>>415 明治時代の宗教改革で、天皇がキリスト教のキリストに近い存在になった。
天皇をキリストに置き換えて、社会をキリスト教化したのが明治維新の本質。
近代化とはキリスト教化のこと。
神であり、人間であるなんて、キリストそのもの。
この天皇という神は、人間のはるか上位に明確に位置づけられた始めての神。
明治から昭和初期までが、日本の神と欧米の神にもっとも近かった時期。
だが、戦後、天皇が人間宣言すると、日本人は一瞬でそれを受け入れてしまった。
つまり、日本人にとっては、人間に敗戦という害をなすような神はやはり神ではなかったということになる。
「人間を不幸にせず、人間を必ず幸福にする」という義務が神にあるかどうかが、欧米の神との決定的な違い。