死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?111

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849本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 04:37:05 ID:zfGFk8pR0
すみません。友人からおくられてきたメールを丸々コピペしたものです。
あ、でも、友人の体験談ではなく、どっかから拾ってきたものだと言ってました。
だから、多分、フィクションなのかな?
850本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 04:45:39 ID:qd6c6BuSO
>>849
っ旦~ GJでしたよ
851本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 04:50:36 ID:8ZuwZroJ0
>>842
その電話を録音してうpしてほしいです!
852本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 04:55:50 ID:eLvBpZwJ0
>>839
Mさんですよね?って名前わかってるとこがこわすぎ
部長さんは呪われちゃってるかな
電話だけならいい(充分こわいけど)けどね
853本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 07:22:11 ID:2PhKVlim0
>>852
>>839は宝島の怪談本にのっていた話だよ。
854本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 07:30:15 ID:eazdjMExO
この銀行員の話は伝染る「怖い話」別冊宝島からのコピペなんだけどマズかったかな。
855本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 07:54:58 ID:eLvBpZwJ0
うつるのかYO!!!!
856本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 08:12:52 ID:BnR8nxuw0
>>778
誘導する人と投稿者にケチつける人は別だと思うよ。
ケチつける人と雑談する人は結構かぶってると思うけど。
857本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 08:57:41 ID:l+hfS4Ra0
俺はスレ違い話は叩くし、スレ違い雑談は誘導するけどな。
858本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 09:51:11 ID:2/gHL6wZO
少数のおまえらの思想や行動パターンなんか聞いてねーよ。
書き込みしてる奴がすべてと思うな。
859本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 10:29:08 ID:vXNEGi140
かなり洒落にならないヤツ置いときますね・・・

(^・ω・)_o ttp://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html

特に3番目。身近に忍び寄る恐怖。
860本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 11:22:27 ID:+N2V8V/IO
>>859
こんなんを簡単に信用するオノレが恐いわw
861本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 11:41:58 ID:+SG1pbhs0
>>860
在日工作員乙wwwww
頼むから死んでね(ハァト
862本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 12:38:58 ID:aX/xzGlJO
863本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 13:08:41 ID:xb0L/zOf0
>>859
だから特定アジアネタは荒れるから他所でやれと・・・

洒落にならないのは事実だけどな!!
864本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 13:19:04 ID:lMZ0ZVdn0
>>854
エエ!?まずいに決まってるジャン。出版社にチクられたら面倒な事になるよ・・・・
テンプレぐらい読んでくれよー。他メディアからの転載は許可取ってくれんと。
そのまままとめサイトに載ったらやばいよ。
865本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 14:10:36 ID:4JQX7UyJ0
>>854
あなた向けの恐い話↓
ttp://oktdash.fc2web.com/
866本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 14:49:19 ID:c2L+VjQX0
みなさん、「かんひも」って知ってますか?
867本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:15:55 ID:/KFR72Dx0
少なくとも俺は知らない
何? wktkしていいの?
868本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:27:08 ID:MmKFzhDM0
今日、ちょうど定年退職をむかえた初老の男が
ひとり、駅前の立ち食いそば屋で五杯目のそばを食べている。
エビの天ぷらが一尾のっかった一杯500円のそばだ。
男は30年も前からほぼ毎日昼休みこの店に通っているが、
一度も店員とは話したことがない。
当然、話す理由なども特にないのだが、今日
男は自然に自分と同年齢であろう店主に話しかけていた。
「おやじ、明日俺退職するんだ。」
「へぇ・・・。そうかい。」
会話はそれで途切れた。
ほかに得に話題があるわけでもない。
男の退職は、今日が店を訪れる最後の
日であることを表していた。
すると突然、男のどんぶりの上にエビの天ぷらが
もう一尾乗せられた。
「おやじ、いいのか。」
「なーに、気にすんなって」
男は泣きながらそばをたいらげた。
些細な人の暖かみにふれただけだが涙が止まらなくなった。
男は退職してからもこの店に通おうと決めた。
そして財布から500円玉を取り出す、
「おやじ、お勘定!」

「1700円。」



「たたたた高い!!!!!」

869本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:38:22 ID:d+zBwe170
1だけ半角
870本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:42:33 ID:QhfIwlH00
>>870

下手に改変するなよー
871本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:43:35 ID:QhfIwlH00
あ、 >>868でした
俺も馬鹿
872本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:46:07 ID:y1hZjQz40
500円×5杯+えび で1700円なら安いけどどうでもいい。ツマンネ
873本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:53:30 ID:HWTZQ5ya0
>>873

