死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?137

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846本当にあった怖い名無し
怖さの種類が違う気がするが一応


大学生だったころ
仲がそれなりによかった友人と一緒にちと歩いて遠出をしていた

結構人がいるところだったんだが
信号が青になったんで歩き出そうとしたらダチが
「ん? ちと待て」と言って俺の腕をつかんだ
あ? と思った止まったが、そこでイキナリ大きめの車(種類はわからない)突っ込んできた
後で聞いたところでは居眠り運転だったらしい

うわ!って感じでみんな避けたんだがちょうどなんか靴紐を結んでいたのか
中学生くらいの男の子が動けなくて、思いっきり轢かれた

どんって吹き飛ばされるんじゃなく、車体の下に引きずり込まれる感じ

グチャって感じだった
思わず目をつぶったんでよくは覚えてないが、かなり酷いものだったらしい
血のにおいが充満してた

何より酷かったのは、ひどい言い方かもしれないが死ねなかった事
その後そばの電柱にぶつかって止まったんだけど
「ひぃぎゃああああ」って感じの叫び声が響いていた、アレは思い出すだけで吐き気がしてくる


でも、それは別に怖くなかったんだ
怖くは無かったんだ、気持ち悪かったし、うわぁ・・・とは思ったけど
847本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 01:45:47 ID:xAKIFq/G0
「おお〜〜うるせぇうるせぇ」


マジで空気が止まった

轢かれた直後も止まってたんだが、それとはなんか違った

轢かれた直度は、なんかシーンとしてた感じだったんだけど
今度は、みんながこっちを見てた、信じられないって感じで
張り詰めた空気って感じ

アレは怖かった、俺をみていたわけじゃないんだけど、周りに、20人くらい居たんだけど、それが全員口を半開きにして目を見開いてこっちを見てたんだよ
思い出すだけでも寒気がしてくる


そしたら、今度は笑って
「何、止まってんだ?救急車呼べよ あ、いらないか?」
って言って、こっちも方見て
「どうだろ? あれ死んだかね、もう声しない訳だが」


いつの間にか、声はしなくなっていた

その声で周りが一気に動いた
「オイ、救急車!」って言う人や、足早にそこを離れる人や吐く人やら

なんか、全員、そいつから円を描くように離れて動いていた
直線状にそいつが居るとみんな円を描いて移動してた

848本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 01:46:54 ID:xAKIFq/G0
怒ってるって感じじゃなかった
不謹慎だって言うやつも居なかった
みんな逃げてた

そいつから

俺も怖かった
事故が起こる直前まで普通に話してたのにさ
マジで怖かった


そしてそいつは事故現場、そのなんかひき肉みたいになっちゃってる場所を見て
「お、死んだ」ってつぶやいた
後で聞くと、ちょうどその時に死んだらしい

そいつは、もうかれこれ七年以上会って無い
生きてるとは聞いてるが、どこにいるかもよく知らない

ただ、精神病の患者とか、そう言う人間には職業上よく会うんだが
なんか、そう言うのとはまるで違った
普通なんだよ、まるで普通
普通なんだけど、狂ってる、そう言う人間って居るんだなって本当に納得した
849本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 02:23:33 ID:Ls2BHeTbO
850本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 02:42:30 ID:ypET+dfo0
>>838-841
お願いですからコテトリつけてください。
NGワード登録しますので。
851本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 02:51:04 ID:WMQtxEZg0
自作スレに来なさい
オールウェルカムカムだ
852本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 02:54:22 ID:jfXN36V60
>>838-841
自作スレ池
8533美化 ◆QnlNDolR.2 :2006/08/01(火) 03:24:29 ID:A+EWiBpo0
高校3年のとき俺はくじびきで負け、美化委員会に入った。
美化委員は朝6時から美化運動というなの校内清掃をしなければいけないハズレくじ。
委員会は3つぐらいに班分けされて、清掃活動は週2で持ち回り式。

俺は第三美化チームだった(←チームというネーミングは今考えるとダサい)
第一班は月・木、第二班は火・金。そして俺の第三班は水曜だけ、土曜は学校が無いから。

班は十人ぐらいで、学年も性別もごっちゃごちゃ。清掃活動するだけだし、特に問題も不満も無いんだけど
その中に同じ3年で、飛びぬけて暗い飯島という奴が居た。背が低くていつも教室で本ばかり読んでるネクラ。
俺は「うわーつまんねえ奴と一緒になったな」とか思った。
他の班が楽しそうに見えたりもした。

