932 :
926:2006/09/17(日) 22:13:53 ID:5v4/yz9L0
すみません。
文字が多くてエラーが続発いたしまして・・・
編集しながら投稿したんです。
不慣れなばかりに不快な思いをさせて申し訳ありません。
おもしろかった。 次のお題は「楽器」「ゲイ」「クールベ」
結婚式場にあった、人間の子供を食べている鬼?野人?の絵がめちゃめちゃ怖くてトラウマになったよ。
ああいう絵を書く人間の神経がわからん。そして買うやつの気も知れない。
小さい頃に花束を新婦にわたすためにいったんだが、その絵をみてないてたのに結婚するからないてるんだと思われてなんだかくやしかった。
>>934 ゴヤの「わが子を喰らうサトゥルヌス」かな。
しかしあの絵を結婚式場には置かんだろフツー
tp://www.josuikai.net/josuikai/21f/54/Kinoshita/slide/IMG0048.jpg
>>891 石田徹也
マグリットの絵に似てるね。
でも、マグリットの絵にはユーモアのようなものも感じるけど
この人の絵はただただ、陰鬱で暗い感じ。ずっと見てると死にたくなってくる。
モンス デジデリオの「地獄」
怖いというか・・・ 画集で拡大された
蝋のような死者たちと 空に張られた綱に引き込まれてしまった。
懐かしい気さえして・・・
>>936 私も昨日の新日曜美術館で見たよ。
なんだか見てると切ないような寂しくなるような絵だよね、石田徹也は。
純粋で孤独な感じ。
怖いとは思わなかったな。
悲しい気分になる。
マグリットには、石田よりも、もっと人の悪さがある気がする。
私は小さい物がビッシリ集まってる絵が怖い。
エッシャーとか伊藤若冲とか。
雰囲気で怖いのがベックリンとクノップフ、ルドンかな。
940 :
939:2006/09/19(火) 22:44:39 ID:ekTJWlLJ0
941 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 03:36:43 ID:8/EV811tO
落ちてほしくないage
943 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 04:07:52 ID:xxzuUf/N0
>>935 ほんとうありがとう!!!!!
これだよ!!!
いまみてもこわい;;
>>935 この絵が結婚式場にあったらそりゃ怖いな…
つーか選んだやつ頭おかしいだろ…
945 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 04:13:57 ID:xxzuUf/N0
>>935 絶対結婚式場にあったよ!
こんどいってみてあったら抗議してくる。
>ああいう絵を書く人間の神経がわからん。そして買うやつの気も知れない。
ここスゲーずうずうしくて腹立つわ。
それに子供んときとはいえあれくらいで泣くか〜?
式場には置くなよって思うよ。
うん、このスレでは
「ああいう絵を描く人ってどういう精神構造をしてるのかな。
買っていく人もすごい」くらいで留めておいてほしかった。
だが確かに式場には(ry
ところで無知な私に教えてほしいのだが、
「我が子を〜」の絵の背景は、どういう物語なんですかね?
一瞬鬼子母神とかぶったんだが、鬼子母神は我が子を食ってはないもんな。
>>947 ギリシア神話のサイトを検索するといいですよ。
簡単に言うと 父 ウラノスを滅ぼし主権を奪ったものの
自分の子供に滅ぼされるという予言を信じたサトゥルヌス(クロノス)
が ならばその前に殺してしまえ(食べてしまえ) というお話です。
殺す方法ならいくらでもあるのに 自らが食べるという選択は
哀しみと恐れと狂気なのでしょうか。
神様なのに 人間くさいんですよね。 ギリシャ神話って。
わが子を喰らうサトゥルヌスには人をひきつける
不思議な魅力があると思うわけだ
あれ?ゼウスの父親だっけサトゥルヌスって
オカルト絵に限った話じゃないけど絵の背景とか知ってると
より楽しめるんだろうなあ
>>948 自分で努力もせずに教えてもらっちゃってすみません。
成程、ギリシャ神話なのか。
>殺す方法ならいくらでもあるのに 自らが食べるという選択は
>哀しみと恐れと狂気なのでしょうか。
詳しい話も知らずに私が言うのもなんですが、
愛と違いますか?
