325 :
118:
一応言っとくけど、
バーチから始まるスピリチュアリズムは
宗教学的には新しい形の宗教の一つとして考えられてます。
元々のスピリチュアリズム「心霊主義」そのものは、
今でも南米、アフリカ、東南アジア、オーストラリアのアボリジニーの呪術的世界の中に生きてるし、
全世界にあるものでそれこそ宗教という組織が始まる前からあるもので、
そこには「これがすべての人々に広まれば世界は平和になる」という拡大思想はありません、
部族や民族のアイデンティティや誇りを持つための、その集団の中で大人になる為の知識というものです。
その集団に必要なだけで、集団の外は考えてない。「学び」という考えも無い。
厳しい掟の元にあるわけで、ここから要素だけ摘み取ってもそこには本質は無いんだよね。
このスピリチュアリズムと江原氏の言うスピリチュアリズムは全く別物です。
バーチから始まっている特定の宗教的思想である近代スピリチュアリズム(または新興スピリチュアリズム)は、
昔からあるスピリチュアリズムとは別もので、
近代のものはそれを混同して説明している事もあるのを間違えないように。
バーチや江原を信じている人もそれを混同しがち。
バーチのスピリチュアリズムも現在まで色んなものの影響を受けてるわけで、
100年あれば何も影響も受けないわけがない。そこを江原氏は説明してないけど、
キリスト教系の新興宗教の流れがかなり強く入ってると思います。
そっち系の宗教では病気の患者の治療を拒否して死んだという事件もあったり。
(日本の輸血拒否の団体のことを言ってるのではない)なんでもきちんと調べたほうがいいな。
バーチは20世紀始め頃だよね、その頃は「キリスト教ではない」=「宗教ではない」は今より強かったし、
人種差別も階級差別も奴隷制度も当然のようにあったのを考えてみたら?