数日前のこと
会社からの帰り際、取引先から電話がかかってきたので応対していたところ
嫌われ者の上司が手の空いている社員を探しているのが目に入った。
「これ以上仕事増やされるの嫌だな」と思い、電話の応対は済んでいたが
もう一度外線ボタンを押し、話をしているフリをした。
外線ボタンを押しているだけなので当然「ツーツー」という音しかしない。
そのまま1分ぐらい粘っていたところ「ツーツー」というが消え無音になった。
そしてそれから数分後、突然受話器の向こうで「はい」という声がした。
あまりのことに驚き、すぐさま電話をきった。電話番号を押しているわけではないので
どこに繋がったかはわからない。
呆然としていたところ、結局、上司から仕事をおしつけられてしまった。
ちなみにその声は中年のおじさん風でした。
回線の具合で実際にどこかに繋がったのか、
それとも・・・。