死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?133

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911本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 15:42:27 ID:kjp80UmL0
飲みかけのお茶が入ったコップを見るとお茶の中で蜘蛛がもがいていた。
         ↓
窓を開け庭にお茶をまいて蜘蛛を逃がしてやった。
         ↓
喉が渇いたので空いたコップにコーヒーを入れて飲んだ。
         ↓
蜘蛛を逃がした後、コップを洗わずにコーヒーを入れたことに
気が付いた←今ここ
912本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 16:00:38 ID:JsGiqLOd0
>>911
俺ガチで蜘蛛汁舐めれるけど
露伴並に
913本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 16:38:20 ID:Bk+SzoOR0
蜘蛛ったってサイズによるしな・・
ハエトリ〜十円玉サイズなら余裕だけど
南方にいる手のひら大のはカンベン・・・・・・・・・・
9141/6:2006/06/26(月) 17:50:01 ID:Pq4ooqCt0
今でもあれが何だったのか判らないし、もしかしたら夢だったのかもしれないけど
今まで生きてきて初めて体験した不思議な体験です。
ちょっと長くなりますが暇な方聞いてやって下さい。。

一昨年の冬、丁度これからクリスマスって頃、12月10〜31日位の間、主要駅に
程近い場所にある某デパートの前で、最近めっきり売り上げを落としている
インスタントカメラの街頭販売を任されていた。(当時派遣会社のバイトで
直接はカメラ屋の店員ではなかったけど、街頭販売の人材として派遣されてた)
最近はすっかりデジカメに需要を乗っ取られて、このままじゃインスタントカメラは
いずれ滅びるなーなんて店長がぼやく中、責任感がそれなりに強かった私は、
自分がこれに携わったからには売り上げ伸ばしてやらなくちゃ、なんて結構真面目に
働いてた訳ですよ。

デパートは10時に開店なんで、朝9時半には中に入って、街頭販売用のセットを
出して、10時開店と同時に仕事開始。夜8時までほぼ丸一日デパートの外に立って
販売をやるわけですが、毎日丸一日それなりに栄えるデパートの前で販売やってると
まあ、色んな人がいるんですよね。全身ピンクのド派手で、いっつも誰かに
つっかかってる50代くらいのおばはんとか、見た目はごく普通の中年のおっさん
なんだけど、ほぼ毎日丸一日デパートの前をうろついていて、その手には常に
火の点いてない煙草を持ってたりしてね、そんな人達は決してカメラは買いませんし、
目合わせたらどうなるかわかりませんから無関心決め込んで仕事に従事してましたよ。
9152/6:2006/06/26(月) 17:50:55 ID:Pq4ooqCt0
で、そんな色んな人がいる中で、一人だけどうしても気になってしまった人がいた。
背がひょろりと高くて(180ちょいあったんじゃないかな)痩せ型の中年のおっさん。
中年と言っても髪はボサボサ、髭がモジャモジャ生えてて、眼鏡をかけてるから
あれ無くなったら意外と若いかもしれないし、じいさんかもしれない、って感じで
年齢不詳。それで毎日気が付いたらそこかしこで現れては、気が付いたら
いなくなってる神出鬼没な多分無職。一番奇妙なのは、その時期かなり寒いからね
誰もがコート着込んでる中、その人はいつ見ても、薄い水色のシャツ一枚にジーパン
て姿で、毎日同じ格好。浮浪者にしては全身目立った汚れもなく、本当に一際
不思議な感じの男だった。でも、それだけなら別に良かったのだけど、
特にこの男を不思議に感じたのは、その「存在感の無さ」だった。

人の群れが一定の方向に向かう流れの中、彼だけはいつも「逆流」していた。
でも、かなりの人数が一方向に向かう中いつも「逆流」していたわけだが、
不思議な事に、誰ともぶつかったりする事も無ければ、そもそも誰一人彼の存在に
気付いてすらいない様子だったのだ。(彼は人の群れより少し頭が出ているので
どこにいるかは良く確認出来た)
でもまぁ、あれだけはっきりと見えてる人を「もしかして幽霊かも?」なんて
その時は思いつきもしなかったけど。
9163/6:2006/06/26(月) 17:51:48 ID:Pq4ooqCt0
仕事を始めて一週間ちょい過ぎた頃だったと思う。遅刻だけは絶対しないよう心がけ
てた私だったが、仕事が慣れ初めたちょっとした油断だったのか、朝少しばかり
寝坊してしまった。仕事場まで原付で10分程度の所に住んでいて、最低でも9時前
には起きていた私がその日は10時ちょっと前に起きてしまって、慌てて身なりも
整えないでデパートに急行した。その時いつもの朝と違う奇妙な違和感があった。
原付で主要道を走って来るのだが、一台も車とすれ違わず、人も一人もいなかった。
片田舎で、元々通勤時間もそれ程混雑しない道だったが、一台も走っていないのは
明らかに異常だった。でも、遅刻しそうな状況だったので、空いててラッキー
ぐらいに考えながら、デパートに着いた。到着した時刻は10時だった。