最初の水曜日、6時に集まった俺ら第三班は先生の指示で掃除を始めた。
校庭のゴミ拾いや靴箱の雑巾がけなど、班はバラバラに分かれて作業した。
俺はその飯島と二人で体育館のモップがけを命じられた。
七時から朝練で部活が始まるからテキパキ仕事をしろって。めんどくせえ。

俺は話したこともない飯島と二人で体育館のモップがけを始めた。
朝の体育館は別に不気味でもなんでもなくて、すがすがしい感じもした。
せっかくなので何か飯島と話を…とか思ったけど、黙々と床を磨いた。正直辛かった。
8543美化 ◆QnlNDolR.2 :2006/08/01(火) 03:25:30 ID:A+EWiBpo0
すっごく静かな体育館で、男が二人でしかも無言で朝っぱらから床磨きなんて楽しくないな
なんて思ってたら、背中でキュッキュッて音がした。バスケの試合中のシューズの音。
俺はすぐ振り返ったが誰もいない。視線を戻すと飯島は少し離れたところで淡々とモップをかけている。

気のせいかなって思ったら今度は遠くでダン、ダン、ダン!って音がする。ボールを床に叩きつける音。
視線をそちらにやっても何も無い。俺がキョロキョロしていると背中から
「聞こえたよね?」って声がする。びっくりして振り返るといつの間にか飯島がいた。

「加藤君(←俺の名)も聞こえたでしょ?今の。」ってニコニコしながら飯島は言った。
ネクラな笑顔が不気味だったし、飯島から話かけてきたことが意外だった。
俺は今のは何の音だと聞いた。
「残留思念。」飯島はモップの柄にアゴを置いて答えた。そして続ける。
「人の想いが土地に留まるってのは良くある話なんだ。想像してごらん例えば父が死んでも尚、父が生前愛用していた椅子に父親が座ってる気がする。
こういうのが一番身近な残留思念。」
俺は飯島が何を言ってるのかいまいち把握できなかった。幽霊ってことか、と俺は聞いた。
「そりゃあ残留思念が怨恨や未練など強烈なものならば自縛霊になる可能性もあるけどね。でもそんな事は殆ど無い。」
じゃあなんなんだと切れ気味で俺は聞いた。
「生きてる人の残留思念もあるんだ。校長用ソファには座りにくいだろう?あれも一種の残留思念、校長先生の想いが留まってるから。」
ふーんと俺は聞いた。でも内心は気持ち悪い事を言う奴だなあって思った。
「たぶんバスケ部の人の残留思念だと思う。熱い感じがするよ。相当バスケが好きな人の、生霊みたいなもんだと思う。」
へえって俺は言った。俺は「飯島って見た目どおりの変人だ」なんて思いながらモップがけを終わらせた。

8553美化 ◆QnlNDolR.2 :2006/08/01(火) 03:26:16 ID:A+EWiBpo0
黙々と床磨きしたおかげで6時半には作業終了した。
飯島と二人で体育館から出ようとしたとき、また背中で音がした。キュキュキュッって。
「ね。生霊が練習してるんだよ、この人本当にバスケが好きなんじゃないかな。」と飯島。

そしたら体育館の重い扉が開いた。バスケ部キャプテンの内野だった。
内野「お、加藤〜。朝から掃除かよー貧乏くじ引いてご苦労なこった。」
朝練にしては早くねえか?って俺は聞いた。
内野「県大会がちけーんだ。最後の大会だしそれに今年はイケそうな気がするんだ。」

俺と飯島は目を合わせて頷いた。飯島は小さくピースをした。
内野にがんばれよと言い、俺たちは体育館を出た。
そのあと掃除を早く切り上げすぎて先生に軽く怒られた。空いた時間に校庭のゴミ拾いをさせられた。
生徒の登校時間になり俺と飯島もそれぞれの教室に戻った。
変な朝だって思ったが、ちょっと感動した。そんな話でした、お粗末でスマ祖。

これを機に第三美化チームに関して幾つかの霊的体験があったが、飯島がいてくれて良かったなって思うことが多かった。
飯島は心霊に関する知識が半端じゃなくて、そのせいで面倒な事に巻き込まれたりもした。
暇があれば紹介させてください。

856本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 03:30:41 ID:BK66B3qr0
>>855
乙です。
生霊と言えば、自分の思い入れの強いものとか人に、自分の生霊がうろついてないか心配になることがある。
8573美化 ◆QnlNDolR.2 :2006/08/01(火) 03:36:55 ID:A+EWiBpo0
下げ忘れてました。2chは良く見るんですがなにぶん書き込みには慣れてないので。申し訳ない。
858本当にあった怖い名無し:2006/08/01(火) 03:49:56 ID:xHYmhsIdO
>>848
怖すぎる…
頭にその情景がうかんで鳥肌たった…。