【腹を】「実話怪談本」について熱く語れ3【割れ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
336わに ◆b2QsZ7Xkqs
ありがとうございます。
なるほど、聞き書きですか…私は一人称か三人称が多いからなぁ。
それでリアリティがぼけちゃうのかも。
今ねかせているネタを聞き書きでできないか考えてみます。
337本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 16:34:32 ID:hrUJKEZW0
>>336
リアリティ云々より、重要なものがあると思う。
創作ならリアリティを出す事は必要だけど、実話ならリアリティは必要じゃない。
338本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 16:43:17 ID:/vNc659i0
>>337
でも「実話である」というのはおまじないみたいなもので、
実話であることを前提に文章を書くのは逃げではないか、
という気もする。
実話であるのに嘘っぽくなったら意味ないしな。
339本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 16:52:16 ID:hrUJKEZW0
うーん、「実話である」という免罪符の前に必要なものがあるんじゃないかな、と。
リアリティを出す為に嘘を嘘で塗り固めることだってあるわけでしょ?
結局「聞いた話で加工をしなくて済む部分はしなくていい」と思うし。
大体「この実話怪談にはリアリティがある!」っていうのはなんか違和感がある。
340本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 16:57:30 ID:hrUJKEZW0
更に補足すると、こういう事を思うんだけど・・・。
ルポルタージュを読むときに「このルポにはリアリティがある!」と言う読み方はしないというか。
「ルポで書かれている事の真偽」を問うのは間違いじゃないとは思うけど。
それで「ルポ=実話怪談」って捉えるとすると、「リアリティ」と言う言葉は
逆に褒め言葉ではなくなるんじゃないかと。
341わに ◆b2QsZ7Xkqs :2006/01/10(火) 17:16:32 ID:Dt4+LHwX0
難しいですね…
この板と自分の作品を交互に見比べているところです。
実話だから逆に「しょぼい話」であるというのは言えるかも。
登場人物である私が死んだりしないし。
でも、書きようでもっと怖くなるんではないかと…精進します。
342本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 17:20:43 ID:hrUJKEZW0
>登場人物である私が死んだりしないし。
死ぬ=怖い、ではない。
実話だからショボイというより、ネタ選定(聞いた話・体験した話)の
段階で、その話を使うか・使わないかの判断も著者に委ねられる。
もし自分が「これはどう書いてもショボイ」と感じるのなら書かない勇気も必要。
逆に「凄い話を聞いた」けど、それを活かしきれないのも駄目だと思う。
だから実話怪談って言うのは難しいのではないんでしょうか?
343わに ◆b2QsZ7Xkqs :2006/01/10(火) 17:22:52 ID:Dt4+LHwX0
なるほど…センスの問題ですね。
344本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 17:29:01 ID:/vNc659i0
たぶんそのへんをして、あの人は
「まだ熟してない」
「自分が消化できていない」
「まだ書き頃ではない」
とか
「話者が怖がっていない話は、怪談にはなっても恐怖譚にならない」
「起きているのは怪現象なのに、書いてみると落語になっている」
と言ってるのかもすれない、と。
345本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 17:38:58 ID:hrUJKEZW0
>あの人
誰?大豆?
346わに ◆b2QsZ7Xkqs :2006/01/10(火) 17:39:14 ID:Dt4+LHwX0
>話者が怖がっていない話は、怪談にはなっても恐怖譚にならない
これはそうですね!
>起きているのは怪現象なのに、書いてみると落語になっている
うう、耳が痛い…
でも、こうやって意見を聞けるって、いいですね。
ありがとうございます。
347本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 17:42:18 ID:/vNc659i0
>>345
心霊落語の雄w
348本当にあった怖い名無し:2006/01/10(火) 17:49:24 ID:hrUJKEZW0
>>347
ああ、なるほどw
でも、心霊落語も好きだぞ。
しかしあの人は落語以外でもイケル口になったなぁ・・・。

>>346
自分が何を書きたいかを明確化してみるといいかも。
心霊落語なり、創作怪談なり。
349わに ◆b2QsZ7Xkqs :2006/01/10(火) 17:53:43 ID:Dt4+LHwX0
>>348
う!心霊落語はさけたいです!
書きたいものは「実話ベース、不条理モノ」ですかねぇ
…それを少しでも実話に近付けて怖いものにしたい、って所です。
350330:2006/01/10(火) 18:10:32 ID:PzciAd/90
>>332
ありがとう!
じっくり読ませていただきます!
351わに ◆b2QsZ7Xkqs :2006/01/10(火) 18:57:27 ID:Dt4+LHwX0
>>350>>330
いえいえ。
私も頑張らねば!
352GIMA ◆hsCwUoDqEw :2006/01/10(火) 19:43:29 ID:/mjS2ylp0
うちはそもそも実話系怪談ではないけれど、
数少ない実話話を書く時の参考になるなあ。
φ(.. )メモメモ
353本当にあった怖い名無し:2006/01/11(水) 00:27:19 ID:DIRwIOQV0
>>337 >>339-340
実践論から横道に入りますが、なんとなく引っかかったので、リアリティにつ
いて少し。

> 創作ならリアリティを出す事は必要だけど、実話ならリアリティは必要じゃない。
>
> 大体「この実話怪談にはリアリティがある!」っていうのはなんか違和感がある。
>
> それで「ルポ=実話怪談」って捉えるとすると、「リアリティ」と言う言葉は
> 逆に褒め言葉ではなくなるんじゃないかと。

リアリティのないルポに出会ったことありませんか。ある事実が存在した事は
分かるんだけど、その事実や関係者(の体験)に読者が思い入れを持ち得ない
ような。例えば、面白くない時の「プロジェクトX」と言えばいいかな。
だから、実話といえどもリアリティの追求は必要かと。

>>334と関連するけど、実話怪談って「実話」であることの報告というより、
その実話から生じた「恐怖」を伝え読者に共有させる事が目的ですよね。
そんなの気のせいだよ・ウソコケっていう一般的な反応を乗り越えて、その恐
怖を実感させ共有させなきゃいけない。
その点で、実話怪談ってリアリティを与える表現(というか説得力)に工夫が
必要だし、創作怪談にない難しさがあるんだと思います。
実話=リアルなんだからリアリティがあって当然という前提があるから「違和
感」が生じるんだろうけど、やっぱりちょっと違う気がします。ついでに言う
と、実話でも創作でも、余計な加工がリアリティを損なうのは同じでしょう。

「ルポ=実話怪談」説については触れませんが、上記のようなことから褒め言
葉になり得るんじゃないでしょうか。
354本当にあった怖い名無し:2006/01/11(水) 00:46:11 ID:rBJFvQSZ0
>>353
褒め言葉にはなりえない、と思いますよ。
「この実話怪談、凄くリアリティを感じますよね!」というのは
「このニュース、凄くリアリティを感じますよね!」というくらい不自然な言い回しに感じます。
それに「リアリティを感じる」って創作大前提っぽいですから。
実話怪談にとってリアリティ追求より、「レアな部分をレアなままに」「リアルを伝える」というのが
肝じゃないでしょうか?
もし著者が「今度の実話怪談はリアリティを追及しました!」とか言ったら、
萎えちゃいますよね?

リアリティ追求をすること=映画・創作と同じにおいを感じます。
私は「リアリティ」と「リアル」は違うと思っているんですが。
また、創作怪談と実話怪談を同列に語るのは間違いと思います。
実話怪談って文芸でもないし、創作でもない。
凄く微妙な部分に成り立っているジャンルですから。
実話怪談著者の方は「リアリティを感じるよりリアルを感じて欲しい」のでは
ないんでしょうか?