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282ロジャー ◆QR6YGKOWRs :2006/08/17(木) 23:14:06 ID:4JclmRq20
>>276【2:00〜 5F コンピュータールーム】5/13 >>280
丁度扉に手を掛けようとした時、扉をノックする音が聞こえた。
扉の向こう側の人は急いでいるらしく早く開けろと急かしている。
扉を開けようとドアノブを回したが開かない。
キーパネルを操作しても何の反応も無い。
何をしても扉は硬く閉ざされている。
(もしかしてさっきので壊れたとか・・・?)
「ちょっと機械が壊れてるらしくて・・・開かないんです!」>>9
ふと、後ろに目をやると部屋の隅に非常口があることに気付いた。
「あっ!裏の廊下に回ってもらえれば非常口があるんでそこから入れると思います」>>9
扉の向こうの人に大きめの声で言った。
283テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/18(金) 00:07:28 ID:lEOeOXrZ0
>>9【2:00〜 2F階段→5Fコンピュータールーム前】 4/13 >>281
ドアの向こうから、男>>276の声が聞こえた。非常口?裏に回れってか?
しょうがねぇ、急がねぇと…移動しようとしたその時。
廊下の向こうから、こちらへ向かってくる人影…ゾンビだ!くそっ、さっきの奴らか!
続々と、こちらへ向かってきやがる。間に合うか!?

【この書き込みの秒数が偶数であれば、非常口からコンピュータールームへ。
 奇数であれば間に合わず、ゾンビとの戦闘へ】


284テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/18(金) 00:13:57 ID:lEOeOXrZ0
>>9【2:00〜 2F階段→5Fコンピュータールーム前】 4/13 >>282
俺たちは、一気に駆け出した。間一髪、ゾンビ共の手を逃れ、裏側の
廊下へ回る。非常口は…あれか!俺は扉へしがみ付いたが…開かねぇじゃねえか!
いや、非常口が常時開いてたらそれはそれでアレだけどよ、ってヤバイヤバイヤバイ!
俺は扉を激しく叩き、

「オイ、さっさと鍵を開けろ!ゾンビが来てんだよ!」
285キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/18(金) 01:40:28 ID:0PxSeEeL0
>>11【2:00 5F:ラウンジ付近】5/13 >>272

左腕に、釘でも刺されたかのような痛みが走る。
今まで味わったことの無い激痛だった。
だが、足は走ることをやめなかった。好きな言葉では無いが、気力だけで走っていた。
スコット(>>14)の言葉にも、「後にしてくれ」としか返せなかった。

5人の中では一番身軽な少年(>>15)がリチャード(>>154)の言葉を受け、一人反対方向へ走り音を立てた。
生きている方は何処へ行ったか分からないが、とにかくゾンビの方の海賊はその音に引き付けられ、5Fのデッキを降りていった。
「もう・・・いいだろう、一旦休もう」
散々走った末に俺達が足を止めた場所は、オープンデッキのラウンジの近くだった。
夕方に俺が海を見ていた場所。それがもう、何年も前の古い思い出のように感じた。

スコットの腕を肩から降ろすと同時に、左腕が鋭く痛みだした。
見ると、ロングコートに風穴が開いていた。前後2つ、どうやら弾は左腕の肘の上辺りを貫通したらしい。
焼け付くような痛み、とでも言うのだろうか。走り続けた疲れも加わり、痛みで思わず眼が霞んだ。
完全に見よう見まねだが、肘から下のシャツを引き裂いて2つの傷が塞がるように腕に巻きつけた。
これで血が止まってくれればありがたい。

>>14>>51 管理室に行くのはいいが・・・船員達はどうするんだ?
確かにそちらも大切ではあるだろうが、船の舵が取れないままというのも御免だ」
痛みを堪えながら、スコットとジェニファー(>>51)に答えた。
286ロジャー ◆QR6YGKOWRs :2006/08/18(金) 01:57:24 ID:dnJuRt/t0
>>276【2:00〜 5F コンピュータールーム】5/13
非常口に回るよう指示ししばらくすると、非常口の扉を激しく叩く音が聞こえてきた。
ゾンビが来てるらしく相当焦っている。
俺は扉に駆け寄り鍵を素早く開けると外にいた二人>>9>>13が部屋に飛び込んできた。
同時に扉を閉めると鍵を閉めた。
一人は如何にも怖そうなお兄さん、もう一人は可憐なお嬢さんといった感じだ。
何でこんな二人が一緒にいるのか疑問だったが聞かないことにした。

「だ、大丈夫ですか?」>>9
と、男の方に声をかけた。
287オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/18(金) 02:16:26 ID:mY0qmzhl0
>>15【2:00〜 4F:ブリッジ周辺】(3/13)>>279
海賊ゾンビ達は海中に全て落下し飲み込まれていった
【海賊の危機レス:解除】

しかし誰が舵を動かしたのだろう…?
オイラはそっとブリッジに戻っってみた。
無人と思われていた暗がりのブリッジには少女の人影が確かにあった!
「やっぱ、幽霊なんかの錯覚じゃなかった!」
その少女はゾンビが湧き出す少し前にプールで一緒に泳いでいたツインテールタンだった。
どうやらここまで1人で逃げてきたらしいが、無人のブリッジで怯えていると、唐突にオイラが入ってきて慌てたというのだ。
その際に計器類に触って船が動いてしまったのだろう…。
「私…リデル…」
ツインテールタンはリデルと名乗った。
ご両親とは救命ボートに乗る際に離れ離れになってしまったらしい…自分のキャビンで暫く篭っていたが、意を決してブリッジまで避難して来たのだ。
(※恐らくシュウがブリッジに寄った後の出来事だろう…)

今はガスタービンとディーゼルを併用して船は動いているが、暫くすると機関が停止した…何か不味い事をしでかしたのか?
制御パネルのディスプレイに船体の断面図が表示されていて、ガスタービンとディーゼルの所に×が灯って点滅していたからだ。
メインのスティームタービンはもう随分前からボイラーの火が落ちている事を制御パネルのグラフィックが示していた。
乗船時のブリッジ見学の説明を覚えているからそれ位は知っている。
「オービー君、GPSに何か映っている…」
「なんだろう?」

