一方・・・・・・・・
オカ子 「おっさんホントに弱ぇなあ〜。・・・・・・ 」
ヤミー社長 「あなた達を運ぶのに体力を使い果たしてしまいました。ゼイゼイ」
貞子 「それじゃあ人殺しなんて無理だよ。あきらめてブタとか牛にしたら?」
ヤミー社長 「メジャーなダシは使わないのがヤミーラーメンのモットーです!! 」
オカ子「そうだ!! スプーを使っちゃえよっ!! 」
オカ子のアイデアで、新製品が開発された。
食材が豊富にあったが、安定供給できないとの理由で、
夏季だけの限定生産だ。
ほら、この町に今日もチャルメラが聞こえるだろ?
黒子、エテデシ、サルゥの3人が、バイトでそれぞれ屋台を引いている。
スプーラーメンが売りの屋台「ヤーミヤーミ」だ。
経理の喜多木、原材料の仕分けなどでオカ子・貞子も活躍した。
彼らはこの夏、素晴らしい体験(と収入)を手に入れたのだ・・・。
第157章 〜 大日本悪悪厨学校 〜
メリー先生「はいあなた達、当然テストの準備は出来ているんでしょうね?
赤点の場合は地獄の夏期合宿ですよ。・・・フフフ・・・ 」
オカ子「なんだぁ〜てめえ! ナメてんじゃね〜よっ!! 」
もちろんオカ子と貞子は赤点だった。
ちなみにサルゥはいつの間にか転校手続きを済ませていた。
貞子「あれ? エテデシは?」
サルゥ「そ・・・それがあまりにも屋台の売れ行きが良かったので、
調子に乗って夜明けまで営業を・・・。」
オカ子「それで?」
サルゥ「朝日をモロに浴びてしまって、灰となってしまいました・・・!」
貞子 「灰を集めといて、役先生の所へ持っていったら? 」
オカ子 「材料はまだ、残ってんのかよ? 」
サルゥ 「スプーチャーシューが、もう残りわずかでして・・・ 」
オカ子 「 ところでお前、赤点か? 」
サルゥ 「 いえ、なんとか学年10位以内に入りました。」
貞子「ま、どーせヒマしてんだろ? 合宿中ウチらにつきあえ、買出しとかさせてやんよ。」
サルゥはパシリになった。
一方、役先生の下にも従者ができたようだ。
どことなく灰となったエテデシに似ているが・・・
名前は「前鬼」と名づけられる。
駄未案さん「あんた達のんきな事言ってるけど、
あの開かずの教室で合宿するのよ、知ってんの?
生徒だけ閉じこめてね。
まあ、合宿というよりおしおきね。」
オカ子 「まじかよ〜っ!! 役先生も行きたがらないって聞いたぜ!!」
そして合宿の日は来た。
その日は朝から、空は黒雲に覆われ、時々遠雷がなっていた・・・。
そう、今日は13日の金曜日・・・。
山のように積まれた問題集をやらねば、ここを出られない。
貞子「こんなの出来るワケないじゃん。
暑いよ。大体この教室、窓がないじゃんか!」
オカ子「そうだよな!こんな事で頭が良くなるワケないっつーの。!!
あ〜あ・・・・・今年もカンニングしとけばよかったな。」
その時天井から・・・・・・
「キサマ達文句が多いぞ・・・・さっさと、やれ・・・・・」
貞子とオカ子は酸欠になった。
貞子「・・・く、くるしい・・・!
そう言えば、この部屋さっきから・・・心臓の鼓動のような音が・・・ 」
オカ子「もしかして・・・部屋自体が生きている・・・!?」
謎の声 「ただの部屋さ。
しかしお前達は取り囲まれおり
あらゆる場所から監視されている。
そうだな・・・
問題集をひとつ終えるごとに酸素と冷風をやろう。
順調に進めば3時のオヤツだって出るぞ。 」
オカ子「ハァ〜!? ふぅざぁけぇんなぁ!
問題集はやってやる! だが、その威圧的な態度が気にいらねぇ・・・!
サルゥ! 聞こえるか!?
やれッ!!」
サルゥ「闘技! 神砂嵐ッ!!」 ゴ パ ァ ァ !
両腕を肘ごと逆回転!
その圧倒的パワーにより生まれた真空による破壊力はッ!
結構呑気してた「謎の部屋」の壁をぶち破った!!
ドッギャーンッ!!
