70
>>39
お待ちしておりました。
なるほど、特に拝み屋の類ではない、昔からの農家・・・
となると>>52氏の考察通り、じもり様は「地の守・地守」、
農家ゆえに土地神(?)の類を繁栄のため利用していると考えるべきか。
ウヅガアさんと似ている点があるのはただの偶然・・・??

しかし、興味深い話だ。また新しいことがわかったら投下してくだされ。
58ヨモツシコメ☆:2006/08/18(金) 16:08:18 ID:6zeF0hbgO
南九州の氏神はウチガンというらしいんだけど
宮崎から鹿児島にかけては本家の持つ同族神はウッガンサーとも呼ばれるらしいよ。
なんだか発音がウッガアさん(イッドーさんちのウヅガアさんの呼び名)に似てる…
まあこれはただの守護氏神さんなんだけど
ウヅガアさんの地域は東北では説も出ていたけどもしかしたら南かもしれない…
うーん ちょっと図書館で調べてみたもののますますわからないです
59本当にあった怖い名無し:2006/08/18(金) 16:39:46 ID:6zeF0hbgO
かなりさがっちゃったので保守あげしときますね(≧ω≦)
60本当にあった怖い名無し:2006/08/18(金) 23:42:01 ID:++Ou4nEqO
興味深いんだけどなー…
なかなか伸びないね、このスレ。
ローカル過ぎるのかな。
61監査官:2006/08/19(土) 00:09:22 ID:SWx32Omj0
>>60
わかりそうでわからないっつーか・・・つかみ所がないよね、この話。
ところどころヒントらしきものはあるが、突っ込んで調べられるほどのヒントではない・・・と。
せめてどこの地方かどうかがわかればいいんだが・・・
62本当にあった怖い名無し:2006/08/19(土) 02:22:53 ID:FufztQ+EO
既に皆様見られておるかもしれんが、ぐぐってたら、「兄妹相姦-wikipedia」にぶちあたった。
「塞の神(道祖神)」は「兄妹婚」の「夫婦神」らしいね。
これって「シロゴ」「サイ」に繋がらないかね?

63本当にあった怖い名無し:2006/08/19(土) 02:32:01 ID:FufztQ+EO
ごめ!人( ̄ω ̄;)

「近親相姦-wikipedia」だった……orz
64本当にあった怖い名無し:2006/08/19(土) 13:05:25 ID:BZm5TgKPO
まあ土地神さんはそれぞれの地域、屋敷神さんなんかは
それこそそれぞれの家のもんだから文献にあるかも微妙なとこだからねえ…
情報がないと何も掴めないよね
65本当にあった怖い名無し:2006/08/20(日) 17:51:42 ID:UQ1NWaRhO
ほっしゅっしゅ
66監査官:2006/08/21(月) 23:08:27 ID:T40Nntzr0
うーむ。新しい情報はなしか。
残念無念。

とりあえず保守っとく。
67本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水) 03:41:08 ID:prRxK6b40
素朴な疑問。
一般的に「ヅ」という表記って普通はしないよ。
「ヅ」と「ズ」(同様に「ヂ」と「ジ」)の区別は事実上、現代の日本語にはないんじゃないかな?
文書に書かれてたのを原文のまま写した、っていうんなら別だけど。

>父親はその石をウヅガアさんと呼んでいた。

文書じゃなくて自分の耳で聞いたんならまず「ウズガア」って書くね。
あるいはもっと簡単に「ウズガー」って書くよね。
68監査官:2006/08/23(水) 10:01:16 ID:t3h87Jg90
>>67
ふむ。なんで「ヅ」なんだろうねぇ?
ウジガミからの転訛ならばウズガアでも良さげでが。
なんか文献でも残っていてウヅガアという表記があるのかな?
69本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水) 10:41:59 ID:gi1+S3BKO
>>68

「氏」が元は「うぢ」という表記だからかね? 後は「家(うち)」にもかかるとか。それから「ウヅガアさん」って「打」った石なんでしょ、シロゴを。
あ……まぁ、どっちしろKに「Zu」と「Du(←ここ3文字だったら誰か訂正ヨロ)」の発音の違いが解る耳が備わってなきゃいけないかwwww

もしかしたら「ウジ」と「ウヅ」の字面が似てるから、そのまま書きたくないKの防衛策だったとか?