【危機レス:リデルの災い】
ブリッジの航法レーダーには海難エマージェンシーを発した制御不能の大型船の船影が映っており、このままでは4時間後に停船しているドーン号に衝突してまうコースを取っている。
ドーン号のガスタービンとディーゼル機関は制御系トラブルで故障して現在使用不能。
3時間30分以内にスチームタービンのボイラーを焚いて船を動かさないと衝突する。(始動に30分ほどかかる)

【危機レス解除】
船員と共に直接機関室に向かい、衝突30分前までにボイラーに点火して圧力を高めれば衝突は回避される。
288ジェニファー ◆1h3HfT3Xzg :2006/08/18(金) 05:59:14 ID:HeWfd/jy0
>>51【2:00 5Fラウンジ付近】12/13 >>269

確かに…キリル氏>>11のいう事も一理あるだろう。
私としてはお嬢様>>13の元へ一刻も早く向かいたい…
が、船員に何かあり船が動かなくなってはお嬢様を救ったとしてもその生存は絶望的なものとなってしまうだろう。

>>11「わかりました…先に船員の方々の安全を確保致しましょう。」

それを早く済ませてからお嬢様の元へ向かった方が得策か。
本当はもうとっくに行けていたはずなのだが…私は一瞬、恨めしい目で>>154を見やった。

船員達がコンピュータールームにいる間になんとかした方がいいだろう。

様子を見ながらまた先程の場所に戻ってみるか、
それとも非常口のほうにまわってそこからの侵入を試みるか…
289ジェニファー ◆1h3HfT3Xzg :2006/08/18(金) 06:19:13 ID:HeWfd/jy0
>>51【2:00 5Fラウンジ付近】12/13 >>288

思案しようとした途端、周囲から微かなうめきの様な声、不穏な気配と言うモノを私の鋭敏な感覚がとらえた。

「…少々お静かに…何か、聴こえませんか?」

言い終わるか終わらないかのうちに、周囲の物陰から次々と捻くれた人影が飛び出し、立ち上がり、這い出してくる…
その数、6体…怪我人も多く戦える者も少ないこの状況下では…全く次から次へと。
私だってゾンビ6体とは…おそらく、無理だ。
思案している時間も、選択の余地もなくなった。

「逃げましょう…コンピュータールームの方へ!」

私はそう告げると、無精髭男の指に巻いたリボンをほどいた。

「生き残りたければ、貴方ももう愚かな真似はしないとお誓いになって下さいな…
ご自分の足でお逃げ下さい。ご自分の手で生き残るための扉を開いて下さい…」

もはや、彼とその運命を負う事などできる状況ではないのだ…先程のような事はもうないと信じたい…

【秒数判定:ゾンビ6体からの逃亡。
難易度は+1。この書き込みの秒数下一桁が1、3、7、9なら全員無傷で逃亡成功。
それ以外でも逃亡には成功するが、ギリギリまで待ってゾンビをひきつけたジェニファーのカウンター−6。
なお、戦おうと残りたい人がいればそれは自由。】
290スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/18(金) 09:35:17 ID:0397wvjB0
>>14【2:00 5Fラウンジ付近】4/13 >>277
キリル>>11が俺の肩から手を退けた時、キリルの腕が撃たれているのが目に入った、
シャツを巻きつけているようだが、どうも止血にはなっていないようだ。
キリルがこれからの事を言っているようだが、それに答える前に
俺はショットガンを杖のようにして彼に近寄り、シャツを解くとポケットに入っている
水筒を取り出し、傷口にかける、そしてそれに解いたシャツを力いっぱい巻きつける。

「これで…大丈夫だ、後は…あんたの治癒…能力次第だな。
船を動かすには船員達の力が必要だ、やっぱり非常口経由でコンピューター室に戻るか?」

そう言うと水筒の中身を口に少し含む…後3分の1ぐらいか…
まぁ高い酒だけあってかなり役に立ってくれたな。

そんな事をしていると、ジェニファー>>51が何かを言い、
次の瞬間あちこちからゾンビが出てきた。
俺は腹の痛みをこらえながら足に力を込めると、俺は
普段の3分の2位の速さで走り出した。
291キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/18(金) 12:54:24 ID:0PxSeEeL0
>>11【2:30 5F:ラウンジ付近〜コンピュータールーム前】5/13 >>285

俺の止血の拙さを見かねてか、スコット(>>14)は改めて止血処置を施してくれた。
アルコール、要は酒を傷口にかけてシャツをきつく巻きつける・・・スコットは意外なほど手際がいい。
>>14 すまないな。俺は医者にはなれそうもない」
彼にそう礼を言った。ただ酒が傷口に酷くしみるのには閉口した。

しかし、此処に留まっていられるのもここまでのようだ。
ジェニファー(>>51)が唇に人差し指を当てたと同時に、突然人影―――人間ではない、ゾンビだ―――が何人も飛び出してきた。
全員で6人。それぞれが淀んだ瞳をこちらに向け、ゆっくりと近づいてきた。
・・・ジェニファーの言葉に同意するまでもない。俺達は一斉にコンピュータールームの方向へ走り出した。
床に着地する度に傷口が痛むが、走らないと奴らの仲間入りだ。
とにかく全速力で走り、コンピュータールームを目指した。

だが、コンピュータールームの扉が見える位置まで来た時、前方に多くの人影が彷徨っているのが見えた。
一瞬船員かと思ったが、その歩き方は人間のそれではなかった。
ゾンビ・・・しかも10人近い。これでは部屋に入ることは不可能だ。

一旦立ち止まったが、何れ後ろから6人が追いかけてくる。前に10人、後ろに6人・・・最悪だ。
違う廊下に入って他の階に逃げることも考えたが、今ここで船員達とばらけてしまうのは避けたい。
俺達と前方のゾンビの群れの間に部屋があった。隠れるとしたらそこしかない。
「・・・とりあえず、あの部屋に入ろう!」
他の3人に聞こえるように言い、部屋に駆け込んだ。
292キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/18(金) 13:15:58 ID:0PxSeEeL0
>>11【2:30 5F:多目的室前〜廊下】5/13

世の中、それほど甘くなかった。

鍵のかかっていなかった扉を開け、廊下の光が部屋を照らすと、中の状況がようやく分かった。
強烈な腐臭、そして数人の死体に群がり、その肉を貪るゾンビ達。折り重なっていて、数はよく分からない。
分かることは一つ・・・この部屋に逃げることは不可能ということ。
「・・・どうするよ?」
ゾンビがこちらを向かないうちに扉を閉め、一瞬そこに佇んだまま呟いた。