オカ子 「・・・?なんだぁ夢かあ。・・・暑いよ・・・・・・・おっ? 」
貞子 「ふーっ。風が冷たくて気持ちいいや。んっ?麦茶も飲んでいいの?」
一足先に貞子は冷風タイムに入っていた。
いつの間にか教室の後ろにはスイカが転がっていた。
オカ子「おっ!? 気が利いてるな?」
貞子「でも、何で地面に転がってるんだ?
つーか・・・砕けてねぇ? 赤い液体が・・・スイカじゃねぇっ!?」
流れ出ていたものは血であった・・・。
貞子 「ひぇ〜!!!生首が笑っているぞ!!!!」
謎の声 「 バカモノっ!!
問題集に集中しろっ!!!
この部屋はあらゆる者が住み着いておる。
お前達は、我々僧侶がガードしているが、
気を抜くと取り憑かれてしまうぞ!!!。 」
よく見ると、窓はカーテンで閉ざされてはいるが、
その向こうに大勢の人影が揺らめいているのが映っている・・・。
こちらを窺っているのであろうか?
348 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/10(月) 20:26:28 ID:CDToeNbl0
「何をしてるんだい」ボンバイエなシルエットが揺らめいている。
349 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/10(月) 20:28:54 ID:IpsjqQYz0
(⌒Y⌒Y⌒)
/\__/\
/ \
/ サザエの \
(⌒\ うしろ頭 /⌒)
( | | ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(_/ \_) < マスオさん、
\ ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,/ \ この裸エプロンどうかしら?
\ / \_________
/ \\ i // ヽ
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| イ //\\ .ト |
| |// | \ヽl.| |
ヽ| レ' ト、| | トントン
____|/ Y ヽ |/ _______
||丶_人__ノ | |
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( ⊃ ( ⊃
オカ子
「なんだか、おかしな幻覚が見えてきたぞ。
声も聞こえる。ケケケケ・・・・・・・・」
謎の声 「とり憑かれてしまったか・・・?」
取りあえず落ち着いて、ノリアキなCDでも聞きながら、ラーメン食べるか
カ きょー イ ん ニ 気を つ け ロ!!
貞子「なんだかザワついてきたな。・・・・」
謎の声「雑念に囚われておるからこそ、有りもしないものが見え、
聞こえもしないものが聞こえてくるのじゃ!
心の目で見よ!
さすれば、この教室の真の姿が見えてこよう!!」
オカ子 「でもよう、坊さんの子分達さっきから、サボってねえか?・・ケケケ」
謎の声 「なに?ワシたちが見えるのか? 」
オカ子 「なんだか見えるようになってきたんだよ。
役先生に言いつけるぞ!!・・・ケケケ・・」
謎の声 「え・・役先生? 本当?早く呼んでちょーだい!!
ずっと待っているのに!!もうっ!役先生たら・・」
役先生は海外旅行に行くためにパスポートを取りに出かけましたよ
謎の声 「いやん!もうイジワルっ!・・・・・え〜ゴホン!!
お前達!!早く問題集をやりなさい!! 」
オカ子 「もう終わらせちゃったよ。こんな問題簡単じゃねえか!・・ケケ・・」
コツ コツ コツ・・・
足音が近づいてきた・・・それは教室の前で止まる・・・。
彼女達が扉に目をやると、
ゆっくりと扉が開かれた・・・
貞子「げ・・・メリー・・・!」
メリー先生「どれ? 問題集はできてる・・・?
終わったの? やればできるじゃない、えー・・・っと、
あなたたち・・・答えがあってないじゃない!!」
オカ子 「そんなバカな!?・・なんちゃって!!・・・ケケケケ」
貞子 「あ・・あのさぁ先生!オカ子がヘンなんだよ、
なんとかしてよっ! 」
そういう貞子は正常か否か?
メリー先生「・・・確かに・・・、後鬼・・・、あなたの結界能力も弱まったみたいね・・・。」
謎の声(その正体は役先生に仕える「守りの従者」 その名は後鬼。)
「そ、そんな、こいつら、態度が悪くて・・・!」
メリー先生「まぁ、それも確かに・・・。あら? 貞子、あなたも・・・!」
貞子「・・・えっ!?」
メリー先生「その足の人の顔の形の痣はナニ・・・!?」
貞子「あたしの足・・・ギャアアアッ!? なんだよ、これぇ!!」
貞子の足 「はらへった! 何か食わせてくれよ。 」
貞子 「おわっー!! なんだ、てめえ!! 」
教室(後鬼)「なんと・・・二人とも取り憑かれてしまったか!?」
メリー先生「参ったわね・・・役先生いないし・・・
貞子・・・あなたの方は足をちょんぎっちゃえばいいかしら?」
メリー先生はスカートの中から古の大鎌を取り出した・・・。
最初は小さな金属棒だったのに、みるみる巨大化して、
構える頃にはメリー先生の上半身ほどの大きさにまで変化する。
これが、あらゆる命や魔を滅する神秘の鎌だ・・・!