「ガア」に関しては「ガ・ア」と区切って聞こえる発音だったんじゃないかね?
70本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水) 10:46:48 ID:fmEPBN6k0
>>67
ウッガンさんってのを聞いてるからじゃない?促音からの変化だからと思って、ヅにしたとか。
もしくは、こっちはあんまりなさそうだけれどもウチガミ>ウジガミ…ウヅガアの変化ではなくて、
直接ウチガミからウヅガアに変化したとか。

#俺は母体になる音に濁点振るからなあ。「ぢめん」ってタイプして変換するときにFEPに
#怒られる。
71本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水) 10:57:18 ID:XVgFKeV5O
ひっそりと良スレだ(・∀・)
ことりばこや白根に騙された俺だが、これはガチだと信じたい。

>>67
俺も初め同じ事思ってたけど…
言い方や訛りでウヅカアの“ア”を強調してたとしても「ウズガアさん」って表現するよね、普通。
ただ、それは標準語に適用された常識の刷り込みなのかもしれない。
方言で“ズ”を“ヅ”と表す事が多い地域もあるかもしれない。
例えば静岡の「宇津」、栃木の「宇都」はともに“ウヅ”と表記される事もあるんだけど、土着神だけにそんな地名が関わってたりはしてないかな?
うちの近くに石神井公園ってあるんだけど、そもそも「石神」ってつく地名は「ミシャグジ様(御石神)」ってアニミズム信仰が関わってるらしい。
だから、例えばもともと「宇津神」だったとか。
「氏神」が訛ったらしい、って投稿者説が事実ならこの解釈は単なる勘違いだけど、それは投稿者の民俗学専攻の友達が勝手にそう解釈したって事も考えられないかな?
72本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水) 11:06:50 ID:gi1+S3BKO
「棄(ウ)つ神さん」なのかもね。
系図に入れられず「棄て」られた「シロゴ(=依代≒神)」。

そういやどっかの地方だと「ガア」とか言うんでしょ? 「お化け」の事。
73本当にあった怖い名無し:2006/08/24(木) 20:21:12 ID:3vqGV0W80
>>71
特定されるから具体的な地名を晒すのはやめとけ
じゃないと俺のようにな,]vW)5-jPふ4wじl9こ
74本当にあった怖い名無し:2006/08/25(金) 13:02:10 ID:acWQIQGUO
>>73
富士子ちゃん!
「〜区の心霊スポット」スレや、まちBBSやその他の地域系掲示板も地雷かもな…(゚д゚)
それはそれで怖い

>>70
ウヅカア=ウッガンは見落としてた。
だったら、ガア≠神という可能性も無いか?
75本当にあった怖い名無し:2006/08/25(金) 21:52:41 ID:C81y5/GE0
>>74
 うわー、ウッガンからの派生とか書いたけど、K氏や各位のの報告じゃなくて(ウッガンサーは別にし
て)自分が書いた奴を勘違いしてネタにしてた…orz
 が、まあともかく、確かに「カミ」からの音の変化で「カム」「カン」「カウ(カム)」「コウ」なんかは簡単
に出てくるけど「カア」への変化って見つけられなかったんだよね。なので、ガア != 神ってのもありかも

>>71
 ミシャグジさんって調べると、石神としての性質の中に「賽神」とかって出てくるね、性の神様だと
石棒とか。後、面白いのは山神としての性質(属性?)に「片足」ってあるんだよなー。何か引っ
かかるなと思ったら、>>39の報告の中に「片足で跳ぶ」ってのがあった。