どっちにしても僅かにタイムオーバー、店長へ平謝りするシチュエーションを
思い浮かべながら、職員通用口に入ろうとした。すると、職員通用口の扉は開く
のだが、中には誰もいない。普段は警備員と、受付の人が必ずいるのだが、誰もいない。
この時には既に「無用心だなぁ」等と常識的に思うより「何かおかしい」と言う
異常事態を察知していた。デパート内は照明も点いていて、音楽も流れている。
そこまではいつもと変わらない。けど…人が一人もいない。
9174/6:2006/06/26(月) 17:52:44 ID:Pq4ooqCt0
急に不安になって、ここ(デパート内)から出なきゃ、と思って、慌てて走った。
デパートの正面口に向かって走る。いつも販売してるのは、この正面口の外だ。
ドアを開けて外に出る。すると、驚いた事に、街頭販売用のセットがちゃんと
セッティングされていた。何が何だか判らず、そのセットの前でしばらく突っ立って
いた私だったが、不意に携帯電話が鳴って、見てみると、発信番号が「非通知」でも
「公衆」でも無く、「NOBODY」と表示された着信だった。勿論私の電話帳に
「NOBODY」なんて人はいない。もう怖くて怖くて仕方無かったが、何となく
出なきゃいけないような気がして、意を決して電話を取った。

「もしもし…?」そう言うと、相手は低くくぐもった男の声で「何でこんな所にいる?」
と聞かれた。私はそいつが何か知ってるのかと思って「こんな所って?仕事で来たんだけど
誰もいなくて」と焦ってそのまんまの状況をまくしたてた。すると男は「繋がってしまったか」
と意味不明な事を言った。確かにそう言った。私は電話の男の反応を見ながらも、私がここに
いる事を知ってるって事は近くにいて私の存在を確認してるんだと思って、辺りを見回した。
すると、正面口から左に伸びる道の向こうから誰かが歩いて来るのが見えた。私は咄嗟に、
そいつは私を助けてくれる常人では無いと思った。
何故ならそいつは向こうを向きながら後ろ歩きでこちらに向かって来ていたからだった。
9185/6:2006/06/26(月) 17:53:36 ID:Pq4ooqCt0
近付くにつれ、そいつは「あの男」だと判った。後姿だけしか見ていないが、薄い水色の
シャツにジーパン、ボサボサの髪をした、あの男。どうやら携帯を握っている。電話の男も
この男だった!私は何が起こっているのか判らないまま、お互いが無言の携帯を握ったまま
後ろ歩きの男の背を見つめていた。しばらくして、その男の動きがいきなり早くなった。
まるで早送りしているような動きで急速にこちらに向かって来た。
もう急激な恐怖のピークで、携帯を落としてその場で尻餅をついて、ぎゅっと目を瞑る
事しか出来なかった。

…いつの間にか気絶?眠ってしまっていた?
気が付いたら自分の家のベッドで目を覚ましていた。何か酷く気分の悪い夢を見たな…と
思って、時間を確認しようと携帯を見た。すると、携帯の時刻は10時8分を指していた。
「ぎゃあああ遅刻だ!!」大慌てで仕事場へ急行。その時、やはりあれは夢だったのだろう、
と気付いた。車通りも人もいつも通りそれなりにいた。勿論職員通用口には警備員も受付も
いつも通りにいた。

私は大慌てで街頭販売用セットの所に向かった。既にセットは出されていて、そこには
店長が私の代わりに販売を行っていた。私は平謝りに平謝りを重ねた。店長は初老で
温厚な人だったから「いいよいいよ」と笑って許してくれたが、私はどうしようもなく
申し訳ない気持ちでずっと下を向いていた。そしてあるものを見つけた。
9196/6:2006/06/26(月) 17:54:27 ID:Pq4ooqCt0
足元に何かプラスチックのカバーのようなものが落ちている。何か見覚えがあった。
何となく「もしや」と思って自分の携帯を取り出して、裏を見ると、私の携帯の
バッテリーのカバーが剥がれているのに気付いた。落ちていたカバーを被せると…
ぴったりだった。「いつ落とした?夢の中でなら落としたけど…まさか?!」
そして携帯を開くと時刻は10時8分のまま。嫌な予感がして、携帯を操作するが、
動かない。…壊れてる。

