俺の住む集落には「武君様」と言う神様(?)が祀られている。
なんでも、この集落を野武士などから守り命を落とした青年が、
神と成り今もこの集落を守ってるらしい。
この「武君様」を祀ってる祠の様な物が村の山奥にある。
これは夏と冬の年に二度ある祭りの時にしか子供は入ってはいけない。
しかし、俺は小学生の時、同級生の友達(違う町内の子)と無断で入ったことがある。
そこで、俺は凄いものを見た・・・
>>208の続き
祠は木で出来た小さくて古い社の様な物があり、
その中に何があるかは村の極一部の人しか知らない。
俺の父や祖父さんも知らなかった。
その話を友達にすると、「見てみたい!」っと言ってきた。
俺は村の大人に怒られるから止めたほうがいいと思ったが、
一度自分も見てみたかったので同意した。
社には錠がしてあったが古く錆びていたので、簡単に外せた。
扉が開くと中から異臭と茶色に変色した布に包まれた物が出てきた。
>>209の続き
俺と友達は異臭で胸が悪くなり、その場でゲェーゲェーと吐いた。
そして、異臭を放ってる茶色の塊の変色した布を剥がした。
中からは黒茶色の小さなミイラ(この時そう見えた)が出てきた・・・
次の日、祠を管理していた集落の長が逮捕された。
どうやら、高校生の娘に子供が出来てしまったらしい。
堕ろさせるはずだったのだが、気づくのが遅かったらしく。
産ませてしまったらしい。
そして、この不名誉を村人から隠すためこの子を殺し、
遺体を社の中に隠したそうだ。
この一軒以来、友達は扉を開けるのが怖くなったそうだ。
俺もたまに、あのミイラの夢を見る。
>>175のやり取りを、結構最近オカ板のどこかで見たんだけどどのスレだったか思い出せない、、
リアルタイムで見てたけど、自作自演だとは思えなかった
つーか煽り合いの自作自演なんて意味ないしなw
…自演じゃなく、別人だったとして、その相手がここを見て、『おいおいw勝手に殺してんじゃねーよw』
なんてカキコしたら台無しだわなwww
それをあえてネタにしてるっつー事は…
何日も前から綿密に練り上げれたネタまたは ガ チ って事だよな?
あまりみんな反応してなかったけど、俺はガクブルしながら読んだ。
見事に釣られたのか俺は?
>>208-210の補足
書き忘れてたことだが、
社の中身は元は「武君様」を模して作った仏像があったらしいが、
長はそれを捨ててしまったらしい。
そのせいか、これを「武君様の祟り」と呼ぶ人も少なくなかった。
長の高校生の娘は父に子を奪われたショックで発狂してしまい、
長は家の娘の部屋に監禁していた。
施設で治療して順調に回復。
長の奥さん共々、今何処にいるかは誰も知らない。
長は今も刑務所に居るらしいが、定かではない。
>>212 生臭い話し怪奇話乙。
しかし、その長もドキュソだがその長の下にいた連中は
大丈夫なのかねえ・・・。
「武君様」って「ぶきみさま」って読むの?
去年就活で東京行ったときに、渋谷駅の何口か忘れたけど
出て携帯で地図を見てたのね。
そしたらすぐ近くによくいる派手な占い師風のおばさんと2人のおばさんが
3人でなんか話し込んでるのね。立ったままで。
普通占いって座ってやるもんだし立ったままでなんか異様だなーと思ったんだけど、
気になったから携帯見てる振りして近づいてチラチラ横目で見ながら
その人たちの会話を盗み聞きしてたのね。
でも近づくのには限界があったし昼間の渋谷駅前の人ごみの中じゃ
ざわざわ周りの騒音がうるさくてほとんど聞き取れなかったんだけど。<続く>
>>217の続き
でも、どうやら私に一番近くてこちらに背を向けてるおばさんが
向かい合ってる占い師(風)のおばさんになんか相談してるらしいことはわかった。
やがて、占い師(風)のおばさんが言った言葉が断片的に聞こえた。
はっきりとは覚えてないけど、「あなた、自分でも気づいてるんでしょう?」
とか、そんな感じだったと思う。
なんとなく、占いのアドバイスとしてはヘンな言い方だなーと思ったけど、
あまりブラブラしてる時間もなかったしその辺で諦めてその場を離れた。<続く>
>>218の続き
そのあと、家に帰ってから昼間の渋谷でのできごとを思い出したとき、
あの占い師風のおばさんの台詞も含めて、なんだか異様な、ひっかかる感じがしていた。
それって、どうやらあの3人目のおばさんのことなんだ。
占い師風のおばさんと相談してるおばさんのほかに、もう一人あの場にいたおばさん。
ものすごく背が高くて、顔はいわゆる「不幸顔」とでもいうか…。
この世の不幸を全部背負ってるかのようなものすごく暗い顔だった。
だから、最初あの3人を見たとき、
「うわー、いかにもこんな怪しい占いにひっかかりそうな感じの人だな〜」って
思って、何も考えずにその印象だけで相談してるおばさんの連れだと思い込んでた。
<続く>
>>220 でも、よく考えてみたらその不幸顔のおばさんはあの場で一言もしゃべってないわけ。
一言もしゃべらずに、ただじーっと、相談してるおばさんの方を見ている。
ん?