船員達を放っておくことは出来ない。
よって、最低でもコンピュータールームにいる10人はどうにかしなくてはならない。
銃があるとはいえ、4人で倒すことはどう考えても不可能だった。

ならば、出来ることは一つ・・・誰かがゾンビの注意をひきつけ、コンピュータールームから離れた場所まで誘導すること。
あの少年(>>15)―――無事でいるといいが―――がしたように。

>>14>>51>>154 誰かが前にいるゾンビをひきつけ、奴らがあそこを離れている間に3人が非常口から部屋に入る、というのはどうだ?
問題は誰がやるか、だが・・・まあ言いだしっぺだ、俺がやろう」
293スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/18(金) 14:33:57 ID:0Vxj/IEe0
>>14【2:30 5F:廊下】4/13 >>290
俺たちはコンピューター室の前まで必死に逃げたが、コンピュータールーム前の
ゾンビの性でそれ以上進めなくなっていた。
キリル>>11が囮になると言ったが、俺は

「なら俺が囮になろう、散弾をばら撒けば奴等を少しの間足止めできる、
それにまだハンドガンの弾丸も残っている、その代わり生き残ったら
お前等が酔いつぶれるまで付き合ってもらうからな。」

そう言うとショットガンを前方のゾンビに向けて腰だめで構え、
ゾンビ達に効果的に散弾を浴びせられる地点まで近づく…そして、


「俺が合図をしたら行けよ、1…2.3、行け。」

そういい終わった瞬間に俺はショットガンの引き金を引いた。
銃の反動が腹に響き、傷に激痛が走る…痛てぇ…

『必死の抵抗、ショットガンに装填されている散弾を全て消費してゾンビを足止めする。
この秒数が偶数なら全員無事にコンピューター室に入れる、
奇数なら全員コンピューター室に入ることは出来るがスコットのライフ-2』
294キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/18(金) 17:59:24 ID:0PxSeEeL0
>>11【2:30 5F:コンピュータールーム前】5/13 >>292

いや、やはり俺がやろう―――と言おうとした時には、スコット(>>14)は既にショットガンを構え歩き出していた。
全く。この男には、毎度リズムを崩される。
>>14 分かったよ・・・言っておくが、こう見えて俺は酒に強いぞ。先にあんたが酔いつぶれないようにな」
苦笑しながら、スコットの肩を軽く叩いた。

彼の合図と同時に、俺達はゾンビの群れの手前にある廊下に向かって駆け出した。
背後からは重い銃声が響き渡ってくる。
薄暗い廊下の先の非常口にたどり着き、ドアノブを回す・・・が、開かない。当然だが鍵がかかっているようだ。
人を呼んでいる暇も無い・・・ここは、勝手に開けさせてもらうとしよう。
コートの胸ポケットに挟んであったクリップを伸ばし、鍵穴に突っ込む。
程なくして鍵が開き、ドアノブを回して中に入った。

・・・これで、スコットが無事に追いついてくれればいいが。
295スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/18(金) 18:37:02 ID:0Vxj/IEe0
>>14【2:30 5F:廊下〜】2/13 >>293
俺はゾンビの群に向かって散弾を連射する…一発撃つごとに腹に響く…
腹に激痛が響くたびにゾンビが数歩後退する…そして最後の一発で…
何体かのゾンビが倒れる…それに躓き何体かのゾンビがさらに倒れる。

俺はそれを見届けると両手でショットガンを杖のようにしてよろめくように
コンピューター室に走る…足が床を踏みしめるたびに腹の傷に激痛が…
そして…コンピューター室前まで辿り着くと俺は扉を叩きながら

「開け…てくれ…早くし・・てく…れ、奴等が来る。」

そう叫ぶ…すると扉が開かれ、俺は倒れるように部屋の中に倒れた。
腹のTシャツはじんわりと赤く染まっている…

ショットガン5/6→0/6
296オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/18(金) 20:45:26 ID:mY0qmzhl0
>>15【2:00〜 4F:ブリッジ】(3/13)>>287
コンピュータールームの扉がロックされ、中の船員と乗客生存者が分断されたと認識していたオイラは、船内インターフォンでコンピュータールームとの回線を開いた。
ブリッジの計器類が指し示す意味が読み取れないオイラは、出来る限り事細かにインターフォン口に出てくれた船員の人に状況を説明した。
インターフォンの向うでどよめきが起きる。
「ええ、ええ…ガスタービンとディーゼルの部分は赤く明滅しています。…え?…良くわかりません。…え?…どうやるんですか?…」
応対してくれた船員の操作指示に従って、ブリッジの航法GPSを操作すると救難信号を発し、暴走している大型船の航路が表示され、停船しているドーン号の位置と交錯した!

大型船の接近速度から衝突時間が割り出され、ディスプレイにデカデカと表示され、カウントダウンしていく…今から4時間後。
「はい、そうです!…今からぁ…大体四時間後です!…3:57…いや、56!…どんどんカウントダウンしていてます!…機関室?…ここからは全く応答しません」
どうやら直接機関室に行くしかなさそうだ、という結論に落ち着いたが、矢張りもう一度船員がブリッジで各部をチェックする必要があるだろう…。
それに今は停船しているから、この4時間の間にテンダーボートを降して万が一に備え避難の準備を進めておく必要もあるだろう。
オイラは左右のウイングデッキに出て3F舷側を確認した。右舷は火災によって未だに燻っている…右舷のボートは使えそうも無い。
とすると、左舷デッキのボートになるが、遊覧船張りのシッカリとしたテンダーボートが残っていた…外洋での脱出に使うならコレ位の方が安心できそうだ。
そういえば4時間後といったら…夜明けだ。
297オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/18(金) 21:25:48 ID:mY0qmzhl0
>>15【2:00〜2:30 4F:ブリッジ→3F左舷デッキ】(3/13)>>296
「オイラ、直接、テンダーボートを確認しに行く事にするよ、リデルタン」
ブリッジにあった甲板員が使うトランシーバーを2つ取るとインカムに繋いで、一つをリデルに渡した。
「船員の人達が戻って来るまで、ここで中継してくんない?リデルタン」
「え?でもオービークン、もしゾンビが押し寄せてきたらどうしよう…」
「・・・・・・・・・・(そっかぁ)」