 あれこれ繋がりそうで繋がらないこのもどかしさ。
76本当にあった怖い名無し:2006/08/26(土) 00:25:49 ID:h6JUiXZN0
ウッガン  地域:鹿児島県
 内神。鹿児島県内で形態的にはモイドンに似ているが社や神体を持つ塚。
 多くは屋敷内にある。南九州の同族集団”門”(カド)の神。いわば氏神である。
 モイドンと異なり祟らず、子供好きの神とされる。
 歴史的・形態的にはモイドンの発展形らしい
77本当にあった怖い名無し:2006/08/26(土) 00:57:25 ID:+OLq6JDm0
>>76
一瞬おおっ!と思ったけど、最後の2行で余計「???」ってなったorz
ウヅガアさんも>>39のジモリさんもよく祟るってのが特徴だからなー…
ただ、ウヅガアさんにも>>39にもワロ と ワロゴ が子供の姿として描かれてるし、
その神様に寄りたがる、ってのも共通してる。
ウッガンさんが子供好きの神、ってのになんとなくつながりを感じなくもないが…

んー…もどかしいな。
面白いけど。
78本当にあった怖い名無し:2006/08/26(土) 01:11:46 ID:kCkX/VEM0
>>58の書いてるウッガンサーも76のと同じやつみたいね。
調べてみたがちゃんとウッガン祭りとかもあるみたいだし、やっぱちょとちなうのかな
木の社がちゃんとあるみたいだし
79監査官:2006/08/26(土) 01:22:09 ID:KVoOgD590
ウヅガアさんは土着の氏神信仰を発展させた呪いなのかもしれんねぇ。
語感がところどころに似ているのはそのせいか。

>>75
なんかひっかかるね・・・もどかしいな。
80本当にあった怖い名無し:2006/08/26(土) 01:49:56 ID:kCkX/VEM0
太古の日本において、神と人とを繋ぐものは祭事であり、そこの仲介者としては巫女などがあります。
このさいに依り代になる者達を生贄として殺した、という説があります。
この殺された者が祟りをなし畏怖を要求する神になると考えられ、他の有力な氏神を招きいれ融合していくにつれ、さきの神は信仰されなくなり、零落し、妖怪となった、と考えられたそうです。

という話が古いブログに書いてありました。一部片目を潰されるなどの話で省きましたが・・。
参考までに。
81本当にあった怖い名無し:2006/08/26(土) 01:56:05 ID:kCkX/VEM0
無断転載になってしまうのでアドを一応・・
ttp://misc.2log.net/ka9sa9/archives/blog12.html
82監査官:2006/08/28(月) 10:18:40 ID:lJDpWzrK0
保守っておこう。

そーいや、ことりばこスレもっそい伸びてまんな。
ウチもあやかりたいもんだ。
83本当にあった怖い名無し:2006/08/30(水) 09:06:26 ID:46uHUxAqO
ageてみる
やはり投稿者不在だから、憶測するしかないんだよなあ…

>監査官さん
民族板の関係ありそうなスレに貼ってみたりしたらどうでしょう?
84本当にあった怖い名無し:2006/08/30(水) 12:42:25 ID:EbAA//TmO
北東北には「ズ」と「ヅ」があるよ。
似た様な話は全然聞いた事無いけど。
85監査官:2006/08/30(水) 21:44:41 ID:GLaV6UZi0
>>83
ふむ。ソイツはいい手かも。
ちょくら探してみまさぁ。
86本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 00:39:07 ID:kYApTDfZ0
九州鹿児島あたりはウッだのカッだの接頭を短く切る癖があるらしい。
で、このURLの真ん中あたり、妻・家内を「ウッカタ」
あの奴を「アンワロ」美少年を「ヨカチゴ」と言っている。
ttp://www.osumi.or.jp/sakata/hougen/tango.htm

