未来から来た男 ジョン・タイター Part2

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5本当にあった怖い名無し
〜事の経緯〜

・ ジョン・タイターとは、2036年から「軍事作戦」の目的で2001年アメリカに
訪れたとする、未来から来た「タイム・トラベラー」。本人は某BBSにて01年に数々の
「予言」を投稿。その内容が衝撃的だったため、後に注目を集めることとなる。

・ 現代の実家はフロリダにあり、タイター氏の2036年の生活もフロリダ周辺でのもの。
  またタイター氏の誕生年は1998年であることから、タイター氏自身は、現代
  へのタイムトラベルはこれで二度目であり、自宅に住む3歳の自分と一時的に生活している。
  またフロリダに住むタイター氏の両親は、これらの事情を承知していると言う。

・ タイター氏はその初期の投稿の中で、彼が軍事作戦で2001年に来ており、その
  作戦内容は「IBM5100型コンピューター」を回収することだと述べている。
  氏によれば、その機種にはカタログスペック以外の機能があり、将来それが旧型コンピューター
  を運用する上で必要になったため、としている。

・ タイター氏によると、未来は「タイムライン」というものによりそれぞれ異なり
  タイター氏の住む未来と、現代のこの世界の延長線上にある未来は必ずしも一致
  しないという。

・ 「予言」には、それをすると未来に大きな影響を与えすぎる場合が主に3つあり、タイター氏は
  これらに影響を与える予言は行わないとの事。
 
  1)確率による死を免れ得る予言。(例:自然災害や核爆発の具体的日時など。)
  2)金銭的な利益が目的の予言。(例:株価予想やスポーツ競技の結果など。)
  3)予言により現代において特定の人物の人生や人命に影響が出る場合。
    (例:未来の歴史上において、重大な出来事の直接的原因となる人物の実名など。)
6本当にあった怖い名無し:2006/03/14(火) 19:24:12 ID:2GcLxPVD0
〜アメリカの未来〜

・ 2004年以降、アメリカは特に都市部で急激に警察国家化し、それに対し都市外部
と都市内部で抗争が発生。この年に発生した暴動が、2008年には連邦政府の手に
負えなくなる程拡大し、最終的にはアメリカ合衆国は五つに分裂して内戦状態となる。

・ 2015年は「Nデイ」と呼ばれている。(Nはニュークリアー(核)の略と思われる)
この年、ロシアの核攻撃により、米国の都市部のみが完全に崩壊する。これはロシア
がアメリカの反乱部隊を「援助」するための核攻撃。そのためEMPを起こすための上空
の核爆発は起こされず、都市部のみ、地上擦れ擦れでの核爆発となる。これにより殆どの
コンピューターやインターネット・インフラは温存され、その大部分は後に使用可能となる
らしいが、同時に巻き起こった死の灰により、爆心地近くの水源などでは危険なレベル
の放射能汚染が長く続く。(予言をした2036年時点でもひどい汚染は続いてる。)

・ 2012年は特に何も起きない。ワシントンDCへの核攻撃は2015年3月某日と
仄めかしている(詳しくはサイト参照)が、日付などは、彼のこの発言により「この世界」
では恐らく別な日付に変わってしまうらしい。その他の出来事も同様だそう。従って
彼の住む世界とこの世界とでは、出来事の起こり方も内容も異なる。ただ、おおむね
起こるであろう事や、その結果などは同じらしい。それは人々の全般的な行動が変わらない
限りそうなるとの事。

・ 中国軍は、2004年以降起きた米国の内乱に便乗し、2015年の「Nデイ」迄には
台湾、朝鮮半島、日本を全て併合してしまっていると述べている。これはアメリカ
が内戦状態で、その外交機能が麻痺してしまっているのが理由。その為、アメリカの
同盟国では、条約で保障されていた筈の「核の傘」から外れ、軍事侵攻されてしまう。
7本当にあった怖い名無し:2006/03/14(火) 19:24:49 ID:2GcLxPVD0
・ この戦争の死者は30億人を数える。ロシアの攻撃は中国、アメリカ都市部、及び
ヨーロッパ。欧州はこの攻撃で壊滅的打撃を受ける。またロシアは米国の反撃により
崩壊するらしい。オーストラリアは中国軍の上陸は許さないが、やはり都市部は核攻撃
により完全に壊滅する。2036年の時点では、オーストラリアとアメリカとは「仲違い」
状態らしい。(軍事同盟を完全に裏切る形になったためと思われる。)

