【14年の】「超」怖い話Part13【時を越えて】

このエントリーをはてなブックマークに追加
604本当にあった怖い名無し
2冊の新書版から読み続けている者です。
今回は怖く楽しく読めましたよ。
家にまつわる巻は正直、怖くは無かった。 しかしながら、読み物としては結構
楽しめましたよ。 何代にも渡る一族の大河小説と受け取りました。

今回の巻で分からないのは「猫」の話についてでした。 最後から3行目の意味
ありげな一文の意味が分かりませんでした。
逆に、シリーズの中でなかなかないテイストの「白木蓮」が心に染み入りました。
とても良い話です。

「窓」と「不審火」は似通った内容なので、一つの編にまとめるか別の巻に分けて
下されば、と少々残念です。

私も趣味で実話奇談怪談を蒐集しておりますが、これだけ長い間このレベルを
保ち続けていることこそ恐ろしい事です。 実話奇談怪談を蒐集していると、
怖いものほど人様に向けて書けないものが集まってきます。
特に障りがあって、それで苦しんでいる人を知ってしまうと、私が人として弱いのか
それを文章に起こして人様に読んでもらうなんてことはできなくなります。
それゆえに私は趣味のレベルに甘んじています。

ので、私のフラストレーションを発散させるためにも、私の弱さからくる編著者の
方々への憧れのためにも、これからも頑張ってください。



あと、誤字脱字も相変わらず多いですね。
スケジュール調整と校正の方々の苦労が偲ばれます。