相談してるおばさんの連れで、占い師のアドバイスを一緒に聞いてるなら、
占い師の方を見るはずだよな…。なんで、おそらく自分の連れの、
相談してる側のおばさんの顔を見てたんだろ…?
しかも、もうひとつおかしいことに、あの占い師のおばさんも、相談してるおばさんも、
どっちも、あの3人目のおばさんのことを全然見てなかった。
まるで、目に見えない存在であるかのように…。
>>201 で、思ったんだけど…
あの3人目のおばさんって、実は人間じゃなかったんじゃないかって。
そして、占い師のおばさんも占い師ではなくて霊能者だったのかも。
あの「あなた、自分でも気づいてるんでしょう?」という謎の台詞は、
「あなた、自分に憑いてるモノに気づいてるんでしょう?」
という意味だったんじゃないか?
もしその想像が当たってるなら、あの3人目のおばさんは一体なんだったのか。
異様な背の高さと、見たこともないような暗い顔をしたあのおばさんは、
幽霊っていう感じではなかった。幽霊って少なくとも姿は人間でしょ?
あのおばさんの異様な背の高さと暗い顔は、人間っぽくはなかった。
たぶん、いわゆる「貧乏神」とかそんな類のやつだったんじゃないかとなんとなく思う。
なんか書いてみたら全くの想像というか妄想にすぎないな。
しかも怖くなくてごめん。
でも、あのおばさんのものすごく暗い顔は、今でも異常に脳裏に焼きついてるんだ。
222 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 05:32:50 ID:SJ4c/GRF0
ー1−
幽霊の話しでは無いのですが、7〜8年ぐらい前のこと、
SEの仕事で小さな旅行会社に派遣されました。
社長は女性で経理と内勤の女性、営業の男性二人の会社でした。
女社長は40過ぎぶらいでしたが、背が高く、かなりの美人で
面倒見が良く、出張に行ったぐらいでも社員全員にお土産を買って来たリ、
高級料理店などに良く連れて行ってくれるような人でした。
私の仕事は新しく入れ替えるパソコンの設置と使い方指導で契約は3カ月。
旅行業務に関してはノータッチでした。
仕事について、一週間ほどした頃、不思議さを感じ始めました。
電話は日に数えるほどしか無く、営業が出てしまうと私以外は暇で
女性だけでお茶を飲み、雑談しているサロンのようなんです。
社員の話しでは、女社長の旦那さんが急死し、奥さんが社長を引き継いだとのこと。
その時、会社で掛けていたものと、個人で掛けていたものとで
女社長は億単位の保険金を手にして、会社は道楽でやっているようなものと。
旅行のお客なんて、週に1件あるか無いかです。
223 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 05:33:44 ID:SJ4c/GRF0
ー2−
1カ月ほど過ぎたころ、ツアーで行ったお客さんが旅行先で亡くなりました。
死因はもともと持っていた持病が悪化してとのことで、
旅行会社に責任は一切ありませんでした。
しかし、もしものことのために旅行会社では旅行に行く人に保険を掛けているんです。
保険金が下りたことで、遺族にお見舞金として、旅費全てを返しましたが
それでも会社が儲かるほどです。
そんなことが、1カ月間の間に3件も起こりました。
全て旅行会社の責任では無く、病気がちなのに家族が反対しても無理して行ったとか
自由行動で現地の屋台で食べたものに当たって食中毒で死亡とか。
その度に会社は潤います。
女社長も自ら見舞金を持って行くぐらい、人柄の良い人でした。
224 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 05:34:38 ID:SJ4c/GRF0
ー3−
一番恐かったのは2カ月目に入ろうとした時です。
出張でケニアに行った40代後半の営業マンが脳梗塞で倒れ、
現地の医療では間に合わず帰らぬ人となってしまいました。
取締役をしていた方だから会社としてかなりの保険金が掛けられていて
会社としてはウホ状態。
保険金殺人を疑いましたが、パソコン管理は全て私がやっていて、
そのような現地とのやり取りも一切無いし、出来ることも無い。
社員たちも恐がってしまい、辞めようとする人たちも出て来ました。
お客さんが現地で死亡も相変わらずあるんですから。
以前の旦那さんの時代にはこんなことは一切起こらず
奥さんが女社長になってから連続しているそうです。
私も恐くなり、派遣会社と相談して3カ月の契約でしたが
2カ月で辞めました。
優しい顔をして、知らず知らず人の生き血を吸っている人は
本当に存在するんだなと実感した恐怖体験です。
225 :
本当になかった怖い名無し:2006/01/24(火) 07:53:11 ID:R9dfMhif0
>>222 偶然だろ?