・ 核攻撃の結果、アメリカの内乱は急速に収束へ向かうとし、2020年迄には都市部
の勢力の完全な敗北により、国内治安はほぼ回復するとしている。その後のアメリカは
現状に近い連邦制を採用するようになるが、中央の権限は現在に比べ遥かに弱いものとなる。
また合衆国の国旗の「星」の数を五つだけにするかの議論が2036年時点であるらしい。

・ この核戦争の後、人類は戦争に疲れ果て、それぞれの国が孤立化し現在のような活発な外交
関係は無くなるとの事。海外への航空便などは存在するが、本数は今とは比較にならない程
少なくなるらしい。ただ、核兵器が完全に無くなった訳ではなく、世界中にはまだ核兵器は
山と存在してる状態らしい。

・ 2036年にはテレビ(プラズマ、液晶)はあるが、放送局が存在しないため、放送は一切ない。
その代わり、過去の番組をデータベース化したものがインターネットを通じて見られるように
なるそう。都市部の大型サーバーは核攻撃により完全に破壊されるため、インターネットは主に
数ある「無線ノード」(現在の携帯無線アンテナのような物)により成立する。
8本当にあった怖い名無し:2006/03/14(火) 19:26:37 ID:2GcLxPVD0
・ 社会生活。新たな合衆国は各コミュニティが基本の生活になるそう。基本的にはその中で食料
  が生産され自給される。当然、農作物の輸送などはある。ただ、移住はコミュニティ単位で
  承認プロセスを経た後でなければ、認められなくなる。そのコミュニティの存在に害となる人物
  は容赦なく追放されるか、移住そのものが認められない。2036年から2001年にやって来た
  タイター氏は、フロリダの実家近くのスーパーの陳列棚に並ぶ、数十ガロンの「ミルク」を見て、
  その量に腰が抜けたそうだ。ただ、その品質には疑問を持ったらしい。大気汚染も現代の方が深刻と
  述べてる。

・ 生死観。2036年には死は非常に身近なものとなり、人間の平均寿命も60歳に満たなくなる。
  また、警察国家を信望する勢力を壊滅させたからと言って、それらが完全に消滅したわけではなく、
  そうした勢力が、彼らの住むコミュニティ外には存在しているらしい。そうした集団との殺し合い
  は続いてるそう。タイター氏によると2036年では、過去の米国崩壊の原因が人々の「身勝手さ」
  に起因したとの歴史観が大勢を占めているため、コミュニティの存続に危険と判断され、そこに移住
  を許されないそうした「身勝手」と烙印を押された者は、容赦なく殺害されるそうだ。

・ 職業。2036年の時点では現代のような巨大企業は存在しない。タイター氏が2001
  年の時点で新聞などで見た企業(デルなど)は、そのどれもが存在すらしていないらしい。
9本当にあった怖い名無し:2006/03/14(火) 19:28:39 ID:2GcLxPVD0
〜矛盾点〜

・ タイター氏はコンピューター技師と思われる点がいくつかある。IBM5100についても
  そうだが、氏自身の父親が5100シリーズの開発に携わっていた事を認めているらしい。
  (サイト中に言及部分がある。もっとも、タイター氏はそれゆえ選ばれて現在に送られてきた
  とも言っている。)

・ 女性の権利を聞かれていた部分では、矛盾した発言を一度している。

・ タイター氏の「タイムライン」では、2000年問題(Y2K問題)が原因でアメリカが
  内戦に突入したことになっている。("この世界"のように9/11テロが原因とは言ってないらしい。)
  ただ「ニューヨークの摩天楼の輪郭が異なる」とは述べている。

・ 現在の混乱した中東情勢への言及がほとんど無い。最も、世界情勢全般についての言及
  そのものが、その発言中少ないのもまた事実。(意図的?)

〜矛盾しない点〜

・ この「IBM5100型」には、タイター氏の言及通り、「カタログスペック外」の機能が存在する。
  つまり、この機械はタイター氏が述べるようにAPLやBASIC以前のIBM独自仕様の特殊な
  コンピューター言語をデバッグすることが可能なのだ。

・ タイター氏が言及する2038年問題。これは明らかに存在する。(詳細は「2038年問題」↓参照のこと)
  ttp://ja.wikipedia.org/wiki/2038%E5%B9%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C

・ 当時のBBS内(>>4)でのやり取りにかなり現実味がある。