今にも破られそうなブリッジの前に、オイラはセルフランドリーから背の高いカゴ付き台車を転がしてきて、入り口を塞ぎ、コースターをロックした。
4003キャビンからジュラルミンケースに収められた重いTV撮影機材を運び出し、カゴ付き台車に高々と積むと、ケージを締めた。
フ〜ヤレヤレ…これでいきなりゾンビに破られる事はない…踏み込まれる前にはブリッジから逃げ出す暇は稼げるだろう…。
手許を弄るとキーホルダー型のリモコンがあった…あ、そうだ!パワーボードのリモコンだ。
オイラは4003号に戻るとTV番組スタッフからプレゼントされたパワーボードを持ち出した。
【重量物】ハードシェルバッグ・パワーボード(但し、階段昇降時のみ手荷物)・インカム型トランシーバー
【非重量物】キーホルダー型リモコン・海洋調査員のシステム手帖・ルームカードキー複数枚(4006と海洋調査員達のDクラスキャビン)

パワボーは15km/hは出る…これで足の怪我と鈍足のハンデはチャラだ。
左舷ウイングデッキのタラップから3F左舷デッキに下りる…この時ばかりは10kg以下とはいえ、パワボーを抱えなければいけない。
しかし、殆どバリアフリーのフラットな船上ではパワボーは足の下で転がすだけだ。
リモコンスイッチを押すとパワボーはスルスルと走り出し、テンダーボートに向かった。
しかしオイラが見て来た限りでは、テンダーボートに集中した可也の乗客がゾンビの餌食となり、艇内は鮨詰めの入れ食い状態で、今やゾンビの坩堝だった。
テンダーボートを確保するには先ず、艇内のゾンビを全て排除しなければならない…あと3時間弱で足りるか?
オール付きの救命ボートや天蓋付きのテンダーボートには100名から収容出来る…誘蛾灯の様に生存者達を待ち受けているそんなゾンビの巣窟を…。
298ランカ ◆EusXQW.z4A :2006/08/18(金) 22:32:42 ID:502lZqeM0
>>13【02:30 5F:コンピュータルーム】 13/13 >>175

ランカ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
心臓が飛び出るかと思いましたゎ。

何はとこもあれ。
ランカ「>>9テオさん、ありがとうございます。 えっと・・・あなたは?>>276
     私は、ランカと申します、助けていただいて ありがとう。」

私はすっと右手を差し出した。

299テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/19(土) 00:52:26 ID:HlJ1/8HR0
>>9【2:00〜 2F階段→5Fコンピュータールーム前】 4/13 >>284
間一髪、扉が開き、俺たちは中へと入る事ができた。俺もランカ>>13も、荒い息を
ついている。はぁ…こんなに疲れたのは久しぶりだぜ。俺はタバコを取り出して火を点けた。
…タバコも残りが少ねぇ。ったく、参ったな。
船員の一人>>276は、俺に大丈夫かと聞いてきた。声からして、さっきの奴か。

「ふん、危うく奴らのエサになりかけたがな」そう言って、俺はタバコを吹かした。
さて、これからどうするかな…周りはゾンビに囲まれている。脱出するのも
骨が折れそうだぜ。おまけに、さっきからどこかと連絡を取っている船員がいるが…
何やら、切羽詰った様子だ。どうも、嫌な予感がする。

俺はタバコを床に落とし、踏み消した。と、その時。表から、立て続けに銃声が響いた。
何だ、オイ!?誰かが、ゾンビと殺り合ってるのか!?
不意に、非常口のロックが外された。俺は扉に振り向き、身構える。扉が開き、
入ってきたのは…あのメイド>>51だった。次いで、男が二人(>>11>>154)。
俺が扉を閉め、口を開きかけた時、再び扉が叩かれた。んだよ、メンドくせぇな!
声も聞こえるが、弱弱しく、はっきりとは聞き取れない。俺はもう一度扉を開いた。
同時に、男>>14が倒れるように部屋へと入る。それを見届けて、扉を閉めた。

こいつは…バーにいた男か。ひでぇケガだが、ゾンビにやられたわけじゃなさそうだ。

「おい、まだ生きてるか?生きてるなら返事しろ」>>14
300キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/19(土) 03:29:12 ID:w/qNv/lB0
>>11【2:30 5F:コンピュータールーム】5/13 >>294

扉を開き、先にジェニファー(>>51)とリチャード(>>154)を中に入れ最後に俺が部屋に入った。
コンピュータールームには、船員達の他に見知らぬ男(>>9)と女(>>13)の姿があった。
ジェニファーの様子を見ると、どうやら彼女が「お嬢様」のようだ。・・・地下に行く必要は無くなったというわけか。

俺達が部屋に転がり込んだ直後に、非常口の扉がノックされた。
男が扉を開くと、ショットガンを手にしたスコット(>>14)が倒れこんできた。
ゾンビには襲われなかったようだが・・・発砲した時の反動からか、腹部の傷が開いてしまったらしい。
>>14 お疲れ様、だ。さっさと船を降りてあんたの酔いつぶれる姿が見たいものだ」
そして先程スコットが俺にしたように、巻きつけてあったシャツを解いて彼の水筒の中身を振りかけ、再びシャツで傷をきつく縛った。
この処置が正しいのなら、当面はこれでもつはずだ。
・・・何れにせよ、ここには生きている人間が大勢いる。これほど安堵できることは、無かった。

スコットは男の声にも反応し、軽く頷く。意識があるなら、きっと大丈夫だ。
俺は立ち上がり、男に向き直った。
>>9 あんたとは・・・初めて顔を合わせるな。俺はキリル・コースチンという」
301ジェニファー ◆1h3HfT3Xzg :2006/08/19(土) 04:02:36 ID:sVnbZWW/0
>>51【2:30 5Fラウンジ付近】12/13 >>289

最悪の状況が立て続けに襲い掛かってくる中、その幸運は突然訪れた。
非常口からコンピュータールームに飛び込んだ時に私の目に飛び込んできたのは…

>>13「ランカ…お嬢様―――!」

他の人達などは目にも入らなかった。
私は疲れも忘れお嬢様>>13の元に駆け寄りきつく抱きしめた…
時間に直せばたった数時間ほどの事なのに、数年間も離れていた様な感覚さえする。
でも、ご無事で、よかった…