で、九州になんだが、山童という妖怪がいる。
こいつの呼び名が「ヤマワロ」
ttp://web.hpt.jp/cthulhu/nihonnoyoukai.list.html
ただ、コレに関してはカッパとほぼ同じだし、容姿、泣き声ともに違うので参考までに。
(中にはカッパではなく、人間の子供がなったというものもある)
ttp://www.pref.kumamoto.jp/education/hinokuni/zatsugaku/yama/seko/seko.html

他参考物件
ttp://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/0570034.shtml
ttp://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2180266.shtml
ttp://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2180523.shtml

呼称で個人的には九州あたりなのではと思っているのだが。
87本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 09:30:58 ID:VodDExzxO
シロゴと聞いて白子(アルビノ)を想像した俺は話に入れない?
88本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 13:50:26 ID:ArrpiF/GO
>>87
うーん、文中「シロにする」って表現があるあたり、やはりシロゴは「代子」だと思うなぁ。
アルビノって近親相姦に由来する事もあるのかな?
それだったらその説も有りかも。
遠慮せずにどんどん参加して下さい。
89本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 14:47:18 ID:VodDExzxO
>>88

んじゃ9割妄想なんすけど、考察書かせてもらいやす!

神拝みが何を目的とした儀式なのかわかりませんが、これは「縁」や「血」の力を使った呪いだと思ったんですよ。

シロゴが親と子にできた子供で、サイは兄弟間とありました。
大元を親の血と考えた場合、シロゴの方が血も縁も強くなります。

代わりにサイは里子にだし縁をなるべく薄めていますよね。

そしてシロゴを使い終わった後に一旦家に戻し、神拝み(供養か祓うのかよく分かりませんが)をさせる。

そして、それが済めばサイは遠くに嫁がせる。
これは「縁」や「血」を断つのに似ています。

まぁ…妄想全開ですが
90本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 15:52:49 ID:ArrpiF/GO
>>89
>大元を親の血と考えた場合、シロゴの方が血も縁も強くなります。
確かにサイよりも強力な呪力を持ってる印象はありますね。
「血」や「縁」の問題は個人的には意外と盲点だったかも。

>そして、それが済めばサイは遠くに嫁がせる。
これは「縁」や「血」を断つのに似ています。
イッドーを初めとした家主がそういった血縁に負い目を感じているなら、これも所謂「穢れ」の一種なのかな…
歴史的な順番としては、土着の祟り神を祀る→生贄を出す→穢れを被る
という二次的なものだと思うけど。
人権板など覗いてみるといいかもしれませんよ。
91本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 18:29:16 ID:VodDExzxO
>>90
一応、人権板覗いてみましたが…よく分かりませんでした(*_*;)

あと、こういう例はどうでしょうか?

土地神を作る(現時点ではただの石)→
その石に力を付けるためシロゴを使う→
土地神(石)完成→サイを呼びもどし土地神(石)を持たせてよそへ嫁がせる→エダ完成。

のように、ウヅガアさんはその親族内だけの守り神になる。
なぜエダにしかワロが出ないかというと、サイとしての(縁と血の力)が薄れるため、シロゴを抑えきれなくなったと思われるます。

……だめだ、本当にファンタジーな妄想しかできない。頭冷やしてきます。
92本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 19:40:16 ID:kHQ2wPCg0
>>62がスルーなのが謎だよママン。