貞子&貞子の足「・・・ま、待て待て待て〜ッ!!」
メリー先生 「しかたないわね・・・合宿は終わりにしましょう。
役先生が帰ってくるまで、皆と授業をうけなさい。
あなたも来る? 」
謎の声 「私はここから動けませんので・・・」
オカ子 「 先生!! 早く勉強しよーぜー。 ・・ケケ・・・」
三人は教室を後にした。
廊下ではサルゥが控えており、彼女達の3,4歩ほど後からついてくる。
「ム?」
気のせいか?
いま、廊下の貞子の影の中で何かが蠢いたような・・・?
君、自衛隊に入らないかい?
368 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火) 18:56:40 ID:FGgw0tSu0
あげー
貞子は了承した
だが二度と地球には戻れなかった
貞と子の中間の生命体となり
永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして死にたいと思っても死ねないので
―そのうち貞子は考えるのをやめた。
ヤミー社長「ふーん。貞子ちゃんが意識不明なのか。
ヤミー万金丹を飲ませてみよう。
憑き物に効果抜群だぞ。 」
サルゥ 「で、それはどこにあるのですか?」
ヤミー社長 「それが問題なんだよ。
地下会社の薬品倉庫にあるんだが、
扉を開けるオマジナイを忘れちゃったんだよ。
ちからずくでやると、
建物が古いからすぐ壊れちゃうしなあ。」
サルゥ 「・・・問題ない・・・貴様の脳に聞けばよいのだな?」
ヤミー「え? ちょ、ちょっと?」
ゴパァ!!
ヤミー「ぎにゃああああ!!」
サルゥの腕がヤミー社長の頭の中に溶け込んでゆく。
ヤミー「忘れていた・・・こいつ他人のカラダのなかに潜り込めるのを・・・!」
サルゥ「思い出すのはその事ではない・・・、地下の扉を開ける呪文だ・・・!」
ヤミー社長「ちょっとサルゥ! 手加減してよ。おー痛ててて!」
サルゥ 「あった!! これだな!! えーっと・・・・・ 」
ヤミー「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう いあ! いあ!
るるいえ うがふなぐる ふたぐん いあ! いあ!!」
サルゥ「よし、ご苦労だ!」
メリー「・・・どっかで聞いたような呪文ね・・・。」
そして・・・・・・・・
貞子「ふーっ・・ ありがとう、助かったよ。
だんだんと気が、遠くなっちゃってさぁ・・・」
メリー先生「オカ子にも、効くかしら? 」
だが・・・ヤミーはもう一つの重大な秘密も思い出すべきだったのだ。
この呪文は古の古代神を復活させてしまう事を・・・!
時すでに遅し、蛸頭の古の古代神が復活を遂げてしまった!
蛸頭神「YO〜ME〜N♪」
オカ子 「ケケケ・・・来る! やって来る!! 古の支配者!!
世界をほろぼ・・・うぁははははーッ!! いあ! いあ!!」
サルゥ 「・・・これは・・・憑いてるんではなく・・・!」
メリー 「大変・・・何らかの邪悪なる者と意志がシンクロしてしまっている・・・。」
ガラ・・・ ガラガララッ! ドドドドドドド!!
ヤミー 「何だ!? わしの地下工場が! 長年経営してきた会社が崩れていく・・・!!」
378 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/24(月) 01:46:52 ID:DJvYSNkw0
古代神はひたすら暴れ、街を破壊していく。
そこに、遠い空から輝く赤い球体が・・・
その赤い球体は、前鬼の作り出す炎によって覆われた役先生!!
伝説の秘法具「派棲法屠(pa-su-pou-to)」を手に入れて帰ってきたのだ!
その、異世界へも渡ることのできる破棲法屠に記された菊の紋章によって、
呪力は何倍にも高まっている!
サルゥ「ヌゥゥ・・・、 あれが噂に聞く破棲法屠!」
貞子 「知っているのか!? ラ・・・いや、サルゥ!?」