再会を喜びあった後、ようやく落ち着きを取り戻した私は改めて周囲を見る。
船員達は皆無事だったようだ。
しかしその分、スコット氏>>14の傷が酷い…キリル氏>>11も負傷している。
そしてもう一人、見るからに酷い傷を負いながらも悠然と立っている人物…テオ氏>>9
信用できるかどうか心配だったが…お嬢様が特に怪我もない様子なのを見ると、命がけで守ってくれたのか。
私は経歴や印象から彼を疑った自分を恥じ、心から礼を言いたかった。

>>9「貴方を誤解していた様です…申し訳ありませんでした。
そして…本当に、ありがとうございます。お嬢様を守っていただいて…本来は私がしなければいけなかった事でしたのに」
302スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/19(土) 08:52:29 ID:o0u8ONhU0
>>14【2:30 5F:コンピュータールーム】2/13 >>295
俺は部屋に辿り着いてからしばらくの間は かけられる声に適当に
頷いていた……腹が死ぬほど痛ぇ…キリル>>11が俺の酒でとりあえず処置してくれたが、
おかげで物凄く滲みる…俺は這うように壁に寄りかかる…
そして辺りを見回してみると…地下に要るはずのランカお嬢様>>13
目に入った…生きていたのか…まぁあの状態ではないようだが…
俺は呻きながら側に居たキリル>>11

「これから…どうするんだ?俺…はあんまり…動けないぞ…
ここは…や…ぱり脱出…した方がいいんじゃ…ないか?」>>11

と言い、自殺行為だとは分かりつつもショットガンに散弾を装填していく…
一発一発装填するごとに部屋に思い金属音が響く…

本当にこれからどうしようか…ボートやらが残っていれば…だが…
俺はそこまで辿り着けるだろうか…ショットガンの装填が終わると
水筒にかすかに残っている酒を全て飲み干す…
303リチャード ◆XEvfZR5Y86 :2006/08/19(土) 10:30:16 ID:f/p9P5nBO
>>154【2:00〜 5Fコンピュータールーム】7/13 >>275

「…はっ、はっ、はっ…あ゙ー疲れた死ぬ。死んだ方がマシかも。」
再びコンピュータールームに転がり込んだ俺は大の字に倒れ込んだ。

こんなに疲れるなら俺だけでもボートに飛び降りりゃあよかったぜクソッタレ…
とも考えたが、どうやらついてきて正解だったようである。
ジェニファー>>22は地下に向かう目的の人物(お嬢様?)>>13とご対面できたようだし、
スコット>>14もあの様子じゃあ飛び降りたところで気を失っていたかもしれない―――
考えたらぞっとしない話ではなかった。
一人で小さな部屋に、いつ大量の化け物どもに襲われるかを待つためだけに生きる時間…ついてきてよかった…

と、キリル>>11がタンクトップ>>9に自己紹介するのを見て、自分も船員含め、自己紹介をすることにした。

息を整えてから。

「はぁ、はぁ…俺はリチャード。えーと、実はケツの柔らかさを知っている。そこのメイドとはそんな関係だ。」>>all

空気をなごませるため、そんなことを言ってみた。
さっき背中に馬乗りされた時だなんて言うつもりはねェさw
304スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/19(土) 13:20:20 ID:c/c8qtjX0
>>14【2:30〜 5F:コンピュータールーム】2/13 >>302 
ショットガン0/6→6/6 散弾残数5発

俺はショットガンに散弾を装填し終わると、 荒い息のままあのリチャード>>154
名乗った男にノリで安全装置を解除していないハンドガンを向ける。そして

「リチャード>>154…ジェニファー>>51…に下手な事を…言うと
腕の骨…を折られるぞ…俺も…俺…一度折られた事が…ある…
原因は…いや…黙っておくとするよ…言ったらこの場で止めを刺されるような気がしてきた…」

そう少し笑いながらいい、すぐに銃をベルトに戻す…
笑ったせいで…また腹が…余計に痛ぇ…やっぱりおとなしくしておいたほうが良いか…
305リチャード ◆XEvfZR5Y86 :2006/08/19(土) 13:34:14 ID:f/p9P5nBO
>>154【2:00〜 5Fコンピュータールーム】7/13 >>303

「あとさっきはマジにすまねぇ」>>14
銃をしまったスコットに俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺が急いたばっかりに…

「ここを生きて帰ったら俺もつぶれるまで飲もう。アンタら、人間を初めて信頼してみようと思う。
こんな状況だからってのも笑える話だけどな。」>>all

俺が人間ってのを信頼しなくなったのはいつだったからか…
まぁいい。
昔のことは。
306スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/19(土) 13:39:55 ID:c/c8qtjX0
>>14【2:30〜 5F:コンピュータールーム】2/13 >>304
俺は今度は顔を真剣にして皆の方に向き直ると、

「それでこれからどうするんだ?今思いつく選択肢は4つ、
この船を備え付けのボートで脱出するか、この船を何処かの
港につけるか、ここで自殺するか、奴等にやられるかだ。
俺…の個人的な考え…はこうだ…何かしら…の方法で…この部屋を脱出する…
非常…用のボートでなく、海賊…達が乗ってきたボート…がある
それに一階から飛び移る…いや確か非常用の…縄梯子があった…筈だ…それを
使おう、どうだ?何日かの…漂流になる…可能性も…あるが
ゾンビに…やられるよりは…マシだと思うんだが…」

そう言うと、周りの様子を見てみる…全員の表情が変わった…
後はこれにどう反応してくれるか…だな…
307テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/19(土) 14:22:39 ID:AIdYPPua0
>>9【2:00〜 2F階段→5Fコンピュータールーム前】 4/13 >>299
俺の問い掛けに、男>>14は頷いて答えた。何とか大丈夫そうだな。
俺は立ち上がり、残り少ないタバコに火を点けた。

ジェニファー>>51が俺に礼を言ってきた。別に大した事はしてねぇんだがな。
「礼を言われるほどの事じゃねぇよ。今度は離れんなよ」>>51

他の連中も一息ついたのか、自己紹介を始めている。
「俺はテオだ。テオ・ファンベルト。知ってる奴ぁ知ってるかもな。
 ま、お互いこんなクソッタレな所にいるんだ。運がねぇよな」>>11

荒い息を吐いていた男はリチャード>>154、ショットガンを抱えている男はスコット>>14
というらしい。この場を和ませようとしてか、リチャードは軽口を叩いている。
正直、ちょっと羨ましいと思った。いや、いいケツしてるもんなぁ。が、口と表情には出さないでおく。
…メイド>>51がリチャードをエライ目で睨んでるからだ。ホントにおっかないメイドだ。

