死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?132

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312本当にあった怖い名無し
墓石が気になりながらも、必死こいてカギを探しました。
それからどのくらい時間が経ったか分かりませんが、
歩いて帰って、また明日探しに来ると、A君が言い出しました。
確かに明るい昼間に探したほうが、見つかりやすいとは
思いましたが、歩いて帰るには遠すぎでした。
B君の自転車も僕の自転車も、一人乗り用だったので、
A君を乗せることはできませんでした。
「マジで歩いて帰るの?」と、B君が心配して言いましたが、
何も言わずにA君は頷きました。
そしてA君は歩いて帰ることになりました。
最後に、また墓石を見ようとB君が言ったので、
しょうがなく付き合って、見に行きました。
「え!?」3人でほぼ同時に驚きました。
確かにさっき斜めに倒れていた墓石が、ちゃんと
真っ直ぐ立っていたのです。
「うそやろ・・・お前何かした?」
A君がB君に聞きましたが、すぐに答えが返ってきました。
「いや、ずっと一緒にいたし・・・まず無理やろ」
確かに3人でずっと一緒に探していたので、そんなこと
できなかったし、墓石を動かすこともできないのは、分かって
いました。
313本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 01:24:51 ID:KjgMI+pG0
さらに近づいて墓石の上を良く見てみると
「カギ!?」と、A君が言いました。
確かに墓石の上に、A君のカギが乗っていました。
「お前の?」とB君が確かめるように聞きました。
「うん・・・俺の」A君が答えました。
もう一度B君が、墓石を動かそうとしましたが、
びくともしませんでした。
「お前らもみたやろ?」と、B君が聞いてきました。
確かにさっきまで墓石は斜に倒れていたのです。
それが今はちゃんと真っ直ぐ立って、しかもA君のカギが
乗っていたのです。
途端に僕達は怖くなって、その場を離れました。
すると、後ろの方、墓石がある方から
ガタッっと音がしました。
「お前ら・・・絶対、後ろ見んなよ・・・」と、B君が
言いました。そしてすぐに自転車のある場所まで
走りました。わーとか、ひゃーとか、何か途中意味の
分からないことを叫びながら走ったのを覚えています。
314本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 01:26:01 ID:KjgMI+pG0
それから何日かしてから、霊感の強い友達に
その話をしたとき、その友達はこう言いました。
「あそこには、子供の霊がいる・・・そして、その
子供は、ずっと遊び相手を探し続けて、成仏できない
らしい・・・たまに遊びに来る子供を見つけては、
持ち物を隠して、困らせる。それはまだ可愛いから
いいけど・・・その子供に本当に好かれると・・・」
それ以上友達は何も言いませんでしたが、
僕にはどういうことか良く分かりました。
以上、秋の夜長の体験でした。
315本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 01:29:53 ID:S95TUJai0
>>314
いつまでも続くのかと思ったw