ちくしょう!と思いながら何となく辺りを見渡すと、人ごみの中をいつものように
逆流して去って行くあの男の姿が見えた。彼はこちらを振り向く事も無く人ごみに
消えていった。彼を見たのはこれが最後だった。

あれが本当に起こった事なのかどうか確認するには、着信履歴でも見ればいいのだが
何せ壊れて操作不能だし、電話会社の明細を見れば判るのだろうけど、私の元に届く
明細は「合計通話時間」しか書かれてなくて確認出来なかった。わざわざ電話会社に
問い合わせるのもはばかられて結局調べていないが、この一件のお陰で携帯を替えなきゃ
いけなくなった事や、友達とかに話しても信じてもらえないむず痒さが残った出来事でした。

長々と読んで下さった方どうもありがとう。
920もこ:2006/06/26(月) 17:56:34 ID:hdXQsGQa0
もこもこもこー
921本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:04:52 ID:ZRTV/How0
おもしろかった。
922本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:19:50 ID:jzmWloAc0
まとめサイトに似た話あったような…改変?
923914-919:2006/06/26(月) 18:40:05 ID:Pq4ooqCt0
>>922
一応私の身に起こった実話なんですけど、似たような話ってどんなのですか?
924本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:43:24 ID:jzmWloAc0
>>923
まとめサイトの時空の歪みの中にあった話で、
おっさん登場・携帯の表示がNOBODYってのが一緒。
925本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:43:26 ID:HWJgXmxI0
なんだか覚えがあるな・・・携帯に「NOBODY」って・・・。
926本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:45:13 ID:XQAehi7MO
「時空のおっさん」スレがあるよ
927914-919:2006/06/26(月) 18:47:18 ID:Pq4ooqCt0
>>924
マジで?教えてくれてどうもです!
それ読んできます!
928本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 18:59:16 ID:0iscHdo2O
ワザとらしい(*゜▽゜ノノ゛☆
929本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 19:02:16 ID:Km/UGyo8O
ぁあ?
930本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 19:17:28 ID:Y8pcLveZ0
時空のおっさんか…なんか某死神漫画のキャラみたいで渋カッコイイな
931本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 20:46:56 ID:TQJz2m7A0
>>927
コピペならちゃんと明示しろよ。パクリなら黙ってろ。
932本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 22:22:52 ID:KLF0k/800
幽霊話でガクブル状態の厨房諸君に
幽霊がらみではない話をしてあげよう。

あれは漏れも厨房だったころの話。
部活の練習を外でやることになり、一人で
校舎横の縁石に座っていた。突然漏れの
視界の隅に短パンをはいた運度靴の足が見え
誰か来たんだと思い、漏れは声をかけた。

「だれだ?」

返事は来ない。体を後ろに向けると誰もいなかった。
(何故?足音もしたし、足も見えた。隠れる場所もない・・・)
ということを考えながら、ふと縁石に手を置いた。

ゴキグチョッ
933本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 22:25:50 ID:KLF0k/800
なんとも形容しがたい効果音が漏れの耳に飛び込んだ。
恐る恐る手のあるほうを見ると・・・。
そこにはムカデやらゴキブリやら蛙やらの死体が散乱していた。
さっきまではなかったのにだ(多分)。
その場で漏れは半狂乱になり、グランドを6周ほどして
やっと正気に戻ることが出来た。 スレ汚しスマソ。
934本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 22:54:18 ID:ShAqLcnjO
>>931
看護婦の話だっけ?
でも時空の狭間系の話って割とよく見るから、必ずしもアレの改変とは言えない気がする。
935本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:38:19 ID:w0x2wb620
実体験の自分としては凄く怖かった話。心霊系じゃないです。
文章下手だけど勘弁してください。

