死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?111

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137107 ◆h36IzogZBI
じゃ、書かせてもらいます。書くのがちょっと怖かったって気持ちは
理解してくれると嬉しいです。

俺の実家、岩手県のとある地方なんだけどさ、毎年帰省するんだけどね。
よく田舎って「本家」みたいなのがあるのは分かるかな?
その一族の本家っていうかさ、要は親戚縁者を統括する家みたいなの。
血筋の出所って言えば適切かな。まぁそういうのがあるんだわ。
その本家はね、三百年くらい歴史があるその土地の権力血筋だったんだ。
あまり詳しくは書けないけど、立派な造りなんだよ。ボロっちいけどね。
その本家で俺がまだ当時小学生だった時、夏だったかな、大人達が
囲炉裏のあったっていう(今はない)部屋で、何かゴソゴソ話してるの。
もちろん俺といとこは気になっちゃって、こっそり盗み聞きしようとしたんだ。
大人達っていうのは親戚のオサーンとか、俺のじいちゃんとか、そこら辺の親戚の
人間ね。田舎はコミューンが小さいから、結構血が繋がってるんだ。人口少ないし。

「…どうすん…部屋…」
「空いて…近づくしかね…閉め…」

みたいなこと話してたんだ。あまりよく聞こえなかったんだけどさ。
まぁ盗み聞きはソッコーでバレたんだが、親戚のオサーンが

「おめら、何もきぃてねぇべな!!きぃてねぇべな!!」

って凄い剣幕で俺らに言ってきたんだ。いつもは超優しいオサーンだったもんだから
その形相に俺らはビックリしちゃって、何も聞いてないって言ったの。そしたら
オサーンはいつもの優しいオサーンに戻って

「そうか…」

って肩をなでおろしていたのを今でもハッキリ覚えてる。
すまん、続きます。