不可解な体験・謎な話 〜enigma〜 PART 28

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59本当にあった怖い名無し
くだらない話を一つ

もう10年くらい前になるが、その日、オレは11時くらいに便所に入って大きい方をしてた
オレの家の構造は、茶の間から台所をはさんでその先に便所があり
便所の真向いに洗面所、風呂場となっているのだが
ウチの家族はみんな早寝で、その時起きているのは親父と姉ちゃんくらいだった
当然、風呂もとっとと済ませて寝ている訳だから、その時風呂に入ってないのは姉ちゃんくらいだった
オレが便所でボケーっとしていると「コンコン」と音がした、「入ってますよ〜」とオレが返すと
また「コンコンコン」と音がした。妙だなと思いつつも、姉がふざけて悪戯してるのだと思い
「だから入ってるってw」と返すと、いきなり「ガチャッ!」とカギが開いた
オレはビビって固まってしまい、しばらく動けなかったが、用を足して茶の間までダッシュし
親父と姉ちゃんに「いま便所ノックした!?」と聞いたが、姉ちゃんは首を横に振り
親父に至っては、座布団を枕にして爆睡してしまっていた・・・
あとで姉ちゃんに聞いたが、その時点で姉ちゃんは風呂はとっくに済ませており
風呂場に近づく人は誰も居なかったとのこと。当然のことだが、便所のカギは外からでは開けられない

そいつはよほど便所に入りたかったのだろう