416 名前:闇の声 投稿日:2005/08/22(月) 10:19:18 ID:UL0+Rli6
色々なことを聞いて、話す日々が続いている
解散の事も、選挙の事も驚きの連続なのだがその背景について
おぼろげながら判ってきたことがある
同時に、小泉を支えている勢力の考えていること・・・この国をどういう方向に持っていこうと
しているのかなど、その勢力の正体も含めておぼろげに判ってきた
その背景を聞けば、対中国強硬姿勢も納得がいくし韓国に対しても関係悪化を当然と考えている
・・・力による外交に切り替えていこうという姿勢だね
それを改憲と共に国の有り様を変えて、ある程度の強硬姿勢をアメリカの軍事力と経済力を背景に維持していこう・・・
その様な考え方がはっきり言ってある
だから、解散を絶好の好機と捉えて一挙に自分達の考えに合わない政治勢力を一掃し
手法の恐ろしさを知らしめることで政治家の反発を完全に抑える戦略に切り替えた
その勢力とは、30代の官僚でありその背後にいるIT起業家やファンドマネ−ジャ−達だ
彼らの国家観というのは、限られたエリ−トだけがイニシアチブを取る徹底した
階級社会であり、その統制手段はオンライン化された徴税制度である
このオンライン社会を築くために、つまり権力側とそれに隷属する階級とにはっきり分けなければならない
その前段階として、彼らはどうしても破綻を危惧されている国家財政を健全化しなければならない
その理由は、経済的な根拠でもなければ憂国の情からでもない
自分達が血を流したくないために、今の管理職クラスに全ての責任を負ってもらい
国民には苦汁を飲ませる役目になってもらう
自分達は、新たな国家観の元に過去のしがらみに捕らわれずに・・・つまり、一切の政治責任は
年寄りに押しつける事で自由に国家運営をする・・・そう言う考えがある
どうにかして、古い勢力を一掃できないか・・・そう思っていたら小泉という史上希に見る奇人が現れた
小泉に近づいた背景は、橋本政権時に大蔵省の失策を国民から責め立てられて
同時に政治家からも派手にやられ、もはや立ち直ることは不可能なくらい弱体化されそうになった
その巻き返しをどうやって計るか・・・だった
小泉に近づけば近づくほど、その利用価値が大きいことがよく判った
政策に関して、全く勉強していないこと
党内の勉強会にも顔を出さないこと
パフォ−マンスは何処までも好きであるし、独裁的傾向を好むこと
様々なアキレス腱を持っていること
漠然とした国家主義的な思想を持っていて、むしろ統制を好むこと
人事のしがらみが全くないこと・・・等々だった
政治家に従属する振りをして、実は陰から操縦できる・・・そう確信した彼らは
小泉改革がさも日本を作り替えるが如く・・・国民本位で作り替えるが如くの宣伝をした
政治家に渡す原稿は、殆ど内容のないモノにしてその陰で彼らは
まず過去のしがらみを全て打ち切る・・・その方策を考え続けた
その一つが郵政民営化であり、経世会支配をどうやって粉砕し政治家の役所への
関与を減らすか・・・だった
彼らはもっぱら海外でIT関係者やファンド関係者と会合を重ねて
日本のあるべき姿がアメリカ式の市場絶対と、同時に迅速な決定の元に国家利権を確保する
軍事強化にあると考え始めたと聞く
言い換えれば、日本を支配しているしがらみは古い経済体制にも関係しており
物作りからお金でお金を産む金融絶対と、その金融を支配する官僚体制を作り上げれば
結果的に政治支配も可能になる・・・
その意味に置いて、対米追従は絶対条件だったという
参議院で否決されそうだと言う事は、結構色々伝わっていたが
自分も含めて、過去の考え方をする人々は解散はしないし、しそうになれば
可決成立させる・・・その程度に楽観視していた
しかし、この革新官僚達はここで賭けに出た・・・
この計画は既に、飯島や創価学会には伝えてあったという説が濃厚だが
公明党に対して、このまま連立を維持し宗教勢力の中心として低所得者をとりまとめながら
利権は安堵される事の代わりに選挙に踏み切るぞという踏み絵を踏ませた
最終的に、創価学会はそれを呑んだ・・・革新官僚の中に、創価大学出や
創価学会の信者・・・もちろんこの連中は手段としての信仰だけれども、そう言う連中が
多かったからだ
一旦、小泉を見捨てようかと考えていたアメリカにとってこの動きは大歓迎であるし
いずれは緊張状態になるであろう米中関係を考える上でもこの戦略は大いに助けになる
ここでアメリカも古い友人達を全て切り捨てる決心をして郵政民営化絶対成立を条件に
小泉支援の継続を決めた
これで、弱気を見せていた官邸は一挙に巻き返しに出る
参議院で否決させて、一挙に党の大掃除をする・・・そう決めたようだね
様々な利権を与えることで、ホリエモンなども同意したがそれ以上に大きいのは
若手官僚に踏み絵を踏ませて、小泉改革に賛同しなければ役所から放り出す・・・
そこまで強権的になっても、もはや反対の声を上げさせなくさせた事だ
民主党はここまで読めなかったし、自民党以上にまとまりとコミュニケ−ションを欠く
党内事情は完全に出遅れを余儀なくされた
今回の選挙は、小泉独裁を強めるための官製選挙だ
郵政民営化が焦点なのではなく、国家主義を強めようとする
官僚組織がどうなって、この国がどうなっていくのかを占う選挙だ