はははこれおもしろいなー
874本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 15:59:22 ID:QkD4vpQV0
ゴクリッ
875本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:20:18 ID:uHNfn/oq0
>>873
ほんとおもしろいよー。
876866:2005/10/14(金) 16:25:05 ID:c2L+VjQX0
「かんひも」について

僕の母の実家は、長野の山奥、
信州新町ってとこから奥に入ってったとこなんですけど。
僕がまだ小学校3、4年だったかな?
その夏休みに、母の実家へ遊びに行ったんですよ。
そこは山と田んぼと畑しかなく、民家も数軒。
交通も、村営のバスが朝と夕方の2回しか通らないようなとこです。
そんな何もないとこ、例年だったら行かないんですが、
その年に限って、仲のいい友達が家族旅行でいなくて、
両親について行きました。

行ってはみたものの・・・
案の定、何もありません。
デパートやお店に連れて行ってとねだっても、
一番近いスーパー(しょぼい・・)でも車で1時間近くかかるため、
父は「せっかくのんびりしに来たんだから」と
連れて行ってくれません。
877866:2005/10/14(金) 16:30:08 ID:c2L+VjQX0
唯一救いだったのは、隣の家に、
僕と同じ年くらいの男の子が遊びにきていたことでした。
あの年頃は不思議とすぐに仲良くなれるもので、
僕と、K(仮にKくんとします)は、
一緒に遊ぶようになりました。
遊ぶといっても、そんな田舎でやることは
冒険ごっこ、近所の探検くらいしかありません。

1週間の予定で行って、
確か3日目の夕方くらいだったと思います。
午後3時を過ぎて、日が落ち始めるころ。
夏とはいえ、西に山を背負っていることもあるのでしょうか。
田舎の日暮れっていうのは早いもんです。

僕とKは、今まで入ったことのない山に
入っていってみました。
はじめは、人の通るような道を登っていたのですが、
気がつくと、獣道のような細い道に入っていました。
「あれ、なんだろ?」
Kが指差す方を見ると、
石碑?が建っていました。
里で見る道祖神ののような感じで、
50センチくらいだったでしょうか。
だいぶ風雨にさらされた感じで、
苔むしていました。
878本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:34:59 ID:aX/xzGlJO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と_)_) +
879866:2005/10/14(金) 16:36:06 ID:c2L+VjQX0
僕とKは良く見ようと、
手や落ちていた枝で、苔や泥を取り除いてみました。
やはり道祖神のような感じでしたが、
何か感じが違いました。
普通の道祖神って、男女2人が仲良く
寄り添って彫ってあるものですよね?
でもその石碑は、4人の人物が、
立ったまま絡み合い、顔は苦悶の表情?
そんな感じでした。

ぼくとKは薄気味悪くなり、
「行こう!」と立ち上がりました。
あたりも大分薄暗く、僕は早く帰りたくなっていました。
「なんかある!」
僕がKの手を引いて歩き出そうとすると、
Kが石碑の足下に何かあるのを見つけました。
古びた、4センチ四方くらいの木の箱です。
半分地中に埋まって、斜め半分が出ていました。
「なんだろう?」
僕は嫌な感じがしたのですが、
Kは、かまわずに木の箱を掘り出してしまいました。
880本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:38:48 ID:3bqg9mxG0
wktk
881866:2005/10/14(金) 16:39:47 ID:c2L+VjQX0
取り出した木の箱はこれまた古く、
あちこち腐ってボロボロになっていました。
表面には何か、布?のようなものを巻いた後があり、
墨か何かで文字が書いてありました。
当然、読めはしませんでしたが、
何かお経のような難しい漢字がいっぱい書いてありました。

「なんか入ってる!」
Kは箱の壊れた部分から、何かが覗いているのを見つけると、
引っ張り出してみました。

なんて言うんですかね。
ビロードっていうんでしょうか?
黒くて艶々とした縄紐みたいなので結われた、
腕輪のようなものでした。
直径10センチくらいだったかな?
輪になっていて、5ヶ所、石のような物で止められていました。
石のような物はまん丸で、そこにもわけのわからん漢字が
彫り付けてありました。