あれは9歳か10歳ぐらいだったかな。
スーパーに父と買い物に行った時のことです。
父の買い物が長いもんで、その間私は本売り場で立ち読みをしてますた。

しばらくして・・・本に夢中になってて気づかなかったんだけど、
いつの間にか後ろに白人の外人男性がいたんですよ。

年齢はハッキリ覚えてないけど、若くはなかったと思う。ラフな格好した中年。
全然混んでもないのに、やたら自 分 だ けに密着してくるので何かおかしいと思い出した。

密着していたのはソイツの腰。局 部 だった。ソイツは私の尻に局部を押し付けて、
他に人がいるにもかかわらずハァハァしながら、思いっきり尻さわりまくってたんですよ。
思いっきり尻を揉んでたってのが正しいかもしれない。
936本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:39:26 ID:w0x2wb620
死ぬほど焦りました。場所が場所で、スーパーでこんな奴にでくわすなんて
思っても無かったしどうすればいいか分からなかったから。
とにかく同じフロアで買い物してる父と合流しなきゃヤバいと思って
本売り場離れたんだ。
そ し た ら その男自分の後ろから少し離れて、何か商品探すフリしながらくっついてきたんですよ。

幸い数分で父を見つけることはできて、父とわざとでかい声で親子だってわかるような会話したなぁ。
それ見てソイツ諦めたみたいでついてこなくなったけど、しばらくフロアをウロウロしてた。
あーそうそう、父には言えなかったよ。怖杉て。10年ぐらい経った今でも言ってない。

あの時の自分の判断は最善の行動だったなぁと今でも思う。
父と合流しないで一人で店の外に逃げようとしたら?
今から考えると、そのまま追いかけてきて暴行されてたかもしれない。
しばらくその百貨店行けなかったよ。ソイツがまだウロウロ
女の子供物色してるんじゃないかって思って。

あれがロ○コンだったんだな。
937本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:42:52 ID:fk+Vhjey0
>>935
アッー!!
938本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:52:04 ID:sC5AE8NpO
>>937
いやいや文面から察するに女性だろうよwwwww
939本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:58:14 ID:nt6s74Or0
最後読むまで男かと思ってた俺は異常・・
940本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:01:03 ID:OfEK/UFU0
同じく男だと思ってた自分はブリジットたんの同人誌で10回抜きました。
941本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:10:08 ID:nZW+/XMs0
今日ふの味噌汁
隣に猫が怨念
亀の鈍い
942本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:26:22 ID:q5O97CF30
>>936
最後の2行がないと、ネバーランド系の話だと思うよな。
943本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:29:48 ID:7JkBl09e0
ロボコン?
944本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:35:47 ID:61blHvdM0
ついさっき初めて幽霊を見た

毎日のように使ってるバイトの帰り道の関越下のトンネルなんだけど、
出口付近で唐突に頭がクラっとして、周囲の音が水に潜ったみたいに
聞こえなくなった
頭がグラグラして乗ってた自転車からこけそうになったんで、トンネルの端に
よけようと前を見たらなんか目の前に小さい女の子がいた
眩暈でトンネルの出口とか周りの風景はぐにゃぐにゃしてたけど、その女の子
だけはハッキリ見えた
そんでいきなり悲鳴を上げだしたんだけどこれがマジヤバイ
自分の前で叫んでるのに声だけは自分の耳元にイヤホン差しててそこから
再生されてるみたいで眩暈と相乗効果で何故か無性に吐き気催した

頭フラフラになりながら手探り状態でペダルに足を乗せて、トンネルを
つき抜けた後、すぐそばの住宅街に入ると急に楽になった
トンネルのほう振り返るとまだ普通にこっち見てた
あの時は何も考えられずに家まで走った。また戻ってシゲシゲ確認する気には
なれなかった(笑

家帰ってみるとなんていうか、「あれが幽霊か」って感じで興奮してしまった
あと霊能者とかが心霊スポットとかで気分悪くなるのもあーいうことかって
分かった。あれに立ち向かえる江原さんとかすごいなとも思った
945本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:36:22 ID:QSGJzZSEO
ロビンちゃん
9461/6:2006/06/27(火) 00:36:45 ID:xKFPGEQe0
東京に住んでいた頃の話