件の祝詞(?)で気になったのが冒頭の「カカカ」。
これ、「訶訶訶(カカカ)」なら「お地蔵さんお地蔵さんお地蔵さん」って意味だから、>>62
「サイ=塞の神(道祖神・兄妹婚の結界神)」と繋がる。道祖神の本地仏は確か地蔵尊だから。
93本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 20:04:29 ID:xv830DNs0
>>91
 それだと、シロゴを使うときにサイが必要にならない?つまり、意識して枝を作ろうとすると、シロゴとサイがセット
になってないとダメっぽいような。>>18で書いたように、俺もサイは押さえ役、回復役じゃないか、ってのに賛成で
はあるんだが。
K氏の報告では、依り代として使い終わったシロゴ(祟り神をおろすことで結果として穢れた依り代になるのか?
そしてその穢れを祓うために?)殺して、「同時にサイを戻して神様拝みをさせ、遠くの村に嫁・婿にやる」となっ
てるから、ハレの儀式として神様拝みをやってるのかもしれないね。
サイを使った神様拝みの、詳細が知りたいなあ。
94本当にあった怖い名無し:2006/08/31(木) 20:19:04 ID:xv830DNs0
>>92
一応>>52でちょっと触れたんだが、イザナギ・イザナミの神話がベースになってるのであれば、兄妹の組み合わせから
できあがるモノ(蛭子、白子)ってサイよりもシロとかワロに近い様な気がするんだよね。だけど実際にはK氏の報告
じゃサイだし。なんか逆転してるように取れるよなあ。
95本当にあった怖い名無し:2006/09/01(金) 02:13:49 ID:BatCRjkO0
>>75
民族伝承みたいなもんになるんだが、昔みたTV番組とかの記憶ね。
片足で跳ぶっていうのは、妖怪の「一本たたら」とかそのあたりも同じで
「たたらを踏む」とかいうのと同じ「たたら」。

んで「たたら」ってのはなにかというと「足踏みフイゴ」のことで
これが妖怪となったというのは、鍛冶をやる人らというのは山の中で
男所帯だけで暮らしているから、ときどき里に下りてきたり山の中にきた
若い娘らをさらって、子を産ませたり娶ったりしてきたという背景があって
それを疎んだ村民達が、たたら小屋を襲撃したり捕まえたりした鍛冶とかの
足をちょん切った(たたらを踏めないように)というところから来ているらしい。

村民にとって鉄製農耕具は大事なものだったから、鍛冶をおろそかには出来なかったけど
色々兼ね合いもあったんだろうと思われ。そうやって片足を切られた鍛冶を
妖怪にしてみたり、神様にしてみたりということがあったらしい。
鉄いじりは、鉛やら他にも毒を使うわけで、川に流せば人も魚も田畑も死ぬし
十分に「祟り」を起こせる存在だったわけだしね。

だから「たたら」系の特徴のある神様が祀られているエリアっていうのは
そこに鍛冶を生業としている人らが住んでいたということになるらしい。
さらに追記すると、鍛冶や樵夫なんかの仕事は、里の村民にしてみると
被差別部落のような扱いだったということも背景にあることが多いとか。

長文すまん。
96本当にあった怖い名無し:2006/09/03(日) 10:38:43 ID:iAmhTl6B0
>>95
足を切った云々は無理に話をオソロシくしているだけのような。
たたら踏みで片足が不自由になることが多かったことの反映、
というのが普通の説明。

また、里をときおり訪れる外部の者を「神」と見る風習もあり、
神が妖怪に零落する現象もある。なにも無理に犯罪行為や汚染行為
という対立関係で「妖怪」を直接に説明しようとする必要もない。
97本当にあった怖い名無し:2006/09/03(日) 23:26:41 ID:iAmhTl6B0
>>94
ちなみに、蛭子の話は近親相姦のタブーを言ったものじゃないのだけど、
そこはオーケー?
イザナキ・イザナミは兄妹じゃないし。

それに、記紀神話が民間で知られるようになるのは思うよりも最近(江戸
時代も後半)の話。民間伝承を追うのに記紀神話を気にしすぎるとよけいに
見えなくなるよ。
98本当にあった怖い名無し:2006/09/04(月) 00:19:08 ID:0sh4doVo0
>>97
ご忠告感謝。
近親婚故に蛭子が、とは思ってないから、そのことを指してるんならおk。
更に勘違いしてるようであれば、ご教示下さいな。
兄妹じゃないってのは初耳。

