怖い話でよくあるパターン

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先輩の父親の妹の後輩の従兄弟の母親の姉の友達の兄の隣に住む人の弟から聞いた話です。
こんな事言っても誰も信じてくれないとは思いますし、
だいぶ昔の話なのでうろ覚えですみませんが、実際にあった話です。

あれはやけに蒸し暑い夜のことでした。友人4人と、私の部屋で飲むことになりました。
壁にクレヨンで書いた「助けて助けて助けて…」という文字を酒の肴に飲み続け、
あんなに明るかったヤツが、急に別人のようになるぐらい酔いました。
まず、ベッドの下で斧を持った友人Aが物凄い形相で寝てしまいました。
さらに、両方の眼球がなく、ぽっかりと穴が開いている青白い顔の友人Bは、
壁に掛けられた、車で逃げようとするもエンジンが中々かからない様子を描いた絵に向かい、
目を閉じて必死で「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と唱えています。
その絵は裏にお札が貼られ、何処に捨てても部屋に帰ると机の上にあるというものです。
また、血塗れの白いワンピースを着た髪の長いAの彼女Cは、カーテンの隙間から
窓に付いた無数の手形を覗いています。うつむいていて顔がよく見えなかったのですが、
笑っているように感じました。
私は、「県大会二位のあいつが溺れるなんて」というAの寝言で、恐怖のあまり気を失ったようで、
その後何があったのか覚えていません。ただ、目が覚めたら汗びっしょりでした。

後日近所で、「ねぇ、今、誰か何か言った?」と話しかけてきた大家に聞いた話ですが、
昔、処刑場だったこの場所は戦争で多くの人が犠牲になり、
その後墓地から寺になり、病院が建ったあと火葬場を経て今に至り、
私の住む部屋では過去に自殺者がいたそうです。
私は知人の霊媒師に相談しようと思いましたが、地元の老人によると、
その人は今も精神病院に入院しているそうです。きっと、亡くなった祖母が守ってくれたのでしょう。
関係者に迷惑がかかるのでこれ以上詳しいことは書けません。
これを書いているときにも視線が感じられます。

読み辛くてごめんなさい。