不可解な体験・謎な話 〜enigma〜 PART 28

このエントリーをはてなブックマークに追加
931本当にあった怖い名無し
昔ばーちゃんから聞いた話を一つ。
第二次世界大戦中うちのばーちゃん(サノ)が10歳のころお姉さんと
避難のために親元を離れ田舎の遠い親戚の家に預けられていた。しか
しこの村にも爆弾が落とされたくさんの人が死に親戚の人も亡くなっ
てしまった。サノとねーさんはそこにはいられなくなりその日のうち
に隣の県にあるもう一つの親戚の家に行くことになりました、空襲で
線路は壊され歩いて行く事になりましたが道は険しく、食料不足のた
め治安も最悪でした、人気の無い山道を選んだがとても寒く、そんな
ときは「新聞紙を服の中に挟むと暖かいよ」とねーさんが優しくサノ
を守ってくれました。何とか県境へ入りそこからバスで親戚の家へ向
かいましたバスの中でサノはいつの間にか寝てしまい、起きると親戚
のおばさんに起こされていました「よく一人できたね、サノちゃんは
ホントにえらいわー」と言われた、起きると姉はいなくなっていたの
だ、それどころか姉は実家にいたときサノが9歳の頃にすでに肺炎で
亡くなっていたのだった。
この1年間共に過ごした姉はこの世の人では無かったのでした。
932本当にあった怖い名無し:2005/10/22(土) 11:57:03 ID:D+Xy1H7y0
>>931
ええ話やないか(つд`)