ただ殺すでなく、自分の中へ還す、みたいな。
あなたのレスを読んで、
父を殺した自分の業が子供にまで繋がらぬように
食べてしまう事でそれを自分の中に納めた、
というように私は感じましたが。
>>950 猫や犬が 出産直後にストレス?にさらされると
本能的にはありえないことのはずなのに
自らが生んだ仔を嬲り殺しにしたり 食べてしまうことがあるんですよね。
神様といっても 人間が考え出した物語ですから 狂気や怖れだけではなく
貴方のおっしゃる様な 人間の観念に基づく愛が 無意識にせよ
このエピソードには含まれているのかもしれません。
私には少なくとも ゴヤの描いたサトゥルヌスの表情にそのようなものを感じ取ります。
けれど それにもまして 自分が滅ぼされることへの恐怖が勝るのだと・・・
神話にモラルを投影するのは愚だとわかっていながら
人間的な心を付加してしまいます。
952 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 21:07:09 ID:U5DRXVKP0
>>948-951 皆さん、優しいですね。
「我が子を喰らう〜」は心理学者の中には「精神的に未熟な親が、生まれた我が子の未来や
可能性に嫉妬し、『こいつのせいで私の未来は狭められた』と不当且つ的はずれな怒りと復讐心で
子供の人生を潰す姿」と解釈する人もいます。
結婚式場に飾ってあったってのは、↑の解釈でもって「こういう親にならないで下さいね」
というメッセージのつもりなのかも…
(まともな理由がコレくらいしか思いつかない)
ちなみにそのあとウラヌスはゼウスにやっつけられて食べた子どもを全員吐き出す
955 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 01:59:19 ID:2gZ8afRM0
ちょっといいすぎました。
精神異常の自殺者が書いた自画像と、原爆の絵と、我が子を喰らう〜だけは今もだめです。
やっと恐怖絵画のすごさがわかってきました。
リアルに恐怖を表現するってこと自体すごいのかも。
956 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 02:12:17 ID:ehXdJBsvO
はじめて書き込みます。既出だったらごめんなさい。外国のどこかの美術館に展示されてて、見ると気持ちが鬱になったり、自殺者も出たっていうキリストのイコン(肖像画)の画像持ってる人いませんか?どうやら精神にくるらしいのですが…
958 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 17:25:41 ID:ehXdJBsvO
>>957これです!ありがとうございます。その美術館の絵を管理してた人が自殺しちゃったらしいんですよ
ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」には消された部分がある
現在我々が目にしているものは、当時描れた状態のものではない。
オリジナルの状態は、サトゥルヌスの股間の部分が勃起している
ようするにサトゥルヌスは我が子を喰らいながら勃起しているわけだ
まさに狂気の絵画と言える。
>>955 いや、お陰で私は色々と勉強になった。
「我が子〜」は、ルーベンスも描いているのだね。
だが、ゴヤの作品は禍々しさの点でくるものがある。
>>961 面白いね。ハンス・ベルメールの「官能の転移」の左側の女性に(((;゚Д゚)))カタカタ
おお、タイムリーにベルメールの名が。
ちょっとここの皆さんのお力を借りたいんですが、
ベルメールの人形で、
流し台(よくトイレなんかにある、モップなんかが洗えるような深いもの)の上に
少女の胸から上(髪・顔あり。乳房も4個くらいあり)が乗っかっている作品
の画像、どこかにないでしょうか?
作品名もわからないし、ベルメールの作品扱ってるサイトへ行っても
この作品だけは見つけられない。
確か白黒だったと思うのですが、どなたかご存知ないですかね?
964 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 19:52:04 ID:7LfD/nPPO
age
可淡もこんな感じの多いよね
968 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/23(土) 22:10:05 ID:7LbwhroH0
今日の美の巨人たち、このスレでも時々取り上げられたフリードリヒです
何となく報告
>>957 初めて見たけど、キリストの扮装で描けばいいってもんじゃないと思った。
何この変な目つき。 ぶつぶつ言って歩いてる人みたいじゃん。
>>971 ほんとらしい。
俺は堀田善衛の評伝「ゴヤ」で知った。
黒い絵はもともと壁画でそれを剥がして持って来てるから
かなり修復家の手が入ってる。
現在見れるものががオリジナルと考えない方がいいらしい。
>>965 亀ゴメン、これです、有難う。
これが一番好きなんだよな〜。
>>974 私は廃墟好きだが、
王宮っぽいのは何か遺跡のように見えてしまって、
あまりピンとこなかった。
でも工場っぽいやつはいいね。
タルコフスキーの「ストーカー」みたいな感じだ。
>>974 ピラネージの「空想ローマ風景」や「牢獄」にインスピレーション受けてるな・・
>>974 ぜひとも「ゴーメンガースト」の挿絵を・・・
ダリ回顧展行ったよ。『記憶の固執の崩壊』はなかなか怖かった。
『記憶の固執』を一度ネットや美術誌で見てから観に行くといいかもしれない。