>>756 こんなお話をね、2chで聞いたんですけどね。
ある女性のお宅にね、一本の電話がかかってきたんですよ。
トゥルルル〜ッ、トゥルルル〜ッ、ガチャッと受話器を取った。
「はい、○○ですが・・・」
変なんです。受話器の向こうの人は自分の名前を名乗らない。
低い男の声で「おかあ…さん…?おかあ…さん…?」と繰り返す。
その女性、ハッ!となった。どうやら自分の息子のようなんですが、ど〜にも様子がおかしい。
なんだかオドオドしてるし、深〜い穴の底から響いてくるような感じでその声は続いたんです。
よくよく聞いてみましたらば…
「どこそこでヤクザの車と事故を起こしてしまい、どうしても金が必要だから、
今から言う口座に金を振込んでほしい」と、こう言うんですよ。
でも、そんなワケ無いんだ!
だって、その女性の息子さん、今から半年ほど前に交通事故で亡くなっているんですよ。
「ああ〜、あの子は、自分が死んだことを理解できずに彷徨っているのか…」
そう思って、涙ポロポロこぼしながら電話の相手に
「お前はもう死んでいるんだよ、迷わず天国に逝かなきゃならないよ」
と説明してあげたんですねぇ。 途端、電話はガチャッと切れた。
その後、二度と電話がかかってくる事はありませんでした。
その女性、半年ぶりに息子の声が聞けてとても幸せだったそうですよ。ええ。
なんだか心が暖かくなるような…そんなお話です。