>記紀神話を気にしすぎるとよけいに見えなくなるよ
重複するキーワードが色々あるな、と思ってるだけで固執はしてないので、
何か納得のいく解釈が出てくればもちろん(無条件にではないが)喜んで
乗り換えるよー
99本当にあった怖い名無し:2006/09/04(月) 13:45:26 ID:lLm3lkwH0
>>98
>兄妹じゃないってのは初耳。
同時に「あらわれた」だけであって、別に同じ親から生じた(同胎である)
とは記紀ともに言ってない。
神話の分析的には兄妹のモチーフをひいていないとも限らないけど、
兄妹だと断定してしまうのは早計。
Wikipediaは兄妹と書いちゃってるけど。
100本当にあった怖い名無し:2006/09/04(月) 21:30:15 ID:0sh4doVo0
>>99
ネットであれこれ見てみると、確かに兄と妹って明記してるところって無いね。
ただ、古事記の原文でググってみると

次伊耶那岐神、次妹伊耶那美神〔此二神名亦以音如上〕。

って出てくるんだよね(これ故即妹である!とは勿論言わないけど)。

あまりこっちで突き詰めるとスレの方向と若干違ってきそうなので、少し控えます。
何にせよ勉強させて貰いました。ありがとう!
101監査官:2006/09/05(火) 00:50:23 ID:Gu7jrpP80
皆様方、日々の考察ご苦労様です。
しかしながら・・・なかなか難しいですなぁ。

>>92
先日神主のダチと話したんだが、貴殿の推測には関心してたよ。
カカカはおそらく「訶訶訶(カカカ)」で間違いないのではとも言ってた。

・・・まあ、だから何?と言われればそれまでなんですが。
K氏はどこへ消えたんかのう。
102本当にあった怖い名無し:2006/09/05(火) 12:31:59 ID:rhjAKpJMO
でも御酒とか神として祀ってるあたり、ウヅガアさんは神道系の存在なんじゃないか?
そこで地蔵菩薩の真言が出てくるのは変な感じがする。
103本当にあった怖い名無し:2006/09/05(火) 16:16:24 ID:ZAvBzh/B0
神と仏を明確にわけて考えるのは明治以降の話だし。
それ以前からのものだとしたら神道的な祭祀に真言がまじっていても
おかしくはないよ。
104本当にあった怖い名無し:2006/09/07(木) 01:14:34 ID:+Yv887z+0
保守と雲界
105本当にあった怖い名無し:2006/09/07(木) 07:13:07 ID:Jn4gX+3m0
「カカカイオヤソ、ケカレカンガロ、ククッテカシコン、カシコンデコモ、コモ」

カカカ(オン カカカビ サンマ エイ ソワカ お地蔵さんお地蔵さんお地蔵さん)
イオ(五百)
ヤソ(八十)
ケカレカンガロ(穢れ?気枯れ? 神が櫓??神の何か??神魯伎?かむろぎ?不明)
ククッテカシコン(括って(菊理媛神?)恐ぬ)
カシコンデコモ、コモ(恐んで こも?篭もる? 恐みも白すの変形?)

92さん同様カカカで一番に思い出すのは地蔵菩薩の真言。
52さんの菊理媛神説、で思い出すのが宗像教授のアレ。死者を括り、地に封じるやつ。
なんかあと、てきとーに考えてみた。五百とか八十とか。数が多いの?
篭もるっていうのも、なんかあれだなあ。
106本当にあった怖い名無し:2006/09/07(木) 21:40:30 ID:7qj0Pzu4O
>>103
そのようですね…
日本史に疎くてスミマセンです(ノд`)
調べたところ、クシティガルバ(地蔵菩薩)の“ガルバ”は、「子宮」「胎内」という意味があるそう。
ここらへんでシロゴと結び付けるのは無理矢理っぽいかな…
また、以前自分が書きこんだ「ミシャグジ様(御石神)」ってあったけど、地蔵(仏)=道祖神(土着神)=シャグジ(アニミズム)と結び付くらしい。
なので、ウヅガアさんが地蔵や古い石の神の流れを汲んでいるのは間違いなさそう。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%94%B5%E8%8F%A9%E8%96%A9
107本当にあった怖い名無し
age