222がそう考えるなら旅先でどうやって頃すんだ?
人為的ではないにしろ、偶然ではなく必然だったんだろう。
そう考えるのが真のオカ板住人
>>223 総合旅行業務取扱主任者資格持ってるけど
ツアー客に保険金はかけられないよ
そんな資格があるのか、旅行業界も深いな。
229 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 14:02:19 ID:+96SKwqS0
山田age
230 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 14:06:58 ID:G73mfKlZ0
>>227 ということは、、、224はネタってこと?
231 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 14:11:30 ID:Ph/goUDR0
え、このスレぜんぶネタじゃないの?
233 :
1/?:2006/01/24(火) 16:00:55 ID:2CgrAeH10
3〜4年前かな?
俺は霊感もないし,そういった経験もそれまではなかった。
だからそのアパートに住んで2年近く立ってからの金縛りなんて,
「疲れてるんだな」程度にしか考えなかった。
ちょうど人間関係のもつれから精神的にも肉体的にもキてたしね。
けど,2度目の金縛りの時,見ちゃいけないものを見た。
始まりは金縛り。起きて金縛り,じゃなくて圧迫感で目が覚めた。
「あーまたか。体動かないし,呼吸苦しいなー。」とか重いながら,
頭を覚醒させるために声を出そうとしたり,手足を動かそうとした。
俺の部屋は小さいながらも2DKで『品』の形に部屋が配置されてた。
上の口の左が玄関,右がユニットバス。俺が寝ていた部屋は左下のところ。
玄関から部屋に入るまでには玄関→玄関と部屋のしきり戸→部屋のしきり戸の
三つの扉がある。二つ目だけが引き戸で後は片開き。
で,その玄関の扉に違和感がある。違和感というよりイメージとして
誰かがいるのがわかる。
施錠は寝る前に確認しているハズだから入れる訳もない。なのに誰かがいて,
しかもそれが手に取るようにわかる。
234 :
2/?:2006/01/24(火) 16:19:04 ID:2CgrAeH10
はじめに書いたが,そういった経験は皆無だったので本当にパニックだった。
「来るなー,来るなよー」と必死に願っていたが,どこかで「これは夢だろ。」
って考えてる自分もいた。
でもそれは部屋に上がってきた。一歩踏みだし,力無くうつむいたまま引き戸の前に。
音もなく引き戸は開いた。一つ目の部屋に入ると向きを変え,俺がいる部屋の前に止まる。
「来る!」そう思った時。
片開きのハズのドアがスライドした。
そして,のぞき込むようにそれの顔と手が見えた。真っ白な顔,長くぼさぼさの髪,
真っ黒で落ちくぼんだかのような目,ひび割れて乾燥した唇,がりがりの指。
部屋は暗いのにやけにクリアに見える。
「ホラーなんて最近見てないのになんだよコレ!?」
夢だろうが現実だろうが入ってきたら拙い。それは明確に解った。
しかし,それはそこにたたずんいるだけで入ってこようとはしなかった。
ただじっと俺を見つめているのだ。
【重要】長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。携帯の人もそれなりに配慮しましょう。
236 :
3/?:2006/01/24(火) 16:36:11 ID:2CgrAeH10
今だ続く圧迫感とじっと見つめる何か。
次第にいらだってきた俺は「もう帰れやっ!!」と罵倒するイメージをたたきつけた。
でも,帰らない。
俺はいい加減怖さも下がり「金縛りとけたらいなくなるのかなー?息つれぇ・・・」
と考えが落ち着きだした。そこで,今まではイメージとしてそれを感じていたのだが,
ここで目で見てみる事にした(玄関からずっと怖くて視線をやれなかったのだ)。
何とか動く視線をそれに向けた時だった。
視線が合った瞬間,おびえるように隠れるそれ。そして・・・
隣の部屋に行きやがった。
「まて,それは明日が怖いだろっ!」そう思っても金縛りは進行形で動けない。
疲れたのか俺はそのまま眠ってしまった。
朝起きてみたものは,閉めたはずの俺の部屋と隣の部屋の扉が開いている光景と。
玄関の扉内側の結露と手形ひとつ。
その後はそんなこともなくて,なんだったんだこれ?
