不可解な体験・謎な話 〜enigma〜 PART 28
723 :
本当にあった怖い名無し:
小さい頃婆さんの家系の墓参りに行った。
広い墓地で、わが家で決めた目印は「樫の木を曲がって三番目の墓」だった。
その年も樫の木を曲がって三番目の墓に行ったんだが、樫の木の下で数人のオヤジ達が
茣蓙を広げて宴会をしていた。当時幼かった私は不思議に思わなかったんだが、
「どっから来たの?ジュース飲むかい?」とオヤジに話し掛けられ、そのまま
樫の木の下に突っ立っていた。
724 :
本当にあった怖い名無し:2005/10/13(木) 13:52:34 ID:9/ahxwlzO
つづき。
しばらくして墓参りを終えた家族が戻り、
樫の木の下にいた私に「そんなところでなにをしているのか?」と聞いた。
振り返るとオヤジたちはそこにいなくて、オヤジに貰った飴玉だけが手に残っていた。
墓のど真ん中で宴会なんて、成長した今で考えれば有り得ないんだが、
もしあれが墓で眠っている人々ならば、あの時呑んでいた酒やツマミはお供え物なんでしょうね。
その後、私はその墓に参拝に行くときは樫の木の下にも供え物をしている。