中野で賃貸住宅を探していた。
結婚したばかりの妻がいて、同居人可のところを探す必要がある。
更にペット(変に思うかも知れんが、ホンモノの「鷹」)がいるのでペット可マンションを捜さなければなれず、しかもペットがペットなので部屋探しは難航していた。
そんな中、ある不動産屋でペットの件を相談したら色々探す中、はっと気づいたように
ここ、どうですか?と聞いてきた。
「鷹、いいんですか?」
「ええ、大家さんはいいって言ってます」
「鳥だからけっこう汚れますよ?」
「大丈夫です」
「同居人は」
「狭くても結構でしたら」
6畳とキッチン、ユニットバスのワンルームで5万円、私鉄の駅まで3分の好立地。
ワンルームとはいえこれで同居人、ペット可は本当かと疑ったが、どうも本当らしい。
妻と一緒に見に行くことになった。
9472/6:2006/06/27(火) 00:37:45 ID:xKFPGEQe0
場所は全く問題なく、建物も異常ない。以前に安いアパートを探しているときに
(この時はペット可ではない)裏がすぐ墓場、という事もあったが、そんなことも無い。
至って普通の建物だった。コンクリート3階建ての2階。
「ここってやっぱり、みんな犬とか猫とか飼ってますよね?」
鷹を飼ってるので、傷つけても傷つけられても困る。一応、確認してみると
「いえ?誰も」
「え?ペット可じゃないんですか?」
「ええ、本当は違うんですけど・・・」
「大丈夫なんですか?黙って飼ってて、見つかったら出てけじゃ困るよ?」
以前に、そういうことがあった。
「ええ、大家さんはいいって言ってます。」
なんだか、よくわからないが良いって言ってるんならいいか・・・
2階に上がると、廊下を挟んで両側向かい合わせに部屋が並んでいる。
廊下を灯す室内灯がやや暗く感じた。

ん?
廊下に何か・・・?足跡か?
不動産屋の若い男の説明を他所に、「それ」に釘付けになった。
9483/6:2006/06/27(火) 00:38:20 ID:xKFPGEQe0
緑のフロアタイルに、裸足の油が付いたような足跡が残っている。
それだけなら、特に不思議ではない。
しかし、足跡の形と位置がおかしい。
説明が難しい。全体は女の爪先立ちに最も似ているが、指の数が親指も含め4本、
数が合わない。犬でもない、猫でもない。
その他知っている限りのあらゆる生き物とも異なる。
人間の女の足で、指が足りない。それいがい、考えられない。
それがちょうど踵を浮かせて、更に踵方向を合わせる形で1セット。
これが交互に前、後ろが逆になりながら奥の部屋へと続いていた。

目が点になった。
もともと、鷹以外にもいろんな動物を扱う仕事をしていたので動物にはけっこう詳しい。しかし、どんなに頭を捻ってもこの足跡の答えが見つからない。

しかし、結局安さと便利さには勝てない。
これから先、すぐにペット可の物件が見つかるかも分からない。
そもそも、これまでに相当の時間が掛かっている。
今のアパートもすぐ出なくてはならない。
ここならベランダも広く、鷹を置くスペースも申し分ない。
結局、即決という形になった。
9494/6:2006/06/27(火) 00:38:59 ID:xKFPGEQe0
そのマンションに越した初日の夜、異変があった。
電灯を消すと、3階で走り回る音がする。
3階は以前大家が住んでいたが、今は誰も住んでいないはず。
歩幅と走り方などから子供の足音のようだ。
なぜ大家がここを出て近くに移り住んだのか、知りえない。何かがあったのか・・
電気をつけると、音は静まる。消すと、音がする。
その日はそれで終わった。
その後、鷹を連れてくると異様なことは起こらなくなった。

しばらく住んでいると、幾つかわかってきた。
まず、住人はうちの部屋を含め、3部屋しか入っていない。
うちと、向かいの部屋に若者の男が一人、
音楽をやっているようで、たまにロックが聞こえる。
一番奥、足跡が続いている部屋に中年の男が一人。
特におかしいところも無い、普通のおじさんだ。帰らない日が多い。
部屋数は6部屋あるが、残りは会社の倉庫や空き部屋の様子。
足跡は、定期的についている。というより月に何度か業者が掃除に来るのでそのときに
足跡は消え、いつの間にかまたついている。
いつしか、足跡があっても特に気にならなくなっていた。
9505/6:2006/06/27(火) 00:41:30 ID:xKFPGEQe0
ある冬の日、鷹の訓練の為(鷹狩り、というものをご存知であろうか?その訓練のなかに暗い部屋で手に乗せる、というものがある)深夜の2時ごろ、玄関口で鷹を手に乗せていた。六畳間は妻が寝ているし、外は寒いので玄関口で座って訓練する。
廊下の電灯は防犯のために一日中点いているので、ドアののぞき窓から小さな光が差し込んでいる。それ以外はほとんど闇の中だった。
ふと見ると鷹がドアのほうを凝視している。
鳥は暗い中では何も見えないので普通はじっとしているし、それが訓練になるのだが、
其の時は違った。一点、ドアに向かって睨み付けるように集中している。
そして腰を落とし、口をやや開きながら威嚇の姿勢をとり始めた。
これは何かある・・・と思った刹那、のぞき窓の光がすうっと消えた。