スコットからは脱出について提案があった。…正直、他にいい案は浮かばねぇ。

「オーケー、俺は乗るぜ。今の所、それしか手はなさそうだしな」>>14
 
308オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/19(土) 20:41:15 ID:5F7RmHq40
>>15【2:30 3F左舷デッキ】(3/13)>>297
「海賊達が乗ってきたボートか…」
オイラはブリッジに居るリデルからインターフォン越しに中継されたコンピュータールームでの談議の内容を聞かされた。
船の下を見るが、幾ら豪華客船の煌々とした照明が振りまかれているとはいえ、眼下の海面は漆黒の闇でしかなかった…。
どんなに目を凝らしても海賊のボートは確認出来ない。

海賊が侵入して来たのは停船前で、走行する船にタグボートの類を係留して乗り移って来たとは思えない。
曳航された無人の小型ボートなら転覆しているかもしれないし、停船後も幾度か船は動いているから、ボートを平走させて乗り移って来たのならもう随分離れているだろう。
海峡付近での襲撃なら兎も角、外洋船で海賊が近くまで接近していたとしても、ドーン号への侵入は恐らく特殊部隊とかが良く使う高速ゴムボートの類を降ろして乗り換えてから乗り移って来たんじゃなかろうか?
まあ、その辺は船員達が判断してくれるのだろうけど…。

それに、ただ船から脱出するだけなら、この目の前に並んで据え付けられている樽の様なライフラフト(テント式の緊急展張ゴムボート)がある。
推進力が無いからオールの付いた手漕ぎボート以下だが、海難救助を前提にしていればゾンビ船からはこれで逃れられる。
だが、この辺の海は放っておけば夜明け頃には大災害となり、ただ海面を漂っているだけのライフラフト・テントじゃ被害に巻き込まれる可能性は大きい…。
結局、脱出には動力付きの外洋船が欲しい所だが、目の前のテンダーボートはゾンビの巣だ…無理。

「1階か…」
オイラ単独で確認しに行くのは流石に危険だ…。
【秒数判定】
偶数なら確認しに行く。奇数ならやっぱやめとく。
309ジェニファー ◆1h3HfT3Xzg :2006/08/20(日) 02:29:42 ID:tbeDbwDj0
>>51【2:30 5Fラウンジ付近】12/13 >>301

テオ氏>>9の恩にも着せないような態度に私は更に感動を覚えた。
お嬢様>>13以外の人の行動にこんなにも心が動かされたのは初めてかもしれない…

そんな感動を打ち消す様な下品すぎる無精髭>>154の軽口。
自分でも顔が真っ赤になっていくのがわかる…怒りか羞恥か、とにかく彼を睨み付ける。

そんな時、スコット氏>>14から脱出の案が出された。
確かにここに留まるのは限界かもしれない…

>>14「私は賛成です。
海賊達もまさかこの船に乗り移って自分の船を捨てるつもりはなかったでしょうから
きっとこの船に留められているはず…」

それを見つけ出し、乗り移れば救命ボートよりは全然いいだろう。
現時点でベストに思える。
310スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/20(日) 13:38:17 ID:pNCfdWrB0
>>14【2:30〜 5F:コンピュータールーム】2/13 >>306
俺の意見はほぼ全員から賛成を受ける事が出来た。
その様子をしっかりと確認してから、俺は

「それじゃぁ決まりだな。それじゃぁ早いとここの部屋から出ようぜ、
そうだな、誰か換気ダクトの配置が分かる奴はいるか?
あれさえ使えればかなりらくだと思うんだが…」

俺はそう言うと、辺りを見回してみる…まぁ誰も知らなくても勘で行けるしな…
まだ俺にも時間はある…出血は一応止まっているようだしな…
311テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/20(日) 21:45:22 ID:ajH6EgYF0
>>9【2:30〜 5Fコンピュータールーム】 4/13 >>307
換気ダクト?そうか、ダクトを使えば楽にいけるな。部屋の周りをゾンビに
囲まれている以上、そっちが安全か。

「死にかけてる割には名案だぜ。目の付け所がシャープだ」>>14

俺もスコット>>14に倣い、ダクトを探してみた。うん?…見当たらねぇ。
どっか分かりづらい所にでもあんのか?

【この書き込みの秒数が奇数ならダクトを発見。偶数なら自分には見つけられない】
312テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/20(日) 21:52:30 ID:ajH6EgYF0
>>9【2:30〜 5Fコンピュータールーム】 4/13 >>311
一通り探してみたが、俺にはダクトを見つける事は出来なかった。

「んだよ、クソッ!まさか、ダクトが無いなんてオチか?」
思わず悪態がこぼれる。苛立ち紛れ(プラス八つ当たりで)に、床に
大の字になっているリチャード>>154を蹴飛ばした。

「オラ、休んでねぇでお前も探せ!あと、タバコ持ってたらそれもよこせ!」>>154
313オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/20(日) 22:13:34 ID:fcA5XVBt0
>>15【3:00 3F→5F・EVホール】(3/13)>>308
「換気ダクト?」
オイラはブリッジに居るリデルからインターフォン越しに中継されたコンピュータールームでの談議の内容を聞かされた。
「そこは、デブのオイラには抜けられそうもないなぁ〜」
換気ダクトは大概、通路に沿って走っているだろう。
だけど、ゾンビを回避しつつ下階に下りるだけなら、垂直に切り立ったダクトを伝って1Fに辿り着くのは余り意味ないんじゃないかとデブのオイラには思われた…。
それに火災が発生している訳で場所によっては一酸化炭素が溜まっていて危険かも…。

コンピュータールームのすぐ目の前の壁の向こう側はEVの通路が通っているし、そのすぐ後ろの業務用区画は5F〜1Fまで一貫して船内を縦に貫通している。
だから、もしかすると業務用の昇降階段が通っているかもしれない。
まあ、その辺は船員達が知っているのだろうけど…。
通路の外のゾンビの群れをかわして脱出するなら、EV施設空間か或いは業務用区画に昇降階段があるのならば、なんとか天井の換気ダクトからそこ迄出られないものだろうか…?

