私は 酷い乱視で、私の眼鏡のレンズには乱視補正は入っていない。
従って 私の眼球の網膜に映っている映像は酷く歪んでいる筈なのに、
私が悩で認識している映像は歪んでいない。
それは、私の悩が、私の眼球の網膜に映っている(歪んだ)映像をまず
修正して それから 普通の視覚としての処理をするから。
また、私に限らず誰でもそうなのだが、網膜に映っている画像は上下が
逆なのに、悩が認識している「見えているもの」は上下逆ではない。
それは 悩が、網膜に映っている(上下逆の)映像をまず修正してから
普通の視覚としての処理をするから。
「幽霊を見た」という人の場合、私のこの乱視補正処理に相当する
悩の画像前処理の段階で、幽霊の像を挿入するという処理をしている。
なぜそういう処理をするのかというと、本人が幽霊を見たいと思うから。
死んだ人(家族・恋人 etc)にどうしても会いたいと強く思ったり、
或いは、「幽霊を見た」というと皆の注目を浴びることが出来るとか
「幽霊を見た」というとナニか特別な能力のある人・「選ばれた人」
の様で 優越感を感じることが出来て、気持ちよかったりするので、
幽霊を見たいと強く思う。
すると、脳がその期待に応えて、そういう画像処理をする。