それはとても土の中に埋まっていたとは思えないほど
艶々と光っていて、気味悪いながらもとても綺麗に見えました。
882本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:43:45 ID:udlTMmNb0
ワクテカ
883奈々:2005/10/14(金) 16:44:00 ID:hHYAqDyl0
この前、友達から聞いた話なんですけど‥。

884866:2005/10/14(金) 16:45:31 ID:c2L+VjQX0
「これ、俺が先に見つけたから俺んの!」
Kはそう言うと、その腕輪をなんと腕にはめようとしました。
「やめなよ!」
僕はとてもいやな感じがして、
半泣きになりながら止めたのですが、
Kはやめようとはしませんでした。
「ケーーーーー!!!」
Kが腕輪をはめた瞬間に、
奇妙な鳥?サル?
妙な鳴き声がし、山の中にこだましました。
気が付くとあたりは真っ暗で、
僕とKは気味悪くなり、慌てて飛んで帰りました。

家の近くまで来ると、
僕とKは手を振ってそれぞれの
家に入っていきました。
もうその時には、気味の悪い腕輪のことなど
忘れていてのですが・・・。
885866:2005/10/14(金) 16:49:09 ID:c2L+VjQX0
電話が鳴ったのは夜も遅くでした。
10時を過ぎても、まだだらだらと起きていて、
母に「早く寝なさい!」としかられていると。
「ジリリリーーン!」
けたたましく、昔ながらの黒電話が鳴り響きました。

「誰や、こんな夜更けに・・・」
爺ちゃんがぶつぶつ言いながら電話に出ました。
電話の相手はどおやらKの父ちゃんのようでした。
はたから見てても、晩酌で赤く染まった爺ちゃんの顔が
サアっと青ざめていくのがわかりました。

電話を切ったあと、爺ちゃんがえらい勢いで
寝転がっている僕のところに飛んできました。
僕を無理やりひき起こすと、
「A(僕の名)!!おま、今日、どこぞいきおった!!
  裏、行きおったんか!?山、登りよったんか?!」
爺ちゃんの剣幕にびっくりしながらも、
僕は今日あったことを話しました。

騒ぎを聞きつけて台所や風呂から飛んできた、
母とばあちゃんも話しを聞くと真っ青になっていました。
婆「あああ、まさか」
爺「・・・・かもしれん」
母「迷信じゃなかったの・・・?」
僕は何がなんだかわからず、ただ呆然としていました。
父も、よくわけのわからない様子でしたが、
爺、婆ちゃん、母の様子に聞くに聞けないようでした。
886ミミ:2005/10/14(金) 16:50:25 ID:7N4YOz7I0
友達の友達から聞いた話なんだけど・・・

昔ね、町はずれにビルがあったらしいのよ。ビル。
なんか古いビルらしくてさ、今はないのよ。
ほんでね、Lっていう子がね。
ソノビルでね、みつ
887本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:51:47 ID:3bqg9mxG0
・・・・・・・・ゴクリ。
888本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 16:51:49 ID:OEalrjhm0
>>886
空気嫁
889866:2005/10/14(金) 16:52:27 ID:c2L+VjQX0
とりあえず、僕と爺ちゃん、婆ちゃんで、
隣のKの家に行くことになりました。
爺ちゃんは、出かける前にどこかに電話していました。
何かあってはと、父も行こうとしましたが、
母と一緒に留守番となりました。

Kの家に入ると、
今までかいだことのない嫌なにおいがしました。
埃っぽいような、すっぱいような。
今思うと、あれが死臭というやつなんでしょうか?
「おい!K!!しっかりしろ!」
奥の今からは、Kの父の怒鳴り声が聞こえていました。
爺ちゃんは、断りもせずにずかずかと
Kの家に入っていきました。
婆ちゃんと僕も続きました。

居間に入ると、さらにあの匂いが強くなりました。
そこにKが横たわっていました。
そしてその脇で、Kの父ちゃん、母ちゃん、婆ちゃんが
(Kの家は爺ちゃんがすでに亡くなって、婆ちゃんだけです)
必死に何かをしていました。

Kは意識があるのかないのか、
目は開けていましたが、焦点が定まらず、
口は半開きで、泡で白っぽいよだれを
だらだらと垂らしていました。

よくよく見ると、みんなはKの右腕から
何かを外そうとしているようでした。
それはまぎれもなく、あの腕輪でした。
が、さっき見たときとは様子が違っていました。
890866:2005/10/14(金) 16:54:36 ID:c2L+VjQX0
綺麗な紐はほどけて、
よく見ると、ほどけた1本1本が、
Kの腕に刺さっているようでした。