237 :
本当にあった怖い名無し:2006/01/24(火) 16:47:51 ID:lTG3fuDL0
死ぬ程しゃらにならないぽわい話を集めてみない?ってwwwww
略してしゃらぽわってか?wwwwww
どんだけ乳首好きなんだお前らwwwwww
野蛮な妖精を好きとでも?( ´,_ゝ`)プッ
昔から旧いものには魂が宿るという。長い年月を経て魂を得たものは、九十九神とも付喪神とも呼ばれ、神のような妖怪のような信仰と僅かな恐怖の対象にされてきた。
澁澤龍彦はそれを日本人の、旧いものに対する愛着と畏れの表れだと記している。だが、本当にそれだけなのだろうか。中には、年輪のように記憶を積み重ね、語るようになったものもあると、俺はそう思う。
小学生の頃、俺は俗にいう鍵っ子で、中学年になってからは学童保育に通っていた。
迎えには近所に住んでいた五歳上の従姉妹が来てくれていたのだが、これが少し変わった人で、一緒に行動するうちに幾つかおかしな体験をすることになる。
歩くだけで汗ばむ暑さも、日が落ちるに従ってだいぶ落ち着き始めた。小学五年の夏休み前のことだったと思う。学童保育からの帰り道、従姉妹と商店街の裏通りを歩いていた。
通い慣れたいつものコース。左手は商店街、右手は小川が流れるその小道は女並通りと呼ばれていた。
夕闇が近づくなか、時おりすれ違う買い物帰りの主婦をのぞいてあたりには人気がなく、少し離れた商店街のざわめきが聞こえてくるほかは静かだった。
石を蹴りながら歩いていると、小川のほうから瀬戸物が触れ合うような音がした。見回したが何も見当たらず、俺は空耳だろうと考えた。
少したつとまたさっきの音が聞こえた。今度は人の話し声も混じっていた。
立ち止まるといつの間にか商店街のざわめきが聞こえなくなっていることに気づいた。また、瀬戸物が鳴る音と話し声。一瞬笑い声まではっきりと聞こえた。見回しても俺と従姉妹のほかは誰もいない。
急にあたりの夕闇が濃くなったような気がした。奇妙な静けさが痛いほど耳に迫る。
従姉妹を呼び止め、先ほど聞いたものついて話した。
ねえ、変な音がしたよ、誰もいないのに話し声がしたんだ、
俺がそう言うと、従姉妹は少しの間耳を澄ませてから言った。
「この川、昔はもう少し大きかったの、知ってる?」
また姿のない笑い声が聞こえた。
「商店街ができる前はね、民家がずうっと立ち並んでいて、川はここに住む人たちの生活を支えていたの」
たくさんの瀬戸物が触れ合う音や、濡れた布を叩くような音もする。
「その頃は炊事や洗濯はすべて川に頼りっきりで。同時に主婦たちのお喋りの場にもなっていてね、だからこの通りは今でも女並通りなんて呼ばれているんだよ」
従姉妹は言い終わると歩き出した。離れないよう慌てて従姉妹の隣りに並びながら俺は聞いた。これはそのときの音? どうして今聞こえるの?
従姉妹は屈んで俺の顔を覗き込んだ。
「今はもう誰も使わなくなったのだけど、川は忘れたくないのね。自分を昔頼っていた人たちのことや、その思い出なんかを」
そう言って俺から視線を外し、川を振り返って眺めた。俺もつられて振り返った。
そのとき、川岸で食器を洗い、洗濯をしながら世間話に興じる人たちの姿を確かに見たような気がした。俺はなんだか懐かしいものに触れたような思いで、それに見とれた。
従姉妹が俺の頭をぽんぽんと軽く叩いた。我に返るともう何も見えなかった。やがて遠くから商店街のざわめきが聞こえてきた。
>>214 亀レス失礼。
「たけがみさま」って読む。
でも、言われてみたら「ぶきみさま」とも読めるな・・・