或いは6Fのスカイデッキか5Fのプールサイド脇に多数放置されている業務用のカゴ付き台車をEVの扉の前で盾として使う。
カゴ付き台車の鉄格子がゾンビの接近を阻んで、EVの中へのゾンビ侵入を防ぎ扉を閉める事が出来るだろう。
3基並ぶホールのEVを全て5Fに呼び寄せても1基当りゾンビが乗っている最大キャパはせいぜい9体。
無事EVを確保したら同じ要領でカゴ付き台車を乗せ、EVに乗れば、目的の階に到着し扉が開いても、映画みたいに”ガァ”っと、いきなり襲われる心配もない…。
そうやってオイラは3Fにあったカゴ付き台車を盾にして安全を確保しながら5F・EVホールに再び戻って来た。

【秒数判定】
偶数なら秒数分だけEVの扉の前に居たゾンビに遭遇、ゾンビはEVに入って来ようとして来る。
奇数ならコンピュータールームの前に張り付いている群れに気付かれる事無く5FEVホールに降りられる。
314キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/20(日) 22:23:54 ID:lRW33EGD0
>>11【2:30 5F:コンピュータールーム】5/13 >>300

ダクトを通り抜ければ、安全。
しかし、肝心のダクトが見つからない。
・・・確かに換気口のような物は、テオ(>>9)の言う通り見当たらない。
まあ、換気口のない部屋が全く無いわけではないだろう。しかしそれで終わらせたら話が進まない。

天井には、豪華客船らしく汚れもしみも見られない、真っ白な壁紙が張ってある。
これを剥がせば出てくる可能性は・・・あるかもしれないな。

無言でテーブルの上に乗り、ナイフを天井に突き立て、壁紙に傷をつけた。
その傷に爪を立て、一気に壁紙を剥がしにかかった。

【秒数判定:この書き込みの秒数下一桁が奇数なら、壁紙の下にダクトを発見。
偶数なら壁紙の下にもダクトは見つけられず】
315キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/20(日) 22:48:51 ID:lRW33EGD0
>>11【2:30 5F:コンピュータールーム】5/13 >>300

壁紙の下からは、質素な鉄製の天井が現れた。
一思いに壁紙を掴み、引き剥がしたが・・・そこにも、ダクトらしき物は見当たらなかった。
ダクトが無ければ、スコット(>>14)の案もおじゃんだ。

「駄目だ、見つからない・・・ダクトが無いわけでは無いと思うんだが。
塞いでしまったとしても、その跡が分かるはずだ。見落としているだけ、か?」
少し苛立ち気味に、独り言のように呟いた。
316オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/20(日) 22:50:12 ID:fcA5XVBt0
>>15【3:00 5F・EVホール→?F・EVホール→5F・EVホール】(3/13)>>313
「最悪じゃ〜〜〜〜〜!」
なんと9匹のゾンビが一斉にこちらを向いた!
”ガァ───────”っと正に映画の様に怒涛の如く押し寄せて来た!
「ウワァァァァン!!」
9匹のゾンビと鮨詰め状態でEVの扉は閉まった…誰かゾンビの肘がコンパネのボタンに触れたのだろう。
オイラは3台のカゴ付き台車の格子が生み出す空間に囲まれて盾にしているので、奴等の魔手はオイラに触れる事は出来ない。
到着した階に着くと扉が開いて、最後尾の何匹かが押し出され、モップの柄を使って再び扉を閉め、EVから締め出してやった。

複数体だと流石に厳しいが、3匹くらいならオイラでも押し出せる…奴等はパワーはあるが、腰に力が入っていない。
つまり、重心が上体にあり、それより重心を低く取って押し出せば、どうにかなる。(単体では大概はオイラの方がウェイトがあるしね)
ただ気を付けなければならないのは、奴等が台車の鉄格子を掴んでしまった場合だ。
引き付けられると最悪、台車が倒されて防御陣が崩される可能性があったので、速やかに大型ワイヤーカッターなどでゾンビ共の指を切断していかねばならなかった。
命が懸っているし、刃傷沙汰が不気味だとか四の五の言ってられる状況じゃなかった…。
基本的に台車のコースターは押し出す時以外はロックをかけて、ワイヤーカッターで五指烈断する時は鉄格子の中に入って台車の上に乗る事になる。
実質台車は車輪にストッパーが懸った状態で、88kgの荷を積んでいる事になるので、ゾンビが如何に怪力でも狭い室内で1匹だけでは早々揺るがす事は出来ない。
「ハアハア…ハアハア…」
オイラはこうして繰り返しEV室内のゾンビを全て押し出してやった。
再び5Fのボタンを押す…EVは静かに上昇していった。

【秒数判定】
偶数なら秒数分だけEVの扉の前に居たゾンビに遭遇、ゾンビはEVに入って来ようとして来る。
奇数ならコンピュータールームの前に張り付いている群れに気付かれる事無く5FEVホールに降りられる。
317テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/20(日) 23:21:12 ID:ajH6EgYF0
>>9【2:30〜 5Fコンピュータールーム】 4/13 >>312
ちっきしょう…キリル>>11が、天井の壁紙を剥がして調べたが、
そこにもダクトはなかった。
何だか無性に嫌な予感がするのは気のせいか?俺はタバコを咥えて火を点けた。
こりゃ、ダクトはねぇのかも知れねぇな…頭をガリガリと掻き、灰を床に落とした。

「船員さんよ、あんた乗員用の通路とかなんか知らねぇのか?」>>276
318ロジャー ◆QR6YGKOWRs :2006/08/20(日) 23:44:53 ID:gxrK1kxF0
>>276【2:30〜 5F コンピュータールーム】5/13
テオという男>>9が乗務員用の通路があるかと聞いてきた。
自分は普段地下で働いてるから詳しくは分からないのだが・・・
「あるかも知れませんが・・・行くとしたらどの道この部屋を出ないといけませんね。」>>9
319オウビィ ◆TCgkwdwhSY :2006/08/20(日) 23:51:35 ID:fcA5XVBt0
>>15【3:30 5F・EVホール→プール】(3/13)>>316
「2匹か…!」
さっきよりは幾分マシだ。
オイラは意を決して台車をEVの外に押し出し2匹を退けた。
そしてパワボーの上に足をかける。
コンピュータールームの方を見ると無数のゾンビが犇いて正面入り口はもとより非常口まで取り囲んで通路に溢れている…。
「よし、こうなりゃハーメルン作戦だな!」
オイラにはこれまでのゾンビから逃れてきた経験則から、多少だが勝機の見積もりがあった…。
「お〜〜〜〜い、オマエラ、こっちだよ〜〜〜〜〜」
といって、手を叩いて通路のゾンビの注意を引きつけた。