Kの手は腕輪から先が黒くなっていました。
その黒いのは、見ていると動いているようで、
まるで腕輪から刺さった糸が、
Kの手の中で動いているようでした。

「かんひもじゃ!」
爺ちゃんは大きな声で叫ぶと、
何を思ったかKの家の台所に走っていきました。
僕は、Kの手から目が離せません。
まるで、皮膚の下で無数の虫が
這いまわっているようでした。

すぐに爺ちゃんが戻ってきました。
なんと、手には柳葉包丁を持っていました。
「何するんですか!?」
止めようとするKの父ちゃん母ちゃんを振り払って、
爺ちゃんはKの婆ちゃんに叫びました。
「腕はもうダメじゃ!
まだ頭まではいっちょらん!!」
891866:2005/10/14(金) 16:56:19 ID:c2L+VjQX0
Kの婆ちゃんは泣きながら頷きました。
爺ちゃんは少し躊躇した後、
包丁をKの腕につきたてました!
悲鳴を上げたのはKの両親だけで、
Kはなんの反応も示しませんでした。

あの光景を僕は忘れられません。
Kの腕からは、血が一滴も出ませんでした。
代わりに、無数の髪の毛がぞわぞわと、
傷口から外にこぼれ出てきました。
もう、手の中の黒いのも動いていませんでした。

しばらくすると、
近くの寺(といってもかなり遠い)から、
坊様が駆けつけて来ました。
爺ちゃんが電話したのはこの寺のようでした。

坊様はKを寝室に移すと、
一晩中読経をあげていました。
僕もKの前に読経を上げてもらい、
その日は家に帰って、眠れない夜を過ごしました。
892866:2005/10/14(金) 17:00:31 ID:c2L+VjQX0
次の日、Kは顔も見せずに、
朝早くから両親と一緒に帰って行きました。
地元の大きな病院に行くとのことでした。

爺ちゃんが言うには、腕はもうだめだということでした。
「頭まで行かずに良かった」と何度も言っていました。
僕は「かんひも」について爺ちゃんに聞いてみましたが、
教えてはくれませんでした。

ただ、「髪被喪」と書いて「かんひも」と読むこと、
あの道祖神は「阿苦(あく)」という名前だということだけは
婆ちゃんから教えてもらいました。

古くから伝わるまじないのようなものなんでしょうか?
それ以来、爺ちゃんたちに会っても、
聞くに聞けずにいます。

誰か、似たような物をご存知の方がいらっしゃいましたら、
教えていただけるとありがたいです。
あれが頭までいっていたらどうなるのか・・・?

以上が、僕が「かんひも」について知っているすべてです。
失礼しました。
893本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 17:02:25 ID:eQqEVcG10
超GJ!!!
894本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 17:07:30 ID:9kEKg/7AO
>>866乙!!
895本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 17:07:33 ID:OEalrjhm0
かんひもって初めて聞いた。
こういう田舎のタブー系の話はバリエーション多いね。
896本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 17:10:16 ID:PGTNkF6X0
乙!
とても読みやすかったよ
残念ながらかんひもの事は知らないんだが・・・
897本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 17:18:30 ID:1xTIgsh20
冠紐と書いて「ゆるぎ」と読む着物の帯紐があることはわかったが全然関係ないなw
898本当にあった怖い名無し
前の方でヨビトについて出てたので内容を少し

主人公のM(女子高生?)は夏休みに田舎へ家族揃って里帰りしていた。
四方を山に囲まれた辺鄙な場所だが、最近開発で谷に土木業者が出入りするようになったらしい。
夕食の団欒中にそんな話題になったとき、祖母が
「どうせ開発なんてできずに帰っていくだろうよ。谷はあれらのものだからね」
Mがその話を聞いていると、不意に小さい頃の記憶を思い出した。

祖母と夜中に田んぼのあぜ道を散歩していたときのことである。
外灯なども無い田舎なので月の無い夜には先がよく見えない。
危ないので祖母の後ろについて足元に注意しながら歩いていた。
ふと、前方から歩いてきた人影に気づいた祖母が
「いいかい、お婆ちゃんがいいというまで口をきいちゃ駄目だよ」
と囁き、手を引っ張って少し歩調を早めた。
言われたとおり黙っていると、前から歩いてきた人がすれちがいざまに
「こんばんは」
と挨拶をしてくる。しかし祖母は無視して通り過ぎた。