それまでに何度かこの訓練は続けていたので、深夜に若者が帰ってきて足音や光の加減で
それが人間というのは判断できた。鷹もちらりと一瞥することはあっても、凝視などしたことは無い。

これは違うぞ、「あれ」だ、足跡のやつだ・・・
直感的にそう感じた。
9516/6:2006/06/27(火) 00:42:38 ID:xKFPGEQe0
光の動きの様子から、部屋の前でじっとしているのではないことが分かる。
移動している。音は無い。
感覚としては、ふすまくらいの高さのぞろぞろとしたものが廊下を通っている感じ。
その証拠に鷹の頭も少しづつ動く。
冷や汗が噴出す。背筋が凍り続ける。見たい、いや、それはいけないと鷹の様子が知らせる。緊張の時間が続く・・・

ふっと、光が戻った。暫くは動けなかった。
鷹も落ち着いた頃、ほんの少しだけドアを開けて廊下を見た。最後に見たときには無かったはずの足跡が生々しくそこにあった。


後日、霊が見えると自称する数名にこの話をするとみな一様にもう話さないでくれ、と
話を遮られた。

その後半年ほどそこに住んで、田舎に引っ越した。
あの足跡の主はなんだったのか?何の為にあの部屋に出入りしていたのか?
その部屋の中年の男は一体・・・今考えても、背筋が凍る。
952本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:46:30 ID:MRAIT0UEO
>>946
動物ってやっぱ解るんだよね…
うちの猫も時々ある
953本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:57:27 ID:bbzTUL0s0
それより中野で鷹匠っていうほうがもっと気になりますね。
いま現在は違うところに住んでいらっしゃるようですが、さぞかしご苦労なさったことでしょう。
954本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 01:18:23 ID:06qqpj8Z0
>>951
面白い話だった。
だけどなんで霊感のある人は
そんな話はしないでくれとか言うんだろうなあ。
フシギダ
955本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 01:22:56 ID:YJIm57VIO

なんだ、このプレッシャーは!?

アムロ・レイ?
いや、
ララァ・スン・・・か?
956本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 01:29:20 ID:DHNjGPcV0
えーっと・・・

渋谷ハチ公前の喫煙スペースでタバコすうやつ、1回は見たことあるだろう?
茶パツ、帽子、アロハにスニーカーのじじい。
いつも「この国の愛国心は・・・」とかなんとか周りの奴にマジギレ
してるけど誰一人相手にせずタバコをプッカー
957本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 02:08:51 ID:YJIm57VIO
恐いと言えば、高校時代の体験。
夏休みに仲間と海に行った。朝一から海で遊び、夕方には予約していた海沿いの民宿に帰って、
旨い料理喰って、風呂入って、疲れていたので夜の10時には床に就いた。
そして、夜中の3時頃、ションベンしたくて目が覚めた。何気に窓から見える海を見ると、月が反射する綺麗な夜の海にちょっと感動したのもつかの間、
何かが、いや、誰かが海にいる。性格に言うと海面に立って、何やら変な動きをしている。
最初は海の生物かな?と思い、見ていたが、二本の腕に二本の足もあり、姿形は人間。
全身真っ白で、体全体をクニャクニャ曲げながら、軟体動物のように動きながら海面を移動していた。
三分ほど見ていたが、小便が我慢できずにトイレに行き、帰って来て再び海を見たが、もう姿はなかった。
958本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 02:12:02 ID:SYJrrhzkO
>>957
くねくね
959本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 03:01:22 ID:fpXgqk+OO
>>954
霊感があるから霊の話に興味があるとは限らないのでは?
それにそういう人の大半は実際見た時に嫌な体験をしてる場合が多いだろうし、
ひょっとしたら話の途中で『ソレ』の正体に気付いた上で最後まで聞かないのかもしれない。
960本当にあった怖い名無し
>>951
怖〜い(>_<)
けど鷹とか飼ってると頼もしいね!
私も犬(チビだが異様に気が強い)を飼ってるけど、動物って霊が近寄れない(嫌がる?)不思議な気を持ってるような気がする。