案の定、ゾンビ共は誘いに乗ってオイラの方に向かって来た。
充分引きつけた所でオイラはパワボーに乗ってプールの方に誘導していった。
5F・EVホールのすぐ後ろはプールサイドの入り口だからだ。
パワボーに乗って奇声を上げながら手を叩いてプールサイドを一周すると、周囲のゾンビは続々と集まってきた。
「もうこれで5Fの大方のゾンビは集められただろう…」
プールサイド2週目に入ると最早、パワボーではかわし切れなくなって来た程にゾンビの密集度は高まっていた。
この電動スケボーが流行らない訳だ…動力付きだとはいえ、余りにも重く、軽快感に乏しい…。
オイラはデブだからキックフリップ(ボードに乗って飛跳ねる)も満足にこなせ無いけど、こんなにボードが重くちゃ様々なトリックは決められない。 

オイラは頃合を見てパワボーを降り、プールに飛び込んだ。
ゾンビ共もオイラを追って続々とプールに入って来たが、水深の深いシンクロ用水槽まで引き寄せると次々にそのまま沈んでいってしまった。
ゾンビの群れはプールを取り囲んでいたが、入水して深みにはまれば、水中では行動不能だ。
オイラは飛び込み台中央のゴムボートに寝そべり、ハーメルンの笛吹き男さながらにプール監視員用の笛を鳴らしていた。
320キリル ◆CITXjG1UAo :2006/08/20(日) 23:59:38 ID:lRW33EGD0
>>11【2:30 5F:コンピュータールーム】5/13 >>300

「・・・ということは、廊下に出る以外に方法は無いということか」
船員の一人(>>276)がテオ(>>9)に答えるのを聞き、独り言のように呟いた。

無謀すぎる。
30人前後で廊下に出たところで、殆ど確実に誰かが犠牲になる・・・!
321テオ ◆BKJ7wahLbg :2006/08/21(月) 00:08:21 ID:ZyLuo5dQ0
>>9【2:30〜 5Fコンピュータールーム】 4/13 >>317
この部屋から出るだと。マジかよ…表にどんだけゾンビがいると思ってんだ。
それでも、ここに閉じこもってる訳にもいかねぇ。
一か八か…賭けてみるしかねぇか。

「ふん、あれこれ考えてもしょうがねぇ。どっちみち、それしか手はねぇんだ。
 『虎穴に入らずんば虎子を得よ』って奴さ。覚悟はいいか?」>>all

俺はそう言うと、非常口の扉に手を掛けた。
322スコット ◆N7zjXpFpq2 :2006/08/21(月) 08:09:49 ID:LzCA4grp0
>>14【2:30〜 5F:コンピュータールーム】2/13 >>310
何だか知らないが目が霞んで来た…俺も…そろそろ終わりか?
流石に血を流しすぎたようだ…これじゃぁ歩く事もままならないだろう…
俺はずっと使っていたハンドガン以外を姉貴に押し付けると、

「後は…頼んだ…俺は…もう…駄目みたいだ…やつらに…ならない…うちに…
自分…で終わらせる…キリル>>11、その…ライフル…お前に…くれてやる…
飲めなくて…残念だ…」

途切れ途切れに俺はそう言うと、自分の頭に銃を向け、最後の力を振り絞り、
引き金を引いた…何か…妙な気分だった…心残りは…家族の事か…
部屋に銃声が響いた…

スコット・ウェクスラー……死亡
323本当にあった怖い名無し:2006/08/22(火) 01:11:37 ID:E1NfrLPV0
324ジェニー ◆vUP9qhTOWQ :2006/08/22(火) 14:52:04 ID:Mjoi+VsiO
もし、ゾンビとセックスしたら産まれてくる子はナニ?
人間?それとも・・・・
私はこの謎を解くために、ゾンビを一匹捕らえた。
325本当にあった怖い名無し:2006/08/25(金) 12:36:29 ID:5zHUB+wTO
あひゃっとあひゃひゃ
326あいやぁ:2006/08/25(金) 12:59:21 ID:Lc34RWqbO
ゾンビの真似して あ゙ー ってやるとイイヨ☆
327本当にあった怖い名無し:2006/08/28(月) 02:05:37 ID:2zIpYXmXO
ゾンビ……!
ぎゃー!俺の悲鳴は船の中に響いた!誰か助けてください!
俺は鉄パイプを振り回す!頭に当たった!あ!ゾンビが倒れた!
そうか!ゾンビは頭を攻撃されると死ぬんだ!皆!早く逃げて!俺はヘルメットを被り、ウエットスーツを着込んで、ゾンビと立ち向かった!
誰も殺させない!俺が皆を守る!!!俺はライフルを構え、ゾンビを撃ちまくる!誰かが倒れて居る!ゾンビに殺されたんだ!!ゾンビに殺された人はゾンビになる!!俺は意を決し、とどめをさした!!!
あいつは感謝の表情を浮かべた……。
俺はライフルの弾が切れたので、素手でゾンビに立ち向かった!!!!
空手でゾンビに立ち向かった!!!
やがてゾンビは逃げ出した……。しかし、敵はゾンビだけではない!!!これからもまた、俺を狙った闇の組織が現れるであろう……!
皆をそれに巻き込むわけにはいかない!俺は一人ボートを漕ぎだした……。ゾンビはもういない。全て、倒しておいた。携帯で救助も呼んでいる……。まもなく皆助かるだろう。俺は義務を果たした。もう思い残す事もない……。
俺はあいつの形見のマグナムを持って、一人旅立つ……。

終わり。感想下さい!!!
328本当にあった怖い名無し:2006/08/28(月) 09:43:53 ID:yQC+yNkyO
叩かれる原因がたくさんありますね
329本当にあった怖い名無し:2006/08/28(月) 16:30:57 ID:uXDPgPFt0
>>327
お前がこのスレをよく読んだことはわかった
330本当にあった怖い名無し:2006/08/29(火) 09:50:18 ID:O1/QMuEH0
このスレって途中参加おkですか?
331 ◆N7zjXpFpq2
>>330
一応終了して、現在は次回の[についてを状況確認スレで話し合い中です。